JPH0627760U - カセットの位置決め機構 - Google Patents

カセットの位置決め機構

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JPH0627760U
JPH0627760U JP6475592U JP6475592U JPH0627760U JP H0627760 U JPH0627760 U JP H0627760U JP 6475592 U JP6475592 U JP 6475592U JP 6475592 U JP6475592 U JP 6475592U JP H0627760 U JPH0627760 U JP H0627760U
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JP
Japan
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cassette
conveyor
stopper
clamp
positioning mechanism
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Application number
JP6475592U
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English (en)
Inventor
宏 小笠
弘一 水田
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Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shinmaywa Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単な構造でカセットの確実な固定を可能とす
るとともに、この固定を解放したときカセットの分離動
作が円滑に行われるようにする。 【構成】多数枚の基板が収容されるカセット24を、コ
ンベヤ22上の所定位置P1 ,P2 に固定するものであ
って、コンベヤ22上を移動するカセット24の前方位
置に対してコンベヤ22の下方から昇降可能に設けられ
たストッパ2と、このストッパ2の近傍に設けられ、カ
セット24の一側面F1 が当接可能となされた基準壁体
3と、この基準壁体3と正対し、カセット24の他側面
2 を進退可能に押圧してカセット24の位置決めが可
能となされた固定手段4とからなることを特徴としてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、基板に薄膜を形成する成膜装置等の技術分野で利用され、特に、 この基板の多数枚が収容されたカセットを成膜装置の近傍に臨むコンベヤ上の所 定位置で一時固定をする位置決め機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ウエハ、ディスクおよびガラス等を包含する基板の多数枚を収容するカセット は、成膜装置等の加工設備の近傍までコンベヤで搬送してこのコンベヤ上の所定 位置に位置決めの固定がなされたのち、移載ロボットによってカセット内の基板 を成膜装置に装填したり、成膜加工の終わった基板を再びカセット内に収納した りする移載作業が行われている。
【0003】 カセットの位置決め機構としては、従来、コンベヤの搬送方向に沿ったカセッ トの前後方向および左右方向の位置決めをする構造物と、カセットをこの位置で 固定するためクランプ手段とを備えたものが数多く提供されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来の位置決め機構はカセットを密に固定しようとしてカセットとク ランプ手段とのはめあい公差等を小さくすると、クランプ手段の固定力を取り除 いてもカセットがクランプ手段から完全に分離しない状態で下流側に搬送される 。
【0005】 このことは、カセットが搬送方向に対して傾いたまま進行し、コンベヤのサイ ドガイドにカセットが引っ掛かって搬送路を塞ぐために、作業性および生産性が 大幅に低下するという不具合があった。
【0006】 そこで、前記はめあい公差を大きくしてカセットがクランプ手段から容易に分 離できるようにすることが考えられるが、固定精度が大きく低下する欠点がある 。
【0007】 また、コンベヤの幅やサイドガイドの形状を改良したり、固定状態を解放した カセットを別個に設けたシリンダ等で強制的に分離させたりすることも提案され ているが、構造が複雑になって設備費も増大するなどの問題があった。
【0008】 この考案は、このような従来の事情から見て、簡単な構造でカセットの確実な 固定を可能とするとともに、固定解放時にカセットの分離動作が円滑に行われる ようにしたカセットの位置決め機構を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この考案のカセットの位置決め機構は、多数枚の基板が収容されるカセットを 、コンベヤ上の所定位置に固定するためのものであって、コンベヤ上を移動する カセットの前方位置に対してコンベヤの下方から昇降可能に設けられたストッパ と、このストッパの近傍に設けられ、カセットの一側面が当接可能となされた基 準壁体と、この基準壁体と正対し、カセットの他側端部を進退可能に押圧してカ セットの位置決めが可能となされた固定手段とからなるものである。
