JPH0627636U - 食品保存用容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 氷を使用して食品を低温保存するのに適した
食品保存用容器を提供する。 【構成】 底部の周囲に側壁を設けた容器本体の上面に
密閉蓋を有する密閉容器と、この密閉容器内に収容され
る笊とからなり、容器本体の底部内面及び側壁内面と笊
との間に、氷が充填可能な空間を設けたことを特徴とす
る。 【効果】 充填した氷が食品に接触せず、しかも氷が融
けても食品が水に漬かり難く、水に漬かっても水切りを
極めて簡単に行うことができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、氷を使用して食品を低温保存するのに適した食品保存用容器に関 するものである。

【０００２】

【従来の技術とその課題】

食品の鮮度保持のために、保存容器内に食品と一緒に氷を充填して低温保存す ることは広く行われていることである。

【０００３】 ところが、保存容器内に、食品と一緒に氷を充填した場合、持ち運びの際など に氷が動いて食品に当たり、食品が損傷することがある。

【０００４】 また、氷が融けると、食品が水に漬かるので、水に漬かると駄目な食品の場合 には、予め合成樹脂フィルム製の袋に入れておかなければならず、手間である。 また、水に漬かっても問題のない野菜等の場合でも、使用する際には、笊などに 移して水切りを行わなければならない、という問題がある。

【０００５】 そこで、この考案は、充填した氷が食品に接触せず、しかも氷が融けても食品 が水に漬かり難く、水に漬かっても水切りを極めて簡単に行うことができる食品 保存用容器を提供しようとするものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

この考案は、上記の課題を解決するために、食品保存用容器を、次のように構 成したのものである。

【０００７】 即ち、この考案に係る食品保存用容器は、底部の周囲に側壁を設けた容器本体 の上面に密閉蓋を有する密閉容器と、この密閉容器内に収容される笊とからなり 、容器本体の底部内面及び側壁内面と笊との間に、氷が充填可能な空間を設けた ことを特徴とする。

【０００８】

【作用】

笊内に食品を収容し、笊と、容器本体の底部内面及び側壁内面との間の空間に 、氷を充填することにより、氷が直接食品に接触することが防止される。

【０００９】 また、氷が融けても、その水は笊の底部と容器本体の底部内面との間の空間に 溜まるため、食品が水に漬かり難い。

【００１０】 さらに、笊の底面が漬かるほど多くの氷が融けても、笊を持ち上げることによ って、簡単に水切りを行うことができる。

【００１１】

【実施例】

以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説明する。

【００１２】 この考案に係る食品保存用容器は、密閉容器１を、この密閉容器１内に収容さ れる笊２とからなる。

【００１３】 上記密閉容器１は、底部の周囲に側壁を設けた合成樹脂製の容器本体３と、こ の容器本体３の上面に嵌められる合成樹脂製の密閉蓋４とからなり、この密閉蓋 ４の周面には、容器本体３の側壁の上端縁に嵌まる嵌合溝が形成されている。

【００１４】 上記密閉容器１内には、合成樹脂製の笊２が収容されており、この笊２と、容 器本体３の底部内面及び側壁内面との間に、図１に示すように、氷５が充填可能 な空間６を設けている。

【００１５】

【考案の効果】

この考案の食品保存用容器は、以上のように、充填した氷が食品に接触せず、 しかも氷が融けても食品が水に漬かり難く、水に漬かっても水切りを極めて簡単 に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案に係る食品保存用容器の縦断面図

【図２】密閉蓋の一部を切欠いた同上の平面図

【符号の説明】

１ 密閉容器 ２ 笊 ３ 容器本体 ４ 密閉蓋 ５ 氷

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 底部の周囲に側壁を設けた容器本体の上
   面に密閉蓋を有する密閉容器と、この密閉容器内に収容
   される笊とからなり、容器本体の底部内面及び側壁内面
   と笊との間に、氷が充填可能な空間を設けたことを特徴
   とする食品保存用容器。