JPH06276566A - 移動通信システム - Google Patents

移動通信システム

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JPH06276566A
JPH06276566A JP5060397A JP6039793A JPH06276566A JP H06276566 A JPH06276566 A JP H06276566A JP 5060397 A JP5060397 A JP 5060397A JP 6039793 A JP6039793 A JP 6039793A JP H06276566 A JPH06276566 A JP H06276566A
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JP
Japan
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mobile station
mobile
stations
station
fixed
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JP5060397A
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English (en)
Inventor
Seiichi Yamamoto
征一 山本
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 移動局の使用者が通信相手の移動局の存在位
置を簡単かつ正確に知ることができるようにして使用者
に対するサービス性の向上を図る。 【構成】 発信制御手順中において、着信先の移動局P
S3が話中だったり、またこの移動局PS3が属する固
定局FS2に空きの無線チャネルがなかった場合には、
中央制御回路2の位置通知制御手段22により、記憶回
路3内の設置位置情報テーブルから上記固定局FS2の
設置位置情報を読み出して位置通知情報を作成し、この
位置通知情報を発信元の移動局PS1へ送出して表示さ
せるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばオフィスビルや
学校、工場などの構内において運用される移動通信シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、移動通信システムの一つとして構
内無線電話システムが開発されている。この構内無線電
話システムは、例えば複数の固定局を構内の任意の位置
に分散配置してそれぞれ無線ゾーンを形成し、これらの
無線ゾーン内に存在する移動局を無線回線を介して固定
局に接続したのち、この固定局からさらに有線回線を介
して構内交換機(PBX)に接続することにより、複数
の移動局間で通話を行なえるようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この種の従
来のシステムには次のような解決すべき課題があった。
すなわち、任意の移動局から発信要求が発生すると、構
内交換機は着信先の移動局が話中であるか否かを判定す
るとともに、この着信先の移動局が存在する無線ゾーン
の固定局に空きの無線回線があるか否かを判定する。そ
して、着信先の移動局が話中ではなくかつ空きの無線回
線がある場合には、対応する固定局に対し着信信号を送
出する。一方、着信先の移動局が話中だったり、固定局
に空きの無線回線がなかった場合には、固定局に対し着
信信号を送らずに発信元の移動局に対し話中信号を返送
する。
【0004】すなわち、従来のシステムは、着信先の移
動局に対する呼び出しが不可能な場合に、発信元の移動
局に対して構内交換機から話中信号の返送のみを行なう
ようにしている。このため、発信者にすれば話中という
ことしか分からず、例えば緊急連絡などを行ないたい場
合には着信先の移動局が応答するまで発信操作を繰り返
し行なうしか手段がなく、極めて不便だった。
【0005】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、移動局の使用者が通信相
手の移動局の存在位置を簡単かつ正確に知ることができ
るようにし、これにより使用者に対するサービス性の向
上を図り得る移動通信システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の移動通信システムは、交換機に移動位置管理
