JP2001150948A - ウォーターガイド構造 - Google Patents

ウォーターガイド構造

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JP2001150948A
JP2001150948A JP33244999A JP33244999A JP2001150948A JP 2001150948 A JP2001150948 A JP 2001150948A JP 33244999 A JP33244999 A JP 33244999A JP 33244999 A JP33244999 A JP 33244999A JP 2001150948 A JP2001150948 A JP 2001150948A
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JP
Japan
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slope
water guide
guide groove
snow
wiper
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Withdrawn
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JP33244999A
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English (en)
Inventor
Takeshi Arai
猛 新井
Yukio Kogori
由紀夫 古郡
Akira Hoshikawa
晃 星川
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication date
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  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ガイド溝のウォーターガイド機能を犠牲にす
ることなく巧みに利用してワイパーによる除雪時の払拭
を確実にして、走行中の良好な視界を確保できるウォー
ターガイド構造を提供する。 【解決手段】 窓ガラス1の表面側縁に装着され、車体
外側方に向かって窓ガラス1から離れる方向に立ち上が
るスロープ4Sを有するサイドモール2のウォーターガ
イド4構造において、該ウォーターガイド4のスロープ
4Sの途中に、開口部が前記窓ガラスの中央方向を向い
たガイド溝5を刻設したことを特徴とするもので、開口
部が窓ガラスの中央方向を向いて形成されているので、
第1回目のワイパーによる一掻きの除雪塊を効果的に捕
捉してガイド溝を埋め、第2回目以降のやや少ない体積
の除雪塊は、最初の一掻きによる除雪塊のガイド溝への
埋設によって連続した斜面となったスロープにより、円
滑に外側方へ放散排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の窓ガラ
ス、特にフロントガラスの前面側縁に装着されるサイド
モールのウォーターガイド構造に関する。
【0002】
【従来の技術】リヤガラスを含めて自動車の窓ガラス、
特にフロントガラスには、降雨時に雨水からの視界を確
保するためにワイパーが設置されており、該ワイパーに
て払拭された雨水あるいはルーフ部分から流れ落ちる雨
水は、フロントガラスの前面側縁に装着されたサイドモ
ール部に形成された樋状のウォーターガイドに沿って流
下するように構成されてる。一方、2mm〜3mm程度
の積雪が見られる降雪時初期には、ワイパーの払拭のみ
によって除雪が行われることが多い。
【0003】このようなワイパーのみによる積雪の除雪
については、初期降雪時の2mm〜3mm程度の僅かな
積雪とはいえ、最初の一掻きによってかなりの体積を払
拭することになるので、最初の一掻きをどのような形態
で行えるかが重要な課題であった。つまり、最初の一掻
きにて確実に除雪されないで雪がサイドモール部に残っ
てしまった場合、ワイパーが動作する度に雪が少しずつ
堆積成長し、順次払拭面積が減少していき、遂には前方
の視界が不良となり、停車しての除雪を余儀なくされる
不具合を生じていた。
【0004】このようなことから、サイドモールを車体
外側方に向かって窓ガラスから離れる方向に立ち上がる
スロープに形成することによって、ワイパーによる払拭
時の除雪を促進できるように構成したものも種々提案さ
れた。そのようなものの1例として、図5に示す実開昭
63−12号公報に開示されたものがある。これは、サ
イドモール12におけるウォーターガイド14を車体外
側方に向かって窓ガラス11から離れる方向に立ち上が
るスロープ14Sに形成することによってワイパーによ
る払拭時の除雪を促進できるように構成し、同時に、ウ
ォーターガイド機能の低下を補うために前記ウォーター
ガイド14のスロープ14Sの末端にウォーターガイド
用の溝15を刻設したものである。このように構成する
ことによって、雨水のウォーターガイド機能を確保した
上で、スロープ14Sを形成したウォーターガイド14
によってワイパーによる払拭時の除雪をも促進しようと
するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例では、溝15によるウォーターガイド機能とスロー
