JPH06276708A - ボールネジ一体駆動装置 - Google Patents

ボールネジ一体駆動装置

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Publication number
JPH06276708A
JPH06276708A JP5453993A JP5453993A JPH06276708A JP H06276708 A JPH06276708 A JP H06276708A JP 5453993 A JP5453993 A JP 5453993A JP 5453993 A JP5453993 A JP 5453993A JP H06276708 A JPH06276708 A JP H06276708A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball screw
motor
rotor
support
bearing
Prior art date
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Pending
Application number
JP5453993A
Other languages
English (en)
Inventor
Jun Funami
準 舟見
Koichi Kinashi
好一 木梨
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP5453993A priority Critical patent/JPH06276708A/ja
Publication of JPH06276708A publication Critical patent/JPH06276708A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロボットによる自動組立装置における組立ア
ームや、部品搬送等を行う直線移動装置における高速移
動位置決めを妨げていたねじれによる遅れ共振,支持方
法による偏荷重による軸受寿命への影響をなくし、より
高速位置決め可能なボールネジ一体駆動装置の提供を目
的とする。 【構成】 ボールネジ100のテーブル104が移動す
るボールネジ支持部101,102の間の片側のボール
ネジの一部をモータの回転子108としたモータ部を構
成し、モータの軸受をボールネジ支持軸受と共用化する
ことで、共振による振動や偏荷重のかからない構成にす
ることにより、より高速位置決めが可能なボールネジ一
体駆動装置が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばロボットによる
自動組立装置における組立アームや部品の搬送等を行う
直線移動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、製造工程の自動化に伴って、製品
の組み立て装置や物品の搬送のために直線移動装置の導
入が積極的に行われる傾向にある。
【0003】図3は従来の直線移動装置の一例の構成を
示す(以降の図では、同一機能部品にすべて同一符号を
つけてある)。図3において、100はボールネジで、
このボールネジの両側は103の底板上に固定されてい
る101,102の支持部に設けられた各々の軸受10
5,106によって支持されている。ボールネジ100
の一端はフレキシブルカップリング401によって支持
部101に嵌合にて締結されたモータ402の出力軸4
03と結合されている。
【0004】以上のように構成された直線移動装置につ
いて、以下その動作について説明する。
【0005】まず、モータ402に駆動信号を入力する
ことにより出力軸403が回転し、フレキシブルカップ
リング401を介してボールネジ100が回転する。し
たがってボールネジのナットと一体となったテーブル1
04がボールネジの回転量に応じてボールネジの軸上を
直線移動する。
【0006】図4は従来の直線移動装置の他の例の構成
を示す。図4において、100はボールネジ、104は
ボールネジナットと一体となったテーブルで、このボー
ルネジの両側は103の底板上に固定されている10
1,102の支持部に設けられた各々の軸受105,1
06によって支持されている。ボールネジ100の一端
は延長され、その軸をモータの回転子108とし、それ
に対応する位置に固定子107を配し、支持部101と
回転子108のもう一方を支持する軸受303を設けた
ケーシング302でモータ部を構成するボールネジ一体
の駆動装置となっている。
【0007】以上のように構成されたモータ部に駆動信
号を入力することにより、モータの回転子108すなわ
ちそれと一体となったボールネジ100が回転し、した
がってボールネジナットと一体となったテーブル104
がボールネジの回転量に応じてボールネジの軸上を直線
移動する。この例では、カップリングが不要でモータ部
の軸受の一方がボールネジの軸受と共用化されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の図
3の従来例では、以下の問題点を有していた。すなわ
ち、テーブルを高速で移動し位置決めをさせようとする
