JPH1199496A - 板状部材の搬送装置および同搬送方法 - Google Patents

板状部材の搬送装置および同搬送方法

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JPH1199496A
JPH1199496A JP9267294A JP26729497A JPH1199496A JP H1199496 A JPH1199496 A JP H1199496A JP 9267294 A JP9267294 A JP 9267294A JP 26729497 A JP26729497 A JP 26729497A JP H1199496 A JPH1199496 A JP H1199496A
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JP
Japan
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plate
gripping
hand
holding
driving
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Application number
JP9267294A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Koba
博 木葉
Akinori Shiyutou
彬令 周藤
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベニヤ板等からなる板状部材を水平状態で搬
送する作業を容易かつ安定して行う。 【解決手段】 仕切板4等からなる板状部材の両側端部
を把持する一対の第1ハンド部材5,6と、この第1ハ
ンド部材5,6を板状部材の把持方向に駆動する第1駆
動部7,8と、上記仕切板4の両下方部を保持する一対
の第2ハンド部材9,10と、この第2ハンド部材9,
10を板状部材の保持方向に駆動する第2駆動部11,
12と、上記第1ハンド部材5,6によって仕切板4の
両側端部を把持するとともに、第2ハンド部材9,10
によって仕切板4の両下方部を保持した状態で仕切板4
を搬送する搬送手段13とを備えた板状部材の搬送装置
および同搬送方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板状部材を水平状
態で搬送する搬送装置および同搬送方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特願平8−252028号
に示されるように、パレット上に載置された車載バッテ
リ等からなる物品を一対の物品当接部によって把持した
状態で、作業用ロボットからなる搬送手段によって所定
の搬送位置に搬送するように構成された物品把持装置が
知られている。この物品把持装置は、上記パレット上に
おいて二段に載置された物品の上段部と下段部とを仕切
る仕切板からなる板状部材の両側端部を、上記両物品当
接部によって把持した状態で、所定の搬送位置に搬送し
て取り除いた後、下段の物品の搬送するように構成され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記物品把持装置は、
バッテリ等からなるブロック状の物品と、仕切板等から
板状部材とを同一の物品把持部により把持して搬送する
ように構成されているため、装置の構造を簡略化できる
という利点を有する反面、板状部材の把持状態が不安定
になり易く、板状部材の搬送時に落下事故が発生し易い
という問題がある。すなわち、上記板状部材はベニヤ板
等の厚みが小さく、曲げ剛性の低い素材で形成されてい
るため、安定して把持することが困難であり、バッテリ
上に水平状態で設置された板状部材の側端部を把持して
搬送する際に、板状部材が曲げ変形する等により落下し
易いという問題がある。
【0004】なお、上記板状部材の落下を防止するため
にその把持力を大きくした場合には、板状部材の側端部
が摩耗し易いという問題がある。板状部材の側端部が摩
耗して幅寸法が小さくなると、上記パレット上において
二段に載置された物品の上段部と下段部とを仕切る仕切
板としての機能が損なわれ、この仕切板からなる板状部
材を上記物品把持部によって把持する際に、その下方に
位置するバッテリに物品把持部が当接してパレット上か
ら落下する等の事故が発生していた。
【0005】本発明は、このような事情に鑑み、ベニヤ
板等からなる板状部材を水平状態で搬送する作業を容易
かつ安定して行うことができる板状部材の搬送装置およ
び同搬送方法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
板状部材を水平状態で搬送する搬送装置であって、板状
部材の両側端部を把持する一対の第1ハンド部材と、こ
の第1ハンド部材を板状部材の把持方向に駆動する第1
駆動部と、板状部材の両下方部を保持する一対の第2ハ
ンド部材と、この第2ハンド部材を板状部材の保持方向
に駆動する第2駆動部と、上記第1ハンド部材によって
板状部材の両側端部を把持するとともに、第2ハンド部
材によって板状部材の両下方部を保持した状態で板状部
材を搬送する搬送手段とを備えたものである。
【0007】上記構成によれば、第1駆動部により把持
方向に駆動された第1ハンド部材によって板状部材の両
側端部が把持されるとともに、第2駆動部により保持方
向に駆動された第2ハンド部材によって板状部材の両下
方部が保持された状態で、搬送手段によって上記板状部
材が所定の搬送位置に搬送されることになる。
【0008】請求項2に係る発明は、上記請求項1記載
