JPH0627183A - 静止誘導機器の部分放電検出装置 - Google Patents

静止誘導機器の部分放電検出装置

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JPH0627183A
JPH0627183A JP18426092A JP18426092A JPH0627183A JP H0627183 A JPH0627183 A JP H0627183A JP 18426092 A JP18426092 A JP 18426092A JP 18426092 A JP18426092 A JP 18426092A JP H0627183 A JPH0627183 A JP H0627183A
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JP
Japan
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winding
partial discharge
optical
microphone
stationary induction
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Pending
Application number
JP18426092A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyotaka Nakamura
清隆 中村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 絶縁上の問題をなくして巻線に発生する部分
放電の音響信号を確実に検出する。 【構成】 静止誘導機器の高圧巻線4の一部に、巻線4
と同電位にして検出部5を配設する。検出部5は、マイ
クと、このマイクで得られた信号を増幅する増幅部と、
増幅された信号をデジタル信号に変換するA/D変換部
と、そのデジタル信号を光信号に変換する光変換部とか
らなる。検出部5の光変換部より光ファイバ6を介して
巻線4の外部に配設した信号処理装置7に検出信号を伝
送する。増幅部、A/D変換部および光変換部は、巻線
4と同電位にある導電性または半導電性容器内に収納
し、この容器にマイクを取付ける。また巻線の近傍に、
静止誘導機器の漏れ磁束により電圧が誘起される誘導コ
イルを設け、この誘導コイルにより検出部5に電力を供
給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モールド変圧器等の静
止誘導機器に発生する部分放電を検出するための部分放
電検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】変圧器等の巻線には、有機材料が使用さ
れており、この有機材料は部分放電あるいはアーク放電
によって劣化しやすい。このため、変圧器等は巻線に部
分放電が極力発生しないように設計されてはいるが、稀
に部分放電が発生することがあるので、その際にはこれ
を速やかに検出することが要望されている。
【0003】部分放電の検出方法として、放電時に発生
する電磁波をアンテナにより測定する方法があり、これ
は絶縁上、感度上良好であるが、フンテナ単独での測定
では外来雑音の影響を受けやすいという問題があった。
【0004】また空間をおいてマイクによる検出する方
法は、絶縁的には良好であるが、部分放電に伴う超音波
が微弱な信号であり空間により極度に減衰してしまうた
め、感度上問題があった。
【0005】またこの種の部分放電を検出する装置の一
例として、特開平3−46576号公報に示されるもの
がある。これはAEセンサを巻線に直付けすることによ
り、その感度を向上させるものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、AEセンサが巻線に直付けされているた
め、絶縁上問題があった。すなわち、アース物体である
AEセンサが高圧な巻線の近傍にあるため、部分放電或
いは全路破壊し易く、静止誘導機器例えば変圧器自身の
信頼性を失うおそれがある。
【0007】そこで本発明の目的は、上記問題点を考慮
してなされたもので、絶縁上の問題をなくして巻線に発
生する部分放電の音響信号を確実に検出することのでき
る静止誘導機器の部分放電装置を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の部分放電検出装
置は、静止誘導機器の巻線の一部に上記巻線と同電位に
して配設したマイクと、このマイクで得られた信号を増
幅する増幅部と、増幅された信号をデジタル信号に変換
するA/D変換部と、そのデジタル信号を光信号に変換
する光変換部と、この光変換部より光ファイバを介して
接続され巻線外部に配設された信号処理装置とを具備し
たことを特徴とする。また増幅部、A/D変換部および
光変換部を、巻線と同電位にある導電性または半導電性
容器内に収納し、この容器にマイクを取付けたことを特
徴とする。さらに巻線の近傍に、静止誘導機器の漏れ磁
束により電圧が誘起される誘導コイルを設け、この誘導
コイルを増幅器に接続したことを特徴とする。
【0009】
【作用】マイク、増幅部、A/D変換部および光変換部
は、巻線と同電位にある、例えば導電性または半導電性
容器内に収納され、マイクもこの容器に取付けられて巻
線と同電位にあり、一方、信号処理装置は光ファイバで
巻線と絶縁されているので、高電圧の巻線との間に絶縁
上の問題が生じない。しかもマイクが巻線の近くに位置
しているので、部分放電時に発生する微弱な超音波を確
実に検出することができる。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例を図面によって説明す
る。図1および図2において、静止誘導機器、例えば変
圧器1は、鉄心2のまわりに低圧巻線3が巻装され、そ
の外側に高圧巻線4が巻装されている。鉄心2と低圧巻
線3との間及び低圧巻線3と高圧巻線4との間には図示
していないが絶縁部材が設けられている。この低圧巻線
3及び高圧巻線4は樹脂含浸又は注型による樹脂モール
ドタイプであり、その高圧巻線4のモールド樹脂部に検
