JPH0627524Y2 - 梱包機のアーチ - Google Patents
梱包機のアーチInfo
- Publication number
- JPH0627524Y2 JPH0627524Y2 JP16054088U JP16054088U JPH0627524Y2 JP H0627524 Y2 JPH0627524 Y2 JP H0627524Y2 JP 16054088 U JP16054088 U JP 16054088U JP 16054088 U JP16054088 U JP 16054088U JP H0627524 Y2 JPH0627524 Y2 JP H0627524Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- band
- side wall
- guide groove
- fixed
- arch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Basic Packing Technique (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、梱包機のアーチ、更に詳しくは、熱可塑性
の合成樹脂を用いて形成したバンドを、梱包物の周囲に
配置するために案内するアーチに関するものである。
の合成樹脂を用いて形成したバンドを、梱包物の周囲に
配置するために案内するアーチに関するものである。
熱可塑性のバンドを用い、梱包物の周囲を巻締めて梱包
する自動梱包機は第4図に示すように、下部を切り離し
た枠状のアーチ1をテーブル2上に立設し、バンド送り
出し引締機構3によってテーブル2上に送り出されたバ
ンドAをアーチ1で誘導し、このバンドAの先端を溶着
切断機構4に送り込むと共に、上記機構4でバンドAの
先端をクランプした後バンドAを引締め、アーチ1から
その内側に離脱したバンドAで梱包物を巻締め、溶着切
断機構4によるバンド重なり部分の溶着とバンド途中の
切断とを行なうようになっている。
する自動梱包機は第4図に示すように、下部を切り離し
た枠状のアーチ1をテーブル2上に立設し、バンド送り
出し引締機構3によってテーブル2上に送り出されたバ
ンドAをアーチ1で誘導し、このバンドAの先端を溶着
切断機構4に送り込むと共に、上記機構4でバンドAの
先端をクランプした後バンドAを引締め、アーチ1から
その内側に離脱したバンドAで梱包物を巻締め、溶着切
断機構4によるバンド重なり部分の溶着とバンド途中の
切断とを行なうようになっている。
従来のアーチ1は、第5図乃至第7図に示すように、底
壁5の両側に側壁6と7を対向して設け、その内側にバ
ンドAの案内溝8を形成したレール9を台10に固定
し、一方側壁6の端部に、案内溝8の開口部分に向けて
突出し、この開口部分を閉鎖するゴム板11を固定した
構造になっている。
壁5の両側に側壁6と7を対向して設け、その内側にバ
ンドAの案内溝8を形成したレール9を台10に固定
し、一方側壁6の端部に、案内溝8の開口部分に向けて
突出し、この開口部分を閉鎖するゴム板11を固定した
構造になっている。
送り出し行程時にバンドAは案内溝8内を走行し、引き
締め工程時には第6図に示すように、バンドAはゴム板
11を押し開き、ゴム板11の自由端縁と他方側壁7の
間を、ゴム板11を撓ませながら案内溝8から外部に離
脱することになる。
締め工程時には第6図に示すように、バンドAはゴム板
11を押し開き、ゴム板11の自由端縁と他方側壁7の
間を、ゴム板11を撓ませながら案内溝8から外部に離
脱することになる。
また、バンドAはゴム板11の内面に対して摺接するた
め、ゴム板11の内面に摩耗を生じさせることになり、
ゴム板11は耐久性を向上させるため、板厚の厚いもの
を使用する必要がある。
め、ゴム板11の内面に摩耗を生じさせることになり、
ゴム板11は耐久性を向上させるため、板厚の厚いもの
を使用する必要がある。
更に、バンドAの送り出し工程時に、バンドAは第7図
に示すように蛇行が生じてゴム板11を押し開こうとす
る場合があり、バンドAがゴム板11を押し開いて離脱
するのを防止するためにも、ゴム板11の板厚を厚くす
る必要がある。
に示すように蛇行が生じてゴム板11を押し開こうとす
る場合があり、バンドAがゴム板11を押し開いて離脱
するのを防止するためにも、ゴム板11の板厚を厚くす
る必要がある。
