JPH0627239Y2 - カット装置 - Google Patents

カット装置

Info

Publication number
JPH0627239Y2
JPH0627239Y2 JP6320688U JP6320688U JPH0627239Y2 JP H0627239 Y2 JPH0627239 Y2 JP H0627239Y2 JP 6320688 U JP6320688 U JP 6320688U JP 6320688 U JP6320688 U JP 6320688U JP H0627239 Y2 JPH0627239 Y2 JP H0627239Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
pin
cylindrical
shearing
cutting device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP6320688U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01165144U (ja
Inventor
正夫 梁島
Original Assignee
ソニー・テクトロニクス株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ソニー・テクトロニクス株式会社 filed Critical ソニー・テクトロニクス株式会社
Priority to JP6320688U priority Critical patent/JPH0627239Y2/ja
Publication of JPH01165144U publication Critical patent/JPH01165144U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0627239Y2 publication Critical patent/JPH0627239Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Shearing Machines (AREA)
  • Wire Processing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は線材をカットするための装置、特にせん断によ
り線材をカットするための新規なカット装置に関する。
[従来の技術及び考案が解決しようとする課題] 線材のカット、すなわち切断とせん断を行う最も基本的
な道具の形態は、夫々ナイフとはさみである。本考案は
特にせん断によって線材をカットするための装置である
ので、この点に沿って説明する。
第5図は、典型的なニッパを示した図である。カットし
ようとする線材50が例えばピン状部品のようなものと
する。このような道具においてはピン状部品50が、ニ
ッパの根元に近いところに位置しているほど弱い力でせ
ん断することができるが、ピン状部品をニッパの先端部
に位置させるに従って力の効率は低下する。ゆえに高い
力の効率で一度にたくさんのピン状部品を図の横方向に
並べてせん断するには限度がある。又、第5図に示すニ
ッパによるせん断では、せん断時にピン状部品が図中の
矢印Bの方向へ逃げる力が生じる。ゆえにピン状部品を
保持する必要も生じうる。
第6図は、上述の問題点にかんがみて提案された第2の
従来例を示す図である。本図に示す従来例では、第1せ
ん断部材52と第2せん断部材54の夫々に複数の円弧
状の凹部56が刃をなすように設けられ、1つの縁に並
んでいる。第1せん断部材52と第2せん断部材54と
の間の上述の各凹部56に対応する位置にせん断するピ
ン状部品50を並べる。第1線断部材52と第2せん断
部材54とを図中の矢印の方向へ夫々進めると、各凹部
がピン状部品を案内して保持すると共に最終的にせん断
を行う。この従来例の場合、第5図に示す従来例と比較
して一度に多くのピン状部品をせん断することが可能で
あり、またせん断直前に凹部がピン状部品を保持する効
果もある。しかしながら第2の従来例の場合、てこの原
理を用いていないので、せん断を行うのに大きな力が必
要とする。さらに第1の従来例と第2の従来例のいずれ
の場合でもせん断しようとするピン状部品に対して垂直
な平面を含む広い空間を必要とする。このことが問題と
なる場合が電子機器を構成する回路基板にマウントした
ピン状部品をせん断しようとする場合である。
電子機器を構成する回路基板は、しばしば金メッキを施
したピン状部品(角ピンと呼ばれている)を搭載するこ
とがある。このピン状部品は、回路基板の導電路上に植
設され、この導電路と外部の部品、例えば、コネクタな
どと電気的な接続を行う。これらピン状部品には、何種
類かの所定の長さのものがあり、夫々専用の挿入機のよ
り自動的に基板に挿入される。この場合、基板の上面と
下面に夫々どれだけの長さを突出させることになるか
は、そのピン状部品の長さと、それの挿入に用いる挿入
機によって決まってしまう。従って挿入機による挿入で
は、基板からのピン状部品の植設時の高さは、ピン状部
品の長さの種類程度にしか多様性をもたらせることがで
きない。
ところで、電子機器の設計においては、全体をコンパク
ト化することが必要となっている。このため、機器の内
部に基板を並べて配置する場合など特定の場所に植設さ
れたピン状部品を所望の高さにカットする必要が生じ
る。これは、基板と基板の間隔をできるだけ縮めながら
ピン状部品の接触による短絡等を防止する必要があるか
らである。
第7図は、基板10に植設されたピン状部品12をカッ
トするための従来の装置を示す図である。本図に示す従
来例では、せん断部材14が図中の矢印の方向に進み、
ピン状部品12をせん断する。この場合、せん断部材1
4が動きうるだけのスペースが基板10の下側に必要で
あり、もしこのピン状部材が植設されている場所の下側
の近傍に他の部品がマウントされていると、せん断を行
うことができない場合がある。
また、せん断片の長さをそろえることも特別に治具を設
けないかぎり行うことができない。
そこで本考案の目的は、弱い力によっても効率よくせん
断ができるカット装置を提供することにある。
本考案の他の目的は、一度にたくさんのピン状部品をせ
ん断可能なカット装置を提供することにある。
本考案の更に他の目的は、せん断の直前にピン状部品の
保持をしうるカット装置を提供することにある。
本考案の更に他の目的は、せまいところにも設置可能な
カット装置を提供することにある。
本考案の更に他の目的は、せん断片の長さをそろえるこ
とが可能なカット装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案に基づくカット装置は、円筒穴が設けられた第1
部材と、この円筒穴の中にはまって回転する第2部材
と、この第2部材を回転させるための回転駆動手段とか
