JPH06272972A - 空気調和機の制御方法 - Google Patents

空気調和機の制御方法

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JPH06272972A
JPH06272972A JP6159693A JP6159693A JPH06272972A JP H06272972 A JPH06272972 A JP H06272972A JP 6159693 A JP6159693 A JP 6159693A JP 6159693 A JP6159693 A JP 6159693A JP H06272972 A JPH06272972 A JP H06272972A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compressor
temperature
temp
control
suction
Prior art date
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Pending
Application number
JP6159693A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Seki
幸一 関
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】空気条件や圧縮機回転数によらず、冷凍サイク
ルを常に適正とし、高効率で経済的な空気調和機を提供
する。 【構成】冷房時は適正な圧縮機吸込温度となるように制
御を行なう。高温側所定値を超えたときは圧縮機温度を
目標値になるように制御する。暖房時も同様に、吸込温
度と熱交換器温度との温度差を目標値になるように制御
を行なう。高温側所定値を超えたときは、圧縮機目標温
度になるように制御する。目標温度は、2段階設定し、
通常は目標温度1になるように、外気温度が所定温度よ
り低下し、圧縮機回転数最大となったときは目標値2に
なるようにそれぞれ膨張弁の開度を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空気調和機の制御方法に
係り、特に回転数制御圧縮機を用いた冷凍サイクルの減
圧装置に電子式膨張弁を組込んだ時の流量制御方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子式膨張弁制御法として、実開
昭59−54063号のように冷房は、圧縮機吸込温
度、暖房は圧縮機吸い込み温度と室外側熱交換器温度と
の差を制御するとの記載がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、冷房
においては回転数制御圧縮機を用いた場合、各回転数で
適正吸込温度が異なるため、目標吸込温度を圧縮機回転
数にたいして変える必要があるが、この点が考慮されて
いない。また、圧縮機が高速運転あるいは、室内、室外
の空気温度が高い時など圧縮機温度が高温となった場
合、信頼性を確保するため、圧縮機温度を所定温度以下
に抑制する必要がある。この点の配慮もされていない。
【0004】本発明の目的は、使用時間の多い圧縮機中
低速域、空気条件が低温時では、冷房時は圧縮機回転数
に対応した吸込温度制御、暖房時は吸込温度と熱交換器
温度との差の制御を行ない、圧縮機が高温となったとき
は、圧縮機温度を所定温度に制御し、また、条件によっ
て圧縮機温度の目標所定温度を切り換えることにより高
効率及び信頼性を向上させる電子式膨張弁の制御方法を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、冷房時は目
標圧縮機吸込温度を圧縮機回転数にリンクして最も高効
率となるよう設定し、暖房時は目標の圧縮機吸込温度と
室外熱交換器温度との温度差を圧縮機回転数から設定す
ることにより圧縮機回転数,空気条件が変化しても常に
高効率運転となり、また、圧縮機温度が高温となった場
合は、この温度をモーターの巻線温度を考慮した温度に
制御することにより圧縮機の信頼性を向上できる。さら
に、外気温度が所定値より低下した場合には圧縮機温度
制御の目標値を切り換えることにより暖房能力の低下を
防止できる。
【0006】また、吸込温度制御及び吸込温度と熱交換
器温度の温度差制御と圧縮機温度制御の切換えは、判定
温度を設けることにより達成できる。更に、圧縮機温度
制御の目標値の切り換えは、判定温度および室外ファン
の回転数検知により達成できる。
【0007】
【作用】電子式膨張弁の開度は、圧縮機吸込温度及び吸
込温度と熱交換器温度との差が目標値より小さいときは
その開度を絞り、大きいときは逆に開弁する。圧縮機温
度制御時も同様に、目標値より低いときは閉弁し、大き
いときは開弁し、目標温度に到達させる。
【0008】制御切換えは、通常圧縮機温度が低い状態
から運転されるため、当初は通常制御を行ない、圧縮機
温度が高温側所定温度に達した後、目標温度に制御す
る。その後、圧縮機回転数低下等により圧縮機温度が低
温側所定温度以下になった場合や、回転数低下が緩やか
で、圧縮機温度を目標値に保とうとすると、吸込温度が
上昇し、この温度を判定して通常制御に戻す。
【0009】圧縮機温度制御時の目標値の切り換えは、
外気温度が所定温度より低くなり圧縮機が最大回転数で
運転し、更に室外ファンが回転数アップした時に限り切
り換える。その他の条件時には、通常制御か、通常の圧
縮機温度制御のどちらかの制御を行なう。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1、図2、図
3、図4、図5により説明する。図1は冷凍サイクル構
成図であり、1は回転数制御圧縮機、2は冷房の冷媒流
路を切換える四方弁、3,4は熱交換器、5は冷凍サイ
クルを適正に保つ電子式膨張弁である。6,7,8,9
は各部の温度を検出するサーミスターで、6は圧縮機吸
込温度、7は圧縮機温度、8は室外熱交換器温度9は外
気温度を検出する。
【0011】このように構成された冷凍サイクルを高効
率、高信頼性に制御するためのブロック図を図2、フロ
−図を図3および図4に示す。まず運転モ−ドの選択に
より、冷房あるいは暖房運転を行なう。いづれの場合も
圧縮機起動時は圧縮機温度、外気温度、および圧縮機回
転数により膨張弁の開度、保持時間を決定し強制制御を
行なう。
【0012】強制制御が終了すると、次に冷房時では圧
縮機回転数、外気温度から適正な圧縮機吸込温度となる
ように制御を行なう。次に圧縮機吸込温度、圧縮機温度
