JPH06272139A - 織機の織布検査装置 - Google Patents
織機の織布検査装置Info
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- JPH06272139A JPH06272139A JP5404293A JP5404293A JPH06272139A JP H06272139 A JPH06272139 A JP H06272139A JP 5404293 A JP5404293 A JP 5404293A JP 5404293 A JP5404293 A JP 5404293A JP H06272139 A JPH06272139 A JP H06272139A
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- Japan
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- loom
- woven fabric
- cloth
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Abstract
(57)【要約】
【目的】織機の織布検査を、設備的に簡単なシステムで
的確に行うことを目的とする。 【構成】検査指示がなされ(S1)、検査対象織機に織
布検査装置を移動する(S2)。織布検査装置を対象織
機に到着させる(S3)。織布検査装置を織布の検査対
象部位に移動する(S4)。検査のため、織機の停止の
要否を判定する(S5)。検査を開始し(S6)、検査
良否を判定し(S8)、検査を終了し(S9)、中央制
御システムに情報を出力し(S10)、織布検査装置を
元位置に復帰移動させる(S11)。中央制御システム
に連絡し、警告灯を点滅し(S12)、織機を停止し
(S13)、人手により布欠点部を修正し(S14)、
織機を起動する(S15)。
的確に行うことを目的とする。 【構成】検査指示がなされ(S1)、検査対象織機に織
布検査装置を移動する(S2)。織布検査装置を対象織
機に到着させる(S3)。織布検査装置を織布の検査対
象部位に移動する(S4)。検査のため、織機の停止の
要否を判定する(S5)。検査を開始し(S6)、検査
良否を判定し(S8)、検査を終了し(S9)、中央制
御システムに情報を出力し(S10)、織布検査装置を
元位置に復帰移動させる(S11)。中央制御システム
に連絡し、警告灯を点滅し(S12)、織機を停止し
(S13)、人手により布欠点部を修正し(S14)、
織機を起動する(S15)。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、織機の織布検査装置に
関する。
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、織機において、製織布の品質検査
は、検反機を使用して織り上がって織機から降ろされた
状態で布を検査し、この検査で布疵等の布欠点の発生を
知り、重欠点については、前工程に対してフィードバッ
クをかけるようにしていた。しかし、この方法では、織
り上がって織機から降ろされた状態で布欠点を検査して
対策するため、時間的なずれが生じ、経糸に起因する連
続した重欠点の発生についてはタイムリーに防止するた
め、定期的に製織中の布欠点がないか否かを作業者が各
織機を見回って検査する必要がある。
は、検反機を使用して織り上がって織機から降ろされた
状態で布を検査し、この検査で布疵等の布欠点の発生を
知り、重欠点については、前工程に対してフィードバッ
クをかけるようにしていた。しかし、この方法では、織
り上がって織機から降ろされた状態で布欠点を検査して
対策するため、時間的なずれが生じ、経糸に起因する連
続した重欠点の発生についてはタイムリーに防止するた
め、定期的に製織中の布欠点がないか否かを作業者が各
織機を見回って検査する必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来、製織
中に織布を検査する光学式検査装置を各織機毎に装備
し、製織中に布の品質検査を実行する技術が提案されて
いる(特開平2−160956号公報参照)。しかし、
この技術では、タイムリーに布欠点情報が入力され、前
工程に対してフィードバックが迅速に行えるものの、工
場内において多数配置された各織機毎に光学式検査装置
を装備する必要があるため、設備コストが嵩むと共に、
