JP3303303B2 - 空気調和機の年間冷房制御装置 - Google Patents
空気調和機の年間冷房制御装置Info
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- JP3303303B2 JP3303303B2 JP02713191A JP2713191A JP3303303B2 JP 3303303 B2 JP3303303 B2 JP 3303303B2 JP 02713191 A JP02713191 A JP 02713191A JP 2713191 A JP2713191 A JP 2713191A JP 3303303 B2 JP3303303 B2 JP 3303303B2
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- Japan
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- temperature
- outdoor
- air conditioner
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機の年間冷房
制御装置に関するものである。
制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、空気調和機の年間冷房に関して
は、種々提案されている。特に、空気調和機の室外のフ
ァンモータの運転率を可変、さらにはON/OFFする
ことにより、熱交換能力を低下させ、高圧側圧力を上昇
させることにより、低圧側すなわち室内側の圧力を上昇
させ、室内側蒸発器の凍結を防止するものである。ま
た、室外ファンモータの運転率を可変する制御として
は、図1に示すように、外気温度サーミスタ1cで分圧
された電圧をマイクロコンピュータ2に入力し、マイク
ロコンピュータ2の信号によってリレーコイル10の電
流がON/OFFして単にインダクションモータをON
/OFF制御するものや、トランジスタモータにより減
速していく制御の方法がある。
は、種々提案されている。特に、空気調和機の室外のフ
ァンモータの運転率を可変、さらにはON/OFFする
ことにより、熱交換能力を低下させ、高圧側圧力を上昇
させることにより、低圧側すなわち室内側の圧力を上昇
させ、室内側蒸発器の凍結を防止するものである。ま
た、室外ファンモータの運転率を可変する制御として
は、図1に示すように、外気温度サーミスタ1cで分圧
された電圧をマイクロコンピュータ2に入力し、マイク
ロコンピュータ2の信号によってリレーコイル10の電
流がON/OFFして単にインダクションモータをON
/OFF制御するものや、トランジスタモータにより減
速していく制御の方法がある。
【0003】さらに、室外負荷の設定と室外負荷の検出
値と室外ファンのON/OFFのタイミングの関係は図
3に示すように、ファンのON/OFF点は設定温度に
より一義的に決まる。この時の室外側および室内側の配
管温度は図2(A)に示すようになる。
値と室外ファンのON/OFFのタイミングの関係は図
3に示すように、ファンのON/OFF点は設定温度に
より一義的に決まる。この時の室外側および室内側の配
管温度は図2(A)に示すようになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の制御では、次に示すような課題を有している。
な従来の制御では、次に示すような課題を有している。
【0005】すなわち、室外側の配管温度が設定温度A
(℃)でOFF設定温度B(℃)でOFFという制御で
あれば、前述したように吹出温度は時間と供に図6の従
来例のように変化する。すなわち吹出温度の変動幅が大
きく快適性は悪くなる。
(℃)でOFF設定温度B(℃)でOFFという制御で
あれば、前述したように吹出温度は時間と供に図6の従
来例のように変化する。すなわち吹出温度の変動幅が大
きく快適性は悪くなる。
【0006】本発明は、上記従来の課題に鑑み、室内の
凍結防止を行いながら室内側吹出温度の変動幅を小さく
し、快適性を向上させることを目的としている。
凍結防止を行いながら室内側吹出温度の変動幅を小さく
し、快適性を向上させることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、室外機に放熱を促進するためのファンと、
それを駆動するためのファンモータを搭載した能力可変
型空気調和機に、室外負荷検出を行う室外側配管温度検
出手段と、その検出された配管温度とあらかじめ設定さ
れた温度との高低を比較する温度比較手段と、その比較
手段の高低により室外機のファンモータの回転をある所
定周期のもとにON/OFFの断続運転する制御手段を
具備している。
に本発明は、室外機に放熱を促進するためのファンと、
それを駆動するためのファンモータを搭載した能力可変
型空気調和機に、室外負荷検出を行う室外側配管温度検
出手段と、その検出された配管温度とあらかじめ設定さ
れた温度との高低を比較する温度比較手段と、その比較
手段の高低により室外機のファンモータの回転をある所
定周期のもとにON/OFFの断続運転する制御手段を
具備している。
【0008】
【0009】
【作用】上記手段による作用は、以下のとおりである。