の板状部材の搬送装置において、第2ハンド部材の保持
板を第2駆動部によって板状部材の外方側から内方側に
向けて移動させるように構成するとともに、上記保持板
をその移動方向に先下がり状態で傾斜させたものであ
る。
【0009】上記構成によれば、第2駆動部により第2
ハンド部材が保持方向に駆動されることにより、その保
持板の先端部が板状部材の下方に導入され、この板状部
材の両下方部が上記保持板によって効果的に保持される
ことになる。
【0010】請求項3に係る発明は、上記請求項1また
は請求項2記載の板状部材の搬送装置において、第1ハ
ンド部材によって板状部材の両側端部を把持した状態
で、上記第1ハンド部材を搬送手段によって上昇させた
後に、第2ハンド部材によって板状部材の両下方部を保
持するように、第1,第2駆動部および搬送手段を制御
する制御手段を備えたものである。
【0011】上記構成によれば、第1ハンド部材によっ
て把持された板状部材が上昇するように駆動されること
により、その下方に第2ハンド部材の保持部を挿入し得
る間隙が形成された状態で、第2ハンド部材が駆動され
てこの第2ハンド部材により板状部材の両下方部が保持
されることになる。
【0012】請求項4に係る発明は、板状部材を水平状
態で搬送する搬送装置であって、板状部材の両側端部を
把持する一対のハンド部材と、両ハンド部材を板状部材
の把持方向にそれぞれ別々に駆動する一対の駆動部と、
上記ハンド部材によって板状部材の両側端部を把持した
状態で板状部材を搬送する搬送手段と、上記両ハンド部
材の一方を板状部材の把持位置に移動させた後に、同他
方を把持位置に移動させるように上記両駆動部を制御す
る制御手段とを備えたものである。
【0013】上記構成によれば、一方の駆動部により挟
持位置に駆動されたハンド部材の把持部が板状部材の一
側端部に当接してこの板状部材が位置決めされた状態
で、他方の駆動部によりハンド部材が挟持位置に駆動さ
れることにより、このハンド部材の把持部が板状部材の
他側端部に当接し、板状部材の両側端部が上記両ハンド
部材によって挟持されることになる。
【0014】請求項5に係る発明は、上記請求項4記載
の板状部材の搬送装置において、上記両ハンド部材の一
方に、板状部材の側端部を把持する複数の把持部を設け
るとともに、各把持部を一体に連結した状態で駆動する
単一の駆動部を設け、かつ両ハンド部材の他方に、板状
部材の側端部を把持する複数の把持部を設けるととも
に、各把持部をそれぞれ別々に駆動する複数の駆動部を
設けたものである。
【0015】上記構成によれば、単一の駆動部により挟
持位置に駆動されたハンド部材の各把持部が板状部材の
一側端部に当接してこの板状部材が位置決めされた状態
で、複数の駆動部により別々にハンド部材が保持位置に
駆動されることにより、このハンド部材の各把持部が板
状部材の他側端部にそれぞれ当接し、板状部材の両側端
部が両ハンド部材の各把持部によって挟持されることに
なる。
【0016】請求項6に係る発明は、板状部材を水平状
態で搬送する搬送装置であって、板状部材の両側端部を
把持する一対のハンド部材と、このハンド部材を板状部
材の把持方向に駆動する駆動部と、上記ハンド部材によ
って板状部材の両側端部を把持した状態で板状部材を搬
送する搬送手段と、板状部材の設置高さを検出する高さ
検出手段と、板状部材の側端部を把持するハンド部材の
把持部から板状部材の把持方向に突設された弾性体から
なる突部と、上記高さ検出手段から出力された検出信号
に応じて上記突部を板状部材の側端部に当接させるよう
にハンド部材を駆動し、このハンド部材の突部によって
板状部材の両側端部を把持するように制御する制御手段
とを備えたものである。
【0017】上記構成によれば、高さ検出手段によって
検出された板状部材の設置高さに応じ、両ハンド部材の
把持部に設けられた突部が板状部材の側端部に当接する
ように位置調節された後、上記駆動部によりハンド部材
が板状部材の把持方向に駆動されることにより、このハ
ンド部材の突部によって板状部材の両側端部が把持され
た状態で、搬送手段によって板状部材が搬送位置に搬送
されることになる。
【0018】請求項7に係る発明は、上記請求項1〜請
求項6のいずれかに記載の板状部材の搬送装置におい
て、板状部材の側端部を把持するハンド部材に、板状部
材が把持状態にあるか否かを検出する把持検出手段を設
け、搬送手段による板状部材の搬送時に、上記把持検出
手段の検出信号に応じて板状部材が非把持状態にあるこ
とが確認された場合に、この板状部材の搬送作業を停止
させるように構成したものである。
【0019】上記構成によれば、板状部材の搬送時に、
上記把持検出手段の検出信号に応じて板状部材が非把持
状態にあることが確認された場合に、板状部材が落下し
たと判断されて上記板状部材の搬送作業が停止されるこ
とになる。
【0020】請求項8に係る発明は、上記請求項1〜請
求項7のいずれかに記載の板状部材の搬送装置におい
て、板状部材の側端部を把持するハンド部材の把持部
に、板状部材の浮上がりを規制する押え部を設けたもの
である。
【0021】上記構成によれば、両ハンド部材の把持部
によって板状部材の両側端部を把持した状態で搬送する
際に、この板状部材の側端部の浮き上がりが規制される
ことにより、上記側端部の浮き上がりに起因する把持状
態の離脱が防止された状態で、搬送手段によって板状部
材が所定の搬送位置に搬送されることになる。
【0022】請求項9に係る発明は、上記請求項1〜請
求項8のいずれかに記載の板状部材の搬送装置におい
て、板状部材の上方にまたは下方に設置された物品を把
持する第3ハンド部材を備えたものである。
【0023】上記構成によれば、板状部材の上方に設置