手段と存在位置通知手段とを備え、移動位置管理手段に
より複数の移動局の各々についてその存在位置を複数の
固定局の無線ゾーン単位に監視してその監視結果を位置
情報として記憶しておき、かつ存在位置通知手段によ
り、上記移動位置管理手段に記憶された位置情報を基
に、上記複数の移動局のうちの任意の移動局に対し他の
移動局の存在位置を表わす情報を通知するようにしたも
のである。
【0007】
【作用】この結果本発明によれば、例えば着信先移動局
が話中だったり固定局の無線回線に空きがない場合に
は、発信元の移動局に対し、話中情報とともに上記着信
先移動局の存在位置を表わす情報が通知されることにな
る。このため、緊急連絡などの場合には、発信者は例え
ば別途構築されている有線電話網を利用して着信先移動
局が存在する無線ゾーン近傍の内線電話機を呼び出すこ
とにより連絡を行なったり、また着信先移動局が比較的
近くに存在する場合には直接出向いて口頭により連絡事
項を伝えるといった他の手段を、着信先移動局の存在位
置に応じて適宜講じることが可能となる。
【0008】
【実施例】(第1の実施例)図1は、本発明の第1の実
施例に係わる構内移動通信システムの構成を示す回路ブ
ロック図である。
【0009】このシステムは、ディジタル構内交換機
(DPBX)EXと、複数の固定局FS1〜FSnと、
これらの固定局FS1〜FSnに対し無線チャネルを介
して接続される例えば携帯電話機からなる多数の移動局
PS1〜PSkとから構成される。
【0010】このうち上記各固定局FS1〜FSnは、
それぞれ所定の径を有する無線ゾーンZ1〜Zn形成す
るもので、サービスエリア内の任意の位置に分散配設さ
れる。例えばオフィスビルで運用されるシステムであれ
ば、各棟のフロアごとに無線ゾーンが形成されるように
各フロアに設置される。また、各固定局FS1〜FSn
には、予め1回線または数回線分の無線チャネルが割り
当てられている。
【0011】一方ディジタル構内交換機EXは、通話路
スイッチ1と、複数の内線インタフェース回路LC1〜
LCnと、複数の局線インタフェース回路TRK1〜T
RKmとを備えている。このうち上記各内線インタフェ
ース回路LC1〜LCnには、それぞれ有線回線IL1
〜ILnを介して上記固定局FS1〜FSnが接続され
る。内線インタフェース回路LC1〜LCnは、発着信
に伴い該当する移動局が属する固定局FS1〜FSnと
通話路スイッチ1との間を接続するためのインタフェー
ス機能と、固定局FS1〜FSnから送出されたダイヤ
ル信号などを検出して中央制御回路20に通知する機能
とを有している。上記局線インタフェース回路TRK1
〜TRKmは、それぞれ局線SL1〜SLmを介して図
示しない公衆電話網に接続される。また局線インタフェ
ース回路TRK1〜TRKmは、発着信に伴い通話路ス
イッチ1と局線SL1〜SLmとの間を接続するための
インタフェース機能を有している。
【0012】またディジタル構内交換機EXは、交換機
全体を統括的に制御する中央制御回路2を備えており、
この中央制御回路2にはバスを介して記憶回路(ME
M)3が接続されている。記憶回路3には、中央制御回
路2の制御に必要な制御プログラムや種々のデータテー
ブルが蓄積されている。このデータテーブルの中には、
上記各移動局PS1〜PSkごとにその存在位置を表わ
す情報を記憶する位置情報テーブルと、上記各固定局F
S1〜FSnの設置位置を表わす情報を記憶した設置位
置情報テーブルとが含まれる。
【0013】ところで、上記中央制御回路2は、例えば
マイクロコンピュータを主制御部として有したもので、
発着信制御を含む一連の交換制御を実行するための通常
の制御手段に加えて、位置情報監視制御手段21と、位
置情報通知制御手段22とを新たに備えている。
【0014】このうち先ず位置情報監視制御手段21
は、所定の監視時刻になるごとに上記複数の移動局PS
1〜PSkの各々へ向けて固定局FS1〜FSnから位
置検出信号を送出し、その応答信号がどの固定局FS1
〜FSnを介して到来するかを監視することにより、各
移動局PS1〜PSkがそれぞれどの固定局FS1〜F
Snの無線ゾーンZ1〜Zn内に存在しているかを判定
している。そして、移動局PS1〜PSkが存在してい
る無線ゾーンの固定局FS1〜FSnの識別番号IDを
位置情報として上記位置情報テーブルに記憶している。
