JPH09259061A - システムの信頼性評価装置 - Google Patents

システムの信頼性評価装置

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JPH09259061A
JPH09259061A JP8062177A JP6217796A JPH09259061A JP H09259061 A JPH09259061 A JP H09259061A JP 8062177 A JP8062177 A JP 8062177A JP 6217796 A JP6217796 A JP 6217796A JP H09259061 A JPH09259061 A JP H09259061A
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JP8062177A
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Minoru Inagaki
実 稲垣
Makoto Sakakibara
誠 榊原
Yasuo Ando
靖男 安藤
Ryoji Nagashima
良治 長島
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のコンピュータがネットワーク上で相互
にデータ交換を行い複数の業務または複数のデータ処理
を実行するシステムでの重点対策部分を的確に判定する
こと。 【解決手段】 入力部3からの指示に基づき業務または
データ処理の各々の流れ毎の各構成要素別にソフトウェ
アの実行またはソフトウェアで制御されるハードウェア
の信頼性を確保するためのデータが入力され、その入力
データに基づき演算部4で構成要素別の対策必要度が算
出され、出力部2からその対策必要度が出力される。即
ち、ハードウェアだけでなくソフトウェアも業務または
データ処理の各々の流れ毎に構成要素として細分され評
価され、個々の構成要素に対する対策必要度が算出され
るため、ハードウェアと共にソフトウェアについても求
められた対策必要度によって重点対策の判定が可能とな
りシステム全体の信頼性を向上することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のコンピュー
タが互いに有機的に結合されたネットワーク上で相互に
データ(情報)交換を行い複数の業務または複数のデー
タ処理を実行するシステムの信頼性評価装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、FMEA(Failure Mode and Effe
cts Analysis:故障モード影響解析)による信頼性評価
法が知られている。これは、ハードウェアの信頼性を評
価するために開発されたもので、ハードウェアを構成要
素である部品に分けて信頼性を評価する手法である。こ
のため、システムがハードウェアだけでなくソフトウェ
アも含んだものの信頼性を評価することは無理であっ
た。
【0003】これに関連する先行技術文献としては、特
開平3−154536号公報にて開示されたものが知ら
れている。このものでは、ネットワークのノード(nod
e:交点)の信頼性評価という目的で故障発生率を与
え、これをFTA(Fault Tree Analysis:故障の木解
析)的に計算する技術が示されている。
【0004】また、特開平4−258739号公報にて
開示されたものが知られている。このものでは、電算シ
ステムの信頼性を算出するという目的で、故障発生率を
与えてFTA的に計算する技術が示されている。
【0005】更に、特開平5−260049号公報にて
開示されたものが知られている。このものでは、故障率
と影響度を論理接続単位に分けて故障管理するという目
的で、ネットワークで故障した機器の特定のみで評価し
ていたものを影響を受ける機器まで広げて特定する技術
が示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特開平3−
154536号公報にて開示されたものでは、故障発生
率を事前に正確に与えることは難しく、多くのノードで
構成されるシステムへの適用は困難であった。
【0007】また、特開平4−258739号公報にて
開示されたものでは、前述の技術文献と異なりデータ通
信による故障の波及ではなく、機器の故障のみを扱うと
しているが原理的には同様で、やはり事前に正確な故障
発生率を与えなければならず、実際のシステムへの適用
は困難であった。
【0008】更に、特開平5−260049号公報にて
開示されたものでは、論理接続単位別の業務ウェイトが
評価されていないので、システム全体としてどの程度の
ダメージを受けるかが評価できず、また、故障確率や故