された物品が上記第3ハンド部材より把持された状態
で、搬送手段により所定の搬送位置に搬送された後、上
記板状部材の側端部がハンド部材により把持された状態
で、搬送手段によって所定の搬送位置に搬送されるとと
もに、さらにその下方に設置された物品が上記第3ハン
ド部材により把持されて所定の搬送位置に搬送されるこ
とになる。
【0024】請求項10に係る発明は、板状部材を水平
状態で搬送する搬送方法であって、板状部材の両側端部
を一対の第1ハンド部材により把持した状態で、上記板
状部材を搬送手段により上昇させた後、板状部材の下方
に第2ハンド部材を進入させて板状部材の両下方部を保
持した状態で、上記板状部材を搬送手段により所定の搬
送位置に搬送するようにしたものである。
【0025】上記構成によれば、第1ハンド部材によっ
て板状部材の両側端部が把持された状態で、搬送手段に
よって上方に駆動されることにより、その下方に第2ハ
ンド部材の保持部を挿入し得る間隙が形成された後、第
2ハンド部材によって板状部材の両下方部が保持され、
この状態で搬送手段によって板状部材の所定の搬送位置
に搬送されることになる。
【0026】
【発明の実施の形態】図1および図2は、本発明に係る
板状部材の搬送装置の実施形態を示している。この板状
部材の搬送装置は、パレット1上に上下二段に載置され
たバッテリー2,3の上段部と下段部とを仕切る仕切板
4および上記パレット1からなる板状部材の左右両側端
部を把持する左右一対の第1ハンド部材5,6と、この
第1ハンド部材5,6を板状部材の把持方向に駆動する
第1駆動部7,8と、上記板状部材の両下方部を保持す
る左右一対の第2ハンド部材9,10と、この第2ハン
ド部材9,10を板状部材の保持方向に駆動する第2駆
動部11,12と、上記第1ハンド部材5,6によって
板状部材の両側端部を把持するとともに、第2ハンド部
材9,10によって板状部材の両下方部を保持した状態
で板状部材を搬送する作業用ロボットからなる搬送手段
13と、上記バッテリ2,3からなる物品を把持する一
対の第3ハンド部材14,15とを備えている。
【0027】上記第1ハンド部材5,6は、図3〜図5
に示すように、搬送手段13の先端操作部16に設けら
れた支持軸17によって揺動自在に支持された揺動アー
ム18と、この揺動アーム18の先端部近傍に設けられ
た把持部19と、この把持部19が仕切板4等からなる
板状部材の側端部に当接して板状部材が把持されたこと
を検出するリミットスイッチ等からなる把持検出手段2
0とを有している。
【0028】上記把持部19には、前面に合成ゴム材等
の弾性体からなる当接パット21が取り付けられた把持
板22と、前後方向にスライド可能な状態で上記把持板
22に支持されるとともに、図示を省略したばねによっ
て前方に付勢された検知板23とが設けられている。ま
た、上記把持部19の上端部には、合成ゴム材等の弾性
体からなる突部24が前方側、つまり板状部材の把持方
向に突設されるとともに、その上方には、板状部材の浮
上がりを規制する押え部25が板状部材の把持方向に突
設されている。
【0029】上記当接パット21の表面には、板状部材
の滑り止め部となる凹凸が形成されている。また、後述
する高さ検出手段37の先端部に設けられた検知ローラ
が、上記仕切板4からなる板状部材の上端面に当接して
上記高さ検出手段37がON状態となった時点で、第1
ハンド部材5,6の把持部19を把持位置に移動させる
ことにより、上記仕切板4の側端部に上記突部24が当
接するように、この突部24および上記高さ検出手段3
7の位置関係が設定されている。
【0030】そして、上記仕切板4からなる板状部材を
把持する際には、上記把持板22の上端部に設置された
突部24が仕切板4の左右両側端部に当接することによ
り、この仕切板4が水平状態で把持されるとともに、そ
の反力に応じて上記検知板23が突部24に押されて後
退し、検知板23から後方に突設されたピン26が上記
把持検出手段20の検知部に当接してこの把持検出手段
20がON状態となり、後述する制御手段44に検出信
号が出力されるようになっている。
【0031】また、上記パレット1からなる板状部材を
把持する際には、上記把持板22に取り付けられた当接
パッド21がパレット1の左右両側端部に当接すること
により、このパレット1が水平状態で把持されるととも
に、上記検知板23がパレット1に押されて後退するこ
とにより、上記把持検出手段20がON状態となって制
御手段44に検出信号が出力されるようになっている。
【0032】また、上記左右一対の第1ハンド部材5,
6をそれぞれ駆動する両第1駆動部7,8は、上記揺動
アーム18を揺動変位させるエアシリンダからなり、第
1ハンド部材5,6を上方の退避位置から、図1に示す
下方の把持位置に移動させることにより、上記把持部1
9を板状部材の側端部に当接させるように構成されてい
る。
【0033】上記第2ハンド部材9,10は、揺動アー
ム18の先端部に設けられた支持板27と、第1ハンド
部材5,6の両側方部に配設されて前後方向にスライド
可能な状態で上記支持板27に支持された保持板28と
を有している。この保持板28は、その前面が保持板2
8の移動方向に先下がり状態で傾斜し、かつ上記保持板
28の前面には、合成ゴム材等の弾性体からなる当接パ
ット29が取り付けられている。また、上記当接パッド
29の表面には、板状部材の滑り止め部となる凹凸が形
成されている。
【0034】そして、上記仕切板4からなる板状部材を
把持する際には、上記支持板27に取り付けられたエア
シリンダからなる第2駆動部11,12により、上記第
2ハンド部材9,10の保持板28が、それぞれ図3に
