JPH06278028A - アルミナイズ処理品の余剰アルミ除去装置 - Google Patents

アルミナイズ処理品の余剰アルミ除去装置

Info

Publication number
JPH06278028A
JPH06278028A JP9676693A JP9676693A JPH06278028A JP H06278028 A JPH06278028 A JP H06278028A JP 9676693 A JP9676693 A JP 9676693A JP 9676693 A JP9676693 A JP 9676693A JP H06278028 A JPH06278028 A JP H06278028A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
aluminized
fluidized bed
aluminum
bed furnace
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9676693A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Kamimura
正 上村
Akira Tsujimura
明 辻村
Hidetaka Shibata
英孝 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Isuzu Motors Ltd filed Critical Isuzu Motors Ltd
Priority to JP9676693A priority Critical patent/JPH06278028A/ja
Publication of JPH06278028A publication Critical patent/JPH06278028A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】アルミナイズ処理されたNi基耐熱鋼の余剰ア
ルミの除去に際し、ワークを回転させて高温度のセラミ
ックス粒子のエアブラストによって除去処理する。 【構成】ワーク2を保持するワーク保持盤4を流動層炉
1の内部に回転自在に取付け、熱風送風機11により所
定温度の熱風を流動層炉1に送風し、セラミックスの細
粉を流動状態にして吹付け、回転装置13によりワーク
保持盤4を回転駆動して死角を無くしてブラスト処理に
より余剰アルミを除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は浸漬法によりアルミナイ
ズ処理された加工品の余剰なアルミ層を除くアルミナイ
ズ処理品の余剰アルミ除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用部品などに使用されるNi基耐熱
鋼の耐酸化性や耐硫化腐蝕性の向上のため、アルミナイ
ズ処理が従来から用いられている。
【0003】このアルミナイズ処理には浸漬法や粉末パ
ック法があるが、浸漬法では清浄処理した被加工品をア
ルミ溶湯に浸漬した後、表面の余剰アルミの除去のた
め、高温度の熱風にての除去処理や加熱による拡散処
理、またはブラスタを用いてのエアブラスト処理などが
行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の余剰アルミの除
去に際して加熱による拡散処理は素材にアルミを拡散さ
せるため高温度にて長時間の処理を要するので部品の熱
変形の問題があり、熱風にての除去処理は部品の寸法精
度の点では有利であり、また表面の余剰アルミの除去は
可能だが、熱風の当り難い内部は除去が行わないという
欠点がある。
【0005】また、ブラスト処理では例えば特開昭63
−166953号公報や特開昭63−153255号公
報に示された提案があるが、ともにブラスタの接触し難
い内部などの余剰分の除去処理が困難である。
【0006】本発明はこのような従来の問題に鑑みてな
されたものであり、その目的は浸漬法によってアルミナ
イズ処理されたワークを回転自在に保持し、流動層炉を
用いたブラスト処理によりワークの全面の余剰アルミを
除去しようとするアルミナイズ処理品の余剰アルミ除去
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明によれば、浸漬法によりアルミナイズ処理さ
れたワークを保持し回転せしめるワーク保持盤と、該ワ
ーク保持盤を内部に収納して回転駆動する耐熱性の流動
層炉と、該流動層炉内に納められセラミックスの細粒か
らなるブラスタと、前記流動層炉に熱風を圧送してブラ
スタを流動させワークに吹当てて余剰アルミを除去せし
める熱風送風機とを備えたアルミナイズ処理品の余剰ア
ルミ除去装置アルミナイズ処理品の余剰アルミ除去装置
が提供される。
【0008】
【作用】浸漬法によってアルミナイズ処理されたワーク
の余剰のアルミの除去に際し、ワークを回転させて通常
はブラスト処理の陰となる内側の部分までも流動状態の
ブラスタを吹付けて除去処理が行われ、さらにピーニン
グ作用によって表面強度が増大される。
【0009】
【実施例】つぎに本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。
【0010】図1は本発明にかかるアルミナイズ処理品
の余剰アルミ除去装置の一実施例を示す構成図であり、
図2はそのワーク保持盤の斜視図、図3はアルミナイズ
処理品となるワークとして用いるホットプラグの側面図
である。
【0011】これらの図面において、1は流動層炉で内
部にワーク2を納め、熱風を循環させてブラスタを吹付