障影響の確率の他に故障管理には重要な回復性が考慮さ
れていなかった。
【0009】そこで、この発明はかかる不具合を解決す
るためになされたもので、複数のコンピュータが互いに
有機的に結合されたネットワーク上で相互にデータ交換
を行い複数の業務または複数のデータ処理を実行するシ
ステムにおいて、使用されるコンピュータやハードディ
スクの2重化等の故障対策をする場合にどの部分を重点
対策するかを判定可能とするシステムの信頼性評価装置
の提供を課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1のシステムの信
頼性評価装置によれば、入力部からの指示に基づき業務
またはデータ処理の各々の流れ毎の各構成要素別にソフ
トウェアの実行またはソフトウェアで制御されるハード
ウェアの信頼性を確保するためのデータが入力され、そ
の入力データに基づき演算部で構成要素別の対策必要度
が算出され、出力部からその対策必要度が出力される。
即ち、ハードウェアだけでなくソフトウェアも業務また
はデータ処理の各々の流れ毎に構成要素として細分され
評価され、個々の構成要素に対する対策必要度が算出さ
れるため、ハードウェアと共にソフトウェアについても
求められた対策必要度によって重点対策の判定が可能と
なりシステム全体の信頼性を向上することができるとい
う効果が得られる。
【0011】請求項2のシステムの信頼性評価装置で
は、入力部からの入力データが業務またはデータ処理に
おける構成要素別の故障の発生頻度、影響度、回復度及
び業務ウェイトであり、これらの入力データに対する評
価をユーザが容易に下すことができるという効果が得ら
れる。
【0012】請求項3のシステムの信頼性評価装置で
は、演算部がマトリックス作成手段を具備し、業務また
はデータ処理の各々の流れ毎にソフトウェアとハードウ
ェアとを少なくとも含む構成要素をユーザから入力され
るだけで業務−構成要素マトリックスが作成できるとい
う効果が得られる。
【0013】請求項4のシステムの信頼性評価装置で
は、演算部のマトリックス作成手段による入力部選択の
機能によって業務−構成要素マトリックスにおける業務
またはデータ処理に関係する構成要素を選択して入力す
ることができる。このような選択的なデータ入力により
業務−構成要素マトリックスの形成における信頼性を向
上することができるという効果が得られる。
【0014】請求項5のシステムの信頼性評価装置で
は、演算部の分析表作成手段によって作成される業務別
分析表には、業務またはデータ処理における構成要素が
ユーザによって入力されるだけで各々に対する発生頻
度、影響度、回復度の関係を表す各欄が形成されるとい
う効果が得られる。
【0015】請求項6のシステムの信頼性評価装置で
は、演算部のデータ入力手段によって、業務別分析表に
おける構成要素別の発生頻度、影響度、回復度の各欄に
入力部からデータがユーザによって入力されるだけで業
務別分析表が形成完了されるという効果が得られる。
【0016】請求項7のシステムの信頼性評価装置で
は、演算部の演算手段によって、業務別分析表における
構成要素別の発生頻度、影響度、回復度の各データに基
づき対策必要度が算出される。このようにして求められ
た構成要素別の対策必要度は、業務またはデータ処理に
おける対策の重要度を的確に表すことができるという効
果が得られる。
【0017】請求項8のシステムの信頼性評価装置で
は、演算部の集計手段によって、業務またはデータ処理
毎の構成要素別の対策必要度に業務ウェイトが乗算され
た対策必要度が、構成要素別に全ての業務またはデータ
処理を通じて集計される。このようにして求められた構
成要素別の対策必要度は業務またはデータ処理の相互関
係まで含んでいるため、故障対策するときの重点対策を
施す箇所が的確に判定され、システム全体の信頼性を向
上することができるという効果が得られる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例に基づいて説明する。
【0019】図1は本発明の実施の形態の一実施例にか
かるシステムの信頼性評価装置の全体構成の概要を示す
ブロック図である。
【0020】信頼性評価装置1は主として、ユーザにデ
ータ内容を表示等するための出力部2、ユーザがデータ
を入力するための入力部3、出力部2及び入力部3と接
続された演算部4から構成される。このうちの演算部4
は入出力演算部10と信頼性評価演算部20とからな
る。入出力演算部10は業務−構成要素マトリックス入
力部11、業務別分析表入力部12、構成要素別対策必
要度出力部13からなる。また、信頼性評価演算部20
は業務別分析表作成部21、業務別対策必要度演算部2
2、構成要素別対策必要度演算部23、業務−構成要素
