JPH021888B2 - - Google Patents
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- JPH021888B2 JPH021888B2 JP19456285A JP19456285A JPH021888B2 JP H021888 B2 JPH021888 B2 JP H021888B2 JP 19456285 A JP19456285 A JP 19456285A JP 19456285 A JP19456285 A JP 19456285A JP H021888 B2 JPH021888 B2 JP H021888B2
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21C—PROCESSING OF PIG-IRON, e.g. REFINING, MANUFACTURE OF WROUGHT-IRON OR STEEL; TREATMENT IN MOLTEN STATE OF FERROUS ALLOYS
- C21C5/00—Manufacture of carbon-steel, e.g. plain mild steel, medium carbon steel or cast steel or stainless steel
- C21C5/28—Manufacture of steel in the converter
- C21C5/42—Constructional features of converters
- C21C5/46—Details or accessories
- C21C5/4606—Lances or injectors
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21C—PROCESSING OF PIG-IRON, e.g. REFINING, MANUFACTURE OF WROUGHT-IRON OR STEEL; TREATMENT IN MOLTEN STATE OF FERROUS ALLOYS
- C21C1/00—Refining of pig-iron; Cast iron
- C21C1/02—Dephosphorising or desulfurising
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
- Refinement Of Pig-Iron, Manufacture Of Cast Iron, And Steel Manufacture Other Than In Revolving Furnaces (AREA)
- Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、溶融金属、執中、溶銑・溶鋼の冶金
学的処理に用いられるランスパイプの表面被覆耐
火物を当該ランスパイプ使用中において熱間又は
常温で補修し、以つてランスパイプの継続的使用
を可能ならしめるところの、新規にして産業利用
性の高い溶融金属処理用ランスパイプの被覆耐火
物補修装置に関する。
学的処理に用いられるランスパイプの表面被覆耐
火物を当該ランスパイプ使用中において熱間又は
常温で補修し、以つてランスパイプの継続的使用
を可能ならしめるところの、新規にして産業利用
性の高い溶融金属処理用ランスパイプの被覆耐火
物補修装置に関する。
[従来の技術]
近年、製鉄・製鋼工場に於ては、従来から行わ
れているところの、転炉など鉄鋼の溶製炉に於る
ランスパイプによる酸素吹精の外に、該ランスパ
イプを介して、溶融鉄鋼の運搬容器であるトピー
ドやレードル内に酸素を吹き込み、或は窒素など
の不活性ガスをキヤリアーとして精練剤を吹き込
むなど、ランスパイプを用いて溶融金属即ち溶
銑・溶鋼を冶金学的に処理する操作が、盛んであ
る。
れているところの、転炉など鉄鋼の溶製炉に於る
ランスパイプによる酸素吹精の外に、該ランスパ
イプを介して、溶融鉄鋼の運搬容器であるトピー
ドやレードル内に酸素を吹き込み、或は窒素など
の不活性ガスをキヤリアーとして精練剤を吹き込
むなど、ランスパイプを用いて溶融金属即ち溶
銑・溶鋼を冶金学的に処理する操作が、盛んであ
る。
ところで、上記溶融金属処理用ランスパイプ
は、主に金属製のパイプで構成され、二重管とし
