JPH06276489A - ドロップアウト検出装置 - Google Patents

ドロップアウト検出装置

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JPH06276489A
JPH06276489A JP5061993A JP6199393A JPH06276489A JP H06276489 A JPH06276489 A JP H06276489A JP 5061993 A JP5061993 A JP 5061993A JP 6199393 A JP6199393 A JP 6199393A JP H06276489 A JPH06276489 A JP H06276489A
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low
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pass
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JP5061993A
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Shinji Kaneko
真二 金子
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Sony Corp
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドロップアウト検出用の広帯域のローパスフ
ィルタで低域濾波し、この出力をハイパスフィルタで高
域濾波し、差分比較回路において遅延したドロップアウ
トと遅延前の正及び負の電圧を加えたドロップアウトを
比較することで、中間諧調でのドロップアウトの検出を
良好に行え、これによって再生画像上において発生する
星の瞬きのようなノイズや無彩色部分の色付きを防止
し、極めて良好な再生画像を得ることができるようにす
る。 【構成】 復調映像信号を低域濾波する広帯域のローパ
スフィルタ31と、これより通過帯域が狭く、ローパス
フィルタ31の出力を低域濾波するローパスフィルタ1
3と、この出力を正負2つの電源17及び19からの基
準電圧と比較するコンパレータ16及び18と、ローパ
スフィルタ31の出力を高域濾波するハイパスフィルタ
33と、この出力を差分比較するための遅延回路35、
コンパレータ36及び38、正及び負の電源37及び3
9、コンデンサC1及びC2、抵抗器R1及びR2とを
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば映像信号のドロ
ップアウトを検出するドロップアウト検出装置に適用し
て好適なドロップアウト検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、映像信号を記録、再生する例えば
VTRやディスク装置等においては、テープ、或いはデ
ィスク等の記録媒体の傷や付着した埃、ゴミ等によって
再生したRFレベルが落ち込むドロップアウトに対して
様々な対策をたてている。ドロップアウトが発生する
と、テレビジョンモニタに映像信号を供給してその管面
上に画像として映出させたときに、ドロップアウト対応
部分が白くなったり、黒くなったりして著しく画質を劣
化させてしまう。
【0003】このようなドロップアウトを防止する方法
として最も一般的な方法としては、RF信号のドロップ
アウト対応レベルを正側及び負側のスレッシュホールド
レベルで検出し、検出したドロップアウト部分を前のラ
インにおいて水平方向に同一な信号で置き換えるか、或
いはホールドする方法であろう。
【0004】図12にこのようなドロップアウトを検出
するためのドロップアウト検出装置を示し、以下、図に
ついて説明する。
【0005】図12に示すドロップアウト検出装置にお
いては、入力端子1を介して図示しないVTRやディス
ク装置の増幅回路からのRF信号を波形等化回路2で波
形等化処理した後、復調回路3で例えばFM復調し、F
M復調した復調信号をローパスフィルタ6で低域濾波
し、ローパスフィルタ6で低域濾波した再生信号を映像
増幅回路7で増幅した後に出力端子8を介して図示しな
いVTRやディスク装置の他の再生系のドロップアウト
コントロール回路に供給する。
【0006】一方、映像増幅回路7で増幅した再生信号
をドロップアウト検出回路9で上述のように2つのスレ
ッシュホールドレベルを用いるなどしてドロップアウト
検出を行い、その検出信号を出力端子10を介して図示
しないVTRやディスク装置の再生系のドロップアウト
コントロール回路等に供給する。
【0007】また、波形等化回路2の出力をドロップア
ウト検出回路4で上述と同様の方法でドロップアウト検
出を行い、その検出信号を出力端子5を介して図示しな
いVTRやディスク装置の再生系のドロップアウトコン
