JPH0627256Y2 - ろう付け構造 - Google Patents

ろう付け構造

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JPH0627256Y2
JPH0627256Y2 JP12764589U JP12764589U JPH0627256Y2 JP H0627256 Y2 JPH0627256 Y2 JP H0627256Y2 JP 12764589 U JP12764589 U JP 12764589U JP 12764589 U JP12764589 U JP 12764589U JP H0627256 Y2 JPH0627256 Y2 JP H0627256Y2
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JP
Japan
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brazing
cap
tubular body
filler metal
annular recess
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JP12764589U
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JPH0368967U (ja
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忠志 村田
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Sanoh Industrial Co Ltd
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Sanoh Industrial Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本考案は、ろう付け構造、特に管体の端部開口に有底円
筒状のキャップをろう付けする構造に関する。
b.従来の技術 従来、管体の端部開口に封塞するに際しては、第3図に
示す如く、管体101の端部102を有底円筒状のキャップ10
3内に圧入し、該管体101の端部周壁とキャップ103の内
壁との間に形成される間隙104内に、ろう材105を浸透さ
せ、その両者101,103を接合していた。
c.考案が解決しようとする課題 しかしながら、上述したろう付け構造にあっては、溶融
したろう材105が、第4図に示すように何ら管体101とキ
ャップ103の接合に関与しない管体101の内壁面側にも侵
入してしまい、不経済であった。また、侵入したろう材
105が管体101に連結した細管106を塞ぐ場合等があり、
種々の不都合を招いていた。
本考案は、上述した従来のろう付け構造が有する課題に
鑑みなされたものであって、その目的は、簡易な構造
で、しかも接合に関与し得る位置で溶融したろう材を堰
き止めることができるろう付け構造を提供することにあ
る。
d.課題を解決するための手段 本考案は、上述した課題を解決するため、その要旨は管
体の端部開口に有底円筒状のキャップをろう付けする構
造において、上記キャップの底面であって、管体の端部
に当接する位置付近に環状凹部を形成し、該環状凹部を
ろう溜め部としたことを特徴とするろう付け構造にあ
る。
e.作用 本考案は、上述した如く、ろう材の流入する途中にろう
溜め部を形成したため、溶融したろう材は無秩序に管体
内壁面側まで流れることはなく、該ろう溜め部によって
堰き止められる。
また、上記ろう溜め部は、管体の端部開口を封塞するキ
ャップの底面であって、管体の端部に当接する位置付近
に形成した環状凹部を利用しているため、該ろう溜め部
に流入したろう材は、管体とキャップとの接合に寄与し
得るものとなり、強度な接合が可能となる。
f.実施例 以下、本考案の実施例を添付図面に従って詳細に説明す
る。
ここで、第1図は管体1の端部にキャップ2を圧入し、
その両者1,2に接触させてろう材3を配装した状態を
示した断面図である。
管体1は、油,水等の液体、あるいは空気、燃焼ガス等
の気体を移送する鋼管である。
キャップ2は、図示した如く、有底円筒形状に鋼板をプ
レス成形したものであり、該キャップ2の底面2aであっ
て、上記管体1の端部1aに当接する位置付近に環状凹部
4が形成されている。
ろう材3は、例えばリング状の銅ろうであり、該銅ろう
3を還元性雰囲気の炉中で加熱溶融させ、管体1の端部
周壁とキャップ2の内壁との間に形成される間隙5に浸
透させ、その両者1,2を接合する。
この際、溶融したろう材3は、第2図に示した如く、間
隙5に浸透すると共に、キャップ2に形成された上記環
状凹部4に流れ込み、堰き止められる。
本考案にかかるろう付け構造は、上述した如く、管体1
の端部開口を封塞するキャップ2の底面2aであって、管
体1の端部1aに当接する位置付近に形成した環状凹部4
を溶融したろう材3の溜め部としたため、過剰のろう材
3を使用した場合においても、管体1の内壁面側までろ
う材3が流れ込むことはなく、例え図示したように管体
1に連結した細管6が存在しても、該細管6をろう材3
によって塞ぐことはない。
また、ろう溜まりの形成位置は、管体1の端部1aとキャ
ップ2の底面2aとの当接付近であるため、該ろう溜りに
流入したろう材3も、管体1とキャップ2との接合に関
与し、経済的であると共に、強固な接合が可能となる。
以上、本考案の一実施例につき説明したが、本考案は既
述の実施例に限定されるものではなく、本考案の技術的
思想に基づいて、各種の変形及び変更が可能である。
例えば、上記実施例においては、使用するろう材として
銅ろうにつき説明したが、その他金ろう、銀ろう等種々
のろう材が使用できる。
また、キャップ底面に環状の凹部を形成するにあたって
は、上記実施例では図示したように、キャップ底面の中
央部を突出させることによりその周囲に凹部を形成した
が、切削等の手段により、キャップ底面に環状凹部を形
成した構造としてもよい。
g.考案の効果 以上、説明したように、本考案によれば、簡易な構造
で、しかも接合に関与し得る位置で溶融したろう材を堰
き止め得るろう付け構造を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、本考案の実施例を示したものであ
って、第1図はろう材の溶融前の接合部を示した断面
図、第2図はろう付けを行った後の接合部を示した断面
図である。 第3図及び第4図は、従来のろう付け構造を示したもの
であって、第3図はろう材の溶融前の接合部を示した断
面図、第4図はろう付けを行った後の接合部を示した断
面図である。 1…管体、2…キャップ、 3…ろう材、4…環状凹部、 5…間隙、6…細管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】管体の端部開口に有底円筒状のキャップを
    ろう付けする構造において、上記キャップの底面であっ
    て、管体の端部に当接する位置付近に環状凹部を形成
    し、該環状凹部をろう溜め部としたことを特徴とするろ
    う付け構造。
JP12764589U 1989-10-31 1989-10-31 ろう付け構造 Expired - Lifetime JPH0627256Y2 (ja)

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JP12764589U JPH0627256Y2 (ja) 1989-10-31 1989-10-31 ろう付け構造

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JP12764589U JPH0627256Y2 (ja) 1989-10-31 1989-10-31 ろう付け構造

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JPH0368967U JPH0368967U (ja) 1991-07-08
JPH0627256Y2 true JPH0627256Y2 (ja) 1994-07-27

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