【0015】次に位置情報通知制御手段22は、発信制
御手順中において、着信先の移動局が話中だったりまた
所属する固定局に空きの無線チャネルがない場合に、設
置場所情報テーブルを基に着信先の移動局の存在位置を
通知するための位置通知情報を作成し、この位置通知情
報を発信元の移動局へ送出するものである。なお、この
位置通知情報は、移動局PS1〜PSkにおいて既に備
えられている液晶表示器などに表示されるようになって
いる。
【0016】次に、以上のように構成されたシステムの
動作を説明する。通常時においてディジタル構内交換機
EXは、中央制御回路2により例えば図5に示すごとく
ステップ5aおよびステップ5bでそれぞれ発信要求の
到来監視および着信信号の到来監視を行ないながら、ス
テップ5cで移動局PS1〜PSkの存在位置を監視す
る時刻になったか否かを判定している。監視時刻は例え
ば15分おきに設定される。
【0017】この状態で、内蔵してある時計の時刻が監
視時刻になったとすると、中央制御回路2は位置監視制
御を実行する。図6はその制御手順および制御内容を示
すフローチャートである。
【0018】すなわち、中央制御回路2は先ずステップ
6aにて移動局PS1〜PSkの中から一つを選択し、
ステップ6bでこの選択した移動局(例えばPS3)の
存在位置を検出するための信号を有線回線IL1〜IL
nを介して各固定局FS1〜FSnへ転送する。そうす
ると、各固定局FS1〜FSnから一斉に位置検出信号
が送出される。各移動局PS1〜PSkは、上記位置検
出信号を受信するとこの信号に含まれるID情報からこ
の位置検出信号が自己宛てのものであるか否かを判定す
る。そして、自己宛てのものだった場合には応答信号を
返送する。この応答信号は、当該移動局PS3が属する
無線ゾーンZ2の固定局FS2において受信されたの
ち、有線回線IL2を介してディジタル構内交換機EX
に転送され、内線インタフェース回路LC2で受信され
る。
【0019】中央制御回路2は、ステップ6cで上記応
答信号の受信を検出すると、ステップ6dに移行してこ
こで上記応答信号の転送経路からどの固定局で受信され
たものかを判定する。そして、この固定局FS2のID
情報を、移動局PS3の存在位置を表わす情報として、
記憶回路3内の位置情報テーブルに図2に示すごとく記
憶する(ステップ6e)。
【0020】そして、一つの移動局PS1についての位
置監視が終了すると、中央制御回路2は次にステップ6
fですべての移動局PS1〜PSkについての位置検出
が終了したか否かを判定し、位置検出が行なわれていな
い移動局がまだ残っている場合にはステップ6aに戻っ
て以上の制御を繰り返し実行する。また、すべての移動
局PS1〜PSkについての位置検出が終了すると、図
5に示した通常時のメインルーチンに戻る。
【0021】なお、ステップ6aにて移動局を選択する
際には、通話中の移動局は除いて待受中の移動局を順次
選択するようにし、また位置検出信号の送出後一定期間
が経過しても応答信号が返送されない場合には、この移
動局についての位置検出を一旦中止して次の移動局の位
置検出制御に移行する。
【0022】さて、以上のように各移動局PS1〜PS
kの位置が把握された状態で、いま仮に移動局PS1が
移動局PS3に対する発信要求を行なったとする。そう
すると、中央制御回路2はこの発信要求を図5のステッ
プ5aで検出して、以後発信制御を実行する。図7はそ
の制御手順および制御内容を示すフローチャートであ
る。
【0023】すなわち、中央制御回路2は、先ずステッ
プ7aで発信元の移動局PS1から送られたダイヤル情
報を基に着信先の移動局を識別する。次にステップ7b
において、この着信先の移動局が話中であるか否かを判
定し、さらにステップ7cにおいて、上記着信先の移動
局PS3がどの固定局に属しているかを位置情報テーブ
ルの記憶内容を基に検索して、この検索した固定局FS
2に空きの無線チャネルがあるか否かを判定する。これ
らの判定により、上記着信先の移動局PS3が待受中で
あり、かつ固定局FS2に空き無線チャネルがあると判
定されたとする。そうすると、中央制御回路2はステッ
プ7dに移行して、ここで上記着信先の移動局PS3宛
ての着信信号を固定局FS2へ転送する。
【0024】このため、固定局FS2からは移動局PS
3宛ての着信信号が送信される。この着信信号を受信す
ると各移動局は、この着信信号が自己宛てのものである
か否かを判定し、自己宛てのものだった場合には着信の
