JP2001174186A - ラジエータのフィラーネック接合方法およびその構造 - Google Patents

ラジエータのフィラーネック接合方法およびその構造

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JP2001174186A
JP2001174186A JP35763699A JP35763699A JP2001174186A JP 2001174186 A JP2001174186 A JP 2001174186A JP 35763699 A JP35763699 A JP 35763699A JP 35763699 A JP35763699 A JP 35763699A JP 2001174186 A JP2001174186 A JP 2001174186A
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JP
Japan
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filler neck
radiator
pipe
short
trapezoidal
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Pending
Application number
JP35763699A
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English (en)
Inventor
Takashi Igami
多加司 伊神
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Toyo Radiator Co Ltd
Original Assignee
Toyo Radiator Co Ltd
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Publication date
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  • Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)
  • Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラジエータタンクのパイプ上端にフィラーネ
ック本体がろう付け接合されるものにおいて、ろう付け
中にフィラーネックがパイプの開口縁から脱落するのを
防止すること。 【解決手段】 パイプ部4の上端開口縁に台形傘状部5
を形成し、フィラーネック本体3の短筒部2を台形傘状
部5に挿入すると共に、短筒部2を内面側から拡開し
て、台形傘状部5に圧接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン冷却水冷
却用ラジエータのタンク上端に接合される給水キャップ
嵌着用のフィラーネックに関し、特にフィラーネック本
体とパイプ部とがろう付け接合されるものに関する。
【0002】
【従来の技術】タンクに接続されるパイプ部とフィラー
ネックとの接合構造は、図3の如く形成されていた。先
ず、フィラーネック本体3は全体が小さな鍋型で、その
底部中央に連通孔1が形成され、その連通孔1の孔縁部
が僅かに外側へバーリング加工された短筒部2を有す
る。そして、その短筒部2がパイプ部4の上端に嵌着さ
れ、次いでその短筒部2の内面側を拡開し、短筒部2と
パイプ部4とが仮固定される。なおパイプ部4は図示し
ないラジエータタンクに接続されている。また、フィラ
ーネックを含み、互いに接合される各部品の少なくとも
一方には、予めろう材が被覆されている。このようなラ
ジエータ全体を高温の炉内に挿入し、ろう材を溶融し次
いでそれを冷却固化することにより、各接合部を液密に
ろう付け固定していた。
【0003】なお、フィラーネック本体3の上端開口に
は、給水キャップが着脱自在に止着される。この給水キ
ャップは、キャップ本体7の内面中央にスプリングで下
方に付勢された加圧弁8を有する。そして、キャップ本
体7の爪部がフィラーネック本体3のフランジ部下面に
係止され、加圧弁8が連通孔1の上縁部に着座されるも
のである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図3の如く、ろう付け
に先立ち、短筒部2をパイプ部4に嵌着し、短筒部2の
内面側を拡開して両者間を機械的に仮固定しても、ろう
付け中にフィラーネック本体3がパイプ部4から脱落す
ることがある。そこで、本発明はろう付け中にこのよう
なフィラーネック本体3の脱落を完全に防止し、信頼性
の高いろう付けを行うことを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、全体が小さい鍋型で、その底部中央に連通孔1が形
成され、その孔縁部が僅かに外側へ筒状に加工された短
筒部2を有するフィラーネック本体3を有し、そのフィ
ラーネック本体3の短筒部2の孔縁部が、タンクのパイ
プ部4の開口端にろう付け固定されるラジエータのフィ
ラーネック接合方法において、前記パイプ部4の開口縁
部に、その先端側への直径が漸次縮小して僅かにその内
外面が台形傘状になるように、台形傘状部5を曲折加工
する工程と、前記フィラーネック本体3の前記短筒部2