各検査装置のメンテナンス等の保守・点検に手間が掛か
り、実用的ではない。
中に織布を検査する光学式検査装置を各織機毎に装備
し、製織中に布の品質検査を実行する技術が提案されて
いる(特開平2−160956号公報参照)。しかし、
この技術では、タイムリーに布欠点情報が入力され、前
工程に対してフィードバックが迅速に行えるものの、工
場内において多数配置された各織機毎に光学式検査装置
を装備する必要があるため、設備コストが嵩むと共に、
各検査装置のメンテナンス等の保守・点検に手間が掛か
り、実用的ではない。
【0004】又、従来、製織中の停台情報に基づき、布
欠点状況をコンピュータに集積し、検反工程での検反作
業の精度向上と効率向上とを図る技術が提案されている
(特開平1−14345号公報参照)。しかし、この技
術では、織機が停止しないで発生する布欠点情報、例え
ば、筬と筬との間隔が夫々均等でない場合や筬と筬との
間に経糸が均等に引き通されていない場合、或いはヘル
ド1本毎に夫々経糸が正確に引き通されていない場合等
に生ずる布欠点や、緯糸の緩みによって生じるキンキー
及び糸違い等による布欠点は見逃されてしまい、検反工
程になって始めて発見されるため、多量の重欠点が発生
してしまうという問題がある。
欠点状況をコンピュータに集積し、検反工程での検反作
業の精度向上と効率向上とを図る技術が提案されている
(特開平1−14345号公報参照)。しかし、この技
術では、織機が停止しないで発生する布欠点情報、例え
ば、筬と筬との間隔が夫々均等でない場合や筬と筬との
間に経糸が均等に引き通されていない場合、或いはヘル
ド1本毎に夫々経糸が正確に引き通されていない場合等
に生ずる布欠点や、緯糸の緩みによって生じるキンキー
及び糸違い等による布欠点は見逃されてしまい、検反工
程になって始めて発見されるため、多量の重欠点が発生
してしまうという問題がある。
【0005】そこで、本発明は以上のような従来の問題
点に鑑み、布の欠点情報をタイムリーに知見して、前工
程に対してフィードバックを迅速に行うと共に、織機が
停止しなくとも発生する布の重大欠点について、製織工
程中に検査でき、しかも設備コストの低減等を図れる織
機の織布検査装置を提供するものである。
点に鑑み、布の欠点情報をタイムリーに知見して、前工
程に対してフィードバックを迅速に行うと共に、織機が
停止しなくとも発生する布の重大欠点について、製織工
程中に検査でき、しかも設備コストの低減等を図れる織
機の織布検査装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の織機
の織布検査装置は、図1に示すように、複数の織機の設
置エリアに配設されて各織機近傍に夫々至る経路に沿っ
て走行移動する移動体と、該移動体に設置された織布検
査手段と、所定の検査時期に移動体を呼び出す信号を出
力する手段と、該手段から出力される呼び出し信号に基
づいて前記移動体を各織機近傍に走行移動させる制御手
段と、を含んで構成した。
の織布検査装置は、図1に示すように、複数の織機の設
置エリアに配設されて各織機近傍に夫々至る経路に沿っ
て走行移動する移動体と、該移動体に設置された織布検
査手段と、所定の検査時期に移動体を呼び出す信号を出
力する手段と、該手段から出力される呼び出し信号に基
づいて前記移動体を各織機近傍に走行移動させる制御手
段と、を含んで構成した。
【0007】特に、前記移動体を呼び出す信号を出力す
る手段を、定期的時期或いは織機異常時に前記移動体を
呼び出す信号を出力するよう設定することができる。
る手段を、定期的時期或いは織機異常時に前記移動体を
呼び出す信号を出力するよう設定することができる。
【0008】
【作用】かかる構成において、各織機における織布の品
質検査は、予め設定されて記憶された検査時期等所定の
検査時期に呼び出される検査手段により行われる。この
ため、時間的なずれが生じず、経糸に起因する連続した
重欠点の発生についてタイムリーに防止することがで
き、定期的に製織中の布欠点がないか否かを作業者が各
織機を見回って検査する必要がない。
質検査は、予め設定されて記憶された検査時期等所定の
検査時期に呼び出される検査手段により行われる。この
ため、時間的なずれが生じず、経糸に起因する連続した
重欠点の発生についてタイムリーに防止することがで
き、定期的に製織中の布欠点がないか否かを作業者が各
織機を見回って検査する必要がない。
