JPH06277346A - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JPH06277346A
JPH06277346A JP5091915A JP9191593A JPH06277346A JP H06277346 A JPH06277346 A JP H06277346A JP 5091915 A JP5091915 A JP 5091915A JP 9191593 A JP9191593 A JP 9191593A JP H06277346 A JPH06277346 A JP H06277346A
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Shigeru Ichihara
茂 市原
Wataru Horii
渉 堀井
Hiroki Inoue
浩樹 井上
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Daiichi Shokai Co Ltd
Original Assignee
Daiichi Shokai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 図柄表示において、詳細な図形や絵柄を鮮明
に表示することができ、多種類の色彩を表示可能な図柄
表示装置を備えたパチンコ機を提供する。 【構成】 各検出手段の検出信号に基いて、パチンコ機
における遊技状態を規定した表示図柄指定データを出力
する第1の制御手段9を設け、図柄表示装置は、カラー
液晶表示体よりなるカラー液晶表示部7を備えると共
に、複数の図柄データを記憶したROM3と、複数の図
柄データを組み合わせ編集した表示図形データを記憶す
るためのビデオRAM4と、第1の制御手段より出力さ
れた表示図柄指定データに応じた図柄をカラー液晶表示
部7に映像表示するための第2の制御手段2と、第2の
制御手段2とカラー液晶表示部7との間に接続され、ビ
デオRAM4に記憶された表示図形データを所定のタイ
ミングでカラー液晶表示部7の所定の座標位置に走査す
ることにより映像を表示する映像制御部5とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、液晶を用いた
図柄表示装置を備えたパチンコ機に関する。
【0002】
【従来の技術】図柄変動のための始動口を備えると共
に、該始動口には、入賞した遊技球を検出する始動口入
賞検出手段が設けられ、始動口入賞検出手段の作動に基
いて図柄を変動する図柄表示装置と、図柄表示装置にお
ける表示判定結果に基いて開放される大入賞口と、大入
賞口内における特定領域への遊技球の通過を検出する特
定領域通過検出手段と、各検出手段の検出信号に基いて
図柄表示装置や大入賞口等の各駆動部を動作制御するパ
チンコ機は、公知である。
【0003】従来、この型式のパチンコ機における図柄
表示装置として、LEDをドットマトリクス状に配列し
たものやLEDをセグメント形式に配列したものが広く
用いれているが、その構成上、各表示要素単位の分解能
には限界があるため、詳細な図形や絵柄を鮮明に表示さ
せることができず、表示できる色彩に関しても、せいぜ
い2〜3種類に限られ、図柄を変動させたり、図柄を切
り替える際には、見掛け上、円滑さに欠けるため、遊技
者にとっては表示図柄に飽きやすく、パチンコ機として
趣向性に乏しいものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、パチ
ンコ機における図柄表示において、詳細な図形や絵柄を
鮮明に表示することができ、多種類の色彩を表示可能な
図柄表示装置を備えたパチンコ機を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のパチンコ機にお
けるは、上記課題を解決するために、始動口に入賞した
遊技球を検出する始動口入賞検出手段と、前記始動口入
賞検出手段の作動に基いて図柄を変動する図柄表示装置
と、前記図柄表示装置における表示判定結果に基いて開
放される大入賞口と、前記大入賞口内における特定領域
への遊技球の通過を検出する特定領域通過検出手段とを
備えたパチンコ機において、前記各検出手段の検出信号
に基いて、該パチンコ機における遊技状態を規定した表
示図柄指定データを出力する第1の制御手段を設け、前
記図柄表示装置は、カラー液晶表示体よりなるカラー液
晶表示部を備えると共に、複数の図柄データを記憶した
ROMと、前記複数の図柄データを組み合わせ編集した
表示図形データを記憶するためのビデオRAMと、前記
第1の制御手段より出力された表示図柄指定データに応
じた図柄を前記カラー液晶表示部に映像表示するための
第2の制御手段と、前記第2の制御手段と前記カラー液
晶表示部との間に接続され、前記ビデオRAMに記憶さ
れた表示図形データを所定のタイミングで前記カラー液
晶表示部の所定の座標位置に走査することにより映像を
表示する映像制御部とを有することを特徴とする。
【0006】
【作用】第1の制御手段は、該パチンコ機における遊技
状態を規定した表示図柄指定データを出力する。第2の
制御手段は、第1の制御手段より出力された表示図柄指
定データに応じ、複数の図柄データを記憶したROMよ
り図柄データを複数取り出してビデオRAMに組み合わ
せ編集して表示図形データとして記憶し、映像制御部
は、ビデオRAMに記憶された表示図形データを所定の
タイミングでカラー液晶表示部の所定の座標位置に走査
することにより映像を表示する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は、実施例におけるパチンコ機の図柄表示装
置の要部ブロック図である。
【0008】図柄表示装置1の制御部は、図柄表示装置
1の表示制御プログラムや遊技盤またはパチンコ機本体
に配設された各入賞装置等の制御を行うメイン基板9と
の信号入力制御プログラム等を格納したROM11と、
データの一時記憶に使用されるRAM12及びROM1
1に格納された制御プログラムに従って図柄表示装置1
の各部を駆動制御するCPU10とを一体に実装してな
るマイクロコンピユータ2(以下、MPUという)によ
り構成される。
【0009】MPU2には、予め図柄表示要素を符号化
したキャラクタデータが設定記憶されているキャラクタ
ROM3と、キャラクタROM3に予め設定記憶された
キャラクタデータを組み合わせて編集することによって
作成される文字を含んだ所定の図形データを一時記憶す
るビデオRAM4がビデオ表示プロセッサからなる映像
制御部5を介して接続され、また、映像制御部5には、
D/Aコンバータ6を介してカラー液晶表示部7が接続
されている。さらに、映像制御部5には、カラー液晶表
示部7に表示される表示図柄の光輝度を調節する輝度調
整ボリュームよりなる輝度調節部8が設けられている。
【0010】メイン基板9は、図示しない遊技盤裏面に
脱着可能に覆設される収納ボックス内に設けられ、遊技
盤面における入賞球の検出、入賞及び不正の判定、表示
部への出力、各可動部材の駆動、入賞発生に対する賞品
球の払い出し、打球管理装置への信号授受等の各制御を
行う。なお、図1においては、図柄変動のための第1種
始動口入賞検出スイッチ,大入賞口を開放駆動するため
の大入賞口開放ソレノイド,大入賞口内の特別入賞領域
への遊技球の通過を検出するための特定領域通過検出ス
イッチがメイン基板9に接続されている。
【0011】メイン基板9より図柄表示装置1に対し
て、所定の周期で、遊技態様及び不正発生に対応した8
ビットよりなる表示図柄指定データと、表示図柄指定デ
ータを図柄表示装置1のMPU2に読み込ませるための
割り込み信号であるLWR信号及びタイミング信号であ
るLCE信号とが出力される。
【0012】MPU2は、各入賞装置等の制御を行うメ
イン基板9に接続され、メイン基板9よりの各種遊技態
様及び不正情報に応じた割り込み信号及びタイミング信
号を受けると、表示図柄指定データを入力し、これに基
いて映像制御部5を介してキャラクタROM3に予め図
柄表示要素を符号化して設定記憶されているキャラクタ
データを組み合わせて編集してビデオRAM4に記憶さ
せると共に、所定の表示タイミング、表示時間に応じ
て、カラー液晶表示部7上におけるRAMデータの各表
示単位の座標位置、サイズ及び発光色を映像制御部5に
設定する。
【0013】映像制御部5は、MPU2よりRAMデー
タの各表示単位の座標位置、表示サイズ及び発光色を設
定されると、それに応じてカラー液晶表示部7上におけ
る水平同期信号と垂直同期信号とを順次走査して所定の
タイミングで所定の座標位置に所定の図形を表示すると
共に、赤、緑、青の3原色を指定するカラー映像信号の
組み合わせによって所定の図形に所定の色彩を発色させ
る。また、輝度調整部8によって設定された輝度で所定
の図形を表示する。
【0014】キャラクタROM3には、図4に示すよう
に、カラー液晶表示部7の画素に所定図柄を表示する1
ブロックをキャラクタデータとして構成し、キャラクタ
データは、8バイトからなる。また、図5に示すよう
に、各キャラクタデータが、赤、緑、青の3原色別に分
けられた3種のキャラクタデータによって、1つのキャ
ラクタを表示する。一例として、図5に示す赤キャラク
タデータ、緑キャラクタデータ、青キャラクタデータの
3つのキャラクタデータよりなるキャラクタが、液晶画
面上に、白色でアルファベット“A”を表示する場合を
図6に示す。図5において、赤、緑、青の3原色が1で
示された部分が重ね合わせによって、図6の白色部分に
表示される。
【0015】なお、実施例においては、色表示は、赤、
緑、青の3原色のオン・オフの組み合わせにより、黒、
赤、緑、黄、青、紫、水色、白の8色迄表示可能となっ
ており、これらを順次表示させて、輝度調整部8を操作
することによって明るさ及び色合いを調整する。
【0016】ビデオRAM4は、図7に示すように、カ
ラー液晶表示部7の画面上の画素に対応して、水平方向
25キャラクタ、垂直方向25キャラクタ、即ち、25
行25列の計625キャラクタを1画面として構成され
ている。ビデオRAM4には、MPU2によってキャラ
クタROM3に記憶されたキャラクタデータが順次取り
出されて一時記憶される。
【0017】映像制御部5は、カラー映像信号と、図8
に示すように、水平方向及び垂直方向の表示タイミング
信号とを含む複合同期信号により、カラー液晶表示部7
において、水平方向、即ち、第1行目の25キャラクタ
を第1列より第25列に向けて走査し、次いで、第2行
目の25キャラクタを同様に走査することによって、カ
ラー液晶表示部上の1画面上に、625キャラクタを表
示し、1つのまとまった図柄を表示する。
【0018】また、ビデオRAM4には、水平方向の各
行の最終データの後に水平ブランクと、垂直方向の各列
の最終データの後に垂直ブランクがそれぞれ設けられ、
映像制御部5は25行目のデータを走査し終えた時点
で、垂直ブランキング期間となって、MPU2に対して
VBLK信号を送出して割り込みをかける。
【0019】次に、メイン基板9より図柄表示装置1に
対して、所定の周期で送出される、遊技態様及び不正発
生に対応した8ビットよりなる表示図柄指定データにつ
いて説明する。
【0020】表示図柄指定データは、図9に示すよう
に、左図柄番号、左図柄位置番号、右図柄番号、右図柄
位置番号、中図柄番号、中図柄位置番号、ステータス、
ラウンド数、10カウント数及びリーチフラグ、大当り
図柄、エラーコード及びV入賞フラグを示す11分割さ
れたデータが、メイン基板9より送出され、MPU2に
順次入力される。
【0021】左,中,右図柄番号と表示される図柄の関
係は、各図柄共に共通し、表1に示すとおりであり、8
ビットの表示図柄指定データの内の下位5ビットにデー
タが記憶されており、各図柄の種類は0〜14までの1
5種類である。
【0022】
【表1】 左,中,右図柄位置番号の各々は、8ビットの表示図柄
指定データの内の下位5ビットにデータが記憶されてお
り、図10に示すように、カラー液晶表示部7の画面上
における、各図柄の垂直方向の表示位置を示す0〜23
までの値である。
【0023】ステータスは、8ビットの表示図柄指定デ
ータの内の下位5ビットに値0〜7までのデータが記憶
されており、ステータスの値とメイン基板9側における
遊技状態との関係は、表2に示す通りである。
【0024】
【表2】 実施例においては、0でパチンコ機本体の電源投入時、
及び大当り以外で図柄の変動停止時を規定し、1で図柄
変動中、2で左図柄と右図柄の停止された図柄が一致し
た状態を規定する。以下、この状態をリーチということ
にする。
【0025】また、ステータスの値は、3で変動停止さ
れた図柄を判定する時を規定する値であって、4で左,
右,中の図柄が全て一致する大当り発生時を規定し、5
で大当りが発生した後における、図2に示す大入賞口1
6の開放動作中を規定し、6で大当り中での大入賞口1
6の一時閉鎖を規定し、7で大当り終了時を規定する。
【0026】ラウンド数は、8ビットの表示図柄指定デ
ータの内の下位5ビットにデータが記憶されており、大
当り発生後の大入賞口16の連続開放動作の開放回数を
規定する値であって、1〜16までの値が記憶されてい
る。
【0027】10カウント数は、8ビットの表示図柄指
定データの内の下位5ビットにデータが記憶されてお
り、大入賞口16に入賞した遊技球数を規定する値であ
って、1〜10までの値が記憶され、リーチフラグは、
8ビットの表示図柄指定データの内の上位3ビットにデ
ータが記憶されており、0以外の1または2の値が記憶
されている。
【0028】大当り図柄は、8ビットの表示図柄指定デ
ータの内の下位5ビットにデータが記憶されており、
左,右,中の図柄が全て一致する大当り図柄の図柄番号
0〜14が記憶されている。
【0029】V入賞フラグは、8ビットの表示図柄指定
データの内の下位5ビットにデータが記憶されており、
図2の大入賞口16の開放中における特定領域17への