トロール回路等に供給する。
【0008】図示しないVTRの再生系のドロップアウ
トコントロール回路においては、出力端子8からの再生
信号、出力端子10からの再生信号のドロップアウトの
検出信号、出力端子5からのRF信号のドロップアウト
の検出信号に基いて、上述したようにホールド、或いは
前のラインでの置き換えによってドロップアウトを補正
する。
【0009】ドロップアウトの種類としては例えば図1
3に示すようなものがある。図13Aはドロップアウト
によってRF信号が期間t1の間(数μsec)にわた
って減衰した例、図13Bはドロップアウトによってキ
ャリアが半波欠けとなった例、図13Cはドロップアウ
トによってキャリアが半波欠けまでならなかった例であ
る。
【0010】図13Bに示すキャリアの半波欠けは一般
的なドロップアウトによる現象であり、図13Cに示す
キャリアの半波未満の欠けはディスク装置で発生するド
ロップアウトによる現象である。ここで特に問題となる
のは、図13Cに示すキャリアに半波未満の欠けを発生
させてしまうドロップアウトである。このドロップアウ
トはディスクの欠陥や地理などによって引き起こされる
単発的なキャリアの半端欠けまでに至らない過変調であ
り、RF信号においては映像信号かドロップアウトによ
るノイズかを区別することが困難である。
【0011】図14にFM伝送系の規格を示すグラフを
示し、以下、これについて説明する。この図14に示し
グラフにおいて、縦軸はFMキャリアの周波数(MH
z)、横軸は変復調レベル(V)を示し、i1はクロマ
信号に現れているドロップアウトによるノイズ、i2及
びi3は輝度信号に現れているドロップアウトによるノ
イズを夫々示す。また、この図に示すドロップアウトi
1は図13Aに示す信号に対応し、ドロップアウトi2
は図13Bに示す信号に対応し、ドロップアウトi3は
図13Cに示す信号にタイプする。ここでドロップアウ
トi1をマイクロドロップアウトと称することとする。
【0012】この図14から明かなように、ドロップア
ウトi1及びi2を映像信号から見ると黒レベルよりも
かなり低い信号や白レベルよりもかなり高い信号となっ
て現れ、これらドロップi1及びi2はドロップアウト
比較レベル(スレッシュホールドレベル)よりもかなり
低いか或いは高いレベルとなっている。
【0013】しかしながら、図13Cに示したキャリア
の過変調、即ち、マイクロドロップアウトi1を映像信
号から見ると、黒レベルよりも低い信号や白レベルより
も高い信号となって現れるが、図14に示すドロップア
ウト比較レベル近傍のレベルとなっている。ところで、
図12に示したローパスフィルタ6の帯域はシステムの
帯域に合わせて設計しているので、その中心中心周波数
は12.5MHzとなっている。従って、信号と上述し
たマイクロドロップアウトの区別をつけることは非常に
難しく、多くの検出漏れが発生する。この検出漏れによ
って除去されなかったマイクロドロップアウトはモニタ
テレビジョンの映出画像上においてあたかも星が瞬いて
いるようなノイズとなって現れ、著しく再生画像を劣化
させてしまう。
【0014】図15は従来のドロップアウト検出装置の
他の例を示す構成図であり、以下この図15を参照して
従来のドロップアウト検出装置の他の例について説明す
る。
【0015】この図15に示すドロップアウト検出装置
は、図示しないVTRやディスク装置の再生系から入力
端子1を介して供給されるRF信号を復調回路12でF
M復調して復調信号を得、この復調信号をローパスフィ
ルタ13で低域濾波し、この低域濾波した信号をデ・エ
ンファシス/クランプ/AGC回路14で、デ・エンフ
ァシス、クランプ、利得制御し、この信号をコンパレー
タ16及び18の各非反転入力端子(+)、並びに出力
端子15を介して図示しないVTRやディスク装置の再
生系のドロップアウトコントロール回路等に夫々供給
し、コンパレータ16で電源17からの正側のドロップ
アウト比較レベルの電圧と比較し、コンパレータ18で
電源19からの負側のドロップアウト比較レベルの電圧
と比較し、その比較結果を出力端子20を介して図示し
ないVTRやディスク装置のドロップアウトコントロー
ル回路等に夫々供給するようにしている。
【0016】図示しないドロップアウトコントロール回
路においては、出力端子15からの再生信号、出力端子
20からの比較結果に基いて再生信号のドロップアウト
を上述したように前のラインの信号で置き換えたり、或
いはホールドしたりしてドロップアウト対応部分を補正
するようにしている。
【0017】ところで、この図15に示す従来のドロッ
プアウト検出装置においては、映像レベルの絶対値検出
であるので、映像信号の低域分の影響を受け、映像の中
間諧調では相対的にコンパレータ16及び18の各ドロ
ップアウト比較レベルの電圧が上昇するので、ドロップ
アウトと信号との分離精度が低く、中間諧調でのドロッ
