JPH06180140A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH06180140A
JPH06180140A JP4331802A JP33180292A JPH06180140A JP H06180140 A JPH06180140 A JP H06180140A JP 4331802 A JP4331802 A JP 4331802A JP 33180292 A JP33180292 A JP 33180292A JP H06180140 A JPH06180140 A JP H06180140A
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expansion valve
dry
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indoor heat
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Hideaki Motohashi
秀明 本橋
Keiichi Morita
慶一 守田
Takao Hoshi
隆夫 星
Hideaki Suzuki
秀明 鈴木
Yoshitaka Warashina
吉隆 藁科
Megumi Komazaki
惠 胡摩崎
Nobuo Kawai
信夫 川合
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドライ運転時の安定かつ適正な除湿能力を常
に確保して快適空調および省エネルギ効果が得られる空
気調和機を提供する。 【構成】 ドライ運転時、室内温度センサ22の検知温
度に応じて室外ファン8の回転数Nを制御し、ドライ空
気の温度が異なる冷気味ドライ、等温ドライ、暖気味ド
ライを選択的に実行する。冷気味ドライおよび等温ドラ
イ時は、蒸発器として機能する室内熱交換器7での冷媒
過熱度が一定値となるよう、PMV6の開度を制御し、
暖気味ドライ時はPMV6を一定開度に維持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ドライ運転の機能を
備えた空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】空気調和機には、2つの室内熱交換器を
絞り量可変の膨張弁を介して接続し、その膨張弁を全開
して両室内熱交換器を共に蒸発器として機能させること
により冷房運転を実行するとともに、膨張弁を絞って両
室内熱交換器のうち一方を蒸発器、他方を再熱器(凝縮
器)として機能させることによりドライ運転を実行する
ものがある。すなわち、ドライ運転では、蒸発器で冷却
および除湿された空気が再熱器で再熱され、通常温度と
なって室内に吹出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ドライ運転によって部
屋の湿気が除去されるが、その除湿に当たっては室内の
温度変動を十分に考慮することが大事である。また、ド
ライ運転では、安定かつ適正な除湿能力を常に確保する
ことが望まれる。この発明は上記の事情を考慮したもの
で、請求項1の空気調和機は、ドライ運転時の室内温度
の変動を緩やかにすることができ、快適性の向上が図れ
ることを目的とする。
【0004】請求項2ないし請求項5の空気調和機は、
ドライ運転時の安定かつ適正な除湿能力を常に確保して
快適空調および省エネルギ効果が得られることを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の空気調和機
は、圧縮機、室外熱交換器、膨脹機構、第1室内熱交換
器、絞り量可変の膨脹機構、第2室内熱交換器を接続し
た冷凍サイクルと、上記室外熱交換器に室外空気を循環
させる室外ファンと、上記圧縮機から吐出される冷媒を
室外熱交換器、膨脹機構、第1室内熱交換器、絞り量可
変の膨脹機構、第2室内熱交換器に通して流し且つ膨脹
機構を絞って絞り量可変の膨脹機構を全開し冷房運転を
実行する手段と、上記圧縮機から吐出される冷媒を室外
熱交換器、膨脹機構、第1室内熱交換器、絞り量可変の
膨脹機構、第2室内熱交換器に通して流し且つ膨脹機構
を全開して絞り量可変の膨脹機構を絞りドライ運転を実
行する手段と、室内温度を検知する室内温度センサと、
ドライ運転時、上記室内温度センサの検知温度および検
知湿度に応じて上記室外ファンの回転数を制御し、ドラ
イ空気の温度が異なる冷気味ドライ、等温ドライ、暖気
味ドライを選択的に実行する手段とを備える。
【0006】請求項2の空気調和機は、圧縮機、室外熱
交換器、第1電子膨張弁、第1室内熱交換器、第2電子
膨張弁、第2室内熱交換器を接続した冷凍サイクルと、
上記室外熱交換器に室外空気を循環させる室外ファン
と、上記圧縮機から吐出される冷媒を室外熱交換器、第
1電子膨張弁、第1室内熱交換器、第2電子膨張弁、第