から、圧縮機温度が図5(b)・(d)に示す高温側所
定値を超えないときは吸込温度を目標値になるように膨
張弁の開度を制御し、超えた場合は圧縮機温度を目標値
にそれぞれ膨張弁の開度を制御する。
【0013】暖房でも同様に、圧縮機回転数から目標の
吸込温度と熱交換器温度との温度差を決定し、圧縮機吸
込温度、熱交換器温度および、圧縮機温度から、圧縮機
温度が高温側所定値を超えないときは、吸込温度と熱交
換器温度との温度差を目標値に、制御を行なう。
【0014】圧縮気温度が高温側所定値を超えたとき
は、圧縮気温度制御に切換え圧縮機目標温度になるよう
に制御する。このときの目標温度は、2段階設定してお
く。通常の空気条件時では目標温度1になるように、外
気温度が任意に定めた所定温度より低下し、圧縮機回転
数が最大で運転しているときは、室外ファンの回転数を
アップすると共に、目標値1より高い目標値2になるよ
うにそれぞれ膨張弁の開度を制御する。
【0015】また、圧縮機温度制御から通常の制御へ戻
す判定は図5(b)・(d)に示す如く、圧縮機温度が
88℃以下になったときと88℃以上でも、吸込温度あ
るいは温度差(吸込−熱交換器)が目標値より3℃高い
場合である。尚、本実施例では暖房の目標温度を一定と
したが空気調和機によって最も高効率となるよう変更で
きることは言うまでもない。
【0016】図6は、暖房時に圧縮機回転数が急激に変
化したとき、膨張弁を一定量開閉するためのテーブルデ
ータである。
【0017】図7は、室外熱交換器温度が低温となった
とき、即ち、熱交換器に霜が付着したとき、圧縮機温度
の目標値、および判定値を低くするテーブルデータであ
る。以上のような制御構成により、圧縮機起動時は圧縮
機温度と外気温度の差、即ち、圧縮機が停止した直後
か、圧縮機停止してから長時間経過後かを判断し、更に
圧縮機回転数から膨張弁の開度と保持時間を選定し最終
開度とすることにより、冷凍サイクルを短時間に適正化
できる。また、運転時間の多い安定時の中低速運転域は
冷凍サイクルを最高効率で運転し、圧縮機温度が高温と
なった時はこれを抑制し、信頼性を確保できる。
【0018】更に外気温度が低温となったときに限っ
て、圧縮機最大回転数となったときに圧縮機温度制御の
目標値を上げることにより、圧縮機の信頼性を損なうこ
となく、低温時暖房能力を向上することができる。
【0019】また、圧縮機回転数が急変したときに、膨
張弁を一定量開閉するため冷凍サイクルの追従性が良好
である。更に、室外熱交換器に着霜したときは圧縮機温
度の目標値を低くするため、膨張弁の絞り過ぎによる吸
込圧力の低下、即ち熱交換器温度の低下による着霜速度
の増加を防止し、これによって暖房能力を維持すること
ができる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、冷凍サイクル中に流れ
る冷媒循環量を圧縮機の起動時から安定時まで常に適正
に保つよう弁の開度を制御する他、空気条件や圧縮機回
転数の変化に対して追従性に優れ、経済的な空気調和を
行なえる。また、外気温度低温時の暖房能力の向上が、
圧縮機の信頼性を損なうことなく図ることができる。更
に、空気調和機の種類によって各目標値を変更すれば簡
単に適用できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷凍サイクル構成図である。
【図2】冷凍サイクルを制御するブロック図である。
【図3】冷房時のフロ−図である。
【図4】暖房時のフロ−図である。
【図5】制御切換仕様を説明する一例を示した図であ
る。
【図6】圧縮機回転数急変時の一定開閉量の一例を示し
た図である。
【図7】室外熱交換器低温時の圧縮機温度目標値の一例
を示した図である。
【符号の説明】
1…回転数制御圧縮機、 2…四方弁、 3,4…熱交換器、 5…電子式膨張弁、 6,7,8,9…温度検出サ−ミスタ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転数制御圧縮機、四方弁、熱交換器、電
    子式膨張弁等から冷凍サイクルを構成する空気調和機に
    おいて、冷房時は、圧縮機の回転数に応じた圧縮機吸込
    温度に制御し、暖房時は、圧縮機吸込温度と室外側熱交
    換器温度との差を制御し、更に冷房、暖房共に圧縮機温
    度が所定温度を越えると圧縮機温度の制御に切り換える
    ことを特徴とする空気調和機の制御方法。
  2. 【請求項2】圧縮機温度制御の目標値を数段階設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の空気調和機の制御方法。
  3. 【請求項3】暖房時に外気温度が所定値より低下し、圧
    縮機回転数が最大回転数で運転し、更に室外ファンの回
    転数が変化したとき圧縮機温度の目標値を切り換えるこ
    とを特徴とする請求項1記載の空気調和機の制御方法。
JP6159693A 1993-03-22 1993-03-22 空気調和機の制御方法 Pending JPH06272972A (ja)

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JP6159693A JPH06272972A (ja) 1993-03-22 1993-03-22 空気調和機の制御方法

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JPH06272972A true JPH06272972A (ja) 1994-09-27

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JP6159693A Pending JPH06272972A (ja) 1993-03-22 1993-03-22 空気調和機の制御方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001141323A (ja) * 1999-11-12 2001-05-25 Mitsubishi Electric Corp 空気調和装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001141323A (ja) * 1999-11-12 2001-05-25 Mitsubishi Electric Corp 空気調和装置

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