ところで、ゴム板11の板厚が厚いと硬度が増し、バン
ドAが案内溝8から離脱するときの抵抗が大きくなり、
離脱時のバンドAは第6図に示すように、側壁7とゴム
板11の先端部で曲げられ、バンドAの両側縁が側壁7
及びゴム板11に強く接触することによって損傷を受け
ると共に、ゴム板11の内面側に摩耗を生じさせるとい
う問題がある。
ドAが案内溝8から離脱するときの抵抗が大きくなり、
離脱時のバンドAは第6図に示すように、側壁7とゴム
板11の先端部で曲げられ、バンドAの両側縁が側壁7
及びゴム板11に強く接触することによって損傷を受け
ると共に、ゴム板11の内面側に摩耗を生じさせるとい
う問題がある。
上記のようなゴム板の使用による問題を解決する手段と
して、第8図に示すように、案内溝8を金属板等の硬質
プレート12で開閉自在に閉鎖し、このプレート12に
ばねで閉鎖方向の回動弾性を付勢する構造も考えられる
が、硬質プレート12は、走行するバンドAに傷をつけ
ると共に、閉鎖時に側壁6に衝突し、騒音を発生すると
いう新たな問題が生じ、このような点からも、案内溝の
開閉にはゴム板の使用が好ましい。
して、第8図に示すように、案内溝8を金属板等の硬質
プレート12で開閉自在に閉鎖し、このプレート12に
ばねで閉鎖方向の回動弾性を付勢する構造も考えられる
が、硬質プレート12は、走行するバンドAに傷をつけ
ると共に、閉鎖時に側壁6に衝突し、騒音を発生すると
いう新たな問題が生じ、このような点からも、案内溝の
開閉にはゴム板の使用が好ましい。
この考案の課題は、上記のような問題点を解決するため
になされたものであり、案内溝の開閉に板厚の厚いゴム
板を使用しても、バンドに損傷を与えることなく、案内
溝からバンドを離脱させることができる梱包機のアーチ
を提供することを目的としている。
になされたものであり、案内溝の開閉に板厚の厚いゴム
板を使用しても、バンドに損傷を与えることなく、案内
溝からバンドを離脱させることができる梱包機のアーチ
を提供することを目的としている。
上記のような課題を解決するため、この考案は、底壁と
この底壁の両側に対向して設けた底壁とでバンド案内溝
を形成し、両側壁の一方を固定側壁とすると共に他方を
固定側壁に対向する起立状態から固定側壁と反対側に回
動可能となり起立状態への復帰弾性を備えた可動側壁と
し、前記固定側壁の端部にバンド案内溝の開口部分に向
けて突出する弾性板を固定した構成としたものである。
この底壁の両側に対向して設けた底壁とでバンド案内溝
を形成し、両側壁の一方を固定側壁とすると共に他方を
固定側壁に対向する起立状態から固定側壁と反対側に回
動可能となり起立状態への復帰弾性を備えた可動側壁と
し、前記固定側壁の端部にバンド案内溝の開口部分に向
けて突出する弾性板を固定した構成としたものである。
案内溝内に送り込まれたバンドが引き締め工程時に案内
溝内から離脱する時、弾性板の自由端部側を押し開くと
同時に可動側壁が外方へ押し開かれ、可動底壁の逃げ量
だけ弾性板のバンドに対する抵抗が少なくなり、バンド
を損傷させることなく離脱させることができる。
溝内から離脱する時、弾性板の自由端部側を押し開くと
同時に可動側壁が外方へ押し開かれ、可動底壁の逃げ量
だけ弾性板のバンドに対する抵抗が少なくなり、バンド
を損傷させることなく離脱させることができる。
〔実施例〕 以下、この考案の実施例を添付図面の第1図乃至第3図
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
図示のように、アーチ11は、台12上にアルミ等を用
いたレール13を固定し、レール13内にバンドAの案
内溝14を形成すると共に、案内溝4の開口部分を弾性
板15で開閉自在とした構造になっている。
いたレール13を固定し、レール13内にバンドAの案
内溝14を形成すると共に、案内溝4の開口部分を弾性
板15で開閉自在とした構造になっている。
上記レール13は、底壁16の一方側縁に固定側壁17
と他方側縁に可動側壁18を対向状に設け、両側壁17
と18間にバンドAの案内溝14を形成している。
と他方側縁に可動側壁18を対向状に設け、両側壁17
と18間にバンドAの案内溝14を形成している。
底壁16と固定側壁17は、一体でL字状に形成され、
可動側壁18は蝶番19で台12に取付けられ、第2図
のように、底壁16の端面に内面側が当接する状態で、
固定側壁17と対向する起立状態が保持される。