て水冷される場合もあるが、管の表面を耐火物で
被覆される場合が多い。このランスパイプは、使
用に際し溶融金属に浸漬されるか、溶融金属、ま
たは滓の飛末に接触するため、表面の被覆耐火物
は、溶損、亀裂、剥離などの損耗の他、地金・
滓、さらには吹き込んだ精練剤の一部などが付着
して、これらが溶融金属処理用ランスパイプの連
続長期使用を阻害している現状である。
は、主に金属製のパイプで構成され、二重管とし
て水冷される場合もあるが、管の表面を耐火物で
被覆される場合が多い。このランスパイプは、使
用に際し溶融金属に浸漬されるか、溶融金属、ま
たは滓の飛末に接触するため、表面の被覆耐火物
は、溶損、亀裂、剥離などの損耗の他、地金・
滓、さらには吹き込んだ精練剤の一部などが付着
して、これらが溶融金属処理用ランスパイプの連
続長期使用を阻害している現状である。
また、前記のランスパイプにおける局部的な被
覆耐火物の損耗は、ランスパイプ本体の金属製パ
イプに不均一な熱影響を及ぼし、歪曲・溶断等の
事故を惹起する原因ともなつている。
覆耐火物の損耗は、ランスパイプ本体の金属製パ
イプに不均一な熱影響を及ぼし、歪曲・溶断等の
事故を惹起する原因ともなつている。
如上のランスパイプの被覆耐火物の損耗乃至は
異物付着に対する従来対応策は、ランスパイプ使
用後、熱間又は常温で、補修耐火物を掌で摺り付
ける如きパツチング補修や、圧搾空気で耐火物を
吹き飛ばす吹付補修方法が主なものであり、これ
らは、いずれも確実性が著しく低く、而も非能率
的の上、脱落や、リバウンドがあつて不経済であ
るばかりか、補修表面が平滑に仕上り難く、反つ
て異物の表面付着を助長するなどの問題点があ
る。
異物付着に対する従来対応策は、ランスパイプ使
用後、熱間又は常温で、補修耐火物を掌で摺り付
ける如きパツチング補修や、圧搾空気で耐火物を
吹き飛ばす吹付補修方法が主なものであり、これ
らは、いずれも確実性が著しく低く、而も非能率
的の上、脱落や、リバウンドがあつて不経済であ
るばかりか、補修表面が平滑に仕上り難く、反つ
て異物の表面付着を助長するなどの問題点があ
る。
また吹付補修方法で補修された補修部は、一般
的に求められる緻密な耐火物体とは異なり、著し
く粗の状態となり耐用性も低い。
的に求められる緻密な耐火物体とは異なり、著し
く粗の状態となり耐用性も低い。
従つて、今日、溶融金属の冶金学的処理操作に
多用されるようになつたランスパイプの被覆耐火
物の損耗乃至は異物付着についての効果的対応策
は、未だ見出されていない現状である。
多用されるようになつたランスパイプの被覆耐火
物の損耗乃至は異物付着についての効果的対応策
は、未だ見出されていない現状である。
[発明が解決しようとする問題点]
本発明装置は、新規構成により、ランスパイプ
の被覆耐火物の損耗の修復及び該被覆耐火物に付
着する異物の除去を、当該ランスパイプの使用途
次において最も効果的に行うことによつて、ラン
スパイプの長期連続使用を可能ならしめると共
に、ランスパイプの被覆耐火物の損耗に伴うラン
スパイプ本体の事故の虞れを除去し、以て斯界の
懸案を根本的に解決せんとするものである。
の被覆耐火物の損耗の修復及び該被覆耐火物に付
着する異物の除去を、当該ランスパイプの使用途
次において最も効果的に行うことによつて、ラン
スパイプの長期連続使用を可能ならしめると共
に、ランスパイプの被覆耐火物の損耗に伴うラン
スパイプ本体の事故の虞れを除去し、以て斯界の
懸案を根本的に解決せんとするものである。
[問題点を解決するための手段]
本発明装置は、稼動時に下降して、溶融金属を
受容した取鍋等の中に浸漬して各種処理を行う溶
融金属処理用ランスパイプ1の上昇時の適宜上下
位置において、該ランスパイプ1を段階的且つ効
果的に補修するものであつて、2は、本発明装置
の最下段に配設せられる解削機であり、ランスパ
イプ1を適宜の上下位置に挟持して、当該ランス
パイプ1被覆耐火物表面附着の滓・地金・溶融金
属処理剤等の異物を解削除去し得る如く構成され
るものとする。
受容した取鍋等の中に浸漬して各種処理を行う溶
融金属処理用ランスパイプ1の上昇時の適宜上下
位置において、該ランスパイプ1を段階的且つ効
果的に補修するものであつて、2は、本発明装置
の最下段に配設せられる解削機であり、ランスパ
イプ1を適宜の上下位置に挟持して、当該ランス
パイプ1被覆耐火物表面附着の滓・地金・溶融金