【0010】
【作用】
ストッパでカセット前面の位置決めがなされたのち、固定手段でカセットの他 側端部を押圧することによりカセットの一側面が基準壁体に当接してこの一側面 の位置決めが行われ、さらに押圧動作を続ける固定手段によってカセットの他側 端部の位置決めが行われるとともに、カセットの他側面が押圧具の弾性接触で押 圧される。
【0011】
【実施例】
以下、この考案の一実施例につき図面を参照して説明する。
【0012】 なお、この説明では図1および図2において「上」を「前」、「下」を「後」 と呼び、図3において「右」を「前」、「上」を「左」と呼ぶ。
【0013】 図3に示す移載装置21は、コンベヤ22の中間部に近接して移載ロボット2 3が配置されたもので、コンベヤ22は多数枚の基板を収容したカセット24が コンベヤ22の左右両側に設けたサイドガイド25,26でその移動動作が導か れる一方、移載ロボット23は、その制御動作によってカセット24内の基板を このカセット24と、たとえば成膜装置(全体の図示省略)の装填側31および 取出し側32との相互間で移載するようになされている。
【0014】 基板を移載するためにカセット24をコンベヤ22上で固定する位置(以下、 所定位置P1 ,P2 と呼ぶ)には、それぞれこの考案の位置決め機構1が設けら れている。
【0015】 位置決め機構1は図1および図2に示すように、ストッパ2、基準壁体3およ び固定手段4からなっている。
【0016】 ストッパ2は、コンベヤ22上を前後方向Yに移動するカセット24の前面の 位置決めを行うもので、コンベヤ22下方の退避位置からカセット24の前進動 作を規制するコンベヤ22上の制止位置までの間を、シリンダ等の昇降手段によ り昇降可能に設けられている。
【0017】 基準壁体3は、前面の位置決めがなされたカセット24の左右方向Xの一側面 (左側面)を当接させて左側面の位置決めを行うもので、その内側面3aが前記 サイドガイド25の内側面25aと面一になるように、サイドガイド25の中間 部を欠除したコンベヤ22上に立設してカセット24の左側面が当接可能となさ れている。
【0018】 固定手段4は、カセット24の他側面(右側面)を押圧してカセット24を所 定位置P1 (P2 )に位置決めして固定するためのもので、前記基準壁体3と正 対してカセット24の右側端部に係合可能なクランプ5と、このクランプ5に連 結してカセット24を基準壁体3に対し進退可能に押圧するためのシリンダ6と からなり、クランプ5の中央部には押圧具7が設けられている。
【0019】 クランプ5は基部5aの前後両端部にカセット24の右側端部と係合可能な鍔 部5b,5cが形成され、この両鍔部5b,5cにカセット24の前面端部およ び後面端部が係合するようになされている。
【0020】 シリンダ6は、シリンダ本体6aとピストン6bからなっていてこのピストン ロッド6cの外端部(左端部)がクランプ5の背面(右側面)に固定されている 。
【0021】 前記押圧具7は、カセット24の他側面(右側面)に弾性接触をしてこの他側 面(右側面)との間にたとえば0.5mmの微隙Sを形成するために、クランプ5 のボス部5dの内腔に装着されたもので、クランプ5の左側方に一端部を臨ませ た球状の押圧子8と、この押圧子8の弾性保持をする圧縮ばね9と、ボス部5d にねじ込み固定をしたばね押さえ10とからなっている。
【0022】 押圧子8は、カセット24から退避した自由状態(図1参照)でクランプ基部 5aの左側面からの自由高さH(2mm)で突出し、カセット24を押圧し終わっ た状態(図2参照)で押圧子8がボス部5dの内腔内に後退してクランプ5の基 部5aとカセット24の右側面との間に前記微隙S(0.5mm)を形成するとと もに、カセット24の右側面が、圧縮ばね9に弾性支持をされる押圧子8の点接 触によってきわめて弱い押圧力(たとえば500グラム位の力)で押圧されるこ とにより、カセット24はストッパ2および基準壁体3との間にもクランプ5の 場合と同様にそれぞれ微隙Sを保って位置決めをするようになされている。
【0023】 一方、押圧子8が圧縮ばね9によってクランプ5の外側方(左側方)へ付勢さ れていることから、クランプ5の鍔部5b,5cが万一、カセット24の右側の 両隅部に密嵌することがあっても、この密嵌状態は、クランプ5の退避動作に伴 う押圧子8の突出動作で自動的に解放するようになされている。
【0024】 次に、上記実施例の動作順序および作用について説明する。
【0025】 カセット24がコンベヤ22上の所定位置P1 に進入すると、この進入動作を 検出したセンサの検出信号に基づいてストッパ2が駆動手段の上昇駆動によりコ ンベヤ22上に上昇してカセット24の前進動作が規則され、カセット24の前 面の位置決めがなされる。
【0026】 この前面の位置決めが終わると、カセット24の停止動作を検出したセンサの 検出信号に基づいて固定手段4のシリンダ4が伸張駆動をする。