【0010】本発明は、室外側負荷を配管温度により検
知し、その検知した温度が設定温度域内で、室外のファ
ンモータが所定周期でON/OFFの断続運転を行う状
態を設け、さらに、その設定温度域の下限よりも低温に
なれば、室外のファンモータがOFFする従来の制御方
式を伴うものである。このように、室外ファンモータが
短周期での断続運転を行うことにより、室外側の配管温
度の変動幅を狭め、その結果として室内側配管温度すな
わち吹出温度の変動幅を狭くし、快適性は著しく向上す
る。
知し、その検知した温度が設定温度域内で、室外のファ
ンモータが所定周期でON/OFFの断続運転を行う状
態を設け、さらに、その設定温度域の下限よりも低温に
なれば、室外のファンモータがOFFする従来の制御方
式を伴うものである。このように、室外ファンモータが
短周期での断続運転を行うことにより、室外側の配管温
度の変動幅を狭め、その結果として室内側配管温度すな
わち吹出温度の変動幅を狭くし、快適性は著しく向上す
る。
【0011】
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例について添付図面に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
【0013】先ず、図1により本発明の回路について説
明する。同図において、1aは室外側配管温度サーミス
タであり、温度変化を抵抗Raとの分圧電圧として、マ
イクロコンピュータ2に入力する。配管温度データは比
較装置3により、あらかじめ設定された温度領域のどの
領域かを判別し、これに対応して室外機ファンモータの
回転数を可変する制御ポート(SH〜SL)に出力信号
を与える。
明する。同図において、1aは室外側配管温度サーミス
タであり、温度変化を抵抗Raとの分圧電圧として、マ
イクロコンピュータ2に入力する。配管温度データは比
較装置3により、あらかじめ設定された温度領域のどの
領域かを判別し、これに対応して室外機ファンモータの
回転数を可変する制御ポート(SH〜SL)に出力信号
を与える。
【0014】本実施例では図2に示すように外気温が低
下し、配管温度が30℃を下まわれば、室外機ファンモ
ータを1ランク下の回転数に落とし、配管温度を常に一
定温度以上に保つものである。配管温度は冷媒の凝縮温
度とほぼ等しいものであり、この制御により、室内側蒸
発器温度の低下が防止できることになり、蒸発器の着霜
および、着霜により熱交換量がさらに低下した場合の冷
媒液圧縮による圧縮機の故障を防止できる。
下し、配管温度が30℃を下まわれば、室外機ファンモ
ータを1ランク下の回転数に落とし、配管温度を常に一
定温度以上に保つものである。配管温度は冷媒の凝縮温
度とほぼ等しいものであり、この制御により、室内側蒸
発器温度の低下が防止できることになり、蒸発器の着霜
および、着霜により熱交換量がさらに低下した場合の冷
媒液圧縮による圧縮機の故障を防止できる。
【0015】上記構成において、図4に示すように、室
外気温が20℃以下になれば、室外のファンモータ6を
下の回転数に落とし配管温度を常に一定温度以上に保つ
ものである。配管温度は冷媒の凝縮温度とほぼ等しいも
のであり、この制御により、室内側蒸発器の温度の低下
が防止できることになる。さらに、室外気温が低下し、
室外側の配管温度が35℃以下になれば図5に示すよう
に室外ファンモータのON/OFFの断続運転域に入
る。この域では室外ファンモータは本実施例としてはO
N時間2秒,OFF時間15秒の周期的な断続運転を行
い、室外さらには室内の配管温度の低下が防止出来る。
この周期でも室外および室内の配管温度が低下して28
℃以下になった場合、従来どおり室外ファンが完全にO
FFする状態となる。そしてこの効果により室外および
室内の配管温度が上昇し、32℃以上になった場合に
は、また断続運転の状態となる。さらに配管温度が上昇
し38℃になった場合には室外ファンが常時ONしてい
る通常の冷房状態にもどる。ここで従来のように室外側
配管温度の検知により室外のファンモータの強弱および
ON/OFFにより室内の配管温度を制御する場合、配
管温度を検出手段には、多少の応答性があり、室外ファ
ンのON/OFF時間も幅を持ち、その結果として吹出
温度の変動幅も大きくなる。従って、ある温度領域内で
は強制的に或る周期でON/OFFを断続運転すること
により、室外側の温度を低下させず、しかもその変動幅
を小さくでき、その結果として凍結防止と同時に吹出温
度の変動幅を小さくすることが可能である。
外気温が20℃以下になれば、室外のファンモータ6を
下の回転数に落とし配管温度を常に一定温度以上に保つ
ものである。配管温度は冷媒の凝縮温度とほぼ等しいも
のであり、この制御により、室内側蒸発器の温度の低下
が防止できることになる。さらに、室外気温が低下し、
室外側の配管温度が35℃以下になれば図5に示すよう
に室外ファンモータのON/OFFの断続運転域に入
る。この域では室外ファンモータは本実施例としてはO
N時間2秒,OFF時間15秒の周期的な断続運転を行
い、室外さらには室内の配管温度の低下が防止出来る。
この周期でも室外および室内の配管温度が低下して28
℃以下になった場合、従来どおり室外ファンが完全にO
FFする状態となる。そしてこの効果により室外および
室内の配管温度が上昇し、32℃以上になった場合に