示す後方の退避位置から図5に示す前方の保持位置に駆
動されることにより、仕切板4の外方側から内方側に上
記保持板28が導入されて板状部材の抜け落ちが防止さ
れるようになっている。また、上記パレット1からなる
板状部材を把持する際には、第2ハンド部材9,10の
保持板28が、後方の退避位置から前方の保持位置に駆
動されることにより、上記保持板28がパレット1の上
面板1aの左右側端部の下面に当接してパレット1の両
下方部が支持されることになる。
【0035】また、上記仕切板4等からなる板状部材の
一側端部を把持する第1ハンド部材5の把持部19と、
上記板状部材の他側端部を把持する第1ハンド部材6の
把持部19とは、図6に示すように、所定間隔をおいて
それぞれ2個ずつ設置されている。そして、上記板状部
材の一側端部を把持する第1ハンド部材5の支持アーム
18,18が連結部材30,31によって互いに連結さ
れるとともに、この連結部30が単一の第1駆動部7に
よって駆動されることにより、板状部材の一側端部側に
配設された両把持部19,19が一体に駆動される。上
記板状部材の他側端部を把持する第1ハンド部材6の支
持アーム18には、それぞれ第1駆動部8,8が設けら
れることにより、板状部材の他側端部側に配設された両
把持部19,19が別々に駆動されるようになってい
る。
【0036】上記作業ロボットからなる搬送手段13の
先端操作部16には、図2に示すように、上記左右一対
の第3ハンド部材14,15をそれぞれ昇降駆動するマ
グネット式ロッドレスシリンダからなる昇降駆動部3
2,33と、右側の第3ハンド部材15を水平方向に駆
動するエアシリンダからなる把持駆動部34と、第3ハ
ンド部材14,15によって物品が把持されたことを検
出するリミットスイッチからなる把持検出手段35と、
上記バッテリ2,3からなる物品の有無および位置を検
出するとともに、仕切板4およびパレット1からなる板
状部材の有無および位置を検出するビデオカメラからな
る撮像検出手段36と、上記物品および板状部材の上面
に当接することによってその設置高さを検出する検知ロ
ーラを備えたリミットスイッチからなる高さ検出手段3
7とが設けられている。
【0037】左側の第3ハンド部材14には、バッテリ
2,3からなる物品の一側壁面に当接する当接パッド3
8と、エアの吸引力により上記物品の一側壁面を吸着す
る吸引手段を備えた吸着パッド39とが上下に配設され
ている。また、右側の両第3ハンド部材15には、バッ
テリ2,3からなる物品の他側壁面に当接してこれを把
持する当接パッド40が設けられている。
【0038】上記搬送装置には、図7に示すように、上
記把持検出手段20,35、撮像検出手段36および高
さ検出手段37の検出信号に応じ、第3ハンド部材1
4,15により上記バッテリ2,3からなる物品を把持
して搬送位置に搬送するように、上記搬送手段13、昇
降駆動部32,33および把持駆動部34を制御する物
品搬送制御部41と、第1ハンド部材5,6によって仕
切板4およびパレット1からなる板状部材の両側端部を
把持するとともに、第2ハンド部材9,10によって上
記板状部材の両下方部を保持した状態で搬送位置に搬送
するように、上記搬送手段13、第1駆動部7,8およ
び第2駆動部11,12を制御する板状部材搬送制御部
42と、異常発生時に搬送動作を停止するように上記搬
送手段13を制御する搬送停止部43とを有する制御手
段44が設けられている。
【0039】そして、上記制御手段44において実行さ
れる物品および板状部材の搬送制御動作について以下に
説明する。まず、上記撮像検出手段36から出力される
検出信号に応じ、仕切板4上に上段のバッテリ2が載置
されていることが確認された場合には、上記物品搬送制
御部41から搬送手段13に制御信号を出力し、第3ハ
ンド部材14,15を上記バッテリ2の上方に位置させ
るように上記先端操作部16を移動させた後、図8に示
すように、上記高さ検出手段37がバッテリ2の上端面
に当接するまで先端操作部16を下降させる。
【0040】次いで、昇降駆動部32によって一方の第
3ハンド部材14をバッテリ2の側方に下降させた後、
図9に示すように、上記当接パッド38および吸着パッ
ド39をバッテリ2の一側壁面に当接させるように上記
搬送手段13により第3ハンド部材14を移動させる。
そして、上記把持検出手段35から出力される検出信号
に応じて上記当接バッド38および吸着パッド39がバ
ッテリ2の一側壁面に当接したことが確認された時点
で、吸引手段を作動させて上記吸着パット39にバッテ
リ2の一側壁面を吸着させる。
【0041】次に、上記昇降駆動部33によって他方の
第3ハンド部材15をバッテリ2の側方に下降させた
後、図10に示すように、把持駆動部34によって上記
第3ハンド部材15をバッテリ2側に移動させて上記当
接パッド40をバッテリ2の他側壁面に当接させること
により、第3ハンド部材14,15によりバッテリ2を
把持した状態で、図2に示すように、搬送手段13によ
りバッテリ2を持ち上げて所定の搬送位置に搬送する。
【0042】なお、上記物品の搬送作業時に、上記高さ
検出手段37または把持検出手段35がOFF状態とな
り、バッテリ2が非搬送状態にあることが確認された場
合には、上記バッテリ2が落下したと判断して物品の搬
送を停止させる制御信号を上記搬送停止部43から搬送
手段13に出力するとともに、異常事態が発生したこと
を図外の報知手段において報知する。
【0043】上記のようにして物品の搬送位置にバッテ
リ2を搬送し、載置部に下降させた後、上記吸引手段の
作動を停止させるとともに、上記把持駆動部34により
第3ハンド部材15を側方に移動させて上記当接パッド