ら成っている。第1部材には、これの円筒穴の他に、外
からこの円筒穴に通じる第1孔が設けてある。第2部材
には、これが第1部材の円筒穴に収められたとき、第1
部材の第1孔の通じることのできる第2孔が第2部材の
円筒面を貫通するように設けられている。
[作用] カットしたいピン状部品は、第1部材の第1孔から挿入
される。このとき第2部材の第2孔は、第1部材の第1
孔と通じている。従って第1孔から挿入されたピン状部
材は、第2部材の第2孔の中にも至る。そこで回転駆動
手段により第2部材を回転させる。すると第1部材の円
筒孔中の第2孔の向きが第1孔に対して異なった方向へ
向こうとする。ここに第1孔の円筒穴における開口の縁
と、第2孔の開口の縁との間で、ピン状部品のせん断が
おこる。
[実施例] 第1図は本考案に基づくカット装置の第1の実施例の斜
視図、第2図は第1図のカット装置のうちの第1部材1
6の斜視図、第3図は、第1図のカット装置のうちの第
2部材18の斜視図である。第1図及び第2図に示すよ
うに、第1部材は略円柱状をしている。円柱面の一部は
適当に切削して平面18を形成せしめ、回転駆動手段が
動くスペースを節約する。平面18の中のやや上方に円
筒穴20を略水平方向に設ける。この穴は貫通していて
もしていなくともよい。円柱の頂面22から円筒穴20
に向かって第1孔24を明ける。この第1孔24は、円
筒穴20にまで達していることが必要である。第1孔の
周辺部の第1部材のへりは、図に示すように面とりして
おいてもよい。本考案の実施例では、円筒穴20からや
や下方にむかって円柱面にて開く切りくず排出口26を
設けておいた。
第2部材は、第3図に示すようにやはり円柱状をしてい
る。これの外径は第1部材の円筒穴20の円径と略等し
く中で遊びがなく、かつなめらかに回転するように決め
る。円柱面の略中央に第2孔28が貫通している。第2
部材を第1部材の円筒孔20内の所定の深さに収める
と、第2孔が第1孔とちょうど通じるようにしておく。
また第2部材は、円筒穴20内に収めたとき、図の手前
側が適当に円筒穴20から突出する長さにする。せん断
は、第2部材18の第2孔28の上側の縁38と第1部
材16の第1孔24の下側の縁40との間で行なわれる
ことになる。従ってこの縁は硬く鋭利にしておく。この
突出部の上側は、第3図に示すように切削して平坦部3
0としておいた。こうすることにより、できるだけカッ
トする部分近傍の体積の節約する。平坦部30の真下に
レバー32が下方に延びる。第1図に示すように、レバ
ー32の下部端には係合部材34が係合しており、これ
をシリンダ36によって駆動する。レバー32、係合部
材34、シリンダ36によって回転駆動手段を構成す
る。シリンダ36の駆動により、レバー32を介して第
2部材18が円筒穴20内で回転する。レバー32をあ
る程度の長さにしておけば、テコの原理により少ない力
でせん断を行うことができる。
第1図に示すように、切りくず排出口26を手前側に設
けた場合、シリンダが係合部材34を図中の矢印の方向
に駆動したとき、第1孔24から挿入されたピン状部材
(図示せず)の切断が行なわれるようにしておくとよ
い。こうすると、第2部材18の第2孔28が、排出口
の軸の向きと略同方向となったとき、せん断が完了して
ひとつながりとなった第2孔28と排出口26中を切り
くずが滑り落ちるからである。
さらに本考案のカット装置は、切断する材料の切り落と
すべき部分の長さをそろえることが可能である。これ
は、切断する材料を第1孔より挿入すると、円筒穴の下
部壁面に先端部をあてることにより、ここから切断部ま
での長さを一定にできるからである。
第4図は、上述の使用目的に沿った本考案の第2の実施
例を示す図である。本考案の第1の実施例では、1回の
回転駆動で1本の材料を切断するものとしているが、第
4図に示すように第1部材を直方体形状にし、長手方向
に並べて多数の第1孔に相当する孔を明け、これらに対
応して円筒穴を深く明けた形状にすれば、1回の回転駆
動で多数の材料を切断することができる。
本考案の要旨に沿って、様々な変形が可能である。例え
ば第1部材は、円柱形でなくとも良く、第1孔は、どこ
に明けられてもよい。また回転駆動手段はシリンダによ
らなくとも良く、電磁石などによって駆動してもよい。
[考案の効果] 本考案により、弱い力でもせん断が可能で、一度にたく
さんの材料体のせん断も可能で、せまいところも設置可
能で、せん断の直前に材料体を保持することが可能で、
しかもせん断片の長さをそろえることも可能なカット装
置が提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に基づくカット装置の実施例の斜視図、
第2図は第1図のカット装置のうちの第1部材16の斜
視図、第3図は、第1図のカット装置のうちの第2部材
18の斜視図、第4図は、本考案の第2の実施例を示す
図、第5図は第1の従来例を示す図、第6図は第2の従
来例を示す図、第7図は基板に植設されたピン状部品を
カットするための従来の構成を示す図である。 これらの図において、16が第1部材、18が第2部
材、20が円筒穴、24が第1孔、28が第2孔、3
2、34、36が回転駆動手段である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも一端が外部に開く円筒穴を有す
    ると共に、外部から該円筒穴に通じる第1孔を有する第
    1部材と、 円筒面から円筒面に貫通する第2孔を有すると共に、上
    記第1部材の上記円筒穴内で、該円筒穴の軸を中心に回
    転可能に挿入される第2部材と、 該第2部材を上記第1部材の円筒穴内で回転させるため
    の回転駆動手段とを具え、 上記第2部材の特定回転位置で、上記第1孔及び第2孔
    は通じ、該回転駆動手段による上記第2部材の回転によ
    って、上記第1孔の上記円筒穴における開口の縁と、上
    記第2孔の縁とがせん断を行うことを特徴とするカット
    装置。
JP6320688U 1988-05-13 1988-05-13 カット装置 Expired - Lifetime JPH0627239Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6320688U JPH0627239Y2 (ja) 1988-05-13 1988-05-13 カット装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6320688U JPH0627239Y2 (ja) 1988-05-13 1988-05-13 カット装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01165144U JPH01165144U (ja) 1989-11-17
JPH0627239Y2 true JPH0627239Y2 (ja) 1994-07-27