プ14Sによる除雪機能とはそれぞれ独立して作用する
機能であり、確かに雨水は溝15により効果的に排出さ
れ、積雪はスロープ14Sによって効果的に払拭排出さ
れることになった。(溝15はフロントガラスに向けて
凹んで形成されるとから、雪は溝15に落ち込むことな
く、車外に放散される)。ところが、最初の一掻き分の
積雪がワイパーモーターの出力能力を超えた体積であっ
た場合は、一度除雪されないで残ってしまった雪は前記
スロープ14Sが逆効果となって、ワイパーが動作する
度に雪が少しずつ堆積成長して順次払拭面積が減少し、
前方の視界を不良とする不都合が避けられなかった。ま
た、ウォーターガイド用の溝15についても、スロープ
14Sの末端側に刻設されていることもあって、スロー
プ14Sのガラス11側に面した面積が大であるため、
通常の降雨時にガラス11側に回り込む雨水も多くな
り、視界を遮る虞れも生じた。
【0006】そこで本発明は、前記従来のウォーターガ
イド構造の課題を解決して、ガイド溝のウォーターガイ
ド機能を犠牲にすることなく巧みに利用してワイパーに
よる除雪時の払拭を確実にして、走行中の良好な視界を
確保できるウォーターガイド構造を提供することを目的
とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、窓ガ
ラスの表面側縁に装着され、車体外側方に向かって窓ガ
ラスから離れる方向に立ち上がるスロープを有するサイ
ドモールのウォーターガイド構造において、該ウォータ
ーガイドのスロープの途中に、開口部が前記窓ガラスの
中央方向を向いたガイド溝を刻設したことを特徴とする
ものである。また本発明は、前記スロープの傾斜角度を
窓ガラス表面に対して45°以下に構成したことを特徴
とするものである。また本発明は、前記窓ガラスがフロ
ントガラスであることを特徴とするもので、これらを課
題解決のための手段とするものである。
【0008】
【実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に基づい
て説明する。図1から図3は本発明のウォーターガイド
構造の第1実施の形態を示し、図1は要部断面で図2の
A−A断面図、図2はフロントピラーを中心とするフロ
ントガラスの斜視図、図3は図2のB部詳細図である。
本発明は、窓ガラスの表面側縁に装着され、車体外側方
に向かって窓ガラスから離れる方向に立ち上がるスロー
プを有するサイドモールのウォーターガイド構造におい
て、該ウォーターガイドのスロープの途中に、開口部が
窓ガラスの中央方向を向いたガイド溝を刻設したことを
特徴とする。図1に示すように、本実施の形態は、フロ
ントガラス1に施こされた例で、フロントガラス1はそ
の前面(表面)周囲にモールが装着され、その後面(裏
面)周囲にダムラバー7が装着されており、略フロント
ガラス1と同形の車体窓部凹部と前記ダムラバー7の間
に充填された接着層(図示省略)によって接着されて取
り付けられる。
【0009】図2に示すように、フロントガラス1の側
面に位置するフロントピラー3部において、フロントガ
ラス1の表面側縁に装着されるサイドモール2における
ゴム製のウォーターガイド4は、車体外側方に向かって
フロントガラス1から離れる方向に立ち上がるスロープ
4S(図示の例ではやや前方に凸形状に構成されてい
る。)を有し、該スロープ4Sの途中(略中間部)に、
開口部が窓ガラスの中央方向(図示の例では斜め前方)
を向いたガイド溝5を刻設したことを特徴とする。前記
ガイド溝5は、通常は、図3に示すように、雨水の良好
な排水を行う樋としてウォーターガイド機能を発揮す
る。
【0010】このように構成したことにより、図2に示
すように、車両の走行開始時に、フロントガラス1の表
面に2mm〜3mm程度の積雪Sがあって、ワイパーW
の払拭のみによって除雪が行われる場合で、後述する図
4に示されるように、第1回目の一掻きによってワイパ
ー出力限界に迫るかなりの体積S1を払拭することにな
っても、掻上げ途中で除雪量の体積S1の幾分かの量
を、開口部が窓ガラスの中央方向を向いたガイド溝5を
効率よく埋めながらその体積が減少するので、体積が少
なくなった残りの除雪部分は、ガイド溝5の外側のスロ
ープ4Sによって容易かつ円滑に外側方へ放散される。
そして、降雪の続行によってさらにフロントガラス1の
表面に積もり続ける第2回目以降のやや少ない体積S
2、S3の除雪塊は、最初の一掻きによる除雪塊のガイ
ド溝5への埋設によって連続した斜面となったスロープ
4Sにより、円滑に外側方へ放散排出される。
【0011】しかも、前記スロープ4Sの途中に刻設さ
れたガイド溝5は、開口部が窓ガラスの中央方向を向い
て形成されているので、第1回目のワイパーによる一掻
きの除雪塊を効果的に捕捉してガイド溝5を埋めること
を可能にするとともに、通常の降雨時に、フロントガラ
スを流下する雨水およびワイパーによる払拭水がフロン
トピラー3から運転席側の窓ガラスに回り込むことを有
効に阻止することができるので、従来両立し得なかった
雪の掻上げ効率の向上と、ワイパー払拭水等の回込み解
消を同時に達成することが可能となった。
【0012】図4は本発明のウォーターガイド構造の第
2実施の形態を示すもので、本実施の形態では、ウォー
ターガイド4におけるスロープ4Sの傾斜角度を窓ガラ
ス表面に対して45°以下で、好適にはほぼ直線状に形
成したものである。前記スロープ4Sの角度が45°を