属処理剤等の異物を解削除去し得る如く構成され
るものとする。
この場合において、複数個の解削機2……2を
適宜に回動して、同一高さ位置のランスパイプ1
全周面の異物を解削除去し得る如くすれば、好適
である。
適宜に回動して、同一高さ位置のランスパイプ1
全周面の異物を解削除去し得る如くすれば、好適
である。
3は、冷熱風噴出環であつて、前記解削機2上
方に配置され、ランスパイプ1の挿通・上下動自
在の中空部4を有して、解削機2の高さ位置より
引上げられたランスパイプ1附着塵埃の風圧によ
る除去、補修適温付与及び補修耐火物の乾燥をラ
ンスパイプ1周縁囲繞状に行い得る如く構成され
るものとする。
方に配置され、ランスパイプ1の挿通・上下動自
在の中空部4を有して、解削機2の高さ位置より
引上げられたランスパイプ1附着塵埃の風圧によ
る除去、補修適温付与及び補修耐火物の乾燥をラ
ンスパイプ1周縁囲繞状に行い得る如く構成され
るものとする。
この場合において、附着塵埃除去は、下方位置
の解削機2の異物除去時における塵埃附着の後を
承けて行われると共に、上方位置の後述の耐火物
圧接補修機5により処理されるべき補修用耐火物
6のランスパイプ1表面への接着性を良好ならし
めんとするものであり、また補修適温付与は、之
亦、上方位置の耐火物圧接補修機5による圧接補
修に備えるものであり、而して、補修耐火物の乾
燥は、耐火物圧接補修機5による圧接補修の後を
承けるものであつて、これらの点において、解削
機2、冷熱風噴出環3及び耐火物圧接補修機5の
上下位置及びそれぞれの構成・機能は、有機的関
連性を有するものである。
の解削機2の異物除去時における塵埃附着の後を
承けて行われると共に、上方位置の後述の耐火物
圧接補修機5により処理されるべき補修用耐火物
6のランスパイプ1表面への接着性を良好ならし
めんとするものであり、また補修適温付与は、之
亦、上方位置の耐火物圧接補修機5による圧接補
修に備えるものであり、而して、補修耐火物の乾
燥は、耐火物圧接補修機5による圧接補修の後を
承けるものであつて、これらの点において、解削
機2、冷熱風噴出環3及び耐火物圧接補修機5の
上下位置及びそれぞれの構成・機能は、有機的関
連性を有するものである。
前述の如く、冷熱風噴出環3上方部に配設され
る耐火物圧接補修機5は、適宜上下位置のランス
パイプ1の周縁囲繞状の補修耐火物受容部7に適
宜方法で補給される補修用耐火物6を、圧接用バ
イブレータ8の振動により、当該ランスパイプ1
周面の補修耐火物層に形成し得る如く構成される
ものとする。
る耐火物圧接補修機5は、適宜上下位置のランス
パイプ1の周縁囲繞状の補修耐火物受容部7に適
宜方法で補給される補修用耐火物6を、圧接用バ
イブレータ8の振動により、当該ランスパイプ1
周面の補修耐火物層に形成し得る如く構成される
ものとする。
之を要するに、本発明装置は、上述の解削機
2、冷熱風噴出環3及び耐火物圧接補修機5の三
者を下方より上方に一連配置して、溶融金属処理
用ランスパイプ1の使用時懸吊態様において、当
該ランスパイプ1の上下動による補修を任意自在
に行い得る如く構成されるものである。
2、冷熱風噴出環3及び耐火物圧接補修機5の三
者を下方より上方に一連配置して、溶融金属処理
用ランスパイプ1の使用時懸吊態様において、当
該ランスパイプ1の上下動による補修を任意自在
に行い得る如く構成されるものである。
[作用]
本発明装置においては、使用時懸吊態様におけ
るランスパイプ1の作動後、該ランスパイプ1を
上昇せしめて、まず本発明装置最下段の解削機2
に修理部位を対応せしめ、該解削機2を始動して
ランスパイプ1被覆耐火物表面附着の滓・地金・
溶融金属処理剤等の異物を解削除去する。
るランスパイプ1の作動後、該ランスパイプ1を
上昇せしめて、まず本発明装置最下段の解削機2
に修理部位を対応せしめ、該解削機2を始動して
ランスパイプ1被覆耐火物表面附着の滓・地金・
溶融金属処理剤等の異物を解削除去する。
次に当該ランスパイプ1を更に上昇せしめて修
理部位を冷熱風噴出環3の中空部4に位置せし
め、ランスパイプ1周縁囲繞状に冷風を噴出し
て、前記ランスパイプ1解削時に付着した塵埃を
吹き飛ばして補修耐火物の接着性を良くすると共
に、当該ランスパイプ1の表面温度を速かに補修
適温に冷却する。若し補修適温以上で補修する
と、補修耐火物に配合した液体が蒸発し、該蒸発