プアウトの検出ができない。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、図1
2を参照して説明した従来のドロップアウト検出装置で
は、信号とマイクロドロップアウトの区別をつけること
は非常に難しく、多くの検出漏れが発生するので、この
検出漏れによって除去されなかったマイクロドロップア
ウトがモニタテレビジョンの映出画像上においてあたか
も星が瞬いているようなノイズとなって現れ、著しく再
生画像を劣化させてしまうという不都合があった。
【0019】また、図15を参照して説明した従来のド
ロップアウト検出装置では、映像レベルの絶対値検出で
あるので、映像信号の低域分の影響を受け、映像の中間
諧調では相対的にコンパレータの各ドロップアウト比較
レベルの電圧が上昇するので、ドロップアウトと信号と
の分離精度が低く、中間諧調でのドロップアウトの検出
ができない。中間諧調でのドロップアウトの検出ができ
ないと、再生画像上において星が瞬くようなノイズが出
力されたり、無彩色部分に色が付いてしまい大幅に画質
を劣化させてしまうという不都合があった。
【0020】本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、マイクロドロップアウトの検出漏れを防止すると共
に、中間諧調でのドロップアウトの検出を良好に行うこ
とによって極めて良好な再生画像を得ることのできるド
ロップアウト検出装置を提案しようとするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、復調された復
調映像信号を低域濾波する通過帯域を広帯域とした第1
の低域濾波手段26と、少なくとも第1の低域濾波手段
26の通過帯域よりも狭帯域とし、復調された復調映像
信号を低域濾波する第2の低域濾波手段25と、変調入
力映像信号のドロップアウトを検出する第1の検出手段
4と、第1の低域濾波手段26からの出力のドロップア
ウトを検出する第2の検出手段27とを有するものであ
る。
【0022】また本発明は、復調された復調映像信号を
低域濾波する通過帯域を広帯域とした第1の低域濾波手
段31と、少なくとも第1の低域濾波手段31の通過帯
域よりも狭帯域とし、第1の低域濾波手段31の出力を
低域濾波する第2の低域濾波手段13と、この第2の低
域濾波手段13の出力を少なくとも2つの基準電圧と比
較する比較手段16、17、18及び19と、第1の低
域濾波手段31の出力を高域濾波する高域濾波手段33
と、この高域濾波手段33の出力を差分比較する差分比
較手段35、36、37、38、39、C1、C2、R
1、R2とを有するものである。
【0023】更に本発明は上述において、差分比較手段
を、高域濾波手段13からの出力を遅延する遅延手段3
5と、この遅延手段35からの少なくとも2つの遅延出
力と少なくとも2つの基準電圧とを比較する比較手段3
6、37、38、39、C1、C2、R1、R2とで構
成したものである。
【0024】更に本発明は上述において、差分比較手段
に、少なくとも遅延手段35からの少なくとも2つの出
力の位相をずらす位相シフト手段C1及びR1、C2及
びR2を設けたものである。
【0025】更に本発明は上述において、差分比較手段
35、36、37、38、39、C1、C2、R1、R
2のカットオフ周波数を、低域濾波手段13の出力中の
ドロップアウトパルスのレベル上昇を可能とする値を選
定したものである。
【0026】
【作用】上述せる本発明の構成によれば、復調された復
調映像信号を通過帯域を広帯域とした第1の低域濾波手
段26、並びに少なくとも第1の低域濾波手段26の通
過帯域よりも狭帯域とした第2の低域濾波手段25によ
って、復調手段3からの復調映像信号を夫々低域濾波
し、変調入力映像信号のドロップアウトを第1の検出手
段4で検出し、第1の低域濾波手段26からの出力のド
ロップアウトを第2の検出手段27で検出する。
【0027】また上述せる本発明によれば、復調された
復調映像信号を第1の低域濾波手段31で低域濾波し、
少なくとも第1の低域濾波手段31の通過帯域よりも狭
帯域とした第2の低域濾波手段13によって第1の低域
濾波手段31の出力を低域濾波し、この第2の低域濾波
手段13の出力を比較手段16、17、18及び19に
よって少なくとも2つの基準電圧と比較すると共に、第
1の低域濾波手段31の出力を高域濾波手段33で高域
濾波し、この高域濾波手段33の出力を差分比較手段3
5、36、37、38、39、C1、C2、R1、R2
で差分比較する。
【0028】更に上述において本発明の構成によれば、
差分比較手段において、高域濾波手段13からの出力を
遅延手段35で遅延し、この遅延手段35からの少なく
とも2つの遅延出力と少なくとも2つの基準電圧とを比
較手段36、37、38、39、C1、C2、R1、R
2で比較する。
【0029】更に上述において本発明の構成によれば、