2室内熱交換器に通して流し且つ第1電子膨張弁を絞っ
て第2電子膨張弁を全開し冷房運転を実行する手段と、
上記圧縮機から吐出される冷媒を室外熱交換器、第1電
子膨張弁、第1室内熱交換器、第2電子膨張弁、第2室
内熱交換器に通して流し且つ第1電子膨張弁を全開して
第2電子膨張弁を絞りドライ運転を実行する手段と、室
内温度を検知する室内温度センサと、ドライ運転時、上
記室内温度センサの検知温度および検知湿度に応じて上
記室外ファンの回転数を制御し、ドライ空気の温度が異
なる冷気味ドライ、等温ドライ、暖気味ドライを選択的
に実行する手段と、冷気味ドライおよび等温ドライ時、
上記第2室内熱交換器での冷媒過熱度が一定値となるよ
う上記第2電子膨張弁の開度を制御する手段と、暖気味
ドライ時、上記第2電子膨張弁を一定開度に維持する手
段とを備える。
【0007】請求項3の空気調和機は、暖気味ドライ
時、第1室内熱交換器または第2室内熱交換器の温度が
一定値となるよう第2電子膨張弁の開度を制御する手段
を備えるもので、この暖気味ドライ時の機能のみ請求項
2の空気調和機と異なる。
【0008】請求項4の空気調和機は、暖気味ドライ
時、第2電子膨張弁を圧縮機の能力に応じた一定開度に
維持する手段を備えるもので、この暖気味ドライ時の機
能のみ請求項2の空気調和機と異なる。
【0009】請求項5の空気調和機は、暖気味ドライ
時、第1室内熱交換器または第2室内熱交換器の温度が
前記圧縮機の能力に応じた一定値となるよう第2電子膨
張弁の開度を制御する手段を備えるもので、この暖気味
ドライ時の機能のみ請求項2の空気調和機と異なる。
【0010】
【作用】請求項1の空気調和機では、ドライ運転時、室
内温度に応じて室外ファンの回転数を制御し、ドライ空
気の温度が異なる冷気味ドライ、等温ドライ、暖気味ド
ライを選択的に実行する。
【0011】請求項2の空気調和機では、冷気味ドライ
および等温ドライ時、蒸発器として機能する第2室内熱
交換器での冷媒過熱度が一定値となるよう第2電子膨張
弁の開度を制御し、暖気味ドライ時は第2電子膨張弁を
一定開度に維持する。
【0012】請求項3の空気調和機では、冷気味ドライ
および等温ドライ時、蒸発器として機能する第2室内熱
交換器での冷媒過熱度が一定値となるよう第2電子膨張
弁の開度を制御し、暖気味ドライ時は第1室内熱交換器
の温度(凝縮温度)または第2室内熱交換器の温度(蒸
発温度)が一定値となるよう第2電子膨張弁の開度を制
御する。
【0013】請求項4の空気調和機は、冷気味ドライお
よび等温ドライ時、蒸発器として機能する第2室内熱交
換器での冷媒過熱度が一定値となるよう第2電子膨張弁
の開度を制御し、暖気味ドライ時は第2電子膨張弁を圧
縮機の能力に応じた一定開度に維持する。
【0014】請求項5の空気調和機は、冷気味ドライお
よび等温ドライ時、蒸発器として機能する第2室内熱交
換器での冷媒過熱度が一定値となるよう第2電子膨張弁
の開度を制御し、暖気味ドライ時は第1室内熱交換器
(凝縮温度)または第2室内熱交換器(蒸発温度)の温
度が圧縮機の能力に応じた一定値となるよう第2電子膨
張弁の開度を制御する。
【0015】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。
【0016】図1に示すように、圧縮機1の吐出口に、
四方弁2を介して室外熱交換器3が接続される。この室
外熱交換器3が、膨脹機構たとえば第1電子膨張弁4を
介して第1室内熱交換器5に接続される。第1室内熱交
換器5が絞り量可変の膨脹機構たとえば第2電子膨張弁
6を介して第2室内熱交換器7に接続され、その第2室
内熱交換器7が四方弁2を介して圧縮機1の吸込口に接
続される。
【0017】電子膨張弁4,6は、入力される駆動パル
スの数に応じて開度が連続的に変化するパルスモータバ
ルブである。以下、このパルスモータバルブのことをP
MVと略称する。
【0018】圧縮機1は能力可変圧縮機で、駆動モータ
がインバータ回路11に接続される。このインバータ回
路11は、商用交流電源10の電圧を整流し、それを制
御部20の指令に応じた周波数の交流に変換し、出力す
る。この出力は、圧縮機モータの駆動電力となる。
【0019】室外熱交換器3の近傍に室外ファン8が設
けられる。この室外ファン8は室外熱交換器3に外気を
循環させるもので、モータ8Mが位相制御回路12に接
続される。この位相制御回路12は、商用交流電源10
からモータ8Mに対する通電を制御部20の指令に応じ
て位相制御する。この位相制御により、室外ファン8の
回転数の変化が可能となっている。
【0020】室内熱交換器5,7の近傍に室内ファン9
が設けられる。この室内ファン9は室内熱交換器5,7
に室内空気を循環させるもので、モータ9Mがタップ切
換回路13を介して商用交流電源10に接続される。タ
ップ切換回路13は、速度切換タップH(高速),M
(中速),L(低速),L−(微低速),UL(超低