時に補修耐火物中に気泡を作つて、当該補修耐火
物のランスパイプ1表面付着を阻害し、また、補
修適温以下となると、補修耐火物の乾燥に長時間
を要し、当該ランスパイプ1の連続的使用を困難
ならしめる。従つて、冷熱風噴出環3によつて、
補修適温たる100℃前後に調整すれば、後述の耐
火物圧接補修機5による補修を極めて効果的なら
しめる所以となる。
理部位を冷熱風噴出環3の中空部4に位置せし
め、ランスパイプ1周縁囲繞状に冷風を噴出し
て、前記ランスパイプ1解削時に付着した塵埃を
吹き飛ばして補修耐火物の接着性を良くすると共
に、当該ランスパイプ1の表面温度を速かに補修
適温に冷却する。若し補修適温以上で補修する
と、補修耐火物に配合した液体が蒸発し、該蒸発
時に補修耐火物中に気泡を作つて、当該補修耐火
物のランスパイプ1表面付着を阻害し、また、補
修適温以下となると、補修耐火物の乾燥に長時間
を要し、当該ランスパイプ1の連続的使用を困難
ならしめる。従つて、冷熱風噴出環3によつて、
補修適温たる100℃前後に調整すれば、後述の耐
火物圧接補修機5による補修を極めて効果的なら
しめる所以となる。
因に、ランスパイプ1の1回の上昇で適温に至
らない場合は、当該ランスパイプ1を適宜上下す
れば良い。
らない場合は、当該ランスパイプ1を適宜上下す
れば良い。
ランスパイプ1による溶融金属処理操作が長期
間中断されている場合は、該処理操作再開前に、
冷熱風噴出環3より熱風を噴出して加熱のうえ、
上昇補修又は下降使用すれば良い。
間中断されている場合は、該処理操作再開前に、
冷熱風噴出環3より熱風を噴出して加熱のうえ、
上昇補修又は下降使用すれば良い。
冷熱風噴出環3の作動後、当該ランスパイプ1
を更に上昇して、耐火物圧接補修機5位置に至ら
しめ、ランスパイプ1周縁囲繞状の補修耐火物受
容部7に補給される補修用耐火物6を圧接用バイ
ブレータ8により振動して、以て当該ランスパイ
プ1周面に補修耐火物層を形成する。
を更に上昇して、耐火物圧接補修機5位置に至ら
しめ、ランスパイプ1周縁囲繞状の補修耐火物受
容部7に補給される補修用耐火物6を圧接用バイ
ブレータ8により振動して、以て当該ランスパイ
プ1周面に補修耐火物層を形成する。
然る後、ランスパイプ1を下降して、再び冷熱
風噴出環3位置に至らしめ、熱風の噴出により当
該補修耐火物層を乾燥し、依て以て一連の補修工
程が、ランスパイプ1の使用時懸吊態様におい
て、極めて短時間に、最も効果的に完了すること
となり、而してランスパイプ1被覆耐火物の補修
は、如上の操作により、ランスパイプ1の全周面
又は特定部位の周面について、任意自在に行われ
るものである。
風噴出環3位置に至らしめ、熱風の噴出により当
該補修耐火物層を乾燥し、依て以て一連の補修工
程が、ランスパイプ1の使用時懸吊態様におい
て、極めて短時間に、最も効果的に完了すること
となり、而してランスパイプ1被覆耐火物の補修
は、如上の操作により、ランスパイプ1の全周面
又は特定部位の周面について、任意自在に行われ
るものである。
[実施例]
解削機2は、多数のブレード9……9をブレー
ド軸10にルーズに装着して成るブレード部11
の複数個を解削機主軸12周囲に連結配置して、
該解削機主軸12の回転に伴う遠心力によるブレ
ード9……9の公転的回転により、該ブレード9
……9がランスパイプ1表面に衝撃的に接触する
如くすれば、極めて効果的である。
ド軸10にルーズに装着して成るブレード部11
の複数個を解削機主軸12周囲に連結配置して、
該解削機主軸12の回転に伴う遠心力によるブレ
ード9……9の公転的回転により、該ブレード9
……9がランスパイプ1表面に衝撃的に接触する
如くすれば、極めて効果的である。
この場合において、第2図に示す如く各ブレー
ド軸10……10が解削機主軸12方向に下方傾
斜して、以て、ランスパイプ1表面付着異物の解
削が、当該ランスパイプ1の上昇に伴つて、まず
ランスパイプ1表面の最大突起異物より徐々に解
削して、解削機2最上部においては解削後のラン
スパイプ1外径が所定寸法となるように設定すれ
ば、極めて好適である。
ド軸10……10が解削機主軸12方向に下方傾
斜して、以て、ランスパイプ1表面付着異物の解
削が、当該ランスパイプ1の上昇に伴つて、まず
ランスパイプ1表面の最大突起異物より徐々に解
削して、解削機2最上部においては解削後のラン
スパイプ1外径が所定寸法となるように設定すれ
