JP3069193U - 魚類用トレイ - Google Patents
魚類用トレイInfo
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- JP3069193U JP3069193U JP1999008925U JP892599U JP3069193U JP 3069193 U JP3069193 U JP 3069193U JP 1999008925 U JP1999008925 U JP 1999008925U JP 892599 U JP892599 U JP 892599U JP 3069193 U JP3069193 U JP 3069193U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 収納した魚類同士が接触せず、水切れもよ
く、品質を良好に維持できる魚類用トレイを提供する。 【解決手段】 仕切壁にて区画されて魚類を1匹ずつ収
納する複数の魚類収納部に形成されてなるトレイ本体が
合成樹脂にて一体成形され、その各魚類収納部の底面適
所に比較的大きな開口が形成され、該開口には弁片が設
けられていることを特徴とする。
く、品質を良好に維持できる魚類用トレイを提供する。 【解決手段】 仕切壁にて区画されて魚類を1匹ずつ収
納する複数の魚類収納部に形成されてなるトレイ本体が
合成樹脂にて一体成形され、その各魚類収納部の底面適
所に比較的大きな開口が形成され、該開口には弁片が設
けられていることを特徴とする。
Description
【0001】
この考案は、魚やイカなどの水産物(以下、魚類という)を1匹(1パイ)ず つ並べて収納する魚類用トレイに関する。
【0002】
従来、魚類は、発泡スチロール製の容器に収納されて運搬されているが、これ は氷や収納した魚類同士が接触したり、水切れが悪いために、品質の低下をきた し、商品価値を落とす欠点があった。
【0003】 そこで、図5に示すような魚やイカなどの魚類を1匹(1パイ)ずつ並べて収 納するトレイが提案された。これは図5に示すようにトレイ本体1が仕切壁2に て区画されて魚類を1匹ずつ収納する複数の魚類収納部3に形成されたものであ る。 このトレイによれば、魚類収納部3に魚類を1匹ずつ収納し、このトレイを敷 き詰めた氷の上に戴置して運搬できるため、氷や魚類同士が接触することがない ので、この点の品質の低下は防止される。
【0004】
しかしながら、従来のトレイは、水抜きのために魚類収納部3の底面に穴4を 開口して水切りを行なっていたが、魚類を収納すると穴4が塞がったり、トレイ を重ねて積んだ場合も穴4が塞がって、水抜き(水切)ができず鮮度が落ちる等 の品質の低下を招く課題があった。 この考案は、このような点に鑑み前記従来の課題を解決したトレイの提供を目 的とする。
【0005】
前記課題を解決するため、この考案に係る魚類用トレイは、仕切壁にて区画さ れて魚類を1匹ずつ収納する複数の魚類収納部に形成されてなるトレイ本体が合 成樹脂にて一体成形され、その各魚類収納部の底面適所に比較的大きな開口が形 成され、該開口には弁片が設けられていることを特徴とする。
【0006】 また、この考案に係る魚類用トレイは、前記開口は、魚類収納部の底面の端部 近傍を凹部とし、この凹部に形成されていることを特徴とする。
【0007】 また、この考案に係る魚類用トレイは、前記開口及び弁片は、魚類収納部の底 面に、切込み線によって開口を形成すると共に、この切込み線の一部は入れずに 残しその切込み線の内側に残った片を弁片とすることを特徴とする。
【0008】 さらに、この考案に係る魚類用トレイは、前記仕切壁は、頂部より底面に向か って傾斜面となり、底面とテーパをとって連続することを特徴とする。
【0009】
以下、この考案の実施の形態を図面と共に詳細に説明する。図1はこの考案の 実施の形態を示す斜視図、図2は図1のA−A線断面図、図3は図1のB−B線 断面図、図4はこの考案の実施の形態を示す要部斜視図であり、図5に示す従来 例と同一構成要素には同一符号を付して説明する。
【0010】 同図において、トレイ本体1は、仕切壁2にて区画されて魚やイカなどの魚類 を1匹(一パイ)ずつ収納する複数の魚類収納部3に形成されている。このトレ イ本体1は、合成樹脂にて一体成形される。
【0011】 前記仕切壁2は、図2に示すように頂部より底面5に向かって少し傾斜する傾 斜面2aとなり、底面5とテーパ6をとって連続する構成となっている。これに より魚類収納部3の上方が広くなり、魚類収納部3に魚類を入れ易くなると共に 、収納した魚類などが、傾斜面2aにより魚類収納部3の中央に位置するように なる。また、底面5とはテーパ6をとって連続するため、収納した魚類などを傷 めることもない。
【0012】 また、図3及び図4に示すように各魚類収納部3の底面5は、端部(両端でも 片端でもよい)が少し低い凹部7になっており、この凹部7に比較的大きな開口 8が設けられ、この開口8には弁片9が設けれれている。本例においては、凹部 7の底面を切込み線によって開口8を形成し、その時、一部に切込み線を入れず 残すことによって、その切込み線内に残った片を弁片9としている。こうするこ とによって別に弁片を設ける必要がなく、開口8を形成すると同時に弁片9も形 成されるので好ましい。
【0013】 この弁片9があると、開口8を比較的大きくして水切れを向上させても、収納 した魚類がはみ出したり、底面5の裏側より開口8を通して傷つけられたりする ことが防止される。
【0014】 また、開口8は底面5の端部近傍に形成された凹部7に形成されているので、 収納した魚類で閉塞されることもなく、水やドリップもここに集まり易いので、 水抜き(水切)を良好に行なうことができる。
【0015】 なお、仕切壁の構成、開口の形状及び弁片の形状、等は前記実施の形態に限定 されるものではなく、この考案の範囲内において種々の変形が許される。
