JPH06277209A - X線ct装置 - Google Patents

X線ct装置

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JPH06277209A
JPH06277209A JP5092046A JP9204693A JPH06277209A JP H06277209 A JPH06277209 A JP H06277209A JP 5092046 A JP5092046 A JP 5092046A JP 9204693 A JP9204693 A JP 9204693A JP H06277209 A JPH06277209 A JP H06277209A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1台のX線CT装置で、全ての関心部位に対
して撮影中の体動によるアーティファクトの発生を低減
し得るX線CT装置を提供する。 【構成】 コンソール9から選択された関心部位に応じ
て最適なデータ収集開始位置が選択部11で選択され、
制御部12に与えられる。架台3に取り付けられたX線
管1とX線検出器2とは被検体Mの体軸J回りで回転さ
れる。X線管1がP0、P90、P180、P270に
きたとき、各センサ10a〜10dから「OFF」信号
が制御部12に与えられる。制御部12では、各センサ
10a〜10dからの「OFF」信号を監視し、X線管
1の現在位置を認識し、その位置が選択部11から与え
られたデータ収集開始位置と一致したとき、DAS6か
らのデータ収集を開始するように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、被検体の体軸回りで
X線の投影データを収集して関心部位の断層像を得るX
線CT装置に係り、特に、X線管とX線検出器とが連続
回転可能に構成された装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のX線CT装置の構成を図4を参
照して説明する。図に示すように、X線管1とX線検出
器2とは回転可能に構成された架台3に対向配置して取
り付けられ、X線管1には高圧発生器4やX線制御部5
等が接続され、X線検出器2にはDAS(データ収集シ
ステム)6が接続されている。X線管1とX線検出器2
との間には、天板Tに載置された被検体Mが、体軸(紙
面に垂直方向)J方向に挿入される。そして、被検体M
の関心部位が撮影位置に合わせられた状態で、架台3を
回転させて、被検体Mの体軸J回りで、X線管1とX線
検出器2とを対向させて回転させながら、X線管1から
被検体Mの関心部位に向けてX線を曝射させ、そのX線
の投影データをX線検出器2で検出する。DAS6は、
X線検出器5で検出した投影データを関心部位の体軸J
回りに1周(360°)分収集し、収集したデータをデ
ータ処理部7に伝送する。データ処理部7では、伝送さ
れたデータに基づいて、被検体Mの関心部位の断層像を
作成し、作成した断層像を図示しない出力装置(プリン
タや磁気ディスク等)に出力する。
【0003】なお、X線管1からのX線の曝射の開始、
停止等の制御や、架台3の回転制御は、システム制御部
8によって行なわれる。システム制御部8には、コンソ
ール9が接続されており、操作者がコンソール9から行
なった指示に従って、システム制御部8は各部を制御す
る。また、DAS6によるデータ収集は、X線管1とX
線検出器2とが、被検体Mの体軸J回りの特定位置(例
えば、X線管1が被検体Mの真上にある位置)にきたと
きから開始される。このDAS6によるデータ収集の開
始位置は、装置により固定的に決められている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題が
ある。すなわち、従来装置では、以下のような理由によ
り関心部位によって作成した断層像にアーティファクト
が発生し易いという問題がある。
【0005】例えば、頭部の断層像を撮影する場合に
は、図5(a)に示すように被検体Mの頭部MTは体軸
Jに対して左右に体動し易いし、腹部の断層像を撮影す
る場合には、被検体Mの呼吸などにより、図5(b)に
示すように被検体Mの腹部MFは体軸Jに対して上下に
体動し易い。
【0006】ところで、DAS6によるデータ収集の開
始位置で最初のデータを収集したときの被検体Mの状態
と、開始位置から被検体Mの体軸J回りに1周した終了
位置で最後のデータを収集したときの被検体Mの状態が
一致していなければ、最初のデータと最後のデータとが
つながらず、作成した断層像にアーティファクトが発生
する。
【0007】例えば、X線管1が被検体Mの真上(X線
検出器2は被検体Mの真下)に位置しているときから、