遊技球通過を規定する値であり、エラーコードは、8ビ
ットの表示図柄指定データの内の上位3ビットにデータ
が記憶されており、0で正常を規定し、1で10カウン
ト数の異常発生を規定し、2で、不正行為等によって図
示しないパチンコ機本体の金枠が開放された場合や払い
出し装置への不正行為が検出された場合を規定する。
【0030】図2は、図柄表示装置1を装着したパチン
コ機の遊技盤の正面図であり、遊技盤20の略中央に
は、図柄表示装置1を内方に一体に備えた図柄表示ユニ
ット13が配備されている。図柄表示ユニット13は、
その頂部に天入賞口24を備え、天入賞口24の下方に
は、LEDをセグメント形式に配設してなる左右の普通
図柄表示部26,27を有する普通図柄表示装置18が
配備され、普通図柄表示装置18の左右の両側に2個ず
つ計4個、普通図柄表示部26,27の変動可能回数を
記憶表示する普通図柄記憶数表示LED19が配設され
ている。図柄表示装置1は、図柄表示ユニット13の中
央下方にカラー液晶表示部7を前方に向けて配置され、
図柄表示装置1の真上には、カラー液晶表示部7におけ
る左,中,右の3つの特別図柄の図柄変動の変動可能回
数を記憶表示する特別図柄表示LED21が4個並設さ
れている。
【0031】図柄表示ユニット13の下方には、図柄表
示装置1の特別図柄の図柄変動の始動口である第1種始
動口14を兼ねる普通電動役物15が配設され、普通電
動役物15は、図示しないソレノイドにより拡開駆動さ
れる。また、普通電動役物15の奥方には、普通電動役
物15に入賞した遊技球を検出する第1種始動口入賞検
出スイッチSW2が配備される。
【0032】普通電動役物15の左右には、普通図柄表
示装置18の始動口である左ゲート22と右ゲート23
がそれぞれ配設されている。また、左ゲート22と右ゲ
ート23の奥方には、遊技球の各々のゲート通過を検出
する普通図柄作動スイッチSW1,SW1が配備されて
いる。普通図柄表示装置18の左,右普通図柄表示部2
6,27は、左,右ゲート22,23のいずれか一方に
遊技球が通過すると変動を開始し、所定時間経過後に図
柄を停止して普通図柄を表示する。
【0033】停止表示された左右の普通図柄の組み合わ
せが、00,33,55,77,99の内のいずれかで
あった場合、普通電動役物15が間歇的に拡開動作を行
い、図柄表示装置1の特別図柄変動の始動口である第1
種始動口14を拡開する。
【0034】なお、普通図柄表示装置18の普通図柄の
変動中または普通電動役物15の拡開動作中に、新たに
遊技球が左右ゲート22,23のいずれかを通過した場
合には、普通図柄記憶数表示LED19が点灯され通過
数が最高4個迄記憶され、普通図柄変動停止後または普
通電動役物15の拡開動作終了後、再び普通図柄の変動
が開始される。
【0035】普通電動役物15の下方には、アタッカー
形状の大入賞口16が配設されている。大入賞口16
は、図柄表示装置1の特別図柄の停止図柄が特定される
組み合わせとなった場合に、図示しないソレノイドによ
って遊技盤20の前方に向けて開放駆動され、その中央
には、大入賞口16の内部の他の領域に対して区切られ
た特定領域17が設けられている。なお、大入賞口16
の奥方には、大入賞口16に入賞した遊技球を検出する
大入賞口入賞検出スイッチSW3が配備され、特定領域
17の奥方には、特定領域17に入賞した遊技球を検出
する特定領域通過検出スイッチSW4が配備されてい
る。
【0036】第1種始動口14に遊技球が入賞すると、
図柄表示装置1の特別図柄が図柄変動し、所定時間後に
図示しない左特別図柄、右特別図柄、中特別図柄の順に
図柄を停止し、停止表示された左,中,右の特別図柄が
全て一致した場合には、大入賞口16が所定時間の開放
動作を行う。また、大入賞口16の開放中、大入賞口1
6に入賞した遊技球が特定領域17を通過すると、大入
賞口16の閉鎖後、新たに大入賞口16の開放動作が行
われ、この連続回数は、最初の開放を含めて最高16回
迄である。
【0037】また、大入賞口5の開放中、入賞した遊技
球の個数が10個に達すると、10個目の検出を以て大
入賞口16は閉鎖される。
【0038】なお、図柄表示装置1の特別図柄の変動中
または大入賞口16の開放動作中に、新たに遊技球が第
1種始動口14に入賞した場合には、特別図柄表示LE
D21が点灯されて最高4個迄記憶され、特別図柄の変
動停止後または大入賞口16の開放動作終了後、再度特
別図柄が変動される。
【0039】図3は、本発明のパチンコ機の図柄表示装
置を装備したパチンコ機の一実施例を示す要部ブロック
図であって、パチンコ機の制御部は、遊技盤面における
入賞球の検出、入賞及び不正の判定、表示部への出力、
各可動部材の駆動、入賞発生に対する賞品球の払い出
し、打球管理装置への信号授受等の制御を行うととも
に、図柄表示装置1に対して出力する遊技態様及び不正
発生に対応した8ビットよりなる表示図柄指定データ及
び表示図柄指定データを図柄表示装置1のMPU2に読
み込ませるための割り込み信号であるLWR信号及びタ
イミング信号であるLCE信号を出力する制御プログラ
ムを格納したROM31とデータの一時記憶等に用いら
れるRAM32及びROM31の制御プログラムに従っ
てパチンコ機の各部を駆動制御するCPU30によって
構成され、該制御部は条件検出手段や各図柄表示部の変
動停止時間を確定させる変動時間確定手段や、不正検出
手段をを兼ねる。
【0040】CPU30に対して、普通図柄作動スイッ
チSW1,第1種始動口入賞検出スイッチSW2,大入
賞口入賞検出スイッチSW3,特定領域入賞検出スイッ
チSW4の各々が、スイッチ検出部28を介して接続さ
れ、また、普通図柄表示装置18と、普通図柄記憶数表
示LED19及び特別図柄記憶数表示LED21とがL
ED表示回路29を介して接続され、これらはCPU3
0により個別にまたは同時に駆動制御されるようになっ
ている。大入賞口16を開閉駆動する大入賞口開閉ソレ
ノイドSOL1は、ソレノイド駆動回路33を介しCP
U30に接続され、普通電動役物15を拡開駆動する普
通電動役物開放ソレノイドSOL2はソレノイド駆動回
路34を介しCPU30に接続され、CPU30により
個別にまたは同時に駆動制御されるようになっている。
【0041】さらに、CPU30には、図柄表示装置1
が接続され、CPU30は、図柄表示装置1に対して、
遊技態様及び不正発生に対応した8ビットよりなる表示
図柄指定データ及び表示図柄指定データを図柄表示装置
1のMPU2に読み込ませるための割り込み信号である
LWR信号及びタイミング信号であるLCE信号を出力
する。なお、クロック・リセット回路35はCPU30
の処理周期を規定する。
【0042】以下、ROM11に格納された制御プログ
ラムの要部を示すフローチャート(図20乃至図33)
を参照して本実施例におけるパチンコ機の図柄表示装置
1の処理動作を説明する。なお、図示していないが、M
PU2は、電源投入時の初期化処理によって、図柄表示
制御処理やメイン基板9よりの表示図柄指定データの入
力に関する処理に必要な初期値を各フラグ及び各レジス
タにセットする。
【0043】電源投入後、図1に示すように、メイン基
板9よりの割り込み信号であるLWR信号と読み込みタ
イミング信号であるLCR信号及び表示図柄指定データ
が送出されてMPU2に入力される。LWR信号がMP
U2に入力されると、MPU2は、表示図柄データリー
ド処理を行う。
【0044】MPU2は、まず、コマンドリードフラグ
F1が0であるか否か、即ち、表示図柄データリード処
理が実行中でないか否かを判別する(ステップa1)。
電源投入直後は、初期化処理によって、コマンドリード
フラグF1の値が0セットされており、表示図柄データ
リード処理が実行中でないので、MPU2は、ステップ
a2に移行する。
【0045】MPU2は、表示図柄データ入力カウンタ
C1に入力データ数11をセットし(ステップa2)、
コマンドリードフラグF1に1をセットして表示図柄デ
ータリード処理の開始を記憶し(ステップa3)、ステ
ップa4に移行する。
【0046】ステップa4に移行したMPU2は、読み
込みタイミング信号であるLCR信号が入力されている
か否かを判別し(ステップa4)、LCR信号が入力さ
れている場合には、コマンドリード処理を実行し(ステ
ップa5)、表示図柄指定データを1バイト入力して左
図柄番号記憶レジスタr1に記憶し、表示図柄データ入
力カウンタC1の値をデクリメントし(ステップa
6)、表示図柄データ入力カウンタC1の値が0である
か否かを判別する(ステップa7)。
【0047】MPU2は、表示図柄データリード処理の
開始した時点においては、表示図柄データ入力カウンタ
C1の値が0となっていないので、この周期の処理を終
了する。なお、初回の表示図柄データリード処理では、
左図柄番号が入力記憶されることとなる。
【0048】また、ステップa4の判別処理において、
LCR信号が入力されていない場合には、MPU2は、
この周期の処理を終了する。
【0049】次周期以降、MPU2は、LWR信号がM
PU2に入力されると、コマンドリードフラグF1の値
が1となっているために、ステップa4に移行し、LC
E信号を検出する毎に、図9に示すように、表示図柄指
定データを1バイトずつ入力して各記憶レジスタr2乃
至r13に記憶していく。即ち、左図柄位置番号、右図
柄番号、右図柄位置番号、中図柄番号、中図柄位置番
号、ステータス、ラウンド数、10カウント数及びリー
チフラグ、大当り図柄、エラーコード及びV入賞フラグ
を示す表示図柄指定データを処理周期毎に所定の記憶レ
ジスタr2乃至r13に1個ずつ記憶していく。そし
て、表示図柄指定データを1個記憶する毎に、表示図柄
データ入力カウンタC1の値を減算し、11個の表示図
柄指定データを全て入力し終わると、MPU2はステッ
プa7の判別処理において真と判定して、ステップa8
に移行する。
【0050】ステップa8に移行したMPUは、リクエ
ストフラグF2に値1をセットし(ステップa8)、コ
マンドリードフラグF1の値を0セットして表示図柄デ
ータリード処理の実行終了を記憶し(ステップa9)、
処理を終了する。
【0051】図柄表示に必要な各データを記憶したMP
U2は、記憶した各データに応じてメインルーチンにお
いて、図柄表示処理を行う。
【0052】まず、MPU2は、VBLK割り込みフラ
グF3の値が1となっているか否かを判別する(ステッ
プs1)。電源投入時の初期化処理において、VBLK
割り込みフラグF3の値に1がセットされているため、
MPU2は、ステップs2に移行して、VBLK割り込
みフラグF3の値を0クリアする(ステップs2)。
【0053】なお、VBLK割り込みフラグF3の値
は、映像制御部5からのVBLK信号が入力されると、
MPU2によってVBLK割り込みフラグF3の値に1
がセットされる(ステップs100)。
【0054】MPU2は、次いで、リクエストフラグF
2が1となっているか否かを判別する(ステップs
3)。即ち、メイン基板9よりのLWR信号及びLCE
信号による割り込みによる新しい表示図柄指定データが
入力されたか否かを判別する。
【0055】表示図柄指定データリード処理を実行終了
後は、リクエストフラグF2が1となっているため、M
PU2は、ステップs4に移行し、リクエストフラグF
2を0クリアし(ステップs4)、ステータス記憶レジ
スタr7の値を実行ステータスレジスタR7に格納し
(ステップs5)、即ち、実行ステータスを更新し、ス
テップs6に移行する。
【0056】また、リクエストフラグF2の値が1でな
い場合には、MPU2はそのままステップs6に移行す
る。
【0057】ステップs6以降の処理において、MPU
2は、処理フラグf1の値によって、画面初期化処理、
図柄変動表示処理、モザイク表示処理、大当り中表示処
理、大当り終了表示処理、品質検査表示処理、不正表示
処理、部分表示切り替え処理の各処理に分岐する。
【0058】処理フラグf1の値は、0で画面初期化処
理を行い、1で図柄変動表示処理を行い、2でモザイク
表示処理を行い、3で大当り中表示処理を行い、4で大
当り終了表示処理を行い、5で不正表示処理を行い、6
で部分表示切り替え処理を行う。
【0059】電源投入直後は、初期化処理によって処理
フラグf1の値に0がセットされているため、MPU2
は画面初期化処理を行い(ステップs7)、ステップs
19に移行し、メイン基板9より入力したエラーコード
記憶レジスタr12及びステータス記憶レジスタr7の
値に応じて処理フラグf1の値を切り替え(ステップs
19)、メインルーチンにおける今回処理を終えて、再
びステップs1にリターンする。
【0060】ステップs19の処理において、MPU2
は、エラーコード記憶レジスタr12の値が1または2
の時に、処理フラグf1に5をセットし、エラーコード
記憶レジスタr12の値が0である時、即ち、正常であ
る時、実行ステータスレジスタR7の値により処理フラ
グf1を設定する。また、ステータスの値とメイン基板
9側の遊技状態との関係は表2に示す通りである。
【0061】MPU2は、実行ステータスレジスタR7
の値が0である時、即ち、パチンコ機本体の電源投入時
及び大当り以外で図柄の変動停止時である時、処理フラ
グf1に6をセットし、ステータスレジスタR7の値が
1である時、即ち、図柄変動中である時、処理フラグf
1に1をセットし、ステータスレジスタR7の値が2で
ある時、即ち、リーチ時である時、処理フラグf1に1
をセットし、ステータスレジスタR7の値が3であると
き、即ち、変動図柄が停止されて図柄判定する時、処理
フラグf1に2をセットし、ステータスレジスタR7の
値が4である時、即ち、大当り発生時である時、処理フ
ラグf1に3をセットし、ステータスレジスタR7の値
が5である時、即ち、大入賞口16の開放動作中である
時、処理フラグf1に3をセットし、ステータスレジス
タR7の値が6である時、即ち、大入賞口16の一時閉
鎖中である時、処理フラグf1に4をセットし、ステー