出部5を直接埋め込む構成となっている。検出部5は、
図3に示すように部分放電の音響信号を検出するマイク
51と、このマイク51で得られた信号を増幅する増幅
部52と、増幅された信号(アナログ信号)をデジタル
信号に変換するA/D変換部53と、そのデジタル信号
を光信号に変換するE/O変換部54から構成されてい
る。このE/O変換部54より光ファイバ6を介して外
部に信号を取り出して信号処理装置7に出力するように
なっている。
【0011】この検出部5について更に詳細に説明す
る。マイク51は、AEセンサとして超音波を捕えるも
ので、変電型のセンサであり、数10kHz,数100
kHz,1MHz程度に共振点のあるものが好ましい。
検出素子は、PZT(ジルコン酸チタン酸鉛磁器)を使
ったものが一般的である。検出部5内には、上記3種類
の異なる共振点を有するマイクを全て用いても良いし、
個々の1個を用いても良い。3種類を全て用いれば、部
分放電を検出し易くなり、1個の場合はスペース、経済
性の点で有利である。
【0012】次に増幅部52は、入力インピーダンスが
100kΩ程度とし、利得は40dB(100倍)程度
必要である。電源は変圧器のもれ磁束を利用して供給す
る。すなわち誘導コイル55を巻線の近傍に配設し、そ
の片端を、高圧巻線の一端、例えば巻線の巻始め部或い
は巻終わり部に接続して同電位とする。変圧器のもれ磁
束により誘導コイル55に電圧を誘起させ、その電圧を
整流回路56に加えて直流電圧を得る。この直流電圧
は、増幅部52,A/D変換部53,E/O変換部54
に加える。信号処理装置7内には、O/E変換部71,
表示部72の他、直流電源(図示せず)が内蔵されてい
る。
【0013】検出部5の主な回路部は、金属容器57内
に収納し、樹脂を充填して固めてある。マイク51は金
属容器57と同電位にして金属容器57から露出させて
いる。金属容器57は電界暖和用にコーナー部に丸みを
持たせてある。この容器は金属に限らず、絶縁物製であ
っても良く、この場合には表面に導電性または半導電性
の塗料等を塗布して構成する。またこの検出部5は、巻
線のモールド樹脂部に直接埋設せず、樹脂により成形し
た座8を巻線に設けて絶縁物製ナット等により固定して
も良い。さらに検出部5は、例えば鉄心と低圧巻線との
間に配置したり、低圧巻線と高圧巻線との間、あるいは
低圧巻線の外周などに設置することもできる。
【0014】このように構成すれば、マイク51は、高
圧巻線4の近くにあるため、部分放電時に発生する微弱
な超音波を、空間による減衰を抑えた状態で確実に検出
し、光ファイバ6を介して伝送して信号処理装置7で処
理することができる。しかもマイク51等を含む検出部
5は、高圧巻線4の一部と同電位にあるので、高電圧の
巻線との間に絶縁上の問題を生じることはない。
【0015】なお、上記実施例による部分放電検出装置
は、既知の放電パルス電流法,放射電磁界検出法,光検
出法などの方法を用いた装置と併用し、相互のバックノ
イズを低減して部分放電の測定精度を向上させることも
できる。また上記実施例では、静止誘導機器に変圧器を
適用した例を示したが、代わりに計器用変成器,変流器
などに適用してもよい。
【0016】
【発明の効果】本発明による静止誘導機器の部分放電検
出装置は、以上の説明から明らかなように、絶縁上の問
題を生じることなく、部分放電時に発生する音響信号を
確実に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図
【図2】図1の主要部を示す平面断面図
【図3】本発明の静止誘導機器の部分放電検出装置に用
いる検出部のブロック図
【符号の説明】
1は変圧器、2は鉄心、3は低圧巻線、4は高圧巻線、
5は検出部、6は光ファイバ、7は信号処理装置、51
はマイク、52は増幅部、53はA/D変換器、54は
E/O変換部、55は誘導コイル、56は整流器、57
は金属容器、71はO/E変換部、72は表示部を示
す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静止誘導機器の巻線の一部に上記巻線と
    同電位にして配設したマイクと、このマイクで得られた
    信号を増幅する増幅部と、増幅された信号をデジタル信
    号に変換するA/D変換部と、そのデジタル信号を光信
    号に変換する光変換部と、この光変換部より光ファイバ
    を介して接続され巻線外部に配設された信号処理装置と
    を具備してなる静止誘導機器の部分放電検出装置。
  2. 【請求項2】 増幅部、A/D変換部および光変換部
    を、巻線と同電位にある導電性または半導電性容器内に
    収納し、この容器にマイクを取付けたことを特徴とする
    請求項1記載の静止誘導機器の部分放電検出装置。
  3. 【請求項3】 巻線の近傍に、静止誘導機器の漏れ磁束
    により電圧が誘起される誘導コイルを設け、この誘導コ
    イルを増幅器に接続したことを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載の静止誘導機器の部分放電検出装置。
JP18426092A 1992-07-13 1992-07-13 静止誘導機器の部分放電検出装置 Pending JPH0627183A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008068356A1 (es) * 2006-12-01 2008-06-12 Universitat Politecnica De Catalunya Detector acústico en línea, de descargas parciales para accesorios de cables de media y alta tensión
US20190371949A1 (en) * 2018-06-05 2019-12-05 Softpv Inc. Solar cell and a method for manufacturing a solar cell

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