JPH07159008A - 空気調和機の膨張弁制御装置 - Google Patents

空気調和機の膨張弁制御装置

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JPH07159008A
JPH07159008A JP30846793A JP30846793A JPH07159008A JP H07159008 A JPH07159008 A JP H07159008A JP 30846793 A JP30846793 A JP 30846793A JP 30846793 A JP30846793 A JP 30846793A JP H07159008 A JPH07159008 A JP H07159008A
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JP
Japan
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expansion valve
operating frequency
temperature
outdoor
compressor
Prior art date
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Pending
Application number
JP30846793A
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English (en)
Inventor
Kuniyasu Uchiyama
邦泰 内山
Yoshikazu Nishihara
義和 西原
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP30846793A priority Critical patent/JPH07159008A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低外気温度の条件下での冷房運転において、
室内熱交換器の凍結を防ぐとともに、圧縮機が最低運転
周波数の運転時には室外熱交換器の液封現象を防いで効
率よく運転でき、より冷房運転域を広げるとともに、吹
出温度の低下を防ぎ、吹出温度の変化を微小にできる空
気調和機の膨張弁制御装置を提供する。 【構成】 室外送風機2cの運転電流を電流検出装置3
で検出し、電流比較装置5で検出電流と設定電流とを比
較し、制御手段(室外マイクロコンピュータ4)で、検
出電流が設定電流よりも小さくかつ圧縮機2dの運転周
波数が最低運転周波数である時には膨張弁2aの開度を
閉方向にシフトし、検出電流が設定電流よりも小さくか
つ圧縮機2dの運転周波数が最低運転周波数より高い場
合には運転周波数が高いほど膨張弁2aの開度が大きく
なるように開方向にシフトする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空気調和機、とくに冷房
運転における膨張弁の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、低外気温時の冷房運転に関して
は、室外の負荷検出を行う室外側配管温度検出手段と、
その検出された配管温度と予め設定された温度との高低
を比較する温度比較手段とを設け、その温度比較手段に
よる比較結果に応じて室外送風機の運転を所定周期のも
とにON/OFFの断続運転を行うものが特開平4−2
68155号公報などで提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の制御では、以下のような課題を有している。す
なわち、室外配管温度と設定温度との比較結果によって
室外送風機の運転を所定周期のもとにON/OFFの断
続運転を行えば、冷凍サイクルの高低圧の変動によって
吹き出し温度が大きく変化し、冷風温度変化による快感
性の悪い運転となる。
【0004】また、低外気温の条件下における冷凍サイ
クルの膨張弁などの絞り装置に関する考慮がなされてい
ない。たとえば、JIS標準条件や過負荷条件などの条
件で決定された絞り装置の開度のままでの低外気温条件
下の冷房運転では、室外側の放熱効果が大きく、冷凍サ
イクルの高低圧が下がって室外送風機の断続運転の制御
が実施されやすく、圧縮機の圧縮比が上昇して効率もよ