タスレジスタR7の値が7である時、即ち、大当り終了
時である時、処理フラグf1に4をセットする。
【0062】電源投入時では、実行ステータスレジスタ
R7の値が0であるので、処理フラグf1には6がセッ
トされている。ステップs19の処理後、MPU2は、
メインルーチンにおける今回周期の処理を終了し、次周
期のメインルーチンへ移行することとなる。
【0063】MPU2が画面初期化処理を実行すると、
映像制御部5は25行目のデータを走査し終えた時点
で、垂直ブランキング期間となって、MPU2に対して
VBLK信号を送出して割り込みがかけられる。
【0064】MPU2は、VBLK信号を受け、メイン
ルーチンよりVBLK信号割り込みルーチンへジャンプ
して、VBLK割り込みフラグF3の値に1をセットし
(ステップs100)、再びメインルーチンへリターン
する。
【0065】また、メイン基板9よりのLWR信号によ
る割り込みが発生した場合には、表示図柄指定データリ
ード処理を実行し、再びメインルーチンにリターンす
る。
【0066】そして、ステップs1の判別処理を真と判
定した後、MPU2は、処理フラグf1には6となって
いるため、ステップs18の部分切替表示処理を実行す
ることとなる。
【0067】次に、ステップs17の部分切替表示処理
について説明する。
【0068】部分切替表示処理は、図11に示すよう
に、液晶画面36中央に、女の子とアルファベットの文
字“BLONDY”を有する絵柄(以下、ブロンディ画
面という)を映し出すと共に、図11の女の子の左目の
部分において、目ひらき状態と目とじ、即ち、ウインク
状態とを切替表示を行い、また、図11の絵柄を縁取る
枠37の色彩を時間の経過にしたがって黄,緑,青,オ
レンジの4色に切替表示する。
【0069】なお、電源投入時の初期化処理において、
部分切替表示処理に必要な枠タイマT2,枠カウンタC
2,ウインクタイマWT,ウインクフラグWFの各々に
は、初期値0がセットされている。
【0070】MPU2は、枠タイマT2の値が0である
か否かを判別する(ステップb1)。部分切替表示処理
の開始直後では真と判定してステップb2に移行し、枠
タイマT2に所定値Aを設定し(ステップb2)、枠3
6の色彩を規定する枠カウンタC2の値を1つインクリ
メントし(ステップb3)、枠カウンタC2の値が奇数
であるか否かを判別する(ステップb4)。
【0071】MPU2は、枠カウンタC2の値が奇数で
ある場合には、ステップb5に移行して、ウインクタイ
マWTに所定値Bをセットし(ステップb5)、ウイン
クフラグWFに値1をセットし(ステップb6)、ステ
ップb8に移行する。
【0072】また、MPU2は、ステップb4の判別処
理において、枠カウンタC2の値が奇数でない場合に
は、そのままステップb8に移行する。
【0073】ステップb8に移行したMPU2は、25
×25のキャラクタで構成されるビデオRAM4上の水
平方向座標位置及び垂直方向座標位置を所定の値に設定
し、ビデオRAM4のアドレス自動更新を設定し、図1
1の絵柄に対応する表示キャラクタデータをキャラクタ
ROM3より逐次取り出し、水平方向及び垂直方向の表
示サイズをビデオRAM4に設定して、映像制御部5に
出力し、ブロンディ画面の一部であるブロンディ画面1
を表示する(ステップb8)。
【0074】次いで、MPU2は、女の子の目の部分の
表示を行う。MPU2は、ウインクフラグWFの値が1
であるか否かを判別する(ステップb9)。部分切替表
示処理の開始直後では、ステップb6の処理によって、
ウインクフラグWFの値が1であるため、MPU2は、
真と判定してステップb10に移行する。
【0075】ウインクフラグWFの値が1である場合に
は、MPU2は、ウインクタイマWTの値を1つデクリ
メントし(ステップb10)、ウインクタイマWTの値
が0に達したか否かを判別する(ステップb10)。こ
の時点では、ウインクタイマWTの値が0に達していな
いため、MPU2は、ステップb12に移行する。
【0076】ステップb12に移行したMPU2は、図
11の絵柄の女の子の左目の部分に対応する目ひらき状
態のキャラクタデータをキャラクタROM3より取り出
し(ステップb12)、ステップb13に移行してアド
レス自動更新されたビデオRAM4のアドレスに従って
映像制御部5に出力し、目の部分の表示を行う(ステッ
プb13)。
【0077】次いで、MPU2は、図11の絵柄の残り
の部分に対応する表示データをキャラクタROM3より
逐次取り出して、映像制御部5に出力し、ブロンディ画
面の残りの部分であるブロンディ画面2を表示する(ス
テップb14)。
【0078】ステップb14の処理後、MPU2は、枠
37の部分の表示を行う。MPU2は、ビデオRAM3
の水平方向座標位置及び垂直方向座標位置を枠37に対
応する所定の値に再設定し、枠カウンタC2の値に応じ
てキャラクタROM3よりキャラクタデータを順時取り
出し、水平方向及び垂直方向の表示サイズを設定して映
像制御部5に出力し、枠37の部分の表示を行う(ステ
ップb15)。ステップb15の処理後、MPU2は、
この周期の部分切替表示処理を終了する。
【0079】映像制御部5は枠37を映し出しを完了し
た時点で、VBLK信号がMPU2に対して出力するの
で、次周期の処理において、実行ステータスレジスタR
7の内容が更新されなければ、処理フラグf1の値が変
更されないため、MPU2は、ステップb1の判別処理
後、ステップb7に移行して、枠タイマT2の値をデク
リメントし(ステップb7)、ステップb8に移行し
て、再びブロンディ画面1を表示する。
【0080】ステップb9の判別処理では、ウインクフ
ラグWFの値が1であるため、MPU2は、ステップb
10の処理に移行してウインクタイマWTの減算を行
い、ステップb11において、ウインクタイマWTの値
が0となったか否かを判別する。以下、MPU2は、ス
テップb9以降の処理において、ウインクタイマWTの
値が0となるまで、ステップb9,ステップb10,ス
テップb11,ステップb12,ステップb13乃至ス
テップb15を所定周期で繰り返すため、液晶画面36
には、図11に示すように、女の子が目ひらき状態であ
るブロンディ画面が表示される。
【0081】そして、ウインクタイマWTの値が0とな
ると(ステップb11)、MPU2は、ウインクフラグ
WFを0クリアし(ステップb16)、ステップb17
に移行する。
【0082】ステップb17に移行したMPU2は、図
12の絵柄の女の子の左目の部分に対応する目とじ状
態、即ち、ウインク状態を示すキャラクタデータをキャ
ラクタROM3より取り出し(ステップb17)、ステ
ップb13に移行してアドレス自動更新されたビデオR
AM4のアドレスに従って映像制御部5に出力し、目の
部分の表示をウインクに切り替える(ステップb1
3)。
【0083】MPU2は、この処理後、ステップb14
乃至ステップb15の処理を実行し、この周期の処理を
終了する。次周期の処理においては、ウインクフラグW
Fが0となっているため、MPU2は、ステップb9の
判別処理後ステップb12を実行するので、再び目ひら
き状態に戻る。
【0084】また、枠37の色彩の切替は、ステップb
7の処理によって枠タイマT2が0となると、次周期の
処理のステップb1の判別処理において、真と判定さ
れ、後続のステップb3の処理によって、枠カウンタC
2がカウントアップされるため、ステップb15の処理
によって枠37の色が切り替えられる。
【0085】MPU2は、枠カウンタC2の値に従っ
て、ビデオRAM4に記憶された液晶表示画面において
同一の座標座標位置、表示サイズが設定された赤、緑、
青の表示キャラクタデータを映像制御部5に出力するこ
とにより枠37を指定した色で表示する。
【0086】また、この周期に、枠カウンタC2の値が
奇数であれば、新たにウインクフラグWF及びウインク
タイマWTがセットされ、この後、所定時間経過する
と、再び女の子がウインク状態である図12のブロンデ
ィ画面が表示される。
【0087】次に、図柄の変動動作処理について説明す
る。パチンコ遊技が開始され、図2に示す遊技盤20に
おいて、普通電動役物15の第1種始動口14に遊技球
が入賞すると、図3に示すように、CPU30は、LW
R信号及びLCR信号と共に図柄表示指定データに図柄
変動情報を記憶させて図柄表示装置1に送出する。
【0088】図1においては、メイン基板9よりLWR
信号及びLCR信号と共に図柄表示指定データがMPU
2に入力され、LWR信号割り込みがかけられる。
【0089】MPU2は、これにより表示図柄指定デー
タリード処理を行い、該処理が終了すると、リクエスト
フラグF2に1をセットする(ステップa8)。MPU
2は、メインルーチンにおいて、リクエストフラグF2
の値1を検出し(ステップs3)、実行ステータスレジ
スタR7の内容を新規に入力したステータス記憶レジス
タr7の内容に更新し(ステップs5)、後続のステッ
プs19の処理において、処理フラグf1の値を切り替
える。この場合には、実行ステータスレジスタR7の値
が1である時、即ち、図柄変動中である時なので、処理
フラグf1に1がセットされる。
【0090】次周期のメインルーチンにおいて、MPU
2は、ステップs8の判別処理において真と判定しステ
ップs9の図柄変動処理を実行する。なお、以下の説明
では、左特別図柄、中特別図柄、右特別図柄の各々を左
図柄、中図柄、右図柄ということとする。
【0091】液晶画面上における25×25のキャラク
タで構成されるビデオRAM4上において、左,中,右
の各図柄を表示する領域は、水平方向に8キャラクタず
つに区切られており、左図柄は水平方向座標位置0〜7
で垂直方向0〜24の領域、中図柄は、水平方向座標位
置8〜15で垂直方向0〜24の領域、右図柄は、水平
方向座標位置16〜23で垂直方向0〜24の領域に各
々設定され、水平方向座標位置24で垂直方向0〜24
の領域は、白抜き表示される。
【0092】MPU2は、まず、水平方向座標位置2
4、即ち、液晶画面上の右端の縦方向1列を白抜き表示
する(ステップc1)。なお、以下の説明では、液晶画
面上における、水平方向をHといい、垂直方向をVとい
うこととする。
【0093】次に、MPU2は、左図柄位置番号記憶レ
ジスタr2に記憶されている左図柄に関する表示位置番
号データ(0〜24迄の値)の値に従って、液晶画面上
における、図柄番号のV表示座標及びV表示サイズ、図
柄番号の白抜きするV表示座標及びV表示サイズ、図柄
番号+1のV表示座標及びV表示サイズ、図柄番号+1
の白抜きするV表示座標及びV表示サイズの各値を読み
出す(ステップc2)。ここで、図柄番号+1のV表示
座標及びV表示サイズは、図柄が変動して移行する時
に、次に表示される図柄の図柄番号である。
【0094】次いで、MPU2は、図柄番号の白抜きす
るV表示座標及びV表示サイズと、左図柄における固定
的な値のH表示座標0及びH表示サイズ8とに基いて、
図柄番号に関する白抜き部分を表示し(ステップc
3)、ステップc4に移行する。
【0095】ステップc4に移行したMPU2は、図柄
番号+1の白抜きするV表示座標及びV表示サイズと、
左図柄における固定的な値のH表示座標0及びH表示サ
イズ8とに基いて、図柄番号+1に関する白抜き部分を
表示し(ステップc4)、ステップc5に移行する。
【0096】MPU2は、左図柄番号記憶レジスタr1
に記憶されている左図柄に関する表示番号データ(0〜
14迄の値)の値に対応して、キャラクタROM3より
表示キャラクタデータを逐次取り出し、ステップc2で
読み出した図柄番号のV表示座標及びV表示サイズと、
左図柄における固定的な値のH表示座標0及びH表示サ
イズ8とに基いて、左図柄の図柄番号キャラクタデータ
をビデオRAM4上にセットし(ステップc5)、映像
制御部5に出力し、左図柄を表示する。
【0097】次に、MPU2は、同様のアルゴリズムで
中図柄位置番号記憶レジスタr6に記憶されている中図
柄に関する表示位置番号データ(0〜24迄の値)の値
に従って、液晶画面上における、図柄番号のV表示座標
及びV表示サイズ、図柄番号の白抜きするV表示座標及
びV表示サイズ、図柄番号+1のV表示座標及びV表示
サイズ、図柄番号+1の白抜きするV表示座標及びV表
示サイズの各値を読み出す(ステップc6)。
【0098】次いで、MPU2は、図柄番号の白抜きす
るV表示座標及びV表示サイズと、中図柄における固定
的な値のH表示座標8及びH表示サイズ8とに基いて、
図柄番号及び図柄番号+1に関する白抜き部分を表示し
(ステップc7〜ステップc8)、MPU2は、中図柄
番号記憶レジスタr5に記憶されている中図柄に関する
表示番号データ(0〜14迄の値)の値と、ステップc
6で読み出した図柄番号のV表示座標及びV表示サイズ
と、中図柄における固定的な値のH表示座標8及びH表
示サイズ8とに基いて、キャラクタROM3より中図柄
の図柄番号キャラクタデータを逐次取り出してビデオR
AM4上にセットし(ステップc9)、映像制御部5に
出力し、中図柄を表示する。
【0099】そして、MPU2は、右図柄位置番号記憶
レジスタr4に記憶されている右図柄に関する表示位置
番号データ(0〜24迄の値)の値に従って、液晶画面
上における、図柄番号のV表示座標及びV表示サイズ、
図柄番号の白抜きするV表示座標及びV表示サイズ、図
柄番号+1のV表示座標及びV表示サイズ、図柄番号+
1の白抜きするV表示座標及びV表示サイズの各値を読
み出す(ステップc10)。
【0100】次いで、MPU2は、図柄番号の白抜きす
るV表示座標及びV表示サイズと、右図柄における固定
的な値のH表示座標16及びH表示サイズ8とに基い
て、図柄番号及び図柄番号+1に関する白抜き部分を表
示し(ステップc11〜ステップc12)、MPU2
は、右図柄番号記憶レジスタr3に記憶されている右図
柄に関する表示番号データ(0〜14迄の値)の値と、
ステップc10で読み出した図柄番号のV表示座標及び
V表示サイズと、右図柄における固定的な値のH表示座
