JPH0627350U

JPH0627350U - キャビン用ル−フカバ−付きル−フキャリア

Info

Publication number: JPH0627350U
Application number: JP6937492U
Authority: JP
Inventors: 和之高垣
Original assignee: 有限会社プリオール
Priority date: 1992-09-09
Filing date: 1992-09-09
Publication date: 1994-04-12

Abstract

(57)【要約】【目的】前面にル−フカバ−部１を設けて風の流れが
スム−ズになるので、空気抵抗を軽減して燃費が良くな
り、またル−フキャリア部２の両側面を高くすることが
できるので、荷物の脱落事故が防止可能となる。【構成】ル−フカバ−部１の後方にル−フキャリア部
２を一体成形し、そのル−フキャリア部２の底面を支持
する支持骨材３と、それをキャビン５に取付けるための
取付金具４を具備させて成す。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は貨物自動車のキャビン用ル−フカバ−付きル−フキャリアに関する。

【０００２】

【従来の技術】

一般に幌付き自動車やパネルバンなどの荷台部分の高い自動車に於いては、その空気抵抗を軽減させて燃費を良くするために、ル−フカバ−をキャビン等の屋根の上に装着させている。又、シ−トや小物類等を積載するために、ル−フキャリアをキャビンの屋根の上に装着させている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、前記ル−フカバ−を装着すると、キャビンの長さが長くないので、ル−フキャリアが取付かず、一方、ル−フキャリアを装着させると、ル−フカバ−が取付かなくなり、両方を同時に装着することは不可能であり、且つ両者が一体化されたものは従来品にはなかった。また前記ル−フキャリアの両側面が低いため、荷物の脱落事故が発生し易く、しかも前記ル−フキャリアを取付ける場合、キャリアの屋根に設けたベンチレ−タ−を上方に開くためのスペ−スが必要であり、ル−フキャリアの底面がこの高さより低くすることは出来なかった。従って積荷の高さが高くなり、風の抵抗が増加する。又、ル−フカバ−の支持部材がル−フキャリアとして使用したい位置に取付けないと、風圧に耐えられなくなるため、ル−フカバ−の後方に荷物を積載するスペ−スがなくなり、前記ル− フカバ−とル−フキャリアを並設させることは困難である等の問題点があった。

【０００４】本考案は荷物の脱落が防止出来ると共にその前面にル−フカバ−を設けて風の流れがスム−ズになるキャビン用ル−フカバ−付きル−フキャリアを提供するにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するために本考案は成されたものであり、つまり、ル−フカバ−部の後方にル−フキャリア部を一体成形し、そのル−フキャリア部の底面を支持する支持骨材と、それをキャビンに取付けるための取付金具を具備させて成す。

【０００６】

【作用】

次に本考案の取付け方について説明する。先ず支持骨材（３）をル−フキャリア部（２）の凹凸部（２１）裏面に嵌入してネジ等で固定する。尚、前記支持骨材（３）がル−フキャリア部（２）の凹凸部（２１）に予め埋設されている場合、この工程は不要となる。前記支持骨材（３）を固定後、これをキャビン（５）の屋根に乗せる。そして前記支持骨材（３）の両端と取付金具（４）を接続すると共にキャビン（５）とも固定させ、本考案品が取付けられるのである。この場合、前記ル−フカバ−部（１）と屋根との間に空間が出来る。この空間と前記ル −フキャリア部（２）の逃げ部（２２）を設けたことにより、ベンチレ−タ−を上方に開く際の逃げが確保できるため、ル−フキャリア部（２）の底面を屋根と密着させて低くすることが可能となり、且つ前記ル−フキャリア部（２）の両側面を高くすることにより、荷物の脱落防止が可能と成る。しかもル−フカバ−部（１）とル−フキャリア部（２）が一体成形されることにより、空気抵抗が減少される。又、従来のキャリア用取付金具（４）を本考案の取付用として使用することも可能となる。

【０００７】

【実施例】

以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。（１）は前面が湾曲されて凸状曲面に形成したル−フカバ−部である。（２）はル−フカバ−部（１）の後方と一体成形するル−フキャリア部であり、該ル−フキャリア部（２）の底面には横幅に渡って形成した凹凸部（２１）が設けられると共にベンチレ−タ−用の逃げ部（２２）も設けられている。、前記ル−フキャリア部（２）の収納空間は上方が開口する箱状に形成されている。また前記ル−フキャリア部（２）の底面には尚、前記ル−フカバ−部（１）とル−フキャリア部（２）は合成樹脂で一体成形させる。（３）はル−フキャリア部（２）の底面の凹凸部（２１）に嵌入してネジ等で固定される支持骨材であり、該支持骨材（３）はコの字型チャンネルや角パイプ材を用いる。尚、前記支持骨材（３）はル−フキャリア部（２）の凹凸部（２１）に始めから埋設させても良い。（４）はル−フキャリア部（２）をキャビン（５）に取付けるための取付金具であり、該取付金具（４）としては、従来のル−フキャリア用取付金具を流用する。

【０００８】

【考案の効果】

本考案はこのように構成させたことにより、下記に記載する効果を有する。

【０００９】ル−フカバ−部（１）とル−フキャリア部（２）をコンパクトに一体成形させたので、ル−フカバ−部（１）によって空気抵抗を軽減して燃費が良くなり、またル−フキャリア部（２）によってシ−トや小物類等が積載出来る。

【００１０】ル−フキャリア部（２）の両側面を高くすることができるので、荷物の脱落事故が防止可能となる。

【００１１】またベンチレ−タ−の逃げ空間を確保することによりル−フキャリア部（２）の底面を屋根と密着させて低くすることが可能となり、且つ前記ル−フキャリア部（２）を従来のキャリアの底面よりも低く出来るので、同一荷物でもその高さが下がり、特に積載物の上限高さが規制されている小型貨物自動車に於いては、従来よりも多くの荷物を積載できる。

【００１２】本考案の取付用金具（４）として従来のキャリア用取付金具（４）を兼用することが可能であり、且つ取付方法が殆ど同一であるので、取付けが素人でも簡単に行える。

【００１３】本考案品は貨物自動車以外に乗用車の屋根に装着させることも可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例を示す一部切欠いた全体斜視図
である。

【図２】図１の横断面図である。

【符号の説明】

１ル−フカバ−部２ル−フキャリア部３支持骨材４取付金具５キャビン

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】前面が湾曲されて凸状曲面に形成したル
−フカバ−部（１）と、該ル−フカバ−部（１）の後方
に形成させると共に上方が開口する箱状の収納空間を有
したル−フキャリア部（２）と、そのル−フキャリア部
（２）の底面を支持する複数本の支持骨材（３）と、該
支持骨材（３）と連結させてキャビン（５）に取付ける
ための取付金具（４）とから構成し、且つ前記ル−フカ
バ−部（１）と前記ル−フキャリア部（２）が一体成形
されたことを特徴とするキャビン用ル−フカバ−付きル
−フキャリア。
【請求項２】前記ル−フキャリア部（２）の底面に支
持骨材（３）を成形時に埋設させた請求項１記載のキャ
ビン用ル−フカバ−付きル−フキャリア。
【請求項３】前記取付金具（４）が前記支持骨材
（３）と接続して成る請求項１記載のキャビン用ル−フ
カバ−付きル−フキャリア。