くない。また、圧縮機の最低運転周波数の運転時には冷
媒流量の低下により室外熱交換器において凝縮した冷媒
が溜りやすく、冷凍サイクルの不安定要因になってい
た。
【0005】このように快適性、健康面、運転効率にお
いて、低外気温度での冷房運転に問題があった。本発明
は上記問題を解決するもので、低外気温度の条件下での
冷房運転において、室内熱交換器の凍結を防ぐととも
に、圧縮機が最低運転周波数で運転されている場合にお
いては室外熱交換器の液封現象を防いで効率のよい運転
を実現し、より冷房運転域を広げるとともに、吹き出し
温度の低下を防ぎ、吹き出し温度の変化を微小にするよ
うに、膨張弁制御を行うことのできる空気調和機の膨張
弁制御装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本発明の第1の手段は、室外送風機の運転電流を検出
する電流検出手段と、その検出された検出電流と予め設
定されている設定電流とを比較する電流比較手段と、そ
の比較結果に基づいて、検出電流が設定電流よりも小さ
くかつ圧縮機の運転周波数が最低運転周波数である時に
は膨張弁の開度を閉方向にシフトし、検出電流が設定電
流よりも小さくかつ圧縮機の運転周波数が最低運転周波
数より高い場合には運転周波数が高いほど膨張弁の開度
が大きくなるように開方向にシフトする膨張弁制御手段
とを設けたものである。
【0007】また、本発明の第2の手段は、外気温度を
検出する外気温度検出手段と、その検出された外気温度
と予め設定されている設定温度とを比較する温度比較手
段と、その比較結果に基づいて、外気温度が設定温度よ
りも低くかつ圧縮機の運転周波数が最低運転周波数であ
る時には膨張弁の開度を閉方向にシフトし、外気温度が
設定温度よりも低くかつ圧縮機の運転周波数が最低運転
周波数より高い場合には運転周波数が高いほど膨張弁の
開度が大きくなるように開方向にシフトする膨張弁制御
手段とを設けたものである。
【0008】また、本発明の第3の手段は、室外圧力を
検出する室外圧力検出手段と、その検出された室外圧力
と予め設定されている圧力とを比較する圧力比較手段
と、その比較結果に基づいて、室外圧力が設定圧力より
も低くかつ圧縮機の運転周波数が最低運転周波数である
時には膨張弁の開度を閉方向にシフトし、室外圧力が設
定圧力よりも低くかつ圧縮機の運転周波数が最低運転周
波数より高い場合には運転周波数が高いほど膨張弁の開
度が大きくなるように開方向にシフトする膨張弁制御手
段とを設けたものである。
【0009】また、本発明の第4の手段は、室外熱交換
器にて熱交換された冷媒の温度に対応する温度を検出す
る熱交換部温度検出手段と、その検出された熱交換部温
度と予め設定されている設定温度とを比較する温度比較
手段と、その比較結果に基づいて、熱交換部温度が設定
温度よりも低くかつ圧縮機の運転周波数が最低運転周波
数である時には膨張弁の開度を閉方向にシフトし、熱交
換部温度が設定温度よりも低くかつ圧縮機の運転周波数
が最低運転周波数より高い場合には運転周波数が高いほ
ど膨張弁の開度が大きくなるように開方向にシフトする
膨張弁制御手段とを設けたものである。
【0010】
【作用】上記第1の手段において、室外送風機の運転電
流を電流検出手段により検出することで低外気温度での
室外送風機制御が動作したことを正確に認識して、その
検出電流の値と設定電流とを比較し、検出電流が設定電
流より小さければ、運転周波数と膨張弁の開度関係を変
更する膨張弁制御を行う。これにより、室内外の低温条
件下での冷房運転可能域が広がり極端な吹き出し温度の
低下を防ぐとともに、圧縮機が最低運転周波数で運転さ
れている場合において室外熱交換器の液封現象を防いで
効率のよい運転を行う。
【0011】また、第2の手段により、室外機の負荷を
外気温度により正確に認識して膨張弁の制御を行い、さ
らに吹き出し温度の変動を小さくするとともに、圧縮機
最低運転周波数において室外熱交換器の液封現象を防い
で効率のよい運転を行うことができる。
【0012】また、第3の手段により、室外機箇所の圧
力で冷凍サイクルの状態を正確に認識して膨張弁の制御
を行い、さらに吹き出し温度の変動を小さくするととも
に、圧縮機最低運転周波数において室外熱交換器の液封
現象を防いで効率のよい運転を行うことができる。
【0013】また、第4の手段により、室外熱交換器の
熱交換部の温度で冷凍サイクルの状態を正確に認識して