と、カップリング部が軸のような剛性をもたないためね
じりによる遅れや共振が発生し、その特性により高速移
動や位置決め精度が制限されるという問題点である。ま
た構造的にも軸方向にカップリング部を設けるためデッ
ドスペースが必要となる欠点を有していた。
【0009】図4の従来例は図3の問題点を解決するた
めに提案されたものであるが、軸の支持が3点支持にな
るため別な共振の発生により軸受303,105に偏荷
重や振動が加わることによって軸受寿命を短くする等の
別な問題点を有していた。
【0010】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、高速位置決め可能な直線移動装置を提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のボールネジ一体駆動装置はボールネジの両端
部が軸受で構成された支持部を有し、前記ボールネジの
両支持部の間の片側にモータ回転子を設け、このモータ
回転子に対応する位置にモータ固定子を配してモータ本
体部を構成し、前記モータの固定子が前記ボールネジ支
持部と締結され、前記両端支持部のボールネジ延長上に
回転検出器を装着し、モータの回転子を支持する支持部
とボールネジを支持する支持部を共用にし、さらに前記
モータ回転子は円筒状の磁性材料からなるスリーブの外
側にマグネットを装着し、前記スリーブの内径がボール
ネジの軸外径に締結された構成を有する。
【0012】
【作用】この構成にすることによって、従来の問題点で
あるカップリング部の剛性に起因するねじりによる遅れ
や共振が、カップリングの廃止により解決することがで
き、かつモータ部をボールネジの両支持部のテーブル移
動間に構成することによって、モータの軸受をボールネ
ジ支持部の軸受と共用化できるので、軸の支持が2点と
なって軸の支持が3点の場合に比較し、共振による偏荷
重や振動が減少する。
【0013】
【実施例】(実施例1)以下本発明の一実施例につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0014】図1において、100はボールネジ、10
1,102はボールネジを支持する軸受105,106
を設けた支持部で、底板103に固定され、ボールネジ
ナットと一体となったテーブル104がボールネジ10
0に取付けられる。ボールネジ100の片側にモータの
回転子108を設け、それに対応する位置にモータの固
定子107を配し、支持部101に固定され、モータ部
を構成する。
【0015】ここで回転子108の構造は図2に示すよ
うに円筒状のスリーブ202にてマグネット201を接
着剤等で固着した構造になっており、ボールネジの軸外
径に嵌合固着される。図におけるタップ203は取付位
置の仮位置決めのためのものである。
【0016】図1の109はケーシングでモータ部をダ
スト,油から保護するもので、110はボールネジ10
0すなわちモータの回転子108と一体に取り付けられ
たモータの回転位置検出器である。
【0017】以上のように構成されたボールネジ一体駆
動装置について、図1で説明する。まず、モータ部に駆
動信号を入力することにより、モータの回転子108す
なわちそれと一体となったボールネジ100が回転し、
したがってボールネジナットと一体になったテーブル1
04がボールネジ100の回転量に応じてボールネジ軸
上を直線移動する。
【0018】以上のように本実施例によれば、モータ部
をボールネジの両支持部のテーブルの移動間に構成する
ことによって、モータ回転子を支持する軸受を、ボール
ネジを支持する軸受と共用化できるので軸受が1個省略
することができ、3点支持が2点支持となり、3点支持
に起因する共振による振動,偏荷重等が加わるという不
具合が改善される。また軸支持のために必要な図4の従
来例のケーシング302が不要となる。本実施例でもケ
ーシング109を必要とするが、シールのために用いる
ものである。
【0019】さらに、回転子108を別に組み立てて嵌
合固着する構造を取ったことにより、モータ軸すなわち
ボールネジと支持軸受との芯合せがマグネットによる吸
引変化等がなくなるため機械的に容易となる。
【0020】また別な利点としてロータ軸の周方向の位
置を自在に設定することが可能となり、回転位置とテー
ブルの位置の原点の設定を容易に変えることができる。
【0021】実施例において、モータ固定子107を、
軸受105を取り付けた101の支持部板に取り付けて
あるが、この軸受にはスラスト荷重を受けるアンギュラ
軸受を用いており、軸の振れ剛性が高くモータの回転子
とモータ固定子のギャップ保持に最適のためである。ま
た実施例においては支持部101へのモータの固定子の
取り付けはインロー嵌合によって行っているが、これは
芯合わせを容易にするためで、底板103に取り付けて
芯出しをする方法をとっても構わない。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明は、ボールネジの両
端部が軸受で構成された支持部を有し、ボールネジの両
支持部の間の片側にモータ回転子を設け、このモータ回
転子に対応する位置にモータ固定子を配してモータ本体
部を構成し、モータの固定子がボールネジ支持部と締結
され、上記両端支持部のボールネジ延長上に回転検出器