40をバッテリ2の他側壁面から離間させた状態で、上
記昇降駆動部33により上記第3ハンド部材15を上昇
させる。次に、上記搬送手段13により第3ハンド部材
14を側方に移動させて上記当接パッド38および吸着
パッド39をバッテリ2の一側壁面から離間させるとと
もに、上記昇降駆動部32により第3ハンド部材14を
上昇させた後、搬送手段13により上記先端操作部16
を初期位置に復帰させる。
【0044】上記バッテリ2の搬送作業が繰り返されて
仕切板4上の全てのバッテリ2が搬送されたことが、上
記撮像検出手段36の検出信号に応じて確認された時点
で、上記板状部材搬送制御部42から搬送手段13に制
御信号を出力し、第1ハンド部材5,6および第2ハン
ド部材9,10を上記仕切板4の上方に位置させるよう
に先端操作部16を移動させた後、図3に示すように、
上記搬送手段13により先端操作部16を下降させる。
【0045】そして、上記高さ検出手段37が仕切板4
の上端面に当接して仕切板4の設置高さが検出された時
点で、上記先端操作部16の下降を停止させるととも
に、一方の第1ハンド部材5に設けられた両把持部1
9,19を上記第1駆動部7によって同時に把持位置に
移動させることにより、上記突部24を仕切板4の一側
端部に当接させる。次いで、上記把持検出手段20から
出力される検出信号に応じて上記第1ハンド部材5の突
部24が仕切板4の一側端部に当接したことが確認され
た時点で、上記第1駆動部8,8により他方の第1ハン
ド部材6に設けられた両把持部19,19を別々に把持
位置に移動させ、この両把持部19,19の突部24を
仕切板4の他側端部に当接させる。
【0046】また、上記把持検出手段20から出力され
る検出信号に応じて上記第1ハンド部材6の突部24が
仕切板4の他側端部に当接し、この仕切壁4の両側端部
が左右一対の第1ハンド部材5,6によって把持された
ことが確認された時点で、この両第1ハンド部材5,6
によって把持された仕切板4を、上記搬送手段13によ
り所定高さ、つまり上記第2ハンド部材7,8の保持板
28をバッテリ3に当接させることなく、仕切板4の下
方に導入し得る高さに上昇させる。
【0047】その後、上記第2駆動部8,9により左右
の第2ハンド部材9,10の保持板28をそれぞれ前進
させることにより、図5の実線で示すように、上記仕切
板4の抜け落ちを防止する保持位置に上記保持板28を
移動させ、上記第1ハンド部材5,6の把持部19,1
9によって仕切板4の両側端部を把持するとともに、第
2ハンド部材7,8の保持板28によって仕切板4の両
下方部をそれぞれ保持した状態で、この仕切板4を所定
の搬送位置に搬送する。
【0048】なお、上記仕切板4の搬送時に、把持検出
手段20および高さ検出手段36がOFF状態となり、
仕切板4が非把持状態にあることが確認された場合に
は、仕切板4が落下したと判断して上記仕切板4の搬送
作業を停止させる制御信号を上記搬送停止部35から搬
送手段13に出力するとともに、異常事態が発生したこ
とを図外の報知手段において報知する。
【0049】上記のように板状部材の搬送位置に上記仕
切板4を搬送して載置部に下降させた後、上記両第2駆
動部11,12を同時に作動させて左右の第2ハンド部
材9,10に設けられた保持板28をそれぞれ後方の退
避位置に移動させるとともに、上記両第1駆動部7,8
を同時に作動させて左右の第1ハンド部材5,6に設け
られた各把持部19を上方の退避位置に移動させた後、
搬送手段13により上記先端操作部16を初期位置に復
帰させる。
【0050】次いで、上記上段のバッテリ2と同様の手
順で、パレット1上に載置された下段のバッテリ3を搬
送した後、上記板状部材搬送制御部42から搬送手段1
3に制御信号を出力し、上記第1ハンド部材5,6およ
び第2ハンド部材9,10を上記パレット1の上方に位
置させるように先端操作部16を移動させた後、上記搬
送手段13により先端操作部16を下降させる。そし
て、上記高さ検出手段37の検知ローラがパレット1の
上端面に当接してこのパレット1の設置高さが検出され
た時点で、上記先端操作部16を所定高さだけ上昇させ
て上記突部24がパレット1の側端部に当接することが
ないように位置を調節した後、上記第1駆動部7により
一方の第1ハンド部材5に設けられた両把持部19,1
9の把持板22を同時に把持位置に移動させて上記把持
板22の当接パット21をパレット1の一側端部に当接
させる。
【0051】次いで、上記把持検出手段20から出力さ
れる検出信号に応じて上記第1ハンド部材5の当接パッ
ド21がパレット1の一側端部に当接したことが確認さ
れた時点で、上記第1駆動部8,8により他方の第1ハ
ンド部材6の両把持部19,19を別々に把持位置に移
動させ、この両把持部19,19の当接パッド21をそ
れぞれパレット1の他側端部に当接させる。
【0052】上記把持検出手段20から出力される検出
信号に応じて上記第1ハンド部材6の当接パッド21が
パレット1の他側端部に当接したことが確認された時点
で、上記第2駆動部8,9により第2ハンド部材9,1
0の保持板28を前進させ、図5の仮想線で示すよう
に、上記パレット1の上面板1aの側端部下面に上記保
持板28を当接させることにより、上記第1ハンド部材
5,6の把持部19,19をパレット1の両側端部を把
持するとともに、第2ハンド部材7,8の保持板28に
よってパレット1の上面板1aの両側端部の下面を保持
した状態で、このパレット1を所定の搬送位置に搬送す
る。
【0053】なお、上記パレット1の搬送時に、把持検
出手段20がOFF状態となり、パレット1が非把持状
態にあることが確認された場合には、パレット1が落下