差分比較手段において、少なくとも遅延手段からの少な
くとも2つの出力の位相を位相シフト手段C1及びR
1、C2及びR2でずらす。
【0030】更に上述において本発明の構成によれば、
差分比較手段35、36、37、38、39、C1、C
2、R1、R2のカットオフ周波数を、低域濾波手段1
3の出力中のドロップアウトパルスのレベル上昇を可能
とする値にし、この差分比較手段35、36、37、3
8、39、C1、C2、R1、R2によってドロップア
ウトパルスのレベルを上昇させる。
【0031】
【実施例】以下に、図1を参照して本発明ドロップアウ
ト検出装置の一実施例について詳細に説明する。この図
1において、図12と対応する部分には同一符号を付
し、その詳細説明を省略する。
【0032】この図1において、25は例えば通過帯域
を12.5MHzと狭帯域に設定したローパスフィルタ
で、復調回路3からの復調信号を低域濾波する。26は
このローパスフィルタ25よりも通過帯域を広く設定し
た広帯域のローパスフィルタで、ローパスフィルタ25
と同様、復調回路3からの復調信号を低域濾波する。
【0033】ローパスフィルタ25の出力は映像増幅回
路7及び出力端子8を介して図示しないVTRやディス
ク装置の再生系のドロップアウトコントロール回路等に
供給される。また、ローパスフィルタ26の出力はドロ
ップアウト検出回路27に供給される。ドロップアウト
検出回路27はローパスフィルタ26からの出力中のド
ロップアウトを検出し、その検出信号を出力端子28を
介して図示しないVTRやディスク装置の再生系のドロ
ップアウトコントロール回路等に供給する。
【0034】即ち、この図1に示すドロップアウト検出
回路は、FM復調の後に、映像ドロップアウト検出専用
のローパスフィルタ26を設け、キャリア半波欠け以上
のドロップアウトについては図1に示すドロップアウト
検出回路4で検出し、キャリア半波未満のドロップアウ
トについては広帯域のローパスフィルタ26で低域濾波
した出力をドロップアウト検出回路27で検出するよう
にしている。
【0035】図2はFM信号とドロップアウトの発生し
たRF信号を示す図であり、図2A及びCは夫々変調
波、図2B及びDは夫々RF信号を示す。FM変調は周
波数を可変するものであり、映像のステップに対しては
パルス幅が急変する。つまり図2に示すように、キャリ
ア半波未満の欠けにおいては信号とドロップアウトの判
別がつきにくい。
【0036】図3はFM波の伝送とドロップアウトのス
ペクトラムを示したグラフであり、FM記録において
は、図3Aに示すようにFMキャリアを伝送映像帯域よ
りも高く(約1.3倍)設定する。このように設定した
FM変調波の周波数スペクトラムは、図3Bに示すよう
になり、変調波の帯域制限によってRF信号の低減にエ
ネルギーの空き周波数帯が生じる。
【0037】図2C及びDに示すようなキャリア欠けに
おいては、図3Cに示すようにエネルギーが低域から分
布する。このことは、変調波より帯域の広い信号を発生
したことであり、本来の映像信号と区別がつくはずであ
る。
【0038】図2C及びDに示すようなキャリア欠けを
起こしている信号をFM復調し、図3Dに示すような1
2MHzの通過帯域のローパスフィルタ(図1において
はローパスフィルタ25に対応する)で低域濾波する
と、図4にout1で示すように、周期が遅く、レベル
が小さいノイズを得ることができる。
【0039】また、図2C及びDに示すようなキャリア
欠けを起こしている信号をFM復調し、図3Dに示すよ
うな24MHzの通過帯域のローパスフィルタ(図1に
おいてはローパスフィルタ26に対応する)で低域濾波
すると、図4にout2で示すように、周期が速く、レ
ベルが大きいノイズを得ることができる。このとき、こ
れらのノイズの周期はローパスフィルタ25及び26の
上限周波数の周期となる。
【0040】このように、RF信号でのキャリア欠け
は、映像信号においてはインパルスと見なせるので、復
調出力の帯域を広げることにより、ノイズレベルのP−
Pが大きくなり、伝送した映像信号との区別がつきやす
くなる。
【0041】さて、映像増幅回路7からの出力、即ち、
通過帯域12.5MHzのローパスフィルタ25におい
て低域濾波された信号、ドロップアウト検出回路27の
検出出力、ドロップアウト検出回路4の検出出力は夫々
出力端子8、28及び5を介して図示しないVTRやデ
ィスク装置の再生系のドロップアウトコントロール回路
等に供給する。
【0042】このように、この例においては、キャリア
の半波欠けに満たない、いわば過変調がFM復調出力の
ローパスフィルタ26の通過帯域を2fcを減衰するだ
けの広帯域とすることにより、従来のドロップアウト検
出装置よりも高感度化したので、マイクロドロップアウ
トを検出でき、これによって、マイクロドロップアウト
の検出漏れを防止でき、これによって再生画像上に発生
する星の瞬きのようなノイズを除去して極めて良好な再