を装着し、モータの回転子を支持する支持部とボールネ
ジを支持する支持部を共用にし、さらにモータ回転子を
円筒状の磁性材料からなるスリーブの外側にマグネット
を装着し、このスリーブの内径をボールネジの軸外径に
締結したボールネジ一体駆動装置にすることによって、
カップリング剛性に起因するねじれによる遅れ振動が少
なくなり、軸の支持が3点から2点と少なくなって共振
による偏荷重が逓減され、寿命への影響が少なくなるこ
とにより高速位置決め可能な直線移動装置が実現でき
る。
【0023】もちろん軸受の個数が一個減ることによる
コスト低減軸受を保持するケーシングが不要となってシ
ールのためのみに用いられるため、ケーシング構造自体
が簡略化され加工コストが低減されること、モータ回転
軸の固定が自在にできかつ最終組込み時においても可能
なことによってテーブルの原点合わせ変更が非常に簡便
にできることで工数低減もはかれるなど、副次的な効果
も期待できることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるボールネジ一体駆動
装置を示す断面図
【図2】本発明の一実施例におけるボールネジ一体駆動
装置のモータの回転軸の構造を示す斜視図
【図3】従来の直線移動装置の1例を示す図
【図4】従来の直線移動装置の他の例を示す図
【符号の説明】
100 ボールネジ 101,102 支持部 103 底板 104 テーブル 105,106,303 軸受 107 固定子 108 回転子 109,302 ケーシング 110 検出器 111 軸受ナット 201 マグネット 202 スリーブ 203 タップ 401 フレキシブルカップリング 402 モータ 403 出力軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボールネジの両端部が軸受で構成された支
    持部を有し、前記ボールネジの両支持部の間の片側にモ
    ータ回転子を設け、このモータ回転子に対応する位置に
    モータ固定子を配してモータ本体部を構成し、前記モー
    タの固定子が前記ボールネジ支持部と締結され、前記両
    端支持部のボールネジ延長上に回転検出器を装着し、モ
    ータの回転子を支持する支持部とボールネジを支持する
    支持部を共用してなるボールネジ一体駆動装置。
  2. 【請求項2】前記モータ回転子は円筒状の磁性材料から
    なるスリーブの外側にマグネットを装着し、前記スリー
    ブの内径がボールネジの軸外径に締結された請求項1記
    載のボールネジ一体駆動装置。
JP5453993A 1993-03-16 1993-03-16 ボールネジ一体駆動装置 Pending JPH06276708A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5453993A JPH06276708A (ja) 1993-03-16 1993-03-16 ボールネジ一体駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5453993A JPH06276708A (ja) 1993-03-16 1993-03-16 ボールネジ一体駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06276708A true JPH06276708A (ja) 1994-09-30

Family

ID=12973481

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5453993A Pending JPH06276708A (ja) 1993-03-16 1993-03-16 ボールネジ一体駆動装置

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JP (1) JPH06276708A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07284242A (ja) * 1994-04-05 1995-10-27 Smc Corp 電動アクチュエータ
KR100472119B1 (ko) * 2001-10-11 2005-03-08 다마가와 세이끼 가부시키가이샤 리니어 액츄에이터
CN103457416A (zh) * 2012-05-30 2013-12-18 东明机电(深圳)有限公司 在电机转子轴上套装轴承的专用设备

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH07284242A (ja) * 1994-04-05 1995-10-27 Smc Corp 電動アクチュエータ
KR100472119B1 (ko) * 2001-10-11 2005-03-08 다마가와 세이끼 가부시키가이샤 리니어 액츄에이터
CN103457416A (zh) * 2012-05-30 2013-12-18 东明机电(深圳)有限公司 在电机转子轴上套装轴承的专用设备

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