DAS6によるデータ収集を開始する装置で、被検体M
の腹部を撮影する場合、上述した腹部の上下の体動があ
り、開始位置でデータ収集したときの腹部の状態と、終
了位置でデータ収集したときの腹部の状態とが上下にず
れていても、それらのデータは腹部に対して上下方向に
曝射されたX線の投影データであるので、各データをつ
なげる際に影響を与えない。しかし、この装置で、被検
体Mの頭部を撮影する場合、上述した頭部の左右の体動
により、図6(a)に示すように、開始位置でデータ収
集したときの頭部MTの状態と、図6(b)に示すよう
に、終了位置でデータ収集したときの頭部MTの状態と
が左右にずれていれば、最初のデータと最後のデータと
がつながらず、作成した断層像にアーティファクトが発
生する。
【0008】また、X線管1が被検体Mの真横に位置し
ているときから、DAS6によるデータ収集を開始する
装置で、被検体Mの頭部を撮影する場合、上述した頭部
の左右の体動があり、開始位置でデータ収集したときの
頭部の状態と、終了位置でデータ収集したときの頭部の
状態とが左右にずれていても、それらのデータは頭部に
対して左右方向に曝射されたX線の投影データであるの
で、各データをつなげる際に影響を与えない。しかし、
この装置で、被検体Mの腹部を撮影する場合、上述した
腹部の上下の体動により、図6(c)に示すように、開
始位置でデータ収集したときの腹部MFの状態と、図6
(d)に示すように、終了位置でデータ収集したときの
腹部MFの状態とが上下にずれていれば、最初のデータ
と最後のデータとがつながらず、作成した断層像にアー
ティファクトが発生する。
【0009】このように、データ収集開始位置と、関心
部位の関係により、アーティファクトが発生し難い場合
と、アーティファクトが発生し易い場合とがあり、デー
タ収集開始位置を固定的に決めている従来装置では、ど
の位置にデータ収集開始位置を設定していても、アーテ
ィファクトが発生し易い関心部位が必ず存在することな
る。
【0010】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであって、1台のX線CT装置で、全ての関心
部位に対して撮影中の体動によるアーティファクトの発
生を低減し得るX線CT装置を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、このような
目的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、この発明は、X線管とX線検出器とが被検体を挟ん
で対向配置され、前記X線管と前記X線検出器とを、対
向した状態で前記被検体の体軸回りで回転させ、前記X
線管から前記被検体に向けて曝射されたX線の投影デー
タを前記X線検出器で検出し、前記検出した投影データ
を前記被検体の体軸回りに1周分収集して前記被検体の
断層像を得るX線CT装置において、前記X線検出器で
検出する投影データの収集を開始するデータ収集開始位
置を、前記被検体の体軸回りの所定位置で選択指示する
選択指示手段と、前記被検体の体軸回りで回転される前
記X線管と前記X線検出器の現在位置を検出する位置検
出手段と、前記X線管と前記X線検出器とを対向した状
態で前記被検体の体軸回りで回転させ、前記位置検出手
段で検出される前記X線管と前記X線検出器との現在位
置が、前記選択指示手段により選択指示されたデータ収
集開始位置と一致したとき、前記投影データの収集を開
始させるように制御する制御手段とを備えたものであ
る。
【0012】
【作用】この発明の作用は次のとおりである。選択指示
手段で選択指示されたデータ収集開始位置は制御手段に
与えられる。X線管とX線検出器とを被検体の体軸回り
で回転される間、位置検出手段はX線管とX線検出器と
の現在位置を検出して制御手段に与える。制御手段で
は、位置検出手段から与えられるX線管とX線検出器と
の現在位置と、選択指示手段で選択指示されたデータ収
集開始位置とを比較し、双方が一致したとき、投影デー
タの収集を開始させる。
【0013】すなわち、1台のX線CT装置で、データ
収集開始位置を変更して使用することが可能となる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の一実施例を
説明する。図1は、この発明の第一実施例に係るX線C
T装置の概略構成を示す図である。なお、図4と同一符
号で示す部分は、従来例と同一構成であるので、ここで
の詳述は省略する。
【0015】この実施例では、被検体Mの体軸J回りの
4個所(P0、P90、P180、P270)にX線管
1がきたことを検出する4個のセンサ10a、10b、
10c、10dと、コンソール9から選択された関心部
