JPH0627287Y2 - スローアウエイ式カッター - Google Patents

スローアウエイ式カッター

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JPH0627287Y2
JPH0627287Y2 JP8039988U JP8039988U JPH0627287Y2 JP H0627287 Y2 JPH0627287 Y2 JP H0627287Y2 JP 8039988 U JP8039988 U JP 8039988U JP 8039988 U JP8039988 U JP 8039988U JP H0627287 Y2 JPH0627287 Y2 JP H0627287Y2
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JP
Japan
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tip
cutter body
throwaway
cutter
screw
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JP8039988U
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辰夫 新井
貴宣 斉藤
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Mitsubishi Materials Corp
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Mitsubishi Materials Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、カッター本体にスローアウエイチップをク
ランプネジと楔部材とによって着脱自在に装着したスロ
ーアウエイ式カッターの改良に関するものである。
[従来の技術] 従来、スローアウエイ式カッターとしては、例えば、第
15図ないし第18図に示すものが使用されている。こ
れらの図に示すスローアウエイ式カッターは、軸線に沿
う中央部に取付孔1aが形成されたカッター本体1の外
周部に、複数のスローアウエイチップ2…がクランプネ
ジ3によって着脱自在に装着されたものである。このス
ローアウエイ式カッターのクランプネジ3は、その頭部
3aが円板状になされ、頭部3aの下面でスローアウエ
イチップ2の上面を押圧してカッター本体1に固定する
ようになっている。
また、第19図に示すスローアウエイ式カッターBは、
軸線に沿う中央部に取付孔4aが形成されたカッター本
体4の外周部にサポータ5が取り付けられ、このサポー
タ5に、第18図に示すスローアウエイチップ2が楔部
材6とクランプネジ7とによって着脱自在に装着された
ものである。このスローアウエイ式カッターBのクラン
プネジ7は、先端側から後端側へ向かうにしたがって漸
次カッター本体4の軸線に接近するように傾斜し、スロ
ーアウエイチップ2の上面に対して所定角度傾斜して配
置されている。(以下、この傾斜角度を楔角という)。
そして、このようなスローアウエイ式カッターBでは、
クランプネジ7を回転させることにより楔部材6を移動
させ、その楔角に応じて倍加される締め付け力によって
スローアウエイチップ2を押圧固定することができる。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、第15図に示すスローアウエイ式カッタ
ーAにおいては、クランプネジ3を着脱するための大き
な空間が必要となるため、多くのスローアウエイチップ
2を装着することができない。また、スローアウエイチ
ップ2の上面とクランプネジ3の頭部3aとの間に隙間
が生じ、この隙間に切屑が入り込んでしまう等の欠点が
あった。
また、第19図に示すスローアウエイ式カッターBにお
いては、クランプネジ7を取り付けるためにカッター本
体4に形成されたねじ穴4bがカッター本体4の取付孔
4aと干渉するのを避けるため、ねじ穴4bの深さを浅
くしなければならない。このため、長いクランプネジを
使用することができず、スローアウエイチップ2のクラ
ンプ力が弱い。また、ねじ穴4bがカッター本体4の軸
線に沿う方向へ延びているため、カッター本体4のねじ
り剛性が低い等の欠点があった。
この考案は、以上のような欠点を取り除くことを目的と
してなされたもので、より多くのスローアウエイチップ
を装着することができるのは勿論のこと、カッター本体
のねじり剛性を低下させることなくスローアウエイチッ
プを強固に固定することができるスローアウエイ式カッ
ターを提供することを目的とする。
[題点を解決するための手段] この考案のスローアウエイ式カッターは、楔部材の側壁
部に、スローアウエイチップの上面側とこの上面の反対
側に位置するカッター本体の壁面側およびカッター本体
の先端側を向く壁面側の3方向へ突出して各壁面に当接
する段部を形成し、かつ、クランプネジに、該クランプ
ネジを上記スローアウエイチップの上面に対してカッタ
ー本体の略回転方向へ傾斜させることにより楔角を設け
るとともに、該クランプネジを上記スローアウエイチッ
プに対してカッター本体の基端側へずらして配置したも
のである。
[作用] クランプネジをスローアウエイチップに対してカッター
本体の基端側へずらして配置しているから、クランプネ