生画像を得ることができる。
【0043】図5は本例ドロップアウト検出装置の他の
例を示す構成図であり、以下この図5を参照してドロッ
プアウト検出装置の他の例について説明する。この図5
において、図15と対応する部分には同一符号を付し、
その詳細説明を省略する。
【0044】図において、30例えばその通過帯域を2
0MHzと広帯域に設定したローパスフィルタで、この
ローパスフィルタ30は復調回路12からの復調信号を
低域濾波する。ここでこのローパスフィルタ30の通過
帯域を広帯域に設定したのは、ドロップアウトを大きく
検出するためである。この出力はクランプ/AGC回路
で処理された後に、通過帯域12.5MHzのローパス
フィルタ13を介してデ・エンファシス回路32に供給
される。デ・エンファシス回路32においてはローパス
フィルタ13からの出力の高域成分のレベルを減衰させ
る。
【0045】このデ・エンファシス回路32の出力はコ
ンパレータ16及び18の各非反転入力端子(+)に夫
々供給され、上述と同様に電源17からの正側のドロッ
プアウト比較レベルの電圧、電源19からの負側のドロ
ップアウト比較レベルの電圧と夫々比較される。
【0046】33はクランプ/AGC回路31からの出
力中の直流成分を除去するためのハイパスフィルタで、
このハイパスフィルタ33の出力はデ・エンファシス回
路34に供給される。このデ・エンファシス回路34に
おいては上述のデ・エンファシス回路32と同様、高域
レベルの減衰が行われる。このデ・エンファシス回路3
4の出力は遅延回路35に供給される。
【0047】この遅延回路35はデ・エンファシス回路
34の出力を遅延してコンパレータ36の反転入力端子
(−)及びコンパレータ38の非反転入力端子(+)に
夫々供給する。また、デ・エンファシス回路34の出力
端をコンデンサC1を介してコンパレータ36の非反転
入力端子(+)に接続し、コンデンサC1とコンパレー
タ36の非反転入力端子(+)の接続点を抵抗器R1及
び正の電圧を出力する電源37を介して接地し、デ・エ
ンファシス回路34の出力端をコンデンサC2を介して
コンパレータ38の反転入力端子(−)に接続し、コン
デンサC2とコンパレータ38の反転入力端子(−)の
接続点を抵抗器R2及び負の電圧を出力する電源39を
介して接地し、コンパレータ36及び38の出力端及び
コンパレータ16及び18の出力端を接続すると共にこ
れらコンパレータ16及び18、36及び38の出力端
の接続点を接続し、この接続点から出力端子40を導出
する。
【0048】ここで、上述の遅延回路35並びにコンパ
レータ36及び38でハイパスフィルタと等化な機能を
有する差分比較回路を構成し、抵抗器R1及びコンデン
サC1、抵抗器R2及びコンデンサC2で夫々位相シフ
ト回路を構成する。また、コンパレータ16、18、3
6及び38はECL(エミッタ・カップルド・ロジッ
ク)とする。これはTTL(トランジスタ・トランジス
タ・ロジック)よりも高速だからである。
【0049】図6にマイクロドロップアウトを発生した
映像信号の例を示す。この図6においてi10、i1
1、i13、i14を夫々マイクロドロップアウト、i
12及びi15を夫々通常のドロップアウト、+ref
を正側のドロップアウト比較レベルの電圧、−refを
負側のドロップアウト比較レベルの電圧、syをシン
ク、buをバーストとする。この図6に示すように、マ
イクロドロップアウトi10、i11、i13、i14
は2つのドロップアウト比較レベル+ref、−ref
の何れにもそのレベルが到達していないので、図12や
図15で説明した従来のドロップアウト検出装置では検
出することができない。図12や図15で説明した従来
のドロップアウト検出装置で検出できるのはi12及び
i15で示すドロップアウトだけである。
【0050】即ち、大レベルのドロップアウトや中レベ
ルのドロップアウトで白レベルや黒レベルに近いレベル
のドロップアウトは検出可能であるが、中レベルの内、
中間諧調に発生したドロップアウトと小レベルのドロッ
プアウトは検出することができない。これを図6におい
てPb、Prのカラー信号で見ると、無彩色部のドロッ
プアウトは検出されないことになる。
【0051】図5に示す回路においては、先ず遅延回路
35によるF0=fc(LPF)のハイパスフィルタに
よって映像信号の低域成分を減衰させ、これによって映
像信号の低域成分を考慮したコンパレータのドロップア
ウト比較レベルの電圧の設定を回避させた。
【0052】このハイパスフィルタによる低域濾波の
後、P−P値の検出を行えば良いが、マイクロドロップ
アウトはインパルス性なので、帯域が広く、上下非対称
となるケースが多い。このため、このまま図12や図1
5で説明した従来のドロップアウト検出装置を通して
も、映像信号成分との分離を向上させることはできな
い。そこで、本例においては、図5に示した構成によっ
て、マイクロドロップアウト検出用のローパスフィルタ
