JPH02297077A - 電気機器の異常検出装置 - Google Patents

電気機器の異常検出装置

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JPH02297077A
JPH02297077A JP11788689A JP11788689A JPH02297077A JP H02297077 A JPH02297077 A JP H02297077A JP 11788689 A JP11788689 A JP 11788689A JP 11788689 A JP11788689 A JP 11788689A JP H02297077 A JPH02297077 A JP H02297077A
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JP
Japan
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voltage signals
lead wires
winding
electromagnetic waves
discharge
Prior art date
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Pending
Application number
JP11788689A
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English (en)
Inventor
Tokihiro Umemura
時博 梅村
Keiichi Abe
阿部 景一
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、巻線で発生した部分放電を検出する電気機器
の異常検出装置に関する。
(従来の技術) 例えば六弗化硫黄ガス(SF6)が充填された変圧器に
おいては、巻線の絶縁材料としてポリエチレンテレフタ
レートのような有機高分子材料を使用している場合があ
る。このような有機高分子材料により絶縁処理された巻
線の場合、巻線に部分放電が発生して絶縁性能が低下す
る虞があるので、巻線に部分放電が極力発生しないよう
に設計上の配慮がなされている。
しかしながら、長期間の運転によって巻線に部分放電が
発生することがあり、このような場合は、速やかに対処
することが望ましい。そこで、巻線に発生する部分放電
を検出するための装置として、特開昭57−8.057
2号公報で示されるように、部分放電に伴う電流パルス
と部分放電音との両信号から部分放電を検出したり、或
は特開昭57−112232号公報で示されるようにコ
ロナ放電に伴って放出される電磁波をループアンテナで
検出することにより、コロナ放電を検出しようとする装
置がある。
(発明が解決しようとする課題) ところが、上述の各種検出装置の場合、検出装置からの
検出信号が微弱で、しかもノイズレベルが高いため、検
出信号を増幅させる増幅回路を設けたり、或は検出信号
に含まれるノイズを分離する回路を設けなければならず
、全体構成が複雑化してしまうという欠点がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は
、ノイズの影響を受けることなく巻線に発生した部分放
電を確実に検出することができる電気機器の異常検出装
置を提供するにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は、巻線に近接して鎖交する電磁波の磁界成分に
応じた第1及び第2の電圧信号を夫々出力する第1及び
第2の磁気センサを設けると共に、これら磁気センサか
ら第1及び第2のリード線を導出し、これら第1及び第
2のリード線を通じて与えられる電圧信号を差動検出す
る放電検出回路を備え、前記第1及び第2の電圧信号が
互いに逆相となるように前記第1及び第2の磁気センサ
を接続すると共に、前記第1及び第2のリード線に鎖交
する電磁波の電界成分に応じてこれらに発生する第1及
び第2の電界対応電圧信号が互いに同相となるように上
記各リード線を位置決めしたものである。
(作用) 電気機器の巻線に部分放電が発生すると、この巻線から
部分放電に伴う電磁波が放出されて第1及び第2の磁気
センサに鎖交する。すると、第1及び第2の磁気センサ
には鎖交する電磁波の磁界成分に対応した第1及び第2
の電圧信号が夫々発生してリード線を通じて放電検出回
路に出力される。このとき、第1及び第2の電圧信号の