越えると、折角ワイパーWにより掻き上げられてきた除
雪塊が、スロープ4Sのフロントガラス1からの立上げ
部分にて停滞する虞れがあるとの実験データに基づくも
ので、45°未満の適度の傾斜角が選定される。本実施
の形態では、ウォーターガイド4自体がサイドモールを
構成し、フロントガラス1の側端縁を包み込み、フロン
トガラス1の裏面のダムラバー7の外側周縁に配設され
た接着層6によってフロントピラー3に隣接する車体窓
部凹部に接着される。このように構成したことにより、
最初の一掻きによってワイパー出力限界に迫る体積の一
部が有効にガイド溝5に埋められた後は、急過ぎない適
度の傾斜角度の連続したスロープによって、順次掻き上
げられる除雪塊は停滞することなく、円滑にスロープ4
S上を排出されていくことになる。
【0013】以上、本発明の各実施の形態について説明
してきたが、本発明の趣旨の範囲内で、スロープ面の形
状、傾斜角度を含むウォーターガイドの形状、材質およ
びそのサイドモールとの関連、ガイド溝の形状、窓ガラ
スの車体への接着形態、ウォーターガイドが設置される
窓ガラスの配設位置(フロントガラスに限らずワイパー
が設置されるリヤガラスであってもよい。)等は適宜採
用できる。
【0014】
【発明の効果】以上詳細に述べてきたように、本発明に
よれば、窓ガラスの表面側縁に装着され、車体外側方に
向かって窓ガラスから離れる方向に立ち上がるスロープ
を有するサイドモールのウォーターガイド構造におい
て、該ウォーターガイドのスロープの途中に、開口部が
前記窓ガラスの中央方向を向いたガイド溝を刻設したこ
とにより、開口部が窓ガラスの中央方向を向いて形成さ
れているので、第1回目のワイパーによる一掻きの除雪
塊を効果的に捕捉してガイド溝を埋めることを可能にし
て、ガラスの表面に積もり続ける第2回目以降のやや少
ない体積の除雪塊は、最初の一掻きによる除雪塊のガイ
ド溝への埋設によって連続した斜面となったスロープに
より、円滑に外側方へ放散排出され、通常の降雨時に
は、フロントガラスを流下する雨水およびワイパーによ
る払拭水がフロントピラーから運転席側の窓ガラスに回
り込むことを有効に阻止することができるので、従来両
立し得なかった雪の掻上げ効率の向上とワイパー払拭水
等の回込み解消を同時に達成することが可能となった。
【0015】また、前記スロープの傾斜角度を窓ガラス
表面に対して45°以下に構成した場合は、最初の一掻
きによってワイパー出力限界に迫る体積の一部が有効に
ガイド溝に埋められた後は、急過ぎない適度の傾斜角度
の連続したスロープによって、順次掻き上げられる除雪
塊は停滞することなく、円滑にスロープ上を排出するこ
とができる。さらに、前記窓ガラスがフロントガラスで
ある場合は、本来走行中に前方から吹きつけてくる走行
風に助長されて、ワイパーにより払拭された除雪塊や雨
水がウォーターガイドにおけるスロープ上を円滑に排出
ないしガイド溝に誘導されることになる。このように、
本発明によれば、ガイド溝のウォーターガイド機能を犠
牲にすることなく巧みに利用してワイパーによる除雪時
の払拭を確実にして、走行中の良好な視界を確保できる
ウォーターガイド構造が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のウォーターガイド構造の第1実施の形
態を示し、要部断面で図2のA−A断面図である。
【図2】同、フロントピラーを中心とするフロントガラ
スの斜視図である。
【図3】同、図2のB部詳細図である。
【図4】本発明のウォーターガイド構造の第2実施の形
態を示す要部断面図である。
【図5】従来のウォーターガイド構造の要部断面図であ
る。
【符号の説明】
1 窓ガラス(フロントガラス) 2 サイドモール 3 フロントピラー 4 ウォータガイド 4S スロープ 5 ガイド溝 6 接着層 7 ダムラバー S 積雪 S1 第1回目の除雪体積 S2 第2回目の除雪体積 S3 第3回目の除雪体積 W ワイパー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窓ガラスの表面側縁に装着され、車体外
    側方に向かって窓ガラスから離れる方向に立ち上がるス
    ロープを有するサイドモールのウォーターガイド構造に
    おいて、該ウォーターガイドのスロープの途中に、開口
    部が前記窓ガラスの中央方向を向いたガイド溝を刻設し
    たことを特徴とするウォーターガイド構造。
  2. 【請求項2】 前記スロープの傾斜角度を窓ガラス表面
    に対して45°以下に構成したことを特徴とする請求項
    1に記載のウォーターガイド構造。
  3. 【請求項3】 前記窓ガラスがフロントガラスであるこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載のウォーターガ
    イド構造。
JP33244999A 1999-11-24 1999-11-24 ウォーターガイド構造 Withdrawn JP2001150948A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015066958A (ja) * 2013-09-26 2015-04-13 富士重工業株式会社 ピラー構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070206