【0016】 次に、この考案に係る魚類用トレイの使用方法について、その一例を説明する 。 まず、魚類用トレイには、その各魚類収納部3に魚やイカなどの魚類を1匹ず つ入れて収納する。次に発泡スチロールの容器に氷を敷き詰め(場合によっては 氷の上に吸水シートを敷き)、その上に前記魚類を収納したトレイを戴置して収 納し、そのトレイの上に仕切板をかぶせ、その上に2枚目の魚類を収納したトレ イを積み重ね、容器に蓋をして運搬する。このようにすれば、魚類同士の接触や 魚類と氷の接触がないので、品質を良好に維持することができる。
【0017】
以上詳細に説明した通り、この考案に係る魚類用トレイによれば次のような効 果を奏する。 (1)仕切壁にて区画され魚類を1匹ずつ収納する複数の魚類収納部に形成され ているので、収納した魚類同士の接触や魚類と氷の接触がないので、品質を良好 に維持することができる。
【0018】 (2)各魚類収納部の底面には、比較的大きな開口が形成されているので、収納 した魚類やトレイの積み重ねによって開口が閉塞されることなく、水抜き(水切 )が良好に行なえ、品質の低下を防止できる。
【0019】 (3)開口には弁片が設けられているので、開口が大きくても収納した魚類がは み出たり、底面の裏面側より開口を通して傷つけられることもない。従って、ト レイを積み重ねて使用しても下方のトレイや収納した魚類によって影響を受ける こともない。
【0020】 (4)開口が、魚類収納部の底面の端部近傍を凹部とし、この凹部に形成されて いると、収納した魚類によって閉塞されることが確実に防止されると共に、凹部 には水やドリップが集まり易いので、水抜き(水切)を良好に確実に行なうこと ができ、品質を良好に維持できる。
【0021】 (5) 魚類収納部の底面に、切込み線によって開口を形成すると共に、この切 込み線の一部は入れずに残しその切込み線の内側に残った片を弁片とすると、開 口の形成と同時に弁片が形成され、改めて別の弁片を設ける必要がないので、手 数がかからず形成できる。
【0022】 (6)仕切壁は、頂部より底面に向かって傾斜する傾斜面となり、底面とテーパ をとって連続されているので、魚類収納部の上方(開口)が広くなり魚類収納部 に魚類を入れ易く、収納した魚類は傾斜面で中央に位置するようになるし、収納 した魚類を傷めることもない。
【図1】この考案の実施の形態を示す斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】この考案の実施の形態を示す要部斜視図であ
る。
る。
【図5】従来例を示す部分斜視図である。
1 トレイ本体 2 仕切壁 2a 傾斜面 3 魚類収納部 5 底面 6 テーパ 7 凹部 8 開口 9 弁片
Claims (4)
- 【請求項1】 仕切壁にて区画されて魚類を1匹ずつ収
納する複数の魚類収納部に形成されてなるトレイ本体が
合成樹脂にて一体成形され、その各魚類収納部の底面適
所に比較的大きな開口が形成され、該開口には弁片が設
けられていることを特徴とする魚類用トレイ。 - 【請求項2】 前記開口は、魚類収納部の底面の端部近
傍を凹部とし、この凹部に形成されていることを特徴と
する請求項1記載の魚類用トレイ。 - 【請求項3】 前記開口及び弁片は、魚類収納部の底面
に、切込み線によって開口を形成すると共に、この切込
み線の一部は入れずに残しその切込み線の内側に残った
片を弁片とすることを特徴とする請求項1または2に記
載の魚類用トレイ。 - 【請求項4】 前記仕切壁は、頂部より底面に向かって
傾斜面となり、底面とテーパをとって連続することを特
徴とする請求項1、2または3記載の魚類用トレイ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999008925U JP3069193U (ja) | 1999-11-24 | 1999-11-24 | 魚類用トレイ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999008925U JP3069193U (ja) | 1999-11-24 | 1999-11-24 | 魚類用トレイ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3069193U true JP3069193U (ja) | 2000-06-06 |
Family
ID=43202667
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1999008925U Expired - Fee Related JP3069193U (ja) | 1999-11-24 | 1999-11-24 | 魚類用トレイ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3069193U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018131239A (ja) * | 2017-02-16 | 2018-08-23 | 三甲株式会社 | トレー |
WO2019004329A1 (ja) * | 2017-06-29 | 2019-01-03 | 下田 一喜 | 輸送方法及び保冷方法 |
-
1999
- 1999-11-24 JP JP1999008925U patent/JP3069193U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2018131239A (ja) * | 2017-02-16 | 2018-08-23 | 三甲株式会社 | トレー |
WO2019004329A1 (ja) * | 2017-06-29 | 2019-01-03 | 下田 一喜 | 輸送方法及び保冷方法 |
JP2019011069A (ja) * | 2017-06-29 | 2019-01-24 | 下田 一喜 | 輸送方法及び保冷方法 |
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