JPH0627327U - ターンシグナルスイッチのキャンセル機構 - Google Patents

ターンシグナルスイッチのキャンセル機構

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JPH0627327U
JPH0627327U JP7141592U JP7141592U JPH0627327U JP H0627327 U JPH0627327 U JP H0627327U JP 7141592 U JP7141592 U JP 7141592U JP 7141592 U JP7141592 U JP 7141592U JP H0627327 U JPH0627327 U JP H0627327U
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泰夫 宮瀬
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ナイルス部品株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ステアリングハンドルを車両のステアリング
シャフトに組付けた状態であっても、ターンシグナルス
イッチを車両に組付けること、及び交換することが自在
にできるようにする。 【構成】 ケース1、操作レバー2及び可動盤3を備え
る。可動盤3は、第1及び第2節度ピン31,21と、
ケース1に設けたキャンセルカム12と関係して操作レ
バー2を中立位置に復帰するラチェット32とを有す
る。キャンセルカム12は、ステアリングシャフトの外
面に接触してステアリングシャフトといっしょに回転す
るシャフト接触部12aと、ラチェット32に衝当する
ラチェット衝当部12bとを有する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車などの車両に使用するターンシグナルスイッチに係り、特に ステアリングハンドルを切り返えすことによりターンシグナルスイッチをキャン セルするためのキャンセル機構の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のキャンセル機構は、実公昭63−34192号公報が開示する ように、円筒状のキャンセルカムをステアリングシャフト(図示せず)に遊嵌し た形状を成していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
そのため、ターンシグナルスイッチを車両に組付ける場合、ステアリングハン ドルの組付け前に行なう必要があり、またターンシグナルスイッチを交換する場 合、一旦ステアリングハンドルを取り外して行なう必要があった。すなわち、従 来のターンシグナルスイッチはキャンセルカムの形状に起因して組付け作業性が 悪いという欠点を有していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、ステアリングハンドルを車両のステアリングシャフトに組付けた状 態であっても、ターンシグナルスイッチを車両に組付けること、及び交換するこ とが自在にできるようにすることを目的としたものである。 本考案は、この目的を達成するために、節度山及びキャンセルカムを有したケ ースと、操作レバーと、該ケースに回動自在に承支するとともに、前記節度山で 保持する節度ピン、及び前記操作レバーが一方の側に傾倒した状態にあるとき前 記キャンセルカムが衝当して操作レバーを傾倒位置から中立位置に復帰するラチ ェットを有した可動盤と、を備えたターンシグナルスイッチのキャンセル機構に 於いて、前記キャンセルカムが、ステアリングシャフトの外面に接触してステア リングシャフトとともに回動するシャフト接触部と、前記ラチェットに衝当する ラチェット衝当部と、を具備したことを特徴とするターンシグナルスイッチのキ ャンセル機構を提供する。
【0005】
【実施例】
添付図面は本考案の好適な実施例を示した図面である。 図1に於いて、1はケース、2は操作レバー、3は可動盤であり、以下に詳細 を説明する。 先ず、ケース1は内部に第1節度山11を一対有し、その中間に第2支軸13 を設けてキャンセルカム12を遊嵌している。 該キャンセルカム12は、図3で示すごとき形状のシャフト接触部12aとラ チェット衝当部12bで構成している。上記シャフト接触部12aは、車両のス テアリングシャフト4の外面4aに接触してステアリングシャフト4とともに回 動するものであり、ゴム等の摩擦係数の大きい材料で成形したものである。また ラチェット衝当部12bは、後述するラチェット32に衝当するものであり、プ ラスチック等の摩擦係数の小さい材料で成形したものである。上記ステアリング シャフト4は一端にステアリングハンドルを取り付けている。
【0006】 次に操作レバー2は、車両の乗員が方向指示灯及び前照灯の点灯を行なうため に操作するレバーであり、先端に第2節度ピン21を、側面に第3支軸22を有 する。 更に可動盤3は、第1節度ピン31、ラチェット32、第1支軸33、第2節 度山34及びリターンスプリング35を備えている。該可動盤3は、第1支軸3 3によってケース1に回動自在に承支している。第1節度ピン31は、リターン スプリング35によってケース1の第1節度山11に圧接し、該第1節度山11 と協働して操作レバー2を左右の方向指示灯を点灯するための所定の傾倒位置及 び中立位置に保持する役割りをしている。 またラチェット32は、右側の方向指示灯あるいは左側の方向指示灯を点灯す べく操作レバー2を一方の側に傾倒するとき、ステアリングハンドルの切り返え しによってキャンセルカム12のラチェット衝当部12bが衝当し、操作レバー 2を傾倒位置から中立位置に復帰するものである。尚、該ラチェット32は側面 からの力に対して柔軟な構造であり、キャンセルカム12のラチェット衝当部1 2bがラチェット32の側面に接触するとき、ラチェット32は空振りできるよ うに成っている。
【0007】 また上記可動盤3は、内部に第2節度山34を設けてあり、前記操作レバー2 の第2節度ピン21を受けている。該第2節度ピン21は、第2節度山34と協 働して所定の傾倒位置、すなわち前照灯のメイン・ディマ切換え位置及びパッシ ング位置に於いて操作レバー2に節度感を付与している。
【0008】 次に上記した実施例の作動を図4〜図6に基づき説明する。 図4は操作レバー2が中立位置にある状態を示す。この状態では、キャンセル カム12はラチェット32に対して全く作用しない。 図4に示す中心Oの状態から例えば右の方向指示灯を点灯すべく操作レバー2 を図5及び図6に示すように中心OからR位置まで傾倒操作したとする。この状 態では、キャンセルカム12がラチェット32に対して作用するが、その作用の 形態がキャンセルカム12の回転方向によって異なる。