け、浸漬法によりアルミナイズ処理されたワーク2の余
剰アルミを除去するものである。そして11は熱風送風
機、12は循環管であり、酸化アルミ(Al23 )ま
たは酸化珪素(SiO2 )の粒度50μm〜300μm
の粒子からなるブラスタ3を送風により流動状態として
ワーク2に吹付けるもので、流動層炉1の内部温度は7
00°C〜800°Cの高温度にてブラスト処理し、併
せてピーニング効果により表面の強化を行うものであ
る。
【0012】なお、流動層炉1の内部に設けられたワー
ク保持盤4は複数の保持穴41と、両端部に回転軸42
を備えており、該保持穴41はワーク保持盤4が回転軸
42を中心として回転した場合、取付けられたワーク2
が脱落しない所定のクランプ機構が設けられている。そ
して回転軸42は流動層炉1に配置された回転装置14
によって回転駆動されるように構成されている。
【0013】このように構成された本実施例により図3
に示すワークの一例のホットプラグについての除去処理
を説明すると、該ワークはニッケル基耐熱鋼を素材と
し、その内部に図示のような曲った貫通穴21を有する
ものであるが、まず図1に示すようにワーク保持盤4の
各保持穴41にワーク2をそれぞれ装着させてクランプ
機構により保持させ、ワーク保持盤4は回転装置13に
より回転駆動されるように炉内に取付ける。
【0014】ついで、熱風送風機11を駆動させて70
0°C〜800°Cの熱風を送風し、流動層炉1に納め
たブラスタ3が流動状態になるように送風量を調整し、
この状態にて回転装置13を作動させてワーク保持盤4
を駆動する。
【0015】図4(A,B,C)はそれぞれ流動層炉1
の内部におけるワーク保持盤4を回転させた状態を示す
説明図であり、図4(A)においてはワーク2の下面や
下側面、貫通穴21の内面が流動状態のブラスタ3によ
ってブラスト処理が行われ、図4(B)ではワーク2の
上面や下面、側面が、図4(C)ではワーク2の上面や
上側面および貫通穴21の内壁などがそれぞれブラスト
処理されることになり、したがって通常では処理し難い
貫通穴21の内壁面までも余剰アルミがブラスト処理に
よって除去されることになる。
【0016】以上、本発明を上述の実施例によって説明
したが、本発明の主旨の範囲内で種々の変形が可能であ
り、これらの変形を本発明の範囲から排除するものでは
ない。
【0017】
【発明の効果】上述の実施例のように本発明によれば、
浸漬法によるアルミナイズ処理品の外面の余剰アルミの
除去に際し、ワークを回転自在なワーク保持盤に取付け
て流動層炉内に納め、セラミックスの細粒をブラスタと
して熱風送風機により流動状態にし、ワークを回転させ
ながらブラスト処理を行うので、ワークの外面の余剰ア
ルミはもちろんの事、ワーク内部の曲った穴の内壁面ま
でブラスタが到達して余剰アルミが除去される効果が得
られ、またブラスト処理により圧縮残留応力が付与され
てピーニング効果により表面強度が増大する利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるアルミナイズ処理品の余剰アル
ミ除去装置の一実施例を示す構成図である。
【図2】本実施例におけるワーク保持盤の斜視図であ
る。
【図3】本実施例に用いたワークとなるホットプラグの
側面図である。
【図4】ワーク保持盤を回転させた状態の説明図であ
る。
【符号の説明】
1…流動層炉 2…ワーク 3…ブラスタ 4…ワーク保持盤 11…熱風送風機 13…回転装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】浸漬法によりアルミナイズ処理されたワー
    クを保持し回転せしめるワーク保持盤と、該ワーク保持
    盤を内部に収納して回転駆動する耐熱性の流動層炉と、
    該流動層炉内に納められセラミックスの細粒からなるブ
    ラスタと、前記流動層炉に熱風を圧送してブラスタを流
    動させワークに吹当てて余剰アルミを除去せしめる熱風
    送風機とを備えたことを特徴とするアルミナイズ処理品
    の余剰アルミ除去装置。
  2. 【請求項2】前記のワークの素材はニッケル基耐熱鋼で
    あることを特徴とする請求項1記載のアルミナイズ処理
    品の余剰アルミ除去装置。
  3. 【請求項3】前記のブラスタは酸化アルミか酸化珪素の
    いずれかの粒径50μm乃至300μmの細粒を用いた
    ことを特徴とする請求項1記載のアルミナイズ処理品の
    余剰アルミ除去装置。
  4. 【請求項4】前記の流動層炉の内部温度は700°C乃
    至800°Cに設定したことを特徴とする請求項1記載
    のアルミナイズ処理品の余剰アルミ除去装置。
JP9676693A 1993-03-31 1993-03-31 アルミナイズ処理品の余剰アルミ除去装置 Pending JPH06278028A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9676693A JPH06278028A (ja) 1993-03-31 1993-03-31 アルミナイズ処理品の余剰アルミ除去装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9676693A JPH06278028A (ja) 1993-03-31 1993-03-31 アルミナイズ処理品の余剰アルミ除去装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06278028A true JPH06278028A (ja) 1994-10-04