【0009】又、織機が停止しないで発生する布欠点情
報、例えば、経糸引き通しミス、筬間隔の不均等、キン
キー及び糸違い等による布欠点も見逃されることがな
く、多量の重欠点が発生することがない。
報、例えば、経糸引き通しミス、筬間隔の不均等、キン
キー及び糸違い等による布欠点も見逃されることがな
く、多量の重欠点が発生することがない。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2及び図3において、織機の織布検査装置A
は、複数の織機4の設置エリアに配設されて各織機4近
傍に夫々至る経路に沿って走行移動する移動体1を備え
ている。
する。図2及び図3において、織機の織布検査装置A
は、複数の織機4の設置エリアに配設されて各織機4近
傍に夫々至る経路に沿って走行移動する移動体1を備え
ている。
【0011】即ち、移動体1は織機4の設置エリアの天
井部2に敷設されたレール3に沿って走行移動し、各織
機4近傍に夫々至るレール3に沿って走行移動する。か
かる移動体1の本体1a下面には、該本体1aに上下に
伸縮動作されるワイヤ5を介して昇降台6が吊り下げ支
持されており、該昇降台6には後述する織布の検査手段
を保持した保持台7が保持部材8を介して吊り下げ支持
されている。
井部2に敷設されたレール3に沿って走行移動し、各織
機4近傍に夫々至るレール3に沿って走行移動する。か
かる移動体1の本体1a下面には、該本体1aに上下に
伸縮動作されるワイヤ5を介して昇降台6が吊り下げ支
持されており、該昇降台6には後述する織布の検査手段
を保持した保持台7が保持部材8を介して吊り下げ支持
されている。
【0012】前記保持台7の下面中央部には検査手段と
してのCCDカメラ9が下方に向けられて固定取付され
ている。又、保持台7の一側に相対向する両側面下部の
両端部には図外のモータにより回転駆動される車輪10
が取り付けられている。かかる移動体1の本体1aは、
各織機4の上方位置に止まって、その昇降台6が降下
し、この昇降台6の降下に従って保持台7が降下し、該
保持台7が織機4の直上方部位に位置した時点で、織機
4の本体上方に架装された位置決め枠体11のレール1
2に車輪10が載り、保持台7が自走することにより、
CCDカメラ9により織機の左右長方向に渡って検査が
可能となる。
してのCCDカメラ9が下方に向けられて固定取付され
ている。又、保持台7の一側に相対向する両側面下部の
両端部には図外のモータにより回転駆動される車輪10
が取り付けられている。かかる移動体1の本体1aは、
各織機4の上方位置に止まって、その昇降台6が降下
し、この昇降台6の降下に従って保持台7が降下し、該
保持台7が織機4の直上方部位に位置した時点で、織機
4の本体上方に架装された位置決め枠体11のレール1
2に車輪10が載り、保持台7が自走することにより、
CCDカメラ9により織機の左右長方向に渡って検査が
可能となる。
【0013】即ち、前記位置決め枠体11は、織機4の
長手方向の両側部位に相対向して配設される一対のフレ
ーム3に架装される。この位置決め枠体11は、前記各
フレーム13夫々に立設支持された一対の縦枠部材14
と、織機4の長手方向の両側の縦枠部材14同士を連結
する一対のレール12とから構成される。前記CCDカ
メラ9により撮られた画像信号は図外のモニタリングル
ームにおいてモニタに出力され、経糸に起因する欠点や
製織中の布欠点を目視で確認或いは画像処理を行って判
別する。尚、画像処理については、画素毎の明度から欠
点部位を識別すると言った一般的な手法を用いる。
長手方向の両側部位に相対向して配設される一対のフレ
ーム3に架装される。この位置決め枠体11は、前記各
フレーム13夫々に立設支持された一対の縦枠部材14
と、織機4の長手方向の両側の縦枠部材14同士を連結
する一対のレール12とから構成される。前記CCDカ
メラ9により撮られた画像信号は図外のモニタリングル
ームにおいてモニタに出力され、経糸に起因する欠点や
製織中の布欠点を目視で確認或いは画像処理を行って判
別する。尚、画像処理については、画素毎の明度から欠
点部位を識別すると言った一般的な手法を用いる。
【0014】前記CCDカメラ9による検査時に、織布
表面の明るさが一定となるように、該CCDカメラ9に
照明装置を付帯させると良い。又、CCDカメラ9は織
機4近傍に到着した信号を受けて検査の動作を開始する
ように構成する。ここで、所定の検査時期に移動体を呼