標16及びH表示サイズ8とに基いて、キャラクタRO
M3より右図柄の図柄番号キャラクタデータを逐次取り
出してビデオRAM4上にセットし(ステップc1
3)、映像制御部5に出力し、右図柄を表示する。
【0101】左,中,右の各図柄を表示したMPU2
は、今回周期の図柄の変動動作処理を終了し、メインル
ーチンにおいて処理フラグf1の設定を行って(ステッ
プs19)、次周期におけるメインルーチンに移行す
る。
【0102】映像制御部5は左,中,右図柄の映し出し
を完了した時点で、VBLK信号をMPU2に対して出
力するので、次周期の図柄変動動作処理において、新た
な図柄を表示することとなる。
【0103】図柄の変動は、メイン基板9よりの左,
中,右の各図柄番号データと、各図柄位置番号データと
を所定の周期で切り替えることによって、カラー液晶表
示部7に図柄の変動を映し出す。左図柄の場合について
説明すると、例えば、図柄番号1のデータと図柄位置番
号0のデータを最初に出力し、次いで、同じく図柄番号
1のデータと図柄位置番号6のデータを出力し、以下、
同じく図柄番号1として、図柄位置番号だけを12,1
8と代え、さらに図柄番号2で図柄位置番号0のデータ
を順次出力すると、左図柄には、図柄1から図柄2へと
1/4図柄ずつ上から下に移動して表示される。
【0104】また、メイン基板9における表示図柄指令
データの出力周期を高速、中速、低速の3段階にし、例
えば、高速は、所定周期aで1/4図柄ずつ移行する図
柄位置番号データを出力し、中速は、所定周期2aで1
/12図柄ずつ移行する図柄位置番号データを出力し、
低速は、所定周期4aで1/12図柄ずつ移行する図柄
位置番号データを出力して、左図柄における図柄の移行
速度を高速、中速、低速の3段階に表示する。
【0105】図柄の変動が開始されて、所定時間経過す
ると、メイン基板9側では、左停止図柄、右停止図柄、
中停止図柄の順に、MPU2に表示図柄指定データを送
出する。図柄表示装置1側では、これらの表示図柄指定
データに応じてカラー液晶表示部7に左図柄、右図柄、
中図柄を順次停止させる。一方、メイン基板9側では、
停止表示された左,中,右の各図柄の図柄判定を行って
判定結果をステータスに出力する。実施例の場合では、
判定結果が大当りであった時に、即ち、停止表示された
図柄が左,中,右共に全て一致した場合、ステータスの
値が3に切り替えられ、これを受けて図柄表示装置1側
では、例えば、図14に示す大当り時の図柄と図13に
示すアルファベットで“COME ON”の文字が記さ
れた絵柄とを、液晶画面上においての各々図柄を格子状
に分割し、各格子の表示絵柄が大当り時の図柄と図13
に示す絵柄とを交互に配列して表示するモザイク表示を
行う。
【0106】ステータスの値が3となると、即ち、実行
ステータスレジスタR7の値が3となると、メインルー
チンでは、ステップs19の処理によって処理フラグf
1の値が2にセットされる。
【0107】MPU2は、次周期のメインルーチンにお
いて、処理フラグf1の値2に従って、ステップs10
の判別処理後ステップs11のモザイク表示処理を行
う。
【0108】MPU2は、停止表示されている左,中,
右図柄に関するビデオRAM4上のキャラクタデータを
RAM12に転送して記憶し、RAM12に記憶した
左,中,右図柄のキャラクタデータと、キャラクタRO
M3より図13に示す絵柄に対応するキャラクタデータ
とを逐次取り出し、ビデオRAM4において、各々の絵
柄に対しての格子状に設定された所定の表示領域に交互
に転送して配列し、映像制御部5に出力し、モザイク表
示する。
【0109】例えば、図13に示す絵柄を絵柄Aという
ことにし、大当りの図柄が図14に示すように“99
9”であって、これを絵柄Bということにすると、液晶
画面上でモザイク表示される絵柄は、図15に示される
ように、アルファベット“A”で示される女の子の絵柄
と、アルファベット“B”で示される大当り図柄“99
9”とが格子状に分割されて互いの絵柄が交互に配列さ
れて映し出されることとなる。
【0110】また、時間経過と共に、図13に示す絵柄
に対応するキャラクタデータのビデオRAM4における
格子状の配置領域を大きくすると共に、図14に示す大
当り図柄に対応するキャラクタデータのビデオRAM4
における格子状の配置領域を小さくすると、カラー液晶
表示部7における表示が、図15において斜線で示され
る絵柄Aの表示領域が徐々に拡大すると共に白抜きで示
される絵柄Bの表示領域が縮小して、経時的に図13に
示す絵柄へと円滑に切り替わることとなる。
【0111】メイン基板9側では、大当り判定後、大当
りである場合には、図2における大入賞口16の開放動
作処理を行い、表示図柄指定データのステータスを大当
り中を規定する5に切替え、また、大入賞口16の開放
回数(1〜16迄の値)をラウンド数として出力し、大
入賞口16への入賞球を計数して10カウントとして出
力し、また、大入賞口16の開放中に特定領域17に遊
技球が入賞した場合には、V入賞フラグを1にして出力
する。
【0112】図柄表示装置1側では、ステータスの値が
5となると、即ち、実行ステータスレジスタR7の値が
5となると、ステップs19の処理において、処理フラ
グf1の値が3に切り替わり、次周期のメインルーチン
では、MPU2は、ステップs12の判別後、ステップ
s13に移行して大当り中表示処理を行う。
【0113】大当り中の表示は、図16に示す絵柄を最
初表示し、大入賞口16の開放中に特定領域17に遊技
球が入賞した場合には、図17に示す絵柄に切り替えて
表示する。
【0114】図16における絵柄は、左図柄を表示する
領域において、アルファベットで“ROUND”の文字
とその下に大入賞口16の現在の開放回数を数字表示
し、中図柄を表示する領域において、大当りとなった図
柄を表示し、右図柄において、アルファベットで“RO
UND”の文字とその下に大入賞口16に入賞した遊技
球数を数字表示する。
【0115】図17における図柄は、左図柄及び右図柄
を表示する領域においては、図16に示す絵柄と情報内
容と同一の情報内容を表示し、中図柄を表示する領域に
おいて、特定領域17を通過したことを示す情報として
女の子及びその下にアルファベット“V”を表示する。
【0116】次に、大当り中表示処理について説明す
る。大当り中表示処理を開始したMPU2は、まず、図
16の絵柄における左,中,右の各図柄表示領域の白抜
き部分の表示を行い(ステップd1)、ステップd2に
移行する。
【0117】ステップd2に移行したMPU2は、H表
示座標0〜7迄の左図柄表示領域における表示を行う。
MPU2は、左図柄表示領域内における所定のH表示座
標及びV表示座標を設定し、“ROUND”文字データ
をROM4より読みだし、Hサイズ及びVサイズを設定
してビデオRAM4に転送し、映像制御部5に出力して
“ROUND”の文字を表示する(ステップd2)。
【0118】ステップd2の処理後、MPU2は、ラウ
ンド数記憶レジスタr8に記憶された大入賞口16の現
在の開放回数の値に応じて、キャラクタROM3より表
示データを逐次取り出して、左図柄表示領域内における
所定のH表示座標,V表示座標,Hサイズ,Vサイズを
設定し、ビデオRAM4に転送し、映像制御部5に出力
してラウンド数を数字表示する(ステップd3)。
【0119】次いで、MPU2は、H表示座標16〜2
3迄の右図柄表示領域における表示を行う。MPU2
は、右図柄表示領域内における所定のH表示座標及びV
表示座標を設定し、“COUNT”文字データをROM
4より読みだし、Hサイズ及びVサイズを設定してビデ
オRAM4に転送し、映像制御部5に出力して“COU
NT”の文字を表示する(ステップd4)。
【0120】ステップd4の処理後、MPU2は、10
カウント数記憶レジスタr9に記憶された大入賞口16
への遊技球の入賞個数の値に応じて、キャラクタROM
3より表示データを逐次取り出して、右図柄表示領域内
における所定のH表示座標,V表示座標,Hサイズ,V
サイズを設定し、ビデオRAM4に転送し、映像制御部
5に出力して遊技球の入賞個数を数字表示する(ステッ
プd5)。
【0121】そして、MPU2は、H表示座標8〜15
迄の中図柄表示領域における表示を行う。MPU2は、
まず、ラウンド数記憶レジスタr8に記憶された大入賞
口16の現在の開放回数の値が規定開放回数16に達し
ているか否かを判別する(ステップd6)。ラウンド数
記憶レジスタr8の値が16である場合には、MPU2
は、ステップd8に移行する一方、ラウンド数記憶レジ
スタr8の値が16でない場合にはステップd7に移行
して、V入賞フラグ記憶レジスタr13の値が特定領域
17通過を規定する値1となっているか否かを判別する
(ステップd7)。
【0122】大入賞口16の開放回数が16回未満であ
る場合には、特定領域17に遊技球が通過することによ
って、次回の大入賞口16の開放動作が行われることと
なり、この場合には、カラー液晶表示部7において、女
の子とアルファベット“V”の文字とを表示する。
【0123】V入賞フラグ記憶レジスタr13の値が1
でない場合、即ち、開放中の大入賞口16の特定領域1
7に遊技球が通過していない場合には、MPU2は、ス
テップd8に移行し、大当り番号記憶レジスタr11に
記憶された図柄番号に対応する図柄を中図柄表示領域に
表示する(ステップd8)。即ち、大当り番号記憶レジ
スタr11に記憶された図柄番号の値に応じて、キャラ
クタROM3より表示データを逐次取り出して、所定の
H表示座標,V表示座標,Hサイズ,Vサイズを設定
し、映像制御部5に出力して大当りの図柄を中図柄表示
領域に表示し、今回周期の大当り中表示処理を終了して
メインルーチンに帰る。
【0124】また、V入賞フラグ記憶レジスタr13の
値が1である場合、即ち、開放中の大入賞口16の特定
領域17に遊技球が通過した場合には、MPU2は、ス
テップd9に移行し、図17に示される女の子とアルフ
ァベット“V”の絵柄に対応した表示キャラクタデータ
をキャラクタROM3より逐次取り出して、中図柄表示
領域内の所定のH表示座標、V表示座標、Hサイズ、V
サイズを設定して転送し、映像制御部5に出力して、女
の子とアルファベット“V”の絵柄を中図柄表示領域に
表示し(ステップd9)、今回周期の大当り中表示処理
を終了してメインルーチンに帰る。
【0125】遊技盤20側において、大入賞口16の1
回目の開放動作が終了して、大入賞口16が一時閉鎖さ
れると、メイン基板9側では、表示図柄指定データのス
テータスを大入賞口の一時閉鎖を規定する値6に切り替
えて送出する。
【0126】図柄表示装置1側においては、ステータス
の値が6となると、即ち、実行ステータスレジスタR7
の値が6となると、ステップs19の処理において、処
理フラグf1の値が4に切り替わり、次周期のメインル
ーチンでは、MPU2は、ステップs14の判別後、ス
テップs15に移行して大当り終了表示処理を行う。
【0127】大当り終了表示処理は、大入賞口16の一
時閉鎖時である場合、即ち、特定領域17への遊技球通
過がある場合には、次回の大入賞口16の開放までの
間、大当り時の絵柄、例えば、図14に示すように、
左,中,右表示領域に表示される図柄が全て同一となる
絵柄を表示する。
【0128】また、遊技盤20側において、大入賞口1
6の連続開放動作が終了する場合には、図18(a)乃
至(c)に示すように、女の子の絵柄に切り替わると共
に、「また私を出して下さいね。GOOD BYE」の
文字テロップを移動表示し、女の子の口の部分の表示を
口あき状態と口とじ状態とで切替表示し、文字テロップ
を移動表の終了時に、女の子の目の部分の表示を目あき
状態より目とじ状態に切替えて表示する。
【0129】次に、大当り終了表示処理について説明す
る。大当り終了表示処理を開始したMPU2は、まず、
実行ステータスレジスタR7に記憶されたステータスの
値が、女の子に切り替えて表示することを規定する値7
となっているか否かを判別する(ステップe1)。
【0130】大入賞口16の一時閉鎖中では、実行ステ
ータスレジスタR7の値が6となっているため、MPU
2は、偽と判定してステップe2に移行する。ステップ
e2に移行する場合には、MPU2は、左,中,右の各
図柄表示領域における白抜き部分の表示を行い(ステッ
プe2)、ステップe3に移行する。
【0131】ステップe3に移行したMPU2は、大当
り番号記憶レジスタr11に記憶した図柄番号に対応す
る図柄を左,中,右図柄表示領域に表示する(ステップ
e3)。即ち、大当り番号記憶レジスタr11に記憶さ
れた図柄番号の値に応じて、キャラクタROM3より表
示データを逐次取り出して、所定のH表示座標,V表示
座標,Hサイズ,Vサイズを左,中,右図柄表示領域の
各々において設定し、映像制御部5に出力して大当りの
図柄を液晶画面上に表示し、ステップe4に移行する。
【0132】ステップe4に移行したMPU2は、テロ
ップ表示処理時に必要な各処理を行うための判別フラグ
である表示処理判別フラグf2の値を0クリアし(ステ
ップe4)、今回処理周期における大当り終了表示処理
を終了する。
【0133】この後、所定時間が経過するまでの間は、
メイン基板9側からの表示図柄指定データにおけるステ
ータス記憶レジスタr7の値が6であるため、実行ステ
ータスレジスタR7の値が6のままであり、MPU2
は、ステップe1,ステップe2,ステップe3,ステ
ップe4の処理を所定周期で実行するため、液晶画面に
は、大当り図柄が表示されている。
【0134】遊技盤20側で大入賞口16の次回の開放
動作が開始されると、メイン基板9側で表示図柄指定デ
ータにおけるステータスの値を再び5に切り替えるの
で、図柄表示装置1側では、このステータスを受けて再
び処理フラグf1の値を3に切替え、大当り中表示処理
を実行する。
【0135】そして、大当り発生時より所定時間が経過
した時点で、遊技盤20側において、大入賞口16の連
続開放動作が終了すると、メイン基板9側では、表示図