したと判断して上記パレット1の搬送作業を停止させる
制御信号を上記搬送停止部35から搬送手段13に出力
するとともに、異常事態が発生したことを図外の報知手
段において報知する。
【0054】上記のようにして板状部材の搬送位置に上
記パレット1を搬送して載置部に下降させた後、上記両
第2駆動部11,12を同時に作動させて左右一対の第
2ハンド部材9,10に設けられた保持板28を後方の
退避位置に移動させるとともに、上記両第1駆動部7,
8を同時に作動させて左右一対の第1ハンド部材5,6
に設けられた把持部19を上方の退避位置に移動させた
後、搬送手段13により上記先端操作部16を初期位置
に復帰させて搬送作業を終了する。
【0055】上記のように板状部材の両側端部を把持す
る一対の第1ハンド部材5,6と、この第1ハンド部材
5,6を板状部材の把持方向に駆動する第1駆動部7,
8と、板状部材の下方部を保持する一対の第2ハンド部
材9,10と、この第2ハンド部材9,10を板状部材
の保持方向に駆動する第2駆動部11,12とを設け、
上記第1ハンド部材5,6によって板状部材の両側端部
を把持するとともに、第2ハンド部材9,10によって
板状部材の下方部を保持した状態で板状部材を搬送手段
13によって搬送するように構成したため、ベニヤ板等
の厚みが小さく曲げ剛性の低い素材からなる上記仕切板
4を搬送する場合に、上記第2ハンド部材9,10の保
持板28により、上記仕切板4の落下を確実に防止した
状態で適正に搬送することができる。
【0056】しかも、上記第1ハンド部材5,6の把持
部19による仕切板4の把持力をそれほど大きくするこ
となく、上記仕切板4を適正状態で把持して搬送するこ
とができるため、この仕切板4の側端部が摩耗するのを
効果的に防止することができる。特に、上記実施形態に
示すように、第2ハンド部材9,10の保持板28を、
その移動方向に前下がり状態で傾斜させた場合には、上
記保持板28の先端部を仕切板4の下方に導入させるこ
とにより、この仕切板4が搬送時に落下するのを上記保
持板28によって効果的に防止できるという利点があ
る。
【0057】また、上記実施形態では、第1ハンド部材
5,6によって板状部材の両側端部を把持した状態で、
上記第1ハンド部材5,6を上昇させた後に、第2ハン
ド部材9,10によって板状部材の下方部を保持するよ
うに、第1駆動部7,8、第2駆動部11,12および
上記搬送手段13を制御する制御手段44を設けたた
め、上記バッテリ3の上方に載置された仕切板4からな
る板状部材の搬送時に、仕切板4の下方に位置するバッ
テリ3に上記保持板28が当接することのないように、
上記搬送手段13によって仕切板4を上昇させた状態
で、上記第2ハンド部材9,10の保持板28を後方の
退避位置から前方の保持位置に移動させることができ
る。
【0058】したがって、仕切板4の側端部が摩耗して
幅寸法が小さくなり、上記パレット1上において二段に
載置されたバッテリ2,3を上下に仕切る仕切板4とし
ての機能が損なわれた場合においても、この仕切板4か
らなる板状部材を上記第1ハンド部材5,6の把持部1
9,19により把持した状態で、上記第2ハンド部材
9,10の保持板28を保持位置に移動させる際に、保
持板28,28が仕切板4の下方に位置するバッテリ3
に当接するのを防止し、このバッテリ3がパレット1上
から落下する等の事故が発生するのを確実に防止するこ
とができる。
【0059】また、上記のようにパレット1および仕切
板4からなる板状部材の両側端部を把持する一対の第1
ハンド部材5,6と、両第1ハンド部材5,6を板状部
材の把持方向にそれぞれ別々に駆動する一対の第1駆動
部7,8とを設け、一方の第1ハンド部材5を板状部材
の把持位置に移動させた後に、他方の第1ハンド部材6
を把持位置に移動させるように構成した場合には、上記
一方の第1ハンド部材5に設けられた把持部19を板状
部材の一側端部に当接させることにより、この一側端部
を基準にして板状部材を位置決めした状態で、上記他方
の第1ハンド部材6に設けられた把持部19を板状部材
の他側端部に当接させることにより、この板状部材を適
正状態で把持することができる。
【0060】特に、上記実施形態では、一方の第1ハン
ド部材5に、板状部材の側端部を把持する2個の把持部
19,19を設けるとともに、各把持部19,19を一
体に連結した状態で駆動する単一の第1駆動部7を設
け、かつ他方の第1ハンド部材6に、板状部材の側端部
を把持する2個の把持部19,19を設けるとともに、
各把持部19,19をそれぞれ別々に駆動する第1駆動
部8,8を設けたため、上記板状部材が部分的に摩耗し
ている場合でも、上記一方の第1ハンド部材5に設けら
れた把持部19,19を基準にして板状部材を位置決め
することにより、この板状部材が斜めに方向に移動する
のを規制した状態で、その他側端部に上記他方の第1ハ
ンド部材6に設けられた把持部19,19をそれぞれ当
接させて上記板状部材を適正状態で把持することができ
る。
【0061】また、上記のように仕切板4からなる板状
部材の両側端部を把持する一対の第1ハンド部材5,6
と、この第1ハンド部材5,6を板状部材の把持方向に
駆動する第1駆動部7,8と、上記仕切板4の設置高さ
を検出する高さ検出手段37と、上記第1ハンド部材
5,6の把持部19から仕切板4の把持方向に突設され
た弾性体からなる突部24とを設け、上記高さ検出手段
37から出力された検出信号に応じて上記突部24を仕
切板4の側端部に当接させるように第1ハンド部材5,
6を駆動し、上記仕切板4の両側端部を上記突部24に
よって把持するように構成した場合には、この仕切板4
を把持して搬送する際に、上記第1ハンド部材5,6の