位相は互いに逆相となっているから、放電検出回路によ
って各電圧信号が差動検出されるときに、各電圧信号は
増幅されることになる。
さて、第1及び第2のリード線にノイズ電磁波が鎖交す
ると、リード線にはノイズ電磁波に対応した第1及び第
2の電界対応電圧信号が発生して放電検出回路に与えら
れる。このとき、第1及び第2の電界対応電圧信号の位
相は同相となっているから、放電検出回路によってそれ
らの電界対応電圧信号が差動検出されたときに、各電界
対応電圧信号は打消しあって無効化される。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
全体構成を示す第1図において、1は変圧器本体で、こ
れは、例えばポリエチレンテレフタレートにより絶縁処
理された巻線2を鉄心3に巻回して成り、六弗化硫黄ガ
ス(SF、)が充填されたタンク4内に収納されている
。尚、タンク4は電磁波に対して遮蔽特性を有するシー
ルド部材から成る。巻線2の近傍には磁気センサヘッド
5が設けてあり、この磁気センサヘッド5は、棒状の磁
性コア6に導線をコイル状に巻回することにより形成さ
れた第1の磁気センサ7及び第2の磁気センサ8を備え
てい・る。この場合、各磁気センサ7゜8コイル状部分
は、その巻回方向が逆方向で汀っその巻回数が同数であ
ると共に直列接続されている。そして、各磁気センサ7
.8のコイル状部分の共通接続点は基準ライン(OVラ
イン)9を介してタンク4外部に導出され、また、各磁
気センサ7.8のコイル状部分の端部は第1.第2のリ
ード線10.11を介してタンク4外部に導出されてい
る。これにより第1.第2の磁気センサ78は、磁性コ
ア6に鎖交する磁界の変化に応じて第1.第2の電圧信
号Vl、V2を出力するようになっている。基準ライン
9及び第1.第2のリード線10.11は差動検出を行
なう放電検出回路12に接続されており、この放電検出
回路12は第1.第2のリード線10.11から与えら
れる第1.第2.の電圧信号Vl、V2の差分電圧とな
る電圧信号V3を検出して出力する。放電検出回路12
の出力側には増幅回路13が接続されており、ここで放
電検出回路12からの電圧信号V3を増幅してスペクト
ラムアナライザ14に出力する。スペクトラムアナライ
ザ14は、増幅回路13からの電圧信号V3の周波数分
布を測定してその分布特性を表示する。
次に上記構成の作用について説明する。
変圧器本体1の運転中に巻線2に部分放電が発生すると
、巻線2から主にIMHzから100MHzまでの範囲
を主とする電磁波が放出される。
巻線2から放出された電磁波は磁気センサヘッド5に達
してこれに鎖交する。磁気センサヘッド5の磁性コア6
には電磁波の磁界成分が集中するから、第1.第2の磁
気センサ7.8からは磁性コア6に集中した磁界成分の
強度変化に応じた第1゜第2の電圧信号VL、V2が基
準ライン9間で発生して放電検出回路12に与えられる
。このとき、各磁気センサ7.8のコイル状部分は互い
に逆方向に同数回だけ巻回されているから、これらの磁
気センサ7.8に発生する第1.第2の電圧信号Vl、
V2は基準ライン9に対して逆相となっていると共にそ
の信号レベルは同一となっている。従って、放電検出回
路12が各電圧信号Vl、V2の電圧差を求めるときに
、その差分電圧は各磁界対応電圧vl、v2の絶対値の
2倍に増幅される。
そして、放電検出回路12によって増幅された電圧信号
は、さらに増幅回路13によって増幅されてからスペク
トラムアナライザ14に与えられる。
この結果、スペクトラムアナライザ14によってIMH
zから100MHzまでの範囲の周波数帯域の信号レベ
ルが強く示されるから、このことを確認することにより
、巻線2に部分放電が発生したことを認識することがで
きる。
さて、タンク4がある場合、外部からの電磁波の通過が
極力阻止されるが、モールド変圧器のようにタンクがな
い場合やタンク4があってもタンク4内に強力なノイズ
電磁波が侵入したときは、そのノイズ電磁波が第1.第
2のリード線10゜11に鎖交する。すると、各リード
線1.0.11にノイズ電磁波の電界成分の強度に応じ
た第1゜第2の電界対応電圧信号V nL、  V n
2が発生する。
しかしながら、それら電界対応電圧信号Vnl、 Vn
2の位相は基準ライン9に対して同相となっているから
、放電検出回路12において各電界対応電圧信号V n
l、 V n2の差分電圧が求められるときに相殺され
て無効化されてしまう。従って、第1゜第2のリード線
10,1.1にノイズ電磁波が鎖交した場合であっても