可動側壁18は蝶番19で台12に取付けられ、第2図
のように、底壁16の端面に内面側が当接する状態で、
固定側壁17と対向する起立状態が保持される。
可動側壁18は、第1図のように、台12に取付けた弾
性体20で起立状態に復帰する弾性が付勢されている。
性体20で起立状態に復帰する弾性が付勢されている。
この弾性体20は、図示の場合ゴム板を用いたが板ばね
やコイルばね等を用いてもよい。
やコイルばね等を用いてもよい。
前記弾性体15は、ゴム板を用い、固定側壁17の端面
に一方の側縁を重ね、この重なり部分を押え板21を介
してビス22で固定側壁17に固定し、自由端縁が可動
側壁18の内面に隙間を設けて臨み、バンド案内溝14
の開口部分と閉じるようになっている。
に一方の側縁を重ね、この重なり部分を押え板21を介
してビス22で固定側壁17に固定し、自由端縁が可動
側壁18の内面に隙間を設けて臨み、バンド案内溝14
の開口部分と閉じるようになっている。
この考案のアーチは上記のような構成であり、第1図と
第2図のように、バンドAの送り出し行程時には、弾性
板15でバンド案内溝14の開口部が閉鎖されており、
バンドAは案内溝14に沿って送り出される。
第2図のように、バンドAの送り出し行程時には、弾性
板15でバンド案内溝14の開口部が閉鎖されており、
バンドAは案内溝14に沿って送り出される。
バンドAの引き締め工程時においては、アーチ11の内
側に向けて縮径して行くバンドAが弾性板15を押し開
くことになり、案内溝14内のバンドAは抵抗の少ない
弾性板15の自由端縁から外部に離脱する時、第3図に
示すように、可動側壁18に接触し、可動側壁18はバ
ンドAで外方に押し開かれ、開いた可動底壁18と弾性
板15の自由側縁の部分からバンドAは離脱する。
側に向けて縮径して行くバンドAが弾性板15を押し開
くことになり、案内溝14内のバンドAは抵抗の少ない
弾性板15の自由端縁から外部に離脱する時、第3図に
示すように、可動側壁18に接触し、可動側壁18はバ
ンドAで外方に押し開かれ、開いた可動底壁18と弾性
板15の自由側縁の部分からバンドAは離脱する。
バンドAの離脱時において、可動側壁18の開き量だけ
可動側壁18と弾性板15の自由側縁間が広くなり、バ
ンドAは弾性板15の内面に対し、可撓性の大きな自由
側縁寄りで接触するため、バンドAに作用する弾性板1
5の抵抗発生は少なく、このため、バンドAが大きく変
形しないと共に、両側縁が可動側壁18及び弾性板15
に対して過度に摺接することがなく、バンドAは円滑に
離脱すると同時に損傷の発生もなくなる。
可動側壁18と弾性板15の自由側縁間が広くなり、バ
ンドAは弾性板15の内面に対し、可撓性の大きな自由
側縁寄りで接触するため、バンドAに作用する弾性板1
5の抵抗発生は少なく、このため、バンドAが大きく変
形しないと共に、両側縁が可動側壁18及び弾性板15
に対して過度に摺接することがなく、バンドAは円滑に
離脱すると同時に損傷の発生もなくなる。
バンドAの離脱後は、可動側壁18が起立位置に復帰
し、弾性板15も平板状に戻り、次のバンド案内に備え
ることになる。
し、弾性板15も平板状に戻り、次のバンド案内に備え
ることになる。
以上のように、この考案によると、可動側壁を固定側壁
に対して起立する対向状態から反対側に回動自在とし、
この可動側壁に起立状態への復帰弾性を付与すると共
に、固定側壁にバンド案内溝を閉じる弾性板を固定した
ので、バンド引き締め工程時における案内溝からのバン
ド離脱時において、可動側壁の逃げによってバンドに与
える抵抗が少なくなり、バンドの円滑な離脱が得られる
と同時に、バンドの損傷発生を防ぎ、更に弾性板の摩耗
も少なくすることができる。
に対して起立する対向状態から反対側に回動自在とし、
この可動側壁に起立状態への復帰弾性を付与すると共
に、固定側壁にバンド案内溝を閉じる弾性板を固定した
ので、バンド引き締め工程時における案内溝からのバン
ド離脱時において、可動側壁の逃げによってバンドに与
える抵抗が少なくなり、バンドの円滑な離脱が得られる
と同時に、バンドの損傷発生を防ぎ、更に弾性板の摩耗
も少なくすることができる。
また、バンド離脱時の抵抗が少なくなるので、弾性板に
板厚の厚いゴム板を使用することができ、弾性板の耐久
性を向上させることができる。
板厚の厚いゴム板を使用することができ、弾性板の耐久
性を向上させることができる。