30の上限周波数の1/2波長遅延させた信号との差分
レベル比較を行ってドロップアウト検出を行うことで、
映像信号成分とドロップアウトとの分離を向上させるよ
うにしている。
【0053】次に、図7〜図11を順次参照して図5に
示したドロップアウト検出装置の動作について説明す
る。
【0054】図7は共に縦軸を電圧、横軸を時間とし、
5.0MHz/DIV(ディビジョン)、50ns/D
IV(ディビジョン)とした場合のFM波のキャリア欠
けとFM復調信号を示す波形図である。図7Aにおいて
上段に示すパルスは例えば16MHzのキャリアパルス
で、この場合はこのパルスが幅p1(例えば30%)だ
けドロップアウトによって欠けた場合を示し、この場
合、FM復調信号が図5に示す20MHzの通過帯域の
ローパスフィルタ30で低域濾波されると、この図7A
の下段に示すようなFM復調信号となる。
【0055】また、図7Aの下段に示したFM復調信号
を図5に示すローパスフィルタ13で低域濾波すると、
図7Bに示すようになる。この図7から明かなように、
ローパスフィルタ30の出力(図7A下段)の方が図7
Bに示すローパスフィルタ13の出力に比べて大幅に復
調振幅が大きく、且つ、映像信号との分離が良いことが
分かる。周期を見ると、50ns、100nsとローパ
スフィルタのカットオフ周波数に一致していることが分
かる。
【0056】図8Cは縦軸を電圧、横軸を時間とし、5
μsec/DIVとした場合のローパスフィルタ13の
出力を示している。記録映像の最大値はバースト電位±
1DIVとなっている。この図8Cから分かるように、
映像ドロップアウト検出はコンパレータの設定電位を1
20%に設定するので、±1.8DIVとなり、この波
形の略中心にあるマイクロドロップアウトは検出されな
い。
【0057】図8Dは縦軸を電圧、横軸を時間とし、1
0μsec/DIVとした場合のローパスフィルタ30
の出力の再生信号中のマイクロドロップアウトを示して
いる。映像信号の低域レベルは1DIV P−Pであ
り、マイクロドロップアウトのレベルが大幅にレベルア
ップされていることがわかる。但し、図8Cと比較すれ
ば分かるように、映像の高域分もレベルアップされる。
【0058】図9Eは縦軸を電圧、横軸を時間とし、ド
ロップアウトの復調レベル(上段)とハイパスフィルタ
33による高域濾波後のドロップアウト(下段)を示し
た波形図である。また、図9Fは縦軸を電圧、横軸を時
間とし、スイープ信号の復調レベル(上段)とハイパス
フィルタ33による高域濾波後のスイープ信号(下段)
を示した波形図である。この図9Eにおいて、上段に示
すマイクロドロップアウトのレベルは+1.6DIV、
下段に示すマイクロドロップアウトのレベルは−1.1
DIVであり、図9Fにおいて、上段に示すスイープレ
ベルは+0.6DIV、下段に示すスイープレベルは−
0.6DIVとなっている。
【0059】図9E上段に示すドロップアウトと図9F
上段に示すスイープ信号を比較すると分かるように、ス
イープレベルは70%なので、3dBの補正をすると、
1.56DIVP−P、従来と同じ120%では2.1
84DIV P−Pとなる。マイクロドロップアウトは
2.7DIV P−Pなので、十分余裕をもって検出で
きる。
【0060】また、図9E下段に示すドロップアウトと
図9F下段に示すスイープ信号を比較すると分かるよう
に、ハイパスフィルタ33でクランプ/AGC回路31
からの出力を高域濾波すれば、直流再生を不要とでき、
更に映像信号の低域成分を減衰させ、映像とドロップア
ウトの分離検出を容易にすることができる。
【0061】図10Gは縦軸を電圧、横軸を時間とし、
ローパスフィルタ13の出力の再生信号中のマイクロド
ロップアウト(図9Fに示したマイクロドロップアウ
ト)を時間軸を拡大して示した波形図である。この図1
0Gに示すように、ハイパスフィルタ33によってバー
スト信号の基本が減衰していることが分かる。
【0062】図10Hは縦軸を電圧、横軸を時間とし、
図10Gに示すマイクロドロップアウト部分を更に拡大
して示した波形図である。この図10Hに示すように、
現実のマイクロドロップアウトは上下非対称であり、こ
のまま±のドロップアウト比較レベルを用い、コンパレ
ータによって比較するようにしても良いが、本例におい
ては、既に図5を参照して説明したように、P−P値を
利用してマイクロドロップアウトの検出を行う、すなわ
ち、差分比較によってマイクロドロップアウトの検出を
行うようにする。
【0063】図11Iは縦軸を電圧、横軸を時間とし、
図1に示した差分比較回路、即ち、遅延回路35、コン
デンサC1及びC2、抵抗器R1及びR2、電源37及
び39、コンパレータ36及び38の動作波形を示す波
形図である。この図11Iの上段に示す波形は図1に示
した遅延回路35の出力を、中段に示す波形は図1に示
したコンパレータ36の非反転入力端子(+)に供給さ