び出す信号を出力する手段(呼出信号出力手段)と、該
手段から出力される呼び出し信号に基づいて前記走行体
を各織機近傍に走行移動させる制御手段(走行移動制御
手段)と、が後述する織機4の中央制御システム15に
構成され、例えば、稼働率が所定値よりも低下する等の
異常時に検査を所望する任意の時期、或いは、各織機4
の定期的な検査時期或いは布降ろしや機替え等による織
機4停止時のような異常の発生し易い検査時期等で移動
体を呼び出す信号を出力するようにプログラム設定され
ている。
表面の明るさが一定となるように、該CCDカメラ9に
照明装置を付帯させると良い。又、CCDカメラ9は織
機4近傍に到着した信号を受けて検査の動作を開始する
ように構成する。ここで、所定の検査時期に移動体を呼
び出す信号を出力する手段(呼出信号出力手段)と、該
手段から出力される呼び出し信号に基づいて前記走行体
を各織機近傍に走行移動させる制御手段(走行移動制御
手段)と、が後述する織機4の中央制御システム15に
構成され、例えば、稼働率が所定値よりも低下する等の
異常時に検査を所望する任意の時期、或いは、各織機4
の定期的な検査時期或いは布降ろしや機替え等による織
機4停止時のような異常の発生し易い検査時期等で移動
体を呼び出す信号を出力するようにプログラム設定され
ている。
【0015】図4は本構成の織布検査装置Aを適用した
布品質検査システムを示しており、織布検査装置Aによ
り得られた検査情報は、織機の中央制御システム15に
入力され、該中央制御システム15からは検査結果情報
が織布検査装置Aへと出力される。次に、かかる構成の
織布検査装置Aの作用について説明する。
布品質検査システムを示しており、織布検査装置Aによ
り得られた検査情報は、織機の中央制御システム15に
入力され、該中央制御システム15からは検査結果情報
が織布検査装置Aへと出力される。次に、かかる構成の
織布検査装置Aの作用について説明する。
【0016】織布検査装置Aの織機4位置への移動は、
移動体1を織機4の設置エリアに敷設されたレール3に
沿って走行移動させ、各織機4近傍に夫々至るレール3
に沿って走行移動させる。移動体1の本体1aは、各織
機4の上方位置に停止され、その昇降台6が降下され、
この昇降台6の降下に従って保持台7が降下され、該保
持台7が織機の直上方部位に位置した時点で、織機4の
本体上方に架装された位置決め枠体11のレール12に
車輪10が載置される。
移動体1を織機4の設置エリアに敷設されたレール3に
沿って走行移動させ、各織機4近傍に夫々至るレール3
に沿って走行移動させる。移動体1の本体1aは、各織
機4の上方位置に停止され、その昇降台6が降下され、
この昇降台6の降下に従って保持台7が降下され、該保
持台7が織機の直上方部位に位置した時点で、織機4の
本体上方に架装された位置決め枠体11のレール12に
車輪10が載置される。
【0017】そして、保持台7がレール12に沿って織
機4の長手方向に自走し、CCDカメラ9による検査を
実行する。これらの動作指令は中央制御システム15に
より行われる。前記CCDカメラ9により撮られた画像
信号はモニタリングルームにおいてモニタに出力され
る。
機4の長手方向に自走し、CCDカメラ9による検査を
実行する。これらの動作指令は中央制御システム15に
より行われる。前記CCDカメラ9により撮られた画像
信号はモニタリングルームにおいてモニタに出力され
る。
【0018】CCDカメラ9による織布の検査部分は、
織前部位の布面であるが、CCDカメラ9の向きを移動
可能にして経糸部や筬,緯糸給糸体等を撮像して監視す
るようにしても良い。織布検査手順の一例を図5のフロ
ーチャートに従って説明する。ステップ1(図ではS1
と略記する。以下、同様)において中央制御システム1
5より検査指示がなされ、ステップ2で検査対象織機に
織布検査装置Aを移動する。ステップ3では、織布検査
装置Aを対象織機に到着させる(位置決めする)。ステ
ップ4では、織布検査装置Aを織布の検査対象部位に移
動する。ステップ5では、検査のため、織機の停止の要
否を判定する。停止を要しない場合は、ステップ6に進
み、要する場合は、ステップ7に進む。
織前部位の布面であるが、CCDカメラ9の向きを移動
可能にして経糸部や筬,緯糸給糸体等を撮像して監視す
るようにしても良い。織布検査手順の一例を図5のフロ
ーチャートに従って説明する。ステップ1(図ではS1
と略記する。以下、同様)において中央制御システム1