柄指定データのステータスを大当り終了を規定する値7
に切り替えて送出する。
【0136】図柄表示装置1側においては、ステータス
の値が7となると、即ち、実行ステータスレジスタR7
の値が7となると、ステップs19の処理において、処
理フラグf1の値が4に切り替わり、次周期のメインル
ーチンでは、MPU2は、ステップs14の判別後、ス
テップs15に移行して大当り終了表示処理を行う。
【0137】大入賞口16の連続開放終了時の表示は、
図18(a)乃至(c)に示すように、女の子の絵柄に
切り替わると共に、「また私を出して下さいね。GOO
DBYE」の文字テロップを移動表示し、女の子の口の
部分の表示を口あき状態と口とじ状態とで切替表示し、
文字テロップを移動表の終了時に、女の子の目の部分の
表示を目あき状態より目とじ状態に切替えて表示する。
【0138】この場合、大当り終了表示処理において
は、MPU2は、ステップe1の判別処理において、実
行ステータスレジスタR7の値が7であると判定し、ス
テップe5に移行し、表示処理判別フラグf2の値が0
となっているか否かを判別する(ステップe5)。
【0139】ステップe5の判別処理を初回に行う場合
には、表示処理判別フラグf2の値が0となっているた
め、MPU2は、ステップe6に移行して、口部分の図
柄の切替タイミングを計時する口パクタイマKTに所定
値Dを設定し(ステップe6)、目の部分の図柄の切替
タイミングを計時するウインクタイマWTに所定値Eを
設定し(ステップe7)、文字テロップ移動表示用のキ
ャラクタデータの1番目に表示するテロップの先頭アド
レスを設定する(ステップe8)。MPU2は、文字テ
ロップ移動表示用のキャラクタデータを、例えば、1番
目,2番目,3番目,…というように、順次切り替える
ことによって、「また私を出して下さいね。GOOD
BYE」という文字テロップを移動表示する。
【0140】ステップe8の処理後、MPU2は、文字
テロップ移動表示用のキャラクタデータをビデオRAM
4に転送する時に更新する転送回数カウンタC3に所定
転送データ数Fをセットし(ステップe9)、ステップ
e10に移行する。
【0141】なお、ステップe6乃至ステップe9の処
理は、表示処理判別フラグf2の値が0である時に行わ
れる処理である。
【0142】ステップe10に移行したMPU2は、表
示処理判別フラグf2の値に1をセットし(ステップe
10)、ステップe11に移行する。
【0143】ステップe11に移行したMPU2は、図
18に示す絵柄の女の子を口と片目の部分を除いて表示
する(ステップe11)。即ち、キャラクタROM3よ
り口と片目を除く女の子表示用のキャラクタデータを逐
次読み出し、所定のH表示座標、V表示座標、Hサイ
ズ、Vサイズを指定してビデオRAM4上に転送し、映
像制御部5に出力する。
【0144】次いで、MPU2は、文字テロップのアド
レスに従って、キャラクタROM3より表示用のキャラ
クタデータを逐次読み出し、所定のH表示座標、V表示
座標、Hサイズ、Vサイズを指定してビデオRAM4上
に転送し、映像制御部5に出力して、文字テロップを表
示する(ステップe12)。
【0145】ステップe12の処理後、MPU2はステ
ップe13に移行し、転送回数カウンタC3の値を1つ
デクリメントし(ステップe13)、ステップe14に
移行する。
【0146】MPU2は、転送回数カウンタC3の値が
0以下となっているか否か、即ち、文字テロップの移動
表示が終了したか否かを判別する(ステップe14)。
【0147】大当り図柄より図柄の切替えを行う時点の
処理においては、転送回数カウンタC3の値は0以下と
はならないため、MPU2は、ステップe15に移行
し、文字テロップ移動表示用のキャラクタデータのアド
レスを次回に表示する文字テロップのキャラクタデータ
のアドレスに更新し(ステップe15)、ステップe1
6に移行する。
【0148】MPU2は、女の子の片目部分を目ひらき
状態で表示する(ステップe16)。即ち、MPU2
は、目ひらき状態のキャラクタデータをキャラクタRO
M3より取り出して、所定のH表示座標、V表示座標を
指定してビデオRAM4上に転送し、映像制御部5に出
力し、女の子の目を表示し、ステップe17に移行す
る。
【0149】MPU2は、口パクタイマKTの値を1つ
デクリメントし(ステップe17)、口パクタイマKT
の値が0に達しているか否かを判別する(ステップe1
8)。
【0150】大当り図柄より図柄の切替えを行う時点で
は、口パクタイマKTの値が0とはならないので、MP
U2は、ステップ19に移行し、女の子の口の部分を口
とじ状態で表示する(ステップe19)。即ち、MPU
2は、口とじ状態のキャラクタデータをキャラクタRO
M3より取り出して、所定のH表示座標、V表示座標、
Hサイズ、Vサイズを指定してビデオRAM4上に転送
し、映像制御部5に出力し、女の子の口とじを表示し、
今回周期の大当り終了表示処理を終了する。
【0151】次周期の大当り終了表示処理においては、
ステップe1の判別処理後、ステップe5の判別処理に
おいて、表示処理判別フラグf2の値が1となっている
ため、偽と判定してステップe11に移行し、再び、口
と片目部分を除く女の子を映し出し、ステップe12の
処理を行って次の文字テロップを表示することにより、
「また私を出して下さいね。GOOD BYE」という
文字テロップが移動表示されていくこととなる。
【0152】MPU2は、ステップe12,ステップe
13の処理後、ステップe14の判別処理において、文
字テロップの移動表示が終了していなければ、MPU2
は、ステップe15乃至ステップe17の処理を実行
し、ステップe18において口パクタイマKTが0に達
したか否かの判別処理を行う。
【0153】以下、文字テロップの移動表示が終了する
までの間、ステップe18以降の処理において、MPU
2は、ステップe18,ステップe19を所定周期繰り
返し実行して、口とじを表示し、口パクタイマKTが0
となると(ステップe18)、再度、口パクタイマKT
に所定値Dをセットし(ステップe20)、口あき状態
のキャラクタデータをキャラクタROM3より取り出し
て、所定のH表示座標、V表示座標を指定してビデオR
AM4上に転送し、映像制御部5に出力し、女の子の口
あきを表示し(ステップe21)、大当り終了表示処理
を終了する。
【0154】再度、口パクタイマKTに所定値Dをセッ
トされることから、文字テロップの移動表示が終了する
までの間、ステップe18以降の処理において、再び口
とじ状態が表示され、この後、所定時間経過した時点で
口あき状態が表示される。
【0155】そして、文字テロップの移動表示が終了す
ると(ステップe14)、即ち、文字テロップを表示す
るキャラクタデータが所定回数キャラクタROM3より
ビデオRAM4に転送されて全て表示されると、転送回
数カウンタC3の値が0となるため、MPU2は、ステ
ップe14の判別処理後、ステップe22に移行する。
【0156】ステップe22に移行したMPU2は、女
の子の口の部分を口とじ状態で表示し(ステップe2
2)、次いで、ウインクタイマWTの値を1つデクリメ
ントし(ステップe23)、ウインクタイマWTの値が
0に達したか否かを判別する(ステップe24)。
【0157】ステップe24の判別処理を初回に行う時
点では、ウインクタイマWTの値は0とはなっておら
ず、MPU2は、ステップ24の判別処理を偽と判定し
てステップe25に移行し、女の子の片目の部分を目と
じ状態、即ち、ウインク状態で表示し(ステップe2
5)、今回周期の大当り終了表示処理を終了する。
【0158】次周期の大当り終了表示処理では、MPU
2は、ステップe1,ステップe5,ステップe11乃
至ステップe13の処理後、ステップe14の判別処理
を行い、転送回数カウンタC3の値が0以下となってい
るため、ステップe22,ステップe23の処理後、ス
テップe24のウインクタイマWTの値が0に達したか
否かの判別処理を行う。
【0159】以下、MPU2は、ウインクタイマWTの
値が0に達するまでの間、ステップe25の処理を所定
周期で繰り返し、女の子の片目をウインク状態で表示
し、ウインクタイマWTの値が0に達すると、ステップ
e26に移行して、女の子の片目の部分をウインク状態
から目ひらき状態に切替て表示し(ステップe26)、
今回周期の大当り終了表示処理を終了する。
【0160】次に、ステップs17の不正表示処理につ
いて説明する。遊技盤20において、遊技者が不正行為
により遊技を故意に有利に展開させようとすると、例え
ば、遊技盤が取付けられている図示しない金枠を開放し
たり、弾発する遊技球を誘導する発射レールから針金等
を差し込んで、入賞装置に遊技球を不正に誘導したりす
る行為を行った場合、図示せぬ不正検出手段によって検
出され、メイン基板9側では、ステータスに不正情報を
記憶させて出力し、図柄表示装置1側では、ステータス
を受けてカラー液晶表示部7に不正の発生を表示させ
る。
【0161】メイン基板9側において、金枠等が不正に
開放された場合には、ステータスのエラーコードの値を
2にセットして出力し、また、大入賞口16を不正によ
って開放した場合には、ステータスのエラーコードの値
を1にセットして出力する。図柄表示装置1側において
は、メインルーチンにおけるステップs19の処理にお
いて、エラーコード記憶レジスタr12の値が判定さ
れ、エラーコード記憶レジスタr12の値が1または2
の時に、処理フラグf1の値に6がセットされるので、
次周期のメインルーチンでは、MPU2は、ステップs
16の判別後、ステップs17に移行して不正表示処理
を行う。
【0162】不正表示処理を開始したMPU2は、ま
ず、図19(a)及び(b)に示す「エラー」の文字を
表示する。
【0163】MPU2は、液晶画面上において、エラー
メッセージを表示する領域以外の領域を塗り潰す処理を
行う。即ち、H表示座標、V表示座標、Hサイズ、Vサ
イズを所定の値に設定し、所定の塗り潰し用キャラクタ
データをキャラクタROM3より取り出して、ビデオR
AM4に設定して配列し、映像制御部5に出力して塗り
潰し表示する(ステップf1)。
【0164】次いで、MPU2は、「エラー」の文字に
対応した表示キャラクタデータをキャラクタROM3よ
り逐次取り出し、H表示座標、V表示座標、Hサイズ、
Vサイズを所定の値に設定してビデオRAM4に転送
し、映像制御部5に出力し、「エラー」の文字を表示す
る(ステップf2)。
【0165】ステップf2の処理後、MPU2は、ステ
ップf3に移行し、エラーコード記憶レジスタr12に
記憶されたエラーコードの値に応じた数字を示す表示キ
ャラクタデータをキャラクタROM3より逐次取り出
し、所定のH表示座標、V表示座標、Hサイズ、Vサイ
ズを所定の値に設定してビデオRAM4に転送し、映像
制御部5に出力し、エラーコードに対応する数字を表示
し(ステップf3)、不正表示処理を終了する。
【0166】実施例の図柄表示装置1は、カラー液晶表
示部7の画素に所定図柄を表示する1ブロックを8バイ
トからなる複数の図形データの集合であるデータブロッ
クであるキャラクタデータとして構成し、さらに、カラ
ー液晶表示部7の液晶表示画面を25キャラクタ×25
キャラクタの625キャラクタにより構成し、キャラク
タデータ毎に映像制御部5が走査して所定の映像を表示
するため、映像される図形が詳細に表示され、表示制御
を合理的に行うことができる。
【0167】また、キャラクタデータを3原色、即ち、
赤キャラクタデータ、緑キャラクタデータ、青キャラク
タデータによって625キャラクタの表示画面データを
構成し、これらの組み合わせによって8種類の色彩を表
示することができる。
【0168】次に、メイン基板9側における制御処理、
即ち、CPU30による特別図柄のに関する制御処理及
び表示図柄指定データ出力処理について図34乃至図4
6に示すフローチャートを参照して説明する。なお、C
PU30は、遊技盤20面における、普通図柄表示装置
18に関する表示制御処理、普通電動役物15の駆動処
理、各表示LEDの駆動制御処理等を行うが、この点に
ついては、説明を省略する。また、電源投入時の初期化
処理によって、以下に説明する各処理に必要な各フラグ
及びレジスタには、初期値がセットされている。なお、
以下の説明では、左,中,右特別図柄を左,中,右図柄
ということとする。
【0169】なお、CPU30は、表示図柄指定データ
出力処理と図柄の動作制御処理とをクロック・リセット
回路35のリセット信号入力に応じて、タスク別に略並
列的に行う。
【0170】まず、表示図柄指定データ出力処理につい
て説明する。表示図柄指定データ出力処理において、C
PU30は、図柄表示装置1に対して、パチンコ機の遊
技状態に対応した図柄表示指定データをデータ出力カウ
ンタDCの値に従って1バイトを単位として計11個の
データを出力する。なお、出力される図柄表示指定デー
タのフォーマットは、図9に示すとおりである。
【0171】データ出力カウンタDCは、図柄表示装置
1に対する図柄表示指定データの出力データ数を計数す
るカウンタであって、初期値は0である。
【0172】CPU30は、表示図柄指定データ出力処
理を開始すると、LWR信号を出力し(ステップg
1)、図柄表示装置1に対して割り込みをかけ、次い
で、データ出力カウンタDCの値に応じて、1バイトの
図柄表示指定データを作成し、図柄表示指定レジスタR
Aに格納する(ステップg2)。
【0173】即ち、CPU30は、データ出力カウンタ
DCの値に応じて、左図柄番号レジスタr0a,左図柄
位置番号レジスタr0b,右図柄番号レジスタr1a,
右図柄位置番号レジスタr1b,中図柄番号レジスタr
2a,中図柄位置番号レジスタr2b,ステータスレジ
スタSTU,大入賞口16の開放回数、即ち、ラウンド
数を計数するラウンド数カウンタRC、大入賞口16へ
の遊技球の入賞数を計数する、即ち、10カウントを計
数する10カウント数カウンタCT及びリーチフラグr