膨張弁の制御を行い、さらに吹き出し温度の変動を小さ
くするとともに、圧縮機最低運転周波数において室外熱
交換器の液封現象を防いで効率のよい運転を行うことが
できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図2に示すように、室内機本体1内には室内熱交換
器1aと室内送風機1bとが設けられ、また、室外機本
体2内には膨張弁2aと室外熱交換器2bと室外送風機
2cと圧縮機2dとが設けられ、これらの室内熱交換器
1a、膨張弁2a、室外熱交換器2b、圧縮機2dが環
状に接続されて冷凍サイクルが構成されている。
【0015】まず、本発明の第1の実施例について図1
〜図5を参照しながら説明する。図1に示すように、室
外機本体2には、室外送風機2cの電流変化を検出し
て、その電流を電圧に変換する電流検出装置3と、膨張
弁制御手段の一例としての室外マイクロコンピュータ4
と、電流検出装置3より出力された電流データと予め設
定された設定電流とを比較する電流比較装置5とが設け
られている。また、6はパワートランジスタである。
【0016】次に、膨張弁の制御動作を図3(圧縮機運
転周波数と膨張弁開度の特性図),図4(フローチャー
ト),図5(室外送風機の運転電流と膨張弁制御の関係
を示す状態図)を参照しながら説明する。
【0017】低外気温時の冷房運転において、冷凍サイ
クルの室内熱交換器1aの圧力低下を防ぐため、室外送
風機2cは外気温や室外熱交換器2bの温度などの室外
の負荷に応じて段階的に回転数を変化させたり、または
ON/OFFの断続運転を行ったりする。この室外送風
機2cの電流検出装置3で検知された電流は電圧に変換
され、室外マイクロコンピュータ4に入力される。この
電流検出装置3で検出された電流Ao のデータは電流比
較装置5により、予め設定された電流Ao1と比較検討さ
れる(ステップS1)。この時、圧縮機2dの運転周波
数Hzは室内機本体1の設置されている部屋の負荷に応
じて決定され、室外マイクロコンピュータ4によりパワ
ートランジスタ6を制御して指定の運転周波数Hzで駆
動される。
【0018】ここで、圧縮機2dの運転周波数Hzが最
低運転周波数MinHzより高く、かつ電流の比較結果か
ら検出電流Ao が設定電流Ao1よりも低ければ、膨張弁
2aは運転周波数−基本開度特性(図3において実線で
示す)よりも運転周波数Hzが高いほど、膨張弁開度が
より開方向(図3において点線で示す)に制御される
(ステップS2〜S4)。一方、圧縮機2dの運転周波
数Hzが最低運転周波数MinHzであり、かつ電流比較
装置5の比較結果から検出電流Ao が設定電流Ao1より
も低ければ、膨張弁2aは基本膨張弁開度特性よりも閉
方向(図3においてCで示す)に制御される(ステップ
S2,S5,S6)。
【0019】なお、これらの制御は、電流の上昇により
検出電流Ao が別途に設定された設定電流Ao2と比べて
高くなれば、もとの基本開度特性に基づく膨張弁開度に
戻される。
【0020】このように、室外の負荷検出手段として、
室外送風機2cの電流を検出する電流検出装置3を用い
て、検出電流Ao が設定電流Ao1よりも下まわれば、圧
縮機2dの運転周波数Hzが最低運転周波数MinHzよ
り高いときは周波数の値に応じて膨張弁2aをより開く
ことで、冷凍サイクルの低圧を引き上げて、室内熱交換
器1aの蒸発温度の低下を防止でき、室内熱交換器1a
の着霜限界を上げることができる。また、検出電流Ao
が設定電流Ao1よりも下まわり、圧縮機2dが最低運転
周波数MinHzで運転されている場合は膨張弁2aを閉
方向に制御することにより冷凍サイクルの高圧を上昇さ
せて、室外熱交換器2bの液封現象を防ぐことができ
る。
【0021】次に、本発明の第2の実施例について図6
〜図8および図3を参照しながら説明する。ここで、第
1の実施例と同機能のものには同一の符号を付けて説明
を省略する。
【0022】図6に示すように、室外機本体2には、外
気温度を検出する外気温度検出手段としての外気温度サ
ーミスタ7と、検出された外気温度と予め設定されてい
る温度とを比較する外気温度比較装置8とが設けられて
いる。
【0023】次に図3、図7および図8を参照しながら
膨張弁の制御動作を説明する。まず、室外機本体2にお
いて、外気温度サーミスタ7で検出した室外温度変化を
抵抗Raとの分圧電圧として、室外マイクロコンピュー
タ4に入力する。室外温度データは外気温度比較装置8