速)を有し、制御部20の指令に応じたタップ切換を行
なう。
【0021】第2電子膨張弁6と第2室内熱交換器7と
の接続管に、温度センサ14が取付けられる。第2室内
熱交換器7と四方弁2との接続管において、第2室内熱
交換器7に近い位置に温度センサ15が取付けられる。
また、PMV4と第1室内熱交換器5との接続管におい
て、第1室内熱交換器5に近い位置に温度センサ16が
取付けられる。
【0022】制御部20は、マイクロコンピュータおよ
びその周辺回路からなり、空気調和機の全般にわたる制
御を行なう。この制御部20に、リモートコントロール
式の操作器(以下、リモコンと略称する)21、室内温
度センサ22、室内湿度センサ23、室外温度センサ2
4、四方弁2、PMV4、PMV6、インバータ回路1
1、位相制御回路12、タップ切換回路13、温度セン
サ14,15,16が接続される。制御部20は、次の
機能手段を備える。
【0023】[1]圧縮機1を運転し、圧縮機1から吐
出される冷媒を四方弁2、室外熱交換器3、PMV4、
第1室内熱交換器5、PMV6、第2室内熱交換器7、
四方弁2に通して流し、且つPMV4を絞り制御すると
ともにPMV6を全開し、冷房運転を実行する手段。
【0024】[2]冷房運転時、蒸発器として機能する
室内熱交換器5,7での冷媒過熱度(=温度センサ15
の検知温度−温度センサ16の検知温度)が一定値とな
るようPMV4の開度(絞り量)を制御する手段。
【0025】[3]冷房運転時、あらかじめ内部メモリ
に定められた冷房用の周波数・回転数割付条件と、室内
温度センサ22で検知される室内温度Taおよび室内湿
度センサ23で検知される室内湿度Haとから、圧縮機
1の運転周波数(インバータ回路11の出力周波数)F
および室内ファン9の回転数(タップ切換回路13の切
換に基づく)を設定する手段。
【0026】[4]圧縮機1を運転し、圧縮機1から吐
出される冷媒を四方弁2、室外熱交換器3、PMV4、
第1室内熱交換器5、PMV6、第2室内熱交換器7、
四方弁2に通して流し、且つPMV4を全開してPMV
6を絞り制御し、ドライ運転を実行する手段。
【0027】[5]ドライ運転時、あらかじめ内部メモ
リに定められたドライ用の周波数・回転数割付条件と、
室内温度Taおよび室内湿度Haとから、圧縮機1の運
転周波数Fおよび室内ファン9の回転数を設定する手
段。
【0028】[6]ドライ運転時、検知される室内温度
Taに応じて室外ファン8の回転数(位相制御回路12
の出力に基づく)Nを制御し、これにより顕熱量を調節
し、ドライ空気の温度が異なる冷気味ドライ、等温ドラ
イ、暖気味ドライを選択的に実行する手段。
【0029】[7]冷気味ドライおよび等温ドライ時、
蒸発器として機能する室内熱交換器7での冷媒過熱度
(=温度センサ15の検知温度−温度センサ14の検知
温度)が一定値となるようPMV6の開度(絞り量)を
制御する手段。 [8]暖気味ドライ時、PMV6を一定開度に維持する
手段。
【0030】[9]圧縮機1を運転し、圧縮機1から吐
出される冷媒を四方弁2、第2室内熱交換器7、PMV
6、第1室内熱交換器5、PMV4、室外熱交換器3、
四方弁2に通して流し、且つPMV6を全開してPMV
4を絞り制御し、暖房運転を実行する手段。
【0031】[10]暖房運転時、蒸発器として機能する
室外熱交換器3での冷媒過熱度が一定値となるようPM
V4の開度を制御する手段。なお、室外熱交換器3での
冷媒過熱度を検出する温度センサは室外熱交換器3の中
間位置および室外熱交換器3と四方弁2との間にそれぞ
れ設ける(図示せず)。 [11]暖房運転時、室内温度Taに応じて圧縮機1の運
転周波数Fを制御する手段。 [12]リモコン21での設定モードに応じて冷房運転、
ドライ運転、暖房運転のいずれかの実行を選択する手
段。 [13]リモコン21で自動モードが設定されると、室内
温度Taの領域に応じて、冷房・ドライモードの設定ま
たは暖房運転の実行を選択する手段。
【0032】[14]冷房・ドライモードが設定される
と、室内温度Taおよび室内湿度Haとあらかじめ内部
メモリに定められた運転モード選択条件とから冷房運転
の実行またはドライ運転の実行を選択する手段。つぎ
に、室内熱交換器5,7が搭載される室内ユニットの内
部の構成を図2に示す。
【0033】30は室内ユニットで、前面に空気吸込口
31、下部に空気吹出口32を有する。内部には背面側
に断熱材33が設けられ、その断熱材33と前面との間
に、かつ空気吸込口31から空気吹出口32にかけて、
通風路34が形成される。この通風路34に、PMV
6、室内熱交換器7、室内熱交換器5、室内ファン9、
ルーバ35が設けられる。
【0034】室内熱交換器7と室内熱交換器5は、アル
ミニウム製の共通のフィンに風上側と風下側に位置する
2つの熱交換器を配列したもので、風上側が室内熱交換
器7、風下側が室内熱交換器5となっている。また、室
内熱交換器7,5のほぼ中央部は“く”の字形に屈曲さ