を前記台形傘状部5の開口縁に挿入し、その短筒部2の
先端直径が漸次拡大するように、その短筒部2を拡開し
て、その外周を前記台形傘状部5の内面に圧接する工程
と、を具備し、互いに接合される少なくとも一方の表面
には予めろう材が被覆されたものが用いられ、炉内でそ
のフィラーネック本体3と前記パイプ部4とをろう付け
接合するラジエータのフィラーネック接合方法である。
【0006】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の接合方法を用いて、フィラーネック本体3と前記パ
イプ部4とをろう付け接合したラジエータのフィラーネ
ック接合構造である。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、図面に基づいて本発明の実
施の形態につき説明する。図1は本発明のフィラーネッ
ク接合方法の第一工程を示す要部縦断面図であり、図2
は同第二工程を示す。このフィラーネック接合方法はラ
ジエータタンクに連通するパイプ部4の上端部に予め台
形傘状部5を形成しておく。この台形傘状部5はパイプ
部4の上端開口縁部に、その先端側へ直径が漸次縮小す
る加工を施してあり、その内外面が円錐台形の台形傘状
に形成されたものである。この台形傘状部5の形状は、
冷却水の出入口パイプの先端部外周に形成されるホース
抜け止め用環状膨出部に近似する。
【0008】次に、フィラーネック本体3は全体が小さ
い鍋型で、その側部中央に連通孔1が形成され、その孔
縁部が僅かに外側へ筒状に加工された短筒部2を有す
る。そこで、そのフィラーネック本体3の短筒部2をパ
イプ部4の台形傘状部5の開口縁に挿入する。次いで、
短筒部2をその内面側から拡開し、その外周を台形傘状
部5の内面に整合させると共に、それに圧接する。な
お、パイプ部4とフィラーネック本体3との接合部に
は、少なくとも何れか一方の接触部表面にろう材が被覆
されたものが用いられる。この例では、フィラーネック
本体3,パイプ部4がアルミニューム材からなり、フィ
ラーネック本体3の外表面またはパイプ部4の内表面に
アルミニューム合金からなるろう材が被覆されている。
また、パイプ部4と図示しない熱交換器のタンクとが嵌
着固定される。そして、ラジエータ全体が高温の炉内に
挿入され、各部品表面に被覆されたろう材を溶融し、次
いでそれを冷却固化することにより、ラジエータおよび
そのフィラーネックの接合構造が完成する。
【0009】
【発明の作用・効果】本発明のラジエータのフィラーネ
ックの接合方法およびその構造は、パイプ部4の開口縁
部に台形傘状部5を曲折加工し、フィラーネック本体3
の短筒部2を台形傘状部5の開口縁に挿入し、その短筒
部2の先端を拡開して台形傘状部5の内面に圧接するよ
うに形成したから、炉内でろう付け中に不用意にフィラ
ーネック本体3がパイプ部4から分離して脱落すること
を防止し、両者の接合部を確実に精度良くろう付けする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフィラーネック接合方法の第一工程を
示す要部縦断面図。
【図2】同第二工程を示す要部縦断面図。
【図3】従来型のフィラーネック接合構造の縦断面説明
図。
【符号の説明】
1 連通孔 2 短筒部 3 フィラーネック本体 4 パイプ部 5 台形傘状部 6 弁座部 7 キャップ本体 8 加圧弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全体が小さい鍋型で、その底部中央に連
    通孔1が形成され、その孔縁部が僅かに外側へ筒状に加
    工された短筒部2を有するフィラーネック本体3を有
    し、 そのフィラーネック本体3の短筒部2の孔縁部が、タン
    クのパイプ部4の開口端にろう付け固定されるラジエー
    タのフィラーネック接合方法において、 前記パイプ部4の開口縁部に、その先端側への直径が漸
    次縮小して僅かにその内外面が台形傘状になるように、
    台形傘状部5を曲折加工する工程と、 前記フィラーネック本体3の前記短筒部2を前記台形傘
    状部5の開口縁に挿入し、その短筒部2の先端直径が漸
    次拡大するように、その短筒部2を拡開して、その外周
    を前記台形傘状部5の内面に圧接する工程と、 を具備し、 互いに接合される少なくとも一方の表面には予めろう材
    が被覆されたものが用いられ、 炉内でそのフィラーネック本体3と前記パイプ部4とを
    ろう付け接合するラジエータのフィラーネック接合方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の接合方法を用いて、 フィラーネック本体3と前記パイプ部4とをろう付け接
    合したラジエータのフィラーネック接合構造。
JP35763699A 1999-12-16 1999-12-16 ラジエータのフィラーネック接合方法およびその構造 Pending JP2001174186A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008267610A (ja) * 2007-04-16 2008-11-06 Showa Denko Kk 熱交換器およびその製造方法

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