ば、極めて好適である。
次に、冷熱風噴出環3においては、第4図に示
す如く、熱風は、バーナ13による油又はガスの
燃焼にて燃焼室14で生成され、噴出環部15を
介してランスパイプ1周縁囲繞状に噴出するよう
にし、また、冷風の場合は、熱風生成時の油又は
ガスを止めて燃焼用空気のみを噴出して、熱風同
様ランスパイプ1周面に誘導すれば良い。
す如く、熱風は、バーナ13による油又はガスの
燃焼にて燃焼室14で生成され、噴出環部15を
介してランスパイプ1周縁囲繞状に噴出するよう
にし、また、冷風の場合は、熱風生成時の油又は
ガスを止めて燃焼用空気のみを噴出して、熱風同
様ランスパイプ1周面に誘導すれば良い。
冷熱風噴出環3は、第4図に示す如く、縦二つ
割として、1対のヒンジ16,16を中心として
該ヒンジ16,16と連結するエアシリンダ1
7,17により開閉自在とすれば、極めて好適で
ある。
割として、1対のヒンジ16,16を中心として
該ヒンジ16,16と連結するエアシリンダ1
7,17により開閉自在とすれば、極めて好適で
ある。
耐火物圧接補修機5においては、第5図に示す
如く、補修耐火物受容部7下部にランスパイプ1
被覆耐火物の補修外径を決定する断面テーパ状の
ダイス部18を配設し、補修耐火物受容部7に必
要量一括投入される補修用耐火物6を圧接用バイ
ブレータ8の始動によりダイス部18方向へ振動
流下せしめ、ランスパイプ1の降下運動と相まつ
て補修耐火物6の圧接を行うのが効果的であり、
この場合、圧接用バイブレータ8を取付け角度調
整可能なる如く構成されるのが望ましい。
如く、補修耐火物受容部7下部にランスパイプ1
被覆耐火物の補修外径を決定する断面テーパ状の
ダイス部18を配設し、補修耐火物受容部7に必
要量一括投入される補修用耐火物6を圧接用バイ
ブレータ8の始動によりダイス部18方向へ振動
流下せしめ、ランスパイプ1の降下運動と相まつ
て補修耐火物6の圧接を行うのが効果的であり、
この場合、圧接用バイブレータ8を取付け角度調
整可能なる如く構成されるのが望ましい。
なお、耐火物圧接補修機5は、冷熱風噴出環3
同様に、二つ割り機構とされるのが望ましい。因
に、図面中の19は、補修耐火物受容部7・ダイ
ス部18間を連接するラバーシート、ラバーパイ
プ等の連接部、20は本発明装置載置面である。
同様に、二つ割り機構とされるのが望ましい。因
に、図面中の19は、補修耐火物受容部7・ダイ
ス部18間を連接するラバーシート、ラバーパイ
プ等の連接部、20は本発明装置載置面である。
[発明の効果]
本発明においては、前記構成よりして明らかな
如く、ランスパイプの使用時懸吊態様において、
ランスパイプ被覆耐火物の補修が異物の解削・冷
熱風噴出・圧接補修の3工程を当該ランスパイプ
の上下動に伴つて有機的に結合して連続的に行う
ことにより、極めて効果的に行われ、ランスパイ
プの連続使用の可能化、補修効率の極大化、補修
コストの低廉化、作業の容易化等の点において、
その産業利用性は卓越している。
如く、ランスパイプの使用時懸吊態様において、
ランスパイプ被覆耐火物の補修が異物の解削・冷
熱風噴出・圧接補修の3工程を当該ランスパイプ
の上下動に伴つて有機的に結合して連続的に行う
ことにより、極めて効果的に行われ、ランスパイ
プの連続使用の可能化、補修効率の極大化、補修
コストの低廉化、作業の容易化等の点において、
その産業利用性は卓越している。
第1図は、本発明装置の正面図、第2図及び第
3図は、それぞれ解削機の正面図及び一部切欠平
面図、第4図は冷熱風噴出環の横断面図、第5図
は耐火物圧接補修機の説明図である。 図面中、1はランスパイプ、2は解削機、3は
冷熱風噴出環、4は中空部、5は耐火物圧接補修
機、6は補修用耐火物、7は補修耐火物受容部、
8はバイブレータ、9……9はブレード、10は
ブレード軸、11はブレード部、12は解削機主
軸、18はダイス部である。
3図は、それぞれ解削機の正面図及び一部切欠平
面図、第4図は冷熱風噴出環の横断面図、第5図
は耐火物圧接補修機の説明図である。 図面中、1はランスパイプ、2は解削機、3は
冷熱風噴出環、4は中空部、5は耐火物圧接補修
機、6は補修用耐火物、7は補修耐火物受容部、
8はバイブレータ、9……9はブレード、10は
ブレード軸、11はブレード部、12は解削機主