マトリックス作成結果ファイル24、業務別分析表2
5、業務別対策必要度演算結果ファイル26、構成要素
別対策必要度演算結果ファイル27からなる。
【0021】業務−構成要素マトリックス入力部11に
は評価対象のシステムに対し、その中で処理している業
務と構成要素とその関係とが入力部3からユーザによっ
て入力される。業務別分析表作成部21では入力部3か
ら業務−構成要素マトリックス入力部11を介して入力
されたデータに基づき業務−構成要素マトリックス作成
結果が保存された業務−構成要素マトリックス作成結果
ファイル24及び業務別分析表25が作成される。
【0022】また、業務別対策必要度演算部22では入
力部3からの指令に基づき業務別分析表入力部12によ
り参照される業務別の故障頻度、影響度、回復度が入力
された業務別分析表25からのデータに基づき業務別の
対策必要度が算出され、その結果が業務別対策必要度演
算結果ファイル26に保存される。また、構成要素別対
策必要度演算部23では業務−構成要素マトリックス作
成結果ファイル24及び業務別対策必要度演算結果ファ
イル26からのデータに基づき構成要素別の対策必要度
が算出され、その結果が構成要素別対策必要度演算結果
ファイル27に保存される。そして、構成要素別対策必
要度出力部13では入力部3からの指令に基づき構成要
素別対策必要度演算結果ファイル27に保存されたデー
タ内容に基づき出力部2に表示等が行われる。
【0023】次に、本実施例の信頼性評価装置を適用し
信頼性を評価するシステムの一例について図2を参照し
て説明する。
【0024】本システムでは、かんばんソート処理S0
1、受注処理S02、払出し処理S03、出荷照合処理
S04からなる4つの業務が図2に示す実線や破線によ
る枠で括られた単位で処理されている。そして、本シス
テムは、出庫計画FS(Factory Station)31、中継器
32、ソータFS33、受注出荷FS34、自動倉庫W
/S(Work Station)35、払出しFS36の複数のコン
ピュータとかんばん(図示略)を検索・分類するかんば
んソータ41、かんばんに記載されたデータを読込むか
んばんリーダ42、製品を所定番地に対応させて保管す
る自動倉庫43及びかんばんと出庫された製品とを照合
するかんばんピックアップ装置44の周辺機器とから構
成されている。なお、図中の「黒塗り四角部」はLAN
(LocalArea Network)における接続ターミネータを示
す。また、中継器32は遠隔地からの受注を受付けるた
めのものである。
【0025】具体的に、かんばんソート処理S01は、
ソータFS33が出庫計画FS31から予めソート順を
受取っておき、かんばんのデータ内容をかんばんソータ
41で読取って先程のソート順に従ってかんばんがソー
トされることで完了する。また、受注処理S02は、ソ
ータFS33からかんばんソータ41を通じて読取られ
たかんばんの受注データがネットワークを介し受注出荷
FS34で処理され、更に、かんばんリーダ42を通じ
て読取られたかんばんの受注データも受注出荷FS34
で処理され、これらの受注データは出庫計画FS31に
格納されることで完了する。そして、払出し処理S03
は、出庫計画FS31で作成された出庫計画に基づく出
庫計画データが払出しFS36に送られ、更に、自動倉
庫W/S35に払出し順に払出し指令が送られ自動倉庫
43から実際に製品が出庫されることで完了する。更
に、出荷照合処理S04は、払出しFS36でかんばん
ピックアップ装置44を介してかんばんのデータ内容と
自動倉庫43から出庫された製品とが照合され、合致す
れば出庫計画FS31及び受注出荷FS34にその照合
データがフィードバックされ完了する。
【0026】本実施例では、このようにコンピュータが
様々な業務をネットワークを介して行うシステムにおけ
る信頼性を評価するものであり、図3、図4及び図5を
参照して詳細に説明する。なお、図中ではソフトウェア
をソフト、ハードウェアをハードと記す。
【0027】本信頼性評価装置の第1のステップでは、
業務と構成要素との関係がマトリックスの表で明らかに
される。実際には、図3に示すように、入力部3からの
メニュー選択によって業務−構成要素マトリックス入力
部11が起動されると、まず、ユニット名入力11aと
して出力部2の入力画面上のマトリックス中に各ユニッ
ト名と構成要素名とが登録される。次に、入力部選択1
1bとして、各業務別にその処理に関係する各構成要素
の該当入力欄に白抜き丸印でマーキングされる。例え
ば、上述のシステムにおける払出し処理業務では、出庫
計画FS31、払出しFS36、自動倉庫W/S35及
び自動倉庫43の各構成要素が関係しているのでこれら
の入力欄にマーキングされる。このようにして、全ての