、それらのノイズの影響を受けることなく、部分放電の
検出を行なうことができる。
ここで、発明者は、巻線2に約100pcの部分放電を
人為的に発生させ、そのときに巻線2から放出される電
磁波の周波数分布をスペクトラムアナライザ14によっ
て測定した。その測定結果を第2図に示した。また、第
3図にコイル状部分を1個で構成した磁気センサ、つま
り差動検出を行なう構成を採用していない磁気センサで
検出した測定結果の一例を示した。
第2図から分かるように周波数帯域が100MHzまで
の領域において、部分放電に対応した周波数成分とノイ
ズ成分を明瞭に区別することができる。これに対し、第
3図から分かるように差動検出構成を採用していない磁
気センサでは、ノイズ電磁波による影響を強く受けてノ
イズ成分が高くなり、部分放電に対応した周波数成分と
区別し難くなることから耐ノイズ特性が低いことが分か
る。つまり、差動検出を採用することによって、耐ノイ
ズ特性の大幅な向上を図ることができるのである。
要するに、上記構成のものによれば、部分放電に伴って
放出される電磁波の磁界成分のみを磁気センサヘッド5
により検出するようにしたので、磁気センサヘッド5か
らの電圧信号の周波数分布を測定することにより、部分
放電に伴って放出された電磁波を確実に検出することが
できる。
また、磁気センサヘッド5は電界キャンセル形となって
いることから、外来ノイズが磁気センサヘッド5に印加
されてしまうことを回避することができる。さらに、磁
気センサヘッド5は巻線2の近傍に配置されているから
、部分放電に伴って放射される電磁波を変圧器外部に設
置する比較的大形のループアンテナを用いて検出する従
来例と比べて、磁気センサ、ヘッド5の小形化を図りな
がら、部分放電に伴う電磁波をノイズの影響を受けるこ
となく確実に検出することができる。
尚、上記実施例では、ガス絶縁変圧器の巻線に発生する
部分放電の検出に適用したが、これに代えて、油入変圧
器さらに回転機或いはりアクドルやモールド変圧器等の
他の電気機器の巻線に発生する部分放電の検出に適用す
るようにしてもよい。
[発明の効果] 以上の記述から明らかなように、本発明の電気機器の異
常検出装置によれば、第1及び第2の磁気センサによっ
て部分放電に伴う電磁波の磁界成分のみを検出すること
ができるので、ノイズの影言を受けることなく巻線に発
生した部分放電を確実に検出することができるという実
用上優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は全体の
構成図、第2図は磁気センサヘッドの11FI定結果の
一例を示す周波数特性図、第3図は他の構成の磁気セン
サヘッドによるA−1定結果の一例を示す第2図相当図
である。 図中、1は変圧器本体、2は巻線、5は磁気センサヘッ
ド、7は第1の磁気センサ、8は第2の磁気センサ、1
0は第1のリード線、11は第2のリード線、12は放
電検出回路、13は増幅器、14はスペクトラムアナラ
イザである。 出願人  株式会社  東  芝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、電気機器の巻線に近接して位置され鎖交する電磁波
    の磁界成分に応じた第1及び第2の電圧信号を夫々出力
    する第1及び第2の磁気センサと、これら各磁気センサ
    から導出された第1及び第2のリード線と、これら第1
    及び第2のリード線を通じて与えられる電圧信号を差動
    検出する放電検出回路とを備え、前記第1及び第2の電
    圧信号が互いに逆相となるように前記第1及び第2の磁
    気センサを接続すると共に、前記第1及び第2のリード
    線に鎖交する電磁波の電界成分に応じてこれらに発生す
    る第1及び第2の電界対応電圧信号が互いに同相となる
    ように上記各リード線を位置決めしたことを特徴とする
    電気機器の異常検出装置。
JP11788689A 1989-05-11 1989-05-11 電気機器の異常検出装置 Pending JPH02297077A (ja)

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US07/469,141 US5075629A (en) 1989-05-11 1990-01-24 Partial discharge detecting device for electrical equipments

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