により、予め設定された温度と比較検討される(ステッ
プS11)。この際、その比較結果より、外気温度デー
タTo の値が設定温度To1よりも低いときには、第1の
実施例と同様に、圧縮機2dの運転周波数Hzが最低運
転周波数MinHzより高い場合には室外機本体2の膨張
弁2aを周波数の値に応じてより開方向に制御し(ステ
ップS12〜S14)、圧縮機2dの運転周波数Hzが
最低運転周波数MinHzである場合には膨張弁2aを閉
方向に制御する(ステップS12,S15,S16)。
【0024】なお、これらの制御は、温度の上昇により
外気温度To が、別途に設定された設定温度To2と比べ
て高くなれば、もとの基本開度特性に基づく膨張弁開度
に戻される。
【0025】このように、室外の負荷検出手段として、
外気温度サーミスタ7を用い、外気温度データTo が設
定温度To1を下まわり、圧縮機2dの運転周波数Hzが
最低運転周波数MinHzより高いときは周波数の値に応
じて膨張弁2aをより開くことで、冷凍サイクルの低圧
を引き上げて、室内熱交換器1aの蒸発温度の低下を防
止でき、熱交換器1aの着霜限界を上げることができ
る。また、外気温度データTo が設定温度To1を下まわ
り、圧縮機2dが最低運転周波数MinHzで運転されて
いる場合は膨張弁2aを閉方向に制御することにより冷
凍サイクルの高圧を上昇させて、室外熱交換器2bの液
封現象を防ぐことができる。しかも、これらの制御は、
室外送風機2cの制御に直接に関係することなく先んじ
て実行できるため、室外送風機2cの断続運転領域を小
さくでき、室外送風機2cの駆動リレーなどの動作回数
を減少できるために信頼性を向上できる。
【0026】次に、本発明の第3の実施例について図9
〜図11および図3を参照しながら説明する。ここで、
第1の実施例と同機能のものには同一の符号を付けて説
明を省略する。
【0027】図9に示すように、室外機本体2には、室
外圧力を検出する室外圧力検出器9と、その検出された
室外圧力と予め設定されている圧力とを比較する圧力比
較装置10とが設けられている。
【0028】次に図3、図10および図11により膨張
弁の制御動作について説明する。室外圧力検出器9で圧
力変化を電圧に変換し、変換された電圧を室外マイクロ
コンピュータ4に入力する。室外圧力データPo は圧力
比較装置10により、予め設定された圧力Po1と比較検
討される(ステップS21)。この際、その比較結果よ
り、室外圧力データPo の値が設定圧力Po1よりも低い
ときには、第1の実施例と同様に、圧縮機2dの運転周
波数Hzが最低運転周波数MinHzより高い場合には室
外機本体2の膨張弁2aを周波数の値に応じてより開方
向に制御し(ステップS22〜S24)、圧縮機2dの
運転周波数Hzが最低運転周波数MinHzである場合に
は膨張弁2aを閉方向に制御する(ステップS22,S
25,S26)。
【0029】なお、これらの制御は、圧力の上昇により
室外圧力Po が、別途に設定された設定圧力Po2と比べ
て高くなれば、もとの基本開度特性に基づく膨張弁開度
に戻される。
【0030】このように、室外の負荷検出手段として室
外圧力検出器9を用い、室外圧力Po が設定圧力Po1を
下まわり、圧縮機2dの運転周波数Hzが最低運転周波
数MinHzより高いときは周波数の値に応じて膨張弁2
aをより開くことで、冷凍サイクルの低圧を引き上げ
て、室内熱交換器1aの蒸発温度の低下を防止でき、熱
交換器1aの着霜限界を上げることができる。また、室
外圧力Po が設定圧力Po1を下まわり、圧縮機2dが最
低運転周波数MinHzで運転されている場合は膨張弁2
aを閉方向に制御することにより冷凍サイクルの高圧を
上昇させて、室外熱交換器2bの液封現象を防ぐことが
できる。しかも、室外圧力を検出することで、冷凍サイ
クル状態を直接に応答性よく検知できるため、これらの
制御の動作領域を限定して有効的に実行できる。
【0031】次に、本発明の第4の実施例について図1
2〜図14および図3を参照しながら説明する。ここ
で、第1の実施例と同機能のものには同一の符号を付け
て説明を省略する。
【0032】図12に示すように、室外機本体2には、
室外熱交換器2bの配管の温度を検出する室外熱交換器
配管温度サーミスタ11と、その検出された配管温度と
予め設定されている温度とを比較する温度比較装置12
とが設けられている。
【0033】次に図3、図13および図14により膨張