第1図はこの考案に係るアーチの斜視図、第2図は同上
の縦断正面図、第3図は同上のバンド離脱時の状態を示
す縦断正面図、第4図は梱包機の説明図、第5図は従来
のアーチを示す縦断正面図、第6図は同上のバンド離脱
時の状態を示す縦断正面図、第7図は同上の側面図、第
8図は従来のアーチの他の例を示す縦断正面図である。 11……アーチ、14……バンド案内溝、 15……弾性板、16……底壁、 17……固定側壁、18……可動側壁、 20……弾性体、A……バンド。
の縦断正面図、第3図は同上のバンド離脱時の状態を示
す縦断正面図、第4図は梱包機の説明図、第5図は従来
のアーチを示す縦断正面図、第6図は同上のバンド離脱
時の状態を示す縦断正面図、第7図は同上の側面図、第
8図は従来のアーチの他の例を示す縦断正面図である。 11……アーチ、14……バンド案内溝、 15……弾性板、16……底壁、 17……固定側壁、18……可動側壁、 20……弾性体、A……バンド。
Claims (1)
- 【請求項1】底壁とこの底壁の両側に対向して設けた側
壁とでバンド案内溝を形成し、両側壁の一方を固定側壁
とすると共に他方を固定側壁に対向する起立状態から固
定側壁と反対側に回動可能となり起立状態への復帰弾性
を備えた可動側壁とし、前記固定側壁の端部にバンド案
内溝の開口部分に向けて突出する弾性板を固定した梱包
機のアーチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16054088U JPH0627524Y2 (ja) | 1988-12-10 | 1988-12-10 | 梱包機のアーチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16054088U JPH0627524Y2 (ja) | 1988-12-10 | 1988-12-10 | 梱包機のアーチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0280503U JPH0280503U (ja) | 1990-06-21 |
JPH0627524Y2 true JPH0627524Y2 (ja) | 1994-07-27 |
Family
ID=31442690
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16054088U Expired - Lifetime JPH0627524Y2 (ja) | 1988-12-10 | 1988-12-10 | 梱包機のアーチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0627524Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102006060642B4 (de) * | 2006-12-21 | 2012-02-02 | Marc Schurig | Bandkanal |
DE102014213791A1 (de) * | 2014-07-16 | 2016-01-21 | Krones Aktiengesellschaft | Vorrichtung und Verfahren zur Herstellung von Umreifungsgebinden |
-
1988
- 1988-12-10 JP JP16054088U patent/JPH0627524Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102006060642B4 (de) * | 2006-12-21 | 2012-02-02 | Marc Schurig | Bandkanal |
DE102014213791A1 (de) * | 2014-07-16 | 2016-01-21 | Krones Aktiengesellschaft | Vorrichtung und Verfahren zur Herstellung von Umreifungsgebinden |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0280503U (ja) | 1990-06-21 |
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