位に応じて、最適なデータ収集開始位置を選択する選択
部11と、前記選択部11で選択されたデータ収集開始
位置に対応する位置にX線管1がきたことをセンサ10
a〜10dが検出したとき、DAS6によるデータ収集
を開始させるように制御する制御部12とを備えてい
る。各部の詳細構成を以下に説明する。
【0016】各センサ10a〜10dは、上述したよう
に、X線管1が所定位置(P0、P90、P180、P
270)にきたことを検出するためのセンサであり、例
えば、図2に示すように、「コ」の字型の光センサで構
成し、図2(a)に示すように、その一端部13から出
射された光が、他端部14で受光されているときは「O
N」が出力され、図2(b)に示すように、一端部13
から出射された光が、遮蔽板15により他端部14で受
光されていないときは「OFF」が出力されるように構
成されている。そして、各センサ10a、10b、10
c、10dを、それぞれP0、P90、P180、P2
70に配置し、また、架台3のX線管1の取付け位置に
は、前記センサ10a〜10dを遮蔽する遮蔽板15が
設けられている。
【0017】すなわち、架台3が回転し、X線管1が遮
蔽板15とともに体軸J回りで回転し、P90にきたと
き、センサ10bのみが「OFF」(他のセンサ10
a、10c、10dは「ON」)を出力し、X線管1が
P180にきたとき、センサ10cのみが「OFF」を
出力し、また、X線管1がP270にきたとき、センサ
10dのみが「OFF」を出力し、さらに、X線管1が
P0にきたとき、センサ10aのみが「OFF」を出力
する。このように各センサ10a〜10dから出力され
る各出力信号は、制御部12に与えられる構成である。
【0018】なお、これらのセンサ10a〜10dは、
この発明における位置検出手段に相当する。また、X線
管1とX線検出器2とは常に対向しているので、X線管
1のみの位置を検出すれば、X線検出器2の位置は特定
される。従って、上述では、遮蔽板15をX線管1の取
付け位置に設けてX線管1の位置を検出するように構成
したが、遮蔽板15をX線検出器2の取付け位置に設け
て、X線検出器2の位置を検出するように構成しても、
X線管1の位置を特定することができる。
【0019】ところで、P0は、図1に示すように、天
板6上の被検体Mの真上の位置であり、P90は、P0
からX線管1が90°回転した位置(天板6上の被検体
Mの右側方の位置)であり、また、P180は、P0か
らX線管1が180°回転した位置(天板6上の被検体
Mの真下の位置)であり、さらに、P270は、P0か
らX線管1が270°回転した位置(天板6上の被検体
Mの左側方の位置)である。
【0020】次に、選択部11は、コンソール9から選
択された関心部位に応じて、最適なデータ収集開始位置
を選択する。コンソール9には、関心部位、例えば、頭
部や腹部等を選択するキーが設けられている。関心部位
に応じて、曝射するX線の強度を選択したり、収集した
データに基づいて断層像を作成する際に用いる算出パラ
メータを選択するために、従来装置のコンソール9に
も、関心部位の選択キーが設けられているが、この実施
例では、従来からあるこのキーによる関心部位の選択
を、選択部11にも与えるように構成した。
【0021】コンソール9から与えられた関心部位が、
例えば、頭部であれば、データ収集開始位置は、P90
(またはP270)を選択し、また、腹部が選択された
のであれば、データ収集開始位置は、P0(またはP1
80)を選択するというように、選択部11では、関心
部位に応じたデータ収集開始位置を予めテーブルとして
記憶している。選択部11で選択されたデータ収集開始
位置は制御部12に与えられる。なお、このコンソール
9と選択部11とは、この発明における選択指示手段に
相当する。
【0022】制御部12では、各センサ10a〜10d
から与えられる信号を監視し、X線管1(および、X線
検出器2)の位置を認識し、その認識したX線管1の現
在位置と、選択部11から与えられたデータ収集開始位
置とを比較し、双方が一致すれば、DAS6にデータ収
集の開始を指示する。DAS6では、制御部12からデ
ータ収集の開始指示が与えられると、データ収集を開始
する。なお、この制御部12は、この発明における制御
手段に相当する。
【0023】次に、上述の構成のX線CT装置の動作を
頭部を撮影する場合について説明する。まず、撮影を開
始する前に、操作者はコンソール9から関心部位として
「頭部」を選択する。このようにコンソール9から関心
部位が選択されると、選択部11で、関心部位に最適な
データー収集開始位置(P90)が選択され、制御部1
2に与えられる。なお、コンソール9からの関心部位の