Family

ID=31288712

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6320688U Expired - Lifetime JPH0627239Y2 (ja) 1988-05-13 1988-05-13 カット装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0627239Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01165144U (ja) 1989-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05321917A (ja) ファスナ
US4151637A (en) Dip component lead cut and clinch apparatus
US5669276A (en) Apparatus for cable stripping
JPH0627239Y2 (ja) カット装置
JPH06203936A (ja) Icソケット
JPH0966411A (ja) ホールソー
US5967399A (en) Electric wire pressure welding apparatus and pressure welding method
JPH01157548A (ja) ペレット突き上げ装置
JP3491517B2 (ja) 電子部品実装機
US4470182A (en) Method and apparatus for centering electrical components
JPH0340441Y2 (ja)
JPH0637493A (ja) 電子部品挿入機
JP2002361505A (ja) タンクの穴明け装置
US4188704A (en) Hand tool and loader
JPH03268831A (ja) 端子切断機
JPH0315231Y2 (ja)
JPH06302998A (ja) リード線フォーミング装置
JPH03218100A (ja) 部品供給装置及び装着ヘッド
JP3427074B1 (ja) ペット用顔毛切り
JP2702931B2 (ja) ドリル
JP3670790B2 (ja) 養殖貝類の係止具のガイド構造
JPH0748333Y2 (ja) リード線カッター装置
JP2023047929A (ja) かしめ装置
JP2520825Y2 (ja) 線材カッター刃
JP3016768U (ja) 配線装置及び配線ユニット