f,大当り図柄番号レジスタr3a,エラーフラグer
r及びV入賞フラグVFを順に表示図柄指定レジスタR
Aに格納する。
【0174】ここで、左,右,中の各図柄番号レジスタ
r0a乃至r2aには、左,右,中の各表示図柄に対応
する0乃至14までの各値が記憶され、左,右,中の各
図柄位置番号レジスタr0b乃至r2bには、左,右,
中の各図柄に表示する図柄の液晶表示画面における垂直
方向の表示位置に対応する0乃至23迄の各値が記憶さ
れている。
【0175】また、ステータスレジスタSTUには、後
述する図柄動作制御処理において、遊技処理条件に応じ
て設定されたステータスの値が記憶されており、遊技状
態とステータスの値との関係は、表2に示すとおりであ
る。
【0176】ラウンド数カウンタRCは、大入賞口16
の開放回数を計数するカウンタであつて1〜16までの
値が記憶されており、10カウント数カウンタCTは、
大当りとなって大入賞口16が開放中に大入賞口16に
入賞した遊技球個数を計数するカウンタであって0〜1
0までの値が記憶されており、リーチフラグrfは、
左,右の図柄が同一図柄となるリーチ発生の時に値が1
となるフラグであり、,大当り図柄番号レジスタr3a
には、大当り時の図柄番号が記憶され、エラーフラグe
rrは、図示しない不正によるエラー検出手段の検出動
作によって値1または2が設定されるフラグであって、
不正が検出されない正常時は0となっており、V入賞フ
ラグVFは、大入賞口16の開放中に、特定領域17に
遊技球が通過した場合に値1がセットされるフラグであ
る。
【0177】ステップg2の処理によって、例えば、デ
ータ出力カウンタDCの値が1であれば左図柄番号レジ
スタr0aに記憶されている値が表示図柄指定レジスタ
RAに格納され、データ出力カウンタDCの値が2であ
れば、左図柄位置番号レジスタr0bに記憶されている
値が表示図柄指定レジスタRAに格納され、データ出力
カウンタDCの値が3であれば右図柄番号レジスタr1
aに記憶されている値が表示図柄指定レジスタRAに格
納される。CPU30は、データ出力カウンタDCの値
に応じて、1バイト単位で出力する表示図柄指定データ
を1つ選択して表示図柄指定レジスタRAに格納する。
【0178】CPU30は、ステップg2の処理後、L
CR信号を出力し(ステップg3)即ち、読み込みタイ
ミング信号を出力し、次いで、表示図柄指定レジスタR
Aに格納されている1バイトデータを図柄表示装置1へ
出力する(ステップg4)。この時点で、全体11バイ
トからなる表示図柄指定データのうちの1つ目(1バイ
ト)が出力されて、図柄表示装置1側に取り込まれる。
【0179】CPU30は、ステップg4処理後、デー
タ出力カウンタDCの値を1つインクリメントし(ステ
ップg5)、データ出力カウンタDCの値が規定出力デ
ータ数11に達したか否かを判別する(ステップg
6)。
【0180】CPU30は、データ出力カウンタDCの
値が規定出力データ数11に達していない場合には、再
びステップg2に移行して、次に出力する表示図柄指定
データをデータ出力カウンタの値に従って選択して表示
図柄指定レジスタRAに格納し、ステップg3乃至ステ
ップg5の処理後、再びステップg6に移行する。
【0181】CPU30は、ステップg2乃至ステップ
g6のループ処理を繰り返し、出力すべき11個のデー
タを送出すると、データ出力カウンタDCの値が11に
達しているため、ステップg6の判別処理において真と
判定し、データ出力カウンタDCの値を0セットして初
期化し(ステップg7)、表示図柄指定データ出力処理
を終了する。
【0182】次に、図柄動作制御処理について説明す
る。
【0183】CPU30は、図柄動作制御処理におい
て、左,中,右の各図柄の表示図柄データの切替や図柄
変動の移行速度の切替え、各図柄の停止及び停止図柄の
判定、図柄の判定結果が左,中,右で同一図柄となった
場合の大入賞口16の連続開放動作処理を行い、各処理
における処理条件に応じて、即ち、図柄変動動作の状態
に応じて、ステータスの値をステータスレジスタSTU
に設定する。
【0184】なお、CPU30は、図柄動作制御処理に
おいて、第1種始動口14への遊技球入賞を記憶する処
理、また、停止図柄データを作成する処理、大当りを判
定するための乱数作成処理も行うが、この点に関する処
理は、従来技術と同様であるので省略することとする。
【0185】また、左,中,右の各図柄の変動タイミン
グは、図47に示すタイミングチャートに従って行わ
れ、図柄の停止は、左,右,中の順で停止され、図柄の
移行速度は、中速、高速及び低速の3種類設けられてい
る。なお、実施例においては、リーチ発生後の中図柄の
変動速度を中速、高速、低速の順に変動し、低速におけ
る変動時間をランダムにしているが、この点に関する処
理の説明は、本発明の要旨とは、関連がないので省略す
る。
【0186】図柄動作制御処理を開始すると、CPU3
0は、まず、図柄動作フラグFaの値が0であるか否
か、即ち、新規に図柄の変動が開始可能であるか否かを
判別する(ステップh1)。
【0187】新規に図柄の変動が開始できる場合には、
図柄動作フラグFaの値は、初期値0であるため、CP
U30は、ステップh2に移行し、記憶数カウンタC4
の値が0であるか否かを判別する(ステップh2)。
【0188】図2における第1種始動口14への遊技球
入賞の記憶がない場合には、図柄の変動は開始されず、
第1種始動口14への遊技球入賞待ちとなり、CPU3
0は、ステップh29に移行して、図柄動作フラグFa
を0クリアし(ステップh29)、変動状態フラグFb
を0クリアし(ステップh30)、ステータスレジスタ
STUの値を0セットして初期化し(ステップh3
1)、図柄動作制御処理を終了する。
【0189】第1種始動口14への遊技球入賞がない場
合には、ステータスレジスタSSTUの値が0となるた
め、図柄表示装置1にステータスの値が出力されて、液
晶画面に図11と図12に示す図柄が切替表示、即ち、
女の子の目の部分においてウインク表示されることとな
る。
【0190】第1種始動口14への遊技球入賞が記憶さ
れていれば、記憶数カウンタC4の値は0とはならない
ため、CPU30はステップh3に移行し、記憶数カウ
ンタC4の値を1つデクリメントし(ステップh3)、
図柄動作フラグFaの値に1をセットして図柄変動の開
始を記憶すると共に(ステップh4)、ステータスレジ
スタSTUの値を図柄変動中を規定する値1をセットす
る(ステップh5)。
【0191】次いで、CPU30は、左,右,中の各図
柄の変動速度の状態を規定する変動状態フラグFbに変
動停止を規定する値0をセットし(ステップh6)、図
柄変動において図柄の切替えタイミングを計測する図柄
切替タイマMVTを0セットして初期化し(ステップh
7)、ステップh8に移行して、変動状態フラグFbの
値に応じて左,右,中の各図柄の変動速度の切替えまで
の時間である変動時間を図柄動作タイマT1にセットす
ると共に、図柄切替時に移行させる変動ドット数を設定
する(ステップh8)。
【0192】図柄の変動を新規に開始する場合、変動状
態フラグFbの値が0であるので、変動時間A1が図柄
動作タイマT1にセットされる。
【0193】また、実施例では、図柄切替時に移行させ
る変動ドット数を、高速変動の場合には6ドット、中速
の場合には2ドット、低速の場合には2ドットとしてい
る。変動状態フラグFbの値が0である場合には、左,
右,中の各図柄の高速時の変動ドット数6が各々に対し
て設定される。
【0194】次いで、CPU30は、変動状態フラグF
bの値を1つインクリメントし(ステップh9)、ステ
ップh10に移行する図柄動作タイマT1にセットされ
る値は、以後、変動時間を設定する後のステップh9の
処理により、図柄の変動速度の切替えが行われる毎に変
動状態フラグFbの値が1つカウントアップされていく
ため、ステップh8の処理を実行する毎に、図柄動作タ
イマT1には、順次変動時間B1乃至G1が設定される
と共に、切り替えられる図柄の変動速度に対応した変動
ドット数の切替え設定が行われる。
【0195】CPU30は、ステップh9の処理後、ス
テップh10の変動状態フラグの判別処理に移行する。
CPU30は、ステップh10以降において変動状態フ
ラグFbの現在値に従って、左,右,中の各図柄の図柄
データを図柄切替タイマMVTの値に応じたタイミング
で逐次切り替えることにより、変動状態フラグFbに設
定された変動速度で図柄変動を行う。
【0196】図47に示すように、図柄の変動速度を切
り替える時点での変動状態フラグFbの値が、6より小
さい値である場合には、左,右,中図柄が変動状態であ
り、5より6に切り替わる時点で、左図柄が停止される
と共に右,中図柄は変動状態にある。
【0197】図柄の変動速度を切り替える時点での変動
状態フラグFbの値が6より7に切り替わる時点で、右
図柄が停止されると共に中図柄は変動状態にあり、そし
てこの場合、リーチ発生か否か、即ち、左右の図柄が一
致しているか否かによって中図柄の変動処理が異なり、
リーチでない場合には、中図柄の中速変動時間G1が図
柄動作タイマT1に設定され、リーチである場合には、
中図柄の低速変動時間H1が図柄動作タイマT1に設定
される。
【0198】図柄の変動速度を切り替える時点での変動
状態フラグFbの値が7である場合、所定の時間、中図
柄の図柄変動が行われ、中図柄が停止される。
【0199】図柄の変動が新規に開始される時点におい
ては、ステップh9の処理により変動状態フラグFbの
値が1となるため、CPU30は、ステップh10,ス
テップh11と移行して左,右,中の各図柄の変動処
理、即ち、図柄切替に関する処理を行うことにより図柄
を変動し、ステップh12に移行して、図柄切替タイマ
MVTの値を1つインクリメントし(ステップh1
2)、今回周期の図柄動作制御処理を終了する。
【0200】ここで、図柄切替処理について説明する。
図柄切替処理は、図柄切替タイマMVTの値に応じて、
変動フラグFbの値に従い、図柄データ、即ち、左,
右,中図柄番号レジスタr0a乃至r2aに記憶されて
いる各値と左,右,中図柄位置番号レジスタr0b乃至
r2bに記憶されている各値を逐次更新する処理であ
る。
【0201】CPU30は、図柄切替処理を開始する
と、変動状態フラグFbの値が0であるか否か、即ち、
図柄停止中か否かを判別する(ステップj1)。CPU
30は、図柄停止中である場合には、図柄切替処理を実
行せずに処理を終える。
【0202】変動状態フラグFbの値が0以外の値であ
る場合には、図柄変動中であるため図柄の切替えが行わ
れることとなり、CPU30は、ステップj2に移行
し、変動状態フラグFbの値に応じて左,右,中の各図
柄の切替えタイミングを判別する(ステップj2〜ステ
ップj3)。
【0203】即ち、変動状態フラグFbの値に応じて、
図柄切替タイマMVTの現在値の判別を行う。本実施例
では、図柄切替タイマMVTの値を2で除した剰余が0
である時、高速時の切替えタイミング、図柄切替タイマ
MVTの値を4で除した剰余が0である時、中速時の切
替えタイミング、図柄切替タイマMVTの値を8で除し
た剰余が0である時、中速時の切替えタイミングとして
いる。
【0204】CPU30は、例えば、変動状態フラグF
bの値が2である左図柄高速変動かつ右,中図柄中速変
動である場合には、左図柄について図柄切替タイマMV
Tの値が2で割り切れるか否かの判別及び右,中図柄に
ついての図柄切替タイマMVTの値が4で割り切れるか
否かの判別を行い、それぞれの判別結果が真となった場
合、ステップj4以降の処理に移行して左図柄の図柄切
替の処理と右,中の図柄切替の処理とをそれぞれについ
て行う。
【0205】図柄切替タイマMVTの除算を行った結
果、剰余が0とはならない場合には、即ち、図柄変動に
おける各図柄の切替えタイミングでないと判定した場合
には、図柄の切替時間が経過していないこととなり、C
PU30は、図柄の切替処理を実行せずに処理を終え
る。
【0206】図柄の切替えを行う場合は、CPU30
は、ステップj4に移行し、図柄位置番号レジスタに記
憶されている値に変動ドット数を加算して図柄位置番号
レジスタに格納する(ステップj4)。例えば、左図柄
高速変動かつ右,中図柄中速変動である場合には、それ
ぞれの図柄切替時に、左図柄位置番号レジスタr0bの
値が6アップし、右,中図柄図柄位置番号レジスタr1
b,r2bの値が2アップする。
【0207】ステップh4の処理後、CPU30は、ス
テップh5に移行し、変動ドット数を加算した図柄位置
番号レジスタの値が図柄表示装置1の液晶画面における
垂直方向位置24以下となっているか否かを判別する
(ステップj5)。
【0208】CPU30は、変動ドット数を加算した図
柄位置番号レジスタの値が24以下となっている場合に
は、図柄切替処理を終了する。
【0209】また、CPU30は、変動ドット数を加算
した図柄位置番号レジスタの値が24以下となっていな
い場合には、図柄位置番号レジスタの値を0クリアし
(ステップj6)、即ち、図柄表示装置1の液晶画面に
おける垂直方向位置の表示位置を0の位置にし、図柄番
号レジスタの値を1つインクリメントし(ステップj
7)、即ち、表示する図柄を次の図柄にし、図柄番号レ
ジスタの値が15以上となっているか否かを判別する
(ステップj8)。例えば、左図柄位置番号レジスタr
0bに記憶された位置番号が24以下でなかった場合、
左図柄位置番号レジスタr0bの値が0に戻され、左図
柄番号レジスタr0aの値が1つアップされ、15と比
較される。
【0210】CPU30は、図柄番号を1つアップした
図柄位置番号レジスタの値が15以上となっていない場
合には、図柄切替処理を終了する一方、図柄位置番号レ
ジスタの値が15以上となっている場合には、図柄番号
レジスタの値を0クリアし(ステップj9)、即ち、表
示する図柄の図柄番号を0に戻し、図柄切替処理を終了
する。
【0211】上述のように、左,右,中の各図柄につい