Family

ID=14173764

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9676693A Pending JPH06278028A (ja) 1993-03-31 1993-03-31 アルミナイズ処理品の余剰アルミ除去装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06278028A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5733392A (en) * 1996-06-27 1998-03-31 Usher; Michael Method of surface treating metal parts
KR102041078B1 (ko) * 2019-07-29 2019-11-05 이두성 워터젯용 연마재 재생 시스템 및 이를 이용한 연마재 재생 방법

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5733392A (en) * 1996-06-27 1998-03-31 Usher; Michael Method of surface treating metal parts
WO1999049096A1 (en) * 1996-06-27 1999-09-30 Michael Usher Apparatus of surface treating metal parts
KR102041078B1 (ko) * 2019-07-29 2019-11-05 이두성 워터젯용 연마재 재생 시스템 및 이를 이용한 연마재 재생 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5231767B2 (ja) 内燃機関のクランク室をマスキングするマスキング・システム
US4769092A (en) Variable cooling device for turbo engine wall parts
JP2001260027A (ja) ショットピーニング装置
JP2008025028A (ja) シリンダ孔の遮蔽装置
JPH06278028A (ja) アルミナイズ処理品の余剰アルミ除去装置
JP2003334626A (ja) 金属管の回転成形方法およびその回転成形装置
EP0672194B1 (en) Method and apparatus for controlling heat transfer between a container and workpieces
JPS5762859A (en) Method and furnace for aluminum brazing using protective atmosphere
JP4770238B2 (ja) 厚鋼板の温間ショットピーニング方法
TW201839172A (zh) 搪瓷塗覆裝置以及搪瓷塗覆方法
JP3498191B2 (ja) 熱処理炉
JPH06277971A (ja) 加工機におけるワーク支持装置及びこれを用いたワークの加工方法
JP6905947B2 (ja) 熱処理炉
US1412152A (en) Hardening and annealing furnace
JP2003025226A (ja) サンドブラスト装置
JP2006055977A (ja) ショットブラスト装置
JPH0533047A (ja) 歯車部品のシヨツトピーニング方法
CN219470101U (zh) 一种退火炉冷却装置
JPH10158730A (ja) 金属の熱処理法
JPH07116610B2 (ja) 熱処理装置
JP2022127805A (ja) ロータリーキルン、ロータリーキルンの製造方法、及びロータリーキルンの改修方法
JPS6016294A (ja) 流動層炉による金属ワ−クの部分加熱方法
JPH01147052A (ja) イオン浸炭炉の操業方法および装置
JP5327507B2 (ja) 高速炉床回転式焼成炉
JPH021888B2 (ja)