JPH044502B2 - - Google Patents

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JPH044502B2
JPH044502B2 JP60204862A JP20486285A JPH044502B2 JP H044502 B2 JPH044502 B2 JP H044502B2 JP 60204862 A JP60204862 A JP 60204862A JP 20486285 A JP20486285 A JP 20486285A JP H044502 B2 JPH044502 B2 JP H044502B2
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JP
Japan
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temperature
air
blower
heat exchanger
air conditioner
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JP60204862A
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は暖房運転を行なう空気調和機に係り、
特に冷風の吹き出しの抑制に関するものである。
(ロ) 従来の技術 一般に従来の空気調和機の冷風防止としては特
公昭58−54333号公報に記載されているようなも
のがあつた。
この公報に記載されているものは、暖房運転開
始当初において室温が予めきめられた温度より低
い時で且つ室内側熱交換器温度が室温より所定の
温度だけ高くなるまでの間、室内側送風機を停止
しておき、遅延して運転させるようにしたので、
室温が或る程度以上高い時に無用な冷風防止運転
を行なつて圧縮機の運転時間を長びかせることが
なく、又室内へ吹き出される空気温度が常に室温
に比べて所定の温度だけ高くなると冷風防止運転
が解除されてその時の室温に対応した最適な送風
量にて送風運転が開始されるものであり、特に低
温時に冷風防止運転が長びくことによる不快感を
除去できるようにしたものである。
(ハ) 発明が解決しようとする問題点 以上のような従来の空気調和機では、冷風によ
る不快感を抑制できるが、特に被調和室が充分に
暖房された後、除霜運転やサーモサイクルによる
圧縮機の最起動時の冷風防止動作は室温より吹き
出される空気温度(熱交換器の温度)が所定以上
となつてから送風機の運転を開始していた。この
時、室温はある程度高くなつているので、熱交換
器の温度が室温に合わせて高くなるまで送風機が
運転されず、室温が高い時などには熱交換器の温
度も高くなり、圧縮機が高負荷状態となつて、高
圧スイツチなどの保護装置が作動してしまう問題
点があつた。
斯かる問題点に鑑み、本発明は圧縮機の運転開
始時において熱交換器の温度に基づいて送風機の
運転を抑制して不快感を抑制した冷風防止を行な
うものである。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本発明の制御方法は、送風機の風路に設けられ
た熱交換器に熱媒体を流して暖房運転を行なう空
気調和機において、熱交換器もしくはこの熱交換
器で加熱された空気の温度を検出する検出器を備
え、空気調和機の運転開始時に前記温度と一定の
関係で送風機の風量を増加させ、運転開始後の通
常運転時には前記一定の関係と異なる関係で送風
機の風量を増加させたものである。
(ホ) 作用 このように空気調和機を制御すれば、空気調和
機の運転開始時やサーモサイクルなどによる通常
運転時にも最適な冷風防止運転が行なえるもので
ある。
(ヘ) 実施例 以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する
と、まず第1図は本発明を用いる空気調和機の概
略図であり、1は圧縮機であり、四方弁2、室内
側熱交換器3、減圧装置4、室外側熱交換器5を
冷媒配管で環状に接続して冷凍サイクルを構成し
ている。四方弁2が図に示す状態(実線の状態)
にあれば圧縮機1からの吐出冷媒が実線矢印に示
す方向に流れ、室内側熱交換器3が凝縮器、室外
側熱交換器5が蒸発器として作用し、室内の暖房
運転を行なう。四方弁2が図に示す状態と異なる
状態(点線の状態)にあれば圧縮機1からの吐出
冷媒が点線矢印に示す方向に流れ、室内側熱交換
器3が蒸発器、室外側熱交換器5が凝縮器として
作用し、室内の冷房運転又は除霜運転となるもの
である。6は直流モータを用いた送風機であり、
この送風機6の風路内に室内側熱交換器3が位置
するようになつている。7は室内側熱交換器3の
温度を検出する検出器であり、サーミスタなどか
らなつている。8は室外側熱交換器5に送風する
室外送風機である。
第2図は第1図に示した空気調和機に用いる要
部の電気回路図であり、9はマイクロプロセツ
サ、10は被調和室の温度を検出する検出器であ
り、室内側熱交換器3の温度を検出する検出器7
と同様に温度データをマイクロプロセツサ9に出
力する。11は設定器であり、空気調和機の各種
の運転状態、例えば冷房運転−暖房運転の切換え
や、温度設定や、タイマ運転時のタイマ時間の設
定値などのデータをマイクロプロセツサ9に出力
する。
12は可変直流電源であり、マイクロプロセツ
サ9の出力データに基づいて送風機6に印加する
直流電圧を変えることができる。この可変直流電
源12としてはスイツチング電源や通常の定電圧
回路などを用いることができる。
13,14,15はマイクロプロセツサ9から
の出力で励磁されるリレーであり、夫々の常開接
片16,17,18が閉じることによつて、四方
弁2が点線の状態に切換え、圧縮機1の運転が行
なわれ、室外送風機8の運転が行なわれる。尚、
19は交流電源である。
第3図は第2図に示したマイクロプロセツサ9