発生を使用者に報知する。この着信報知に対し使用者が
オフフックして応答すると、移動局PS3から固定局F
S2へ応答信号が返送され、これにより固定局FS2で
は内線IL2の直流ループが閉成される。
【0025】ディジタル構内交換機EXの中央制御回路
2は、上記直流ループの閉成を内線インタフェース回路
LC2を介してステップ7eで検出すると、ステップ7
fに移行してここで通話路スイッチ1を制御して、発信
元の移動局PS1が接続されている内線インタフェース
回路LC1と、着信先の移動局PS3が接続された上記
内線インタフェース回路LC2との間を接続する。かく
して、発信元の移動局PS1と着信先の移動局PS3と
の間には通話路が形成され、以後両移動局PS1,PS
3間で通話が可能となる。この通話状態において、中央
制御回路2はステップ7gで終話監視を行ない、終話が
検出されるとステップ7hに移行してここで通話路を開
放したのち図5に示す通常状態に復帰する。
【0026】一方、上記移動局PS1からの発信要求に
対し、いま仮に上記ステップ7bまたはステップ7cに
おいて、着信先の移動局PS3が話中であるか、または
この移動局PS3が属する固定局FS2に空きの無線チ
ャネルがないと判定されたとする。この場合、中央制御
回路2は発信元の移動局PS1に対し話中信号を返送す
る。また、それとともにステップ7iに移行して、ここ
で設置位置情報テーブルから固定局FS2の設置位置情
報を読み出す。そして、ステップ7jにおいて、例えば
図4に示すごとく発信元の移動局のID情報および着信
先の移動局PS3のID情報に上記設置位置情報を付加
して位置通知情報を作成し、この位置通知情報をステッ
プ7kにより発信元の移動局PS1に向けて送出する。
例えば、いま各固定局FS1〜FSnの設置位置が図3
の設置位置テーブルに示すように設定されていたとする
と、位置通知情報には固定局FS2の設置位置情報とし
て「A棟の2階」を表わす表示データが挿入され、発信
元の移動局PS1へ向けて送出される。
【0027】上記位置通知情報は内線IL1を介して固
定局FS1に転送されたのち、無線チャネルを介して発
信元の移動局PS1へ送信される。移動局PS1ではこ
の位置通知情報が送られると、この位置通知情報に挿入
されている設置位置を表わす表示データがデコードされ
て液晶表示器に表示される。
【0028】なお、上記位置通知情報の送出を終了する
とディジタル構内交換機EXの中央制御回路2は、ステ
ップ7lに移行してここで発信元の移動局PS1との間
の通路を開放し、しかるのち図5に示す通常状態に復帰
する。
【0029】以上のように本実施例のシステムでは、発
信制御手順中において、着信先の移動局PS3が話中だ
ったり、またこの移動局PS3が属する固定局FS2に
空きの無線チャネルがなかった場合には、中央制御回路
2の位置通知制御手段22により、記憶回路3内の設置
位置情報テーブルから上記固定局FS2の設置位置情報
を読み出して位置通知情報を作成し、この位置通知情報
を発信元の移動局PS1へ送出して表示させるようにし
ている。
【0030】したがって本実施例であれば、発信元の移
動局の使用者は、着信先の移動局が話中の場合に、液晶
表示器における表示内容から着信先の移動局の存在位置
を知ることが可能となる。このため、例えば着信先の使
用者に対して緊急に連絡したい事項がある場合、発信側
の使用者は例えば別途構築されている有線電話網を利用
して、着信先の使用者が存在する近傍の内線電話機を呼
び出すことにより連絡を行なったり、また着信先の使用
者が比較的近くに存在する場合には直接出向いて口頭に
より連絡事項を伝えるといった他の手段を講じることが
可能となる。 (第2の実施例)
【0031】本実施例は、隣接する固定局の無線ゾーン
が部分的に互いに重なりあっているシステムにおいて、
各移動局の存在位置を、各固定局からの受信電界強度の
大きさに基づいて細かく検出し、この細かく検出された
存在位置情報を発信元の移動局へ通知するようにしたも
のである。
【0032】図8は、この種のシステムの構成の一例を
示すもので、固定局FS1および固定局FS2は、その
各無線ゾーンZ1,Z2の一部が互いに重なるような位
置に設置されている。このようなシステムにおいて、各
移動局PS1〜PSkの受信状態には、その存在位置に
よって固定局FS1からの電波のみを受信する場合と、
固定局FS2からの電波のみを受信する場合と、固定局