業務について該当する入力欄にマーキングされると共
に、各業務別にその業務の重要度である業務ウェイトが
入力されたのち、入力完了11cが選択されることで業
務−構成要素マトリックス入力部11の作業を終了す
る。
【0028】このようにして業務−構成要素マトリック
ス入力部11の作業が終了すると、業務別分析表作成部
21にて業務−構成要素マトリックス作成結果が業務−
構成要素マトリックス作成結果ファイル24に保存され
ると共に、業務別分析表25が作成される。この業務別
分析表25には、各業務別にデータフロー図入力領域2
5a、発生頻度入力領域25b、影響度入力領域25
c、回復度入力領域25dが形成されている。
【0029】第2のステップでは、構成要素の業務別対
策必要度を算出するために業務別分析表25の各入力欄
に図(データフロー図)及び数値(評価点)が入力され
る。実際には、図4に示すように、入力部3からのメニ
ュー選択によって業務別分析表入力部12が起動される
と、まず、業務名入力12aとして業務名が入力され
る。次に、業務別分析表検索12bとして、第1のステ
ップで処理された業務別分析表25の中から該当する業
務のものが検索され出力部2の入力画面上に出力され
る。そして、入力処理12cとしてユーザにてデータフ
ロー図が入力されたのち、各入力欄に各評価点が付与さ
れる。
【0030】例えば、5段階評価で、払出し業務におけ
る出庫計画FSの場合、構成要素であるCPUの故障は
めったに発生しないとして評価点1で、回復度としては
かなり困難であるため評価点4というように付与され
る。影響度については、先に入力されたデータフロー図
を見て、例えば、出庫計画FSに故障があるときには全
ての構成要素に障害が波及するためソフト、CPU、ハ
ード共に評価点5というように付与される。このとき、
演算用の一時記憶ファイルであるワークファイル28が
必要に応じて用いられる。
【0031】このようにして、業務別分析表入力部12
の全ての入力欄に対する入力作業が終了すると、業務別
対策必要度演算部22にて発生頻度の数値と影響度の数
値と回復度の数値とが乗算され業務別対策必要度が算出
される。これは、構成要素別に入力部3から入力される
度に業務別対策必要度演算部22にて算出され、その結
果が業務別対策必要度演算結果ファイル26に保存され
る。
【0032】全ての業務についての入力が終了すると、
図5に示すように、第3のステップとして、入力部3か
らのメニュー選択による構成要素別対策必要度出力部1
3の演算起動13aによって、構成要素別対策必要度演
算部23が起動される。構成要素別対策必要度演算部2
3では、第2のステップで算出された業務別対策必要度
と第1のステップで入力された業務ウェイトとが乗算さ
れ、全ての業務を通じての構成要素別に対策必要度が合
計され、その結果が構成要素別対策必要度演算結果ファ
イル27に保存される。この結果は、構成要素別対策必
要度出力部13による出力グラフ作成13bの指示によ
って出力部2からグラフ出力または表出力される。
【0033】このように、本実施例のシステムの信頼性
評価装置1は、複数のコンピュータが互いに有機的に結
合されたネットワーク上で相互にデータ交換を行い複数
の業務または複数のデータ処理を実行するものであっ
て、前記業務または前記データ処理を遂行するための複
数のソフトウェアを実行または前記ソフトウェアで制御
されるハードウェアの信頼性を確保するためのデータを
前記業務または前記データ処理の各々の流れ毎の各構成
要素別に入力する入力部3と、入力部3からの入力デー
タに基づき前記構成要素別の対策必要度を算出する演算
部4と、演算部4で算出された前記対策必要度を出力す
る出力部2とを具備するものである。
【0034】したがって、入力部3からの指示に基づき
業務またはデータ処理の各々の流れ毎の各構成要素別に
ソフトウェアの実行またはソフトウェアで制御されるハ
ードウェアの信頼性を確保するためのデータが入力さ
れ、その入力データに基づき演算部4で構成要素別の対
策必要度が算出され、出力部2からその対策必要度が出
力される。即ち、ハードウェアだけでなくソフトウェア
も業務またはデータ処理の各々の流れ毎に構成要素とし
て細分され評価され、個々の構成要素に対する対策必要
度が算出されるため、ハードウェアと共にソフトウェア
についても対策可能となりシステム全体の信頼性を向上
することができる。
【0035】また、本実施例のシステムの信頼性評価装
置1は、入力部3の前記入力データが、前記業務または
前記データ処理における前記構成要素別の故障の発生頻
度、影響度、回復度及び前記業務の重要度を表す業務ウ
ェイトであるものである。このように、入力部3からの
入力データが業務またはデータ処理における構成要素別