選択は、システム制御部8とデータ処理部7にも与えら
れ、システム制御部8では、曝射するX線の強度が選択
され、X線制御部5を介して撮影時に曝射されるX線の
強度が変更され、一方、データ処理部7では、収集した
データに基づいて断層像を作成する際に用いる算出パラ
メータが選択される。
【0024】そして、天板T上に載置された被検体Mの
頭部を撮影位置に位置付けた状態で、架台3を回転さ
せ、X線管1からのX線の曝射を開始する。このとき、
各センサ10a〜10dからの「ON」、「OFF」信
号は、制御部12に与えられている。そして、X線管1
が頭部に対するデータ収集開始位置(P90)にきたこ
とを、制御部12がセンサ10bからの「OFF」信号
により認識したとき、DAS6にデータ収集の開始を指
示し、データ収集が開始される。その後、X線管1が、
頭部の体軸J回りで1周(360°)したとき、データ
の収集を終了する。DAS6で収集された頭部の体軸J
回りの1周分のデータに基づいて、データ処理部7で頭
部の断層像が作成される。
【0025】頭部は左右に体動し易いが、この実施例で
は、頭部の撮影に最適な位置、すなわち、P90(被検
体Mの右側方)からデータの収集を開始したので、開始
位置で収集したデータと最終位置で収集したデータと
が、頭部の左右の体動によってつながらないという不都
合が低減でき、そのことによる断層像のアーティファク
トが低減できる。
【0026】なお、上述の頭部撮影の際の動作では、X
線管1がP90にきたときにデータ収集を開始するよう
に選択部11が構成されているが、X線管1がP270
にきたときからデータ収集を開始するようにしても、P
90からデータ収集を開始したのと同様の効果が得られ
る。従って、選択部11では、コンソール9から関心部
位として「頭部」が選択されたとき、P90を選択する
ように構成してもよいし、P270を選択するように構
成してもよい。
【0027】次に、腹部を撮影する場合について説明す
る。まず、撮影を開始する前に、操作者はコンソール9
から関心部位として「腹部」を選択する。これにより、
上述の頭部と同様に、選択部11で最適なデーター収集
開始位置(P0、または、P180)が選択され、ま
た、曝射するX線の強度の変更や、断層像を作成する際
の算出パラメータが選択される。
【0028】そして、被検体Mの腹部を撮影位置に位置
付けた状態で、X線管1が腹部に対するデータ収集開始
位置(P0、またはP180)にきたことを、制御部1
2がセンサ10a(または、10c)からの「OFF」
信号により認識したとき、DAS6にデータ収集の開始
を指示し、データ収集が開始される。
【0029】腹部は上下に体動し易いが、この実施例で
は、腹部の撮影に最適な位置、すなわち、P0、また
は、P180(被検体Mの真上、または、真下)からデ
ータの収集を開始したので、開始位置で収集したデータ
と最終位置で収集したデータとが、腹部の上下の体動に
よってつながらないという不都合が低減でき、そのこと
による断層像のアーティファクトが低減できる。
【0030】なお、各センサ10a〜10dでX線管1
の現在位置が検出されてから、制御部12を介してDA
S6でデータ収集を開始するまでの間に時間的なずれが
ある場合には、各センサ10a〜10dの取付け位置を
調整すればよい。例えば、上記の時間のずれが、X線管
1が5°回転する時間に相当するのであれば、各センサ
10a〜10dをそれぞれ左方向(架台3は図1に示す
ように右方向に回転する)に5°回転された位置に取り
付けることにより、例えば、P90から左方向に5°回
転させた位置に取り付けられているセンサ10bでX線
管1が通過したことを検出し、制御部12を介してDA
S6でデータ収集を開始したときには、X線管1がP9
0に到達し、その位置(P90)からデータ収集を開始
することになる。
【0031】また、上述では、センサ10a〜10dを
4個所に設置した構成であったが、それ以上の個所、例
えば、P0から45°回転した位置ごとに8個のセンサ
を設置するように構成してもよい。このようにすれば、
例えば、斜め上方からデータ収集を開始するのが最適な
関心部位の撮影にも対応することができる。
【0032】さらに、X線管1がP0(または、P18
0)にあるときからデータ収集を開始するのが最適な関
心部位(例えば、腹部)と、X線管1がP90(また
は、P270)にあるときからデータ収集を開始するの
が最適な関心部位(例えば、頭部)のみに対応するので
よければ、データ収集開始位置としてはP0とP18
0、P90とP270はいずれを選択してもよいので、
例えば、P0、P90のみにセンサを設置して装置を構
成してもよい。
【0033】次に、この発明の第二実施例装置の構成を
図3を参照して説明する。この第二実施例では、位置検