れ、電源37からの正側のドロップアウト比較レベルの
電圧が加えられた信号、即ち、ドロップアウト、下段に
示す波形は図1に示したコンパレータ38の反転入力端
子(−)に供給され、電源39からの負側のドロップア
ウト比較レベルの電圧が加えられた信号、即ち、ドロッ
プアウトを夫々示す。
【0064】この図11に示すように、上段に示す波形
と中段に示す波形の重なりあう部分、中段に示す波形と
下段に示す波形の重なりあう部分が夫々ドロップアウト
として検出される。これによれば例えばハイパスフィル
タ33の出力で、±2DIVの基準電圧を与えて比較す
るものに比べ、十分余裕を持たせることができる。
【0065】図10Jは縦軸を電圧、横軸を時間とし、
図1に示しや出力端子40からの出力、即ち、ドロップ
アウト検出信号を示した波形図である。この図Jにおい
て、上段に示す波形はドロップアウトを、下段に示す波
形はドロップアウト検出信号を夫々示す。この図10J
に示すように、ドロップアウト検出信号はコンパレータ
16、18、36、38のECL、並びにコンデンサC
1及びC2、抵抗器R1及びR2による時定数によって
波形をわざとなまらすようにする。このようにドロップ
アウト検出信号の波形をなまらすことによって次のドロ
ップアウトに対して連続応答することができる。
【0066】図5に示す差分比較回路においてはこのよ
うにしてドロップアウトが検出される。そして、コンパ
レータ16及び18の比較出力、コンパレータ36及び
38の比較出力が出力端子40から出力される。
【0067】このように、この例においては、ドロップ
アウト検出用の広帯域のローパスフィルタ30で低域濾
波することによって復調振幅を大きくでき、しかも映像
信号とドロップアウトの分離を良好にし、更にこのロー
パスフィルタ30の出力をハイパスフィルタ33で高域
濾波することによって、更に映像信号とドロップアウト
の分離を良好にし、遅延回路35、コンパレータ36及
び38、電源37及び39、コンデンサC1及びC2、
抵抗器R1及びR2からなる差分比較回路において、遅
延したドロップアウトと正側のドロップアウト比較レベ
ルの電圧を加えた遅延前のドロップアウトとの重なる部
分、正側のドロップアウト比較レベルの電圧を加えた遅
延前のドロップアウトと負側のドロップアウト比較レベ
ルの電圧を加えた遅延前のドロップアウトの重なる部分
をドロップアウトとして検出し、これをECL及び時定
数でなまらせ、ドロップアウト検出信号として出力する
ようにしたので、中間諧調でのドロップアウトの検出を
良好に行え、これによって再生画像上において発生する
星の瞬きのようなノイズや無彩色部分の色付きを防止
し、極めて良好な再生画像を得ることができる。
【0068】尚、上述の実施例は本発明の一例であり、
本発明の要旨を逸脱しない範囲でその他様々な構成が取
り得ることは勿論である。
【0069】
【発明の効果】上述せる本発明によれば、復調された復
調映像信号を通過帯域を広帯域とした第1の低域濾波手
段、並びに少なくとも第1の低域濾波手段の通過帯域よ
りも狭帯域とした第2の低域濾波手段によって夫々低域
濾波し、変調入力映像信号のドロップアウトを第1の検
出手段で検出し、第2の低域濾波手段からの出力のドロ
ップアウトを第2の検出手段で検出するようにしたの
で、マイクロドロップアウトを検出でき、これによっ
て、マイクロドロップアウトの検出漏れを防止でき、こ
れにより、再生画像上に発生する星の瞬きのようなノイ
ズを除去して極めて良好な再生画像を得ることができ
る。
【0070】また上述せる本発明によれば、復調された
復調映像信号を第1の低域濾波手段で低域濾波し、少な
くとも第1の低域濾波手段の通過帯域よりも広帯域とし
た第2の低域濾波手段によって第1の低域濾波手段の出
力を低域濾波し、この第2の低域濾波手段の出力を比較
手段によって少なくとも2つの基準電圧と比較すると共
に、第1の低域濾波手段の出力を第1の高域濾波手段で
高域濾波し、この第1の高域濾波手段の出力を第2の高
域濾波手段で高域濾波するようにしたので、中間諧調で
のドロップアウトの検出を良好に行え、これによって再
生画像上において発生する星の瞬きのようなノイズや無
彩色部分の色付きを防止し、極めて良好な再生画像を得
ることができる。
【0071】更に上述において本発明によれば、第2の
高域濾波手段において、第1の高域濾波手段からの出力
を遅延手段で遅延し、この遅延手段からの少なくとも2
つの遅延出力と少なくとも2つの基準電圧とを比較手段
で比較するようにしたので、上述の効果に加え、より映
像信号とドロップアウトの分離を向上させ、ドロップア
ウトの検出を良好に行うことができる。
【0072】更に上述において本発明によれば、第2の
高域濾波手段において、少なくとも遅延手段からの少な
くとも2つの出力の位相を位相シフト手段でずらすよう
にしたので、上述の効果に加え、2つの基準電圧よりも
レベルの小さいドロップアウトであっても良好に検出す