の主な動作を示すフローチヤート図であり、まず
空気調和機が運転か否かを判断し運転していなけ
ればフラグを“0”とする。次に運転スイツチの
投入による運転を開始すると、設定器11に設定
されているデータを入力する。
次に暖房運転ならば、四方弁2をOFF状態
(第1図に示す状態)にする。さらに室内側熱交
換器3の温度Tの温度データを入力しフラグが
“0”でかつ“T≦43”ならば“V=F(T)”に
よつて定まる電圧(V)のデータを可変直流電源
12に出力する。この変換式“V=F(T)”は第
4図に示した関係を有している。フラグが“1”
の時は変換式“V=G(T)”が用いられる。尚、
第4図は送風機6の設定が“強風(H)”となつてい
る時を実線で表わしている。“中風(M)”及び
“弱風(L)”の場合は夫々点線で表わしている。
この後、室温と設定温度とに基づく暖房運転の
サーモサイクル運転を行なつて圧縮機1のON/
OFFを制御する。
また冷房運転時には、四方弁2をON状態(第
1図の点線の状態)に切換え、同様に室温と設定
温度とに基づく冷房運転のサーモサイクル運転を
行なつて圧縮機のON/OFFを制御する。
以上のように構成された空気調和機を暖房運転
する場合は、先ず電源を投入するとマイクロプロ
セツサ9は運転状態となるまでフラグを“0”に
して待機している。次に空気調和機が運転状態と
なると設定器11に設定された運転データをマイ
クロプロセツサ9が運転を開始する。運転開始時
に室内側熱交換器3の温度はほぼ室温と同じで、
この状態が送風機6の運転を行なうと冷風の吹き
出し感を覚えるが、本実施例では室内側熱交換器
3の温度が25度になると送風機6の運転が開始さ
れ、以後第4図に示す“V=F(T)”の関係によ
つて送風機6に印加される電圧が変化し、送風機
6の回転数も変化する。この場合、室内の温度が
低いため室内側熱交換器3の温度があまり高くな
くても冷風感はない。さらにこのように低い温度
から送風を開始するため被調和室内の空気の循環
が早くから行なわれ被調和室内の温度上昇の立上
りがよくなるものである。室内側熱交換器6の温
度が高くなる(43度以上)と、送風機6の回転数
を設定する関係式が第4図に示す“V=G(T)”
になる。この関係は暖房運転時のサーモサイクル
による圧縮機1の運転開始時や除霜運転時の冷風
防止に用いられる。
このように本発明の制御方法を用いれば運転開
始時の冷風防止と通常運転時の冷風防止とを異な
る特性で行なうことができ、得に最初の運転開始
時の被調和室の室温の立上りをよくすることがで
きる。
尚、上記実施例では送風機6を直流電動機で構
成し、印加電圧を変えて送風機6の回転数(風
量)を変えていたが、これに限るものではなく誘
導電動機を用いて印加電源の周波数を変えての回
転数制御や巻線から複数の速調タツプを引き出し
て回転数制御を行なつてもよいものである。
(ト) 発明の効果 本発明の制御方法は、送風機の風路に設けられ
た熱交換器に熱媒体を流して暖房運転を行なう空
気調和機において、熱交換器もしくはこの熱交換
器で加熱された空気の温度を検出する検出器を備
え、空気調和機の運転開始時に前記温度と一定の
関係で送風機の風量を増加させ運転開始後の通常
運転時には前記一定の関係と異なる関係で送風機
の風量を増加させたので、熱交換器の温度が低い
時に生じる冷風の吹出しを抑制し、特に空気調和
機の運転開始時には熱交換器の温度が比較的に低
い時から送風が行なわれ室温上昇の立上りを良く
することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を用いる空気調和機の
概略図、第2図は第1図に示した空気調和機に用
いる要部の制御回路図、第3図は第2図に示した
マイクロプロセツサの動作を示す要部のフローチ
ヤート、第4図は室内側熱交換器の温度と出力電
圧との関係を定める変換図である。 3……室内側熱交換器、6……送風機、7……
検出器、9……マイクロプロセツサ、12……可
変直流電源。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 送風機の風路に設けられた熱交換器に熱媒体
    を流して暖房運転を行なう空気調和機において、
    熱交換器もしくはこの熱交換器で加熱された空気
    の温度を検出する検出器を備え、空気調和機の最
    初の暖房運転開始時には前記温度の上昇に対して
    一定の関係で送風機の風量を増加させ、サーモサ
    イクル運転のオン・オフによる2回目以降の暖房
    運転開始時には前記温度の上昇に対して前記一定
    の関係より送風量が少なくなる関係で送風機の風
    量を増加させることを特徴とする空気調和機の制
    御方法。
JP60204862A 1985-09-17 1985-09-17 空気調和機の制御方法 Granted JPS6266044A (ja)

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JPS6266044A JPS6266044A (ja) 1987-03-25
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63247544A (ja) * 1987-04-02 1988-10-14 Daikin Ind Ltd ヒ−トポンプ式空気調和機
JP5950897B2 (ja) * 2013-12-18 2016-07-13 三菱電機株式会社 空気調和機

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6029540A (ja) * 1983-07-26 1985-02-14 Toshiba Corp 空気調和装置の風量制御方法

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