5より検査指示がなされ、ステップ2で検査対象織機に
織布検査装置Aを移動する。ステップ3では、織布検査
装置Aを対象織機に到着させる(位置決めする)。ステ
ップ4では、織布検査装置Aを織布の検査対象部位に移
動する。ステップ5では、検査のため、織機の停止の要
否を判定する。停止を要しない場合は、ステップ6に進
み、要する場合は、ステップ7に進む。
【0019】ステップ6では検査を開始し、ステップ8
では検査良否を判定し、検査結果が良好であれば、ステ
ップ9に進んで検査を終了し、ステップ10で中央制御
システム15に情報を出力し、ステップ11で織布検査
装置Aを元位置に復帰移動させ、ステップ1に戻る。ス
テップ8で検査結果が悪いと判定されると、ステップ1
2に進んで、中央制御システム15に連絡し、警告灯を
点滅し、ステップ13に進んで、中央制御システム15
から織機4の制御装置4aに停止指令信号を出力して、
織機4を停止させ、ステップ14に進んで、人手により
布欠点部を修正し、その後ステップ15に進んで、織機
を起動させる。
では検査良否を判定し、検査結果が良好であれば、ステ
ップ9に進んで検査を終了し、ステップ10で中央制御
システム15に情報を出力し、ステップ11で織布検査
装置Aを元位置に復帰移動させ、ステップ1に戻る。ス
テップ8で検査結果が悪いと判定されると、ステップ1
2に進んで、中央制御システム15に連絡し、警告灯を
点滅し、ステップ13に進んで、中央制御システム15
から織機4の制御装置4aに停止指令信号を出力して、
織機4を停止させ、ステップ14に進んで、人手により
布欠点部を修正し、その後ステップ15に進んで、織機
を起動させる。
【0020】一方、ステップ7では、中央制御システム
15から織機4の制御装置に停止指令信号を出力して、
織機4を停止させ、ステップ16では検査を開始し、ス
テップ17では検査良否を判定し、検査結果が良好であ
れば、ステップ18に進んで検査を終了し、ステップ1
9で中央制御システム15に情報を出力し、ステップ2
0で中央制御システム15は織布検査装置Aを元位置に
復帰移動させ、更に、ステップ21で織機4の制御装置
4aに起動指令信号を出力して、織機4を自動起動させ
る。
15から織機4の制御装置に停止指令信号を出力して、
織機4を停止させ、ステップ16では検査を開始し、ス
テップ17では検査良否を判定し、検査結果が良好であ
れば、ステップ18に進んで検査を終了し、ステップ1
9で中央制御システム15に情報を出力し、ステップ2
0で中央制御システム15は織布検査装置Aを元位置に
復帰移動させ、更に、ステップ21で織機4の制御装置
4aに起動指令信号を出力して、織機4を自動起動させ
る。
【0021】ステップ17で検査結果が悪いと判定され
ると、ステップ22に進んで、中央制御システム15に
連絡し、警告灯を点滅し、ステップ23に進んで、人手
により布欠点部を修正し、その後ステップ24に進ん
で、織機4を起動する。ここで、本構成の織布検査装置
Aによる検査時期は、次の1〜5である。 1.布品種転換時の初期評価を行う。
ると、ステップ22に進んで、中央制御システム15に
連絡し、警告灯を点滅し、ステップ23に進んで、人手
により布欠点部を修正し、その後ステップ24に進ん
で、織機4を起動する。ここで、本構成の織布検査装置
Aによる検査時期は、次の1〜5である。 1.布品種転換時の初期評価を行う。
【0022】即ち、中央制御システム15より、布品種
転換の情報(織機ナンバー、組織、密度、織巾、布地合
い等)を受け、該当織機の品質チェックを行う。 2.定期的に各織機を見回り、重欠点がないか否かを検
査する。即ち、経糸引き通しミス(筬引き通しミス)、
2本並び(通しミス)、筬割れ(筬羽の配列ピッチが正
常ピッチに対して異常ピッチになったもの、通常は広い
ピッチとなった場合)、キンキー(緯糸緩みによる欠
点)等を検査対象とする。
転換の情報(織機ナンバー、組織、密度、織巾、布地合
い等)を受け、該当織機の品質チェックを行う。 2.定期的に各織機を見回り、重欠点がないか否かを検
査する。即ち、経糸引き通しミス(筬引き通しミス)、
2本並び(通しミス)、筬割れ(筬羽の配列ピッチが正
常ピッチに対して異常ピッチになったもの、通常は広い
ピッチとなった場合)、キンキー(緯糸緩みによる欠
点)等を検査対象とする。
【0023】3.中央制御システム15より、経糸トラ
ブルの多い織機及び検反工程より品質欠点が多く、検査
