JPH06273287A - 構造解析評価装置 - Google Patents

構造解析評価装置

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Publication number
JPH06273287A
JPH06273287A JP5064395A JP6439593A JPH06273287A JP H06273287 A JPH06273287 A JP H06273287A JP 5064395 A JP5064395 A JP 5064395A JP 6439593 A JP6439593 A JP 6439593A JP H06273287 A JPH06273287 A JP H06273287A
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JP
Japan
Prior art keywords
analysis
result
stress
analytical
condition
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5064395A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiko Iida
勝彦 飯田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP5064395A priority Critical patent/JPH06273287A/ja
Publication of JPH06273287A publication Critical patent/JPH06273287A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 手計算によらずに、多様なパターンの解析に
よる構造物の評価を可能とする。 【構成】 許容応力設定ファイル8に、各要素に対して
部分別・材質別に設定された許容応力が予め書き込まれ
る。作業者が複数の解析結果データベース9a,9bを
選択すると、両データベースに係る荷重パターンが各要
素に共に加えられた場合の等価応力が算出され、該等価
応力が上記許容応力以下であるかが判定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、有限要素法により構造
物を解析し、評価する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ技術の進歩に伴い、
有限要素法を用いた構造物の解析手法が広く利用されて
いる。有限要素法を使用することにより、自由に思い通
りのモデルが作れる、複雑な形状の構造物でも解析でき
る等の利点が得られる。そして、要素分割された各要素
に対して任意の荷重パターンが設定され、その解析結果
(主として各応力成分)とともにデータベースに入力さ
れ、利用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、解析したい
荷重パターンの種類が多いと、一のデータベースに全結
果が納まりきらない場合が生じる。その結果、一構造物
に対して複数の解析結果データベースが作成されてい
た。更に、係る解析済みの荷重パターンを組み合わせた
新たな荷重モデルを検討する場合、従来は、係る解析結
果データベースに書き込まれた各荷重パターンに対する
各要素の応力成分を作業者が目で読み取り、それらの応
力成分から手計算によって新たな荷重モデルに対する応
力(以下、等価応力と言う)が求められていた。しかる
後、該構造物に対する部分別あるいは材質別の許容応力
と該等価応力との比較・判定が行われていた。
【0004】しかし、組み合わせる荷重パターンの数が
多数になると、手計算では非常に時間がかかる上に、算
出ミスが起こり易かった。また、分割要素数が多数の場
合は、非常に限られた代表的要素のみを抽出した解析に
ならざるを得ず、解析結果の信頼性が問われる場合があ
った。
【0005】この発明は、上述した事情に鑑みてなされ
たものであり、手計算によらずに多様なパターンの構造
解析による構造物の評価を可能とする、構造解析評価装
置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明にあっては、有限要素法を用いた構造解析に
よる構造物モデルの解析内容を複数記憶する記憶手段
と、前記構造物モデルの少なくとも一の分割要素に対
し、所定の制限条件を設定する設定手段と、前記分割要
素に対する前記解析結果に基づいて、該解析結果に係る
複数の解析条件が複合された条件に対する新たな解析結
果を算出し、該算出結果が前記制限条件に適合している
か否かを判定して判定結果を出力する判定手段とを具備
することを特徴とする。
【0007】
【作用】記憶手段に、或る構造物のモデルに対する構造
解析による複数の解析結果が記憶される。そして、設定
手段により、該構造物モデルの少なくとも一の分割要素
に対して所定の制限条件が設定される。そして、判定手
段により、該分割要素に対する解析結果に基づいて、該
解析結果に係る複数の解析条件が複合された条件に対す
る新たな解析結果が算出され、該算出結果が前記制限条
件に適合しているか否かが判定され、判定結果が出力さ