ることができる。
【0073】更に上述において本発明によれば、第2の
低域濾波手段のカットオフ周波数を、第1の低域濾波手
段の出力中のドロップアウトパルスのレベル上昇を可能
とする値にし、この第2の低域濾波手段によってドロッ
プアウトパルスのレベルを上昇させるようにしたので、
上述の効果に加え、映像信号とドロップアウトの分離精
度を向上させ、これによって良好にドロップアウトの検
出を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ドロップアウト検出装置の一実施例を示
す構成図である。
【図2】本発明ドロップアウト検出装置の一実施例の説
明に供するFM波とドロップアウトのあるRFを示す波
形図である。
【図3】本発明ドロップアウト検出装置の一実施例の説
明に供するFM波とドロップアウトのスペクトラムを示
すグラフである。
【図4】本発明ドロップアウト検出装置の一実施例の説
明に供するマイクロドロップアウト復調時の信号とロー
パスフィルタの出力を示す波形図である。
【図5】本発明ドロップアウト検出装置の他の例を示す
構成図である。
【図6】マイクロドロップアウトを発生した映像信号を
示す波形図である。
【図7】本発明ドロップアウト検出装置の他の例の説明
に供するFM復調信号を示す波形図である。
【図8】本発明ドロップアウト検出装置の他の例の説明
に供する再生信号中のマイクロドロップアウトを示す波
形図である。
【図9】本発明ドロップアウト検出装置の他の例の説明
に供するドロップアウトとスイープの復調レベルを比較
した波形図である。
【図10】本発明ドロップアウト検出装置の他の例の説
明に供するドロップアウト検出用に設けたローパスフィ
ルタの出力の再生信号中のドロップアウトを時間軸を拡
大して示した波形図である。
【図11】本発明ドロップアウト検出装置の他の例の説
明に供するコンパレータの動作波形を示す波形図並びに
エミッタフォロアとCRによって延ばされたドロップア
ウト出力信号を示す波形図である。
【図12】従来のドロップアウト検出装置の例を示す構
成図である。
【図13】従来のドロップアウト検出装置の例の説明に
供するドロップアウトの種類を示す波形図である。
【図14】従来のドロップアウト検出装置の例の説明に
供するFM伝送系の規格を示すグラフである。
【図15】従来のドロップアウト検出装置の他の例を示
す構成図である。
【符号の説明】
3、12 復調回路 4、27 ドロップアウト検出回路 13、25、26、31 ローパスフィルタ 16、18、36、38 コンパレータ 17、37 正側基準電圧発生源 19、39 負側基準電圧発生源 33 ハイパスフィルタ 35 遅延回路 C1、C2 コンデンサ R1、R2 抵抗器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 復調された復調映像信号を低域濾波する
    通過帯域を広帯域とした第1の低域濾波手段と、 少なくとも上記第1の低域濾波手段の通過帯域よりも狭
    帯域とし、上記復調された復調映像信号を低域濾波する
    第2の低域濾波手段と、 上記変調入力映像信号のドロップアウトを検出する第1
    の検出手段と、 上記第1の低域濾波手段からの出力のドロップアウトを
    検出する第2の検出手段とを有することを特徴とするド
    ロップアウト検出装置。
  2. 【請求項2】 復調された復調映像信号を低域濾波する
    通過帯域を広帯域とした第1の低域濾波手段と、 少なくとも上記第1の低域濾波手段の通過帯域よりも狭
    帯域とし、上記第1の低域濾波手段の出力を低域濾波す
    る第2の低域濾波手段と、 この第2の低域濾波手段の出力を少なくとも2つの基準
    電圧と比較する比較手段と、 上記第1の低域濾波手段の出力を高域濾波する高域濾波
    手段と、 この高域濾波手段の出力を差分比較する差分比較手段と
    を有することを特徴とするドロップアウト検出装置。
  3. 【請求項3】 上記差分比較手段を、 上記高域濾波手段からの出力を遅延する遅延手段と、 この遅延手段からの少なくとも2つの遅延出力と少なく
    とも2つの基準電圧とを比較する比較手段とで構成した
    ことを特徴とする請求項2記載のドロップアウト検出装
    置。
  4. 【請求項4】 上記差分比較手段に、少なくとも上記遅
    延手段からの少なくとも2つの出力の位相をずらす位相
    シフト手段を設けたことを特徴とする請求項3記載のド
    ロップアウト検出装置。
  5. 【請求項5】 上記差分比較手段のカットオフ周波数
    を、上記低域濾波手段の出力中のドロップアウトパルス
    のレベル上昇を可能とする値を選定したことを特徴とす
    る請求項2記載のドロップアウト検出装置。
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