把持部19,19に設けられたパレット把持用の当接パ
ッド21が、仕切板4の下方に位置するバッテリ3に当
接するのを効果的に防止し、このバッテリ3が上記把持
部19,19に押されてパレット1上が落下する等の事
故が発生するの防止することができる。
【0062】また、上記実施形態では、板状部材の側端
部を把持する第1ハンド部材5,6に、板状部材が把持
状態にあるか否かを検出する把持検出手段20を設け、
搬送手段13による板状部材の搬送時に、上記把持検出
手段20の検出信号に応じて板状部材が非把持状態にあ
ることが確認された場合に、板状部材が落下したと判断
して上記板状部材の搬送作業を停止させるように構成し
たため、仮に上記板状部材が不適正な把持状態で搬送さ
れることによって発生する落下事故を早期に発見して所
定の対策を講じることができる。
【0063】また、上記実施形態では、板状部材の側端
部を把持する第1ハンド部材5,6の把持部19に、板
状部材の浮上がりを規制するを押え部25を設けたた
め、ベニヤ板等の厚みが小さく曲げ剛性の低い素材から
なる上記仕切板4の両側端部を把持して水平状態で搬送
する場合に、この仕切板4の側端部が浮き上がって把持
部19から離脱するという事態の発生を、上記押え部2
5によって効果的に防止することができる。
【0064】さらに、上記実施形態に示すように、板状
部材の上方にまたは下方に設置されたバッテリ2,3か
らなる物品を把持する第3ハンド部材14,15を設け
た場合には、上記搬送手段13を利用して物品および板
状部材の両方を搬送することができるため、簡単な構成
で、上記パレット1と、その上に載置された上記バッテ
リ2,3と、このバッテリ2,3の間に配設された上記
仕切板4とを所定の搬送位置に搬送する作業を連続して
容易に行うことができる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、板状部
材を水平状態で搬送する搬送装置において、板状部材の
両側端部を把持する一対の第1ハンド部材と、この第1
ハンド部材を板状部材の把持方向に駆動する第1駆動部
と、板状部材の下方部を保持する一対の第2ハンド部材
と、この第2ハンド部材を板状部材の保持方向に駆動す
る第2駆動部と、上記第1ハンド部材によって板状部材
の両側端部を把持するとともに、第2ハンド部材によっ
て板状部材の下方部を保持した状態で板状部材を搬送す
る搬送手段とを設けたため、ベニヤ板等の厚みが小さく
曲げ剛性の低い素材からなる板状部材を搬送する場合に
おいても、上記第2ハンド部材によって板状部材の落下
を確実に防止した状態で適正に搬送することができる。
しかも、上記第1ハンド部材による板状部材の把持力を
それほど大きくすることなく、この板状部材を適正状態
で把持して搬送することができるため、上記ベニヤ板等
からなる板状部材の側端部が摩耗するのを効果的に防止
することができる。
【0066】また、本発明は、板状部材を水平状態で搬
送する搬送装置において、板状部材の両側端部を把持す
る一対のハンド部材と、両ハンド部材を板状部材の把持
方向にそれぞれ別々に駆動する一対の駆動部と、上記ハ
ンド部材によって板状部材の両側端部を把持した状態で
板状部材を搬送する搬送手段と、上記両ハンド部材の一
方を板状部材の把持位置に移動させた後に、同他方を把
持位置に移動させるように上記両駆動部を制御する制御
手段とを設けたため、上記一方の第1ハンド部材に設け
られた把持部を板状部材の一側端部に当接させることに
より、この一側端部を基準にして板状部材を位置決めし
た状態で、この板状部材の他側端部に上記他方の第1ハ
ンド部材に設けられた把持部を当接させることにより、
上記板状部材を適正状態で把持することができる。
【0067】また、本発明は、板状部材を水平状態で搬
送する搬送装置において、板状部材の両側端部を把持す
る一対のハンド部材と、このハンド部材を板状部材の把
持方向に駆動する駆動部と、上記ハンド部材によって板
状部材の両側端部を把持した状態で板状部材を搬送する
搬送手段と、板状部材の設置高さを検出する高さ検出手
段と、板状部材の側端部を把持するハンド部材の把持部
から板状部材の把持方向に突設された弾性体からなる突
部と、上記高さ検出手段から出力された検出信号に応じ
て上記突部を板状部材の側端部に当接させるようにハン
ド部材を駆動し、このハンド部材の突部によって板状部
材の両側端部を把持するように制御する制御手段とを設
けたため、上記板状部材を把持して搬送する際に、上記
ハンド部材の把持部が板状部材の下方に位置する物品に
当接するのを効果的に防止し、上記ハンド部材によって
上記板状部材を適正に把持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る板状部材の把持装置の実施形態を
示す説明図である。
【図2】物品の把持状態を示す説明図である。
【図3】第1,第2ハンド部材の具体的構造を示す部分
拡大説明図である。
【図4】第1,第2ハンド部材の具体的構造を示す側面
図である。
【図5】板状部材の把持状態を示す部分拡大説明図であ
る。
【図6】板状部材の把持状態を示す平面図である。
【図7】制御手段の具体的構成を示すブロック図であ
る。
【図8】物品を把持する際の第1行程を示す説明図であ
る。
【図9】物品を把持する際の第2行程を示す説明図であ
る。
【図10】物品を把持する際の第3行程を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 パレット(板状部材) 2,3 バッテリ(物品) 4 仕切板(板状部材) 5,6 第1ハンド部材 7,8 第1駆動部 9,10 第2ハンド部材 11,12 第2駆動部 13 搬送手段 14,15 第3ハンド部材 19 把持部 20,35 把持検出手段 24 突部 25 浮上がり規制部 37 高さ検出手段 44 制御手段