【0009】 先ずステアリングハンドルを右方向、すなわち方向指示灯の点灯側に回転する とき、キャンセルカム12は図5に示す矢印A方向に回転する。このとき、キャ ンセルカム12のラチェット衝当部12bはラチェット32の側部に接触するが 、ラチェット32は図5に示す矢印B方向に撓んでラチェット衝当部12bから 受ける力を逸らせている。
【0010】 続いてステアリングハンドルを左方向、すなわち切り返えし方向に回転すると き、キャンセルカム12は図6に示す矢印C方向に回転する。このとき、キャン セルカム12のラチェット衝当部12bはラチェット32の先端に衝当し、ラチ ェット32を図6に示す矢印D方向に押す。これにより操作レバー2が中立位置 に復帰する。 操作レバー2を左側に傾倒操作した場合も、上記と同様にキャンセルカム12 がラチェット32に作用し、操作レバー2を中立位置に復帰させることができる 。
【0011】 尚、上記した実施例ではキャンセルカム12のシャフト接触部12aがラチェ ット衝当部12bと一体的に構成しているため、ステアリングハンドルを微かな 角度を切り返えしただけでラチェット衝当部12bがラチェット32に衝当し、 操作レバー2が中立位置に復帰する。しかしながら、シャフト接触部とラチェッ ト衝当部の間に適当な減速機構を設ければ中立位置に復帰するタイミングを任意 に設定することができる。もちろんシャフト接触部の直径を変えて中立位置に復 帰するタイミングを変更することも可能である。 また、ステアリングシャフト側に滑り止めの手段を講じてキャンセルカムのス テアリングシャフトに対する滑りを防止するようにしてもよい。
【0012】
【考案の効果】
本考案は、ステアリングシャフトの外面に接触してステアリングシャフトとと もに回動するシャフト接触部と、ラチェットに衝当するラチェット衝当部とをキ ャンセルカムに備えたことを特徴とし、これによってステアリングハンドルを車 両のステアリングシャフトに組付けた状態であっても、ターンシグナルスイッチ を車両に組付けること、及び交換することが自在にでき、作業性が良いのでター ンシグナルスイッチのメンテナンス時等に於いて有利である。また、シャフト接 触部を摩擦係数の大きい材料で成形し、ラチェット衝当部を摩擦係数の小さい材 料で成形することにより、シャフト接触部がステアリングシャフトに対して滑り 難く、またケースの支軸に対して円滑に回転できる。更にキャンセル機構の故障 によってキャンセル機構がロック状態と成っても、シャフト接触部がステアリン グシャフトの外面に単に接触しただけの構成と成っているので、キャンセル機構 の故障によってステアリングハンドルが操舵不能に成るといった最悪の事態を回 避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の好適な実施例を示す横断面図である。
【図2】図1に示すものの縦断面図である。
【図3】図1に示すキャンセルカムの分解斜視図であ
る。
【図4】図1に示すものに於いて操作レバーが中立位置
にある場合のキャンセルカムとラチェットの関係を示し
た説明図である。
【図5】図1に示すものに於いて操作レバーを右折側に
傾倒し、かつステアリングハンドルを右回転した場合の
キャンセルカムとラチェットの関係を示した説明図であ
る。
【図6】図5に示す状態からステアリングハンドルを切
り返えして左回転した場合のキャンセルカムとラチェッ
トの関係を示した説明図である。
【符号の説明】
1 ケース 2 操作レバー 3 可動盤 11 第1節度山 12 キャンセルカム 12a シャフト接触部 12b ラチェット衝当部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 節度山及びキャンセルカムを有したケー
    スと、 操作レバーと、 該ケースに回動自在に承支するとともに、前記節度山で
    保持する節度ピン、及び前記操作レバーが一方の側に傾
    倒した状態にあるとき前記キャンセルカムが衝当して操
    作レバーを傾倒位置から中立位置に復帰するラチェット
    を有した可動盤と、を備えたターンシグナルスイッチの
    キャンセル機構に於いて、 前記キャンセルカムが、ステアリングシャフトの外面に
    接触してステアリングシャフトとともに回動するシャフ
    ト接触部と、前記ラチェットに衝当するラチェット衝当
    部と、を具備したことを特徴とするターンシグナルスイ
    ッチのキャンセル機構。
JP7141592U 1992-09-18 1992-09-18 ターンシグナルスイッチのキャンセル機構 Expired - Lifetime JP2586048Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP7141592U JP2586048Y2 (ja) 1992-09-18 1992-09-18 ターンシグナルスイッチのキャンセル機構

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JP7141592U JP2586048Y2 (ja) 1992-09-18 1992-09-18 ターンシグナルスイッチのキャンセル機構

Publications (2)

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JPH0627327U true JPH0627327U (ja) 1994-04-12
JP2586048Y2 JP2586048Y2 (ja) 1998-12-02

Family

ID=13459866

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JP7141592U Expired - Lifetime JP2586048Y2 (ja) 1992-09-18 1992-09-18 ターンシグナルスイッチのキャンセル機構

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017179294A1 (ja) * 2016-04-12 2017-10-19 アルプス電気株式会社 入力操作装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2017179294A1 (ja) * 2016-04-12 2017-10-19 アルプス電気株式会社 入力操作装置

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JP2586048Y2 (ja) 1998-12-02

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