【0027】 この伸張駆動でクランプ5がカセット24の右側端部を押圧すると、カセット 24の左側面が基準壁体3に当接したのち、さらに、クランプ5の押圧動作が続 くことによって押圧子8がクランプボス部5dの内腔内に後退してこの押圧子8 がカセット24の右側面中央部に弾性接触をした状態で所定位置P1 におけるカ セット24の位置決めが終わる。
【0028】 このカセット24は、押圧子8のきわめて弱い押圧力で位置決めがなされてい るから、カセット24がプラスチック材等で成形されていても破損するおそれが ない。
【0029】 続いて、所定位置P1 のカセット24から基板が移載ロボット23の制御動作 によって成膜装置の装填側31への移載動作が終わると、この移載終了動作を検 出したセンサの検出信号に基づいて固定手段4のシリンダ6が短縮駆動をしてク ランプ5がカセット24からの退避動作を開始する。
【0030】 この退避動作が進むに従って押圧子8がクランプ基部5aの左方へ除々に突出 し、カセット24の右側面の押圧動作を持続することにより、クランプ5とカセ ット24の係合状態が円滑に解放される。
【0031】 その後、クランプ5の各鍔部5b,5cの左側面がサイドガイド26の内側面 26aから右方へ僅かに移行したとき、押圧子8がカセット24から完全に分離 する。
【0032】 この分離動作を検出したセンサの検出信号に基づいてストッパ2が駆動手段の 下降駆動でコンベヤ22の下方に下降したのち、コンベヤ22の前進駆動でカセ ット24はサイドガイド25,26に引っ掛かることなく前方の所定位置P2 に 送られる。
【0033】 所定位置P2 にカセット24が進入すると、このカセット24は所定位置P1 の場合と同様に位置決め機構1によってカセット24の位置決めをなし、このカ セット24に成膜装置の取出し側32からの基板が移載ロボット23によって移 載されたのち、固定手段4の解放動作とストッパ2の下降動作に続いてカセット 24が所定位置P2 から次行程に送られる。
【0034】
【考案の効果】
この考案のカセットの位置決め機構は、コンベヤ上を移動するカセットが移動 方向の前方に昇降可能となされたストッパと、カセットの一側面が当接可能とな された基準壁体と、基準壁体と正対しカセットの他側端部を進退可能に押圧する 固定手段とからなり、この固定手段にカセットの他側面に弾性接触をする押圧具 が設けられたものであるから、コンベヤ上のカセットは所定位置への位置決めが 容易に行われるとともに、この位置決め状態は押圧具のきわめて弱い押圧力で維 持して固定手段の退避動作時にはカセットが固定手段から容易に分離するように なされているので、コンベヤ上でのカセットの流れが円滑になって作業性および 生産性が大幅に改善される。
【0035】 また、構造が簡単で位置決め精度も著しく向上するなどの優れた利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】位置決め機構の主要部を拡大して示す平面図で
ある。
【図2】カセットを所定位置に位置決め後の状態を示す
位置決め機構の平面図である。
【図3】位置決め機構を用いた移載装置の平面図であ
る。
【符号の説明】
1 位置決め機構 2 ストッパ 3 基準壁体 4 固定手段 7 押圧具 22 コンベヤ 24 カセット S 微隙 F1 一側面 F2 他側面 P1 ,P2 所定位置

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数枚の基板が収容されるカセットを、
    コンベヤ上の所定位置に固定するためのものであって、 コンベヤ上を移動するカセットの前方位置に対してコン
    ベヤの下方から昇降可能に設けられたストッパと、この
    ストッパの近傍に設けられ、カセットの一側面が当接可
    能となされた基準壁体と、この基準壁体と正対し、カセ
    ットの他側端部を進退可能に押圧してカセットの位置決
    めが可能となされた固定手段とからなることを特徴とす
    るカセットの位置決め機構。
  2. 【請求項2】 固定手段には、カセットの他側面に弾性
    接触をしてこの他側面との間に微隙を形成するための押
    圧具が設けられている請求項1記載のカセットの位置決
    め機構。
JP6475592U 1992-09-17 1992-09-17 カセットの位置決め機構 Pending JPH0627760U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101327346B1 (ko) * 2011-08-16 2013-11-11 (주)비테크 웨이퍼 카세트 고정장치
KR101434617B1 (ko) * 2014-03-20 2014-08-26 주식회사 엘피케이 자동중심정렬 공급수단이 구비된 평판소재용 수치제어 가공기

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KR101327346B1 (ko) * 2011-08-16 2013-11-11 (주)비테크 웨이퍼 카세트 고정장치
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