JP3052090U - 自動車フロントガラスの水除去板 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】雪道で融雪剤でのワイパーによる排除水が側方
の窓ガラスに付着して視界を悪くすることを防止して安
全運転を図るものである。 【解決手段】フロントガラスの両側に断面Ｓ字状の水除
去板Ａを取りつけることによってワイパーによる排除液
が後方に流れることなく、上方に飛散する如くなして側
面ガラスの曇りを防ぐことに成功した。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案が属する技術分野】

本考案は、ワイパーで排除するフロントガラスの水を上方に排除する 自動車フロントガラスの水除去板に関する。

【０００２】

【従来の技術】

雨の日ワイパーで排除されたフロントガラスの水は後方に飛ばされ、 側面の窓ガラスに当る。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、雪道や路面が凍結しているときなどでは路面に融雪剤が撒か れていてこの躍ね水がフロントガラスに当り、ワイパーを使用して排除 された融雪剤を含んだ水は後方に飛ばされて側面の窓ガラスに当る。

【０００４】 そしてこの窓が乾くとガラス面は融雪剤によって真白に幕が出来るよ うにこびりつき側面の視界が無くなり側方の確認が不良となるばかりか サイドミラーを確認することもできなくなって非常に危険な状態のまま 走行することとなる。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

冬期間中考案者はこのような危険を強いられているため、この解決に 心掛け本考案に到達したものであって、本考案はフロントガラスの両側 に断面Ｓ字状に形成された板状体を取りつけることによってワイパーで 排除された水は走行中この板によって上方に導かれて後上方に飛ばされ る。

【０００６】 このため側面の窓ガラスにワイパーによる排除水が当ることなく、乾 いた場合でも良好な視界が保てる。

【０００７】

【考案の実施の形態】

添付図面により本考案の実施の形態を説明すると、図１は使用の実施 例図であり、走行中フロントガラスに当った雨水はワイパーによって左 右に排除され両側に設けた除去板によって後上方に飛ばされる。図２は 水除去板の斜視図である。

【０００８】

【実施例】

図２を参照して、本考案の水除去板Ａは断面Ｓ字状をした長尺板であ って、Ｓ字の立上り部でワイパーから排除される水を受け、湾曲部で水 を導いて後上方に飛ばすもので、図１を参照して走行中のスピードによ って水は図示されるように後上方に飛散するため側面の窓ガラスに当る ことを防止できる。

【０００９】 この水除去板の材質については特に限定するものではないが、アルミ のような金属製でも又、合成樹脂或は硬質ゴム製等いずれでもよい。

【００１０】

【考案の効果】

上述のように本考案の自動車フロントガラスの水除去板はこの水除去 板を装着することによって冬期雪道での運転上弊害となっていた融雪剤 による窓の曇りを防止することが出来るため安全な走行が可能となり、 しかもこの除去板に色や模様等の装飾を加えることによってカーアクセ サリーとしても効果的に使用できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】使用の実施例図

【図２】斜視図

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】断面Ｓ字状の板状体であって自動車のフロ
   ントガラスの両側に装着することを特徴とした自動車フ
   ロントガラスの水除去板。