FS1およびFS2の両方からの電波を受信する場合の
3つの状態がある。したがって、各移動局PS1〜PS
kの位置を検出する際にこれらの3つの受信状態の判別
が可能なように各固定局FS1,FS2からの電波の受
信電界強度をそれぞれ検出して位置情報テーブルに記憶
し、かつこれらの受信電界強度に対応して例えばフロア
名を予めフロア判定テーブルに登録しておくことによ
り、発信元の移動局へは着信先移動局の位置情報として
上記フロア名を通知することが可能となる。
【0033】例えば、位置情報テーブルについては、各
移動局PS1〜PSkの各々について、図9に示すごと
く受信電界強度の大きい側の固定局を第1固定局として
その受信電界強度とともに記憶し、かつ受信電界強度の
小さい側の固定局を第2固定局としてその受信電界強度
とともに記憶する。なお、1つの固定局からしか受信電
界が得られない場合には、第2固定局は無しとして記憶
する。また、フロア判定テーブルについては、例えば図
10に示すごとく各固定局FS1,FS2からの受信電
界強度のレベルを各々0〜4の5段階で表現し、これら
のレベルのすべての組み合わせ対応してフロア名を記憶
している。
【0034】この様にすると、前記第1の実施例では移
動局PS1〜PSkの存在位置を固定局FS1〜FSn
の設置位置でしか表わすことができなかったものを、本
実施例では固定局の設置台数よりも多いフロア名で表わ
すことができる。例えば、図8の例では2つの固定局F
S1,FS2しかないにも拘らず、移動局PS1〜PS
kの存在位置を3つのフロア名a〜cで表現することが
できる。
【0035】したがって本実施例であれば、着信先の移
動局PS1〜PSkの存在位置をより高精度に発信元の
移動局に通知することができる。このため、発信元の移
動局の使用者は、着信先の移動局の位置をさらに正確に
把握して、他の連絡手段による連絡をより迅速に行なう
ことが可能となる。
【0036】なお、本発明は上記各実施例に限定される
ものではない。例えば、上記各実施例では着信先の移動
局が話中の場合にその存在位置を発信元の移動局に通知
する場合を例にとって説明したが、発信元の移動局と着
信先の移動局との間が通話路を介して接続されて状態
で、着信先の移動局の存在位置情報を発信元の移動局に
通知したり、また反対に発信元の移動局の存在位置情報
を着信先の移動局に通知するようにしてもよい。このよ
うにすれば、発信元の使用者もまた着信先の使用者も、
液晶表示器に表示された位置情報から相手の位置を知る
ことが可能となり、この結果通話によりお互いの位置を
確認する必要がなくなる。
【0037】また、前記第1の実施例では各移動局PS
1〜PSkの位置検出を定期的に行なって位置情報テー
ブルの内容を更新するようにしたが、発信または着信が
行なわれたときに検出された位置情報を位置情報テーブ
ルに記憶するようにしてもよい。
【0038】さらに、位置情報の通知は、通話中に移動
局から通知要求があった場合に、この要求した移動局に
対し行なうようにしてもよい。さらに、前記各実施例で
はオフィスビルや工場、大学などの構内で運用される移
動通信システムを対象として説明したが、公衆移動通信
システムに適用してもよい。その他、無線ゾーンの構成
や交換機の構成、位置監視制御手段および位置通知制御
手段の制御手順や制御内容、移動局の種類や構成等につ
いても、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して
実施できる。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したように本発明では、交換機
に移動位置管理手段と存在位置通知手段とを備え、移動
位置管理手段により複数の移動局の各々についてその存
在位置を複数の固定局の無線ゾーン単位に監視してその
監視結果を位置情報として記憶しておき、かつ存在位置
通知手段により、上記移動位置管理手段に記憶された位
置情報を基に、上記複数の移動局のうちの任意の移動局
に対し他の移動局の存在位置を表わす情報を通知するよ
うにしている。
【0040】したがって本発明によれば、移動局の使用
者が通信相手の移動局の存在位置を簡単かつ正確に知る
ことができ、これにより使用者に対するサービス性の向
上を図り得る移動通信システムを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係わる構内移動通信シ