軸、18はダイス部である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 稼動時下降・補修時上昇自在とした溶融金属
処理用ランスパイプ1の上昇時に、該ランスパイ
プ1を適宜の上下位置に挟持して、当該ランスパ
イプ1被覆耐火物表面附着の滓・地金・溶融金属
処理剤等の異物を解削除去する解削機2、ランス
パイプ1を挿通・上下動自在の中空部4を有して
前記解削機2上方に配置され、適宜上下位置のラ
ンスパイプ1付着塵埃の風圧による除去、補修適
温付与及び補修耐火物の乾燥をランスパイプ1周
縁囲繞状に行う冷熱風噴出環3、並びに、前記冷
熱風噴出環3上方に配置され、適宜上下位置のラ
ンスパイプ1周縁囲繞状の補修耐火物受容部7に
補給される補修用耐火物6を圧接用バイブレータ
8により振動して当該ランスパイプ1周面に補修
耐火物層を形成する如くした耐火物圧接補修機5
の三者を上下一連に配置して、溶融金属処理用ラ
ンスパイプ1の使用時懸吊態様における上下動に
より補修自在なる如くした、溶融金属処理用ラン
スパイプの被覆耐火物補修装置。 2 解削機2が、多数のブレード9……9をブレ
ード軸10にルーズに装着して成るブレード部1
1の複数個を解削機主軸12周囲に連結配置し
て、該解削機主軸12の回転に伴う遠心力による
ブレード9……9の公転的回転によりランスパイ
プ1付着異物を解削し得る如く構成された、特許
請求の範囲第1項記載の溶融金属処理用ランスパ
イプの被覆耐火物補修装置。 3 ブレード軸10……10が解削機主軸12方
向に下方傾斜する、特許請求の範囲第2項記載の
溶融金属処理用ランスパイプの被覆耐火物補修装
置。 4 耐火物圧接補修機5が、補修耐火物受容部7
下部にランスパイプ1被覆耐火物の補修外径を決
定する断面テーパ状のダイス部18を有する、特
許請求の範囲第1項記載の溶融金属処理用ランス
パイプの被覆耐火物補修装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19456285A JPS6254015A (ja) | 1985-09-02 | 1985-09-02 | 溶融金属処理用ランスパイプの被覆耐火物補修装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19456285A JPS6254015A (ja) | 1985-09-02 | 1985-09-02 | 溶融金属処理用ランスパイプの被覆耐火物補修装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6254015A JPS6254015A (ja) | 1987-03-09 |
JPH021888B2 true JPH021888B2 (ja) | 1990-01-16 |
Family
ID=16326595
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19456285A Granted JPS6254015A (ja) | 1985-09-02 | 1985-09-02 | 溶融金属処理用ランスパイプの被覆耐火物補修装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6254015A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2679570B1 (fr) * | 1991-07-25 | 1993-11-12 | Sollac | Dispositif de decrassage d'une lance de soufflage dans un recipient metallurgique, notamment un convertisseur d'acierie. |
JP5943183B2 (ja) * | 2011-05-12 | 2016-06-29 | Jfeスチール株式会社 | 精錬炉用吹錬ランスの付着物除去装置 |
-
1985
- 1985-09-02 JP JP19456285A patent/JPS6254015A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6254015A (ja) | 1987-03-09 |
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