JPH06276790A - パルス幅制御装置の出力監視装置 - Google Patents

パルス幅制御装置の出力監視装置

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JPH06276790A
JPH06276790A JP5083818A JP8381893A JPH06276790A JP H06276790 A JPH06276790 A JP H06276790A JP 5083818 A JP5083818 A JP 5083818A JP 8381893 A JP8381893 A JP 8381893A JP H06276790 A JPH06276790 A JP H06276790A
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JP
Japan
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pulse
timing
control
load current
monitoring
Prior art date
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Pending
Application number
JP5083818A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Ikuma
克己 生熊
Fumio Ito
文夫 伊藤
Suetsugi Nagai
末次 永井
Yasuo Suganuma
泰夫 菅沼
Shoichiro Miyata
彰一郎 宮田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication of JPH06276790A publication Critical patent/JPH06276790A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 指令値に基づいてデューティ比が変化する制
御パルスを発生する制御パルス発生器と、前記制御パル
スに基づいてゲート信号を出力するゲート回路と、この
ゲート信号に基づいて負荷電流をオン・オフ制御するス
イッチング回路と、前記負荷電流により異常の有無を監
視する監視手段とを備えるパルス幅制御装置の出力監視
装置において、負荷電流を正確に検出する。 【構成】 パルス幅と周期が一定な固定パルスを出力す
る固定パルス発生器と、前記固定パルスおよび制御パル
スのいずれか一方を選択して前記ゲート回路に導くスイ
ッチ回路と、前記スイッチの切換えタイミングと前記監
視手段が前記負荷電流を検出するタイミングとを制御す
る監視制御手段とを備える。ここにスイッチング回路お
よびゲート回路を除く各部をCPUの制御ソフトウェア
により同じ機能を持たせることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パルス幅制御装置にお
いて負荷電流を監視する出力監視装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】直流モータなどでパルス幅制御(PW
M)方式の制御装置が周知である。この方式は指令値に
基づいてデューティ比が変化する制御パルスによって、
負荷電流をオン・オフさせるものである。
【0003】ここにモータなどの負荷が正常に作動して
いるか否かの作動状態を監視するために、負荷電流を検
出し、異常があれば警告を発すると共に負荷電流を切る
ことが考えられている。この負荷電流を検出するため、
従来は通常負荷回路にシャント(分流抵抗)を介在さ
せ、このシャントによる電圧降下を検出している。
【0004】
【従来の技術の問題点】ここの負荷電流はデューティ比
が変化する制御パルスによりオン・オフされるから、こ
のオン・オフのタイミングと電流を検出するタイミング
とによって検出する負荷電流の値が変動する。このため
負荷電流を正確に検出することが困難であった。
【0005】
【発明の目的】本発明はこのような事情に鑑みなされた
ものであり、負荷電流がオン・オフ制御されるパルス幅
制御装置において、負荷電流を正確に検出することがで
きる出力監視装置を提供することを目的とする。
【0006】
【発明の構成】本発明によればこの目的は、指令値に基
づいてデューティ比が変化する制御パルスを発生する制
御パルス発生器と、前記制御パルスに基づいてゲート信
号を出力するゲート回路と、このゲート信号に基づいて
負荷電流をオン・オフ制御するスイッチング回路と、前
記負荷電流により異常の有無を監視する監視手段とを備
えるパルス幅制御装置の出力監視装置において、パルス
幅と周期が一定な固定パルスを出力する固定パルス発生
器と、前記固定パルスおよび制御パルスのいずれか一方
を選択して前記ゲート回路に導くスイッチ回路と、前記
スイッチの切換えタイミングと前記監視手段が前記負荷
電流を検出するタイミングとを制御する監視制御手段と
を備えることを特徴とするパルス幅制御装置の出力監視
装置により達成される。
【0007】ここにCPUを用いる場合には、スイッチ
ング回路およびゲート回路を除く各部をCPUの制御ソ
フトウェアにより同じ機能を持たせることができる。す
なわち制御パルス発生器、監視手段、固定パルス発生
器、スイッチ回路、監視制御手段をCPUのソフトウェ
ア上の機能で構成できる。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例を適用した電動モー
タ付き自転車の側面図、図2はその動力系統図、図3は
そのモータ制御系統図、図4は固定パルスとモータ電流
の検出タイミングの説明図、図5は動作流れ図である。