れ、ユニット筐体の縮小が図られている。
【0035】なお、このような一体構成の室内熱交換器
7,5では、後述するドライ運転時、室内熱交換器7
(=蒸発器)で生じるドレンが室内熱交換器5(=再熱
器)に流れ込み、それが室内熱交換器5で蒸発して室内
に吹出され、除湿性能の低下を招く心配がある。
【0036】そこで、両熱交換器のフィンにおいて、中
間位置にスロット40が形成される。つまり、室内熱交
換器7(=蒸発器)で生じるドレンをスロット40によ
って下方に導く構成である。
【0037】ただし、“く”の字形状を有する室内熱交
換器7,5では、図3に示すように、室内熱交換器7の
上部で生じて一旦はスロット40に流入したドレンが室
内熱交換器5の下部に向けて滴下することがある。
【0038】この不具合を解消するため、図4に示すよ
うに、室内熱交換器7,5の上部側のスロット40に板
状のドレンガイド41の上縁部が差し込まれ、そのドレ
ンガイド41の下縁部が室内熱交換器7,5の下部側の
スロット40に差し込まれる。ドレンガイド41は、室
内熱交換器7,5の屈曲に対応する“く”の字形状を有
している。
【0039】つまり、室内熱交換器7の上部側で生じる
ドレンは、スロット40およびドレンガイド41の板面
を伝わって流れ、室内熱交換器5の下部側に滴下するこ
となく下方に導かれる。したがって、除湿性能の低下が
防止される。しかも、ドレンガイド41の存在により、
屈曲部における無駄な通風がなくなり、熱交換効率の向
上が図れる。
【0040】除湿性能の低下を防ぐ構成としては、他に
図5に示すものがある。これは、室内熱交換器7の上部
と下部との屈曲部にフィンの構成要素である接続片42
を残す構成である。
【0041】接続片42は、図6に示すように、室内熱
交換器7,5の屈曲前、その屈曲部となる位置のフィン
に切り込みが入れられることによって予め形成されるも
ので、実際に屈曲がなされることで、板状に、しかも
“く”の字形に形成される。
【0042】つまり、室内熱交換器7の上部側で生じる
ドレンは、スロット40および接続片42を伝わって流
れ、室内熱交換器5の下部側に滴下することなく下方に
導かれる。したがって、除湿性能の低下が防止される。
しかも、しかも、接続片42の存在により、屈曲部にお
ける無駄な通風がなくなり、熱交換効率の向上が図れ
る。次に、全体の作用について説明する。
【0043】リモコン31で自動モードが設定されたと
する。この場合、室内温度センサ22で検知される室内
温度Taが高めの冷房・ドライ領域にあれば、冷房・ド
ライモードが設定される。
【0044】冷房・ドライモードが設定されると、室内
温度Taおよび室内湿度センサ23で検知される室内湿
度Haとあらかじめ制御部20の内部メモリに定められ
た運転モード選択条件とから、冷房運転の実行、ドライ
運転の実行、または送風運転の実行が選択される。
【0045】つまり、室内温度Taがリモコン21での
設定温度Tsよりも十分に高ければ冷房運転が実行さ
れ、室内温度Taが設定温度Tsを中心とする所定範囲
内に収まっていればドライ運転が実行され、室内温度T
aが設定温度Tsを下回って上記所定範囲から外れると
送風運転が実行される。
【0046】冷房運転では、圧縮機1の運転、四方弁2
の非作動(ニュートラル状態)、PMV4の絞り、PM
V6の全開、室外ファン8の運転、室内ファン9の運転
が設定される。
【0047】この場合、圧縮機1から冷媒が吐出され、
それが四方弁2を通って室外熱交換器3に入る。この室
外熱交換器3では、冷媒が外気に熱を放出して液化す
る。室外熱交換器3を経た冷媒は、PMV4で気化し易
いように減圧され、室内熱交換器5に入る。この室内熱
交換器5に入った冷媒は、全開状態のPMV6を通って
室内熱交換器7にも流入する。室内熱交換器5,7で
は、冷媒が室内空気から熱を奪って気化する。この室内
熱交換器5,7を経た冷媒は、四方弁2を通って圧縮機
1に戻る。
【0048】こうして、図1に実線矢印で示す方向に冷
媒が流れて冷房サイクルが形成され、室外熱交換器3が
凝縮器、室内熱交換器5,7が共に蒸発器として働くこ
とにより、室内が冷房される。
【0049】この冷房運転時、蒸発器として機能する室
内熱交換器5,7での冷媒過熱度(=温度センサ15の
検知温度−温度センサ16の検知温度)が一定値となる
よう、PMV4の開度が制御される。これにより、安定
かつ適正な冷房能力が確保される。ドライ運転では、圧
縮機1の運転、四方弁2の非作動、PMV4の全開、P
MV6の絞り、室外ファン8の運転、および室内ファン
9の運転が設定される。
【0050】この場合、圧縮機1から冷媒が吐出され、
それが四方弁2および室外熱交換器3を通り、さらにそ
こからPMV4を通って室内熱交換器5に入る。この室
内熱交換器5では、冷媒が室内空気に熱を放出して液化
する。室内熱交換器5を経た冷媒は、PMV6で気化し
易いように減圧され、室内熱交換器7に入る。この室内