ステムの構成を示す回路ブロック図。
【図2】図1に示したシステムのディジタル構内交換機
に記憶される位置情報テーブルの構成を示す図。
【図3】図1に示したシステムのディジタル構内交換機
に記憶される設置位置情報テーブルの構成を示す図。
【図4】ディジタル構内交換機から移動局に対し送られ
る位置通知情報の構成を示す図。
【図5】図1に示したシステムのディジタル構内交換機
において中央制御回路により実行されるメインルーチン
の制御手順および制御内容を示すフローチャート。
【図6】図1に示したシステムのディジタル構内交換機
において中央制御回路により実行される位置監視制御手
段の制御手順および制御内容を示すフローチャート。
【図7】図1に示したシステムのディジタル構内交換機
において中央制御回路により実行される位置通知制御手
段の制御手順および制御内容を示すフローチャート。
【図8】本発明の第2の実施例に係わる構内移動通信シ
ステムの構成を示す概略図。
【図9】図8に示したシステムのディジタル構内交換機
に記憶される位置情報テーブルの構成を示す図。
【図10】図8に示したシステムのディジタル構内交換
機に記憶されるフロア判定テーブルの構成を示す図。
【符号の説明】
EX…ディジタル構内交換機 FS1〜FSn…固定局 PS1〜PSk…移動局 Z1〜Zn…無線ゾーン LC1〜LCn…内線インタフェース回路 IL1〜ILn…内線 TRK1〜TRKm…局線インタフェース回路 SL1〜SLm…局線 1…通話路スイッチ 2…中央制御回路 3…記憶回路 21…位置監視制御手段 22…位置通知制御手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々が無線ゾーンを形成する複数の固定
    局と、 これらの固定局に対しその各無線ゾーン内で無線回線を
    介して選択的に接続される複数の移動局と、 前記複数の固定局に対し各々有線回線を介して接続さ
    れ、これらの固定局を介して前記複数の移動局間を接続
    して通信を可能とする交換機とを備えた移動通信システ
    ムであって、 前記交換機は、 前記複数の移動局の各々について、その存在位置を前記
    複数の固定局の無線ゾーン単位に監視してその位置情報
    を記憶するための移動位置管理手段と、 この移動位置管理手段に記憶された位置情報を基に、前
    記複数の移動局のうちの任意の移動局に対し他の移動局
    の存在位置を表わす情報を通知するための存在位置通知
    手段とを備えたことを特徴とする移動通信システム。
JP5060397A 1993-03-19 1993-03-19 移動通信システム Pending JPH06276566A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5060397A JPH06276566A (ja) 1993-03-19 1993-03-19 移動通信システム

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JP (1) JPH06276566A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4859618A (en) * 1986-11-20 1989-08-22 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Method of producing the gate electrode of a field effect transistor
JP2003114952A (ja) * 2001-10-09 2003-04-18 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 通信システム

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US4859618A (en) * 1986-11-20 1989-08-22 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Method of producing the gate electrode of a field effect transistor
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