JPH0627616U - バンドクランプ - Google Patents
バンドクランプInfo
- Publication number
- JPH0627616U JPH0627616U JP6368492U JP6368492U JPH0627616U JP H0627616 U JPH0627616 U JP H0627616U JP 6368492 U JP6368492 U JP 6368492U JP 6368492 U JP6368492 U JP 6368492U JP H0627616 U JPH0627616 U JP H0627616U
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- wire harness
- band
- clamp
- support surface
- band clamp
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- Package Frames And Binding Bands (AREA)
- Clamps And Clips (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 径の小さいワイヤハーネスでも横ずれを良好
に防止できるバンドクランプの提供。 【構成】 ワイヤハーネス6を支持する支持面7を備え
たクランプ本体1と、支持面7に支持されたワイヤハー
ネス6をクランプ本体1の支持面7に対して結束固定す
る可撓性のバンド部2とを備えたバンドクランプの支持
面7を、ワイヤハーネス6と垂直に交差する方向に中高
に形成する。
に防止できるバンドクランプの提供。 【構成】 ワイヤハーネス6を支持する支持面7を備え
たクランプ本体1と、支持面7に支持されたワイヤハー
ネス6をクランプ本体1の支持面7に対して結束固定す
る可撓性のバンド部2とを備えたバンドクランプの支持
面7を、ワイヤハーネス6と垂直に交差する方向に中高
に形成する。
Description
【0001】
本考案は、ワイヤーハーネス等の長尺部材を結束固定するためのバンドクラン プに関する。
【0002】
図6〜図9に、従来のバンドクランプの一例を示す(実開昭54−69385 号公報及び実開平4−48484号公報参照)。
【0003】 このバンドクランプは、合成樹脂によって別体に設けられたクランプ本体1と 可撓性のバンド部2とからなり、クランプ本体1には、パネル3の取付孔4と係 合可能なアンカー突起5が一体に設けられている。アンカー突起5は、取付孔4 に挿入した際に抜け止め機能を果たす一対の弾性爪5aを有している。
【0004】 クランプ本体1は、長尺部材としてのワイヤハーネス6を支持する平坦な支持 面7を備え、クランプ本体1には、バンド部2の挿通される2つの挿通孔8が支 持面7と略平行に形成されている。両挿通孔8内には、互いに逆方向へのバンド 部2の移動を阻止する可撓性の逆止爪(図示外)がそれぞれ設けられている。
【0005】 バンド部2の表面には、逆止爪と係合する凹部(図示外)が連続して多段に設 けられ、バンド部2は、一端側が一方の挿通孔8内に挿通されることにより、反 挿通方向への移動が阻止された状態でクランプ本体1に取付けられる。このよう に取付けたられバンド部2を、ワイヤハーネス6に巻付けて他方の挿通孔8内に 挿通した後、この挿通方向(図7中の矢印X方向)へ引張って締め付けると、バ ンド部2によってワイヤハーネス6が支持面7に押圧されて、この状態で逆止爪 と凹部とが係合する。これにより、ワイヤハーネス6がバンドクランプに結束固 定される。
【0006】 ワイヤハーネス6の固定されたバンドクランプは、アンカー突起5が取付孔4 に係合されることにより、パネル3の所定位置に取り付けられる。
【0007】
このような従来のバンドクランプにあっては、ワイヤハーネス6のない状態で バンド部2を締付けると、図8に示すように、支持面7の両端部7aで屈曲した バンド部2は、所定の剛性を有するために両端部7a間で湾曲してしまい、バン ド部2と支持面7との間に隙間が生じる。
【0008】 一般に、ワイヤハーネス6をバンド部2によって締付けた場合、ワイヤハーネ ス6は、バンド部2の巻付け方向(図7中の矢印Z方向)側に移動し、この巻付 け方向(Z方向)側の支持面7で結束固定されやすい。
【0009】 ところが、特にワイヤハーネス6の径が小さい場合、一方の端部7a側に偏っ たワイヤハーネス6にバンド部2を締付けると、ワイヤハーネス6との接触部分 と反巻付け方向側の端部7aとの間でバンド部2が湾曲するので、この湾曲部分 におけるバンド部2と支持面7との隙間が、ワイヤハーネス6の直径と同等又は それ以上となってしまう恐れがある。このため、バンド部2を強く締付けてワイ ヤハーネス6を結束固定したつもりでも、その後ワイヤハーネス6が支持面7の 中央部7b側に移動し、その結果、ワイヤハーネス6に対する押圧力が低下して しまう可能性がある。