弁の制御動作について説明する。室外熱交換器配管温度
サーミスタ11で検出した配管温度変化を抵抗Raとの
分圧電圧として、室外マイクロコンピュータ4に入力す
る。配管温度データThは温度比較装置12により、予
め設定された温度Th1と比較検討される(ステップS3
1)。この際、その比較結果より、配管温度データTh
の値が設定温度Th1よりも低いときには、第1の実施例
と同様に、圧縮機2dの運転周波数Hzが最低運転周波
数MinHzより高い場合には室外機本体2の膨張弁2a
を周波数の値に応じてより開方向に制御し(ステップS
32〜S34)、圧縮機2dの運転周波数Hzが最低運
転周波数MinHzである場合には膨張弁2aを閉方向に
制御する(ステップS32,S35,S36)。
【0034】なお、これらの制御は、配管温度の上昇に
より配管温度Th が、別途に設定された設定温度Th2と
比べて高くなれば、もとの基本開度特性に基づく膨張弁
開度に戻される。
【0035】このように、室外の負荷検出手段として室
外熱交換器配管温度サーミスタ11を用い、配管温度T
h が設定温度Th1を下まわり、圧縮機2dの運転周波数
Hzが最低運転周波数MinHzより高いときは周波数の
値に応じて膨張弁2aをより開くことで、冷凍サイクル
の低圧を引き上げて、室内熱交換器1aの蒸発温度の低
下を防止でき、熱交換器1aの着霜限界を上げることが
できる。また、配管温度Th が設定温度Th1を下まわ
り、圧縮機2dが最低運転周波数MinHzで運転されて
いる場合は膨張弁2aを閉方向に制御することにより冷
凍サイクルの高圧を上昇させて、室外熱交換器2bの液
封現象を防ぐことができる。しかも、配管温度を検出す
ることで、冷凍サイクル状態を安価な方法で直接に応答
性よく検知できるため、これらの制御の動作領域を限定
して有効的に実行できる。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、低室内外
気温度条件下での冷房運転において、室外送風機の運転
電流を検出する電流検出手段と、その検出された検出電
流と予め設定されている設定電流とを比較する電流比較
手段と、その比較結果に基づいて、検出電流が設定電流
よりも小さくかつ圧縮機の運転周波数が最低運転周波数
である時には膨張弁の開度を閉方向にシフトし、検出電
流が設定電流よりも小さくかつ圧縮機の運転周波数が最
低運転周波数より高い場合には運転周波数が高いほど膨
張弁の開度が大きくなるように開方向にシフトする膨張
弁制御手段とを設けることにより、冷凍サイクルの低圧
を引き上げて、室内熱交換器の蒸発温度の低下が防止で
き、室内吹出し温度変化を減少させるとともに、熱交換
器の着霜限界を上げることができる。また最低運転周波
数では膨張弁を閉方向に制御することにより冷凍サイク
ルの高圧を上昇させて、室外熱交換器の液封現象を防ぐ
ことができる。
【0037】また、室外の負荷検出手段として外気温度
を検出することにより、室外送風機の制御に直接には関
係なく、膨張弁の制御を先んじて実行できるため、室外
送風機の断続運転領域を小さくでき、室外送風機の駆動
リレー等の動作回数を減少できるため信頼性を向上でき
る。
【0038】また、室外の負荷検出手段として室外圧力
を検出することにより、冷凍サイクル状態を直接に応答
性よく検知できるため、制御の動作領域を限定して有効
的に実行できる効果がある。
【0039】また、室外の負荷検出手段として室外熱交
換器温度を検出することにより、冷凍サイクル状態を安
価な方法で直接に応答性よく検知できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例にかかる空気調和機の室
外機本体の回路図
【図2】本発明の実施例にかかる空気調和機の冷凍サイ
クルを示す図
【図3】本発明の第1の実施例にかかる空気調和機の圧
縮機運転周波数と膨張弁開度の特性図
【図4】同空気調和機の膨張弁制御のフローチャート
【図5】同空気調和機の室外送風機の運転電流と膨張弁
制御の関係を示す状態図
【図6】本発明の第2の実施例にかかる空気調和機の室
外機本体の回路図
【図7】同空気調和機の膨張弁制御のフローチャート
【図8】同空気調和機の室外送風機の運転電流と膨張弁
制御の関係を示す状態図
【図9】本発明の第3の実施例にかかる空気調和機の室
外機本体の回路図
【図10】同空気調和機の膨張弁制御のフローチャート