であれば、故障の発生頻度、影響度、回復度及び業務ウ
ェイトをユーザによって容易に評価できる。
【0036】そして、本実施例のシステムの信頼性評価
装置1は、演算部4が前記業務または前記データ処理の
各々の流れ毎に前記ソフトウェアと前記ハードウェアと
を少なくとも含む前記構成要素の各々と前記業務または
前記データ処理とのマトリックスを作成するマトリック
ス作成手段としての業務−構成要素マトリックス入力部
11を具備するものである。
【0037】したがって、演算部4の業務−構成要素マ
トリックス入力部11によって、構成要素の各々と業務
またはデータ処理とのマトリックスが作成される。この
ため、ユーザは業務またはデータ処理の各々の流れ毎に
ソフトウェアとハードウェアとを少なくとも含む構成要
素を入力するだけで業務−構成要素マトリックスを作成
することができる。
【0038】更に、本実施例のシステムの信頼性評価装
置1は、演算部4のマトリックス作成手段としての業務
−構成要素マトリックス入力部11が前記マトリックス
における前記業務または前記データ処理に関係する前記
構成要素を選択入力する構成要素選択手段としての入力
部選択11bの機能を具備するものである。
【0039】したがって、演算部4の業務−構成要素マ
トリックス入力部11による入力部選択11bの機能に
よって業務−構成要素マトリックスにおける業務または
データ処理に関係する構成要素を選択して入力すること
ができる。このような選択的なデータ入力により業務−
構成要素マトリックスにおける信頼性を向上することが
できる。
【0040】更にまた、本実施例のシステムの信頼性評
価装置1は、演算部4が前記業務または前記データ処理
における前記構成要素の各々に対して前記発生頻度、前
記影響度、前記回復度の関係を表す業務別分析表25を
作成する分析表作成手段としての業務別分析表作成部2
1を具備するものである。
【0041】したがって、演算部4の業務別分析表作成
部21によって作成される業務別分析表25には、業務
またはデータ処理における構成要素の入力により各々に
対する発生頻度、影響度、回復度の関係を表す各欄が形
成される。
【0042】加えて、本実施例のシステムの信頼性評価
装置1は、演算部4が業務別分析表25における前記構
成要素別の前記発生頻度、前記影響度、前記回復度の各
欄にデータを入力部3を介して入力するデータ入力手段
としての業務別分析表入力部12を具備するものであ
る。
【0043】したがって、演算部4の業務別分析表入力
部12によって、業務別分析表25における構成要素別
の発生頻度、影響度、回復度の各欄に入力部3からデー
タが入力され、業務別分析表25が形成完了される。
【0044】また、本実施例のシステムの信頼性評価装
置1は、演算部4が業務別分析表25における前記構成
要素別の前記発生頻度、前記影響度、前記回復度の各デ
ータに基づき前記対策必要度を算出する演算手段として
の業務別対策必要度演算部22を具備するものである。
【0045】したがって、演算部4の業務別対策必要度
演算部22によって、業務別分析表25における構成要
素別の発生頻度、影響度、回復度の各データに基づき対
策必要度が算出される。このようにして求められた構成
要素別の対策必要度は、業務またはデータ処理における
対策の重要度を的確に表すことができる。
【0046】そして、本実施例のシステムの信頼性評価
装置1は、演算部4が前記業務または前記データ処理毎
の前記業務ウェイトと前記対策必要度とから前記業務ま
たは前記データ処理毎の構成要素別の対策必要度をそれ
ぞれ算出し、前記構成要素別に全ての前記業務または前
記データ処理を通じての前記対策必要度を集計する集計
手段としての構成要素別対策必要度演算部23を具備す
るものである。
【0047】したがって、演算部4の構成要素別対策必
要度演算部23によって、業務またはデータ処理毎の構
成要素別の対策必要度に業務ウェイトが乗算された対策
必要度が、構成要素別に全ての業務またはデータ処理を
通じて集計される。このようにして求められた構成要素
別の対策必要度は業務またはデータ処理の相互関係まで
含んでいるため、故障対策するときの重点対策を施す箇
所が的確に判定され、システムの信頼性を向上すること
ができる。
【0048】ところで、上記実施例では、業務別対策必
要度を故障頻度と影響度と回復度とを乗算して求めた
が、本発明を実施する場合には、これに限定されるもの
ではなく、故障頻度をMTBF(Mean Time Between Fa
ilures:平均故障間隔)値、回復度をMTTR(Mean Ti
me To Repair:平均修理時間)値に対応させ各入力値を
変更し、業務別対策必要度を{MTBF/(MTBF+
MTTR)}×影響度とした式に基づいて算出すること
もできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施の形態の一実施例にかか
るシステムの信頼性評価装置の全体構成の概要を示すブ
ロック図である。
【図2】 図2は本発明の実施の形態の一実施例にかか
るシステムの信頼性評価装置を適用し信頼性を評価する
システム構成を示すブロック図である。
【図3】 図3は本発明の実施の形態の一実施例にかか
るシステムの信頼性評価装置の第1のステップにおける
処理手順を示すフロー図である。
【図4】 図4は本発明の実施の形態の一実施例にかか
るシステムの信頼性評価装置の第2のステップにおける
処理手順を示すフロー図である。
【図5】 図5は本発明の実施の形態の一実施例にかか
るシステムの信頼性評価装置の第3のステップにおける
処理手順を示すフロー図である。
【符号の説明】
1 信頼性評価装置 2 出力部 3 入力部 4 演算部 11 業務−構成要素マトリックス入力部 11b 入力部選択 12 業務別分析表入力部 21 業務別分析表作成部 22 業務別対策必要度演算部 23 構成要素別対策必要度演算部 25 業務別分析表
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長島 良治 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のコンピュータが互いに有機的に結
    合されたネットワーク上で相互にデータ交換を行い複数
    の業務または複数のデータ処理を実行するシステムの信
    頼性評価装置であって、 前記業務または前記データ処理を遂行するための複数の
    ソフトウェアを実行または前記ソフトウェアで制御され
    るハードウェアの信頼性を確保するためのデータを前記
    業務または前記データ処理の各々の流れ毎の各構成要素
    別に入力する入力部と、 前記入力部からの入力データに基づき前記構成要素別の
    対策必要度を算出する演算部と、 前記演算部で算出された前記対策必要度を出力する出力
    部とを具備することを特徴とするシステムの信頼性評価
    装置。
  2. 【請求項2】 前記入力部の前記入力データは、前記業
    務または前記データ処理における前記構成要素別の故障
    の発生頻度、影響度、回復度及び前記業務の重要度を表
    す業務ウェイトであることを特徴とする請求項1に記載
    のシステムの信頼性評価装置。
  3. 【請求項3】 前記演算部は、前記業務または前記デー
    タ処理の各々の流れ毎に前記ソフトウェアと前記ハード
    ウェアとを少なくとも含む前記構成要素の各々と前記業
    務または前記データ処理とのマトリックスを作成するマ
    トリックス作成手段を具備することを特徴とする請求項
    1に記載のシステムの信頼性評価装置。
  4. 【請求項4】 前記演算部の前記マトリックス作成手段
    は、前記マトリックスにおける前記業務または前記デー
    タ処理に関係する前記構成要素を選択入力する構成要素
    選択手段を具備することを特徴とする請求項3に記載の
    システムの信頼性評価装置。
  5. 【請求項5】 前記演算部は、前記業務または前記デー
    タ処理における前記構成要素の各々に対して前記発生頻
    度、前記影響度、前記回復度の関係を表す業務別分析表
    を作成する分析表作成手段を具備することを特徴とする
    請求項1に記載のシステムの信頼性評価装置。
  6. 【請求項6】 前記演算部は、前記業務別分析表におけ
    る前記構成要素別の前記発生頻度、前記影響度、前記回
    復度の各欄にデータを前記入力部を介して入力するデー
    タ入力手段を具備することを特徴とする請求項5に記載
    のシステムの信頼性評価装置。
  7. 【請求項7】 前記演算部は、前記業務別分析表におけ
    る前記構成要素別の前記発生頻度、前記影響度、前記回
    復度の各データに基づき前記対策必要度を算出する演算
    手段を具備することを特徴とする請求項5に記載のシス
    テムの信頼性評価装置。
  8. 【請求項8】 前記演算部は、前記業務または前記デー
    タ処理毎の前記業務ウェイトと前記対策必要度とから前
    記業務または前記データ処理毎の構成要素別の対策必要
    度をそれぞれ算出し、前記構成要素別に全ての前記業務
    または前記データ処理を通じての前記対策必要度を集計
    する集計手段を具備することを特徴とする請求項1乃至
    請求項7のいずれか1つに記載のシステムの信頼性評価
    装置。
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