れる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の一実施例に
ついて説明する。A:実施例の構成 図1は本実施例に関するハードウエアのブロック図であ
る。同図において、共通バス1を介して、CPU2、R
AM3、CRTディスプレイ4、キーボード5、ディス
ク装置6が設けられている。CPU2は、ディスク装置
6内に保管されている応力評価判定用動作プログラムフ
ァイル7をRAM3上で実行させる場合の中央演算処理
装置である。また、ディスク装置6には、上述の、複数
の解析結果データベース9a,9b…、本装置に係る動
作に先立ち作成される許容応力設定ファイル8、およ
び、本装置に係る動作により作成される応力評価判定フ
ァイル10も同時に保管される。また、RAM3は、こ
れら複数のデータベースの内容を一時的に記憶するに足
る、十分な容量を有している。
【0009】また図2は、解析対象となる構造物に関す
る、係る解析結果データベースの例を示している。ここ
では、解析結果データベース9a,9bに保管されてい
る内容を、それぞれデータベースA,Bとする。まず、
データベースAには、要素番号1,2,3…、各要素に
対して設定された荷重FA1,FA2、FA3…、該荷
重パターンに対して算出された主応力の応力成分「1」
PA11,PA12…、応力成分「2」PA21,PA
22…等が書き込まれている。一方、データベースBに
は、データベースAと同様の構成で、各要素に対して設
定された荷重FB1,FB2…、該荷重パターンに対し
て算出された主応力の応力成分「1」PB11,PB1
2…、応力成分「2」PB21,PB22…等が書き込
まれている。
【0010】また、許容応力設定ファイル8には、応力
評価を希望する要素番号と、各要素に対して設定される
許容応力および関連コメントが書き込まれる。許容応力
については、該構造物の部分別、材質別に、自由に設定
または変更することが可能である。そして、それら部分
別、材質別情報が、関連コメントとして書き込まれる。
【0011】B:実施例の動作 次に、図3を用いて、本実施例の動作の流れを説明す
る。ここでは、許容応力設定ファイル8には要素番号
1,2,…,Nについての許容応力およびコメントが書
き込まれており、該要素に対して、図2に示されるデー
タベースA,Bにおける両荷重パターンが加わる場合の
応力評価が行われるとする。
【0012】まず、本装置の応力評価用動作プログラム
が起動されると、ステップSP1の処理が開始される。
そして、許容応力設定ファイル8より第1の要素番号
「1」が入力され、変数N1 に格納される。次に、ステ
ップSP2において、同設定ファイル8より、要素番号
「1」に対する許容応力およびコメントが入力される。
次いでステップSP3において、許容応力設定ファイル
8に記憶された要素が全て読み込まれたか否かが判定さ
れる。ここでは「NO」と判定されるので、処理はステ
ップSP1に戻る。
【0013】以下、許容応力設定ファイル8に記憶され
た全ての要素について、要素番号と許容応力とコメント
とが同様にステップSP1〜3を介して読み込まれ、そ
の後処理はステップSP4に移行する。
【0014】次に、ステップSP4においては、応力評
価に用いられる一のデータベース名が、作業者によりキ
ーボード5から入力される。ここでは、一例として、デ
ータベース名「A」が入力されたこととする。次いで、
ステップSP5において、指定されたデータベースの内
容すなわち、図2に示されるデータベースAの内容が読
み込まれる。
【0015】そして処理はステップSP6に移行し、応
力評価用に更にデータベースを読み込むか否かが作業者
により指定される。ここで「YES」と指定されると、
処理はステップSP4に戻る。そして、次のデータベー
ス名が作業者により同様に入力される。ここでは、一例
として、データベース名「B」が入力されたこととす
る。次いで、ステップSP5において、データベースB
の内容が読み込まれる。そして、ステップSP6におい
て、データベースの選択を継続するか否かが作業者によ
り再度指定される。ここで「NO」と指定されると、処
理はステップSP7に移行する。
【0016】次に、ステップSP7においては、変数N
1 で示される要素番号「1」について、読み込まれた各
データベースA,Bに係る解析結果としての各主応力成
分より、荷重FA1およびFB1が共に加えられた場合
の等価応力が算出される。そして、処理はステップSP
8に移行し、算出された等価応力が、変数N1 で示され
る要素に対する許容応力以下であるか否かが判定され
る。ここでは、該等価応力は係る許容応力以下であった
とすると「YES」と判定され、処理はステップSP1
0に移行する。
【0017】このように、複数のデータベースA,Bに
格納された各解析条件(ここでは、各荷重パターン)を
複合させた新たな解析条件に対する解析結果(ここで
は、等価応力)が算出され、算出結果が所定の制限条件
(ここでは、許容応力)に適合しているか否かが自動的
に判定されるので、手計算に比べて非常に短時間かつ確
実に複合的な解析を行うことが可能となる。
【0018】そして、他に比較・判定すべき要素が無い
か否かが判定される。ここでは「NO」と判定されるの
で、処理は再びステップSP7に移行する。そして、変