出手段を、架台3を回転させるための図示しないモータ
の回転数を検出するロータリーエンコーダー20で構成
したことを特徴とする。
【0034】すなわち、ロータリーエンコーダー20か
らは、架台3(X線管1、X線検出器2)の回転に従っ
て、検出されたパルスを制御部12に与え、制御部12
では、そのパルス数をカウントして架台3の位置を認識
する。例えば、架台3が1°回転する際に、ロータリー
エンコーダー20で10パルス検出するのであれば、制
御部12で900パルスカウントしたとき、架台3が9
0°回転したことを認識する。
【0035】なお、この実施例では、制御部12でカウ
ントする際の架台3の基準位置を検出するために、上述
の第一実施例と同様のセンサ10aをP0に配置し、架
台3にX線管1を取り付けた位置に遮蔽板15を設けて
いる。すなわち、X線管1がP0にきたことを制御部1
2で検出すると、そこからロータリーエンコーダー20
から与えられるパルスのカウントを開始する。
【0036】また、この実施例では、コンソール9から
のデータ収集開始位置の選択指示をP0(基準位置)か
らの角度で設定する(例えば、頭部の撮影の際には、9
0°を設定する)ように構成した。
【0037】制御部12では、X線管1がP0にきたと
き以降にカウントした、ロータリーエンコーダー20か
らのパルス数からX線管1(、X線検出器2)の現在位
置を認識し、その位置と、コンソール6から設定された
データ収集開始位置(基準位置からの角度)とが一致し
たとき、DAS6にデータ収集の開始を指示する。
【0038】このように構成することにより、任意の位
置(任意の角度)からデータ収集を開始することがで
き、種々の関心部位に対して最適なデータ収集開始位置
を1台の装置で選択することができる。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明によれば、1台の装置でデータ収集開始位置を選択で
きるように構成されており、関心部位に応じて最適なデ
ータ収集開始位置を選択してデータ収集を行なうことが
できるので、収集したデータに基づいて作成された各断
層像において、被検体の体動によるアーティファクトが
発生するのが低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第一実施例に係るX線CT装置の概
略構成を示す図である。
【図2】X線管の位置検出用のセンサの構成を示す図で
ある。
【図3】第二実施例装置の概略構成を示す図である。
【図4】従来例に係るX線CT装置の概略構成を示す図
である。
【図5】頭部と腹部の体動状態を示す図である。
【図6】従来装置の問題点を説明するための図である。
【符号の説明】
1 … X線管 2 … X線検出器 9 … コンソール 10a〜10d … 位置検出用のセンサ 11 … 選択部 12 … 制御部 20 … ロータリーエンコーダー M … 被検体 T … 天板 J … 体軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線管とX線検出器とが被検体を挟んで
    対向配置され、前記X線管と前記X線検出器とを、対向
    した状態で前記被検体の体軸回りで回転させ、前記X線
    管から前記被検体に向けて曝射されたX線の投影データ
    を前記X線検出器で検出し、前記検出した投影データを
    前記被検体の体軸回りに1周分収集して前記被検体の断
    層像を得るX線CT装置において、前記X線検出器で検
    出する投影データの収集を開始するデータ収集開始位置
    を、前記被検体の体軸回りの所定位置で選択指示する選
    択指示手段と、前記被検体の体軸回りで回転される前記
    X線管と前記X線検出器の現在位置を検出する位置検出
    手段と、前記X線管と前記X線検出器とを対向した状態
    で前記被検体の体軸回りで回転させ、前記位置検出手段
    で検出される前記X線管と前記X線検出器との現在位置
    が、前記選択指示手段により選択指示されたデータ収集
    開始位置と一致したとき、前記投影データの収集を開始
    させるように制御する制御手段とを備えたことを特徴と
    するX線CT装置。
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DE3920165A1 (de) * 1988-06-22 1989-12-28 Toyota Motor Co Ltd Regelsystem fuer die hoehe eines fahrzeugs
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