せよとの指令を受けた時に検査する。 4.織機の緯入れに関するミスが所定数を越えた場合、
又は、緯糸の品種が変わり、緯入れのエアータイミング
や噴射圧力等の緯入れ条件の調整が必要になり、緯入れ
自動制御システムが作動した場合、織機回転数を変更し
たことにより、緯入れ自動制御が作動した場合、織機ま
たは織機の中央制御システム15からの指令により布面
に布欠点が発生していないか否かを検査し、その結果を
フィードバックする(図6参照)。
ブルの多い織機及び検反工程より品質欠点が多く、検査
せよとの指令を受けた時に検査する。 4.織機の緯入れに関するミスが所定数を越えた場合、
又は、緯糸の品種が変わり、緯入れのエアータイミング
や噴射圧力等の緯入れ条件の調整が必要になり、緯入れ
自動制御システムが作動した場合、織機回転数を変更し
たことにより、緯入れ自動制御が作動した場合、織機ま
たは織機の中央制御システム15からの指令により布面
に布欠点が発生していないか否かを検査し、その結果を
フィードバックする(図6参照)。
【0024】5.布下ろしのためのカットマークの有無
の判定も実行できる(図7参照)。尚、本構成の織布検
査装置Aによる検査項目をまとめると、次のI(a〜
d),II(a〜d),III及びIVとなる。 I.見回り検査 a.引き通しミス b.2本並び c.筬割れ d.キンキー II.布品種転換時 a.上記布欠点 b.組織 c.密度 III.異常時見回り IV.監視 かかる構成によると、各織機における織布の品質検査
を、所定の検査時期に呼び出されるCCDカメラ9等の
検査手段によりタイムリーに行うようにしたから、時間
的なずれが生じず、経糸に起因する連続した重欠点の発
生についてタイムリーに防止することができ、定期的に
製織中の布欠点がないか否かを作業者が各織機を見回っ
て検査する必要がない。
の判定も実行できる(図7参照)。尚、本構成の織布検
査装置Aによる検査項目をまとめると、次のI(a〜
d),II(a〜d),III及びIVとなる。 I.見回り検査 a.引き通しミス b.2本並び c.筬割れ d.キンキー II.布品種転換時 a.上記布欠点 b.組織 c.密度 III.異常時見回り IV.監視 かかる構成によると、各織機における織布の品質検査
を、所定の検査時期に呼び出されるCCDカメラ9等の
検査手段によりタイムリーに行うようにしたから、時間
的なずれが生じず、経糸に起因する連続した重欠点の発
生についてタイムリーに防止することができ、定期的に
製織中の布欠点がないか否かを作業者が各織機を見回っ
て検査する必要がない。
【0025】又、工場内において多数配置された各織機
毎に検査装置を装備する必要がなく、設備コストを安価
に抑えることができると共に、各検査装置のメンテナン
ス等の保守・点検に手間が掛からず、実用的である。更
に、織機が停止しないで発生する布欠点情報、例えば、
経糸引き通しミス、2本並び、筬割れ、キンキー及び糸
違い等による布欠点も見逃されることがなく、多量の重
欠点が発生することもない。
毎に検査装置を装備する必要がなく、設備コストを安価
に抑えることができると共に、各検査装置のメンテナン
ス等の保守・点検に手間が掛からず、実用的である。更
に、織機が停止しないで発生する布欠点情報、例えば、
経糸引き通しミス、2本並び、筬割れ、キンキー及び糸
違い等による布欠点も見逃されることがなく、多量の重
欠点が発生することもない。
【0026】尚、検査手段としては、上記CCDカメラ
以外に、光センサによる反射光の違いによるパターン認
識技術を適用しても良い。この場合、見回り検査におけ
る引き通しミス、2本並び、筬割れ、キンキーは、周囲
の布との異常パターンを認識して判別する。布品種転換
時の組織、密度、織巾は、予め設定された品質情報との
比較対比を行う。
以外に、光センサによる反射光の違いによるパターン認
識技術を適用しても良い。この場合、見回り検査におけ
る引き通しミス、2本並び、筬割れ、キンキーは、周囲
の布との異常パターンを認識して判別する。布品種転換
時の組織、密度、織巾は、予め設定された品質情報との
比較対比を行う。
【0027】以上のように、特定の実施例を参照して本
発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、当該技術分野における熟練者等により、本発明に
添付された特許請求の範囲から逸脱することなく、種々
の変更及び修正が可能であるとの点に留意すべきであ
る。