ジをカッター本体の外周寄りに配置することができ、さ
らに、クランプネジをスローアウエイチップの上面に対
してカッター本体の略回転方向へ傾斜させているから、
カッター本体のねじ穴と取付孔との干渉を回避すること
が可能となる。しかも、ねじ穴が工具本体の軸線方向へ
延在しないからカッター本体のねじり剛性が向上され
る。さらに、楔部材が3つの段部によって支持されるか
ら、スローアウエイチップに当接する段部とクランプネ
ジとの位置ずれに起因するクランプ力の低下を防止する
ことができ、また楔部材の位置すなわちクランプ位置も
安定し、したがって、スローアウエイチップを強固に固
定することができる。
[実施例] 以下、この考案の一実施例を第1図ないし第14図を参
照しながら説明する。第1図は実施例のスローアウエイ
式カッターを示す底面図である。第1図において符号1
0はカッター本体である。カッター本体10は、軸線O
回りに回転せしめられる円柱状のもので、その軸線Oに
沿う中央部には、取付孔10aが形成されている。ま
た、カッター本体10の先端外周部には、円周方向に沿
って一定間隔毎にその一部分が底面視において略半円状
に切り欠かれてなる複数のチップポケット11…が形成
されている。このチップポケット11の回転方向後端側
には、取付凹部12が設けられている。取付凹部12
は、隣接する二側がカッター本体10の先端側および外
周側に開放された方形状のものであり、軸線Oを含む平
面Sに対して回転方向へ向け第3図中θで示す角度傾斜
して形成されている。ここで、角度θはスローアウエイ
チップに付すアキシャルレーキ角に応じて−7°〜20
°の範囲で適宜設定される。そして、この取付凹部12
には、サポータ13が取り付けられている。
サポータ13は、第6図に示すように、上下面が互いに
平行になされた方形板状のもので、その上面には平面視
において三角形状に切り欠かれてなるチップ着座部14
が形成されている。チップ着座部14は、取付底面14
aおよび取付側面14b,14cとから画成されてなる
ものである。このチップ着座部14には、その上下面に
開口する取付孔15が形成されている。また、チップ着
座部14の上方(カッター本体10に取り付けたときの
基端側)には、その上面から側面に向けて切り欠かれて
なる断面円弧状の凹部16が形成されている。このサポ
ータ13は、第4図に示すように、その取付孔15に挿
通させたボルト17により上記取付凹部12に固定され
ている。そして、このサポータ13のチップ着座部14
には、スローアウエイチップ18が着脱自在に装着され
ている。
スローアウエイチップ18は、上下面が互いに平行な三
角形板状をなすもので、その主切刃18aを外周側へ向
けてチップ着座部14に載置されている。一方、カッタ
ー本体10には、第5図に示すように、ねじ穴19がス
ローアウエイチップ18よりも基端側に位置し、かつ取
付凹部12の外周側を向く壁部12aと交叉するように
して形成されている。このねじ穴19の軸線は、第3図
のIV方向(スローアウエイチップ18の上面に含まれ、
かつ平面Sとθなる角度で傾斜する線分lの方向)と直
交する平面上に位置せしめられ、かつ取付凹部12の底
面に対して第5図中αで示す角度傾斜せしめられてい
る。ここで、角度αは30°〜50°の範囲に設定され
ており、ねじ穴19がカッター本体10の取付孔10a
と干渉しないようになされている。そして、スローアウ
エイチップ18は、ねじ穴19に螺合させたクランプネ
ジ20と、このクランプネジ20によって内部を貫通さ
れ、その軸線方向へ移動可能になされた楔部材21とに
よってチップ着座部14に着脱自在に固定されている。
クランプネジ20は、一端外周部にねじが形成され、他
端外周部に上記ねじと逆方向のねじが形成されたもので
あって、その取付状態においてスローアウエイチップ1
8の上面に対して角度α傾斜し、この角度が楔角となっ
ている。なお、このクランプネジ20は、上記サポータ
13の凹部16内に位置し、サポータ13と干渉しない
ようになっている。
一方、楔部材21は、第13図および第14図に示すよ
うに、平面視略四辺形状をなすもので、その右側の部分
には上下面に開口するねじ穴22が形成されている。ま
た、楔部材21の一側面21aはねじ穴22の軸線と平
行になされ、他端面21bは軸線に対して図中αで示す
角度傾斜して形成されている。傾斜した側面21bの左
側(カッター本体10に装着したときの先端側)の部分
には、右側の部分よりも一段突出せしめられた段部23
bが形成されている。この段部23bは、その取付状態
においてスローアウエイチップ18の上面を押圧するよ
うになっている。また、側面21aの左側および右側面
21cの下側にも同様の段部23a,23cが形成され
ている。これら段部23a,23cは、取付状態におい
てカッター本体10の壁部を押圧するようになってい
る。次に、このような構成のスローアウエイ式カッター
において、スローアウエイチップ18を着脱する場合の
手順について説明する。
まず、クランプネジ20を緩めた状態にしておき、スロ
ーアウエイチップ18をチップ着座部14に載置する。
このとき、スローアウエイチップ18の側面をチップ着
座部14の取付側面14b,14cに当接させる。次
に、クランプネジ20を回転させ、カッター本体10の
ねじ穴19の深部側へ移動させる。すると、楔部材21
も同じ方向へ移動し、その段部23a,23cがカッタ