熱交換器7では、冷媒が室内空気から熱を奪って気化す
る。室内熱交換器7を経た冷媒は、四方弁2を通って圧
縮機1に戻る。
【0051】こうして、図1に実線矢印で示す方向に冷
媒が流れてドライサイクルが形成され、室外熱交換器3
が凝縮器、室内熱交換器5も凝縮器(再熱器)、室内熱
交換器7が蒸発器として働く。
【0052】したがって、室内熱交換器7で室内空気が
冷却され、室内空気に含まれている水分がドレンとなっ
て室内熱交換器7に付着する。この室内熱交換器7で冷
却および除湿されたドライ空気は、再熱器である室内熱
交換器5で暖められ、室内に吹出される。
【0053】このドライ運転時、あらかじめ定められた
図7のドライ用の周波数・回転数割付条件と上記検知さ
れる室内温度Taおよび室内湿度Haとから、圧縮機1
の運転周波数Fおよび室内ファン9の回転数が設定され
る。
【0054】図7の周波数・回転数割付条件において、
上段の数値は運転周波数F、中断のアルファベットは回
転数であり、設定温度Tsおよび設定湿度Hsをそれぞ
れ中心とする広範囲の領域にわたって運転周波数Fが割
り当てられている。下段の数値は室外ファン8の回転数
(位相制御回路12の出力に基づく)Nである。
【0055】たとえば、室内温度Taと設定温度Tsと
の差(Ta−Ts)が0deg〜0.5deg、室内湿度Haと設
定湿度Hsとの差(Ha−Hs)が +5%〜+10%のゾーン
(図示斜線のゾーン)にあれば、運転周波数F=28Hz、
室内ファン9の超低速回転数UL、室外ファン8の回転
数N=200rpmが設定される。
【0056】このように、ドライ専用の割付条件が用意
され、設定温度Tsおよび設定湿度Hsをそれぞれ中心
とする広範囲の領域にわたって運転周波数Fが割り当て
られることにより、室内温度Taに基づく冷房能力の低
下にかかわらず、必要十分な除湿能力(潜熱)を確保で
きる。よって、室内湿度Haを設定湿度Hsに向けて確
実かつ迅速に到達させることができ、快適性の向上が図
れる。
【0057】この場合、割付条件における下段の数値に
よって室外ファン8の回転数Nを設定しているが、これ
は室内温度Taに応じた冷気味ドライ運転、等温ドライ
運転、暖気味ドライ運転の選択用である。
【0058】室内温度Taが低めでは、暖気味ドライ運
転が選択される。この暖気味ドライ運転では、室外ファ
ン8が回転数N=0rpmまたは回転数N=100rpmで運転さ
れる。この場合、室外熱交換器3での冷媒の放熱が少な
いため(顕熱量が少)、再熱器(室内熱交換器5)に加
わる熱量が多くなり、ドライ空気が十分に暖められて室
内に吹出される。
【0059】室内温度Taが設定温度Tsに近ければ、
等温ドライ運転が選択される。この等温のドライ運転で
は、室外ファン8が回転数N=150rpmで運転される。こ
の場合、室外熱交換器3での冷媒の放熱分だけ再熱器
(室内熱交換器5)の放熱量が減り、ドライ空気は室内
温度Taと同じくらいに暖められる程度で室内に吹出さ
れる。
【0060】室内温度Taが高めでは、冷気味ドライ運
転が選択される。この冷気味ドライ運転では、室外ファ
ン8が回転数N=200rpmないし回転数N=400rpmで運転
される。この場合、室外熱交換器3での冷媒の放熱量が
多くなる分だけ再熱器(室内熱交換器5)の放熱量が少
なくなり、ドライ空気はあまり暖められずに冷たい状態
で室内に吹出される。このように、室外ファン8の回転
数Nを制御してドライ空気の温度を調節することによ
り、室内温度の変動を緩やかにすることができ、快適で
ある。
【0061】そして、ドライ運転では、図8に示すよう
に、室外ファン8の回転数NがN1(=150rpm)以上と
なる等温ドライおよび冷気味ドライ運転時、蒸発器とし
て機能する室内熱交換器5での冷媒過熱度(=温度セン
サ15の検知温度−温度センサ14の検知温度)が一定
値となるよう、PMV6の開度が制御される。これによ
り、安定かつ適正な除湿能力が確保される。
【0062】ただし、室外ファン8の回転数NがN
1 (=150rpm)以下となる暖気味ドライ運転では、冷媒
過熱度の一定値制御が禁止され、PMV6が一定開度に
維持される。
【0063】一般に暖気味ドライ運転では、過熱度一定
値制御を行なうと、再熱器の冷媒がほとんど過冷却域に
達し、再熱器の加熱能力が低下するとともに、蒸発器能
力は同等もしくは上昇することから、暖気味能力がかえ
って減少してしまう。すなわち、図9に示すように、圧
縮機1の運転周波数Fが上昇しても顕熱量はあまり増え
ない。しかも、暖気味ドライ時の過熱度一定値制御で
は、冷凍サイクルの高低圧の差が大きくなって圧縮機負
荷が増し、消費電力が上昇してしまう。これらの不具合
を解消するため、上記のようにPMV6を一定開度に維
持するので、これにより快適空調および省エネルギ効果
が得られる。
【0064】ところで、運転の停止から開始に際して
は、図10に示すように、電源投入時にPMV4,6の