発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、当該技術分野における熟練者等により、本発明に
添付された特許請求の範囲から逸脱することなく、種々
の変更及び修正が可能であるとの点に留意すべきであ
る。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の織機の織
布検査装置によれば、布の欠点情報をタイムリーに知見
でき、前工程に対するフィードバックを迅速に行えると
共に、織機が停止しなくとも発生する布の重大欠点につ
いて、製織工程中に検査でき、しかも設備コストの低減
等を図れる有用性大なるものである。
布検査装置によれば、布の欠点情報をタイムリーに知見
でき、前工程に対するフィードバックを迅速に行えると
共に、織機が停止しなくとも発生する布の重大欠点につ
いて、製織工程中に検査でき、しかも設備コストの低減
等を図れる有用性大なるものである。
【図1】 本発明に係る織機の織布検査装置の構成図
【図2】 同上の織布検査装置の一実施例を示す正面図
【図3】 その側面図
【図4】 同上の織布検査装置を使用した布品質検査シ
ステムを示す構成図
ステムを示す構成図
【図5】 同上実施例の作用を説明するフローチャート
【図6】 織布検査装置による検査時期の一例を説明す
るフローチャート
るフローチャート
【図7】 織布検査装置による検査時期の他例を説明す
るフローチャート
るフローチャート
A 織布検査装置 1 移動体 3 レール 4 織機 9 CCDカメラ 15 中央制御システム(・呼出信号出力手段 ・走行
移動制御手段)
移動制御手段)
Claims (2)
- 【請求項1】複数の織機の設置エリアに配設されて各織
機近傍に夫々至る経路に沿って走行移動する移動体と、
該移動体に設置された織布検査手段と、所定の検査時期
に移動体を呼び出す信号を出力する手段と、該手段から
出力される呼び出し信号に基づいて前記移動体を各織機
近傍に走行移動させる制御手段と、を含んで構成された
ことを特徴とする織機の織布検査装置。 - 【請求項2】前記移動体を呼び出す信号を出力する手段
は、定期的時期或いは織機異常時に前記移動体を呼び出
す信号を出力する構成である請求項1記載の織機の織布
検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5404293A JPH06272139A (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | 織機の織布検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5404293A JPH06272139A (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | 織機の織布検査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06272139A true JPH06272139A (ja) | 1994-09-27 |
Family
ID=12959548
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5404293A Pending JPH06272139A (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | 織機の織布検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06272139A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017128832A (ja) * | 2016-01-21 | 2017-07-27 | フロンティアシステム株式会社 | 織布オンライン検査装置 |
-
1993
- 1993-03-15 JP JP5404293A patent/JPH06272139A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017128832A (ja) * | 2016-01-21 | 2017-07-27 | フロンティアシステム株式会社 | 織布オンライン検査装置 |
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