ての高速,中速,低速の図柄の変動動作が行われる。
【0212】また、図柄切替処理によって切替更新され
た図柄番号データ及び図柄位置番号データが、表示図柄
指定データとして図柄表示装置1に出力され、液晶表示
される。
【0213】CPU30が、ステップh11の処理を終
了した後、表示図柄指定データ出力処理が行われるた
め、左,右,中図柄の変動が開始される。
【0214】CPU30は、次周期以降、図柄動作フラ
グFaの値が1となっているためステップh1の判別処
理を偽と判定し、ステップh13の判別処理を真と判定
し、ステップh14に移行し、図柄動作タイマT1の値
が0に達しているか否かの判別処理を行う(ステップh
14)。
【0215】ステップh14の判別処理で、図柄動作タ
イマT1の値が0に達していなければ、CPU30は、
図柄動作タイマT1の値を1減算し(ステップh1
5)、ステップh16に移行し、変動状態フラグFbの
値に基づいて各図柄に関する図柄変動処理を実行し(ス
テップh16)、当該周期における図柄動作制御処理を
終了する。
【0216】CPU30は、図柄動作タイマT1の値が
0となるまでの間、図柄動作フラグFaの値1であるた
め、ステップh1,ステップh13,ステップh14,
ステップh15,ステップh16の処理を繰りかえし、
左,中,右図柄に関する図柄変動を行う。
【0217】そして、図柄動作タイマT1の値が0とな
ると(ステップh14)、ステップh26に移行し、変
動状態フラグFbの現在値が7より小さい値であるか否
かを判別する(ステップh26)。
【0218】図47に示すように、右図柄が停止される
までは、変動状態フラグFbの値が7より小さい値であ
るため、CPU30は、ステップh26の判別処理を偽
と判定し、ステップh7に再び移行する。
【0219】CPU30は、図柄切替タイマMVTを0
セットし、次いで、変動時間の設定及び変動ドット数の
切り替え設定をし、ステップh9にて変動状態フラグF
bをインクリメントを行ってステップh10の処理後ス
テップh11に移行して、切替設定された変動状態フラ
グFbの値及び変動ドット数に従って図柄の変動を行
う。
【0220】なお、この場合には、変動状態フラグFb
の値が2となり、即ち、左図柄高速変動かつ右,中図柄
中速変動であるから、図柄動作タイマT1には変動時間
B1がセットされ、変動ドット数は左図柄に関して、高
速時の6ドットが設定され、右図柄に関しては中速時の
2ドット、中図柄に関しては中速時の2ドットが継続す
る。
【0221】そして、CPU30は、ステップh12に
移行し、図柄切替タイマMVTの値をインクリメント
し、この周期の図柄動作制御処理を終える。
【0222】CPU30は、この後、図柄動作タイマT
1の値が0となる毎に、変動時間の設定及び変動ドット
数の切り替えを行うため、図47に示すように、左,
右,中図柄中速変動から左図柄高速変動かつ右,中図柄
中速変動、左,右図柄高速変動かつ中図柄中速変動、
左,右,中高速変動と順次図柄の変動状態が移行する。
【0223】そして、図柄動作タイマT1にセットされ
た左図柄の中速変動時間E1の値が減算されて0となっ
たとき、ステップh8の処理において変動状態フラグF
bの値が5に基づいて右図柄の中速変動時間F1が設定
され、ステップh9の処理によって変動状態フラグFb
の値が6にアップされて、ステップh17の判別処理で
検出され、CPU30は、ステップh18に移行して、
左図柄の停止を行うと共に(ステップh18)、右図柄
を高速変動より中速変動に切替える(ステップh1
9)。
【0224】なお、図示していないが、左図柄の停止と
共に、左図柄番号レジスタr0aには、図示しない所定
の処理によって作成されて記憶されていた停止用図柄デ
ータの左図柄に関する値がセットされ、左図柄位置番号
レジスタr0bには、垂直方向の位置番号0がセットさ
れる。
【0225】なお、右図柄停止確定時には、右図柄番号
レジスタr1aに、停止用図柄データの右図柄に関する
値がセットされるとともに、右図柄位置番号レジスタr
1bに、垂直方向の位置番号0がセットされ、中図柄停
止確定時には、中図柄番号レジスタr2aに、停止用図
柄データの中図柄に関する値がセットされるとともに、
中図柄位置番号レジスタr2bに、垂直方向の位置番号
0がセットされる。
【0226】CPU30は、左図柄を停止した後は、同
様のアルゴリズムで変動状態フラグFbの現在値6に基
づいて中図柄の中速変動時間G1が設定され(ステップ
h8)、ステップh9の処理によって変動状態フラグF
bの値が7にアップされて、ステップh17の判別処理
を偽と判定し、ステップh20に移行して右図柄を停止
する(ステップh20)。
【0227】CPU30は、ステップh20の処理後、
停止確定した左図柄番号レジスタr0aの値と右図柄番
号レジスタr1aの値が一致しているか否かを判別し
(ステップh21)、判定結果が一致している場合に
は、図柄動作タイマT1に設定されている時間を中図柄
の低速変動時間H1に切り替え設定すると共に(ステッ
プh23)、リーチフラグrfに1をセットする一方
(ステップh24)、一致していない場合には、リーチ
フラグrfに0をセットし(ステップh22)、ステッ
プh25に移行し、リーチフラグrfの値に応じて中図
柄の変動処理を実行する(ステップh25)。
【0228】この後の処理動作は、リーチフラグrfの
値によって異なり、リーチフラグrfの値が0である場
合には、図柄動作タイマT1の値が0となった時点で、
CPU30は、ステップh26,ステップh27の判別
後、中図柄の停止が行われ(ステップh28)、この場
合には外れとなるため、図柄動作フラグFaを0クリア
し(ステップh29)、変動状態フラグFbを0クリア
し(ステップh30)、ステータスレジスタSTUの値
を0セットして初期化し(ステップh31)、新たな図
柄動作処理の開始を判定しすることとなる。
【0229】リーチフラグrfの値が1である場合、即
ち、大当りとなる可能性がある場合には、図柄動作タイ
マT1の値が0となった時点で、CPU30は、ステッ
プh26,ステップh27の判別後、ステップh32に
移行し、中図柄が停止する(ステップh32)。
【0230】CPU30は、左,右,中の図柄が全て停
止されると(ステップh32)、停止した左,右,中の
図柄が全て一致する大当りであるか否かを判別する(ス
テップh33)。
【0231】CPU30は、左,右,中図柄番号レジス
タr0a,r1a,r2aの各値が全て一致しているか
否かを判別し、判定結果が偽である場合には、リーチフ
ラグrfを0クリアし(ステップh38)、ステップh
29に移行し、リーチとならなかった場合と同様の処理
を行う。
【0232】また、左,右,中図柄番号レジスタr0
a,r1a,r2aの各値が全て一致している場合、即
ち、大当りである場合には、CPU30は、大当り図柄
番号レジスタr3aに中図柄番号レジスタr2aに記憶
されている大当りの図柄に対応する図柄番号の値を格納
し(ステップh34)、図柄動作フラグFaの値を2に
切り替えると共に(ステップh35)、ステータスレジ
スタSTUの値を3に切替え(ステップh36)、大入
賞口動作タイマT3の値に大入賞口16の開放までの時
間A2をセットし(ステップh37)、この処理後、C
PU30は、大入賞口開放動作の開始までのインターバ
ル処理に移行することとなる。
【0233】次に、インターバル処理について説明す
る。インターバル処理は、左,右,中図柄が停止確定さ
れて大当りと判定した後より、大入賞口16の開放が開
始されるまでの間行われ、この間に、図柄表示装置1の
液晶表示画面において、大当り図柄から図13に示され
る図柄へとモザイク表示しながら図柄が切り替わる。
【0234】大入賞口16の連続開放動作は、図48に
示す、動作タイミングチャートに従って行われ、開放開
始までの時間A2をCPU30はインターバル処理によ
って計時する。
【0235】インターバル処理を開始すると、CPU3
0は、まず、図柄動作フラグFaの値が2であるか否か
を判別し(ステップk1)、判定結果が真である場合に
大入賞口動作タイマT3の値が0であるか否かを判別す
る(ステップk2)。
【0236】インターバル処理の開始直後では、大入賞
口動作タイマT3の値が0とはなっていないため、CP
U30は、大入賞口動作タイマT3の値を1デクリメン
トし(ステップk3)、今回周期のインターバル処理終
了する。
【0237】次周期以降、CPU30は、図柄動作フラ
グFaの値2に基づいて、ステップk3の大入賞口動作
タイマT3の減算処理を所定の処理周期で行い、大入賞
口動作タイマT3の値が0となると、ステップk4に移
行し、大入賞口16の開放回数をカウントするラウンド
数カウンタRCを0クリアし(ステップk4)、大入賞
口16へ入賞した遊技球数をカウントする10カウント
数カウンタの値を0クリアし(ステップk5)、特定領
域17への遊技球通過を記憶するV入賞フラグVFを通
過なしを規定する値0をセットし(ステップk6)、ソ
レノイドフラグffに大入賞口16の開放動作実行を規
定する値1をセットし(ステップk7)、図柄動作フラ
グFaの値を3に切替えると共に(ステップk8)、ス
テータスレジスタSTUの値を5に切り替え(ステップ
k9)、大入賞口開閉動作処理に移行する。
【0238】また、ステップk1の判別処理において、
図柄動作フラグFaの値が2でないと判定された場合に
は、CPUは大入賞口開閉動作処理に移行する。
【0239】次に、大入賞口開閉動作処理について説明
する。大入賞口開閉動作処理は、大入賞口16の所定時
間の開放及び閉鎖に関する処理と、大入賞口16の開放
時間中に大入賞口16へ入賞する遊技球数を10個まで
カウントし、10個目の検出を以て大入賞口16を閉鎖
する処理と、大入賞口16の開放中に特定領域17への
遊技球通過があるかないかを判別し、特定領域17への
通過が検出された場合には、大入賞口16の閉鎖後、新
たに大入賞口16を開放する処理と、大入賞口16の連
続開放回数を最高16回までカウントし、特定領域通過
がない場合または16回目の開放終了後、大入賞口16
の開閉動作の終了か否かを判定する処理とを行う。
【0240】また、大入賞口開閉動作処理において、ラ
ウンド数、大入賞口入賞回数(10カウント数)及びV
入賞フラグの値の切替えが行われる。
【0241】CPU30は、大入賞口開閉動作処理を開
始すると、まず、図柄動作フラグFaの値が3であるか
否か、即ち、大入賞口開閉動作処理を行うか否かを判別
し(ステップm1)、判定結果偽である場合には、大入
賞口開閉動作を終了する。この場合、大入賞口16の開
閉動作は行われない。
【0242】図柄動作フラグFaの値が3である場合に
は、CPU30は、真と判定してステップm2に移行
し、大入賞口動作タイマT3の値が0であるか否かを判
別する(ステップm2)。
【0243】大入賞口開閉動作処理を開始した直後であ
れば、インターバル処理をおこなったことによって、大
入賞口動作タイマT3の値が0となっているため、CP
U30は、ステップm3に移行し、ソレノイドフラグf
fが開放実行を規定する値1であるか否かを判別する
(ステップm3)。
【0244】大入賞口開閉動作処理を開始した直後であ
れば、ソレノイドフラグffが開放実行を規定する値1
がインターバル処理終了時の処理によって設定されてい
るため、CPU30は、ステップm4に移行して大入賞
口開放ソレノイドSOL1の励磁指令を出力して大入賞
口16を開放し(ステップm4)、V入賞フラグVFを
クリアし(ステップm5)、大入賞口動作タイマT3に
開放時間t1をセットし、ソレノイドフラグffの値を
閉鎖実行を規定する値0に切替え(ステップm7)、ラ
ウンド数カウンタRCの値を1つインクリメントし(ス
テップm8)、今回周期の大入賞口開閉動作処理を終了
する。
【0245】なお、ステップm8で計数設定されるラウ
ンド数カウンタRCの値は、表示図柄指定データとして
図柄表示装置1へ出力され、図16に示すように、液晶
画面に表示される。
【0246】次周期の処理では、CPU30は、ステッ
プm1の判別後、ステップm2の判別処理において、大
入賞口動作タイマT3の値が0とはなっていないため、
偽と判定し、大入賞口動作タイマT3の値を1つデクリ
メントし(ステップm9)、ステップm10以降の処理
により、大入賞口16へ入賞した遊技球検出及び計数と
特定領域17への遊技球の通過検出と通過記憶を行う。
【0247】ステップm10に移行したCPU30は、
大入賞口入賞検出スイッチSW3よりの信号入力がある
か否かを判別する(ステップm10)。
【0248】大入賞口入賞検出スイッチSW3よりの入
力が検出されない場合には、CPU30は、今回周期の
大入賞口開閉動作処理を終了する。
【0249】また、大入賞口入賞検出スイッチSW3よ
りの入力が検出された場合には、10カウント数カウン
タCTの値を1つインクリメントし(ステップm1
1)、次いで、特定領域通過検出スイッチSW4よりの
信号入力があるか否かを判別し(ステップm12)、特
定領域通過検出スイッチSW4よりの信号入力がある場
合には、V入賞フラグVFに1をセットして特定領域1
7への通過を記憶し(ステップm13)、ステップm1
4に移行する一方、特定領域通過検出スイッチSW4よ
りの信号入力がない場合には、そのままステップm14
に移行する。
【0250】なお、ステップm11で計数設定された1
0カウント数カウンタCTの値は、表示図柄指定データ
として図柄表示装置1に出力されて、図16に示すよう
に、液晶画面に表示される。また、特定領域17への遊
技球通過があれば、V入賞フラグVFの値が1に切り替
わり、液晶画面における表示が、図17に示すように、
女の子とアルファベット“V”の絵柄に切り替えられ
る。
【0251】ステップm14に移行したCPU30は、
10カウント数カウンタCTの値が10に達しているか
否かを判別し(ステップm14)、10カウント数カウ
ンタCTの値が10に達していない場合には、今回周期
の大入賞口開閉動作処理を終了する。