イニシャライズ(初期化)がなされる。このイニシャラ
イズは、PMV4,6の適正な開度調節を行なうべく、
PMV4,6を一旦全閉してから運転に必要な開度へと
至らせるものである。
【0065】冷房運転からドライ運転への切換に際して
は、PMV4が絞り状態から全開状態に移行し、またP
MV6が全開状態から絞り状態に移行するが、そのとき
に圧力変動に伴う大きな冷媒音が発生する心配がある。
【0066】そこで、冷房運転からドライ運転への切換
のように冷媒の圧力変動が大きい状況では、PMV4,
6の開度変化を遅くする。たとえば、PMV4,6に供
給する駆動パルスの数を1秒間に10パルス程度に抑え
る。
【0067】運転中のように冷媒の圧力変度がそれほど
大きくない状況では、PMV4,6の開度変化を遅くす
る必要はなく、たとえばPMV4,6に供給する駆動パ
ルスの数を1秒間に30パルス程度とする。
【0068】これに対し、イニシャライズ時は、圧縮機
1がまだ運転しておらず冷媒音が発生しないため、また
PMV4,6の駆動音発生を長引かせないため、PMV
4,6の開度変化を速くする。たとえば、PMV4,6
に供給する駆動パルスの数を1秒間に 100パルスとす
る。
【0069】なお、上記実施例では、暖気味ドライ時、
PMV6を一定開度に維持したが、PMV6の開度を圧
縮機1の運転周波数Fに応じた一定開度に維持するよう
にしても同様の効果が得られる。この場合の顕熱量変化
を図9に示し、また運転周波数Fと一定開度との関係を
図11に示す。すなわち、室内ユニットから室外ユニッ
トに送られる指令コードSによって運転周波数Fが設定
されるが、それと同時にPMV6の一定開度が設定され
る。
【0070】暖気味ドライ時、蒸発器である室内熱交換
器7の温度(つまり蒸発温度)を温度センサ15で検知
し、その検知温度が一定値(たとえば5℃〜10℃)と
なるようPMV6の開度を制御しても、同様の効果が得
られる。
【0071】この場合、蒸発温度が圧縮機1の運転周波
数Fに応じた所定値に維持されるよう、PMV6の開度
を制御してもよい。この場合の運転周波数Fと蒸発温度
との関係を図12に示す。すなわち、室内ユニットから
室外ユニットに送られる指令コードSによって運転周波
数Fが設定されると、その運転周波数Fに対応する蒸発
温度が読出され、その読出し温度に対して温度センサ1
5の検知温度が一致するよう、PMV6の開度が制御さ
れる。
【0072】暖気味ドライ時、再熱器である室内熱交換
器5の温度(つまり凝縮温度)を温度センサ16で検知
し、その検知温度が一定値(たとえば30℃〜35℃)
となるようPMV6の開度を制御しても、同様の効果が
得られる。
【0073】この場合、凝縮温度が圧縮機1の運転周波
数Fに応じた所定値に維持されるよう、PMV6の開度
を制御してもよい。この場合の運転周波数Fと凝縮温度
との関係を図13に示す。すなわち、室内ユニットから
室外ユニットに送られる指令コードSによって運転周波
数Fが設定されると、その運転周波数Fに対応する凝縮
温度が読出され、その読出し温度に対して温度センサ1
5の検知温度が一致するよう、PMV6の開度が制御さ
れる。また、上記実施例では、減圧器としてPMV4,
6を用いたが、それに代えて、キャピラリーと開閉弁か
らなる絞り量可変の膨脹機構を用いてもよい。
【0074】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、
【0075】請求項1の空気調和機は、ドライ運転時、
室内温度に応じて室外ファンの回転数を制御し、ドライ
空気の温度が異なる冷気味ドライ、等温ドライ、暖気味
ドライを選択的に実行する構成としたので、ドライ運転
時の室内温度の変動を緩やかにすることができ、快適性
の向上が図れる。
【0076】請求項2の空気調和機は、冷気味ドライお
よび等温ドライ時、蒸発器として機能する第2室内熱交
換器での冷媒過熱度が一定値となるよう第2電子膨張弁
の開度を制御し、暖気味ドライ時は第2電子膨張弁を一
定開度に維持する構成としたので、ドライ運転時の安定
かつ適正な除湿能力を常に確保して快適空調および省エ
ネルギ効果が得られる。
【0077】請求項3の空気調和機は、冷気味ドライお
よび等温ドライ時、蒸発器として機能する第2室内熱交
換器での冷媒過熱度が一定値となるよう第2電子膨張弁
の開度を制御し、暖気味ドライ時は第1室内熱交換器の
温度(凝縮温度)または第2室内熱交換器の温度(蒸発
温度)が一定値となるよう第2電子膨張弁の開度を制御
する構成としたので、ドライ運転時の安定かつ適正な除
湿能力を常に確保して快適空調および省エネルギ効果が
得られる。
【0078】請求項4の空気調和機は、冷気味ドライお
よび等温ドライ時、蒸発器として機能する第2室内熱交
換器での冷媒過熱度が一定値となるよう第2電子膨張弁
の開度を制御し、暖気味ドライ時は第2電子膨張弁を圧
縮機の能力に応じた一定開度に維持する構成としたの
で、ドライ運転時の安定かつ適正な除湿能力を常に確保
して快適空調および省エネルギ効果が得られる。
【0079】請求項5の空気調和機は、冷気味ドライお
よび等温ドライ時、蒸発器として機能する第2室内熱交
換器での冷媒過熱度が一定値となるよう第2電子膨張弁
の開度を制御し、暖気味ドライ時は第1室内熱交換器
(凝縮温度)または第2室内熱交換器(蒸発温度)の温
度が圧縮機の能力に応じた一定値となるよう第2電子膨
張弁の開度を制御する構成としたので、ドライ運転時の
安定かつ適正な除湿能力を常に確保して快適空調および
省エネルギ効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例における冷凍サイクルの構
成図。
【図2】同実施例における室内ユニットの内部構成図。
【図3】室内熱交換器の一般的なドレン排出構成を示す
図。
【図4】同実施例における室内熱交換器のドレン排出構
成を示す図。
【図5】図4の変形例の構成図。
【図6】図5の室内熱交換器の屈曲前状態を示す図。
【図7】同実施例におけるドライ用の周波数・回転数割
付条件のフォーマット。
【図8】同実施例におけるドライ運転時の過熱度一定値
制御を説明するためのフローチャート。
【図9】同実施例における運転周波数Fと顕熱量との関
係を示す図。
【図10】同実施例におけるPMV4,6の開度変化の
一例を示すタイムチャート。
【図11】この発明の他の実施例におけるPMV6の開
度制御のフォーマット。
【図12】さらに他の実施例におけるPMV6による蒸
発温度一定制御のフォーマット。
【図13】別の実施例におけるPMV6による凝縮温度
一定制御のフォーマット。
【符号の説明】
1…圧縮機、2…四方弁、3…室外熱交換器、4…PM
V(第1電子膨張弁)、5…第1室内熱交換器、6…P
MV(第2電子膨張弁)、7…第2室内熱交換器、8…
室外ファン、9…室内ファン、20…制御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 秀明 静岡県富士市蓼原336番地 株式会社東芝 富士工場内 (72)発明者 藁科 吉隆 静岡県富士市蓼原336番地 株式会社東芝 富士工場内 (72)発明者 胡摩崎 惠 静岡県富士市蓼原336番地 株式会社東芝 富士工場内 (72)発明者 川合 信夫 静岡県富士市蓼原336番地 株式会社東芝 富士工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、室外熱交換器、膨脹機構、第1
    室内熱交換器、絞り量可変の膨脹機構、第2室内熱交換
    器を接続した冷凍サイクルと、前記室外熱交換器に室外
    空気を循環させる室外ファンと、前記圧縮機から吐出さ
    れる冷媒を室外熱交換器、膨脹機構、第1室内熱交換
    器、絞り量可変の膨脹機構、第2室内熱交換器に通して
    流し且つ膨脹機構を絞って絞り量可変の膨脹機構を全開
    し冷房運転を実行する手段と、前記圧縮機から吐出され
    る冷媒を室外熱交換器、膨脹機構、第1室内熱交換器、
    絞り量可変の膨脹機構、第2室内熱交換器に通して流し
    且つ膨脹機構を全開して絞り量可変の膨脹機構を絞りド
    ライ運転を実行する手段と、室内温度を検知する室内温
    度センサと、ドライ運転時、前記室内温度センサの検知
    温度に応じて前記室外ファンの回転数を制御し、ドライ
    空気の温度が異なる冷気味ドライ、等温ドライ、暖気味
    ドライを選択的に実行する手段とを備えたことを特徴と
    する空気調和機。
  2. 【請求項2】 圧縮機、室外熱交換器、第1電子膨張
    弁、第1室内熱交換器、第2電子膨張弁、第2室内熱交
    換器を接続した冷凍サイクルと、前記室外熱交換器に室
    外空気を循環させる室外ファンと、前記圧縮機から吐出
    される冷媒を室外熱交換器、第1電子膨張弁、第1室内
    熱交換器、第2電子膨張弁、第2室内熱交換器に通して
    流し且つ第1電子膨張弁を絞って第2電子膨張弁を全開
    し冷房運転を実行する手段と、前記圧縮機から吐出され
    る冷媒を室外熱交換器、第1電子膨張弁、第1室内熱交
    換器、第2電子膨張弁、第2室内熱交換器に通して流し
    且つ第1電子膨張弁を全開して第2電子膨張弁を絞りド
    ライ運転を実行する手段と、室内温度を検知する室内温
    度センサと、ドライ運転時、前記室内温度センサの検知
    温度に応じて前記室外ファンの回転数を制御し、ドライ
    空気の温度が異なる冷気味ドライ、等温ドライ、暖気味
    ドライを選択的に実行する手段と、冷気味ドライおよび
    等温ドライ時、前記第2室内熱交換器での冷媒過熱度が
    一定値となるよう前記第2電子膨張弁の開度を制御する
    手段と、暖気味ドライ時、前記第2電子膨張弁を一定開
    度に維持する手段とを備えたことを特徴とする空気調和
    機。