は、また断続運転の状態となる。さらに配管温度が上昇
し38℃になった場合には室外ファンが常時ONしてい
る通常の冷房状態にもどる。ここで従来のように室外側
配管温度の検知により室外のファンモータの強弱および
ON/OFFにより室内の配管温度を制御する場合、配
管温度を検出手段には、多少の応答性があり、室外ファ
ンのON/OFF時間も幅を持ち、その結果として吹出
温度の変動幅も大きくなる。従って、ある温度領域内で
は強制的に或る周期でON/OFFを断続運転すること
により、室外側の温度を低下させず、しかもその変動幅
を小さくでき、その結果として凍結防止と同時に吹出温
度の変動幅を小さくすることが可能である。
【0016】
【0017】
【発明の効果】以上のように、本発明の制御方式を用い
れば、年間冷房において、室内の熱交換器の凍結を防止
すると同時に、室内側の吹出温度の変動幅を小さくし快
適性を著しく向上させることが出来る。
れば、年間冷房において、室内の熱交換器の凍結を防止
すると同時に、室内側の吹出温度の変動幅を小さくし快
適性を著しく向上させることが出来る。
【図1】本発明および従来例の回路図
【図2】(A)は従来例の外気温−配管温度特性図 (B)は外気温−室外ファン回転数特性図
【図3】従来例の室外ファンのON/OFF状態と配管
温度の関係を示す状態図
温度の関係を示す状態図
【図4】(A)は本発明の外気温−配管温度特性図 (B)は外気温−室外ファン回転数特性図
【図5】本発明の室外ファンのON/OFF状態と配管
温度の関係を示す状態図
温度の関係を示す状態図
【図6】本発明と従来例の効果を示す温度特性図
1a 配管温度サーミスタ 1b 圧力スイッチ 1c 外気温度サーミスタ 2 マイクロコンピュータ 6 トランジスタモータ 10 リレーコイル 11 インダクションモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高原 務 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭64−102253(JP,A) 特開 平2−4153(JP,A) 実開 昭59−23074(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 11/02 102
Claims (1)
- 【請求項1】 室外機に放熱を促進するためのファン
と、それを駆動するためのファンモータを搭載した能力
可変型空気調和機に、室外の負荷検出を行なう室外側配
管温度検出手段と、その検出された室外側配管温度とあ
らかじめ設定された温度との高低を比較する温度比較手
段と、その温度比較手段の高低の結果によって室外機の
ファンモータの回転を、前記室外側配管温度検出手段に
よって検出された室外の配管温度が所定の温度領域で所
定周期のもとにON/OFFの断続運転を行なう制御手
段を具備した空気調和機の年間冷房制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02713191A JP3303303B2 (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | 空気調和機の年間冷房制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02713191A JP3303303B2 (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | 空気調和機の年間冷房制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04268155A JPH04268155A (ja) | 1992-09-24 |
JP3303303B2 true JP3303303B2 (ja) | 2002-07-22 |
Family
ID=12212503
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02713191A Expired - Fee Related JP3303303B2 (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | 空気調和機の年間冷房制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3303303B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100449217C (zh) * | 2005-09-02 | 2009-01-07 | 浙江工业大学 | 具有舒适、节能和健康功能的空调控制装置 |
CN100462637C (zh) * | 2005-09-02 | 2009-02-18 | 浙江工业大学 | 一种具有平缓用电高峰的节能空调控制装置 |
-
1991
- 1991-02-21 JP JP02713191A patent/JP3303303B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04268155A (ja) | 1992-09-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |