JPH06273821A - 光量制御装置 - Google Patents

光量制御装置

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JPH06273821A
JPH06273821A JP6045593A JP6045593A JPH06273821A JP H06273821 A JPH06273821 A JP H06273821A JP 6045593 A JP6045593 A JP 6045593A JP 6045593 A JP6045593 A JP 6045593A JP H06273821 A JPH06273821 A JP H06273821A
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JP
Japan
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magnet rotor
upper cover
stator
hole
substrate
Prior art date
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Pending
Application number
JP6045593A
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English (en)
Inventor
Koichi Shimada
宏一 島田
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Canon Electronics Inc
Original Assignee
Canon Electronics Inc
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Publication date
Application filed by Canon Electronics Inc filed Critical Canon Electronics Inc
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Priority to US08/205,484 priority patent/US5430519A/en
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ねじを用いることなく駆動部の組立が可能な
光量制御装置を提供する。 【構成】 基台8は、マグネットロータ1、上カバー5
およびステータ3,4の各穴部が嵌合される軸が設けら
れ、また、上カバー5のフック部5eが係合されてマグ
ネットロータ1、上カバー5およびステータ3,4を一
体化するための段差部8e,8fが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビデオカメラの光学機器
において受光量を制御する光量制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ビデオカメラ等に組込まれた光量
制御装置(絞り装置)の駆動部は円筒形のガルバノメー
タタイプにされている。図8は、この種の絞り装置を示
す分解斜視図である。図8において、24は絞り機構部
および絞り機構部の駆動源であるところのガルバノメー
タ部の基台、37は電磁コイル、33は電磁コイル37
を巻線するためのボビンである。また38は、ボビン3
3と同じものであるが電磁コイルは巻線されていないボ
ビンであり、36はマグネットロータ、34はホール素
子、31は磁束安定化のためのヨーク、35は配線基
板、32は上カバー、39はねじである。
【0003】また図9(b)は図8の円筒形状の電磁回
路部分の概略構成を示す図である。マグネットの基本径
Dに対してガルバノメータ部の最外径は少なくともヨー
ク31の外径となり約2Dである。図9(b)のように
電磁コイル37でマグネットロータ36を駆動しホール
素子34で速度制御を行なうタイプの光量制御装置につ
いてはデッドスペースが生じる。すなわち、ビデオカメ
ラ等に用いられるレンズ鏡筒の理想形は円筒形である
が、従来のガルバノメータタイプのものにあっては、図
9(b)のようにガルバノメータ部がレンズ鏡筒円外へ
はみ出している。
【0004】また、組立について述べれば図8に示すよ
うに、マグネットロータ36はボビン33,38を主要
構成要素としている。そして、基台24と上カバー32
との間に部材31,33,34,35,36,37,3
8が組込まれ、ねじ39によって、上カバー32を基台
24に螺着することにより一体化されている。次にマグ
ネットロータ36の軸36aとレバー22の穴22aに
より圧入とか接着とかの接合手段を用いてレバー22を
組み付ける。そしてバネ23を組み付けることによって
駆動部として機能できる形が完成する。駆動部の上に
は、さらに風車型レバー20、絞り羽根25,26,2
7、カバー28が組付けられる。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例では、駆動部であるガルバノメータ部を組み立
てるのに多数のねじ等の連結部品が必要で、さらに組立
の際にねじを取り、工具等を使用しながら作業を行なわ
なければならないため、次のような欠点がある。 (1)部品が増大する。 (2)工具を備えている場所に作業場所が限定される。 (3)作業工数の増大を招く。 (4)ねじ締め不良、ねじの緩み等の問題が発生する。
【0006】本発明は上記欠点に鑑み、ねじを用いるこ
となく駆動部の組立が可能な光量制御装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の光量制御装置
は、絞り羽根を開閉して通過光量を制御する光量制御装
置において、穴部が設けられ、円筒形状の永久磁石から
なり、円筒軸周りに回動することにより前記絞り羽根を
開閉させるマグネットロータと、前記マグネットロータ
を回動可能に支持するための穴部が設けられ、適度に弾
力性を持つフック部を備えた上カバーと、穴部が設けら
れ、前記マグネットロータの発生する磁力に基づいて前
記マグネットロータを所望の角度位置に設定するための
磁力を発生する電磁コイルと、穴部が設けられ、前記電
磁コイルの穴部へ挿入されて前記電磁コイルが発生する
磁力の両極でマグネットロータを間隔を開けて挟むよう
に磁力を導くステータと、前記マグネットロータ、上カ
バーおよびステータの各穴部が嵌合される軸が設けら
れ、また、前記上カバーのフック部が係合されて前記マ
グネットロータ、上カバーおよびステータを一体化する
ための段差部が設けられた基台とを有することを特徴と
する。
【0008】好ましくは、前記上カバーのフック部は段
差またはテーパーが設けられている。
【0009】
【作用】マグネットロータ、上カバーおよびステータに
それぞれ設けられた穴部は、基台に設けられた軸がそれ
ぞれ嵌合される。上カバーに設けられたフック部は、基
台に設けられた段差部に係合されてマグネットロータ、
上カバーおよびステータを一体化する。このようにし
て、ねじを用いることなく駆動部の組立を行なうことが
できる。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の光量制御装置の第1の実施
例を示す分解斜視図、図2は図1の実施例の上部を下方
より見た図、図3は図1の5f部断面図、図4は図1の
5e部断面図、図5は図1のマグネットロータの断面
図、図6は図1の電磁コイル、ステータ、マグネットロ
ータの駆動関係を示す図である。
【0011】図1において、1はマグネットと軸及び駆
動レバーを一体化したマグネットロータである。マグネ
ットロータ1は、中空円筒状のマグネットに樹脂等のモ
ールディング材料をインサート成形するなどの方法によ
り、レバー状に一体的に形成されている。2は電磁コイ
ル、3は電磁コイルの励磁力を誘導するためのステー
タ、4はステータ3とは別個ではあるが、組付けにより
ステータ3と一体的な電磁力誘導の働きをなすステータ
である。ステータ3,4は一端ではマグネットロータ1
を囲み、他端は互いに当接して磁路を形成している。
【0012】5はマグネットロータ1を回動可能に支持
するための軸受部を備えた上カバー、6はホール素子、
7はホール素子6の半田接合部と電磁コイル2のリード
部との半田接合するための半田接合部を有し、電気的I
/Oのやりとりを行なうフレキシブル基板(以降、FP
Cと略記する)、8は上記部材1〜5を組付けるための
駆動部基台、9は光量制御装置全体の基台であるところ
の地板、10は光の通過量を制御するための絞り羽根、
11は絞り羽根10を地板9との間に閉じ込めるための
カバー板である。FPC7を介して、電磁コイル2に通
電が行なわれると、ステータ3,4が励磁され、マグネ
ットロータ1が回動する。この時、ホール素子6からの
出力により電磁コイル2への電流を、制御部(不図示)
が制御すればマグネットロータ1の停止する角度位置お
よびそこに至るまでの回動速度が制御される。マグネッ
トロータ1の回動により、マグネットロータ1のピン1
aが絞り羽根10の長穴10aを介して絞り羽根に駆動
力を伝達し、絞り羽根10を開閉させる。
【0013】また、部材1〜8は駆動部としてユニット
化が可能なように構成されている。まず、ステータ4
は、基台8に設けられた位置決め用の軸部8a,8bへ
穴4a,4bを嵌合させながら落とし込まれる(図3,
図4)。次に基台8の軸8cに摺動係合可能なように、
マグネットロータ1に設けられた係合穴1c(図1,図
5)を、軸8cに係合させる。次に、電磁コイル2の角
穴2aへあらかじめ挿入されたステータ3を基台8に設
けられた位置決め用の軸部8dへ穴3dを嵌合させなが
ら落とし込む。上カバー5に一体的に設けられた適度に
弾力性を持つフック部5e,5fを、それに対応して基
台8に設けられている段差部8e,8fへ当接させて押
し込むことにより、互いに係合させる(図3,図4)。
ここでフック5fは、ステータ3をステータ4へ密着さ
せる方向へも作用力を持っている。この時、ステータの
穴4a,3dに対応して上カバー5のウラ側に設けられ
た位置決め用の軸(図2の軸5g,5d)が同時に軽圧
入嵌合され、また基台8の軸部8iと上カバー5の穴5
iが軽圧入嵌合される。同時にマグネットロータ1の軸
部1bが上カバー5の軸受穴5aに摺動可能に挿入され
る。また、同時に電磁コイル2に設けられたコイルリー
ド端子2b,2cが上カバー5の逃げ穴5b,5cを逃
げ余裕をもって貫通させられる。次にあらかじめホール
素子6が実装されたFPC7を上カバー5に粘着材等の
固着手段を用いて固着する。この時、穴5b,5cを貫
通し、上カバー5より突出している端子2b,2cがF
PC7の半田ランド穴7b,7cを貫通し、さらに穴7
b,7cのまわりに設けられた半田ランドパターンと端
子2b,2cを半田付けすることにより、駆動部ユニッ
トとして完成する。この駆動部ユニットは地板9に一体
的に設けられ適度な弾性を有するフック爪9c,9dに
当てがって基台8の段差部8g,8fを押し込むことに
より係合し、基台8(駆動部ユニット)と地板9とが一
体化される。
【0014】次にアーク形状をしたガルバノメータ部の
動作について図6を参照して説明する。図6(a)は図
1の実施例の絞り羽根10を閉の位置に保持している時
の状態を示している。この時、電磁コイル2は励磁され
ておらず、マグネットロータ1の極位置とステータ3,
4の形状の位置関係から、マグネットロータ1は自己の
磁力により、矢印の反時計方向への付勢力を有してい
る。この際、マグネットロータ1は基台8や地板9のス
トッパ8k(9e)によって抑止されている。
【0015】図6(b)に示されるように、ホール素子
6の出力によるサーボをかけながら電磁コイル2への通
電量を増加させて、ステータ3をN極、ステータ4をS
極へ励磁していくと、マグネットロータ1は時計方向へ
回転していく。そしてストッパ8l(9f)により抑止
され、絞り羽根10は最大開口となる。図6(c)のよ
うにホール素子6の出力に基づいてサーボをかけながら
電磁コイル2への通電量を減じていくとマグネットロー
タ1は反時計方向へ回転し、絞り羽根10を閉じてい
き、再び図6(a)の状態へ戻る。また、本実施例の光
量制御装置は、円弧状の形状により図8(a)に見るよ
うな理想的な形状で鏡筒内に収納可能となる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、マグネッ
トロータ、上カバーおよびステータにそれぞれ穴部を設
け、基台に各穴部が嵌合される軸と、マグネットロー
タ、上カバーおよびステータを一体化するための段差部
とを設けることにより、以下に述べる効果がある。 (1)ねじを用いることなく駆動部の組立を行なうこと
ができる。 (2)部品の増大を抑制できる。 (2)工具を備えていない場所での作業を可能にする。 (3)作業工数を減少できる。 (4)ねじ締め不良、ねじの緩み等の問題が解消され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光量制御装置の第1の実施例を示す分
解斜視図である。
【図2】図1の実施例の上部を下から見た図である。
【図3】図1の5f部断面図である。
【図4】図1の5e部断面図である。
【図5】図1のマグネットロータ1の断面図である。
【図6】(a),(b),(c)は図1の電磁コイル
2、ステータ3,4、マグネットロータ1の間の駆動関
係を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施例を示す図である。
【図8】従来の光量制御装置の分解斜視図である。
【図9】(a),(b)は理想形状と従来例の形状のス
ペースを比較した概略図である。
【符号の説明】
1 マグネットロータ 2 電磁コイル 3,4 ステータ 5,13 上カバー 6 ホール素子 7 FPC 8,14 駆動部基台 9,12 地板 10 絞り羽根 11 カバー板 15 ねじ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絞り羽根を開閉して通過光量を制御する
    光量制御装置において、 穴部が設けられ、円筒形状の永久磁石からなり、円筒軸
    周りに回動することにより前記絞り羽根を開閉させるマ
    グネットロータと、 前記マグネットロータを回動可能に支持するための穴部
    が設けられ、適度に弾力性を持つフック部を備えた上カ
    バーと、 穴部が設けられ、前記マグネットロータの発生する磁力
    に基づいて前記マグネットロータを所望の角度位置に設
    定するための磁力を発生する電磁コイルと、 穴部が設けられ、前記電磁コイルの穴部へ挿入されて前
    記電磁コイルが発生する磁力の両極でマグネットロータ
    を間隔を開けて挟むように磁力を導くステータと、 前記マグネットロータ、上カバーおよびステータの各穴
    部が嵌合される軸が設けられ、また、前記上カバーのフ
    ック部が係合されて前記マグネットロータ、上カバーお
    よびステータを一体化するための段差部が設けられた基
    台とを有することを特徴とする光量制御装置。
  2. 【請求項2】 前記上カバーのフック部は段差が設けら
    れている請求項1記載の光量制御装置。
  3. 【請求項3】 前記上カバーのフック部はテーパーが設
    けられている請求項1記載の光量制御装置。
JP6045593A 1993-03-04 1993-03-19 光量制御装置 Pending JPH06273821A (ja)

Priority Applications (2)

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JP6045593A JPH06273821A (ja) 1993-03-19 1993-03-19 光量制御装置
US08/205,484 US5430519A (en) 1993-03-04 1994-03-03 Light-amount controlling apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6045593A JPH06273821A (ja) 1993-03-19 1993-03-19 光量制御装置

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JPH06273821A true JPH06273821A (ja) 1994-09-30

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ID=13142766

Family Applications (1)

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JP6045593A Pending JPH06273821A (ja) 1993-03-04 1993-03-19 光量制御装置

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JP (1) JPH06273821A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5705873A (en) * 1993-12-22 1998-01-06 Canon Denshi Kabushiki Kaisha Light-quantity control device
JP2006065297A (ja) * 2004-07-29 2006-03-09 Canon Inc 光量調節装置および撮像装置

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