ー本体10の壁部を押圧し、この結果、段部23bがス
ローアウエイチップ18の上面を押圧する。そして、ク
ランプネジ20の楔角αに応じてその締付け力が倍加さ
れ、スローアウエイチップ18が固定される。なお、ス
ローアウエイチップ18を取り外すには、クランプネジ
20を緩めれば良い。
このようなスローアウエイ式カッターにおいては、クラ
ンプネジ20をスローアウエイチップ18に対してカッ
ター本体10の基端側へずらして配置しているから、ク
ランプネジ20をカッター本体10の外周寄りに配置す
ることができ、しかも、クランプネジ20をスローアウ
エイチップ18の上面に対してカッター本体10の略回
転方向へ傾斜させることにより所定の楔角αを付してい
るから、ねじ穴19をカッター本体10の取付孔10a
に干渉させることなく充分深く形成することができる。
したがって、長いクランプネジ20を使用することが可
能であり、スローアウエイチップ18を強固に固定する
ことができる。また、ねじ穴19がカッター本体10の
基端側へ延在しないから、カッター本体10のねじり剛
性が向上される。さらに、楔部材21が3つの段部23
a,23b,23cによって支持されるから、スローア
ウエイチップ18とクランプネジ20との位置ずれに起
因するクランプ力の低下を防止することができ、また楔
部材21の位置すなわちクランプ位置も安定し、したが
って、スローアウエイチップ18を一層強固に固定する
ことができる。
なお、上記スローアウエイ式カッターは、カッター本体
10に取付孔10aを形成したものであるが、取付孔1
0aのないスローアウエイ式カッターにおいても、軸線
Oを挟んで位置するねじ穴どうしが干渉することがな
く、ねじ穴の深さを深くすることができるという利点が
ある。
[考案の効果] 以上説明したようにこの考案のスローアウエイ式カッタ
ーにおいては、楔部材の側壁部に、スローアウエイチッ
プの上面側とこの上面の反対側に位置するカッター本体
の壁面側およびカッター本体の先端側を向く壁面側の3
方向へ突出して各壁面に当接する段部を形成し、かつ、
クランプネジに、該クランプネジを上記スローアウエイ
チップの上面に対してカッター本体の略回転方向へ傾斜
させることにより楔角を設けるとともに、該クランプネ
ジを上記スローアウエイチップに対してカッター本体の
基端側へずらして配置しているから、より多くのスロー
アウエイチップを装着することができるのは勿論のこ
と、カッター本体のねじり剛性を低下させることなくス
ローアウエイチップを強固に固定することができるとい
う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第14図は本考案の一実施例を示す図であ
って、第1図はスローアウエイ式カッターを示す底面
図、第2図は第1図のII−II線視断面図、第3図は第1
図のIII方向矢視図、第4図は第3図のIV方向矢視図、
第5図は第3図のV−V線視断面図、第6図はサポータ
を示す平面図、第7図は第6図のVII方向矢視図、第8
図は第6図のVIII方向矢視図、第9図は第6図のIX方向
矢視図、第10図は第6図のX方向矢視図、第11図は
第6図のIa方向矢視図、第12図は第8図のIIa方向
矢視図、第13図は楔部材を示す平面図、第14図は第
13図のIVa−IVa線視断面図である。 また、第15図ないし第19図は従来のスローアウエイ
式カッターを示す図であって、第15図はその側面図、
第16図はその斜視図、第17図はクランプネジを示す
斜視図、第18図はスローアウエイチップを示す斜視
図、第19図は他のスローアウエイ式カッターを示す斜
視図である。 1……カッター本体、 2……スローアウエイチップ、 3……クランプネジ、4……カッター本体、 6……楔部材、7……クランプネジ、 10……カッター本体、14……チップ着座部、 20……クランプネジ、21……楔部材、 23,a,23b,23c……段部、 α……楔角。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カッター本体の外周部に設けられたチップ
    着座部にスローアウエイチップを載置し、このスローア
    ウエイチップを、軸線がスローアウエイチップの上面に
    対して所定角度傾斜せしめられて楔角が付されたクラン
    プネジと、このクランプネジによりその軸線方向へ移動
    可能になされ楔部材とによって上記チップ着座部に着脱
    自在に固定したスローアウエイ式カッターにおいて、上
    記楔部材の側壁部に、上記スローアウエイチップの上面
    側とこの上面の反対側に位置するカッター本体の壁面側
    およびカッター本体の先端側を向く壁面側の3方向へ突
    出して各壁面に当接する段部を形成し、かつ、上記クラ
    ンプネジに、該クランプネジを上記スローアウエイチッ
    プの上面に対してカッター本体の略回転方向へ傾斜させ
    ることにより上記楔角を設けるとともに、該クランプネ
    ジを上記スローアウエイチップに対してカッター本体の
    基端側へずらして配置したことを特徴とするスローアウ
    エイ式カッター。
JP8039988U 1987-07-11 1988-06-17 スローアウエイ式カッター Expired - Lifetime JPH0627287Y2 (ja)

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