数N2 で示される要素番号2について同様に等価応力が
算出され、ステップSP8において、算出された等価応
力と、変数N2 で示される要素に対する許容応力とが比
較される。ここでは、等価応力が許容応力を超えていた
とすると「NO」と判定され、処理はステップSP9に
移行する。
【0019】ステップSP9においては、等価応力が許
容応力を超えた結果について、その要素番号や許容応力
およびコメント、そして判定結果等が応力評価判定ファ
イル10に書き込まれる。そして処理はステップSP1
0を介して再びステップSP7に戻され、以下、残りの
要素に対し、ステップSP7〜SP10を介して同様の
比較・判定処理が繰り返し行われる。そして、全要素に
ついて比較・判定処理が終了されると、ステップSP1
0において「YES」と判定され、処理は全て終了す
る。
【0020】なお、応力評価判定ファイル10の内容
は、これを直接プリント出力し、解析結果として保存・
利用することができる。
【0021】このように、本実施例に係る動作プログラ
ムは独立して設けられるので、既存の複雑な構造解析プ
ログラムを修正・変更する必要がない。また、許容応力
設定ファイルをあらかじめ作成しておけば、解析結果デ
ータベース名を選択するという簡単な操作により、複雑
な条件による応力の解析・評価を簡易に行うことが可能
となる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、記憶手段に記憶された構造物の解析条件を自由に組
み合わせた解析結果と所定の制限条件(例えば許容応
力)とが比較されるので、手計算によらずに、多様なパ
ターンの解析による構造物の評価が可能となる。よっ
て、非常に短時間で正確な評価を行うことができるとい
う利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるハードウエアのブロ
ック図である。
【図2】本発明の一実施例における解析結果データベー
ス例である。
【図3】本発明の一実施例における動作の流れを示す図
である。
【符号の説明】
2 CPU(設定手段、判定手段) 6 ディスク装置(記憶手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有限要素法を用いた構造解析による構造
    物モデルの解析結果を複数記憶する記憶手段と、 前記構造物モデルの少なくとも一の分割要素に対し、所
    定の制限条件を設定する設定手段と、 前記分割要素に対する前記解析結果に基づいて、該解析
    結果に係る複数の解析条件が複合された条件に対する新
    たな解析結果を算出し、該算出結果が前記制限条件に適
    合しているか否かを判定して判定結果を出力する判定手
    段とを具備することを特徴とする構造解析評価装置。
JP5064395A 1993-03-23 1993-03-23 構造解析評価装置 Withdrawn JPH06273287A (ja)

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JP5064395A JPH06273287A (ja) 1993-03-23 1993-03-23 構造解析評価装置

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JP5064395A JPH06273287A (ja) 1993-03-23 1993-03-23 構造解析評価装置

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JPH06273287A true JPH06273287A (ja) 1994-09-30

Family

ID=13257095

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5064395A Withdrawn JPH06273287A (ja) 1993-03-23 1993-03-23 構造解析評価装置

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JP (1) JPH06273287A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017198500A (ja) * 2016-04-26 2017-11-02 株式会社東芝 寿命評価装置および寿命評価方法
JP2019507889A (ja) * 2015-12-10 2019-03-22 メカニカル テスティング サービシズ, エルエルシーMechanical Testing Services, Llc インテリジェント自動負荷制御システムおよび方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019507889A (ja) * 2015-12-10 2019-03-22 メカニカル テスティング サービシズ, エルエルシーMechanical Testing Services, Llc インテリジェント自動負荷制御システムおよび方法
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