【図11】同空気調和機の室外送風機の運転電流と膨張
弁制御の関係を示す状態図
【図12】本発明の第4の実施例にかかる空気調和機の
室外機本体の回路図
【図13】同空気調和機の膨張弁制御のフローチャート
【図14】同空気調和機の室外送風機の運転電流と膨張
弁制御の関係を示す状態図
【符号の説明】
1 室内機本体 1a 室内熱交換器 1b 室内送風機 2 室外機本体 2a 膨張弁 2b 室外熱交換器 2c 室外送風機 2d 圧縮機 3 電流検出装置 4 室外マイクロコンピュータ(膨張弁制御手
段) 5 電流比較装置 7 外気温度サーミスタ(外気温度検出手段) 8 外気温度比較装置 9 室外圧力検知器 10 圧力比較装置 11 室外熱交換器配管温度サーミスタ(熱交換部
温度検出手段) 12 配管温度比較装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、室内熱交換器、膨張弁、室外熱
    交換器を冷凍サイクルとして環状に連結して冷房運転可
    能な空気調和機に備えられた膨張弁制御装置であって、
    室外送風機の運転電流を検出する電流検出手段と、その
    検出された検出電流と予め設定されている設定電流とを
    比較する電流比較手段と、その比較結果に基づいて、検
    出電流が設定電流よりも小さくかつ圧縮機の運転周波数
    が最低運転周波数である時には膨張弁の開度を閉方向に
    シフトし、検出電流が設定電流よりも小さくかつ圧縮機
    の運転周波数が最低運転周波数より高い場合には運転周
    波数が高いほど膨張弁の開度が大きくなるように開方向
    にシフトする膨張弁制御手段とを有する空気調和機の膨
    張弁制御装置。
  2. 【請求項2】 圧縮機、室内熱交換器、膨張弁、室外熱
    交換器を冷凍サイクルとして環状に連結して冷房運転可
    能な空気調和機に備えられた膨張弁制御装置であって、
    外気温度を検出する外気温度検出手段と、その検出され
    た外気温度と予め設定されている設定温度とを比較する
    温度比較手段と、その比較結果に基づいて、外気温度が
    設定温度よりも低くかつ圧縮機の運転周波数が最低運転
    周波数である時には膨張弁の開度を閉方向にシフトし、
    外気温度が設定温度よりも低くかつ圧縮機の運転周波数
    が最低運転周波数より高い場合には運転周波数が高いほ
    ど膨張弁の開度が大きくなるように開方向にシフトする
    膨張弁制御手段とを有する空気調和機の膨張弁制御装
    置。
  3. 【請求項3】 圧縮機、室内熱交換器、膨張弁、室外熱
    交換器を冷凍サイクルとして環状に連結して冷房運転可
    能な空気調和機に備えられた膨張弁制御装置であって、
    室外圧力を検出する室外圧力検出手段と、その検出され
    た室外圧力と予め設定されている圧力とを比較する圧力
    比較手段と、その比較結果に基づいて、室外圧力が設定
    圧力よりも低くかつ圧縮機の運転周波数が最低運転周波
    数である時には膨張弁の開度を閉方向にシフトし、室外
    圧力が設定圧力よりも低くかつ圧縮機の運転周波数が最
    低運転周波数より高い場合には運転周波数が高いほど膨
    張弁の開度が大きくなるように開方向にシフトする膨張
    弁制御手段とを有する空気調和機の膨張弁制御装置。
  4. 【請求項4】 圧縮機、室内熱交換器、膨張弁、室外熱
    交換器を冷凍サイクルとして環状に連結して冷房運転可
    能な空気調和機に備えられた膨張弁制御装置であって、
    室外熱交換器にて熱交換された冷媒の温度に対応する温
    度を検出する熱交換部温度検出手段と、その検出された
    熱交換部温度と予め設定されている設定温度とを比較す
    る温度比較手段と、その比較結果に基づいて、熱交換部
    温度が設定温度よりも低くかつ圧縮機の運転周波数が最
    低運転周波数である時には膨張弁の開度を閉方向にシフ
    トし、熱交換部温度が設定温度よりも低くかつ圧縮機の
    運転周波数が最低運転周波数より高い場合には運転周波
    数が高いほど膨張弁の開度が大きくなるように開方向に
    シフトする膨張弁制御手段とを有する空気調和機の膨張
    弁制御装置。
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