【0252】また、ステップm14の判別処理におい
て、10カウント数カウンタCTの値が10に達してい
る場合には、CPU30は、ステップm15以降の処理
に移行する。
【0253】大入賞口16の開放直後では、大入賞口1
6へ入賞した遊技球数は、10個に達していないと考え
られるので、CPU30は、今回周期の大入賞口開閉動
作処理を終了する。
【0254】以下、CPU30は、大入賞口動作タイマ
T3の値が0となるまでの間、ステップm1,ステップ
m2,ステップm9の処理及びステップm10以降の大
入賞口16への遊技球の計数と特定領域17への通過記
憶に関する処理とを所定の処理周期で繰り返し実行す
る。
【0255】そして、大入賞口動作タイマT3の値が0
となると(ステップm2)、CPU30は、再びステッ
プm3に移行し、ソレノイドフラグffが開放実行を規
定する値1であるか否かを判別する。
【0256】大入賞口16が開放中である場合には、ソ
レノイドフラグffの値は閉鎖実行を規定する値0とな
っているため、CPU30は、偽と判定してステップm
15に移行し、大入賞口開放ソレノイドSOL1の励磁
解除指令を出力して大入賞口16を閉鎖する(ステップ
m15)。
【0257】また、大入賞口16の開放時間中であって
も、大入賞口16へ入賞した遊技球数が10個に達した
場合には、ステップm14の判別処理によって検出され
て大入賞口16が閉鎖される。
【0258】次いで、CPU30は、今回閉鎖した大入
賞口16を次回開放するか否かを判別することとなる。
CPU30は、まず、V入賞フラグVFの値が1である
か否か、即ち、次回開放するか否かを判別し(ステップ
m16)、V入賞フラグVFの値が1であればステップ
m17に移行する一方、V入賞フラグVFの値が1でな
い場合には、ステップm22に移行して大入賞口開閉動
作の終了のために必要な処理へ移行する。
【0259】ステップm17に移行する場合には、CP
U30は、ラウンド数カウンタRCの値が規定開放回数
16に達しているか否かを判定する(ステップm1
7)。ラウンド数カウンタRCの値が規定開放回数16
に達していない場合には、今回閉鎖後の大入賞口16の
次回の開放が行われることとなり、CPU30は、ソレ
ノイドフラグffに開放実行を規定する値1にをセット
し(ステップm18)、10カウント数カウンタCTの
値を0クリアし(ステップm19)、ステップm20に
移行し、ステータスレジスタSTUの値を6に切り替え
て大当り時の図柄表示を指定し(ステップm20)、大
入賞口動作タイマT3に閉鎖時間t2をセットし(ステ
ップm21)、今回周期の大入賞口開閉動作処理を終了
する。
【0260】CPU30は、大入賞口動作タイマT3に
セットした値が0となるまでの間、所定の処理周期でス
テップm1,ステップm2,ステップm9の大入賞口動
作タイマT3の減算処理を実行後、ステップm10の大
入賞口入賞検出スイッチSW3の入力処理を行うが、大
入賞口16が閉鎖しているので偽と判定する処理を繰り
返す。
【0261】この間、ステータスレジスタSTUの値6
が図柄表示装置1に出力されて、液晶表示画面に大当り
時の図柄が表示される。
【0262】そして、大入賞口動作タイマT3にセット
した値が0となると、再び、ステップm3に移行し、ソ
レノイドフラグffの値1に応じて、次回の大入賞口1
6の開放動作が開始されることとなる。
【0263】CPU30は、大入賞口16の開放中にお
ける特定領域17への遊技球通過を検出するごとに、大
入賞口16を閉鎖した後に再び大入賞口16の開放を行
い、大入賞口16を開放するごとにラウンド数カウンタ
RCの値をカウントアップする。
【0264】そして、大入賞口16の閉鎖時に、ラウン
ド数カウンタRCの値が16に達すると(ステップm1
7)、CPU30は、ステップm22に移行し、大入賞
口開閉動作の終了処理を行うこととなり、図柄動作フラ
グFaの値を4に切替え(ステップm22)、ステップ
m22に移行し、ステータスレジスタSTUの値を6に
切り替えて大当り時の図柄表示を指定し(ステップm2
0)、大入賞口動作タイマT3に図柄切替のための待ち
時間t2をセットし(ステップm21)、今回周期の大
入賞口開閉動作処理を終了する。
【0265】また、大入賞口16の開放中に遊技球が特
定領域17を通過しなかった場合、即ち、V入賞フラグ
VFの値が1でない場合にも、ステップm22に移行す
るため、同様の処理を行う。
【0266】次周期の処理においては、図柄動作フラグ
Faの値が4となっているため、CPU30は、ステッ
プm1の判別後、ステップm23の判別処理において真
と判定し、大入賞口動作タイマT3の値が0であるか否
かを判別し(ステップm24)、偽と判定して、大入賞
口動作タイマT3の値をデクリメントし(ステップm2
5)、この周期の処理を終了する。
【0267】CPU30は、大入賞口動作タイマT3の
値が0となるまでの間、ステップm25の大入賞口動作
タイマT3の減算処理を所定の処理周期で行い、大入賞
口動作タイマT3の値が0となると、ステータスレジス
タSTUの値を7に切替えて図18に示す女の子と文字
テロップ移動表示を指定し(ステップm26)、図柄動
作フラグFaの値を5に切り替えて(ステップm2
7)、大入賞口動作タイマT3の値に表示終了までの時
間A3をセットし(ステップm28)、今回周期の処理
を終了する。
【0268】ステータスレジスタSTUの値が図柄表示
装置1に出力され、液晶画面に女の子の絵柄が表示され
ると共に、図18(a)から図(c)へと文字テロップ
が移動表示される。
【0269】次周期の処理では、CPU30は、図柄動
作フラグFaの値が5となっているため、ステップm
1,ステップm23の判別後、ステップm29の判別処
理で真と判定し、大入賞口動作タイマT3の値が0であ
るか否かの判別を行い(ステップm30)、判別結果が
偽である場合には、大入賞口動作タイマT3の減算処理
を所定の処理周期で行い(ステップm31)、大入賞口
動作タイマT3の値が0となると、ステータスレジスタ
STUの値を6に戻して大当り時の図柄を表示する指定
に戻し(ステップm32)、図柄動作フラグFaの値を
0セットして初期化し(ステップm33)、図柄変動に
関する一連の処理を終了する。
【0270】
【発明の効果】本発明のパチンコ機は、始動口に入賞し
た遊技球を検出する始動口入賞検出手段と、始動口入賞
検出手段の作動に基いて図柄を変動する図柄表示装置
と、図柄表示装置における表示判定結果に基いて開放さ
れる大入賞口と、大入賞口内における特定領域への遊技
球の通過を検出する特定領域通過検出手段とを備えたパ
チンコ機において、各検出手段の検出信号に基いて、パ
チンコ機における遊技状態を規定した表示図柄指定デー
タを出力する第1の制御手段を設け、図柄表示装置は、
カラー液晶表示体よりなるカラー液晶表示部を備えると
共に、複数の図柄データを記憶したROMと、複数の図
柄データを組み合わせ編集した表示図形データを記憶す
るためのビデオRAMと、第1の制御手段より出力され
た表示図柄指定データに応じた図柄をカラー液晶表示部
に映像表示するための第2の制御手段と、第2の制御手
段とカラー液晶表示部との間に接続され、ビデオRAM
に記憶された表示図形データを所定のタイミングでカラ
ー液晶表示部の所定の座標位置に走査することにより映
像を表示する映像制御部とを有することにより、第1の
制御手段が、出力した該パチンコ機における遊技状態を
規定した表示図柄指定データを第2の制御手段が受けと
ると、第2の制御手段が表示図柄指定データに応じ、複
数の図柄データを記憶したROMより図柄データを複数
取り出してビデオRAMに組み合わせ編集して表示図形
データとして記憶し、映像制御部は、ビデオRAMに記
憶された表示図形データを所定のタイミングでカラー液
晶表示部の所定の座標位置に走査することにより映像を
表示するので、図柄表示において、詳細な図形や絵柄を
鮮明に表示することができ、多種類の色彩を表示でき、
図柄を変動させたり図柄を切り替える際に、円滑に視認
され、遊技者にとって表示図柄に飽きることなく、パチ
ンコ機として趣向性に富んだ遊技表示を提供することが
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るパチンコ機の図柄表示装
置における制御部の要部ブロック図
【図2】本発明の実施例に係るパチンコ機の遊技盤の正
面図
【図3】本発明の実施例に係るパチンコ機の要部ブロッ
ク図
【図4】キャラクタROMに記憶されるキャラクタデー
タの構成を示す図
【図5】キャラクタデータの一例を示す図
【図6】図5のキャラクタデータを液晶表示して示す図
【図7】ビデオRAMにおける1画面の構成を示す図
【図8】水平方向信号と垂直方向信号とよりなる複合同
期信号を示す図
【図9】表示図柄指定データの構成を示す図
【図10】図柄位置番号と液晶画面との関係を示す図
【図11】電源投入時及び大当り以外で図柄の変動停止
時に表示される図柄を示す図
【図12】図10における女の子の目の部分をウインク
に切り替えた図柄を示す図
【図13】大当り判定時より大入賞口開放時までに表示
される図柄の一方を示す図
【図14】大当り時に停止表示される図柄の一例を示す
【図15】図12の図柄と図13の図柄とのモザイク表
示によって示される図柄を示す図
【図16】大当り中に表示される図柄を示す図
【図17】特定領域通過時に表示される図柄を示す図
【図18】大当り終了時に表示される文字テロップの移
動表示画面を示す図
【図19】エラー発生時に表示される画面を示す図
【図20】実施例の図柄表示装置の制御部のMPUによ
る表示図柄指定データリード処理を示すフロー図
【図21】実施例の図柄表示装置の制御部のMPUによ
るメインルーチン処理の一部を示すフロー図
【図22】図21のフロー図のつづき
【図23】実施例の図柄表示装置の制御部のMPUによ
るVBLK信号割込み処理を示すフロー図
【図24】実施例の図柄表示装置の制御部のMPUによ
る部分表示切替処理を示すフロー図
【図25】図24のフロー図のつづき
【図26】実施例の図柄表示装置の制御部のMPUによ
る図柄変動動作処理を示すフロー図
【図27】図26のフロー図のつづき
【図28】図27のフロー図のつづき
【図29】実施例の図柄表示装置の制御部のMPUによ
る大当り中表示処理を示すフロー図
【図30】実施例の図柄表示装置の制御部のMPUによ
る大当り終了表示処理を示すフロー図
【図31】図30のフロー図のつづき
【図32】図31のフロー図のつづき
【図33】実施例の図柄表示装置の制御部のMPUによ
る不正表示処理を示すフロー図
【図34】実施例のパチンコ機の制御部におけるCPU
による表示図柄指定データ出力処理を示すフロー図
【図35】実施例のパチンコ機の制御部におけるCPU
による図柄動作制御処理の一部を示すフロー図
【図36】図35のフロー図のつづき
【図37】実施例のパチンコ機の制御部におけるCPU
による図柄切替処理を示すフロー図
【図38】図35のフロー図のつづき
【図39】図38のフロー図のつづき
【図40】図39のフロー図のつづき
【図41】図40のフロー図につづくインターバル処理
を示すフロー図
【図42】図41のフロー図につづく大入賞口開閉動作
処理の一部を示すフロー図
【図43】図42のフロー図のつづき
【図44】図42及び図43のフロー図のつづき
【図45】図42のフロー図のつづき
【図46】図45のフロー図のつづき
【図47】図柄表示装置における図柄変動の移行速度を
示すタイミングチャート
【図48】大入賞口における開閉動作処理を示すタイミ
ングチャート
【符号の説明】
1 図柄表示装置 2 マイクロコンピユータ(MPU) 3 キャラクタROM 4 ビデオRAM 5 映像制御部 6 D/Aコンバータ 7 カラー映像表示部 8 輝度調整部 9 メイン基板 10 CPU 11 ROM 12 RAM 13 図柄表示ユニット 14 第1種始動口 15 普通電動役物 16 大入賞口 17 特定領域 18 普通図柄表示装置 19 普通図柄記憶数表示LED 20 遊技盤 21 記憶数表示LED 22 左ゲート 23 右ゲート 24 天入賞口 25 普通入賞口 26 左普通図柄表示部 27 右普通図柄表示部 28 スイッチ検出部 29 LED表示回路 30 CPU 31 ROM 32 RAM 33 ソレノイド駆動回路 34 ソレノイド駆動回路 35 クロック・リセット回路 36 液晶画面 37 枠

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 始動口に入賞した遊技球を検出する始動
    口入賞検出手段と、前記始動口入賞検出手段の作動に基
    いて図柄を変動する図柄表示装置と、前記図柄表示装置
    における表示判定結果に基いて開放される大入賞口と、
    前記大入賞口内における特定領域への遊技球の通過を検
    出する特定領域通過検出手段とを備えたパチンコ機にお
    いて、前記各検出手段の検出信号に基いて、該パチンコ
    機における遊技状態を規定した表示図柄指定データを出
    力する第1の制御手段を設け、前記図柄表示装置は、カ
    ラー液晶表示体よりなるカラー液晶表示部を備えると共
    に、複数の図柄データを記憶したROMと、前記複数の
    図柄データを組み合わせ編集した表示図形データを記憶
    するためのビデオRAMと、前記第1の制御手段より出
    力された表示図柄指定データに応じた図柄を前記カラー
    液晶表示部に映像表示するための第2の制御手段と、前
    記第2の制御手段と前記カラー液晶表示部との間に接続
    され、前記ビデオRAMに記憶された表示図形データを
    所定のタイミングで前記カラー液晶表示部の所定の座標
    位置に走査することにより映像を表示する映像制御部と
    を有することを特徴とするパチンコ機。
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