  3. 【請求項3】 圧縮機、室外熱交換器、第1電子膨張
    弁、第1室内熱交換器、第2電子膨張弁、第2室内熱交
    換器を接続した冷凍サイクルと、前記室外熱交換器に室
    外空気を循環させる室外ファンと、前記圧縮機から吐出
    される冷媒を室外熱交換器、第1電子膨張弁、第1室内
    熱交換器、第2電子膨張弁、第2室内熱交換器に通して
    流し且つ第1電子膨張弁を絞って第2電子膨張弁を全開
    し冷房運転を実行する手段と、前記圧縮機から吐出され
    る冷媒を室外熱交換器、第1電子膨張弁、第1室内熱交
    換器、第2電子膨張弁、第2室内熱交換器に通して流し
    且つ第1電子膨張弁を全開して第2電子膨張弁を絞りド
    ライ運転を実行する手段と、室内温度を検知する室内温
    度センサと、ドライ運転時、前記室内温度センサの検知
    温度に応じて前記室外ファンの回転数を制御し、ドライ
    空気の温度が異なる冷気味ドライ、等温ドライ、暖気味
    ドライを選択的に実行する手段と、冷気味ドライおよび
    等温ドライ時、前記第2室内熱交換器での冷媒過熱度が
    一定値となるよう前記第2電子膨張弁の開度を制御する
    手段と、暖気味ドライ時、前記第1室内熱交換器または
    第2室内熱交換器の温度が一定値となるよう前記第2電
    子膨張弁の開度を制御する手段とを備えたことを特徴と
    する空気調和機。
  4. 【請求項4】 圧縮機、室外熱交換器、第1電子膨張
    弁、第1室内熱交換器、第2電子膨張弁、第2室内熱交
    換器を接続した冷凍サイクルと、前記室外熱交換器に室
    外空気を循環させる室外ファンと、前記圧縮機から吐出
    される冷媒を室外熱交換器、第1電子膨張弁、第1室内
    熱交換器、第2電子膨張弁、第2室内熱交換器に通して
    流し且つ第1電子膨張弁を絞って第2電子膨張弁を全開
    し冷房運転を実行する手段と、前記圧縮機から吐出され
    る冷媒を室外熱交換器、第1電子膨張弁、第1室内熱交
    換器、第2電子膨張弁、第2室内熱交換器に通して流し
    且つ第1電子膨張弁を全開して第2電子膨張弁を絞りド
    ライ運転を実行する手段と、室内温度を検知する室内温
    度センサと、ドライ運転時、前記室内温度センサの検知
    温度に応じて前記室外ファンの回転数を制御し、ドライ
    空気の温度が異なる冷気味ドライ、等温ドライ、暖気味
    ドライを選択的に実行する手段と、冷気味ドライおよび
    等温ドライ時、前記第2室内熱交換器での冷媒過熱度が
    一定値となるよう前記第2電子膨張弁の開度を制御する
    手段と、暖気味ドライ時、前記第2電子膨張弁を前記圧
    縮機の能力に応じた一定開度に維持する手段とを備えた
    ことを特徴とする空気調和機。
  5. 【請求項5】 圧縮機、室外熱交換器、第1電子膨張
    弁、第1室内熱交換器、第2電子膨張弁、第2室内熱交
    換器を接続した冷凍サイクルと、前記室外熱交換器に室
    外空気を循環させる室外ファンと、前記圧縮機から吐出
    される冷媒を室外熱交換器、第1電子膨張弁、第1室内
    熱交換器、第2電子膨張弁、第2室内熱交換器に通して
    流し且つ第1電子膨張弁を絞って第2電子膨張弁を全開
    し冷房運転を実行する手段と、前記圧縮機から吐出され
    る冷媒を室外熱交換器、第1電子膨張弁、第1室内熱交
    換器、第2電子膨張弁、第2室内熱交換器に通して流し
    且つ第1電子膨張弁を全開して第2電子膨張弁を絞りド
    ライ運転を実行する手段と、室内温度を検知する室内温
    度センサと、ドライ運転時、前記室内温度センサの検知
    温度に応じて前記室外ファンの回転数を制御し、ドライ
    空気の温度が異なる冷気味ドライ、等温ドライ、暖気味
    ドライを選択的に実行する手段と、冷気味ドライおよび
    等温ドライ時、前記第2室内熱交換器での冷媒過熱度が
    一定値となるよう前記第2電子膨張弁の開度を制御する
    手段と、暖気味ドライ時、前記第1室内熱交換器または
    第2室内熱交換器の温度が前記圧縮機の能力に応じた一
    定値となるよう前記第2電子膨張弁の開度を制御する手
    段とを備えたことを特徴とする空気調和機。
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JP2006266677A (ja) * 2006-05-22 2006-10-05 Mitsubishi Electric Corp 空気調和装置
JP2010096472A (ja) * 2008-10-20 2010-04-30 Toshiba Carrier Corp 冷凍サイクル装置

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