【0010】 ワイヤハーネス6に対する押圧力が低下すると、バンドクランプが、ワイヤハ ーネス6に対して電線配線方向へ移動する、いわゆる横ずれが起こりやすくなる 。すなわち、図9に示すように、バンドクランプを介してワイヤハーネス6をパ ネル3に配設する場合、バンドクランプの位置がずれていると、作業者がずれを 直してから配設する為、作業性が悪い。又、配設した後にワイヤハーネス6が横 方向にずれて、ワイヤハーネス6や、ワイヤハーネス6と接続する図示外のコネ クタ等への負担が増大してしまう。
【0011】 ここで、バンド部2の締付け時に、巻付け方向(Z方向)へのワイヤハーネス 6の移動を阻止し、ワイヤハーネス6を支持面7の中央部7bで締め付けること も可能である。しかし、この中央部7bで高い押圧力を得るためには、バンド部 2の剛性に逆らってさらに強くバンド部2を締付けなければならず、バンド部2 の強度を不要に高めなければならなくなる。
【0012】 また、図10に示すように、バンドクランプの横ずれを防止するために、バン ド部2の一部2aをワイヤハーネス6の外周形状に合わせて形成したバンドクラ ンプも開示されている(実開平2−74684号公報参照)。しかし、この種の バンドクランプは、径の大きいワイヤハーネスには適するが、径の小さいワイヤ ハーネス6の横ずれの防止には適さない。
【0013】 本考案は、このような従来の課題を解決するためになされたもので、その目的 とするところは、径の大小によらずワイヤハーネスの横ずれを良好に防止でき、 特に、径の小さいワイヤハーネスを確実に結束固定できるバンドクランプを提供 することにある。
【0014】
上記課題を解決するため、本考案に係るバンドクランプは、長尺部材を支持す る支持面を備えたクランプ本体と、前記支持面に支持された長尺部材を前記クラ ンプ本体の支持面に対して結束固定する可撓性のバンド部とを備え、前記支持面 を前記長尺部材と交差する方向に中高に形成したことを特徴とするものである。
【0015】
支持面が長尺部材と交差する方向に中高に形成されているので、バンド部が湾 曲しても支持面との間に隙間が生じにくく、このため、長尺部材の径が小さい場 合であっても、支持面の支持位置によらず強い押圧力がバンド部から長尺部材に 作用し、長尺部材が確実に結束固定される。
【0016】
以下、本考案の一実施例を図1〜図4に基づいて説明する。
【0017】 図1は本考案の一実施例に係るバンドクランプの全体構成を示す斜視図、図2 は、図1のバンドクランプのA方向から視た要部断面図、図3は、図1のバンド クランプの使用状態を示すA方向からの矢視図、図4は、図1のバンドクランプ の他の使用状態を示すA方向からの矢視図であり、従来例と同一部分には同一の 符号を付して、その説明を省略する。
【0018】 このバンドクランプは、図7に示したものと同様に、支持面7を備えたクラン プ本体1と、凹部9を複数有するバンド部2とを別体に設けたもので、クランプ 本体1には、内部に逆止爪10を備えた2つの挿通孔8が形成されている。バン ド部2を各挿通孔8に挿通すると、逆止爪10と凹部9とが、それぞれ反挿通方 向へのバンド部2の移動を阻止した状態で係合する。
【0019】 支持面7は、ワイヤハーネス6と略垂直に交差する方向において、中央部7b 付近が最も突出するように、両端7aから中央部7bに向かって湾曲した中高に 形成されている。
【0020】 このようなバンドクランプによって径の小さいワイヤハーネス6を結束固定す る場合、従来と同様に、バンド部2をワイヤハーネス6に巻付け、挿通孔8内に 挿通した後、挿通方向(図中の矢印X方向)へ引張り締付ける。
【0021】 バンド部2の締付け時にワイヤハーネス6が移動しないように、支持面7の中 央部7b付近にワイヤハーネス6を保持してバンド部2を締付けると、図3に示 すように、ワイヤハーネス6は支持面7の中央部7b付近で結束固定される。
【0022】 このとき、支持面7がバンド部2と同方向に湾曲する中高であるので、支持面 7を平坦面とした場合と比較して、支持面7とバンド部2との間に生じる隙間が 小さくなり、ワイヤハーネス6に対する押圧力が増大する。
【0023】 これにより、バンド部2の強度を高めることなく、バンドクランプの横ずれを 防止できる。また、バンドクランプをパネル3に取り付けたときに、ワイヤハー ネス6と図示外のコネクタ等との位置関係を一定に保持することができ、ワイヤ ハーネス6等への負担を軽減することができる。
【0024】 また、締付け時にワイヤハーネス6の位置が移動して、端部7a側に偏った場 合でも、図4の(a),(b)に示すように、支持面7とバンド部2との間に生 じる隙間が小さくなる。このため、バンド部2からの押圧力はワイヤハーネス6 との接触部分で最も強くなり、締付け後にワイヤハーネス6が中央部7bへ移動 する恐れがない。すなわち、支持面7の支持位置によらず、ワイヤハーネス6を 確実に結束固定することができる。
【0025】 なお、径の大きいワイヤハーネスに対しては、従来と同様に結束固定すること ができる。
【0026】 また、支持面7の形状は、湾曲形状に限るものではなく、中高であれば良い。 例えば、図5に示すように、突出した中央部7bから両端部7aに向かって平坦 な斜面7cを形成しても良く、この場合、各斜面7cでそれぞれワイヤハーネス 6を良好に結束固定することができる。
【0027】
以上説明したように、本考案のバンドクランプによれば、長尺部材の径が小さ い場合であっても、支持面の支持位置によらず長尺部材を確実に結束措定するこ とができ、長尺部材の径の大小によらず、バンドクランプの横ずれを確実に防止 することができる。
【0028】 また、バンドクランプをパネル等に取付けて長尺部材を配設する場合に、長尺 部材の配設位置を一定に保持することができる。
【図1】本考案の一実施例に係るバンドクランプの全体
の構成を示す斜視図である。
の構成を示す斜視図である。
【図2】図1のバンドクランプのA方向からの側面の要
部断面図である。
部断面図である。
【図3】図1のバンドクランプの使用状態を示す側面図
である。
である。
【図4】図1のバンドクランプの他の使用状態を示す図
であり、(a)は、反巻付け方向側で締付けた場合の側
面図、(b)は巻付け方向側で締付けた場合の側面図で
ある。
であり、(a)は、反巻付け方向側で締付けた場合の側
面図、(b)は巻付け方向側で締付けた場合の側面図で
ある。
【図5】本考案の他の実施例に係るバンドクランプの側
面図である。
面図である。
【図6】従来のバンドクランプのクランプ本体の斜視図
である。
である。
【図7】従来のバンドクランプの使用状態を示す側面図
である。
である。
【図8】図7のバンドクランプをワイヤハーネスのない
状態で締付けた場合の側面図である。
状態で締付けた場合の側面図である。
【図9】図7のバンドクランプをパネルに取り付けた場
合の正面図である。
合の正面図である。
【図10】従来の他のバンドクランプの正面断面図であ
る。
る。
1 クランプ本体 2 バンド部 6 ワイヤハーネス(長尺部材) 7 支持面
Claims (1)
- 【請求項1】 長尺部材を支持する支持面を備えたクラ
ンプ本体と、前記支持面に支持された長尺部材を前記ク
ランプ本体の支持面に対して結束固定する可撓性のバン
ド部とを備え、前記支持面を前記長尺部材と交差する方
向に中高に形成したことを特徴とするバンドクランプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992063684U JP2574966Y2 (ja) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | バンドクランプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992063684U JP2574966Y2 (ja) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | バンドクランプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0627616U true JPH0627616U (ja) | 1994-04-12 |
JP2574966Y2 JP2574966Y2 (ja) | 1998-06-18 |
Family
ID=13236451
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992063684U Expired - Lifetime JP2574966Y2 (ja) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | バンドクランプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2574966Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018118758A (ja) * | 2017-01-25 | 2018-08-02 | いすゞ自動車株式会社 | 結束バンドのヘッドおよび結束方法 |
-
1992
- 1992-09-11 JP JP1992063684U patent/JP2574966Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018118758A (ja) * | 2017-01-25 | 2018-08-02 | いすゞ自動車株式会社 | 結束バンドのヘッドおよび結束方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2574966Y2 (ja) | 1998-06-18 |
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