【0009】図1において、符号10はメインフレーム
であり、ヘッドパイプ12から斜下後方へのびて後輪1
4の車軸に至る。このメインフレーム10にほぼ直交す
るようにシートチューブ16が固着され、このシートチ
ューブ16の上端にはサドル18を支持するシートポス
ト20が固定されている。
【0010】シートチューブ16の下部には下に開いた
筒部16aが形成され、この中に永久磁石式直流電動モ
ータ22が収容される。シートチューブ16の下端には
動力ユニット24が固定されている。この動力ユニット
24はボトムブラケットケース(以下BBケースとい
う)26と、このBBケース26から後方へのびるリヤ
ステー28とを備え、このリヤステー28の後端に後輪
14が固定されている。なお右側のリヤステー28には
駆動軸30(図2参照)が挿通される。
【0011】動力ユニット24のBBケース26にはク
ランク軸32が貫挿され、その両端にクランク34が固
定されている。クランク34にはクランクペダル36、
36が取付けられている。
【0012】後輪14の車軸38の左端は、左のリヤス
テー28に固着したエンドプレート28aに固定され、
この車軸38の右端は右のリヤステー28に固定された
傘歯車ケース(図示せず)に固定されている。車軸38
にはハブ(図示せず)が回転自在に保持され、このハブ
には駆動軸30の回転が傘歯車機構および一方向クラッ
チ42(図2)を介して伝えられる。
【0013】動力ユニット24には、クランク軸32の
回転を一方向クラッチ44(図2)を介して駆動軸30
に伝える傘歯車(図示せず)が内装されている。またこ
のクランク軸32と駆動軸30との間には遊星歯車機構
が介在されている。
【0014】この遊星歯車機構は遊星歯車からペダル踏
力が入力され、リング歯車から駆動軸30に踏力が出力
される。そして中央のサン歯車に加わるトルクをポテン
ショメータ46で検出することにより踏力Fを検出する
ように構成されている。モータ22の回転は一方向クラ
ッチ48および減速機50を介して駆動軸30に伝えら
れる。
【0015】図1で52は鉛電池などの充電可能な電
池、54はコントローラであり、これらは前記メインフ
レーム10のヘッドパイプ12とシートチューブ16と
の間に収容されている。図1において56は前輪58の
回転速度から車速Sを求めるための車速センサである。
【0016】ポテンショメータ46で検出した踏力Fは
コントロ−ラ54に入力され、このコントロ−ラ54は
この踏力Fに基づいてモータ電流を制御しモータ出力す
なわちモータトルクTM を発生させる。
【0017】コントローラ54は図3に示すように構成
される。モータ22と電池52とは、スイッチング回路
60と共に閉回路を形成し、この閉回路が主回路62と
なる。スイッチング回路はMOS−FETやトランジス
タで構成される。なおモータ32にはフライホイールダ
イオード64が並列接続され、また電流検出用のシャン
ト66が主回路62に取付けられている。
【0018】68は制御部であり、踏力Fや車速Sなど
に基づいてモータ22の出力(トルク)TM の指令値i
を出力する。すなわち踏力Fの周期的増減に同期してモ
ータ22の出力(トルク)TM を周期的に増減させるよ
うに指令値iを出力する。また一定の車速Sになったら
モータ出力TM を制限してモータ駆動力を制限するよう
にしてもよい。
【0019】70は制御パルス発生器であり、制御部6
8から供給されるデューティ比の指令値iに対応して変
化する走行用の制御パルスp1 を出力する。すなわち指
令値iがモータ出力TM を増加させる時には制御パルス
1 の(オン時間)/(オフ時間+オン時間)の値(デ
ューティという)を大きくする。
【0020】72は固定パルス発生器であり、図4の
(A)に示すようにデューティ比および周期が一定のパ
ルス(固定パルスという)p2 を出力する。例えばデュ
ーティ比が50%すなわち1周期の1/2のパルス幅を
持つ固定パルスp2 を出力する。74は切換スイッチで
あり、制御パルスp1 と固定パルスp2 のいずれかを選
択してゲート回路76に入力する。この選択は制御部6
8が持つ機能の1つである監視制御手段78から出力さ
れる切換信号qにより行われる。
【0021】ゲート回路76は制御パルスp1 あるいは
固定パルスp2 に基づいて、スイッチング回路60の各
スイッチング素子に送るゲートパルス群を作り、各スイ
ッチング素子を選択的にオン・オフさせる。監視制御手
段78は、切換スイッチ74の切換えタイミングを指示
する切換信号qと共に、主回路62の負荷電流Iを検出
するタイミングを示すタイミング信号t1 、t2 を出力
する。
【0022】このタイミング信号t1 、t2 はシャント
66から負荷電流Iの異常を監視する監視手段80に入
力される。このタイミング信号t1 、t2 は切換信号q
が固定パルスp2 を選択的にした時に図4の(B)に示
すタイミングt1 、t2 で出力される。すなわち固定パ
ルスp2 のオン時間幅の中心でt1 が出力され、オフ時
間幅の中心でt2 が出力される。
【0023】監視手段80はこのタイミング信号t1
2 に基づいてシャント66から負荷電流Iを検出す
る。固定パルスp2 はデューティ比と周期が一定である
から、この時の負荷電流Iもほぼ一定となり、タイミン
グt1 、t2 における負荷電流I1 、I2 もほぼ一定と
なる。監視手段80はこの時の電流I1 、I2 によって
異常の有無を判定する。制御部68はこの判定結果から
異常の内容に対応した対策を行う。例えばモータ22の
運転を停止させたり、異常表示手段82に表示させる。
【0024】次に図5を用いて動作例を説明する。まず
メインスイッチをオンにすると、制御部68はメモリを
初期化し、自己診断を行う。例えば電池52の電圧をチ