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状部材を水平状態で搬送する搬送装置
    であって、板状部材の両側端部を把持する一対の第1ハ
    ンド部材と、この第1ハンド部材を板状部材の把持方向
    に駆動する第1駆動部と、板状部材の両下方部を保持す
    る一対の第2ハンド部材と、この第2ハンド部材を板状
    部材の保持方向に駆動する第2駆動部と、上記第1ハン
    ド部材によって板状部材の両側端部を把持するととも
    に、第2ハンド部材によって板状部材の両下方部を保持
    した状態で板状部材を搬送する搬送手段とを備えたこと
    を特徴とする板状部材の搬送装置。
  2. 【請求項2】 第2ハンド部材の保持板を第2駆動部に
    よって板状部材の外方側から内方側に向けて移動させる
    ように構成するとともに、上記保持板をその移動方向に
    先下がり状態で傾斜させたことを特徴とする請求項1記
    載の板状部材の搬送装置。
  3. 【請求項3】 第1ハンド部材によって板状部材の両側
    端部を把持した状態で、上記第1バンド部材を搬送手段
    によって上昇させた後に、第2ハンド部材によって板状
    部材の両下方部を保持するように、第1,第2駆動部お
    よび搬送手段を制御する制御手段を備えたことを特徴と
    する請求項1または請求項2記載の板状部材の搬送装
    置。
  4. 【請求項4】 板状部材を水平状態で搬送する搬送装置
    であって、板状部材の両側端部を把持する一対のハンド
    部材と、両ハンド部材を板状部材の把持方向にそれぞれ
    別々に駆動する一対の駆動部と、上記ハンド部材によっ
    て板状部材の両側端部を把持した状態で板状部材を搬送
    する搬送手段と、上記両ハンド部材の一方を板状部材の
    把持位置に移動させた後に、同他方を把持位置に移動さ
    せるように上記両駆動部を制御する制御手段とを備えた
    ことを特徴とする板状部材の搬送装置。
  5. 【請求項5】 上記両ハンド部材の一方に、板状部材の
    側端部を把持する複数の把持部を設けるとともに、各把
    持部を一体に連結した状態で駆動する単一の駆動部を設
    け、かつ両ハンド部材の他方に、板状部材の側端部を把
    持する複数の把持部を設けるとともに、各把持部をそれ
    ぞれ別々に駆動する複数の駆動部を設けたことを特徴と
    する請求項4記載の板状部材の搬送装置。
  6. 【請求項6】 板状部材を水平状態で搬送する搬送装置
    であって、板状部材の両側端部を把持する一対のハンド
    部材と、このハンド部材を板状部材の把持方向に駆動す
    る駆動部と、上記ハンド部材によって板状部材の両側端
    部を把持した状態で板状部材を搬送する搬送手段と、板
    状部材の設置高さを検出する高さ検出手段と、板状部材
    の側端部を把持するハンド部材の把持部から板状部材の
    把持方向に突設された弾性体からなる突部と、上記高さ
    検出手段から出力された検出信号に応じて上記突部を板
    状部材の側端部に当接させるようにハンド部材を駆動
    し、このハンド部材の突部によって板状部材の両側端部
    を把持するように制御する制御手段とを備えたことを特
    徴とする板状部材の搬送装置。
  7. 【請求項7】 板状部材の側端部を把持するハンド部材
    に、板状部材が把持状態にあるか否かを検出する把持検
    出手段を設け、搬送手段による板状部材の搬送時に、上
    記把持検出手段の検出信号に応じて板状部材が非把持状
    態にあることが確認された場合に、この板状部材の搬送
    作業を停止させるように構成したことを特徴とする請求
    項1〜請求項6のいずれかに記載の板状部材の搬送装
    置。
  8. 【請求項8】 板状部材の側端部を把持するハンド部材
    の把持部に、板状部材の浮上がりを規制する押え部を設
    けたことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに
    記載の板状部材の搬送装置。
  9. 【請求項9】 板状部材の上方にまたは下方に設置され
    た物品を把持する第3ハンド部材を備えたことを特徴と
    する請求項1〜請求項8のいずれかに記載の板状部材の
    搬送装置。
  10. 【請求項10】 板状部材を水平状態で搬送する搬送方
    法であって、板状部材の両側端部を一対の第1ハンド部
    材により把持した状態で、上記板状部材を搬送手段によ
    り上昇させた後、板状部材の下方に第2ハンド部材を進
    入させて板状部材の両下方部を保持した状態で、上記板
    状部材を搬送手段により所定の搬送位置に搬送するよう
    にしたことを特徴とする板状部材の搬送方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011111255A (ja) * 2009-11-25 2011-06-09 Panasonic Electric Works Co Ltd パレタイズ装置
WO2015025399A1 (ja) * 2013-08-22 2015-02-26 株式会社安川電機 ロボットハンドおよびロボット

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