ェックし、制御回路が正常であることを確認する。自己
診断の結果各部に異常が無ければ監視タイミングが来る
までの間は(ステップ100)、通常の運転が行われる
(ステップ102)。この時には制御部68は切換スイ
ッチ74が制御パルスp1 を選択するように切換信号q
を選出し、またペダル36の踏力Fに対応してモータ電
流すなわち負荷電流Iを制御させる。
【0025】ここに監視タイミングは、通常走行の制御
パルスが250パルス出力される度に1度訪れる。例え
ば16KHZ の処理速度を持つCPUにより制御部68
を構成した時には、250/16000=1/64秒に
1度この監視タイミングが訪れる。この監視タイミング
が訪れると(ステップ100)、制御部68は切換スイ
ッチ74によるパルス切換を行い(ステップ104)、
固定パルスp2 を選択させる(ステップ106)。そし
て図4(B)に示したタイミングt1 が来ると(ステッ
プ108)、監視手段80は負荷電流Iの検出を行う
(ステップ110)。
【0026】この時の負荷電流I1 が一定値I10にほぼ
一致していれば正常であり、次のタイミングt2 を待つ
(ステップ114)。そしてこのタイミングt2 におい
て再び負荷電流Iを検出し、この時の電流I2 が一定値
20にほぼ一致していれば正常であるとする(ステップ
116)。このように負荷電流Iに異常が無ければ、モ
ータ22やコントローラ54等には異常なしとして切換
スイッチ74を制御パルスp1 に切換える(ステップ1
18)。そして通常の踏力Fに対応したモータ出力TM
の制御(走行制御)が行われる(ステップ120)。
【0027】タイミングt1 、t2 で検出した負荷電流
1 、I2 がそれぞれ一定値I10、I20と一致していな
ければ(ステップ112、116)、何らかの異常有り
として(ステップ122)、モータ22を停止させたり
異常表示をさせる。
【0028】以上の実施例ではコントローラ54は多数
の回路を含むように説明したが、実際には主回路以外の
回路はCPUで構成することができる。すなわち制御部
68、制御パルス発生器70、固定パルス発生器72、
スイッチ回路74、監視手段80などはCPUのソフト
ウェアで構成される機能で形成することができる。
【0029】以上の説明ではパルス幅制御方式(PW
M)として説明しているが、本発明ではパルス周期は必
ずしも一定であることは必要でない。従ってパルス幅と
共にパルス周期も多少変動するものも本発明にいうPW
M方式に含む。また負荷はモータ22に限られるもので
はなく、電磁ソレノイド、ヒータ、照明装置など種々な
負荷に適用可能である。
【0030】
【発明の効果】請求項1の発明は以上のように、PWM
方式で一定のタイミングに固定パルスで駆動し、この時
の負荷電流を検出するから、常に一定のデューティ比の
時に負荷電流を検出して異常の有無を判定できる。この
ため出力監視が正確になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の側面図
【図2】その動力系統図
【図3】モータ制御系統図
【図4】固定パルスとモータ電流の検出タイミングとの
関係を示す図
【図5】動作流れ図
【符号の説明】
22 電動モータ 54 コントローラ 70 制御パルス発生器 72 固定パルス発生器 74 切換スイッチ 78 監視制御手段 80 監視手段 p1 制御パルス p2 固定パルス I 負荷電流
フロントページの続き (72)発明者 菅沼 泰夫 静岡県磐田市新貝2500番地 ヤマハ発動機 株式会社内 (72)発明者 宮田 彰一郎 静岡県磐田市新貝2500番地 ヤマハ発動機 株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指令値に基づいてデューティ比が変化す
    る制御パルスを発生する制御パルス発生器と、前記制御
    パルスに基づいてゲート信号を出力するゲート回路と、
    このゲート信号に基づいて負荷電流をオン・オフ制御す
    るスイッチング回路と、前記負荷電流により異常の有無
    を監視する監視手段とを備えるパルス幅制御装置の出力
    監視装置において、パルス幅と周期が一定な固定パルス
    を出力する固定パルス発生器と、前記固定パルスおよび
    制御パルスのいずれか一方を選択して前記ゲート回路に
    導くスイッチ回路と、前記スイッチの切換えタイミング
    と前記監視手段が前記負荷電流を検出するタイミングと
    を制御する監視制御手段とを備えることを特徴とするパ
    ルス幅制御装置の出力監視装置。
JP5083818A 1993-03-19 1993-03-19 パルス幅制御装置の出力監視装置 Pending JPH06276790A (ja)

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JPH06276790A true JPH06276790A (ja) 1994-09-30

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JP (1) JPH06276790A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008099439A (ja) * 2006-10-12 2008-04-24 Omron Corp スイッチング電源装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008099439A (ja) * 2006-10-12 2008-04-24 Omron Corp スイッチング電源装置

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