JPH06271827A - 常温硬化型ウレタン変性エポキシ系接着剤組成物 - Google Patents

常温硬化型ウレタン変性エポキシ系接着剤組成物

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JPH06271827A
JPH06271827A JP5088189A JP8818993A JPH06271827A JP H06271827 A JPH06271827 A JP H06271827A JP 5088189 A JP5088189 A JP 5088189A JP 8818993 A JP8818993 A JP 8818993A JP H06271827 A JPH06271827 A JP H06271827A
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JP
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core
polymer
shell
modified epoxy
acrylate
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Application number
JP5088189A
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English (en)
Inventor
Minoru Ishiguro
稔 石黒
Haruo Yanase
春雄 柳瀬
Akira Nakayama
昭 中山
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Zeon Corp
Original Assignee
Nippon Zeon Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 貯蔵安定性が良好、かつ、優れた剥離強度を
示す常温硬化型ウレタン変性エポキシ系接着剤組成物を
提供する。 【構成】 ウレタン変性エポキシ樹脂100重量部と、
(ブチルアクリレート/トリメリット酸)=(90/1
0)のゴム状共重合体からなるコアと(メチルメタクリ
レート/メタクリル酸)=(90/10)のガラス状共
重合体からなるシェルとから構成され、かつ、コア成分
/シェル成分の重量比が(1/1)であるコア/シエル
型重合体にカリウムを付加してイオン架橋させたイオン
架橋系コア/シェル型粉末状重合体20重量部と、白艶
華Uを30重量部、アエロジル200を8重量部および
複素環状エーテルジアミン系硬化剤50重量部とを配合
してなる常温硬化型ウレタン変性エポキシ系接着剤組成
物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は常温硬化型ウレタン変性
エポキシ系接着剤組成物に関し、さらに詳しくはイオン
架橋系コア/シェル型粉末状重合体を配合した、貯蔵安
定性および剥離強度に優れた常温硬化型ウレタン変性エ
ポキシ系接着剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ウレタン変性エポキシ樹脂にジシ
アンアミド等の高温硬化型硬化剤を配合した加熱硬化型
エポキシ系接着剤組成物が知られている(特公昭48−
10398号、特開平2−228384号)。しかし、
接着剤の工業的な使用に際しては加熱を施すことが困難
な場合が多く、とりわけ金属に対して充分な剥離強度を
有する常温硬化型のエポキシ系接着剤組成物の出現が望
まれているものの、適当なものは殆ど見当たらない。最
近、カルボキシル基等の官能基を有する架橋ゴムラテッ
クスを配合することによる剥離強度等の物性改良手法が
試みられている(特開平2−117948号)が、この
ような架橋ゴムは常温でエポキシ樹脂により膨潤するこ
とによって配合物の粘度が上昇し貯蔵安定性に劣るとい
う問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は常温硬
化型で貯蔵安定性および剥離強度に優れたウレタン変性
エポキシ系接着剤組成物を提供することにある。そこで
本発明者らは鋭意研究の結果、コア/シエル型重合体で
カルボキシル基をイオン架橋したものがエポキシ樹脂に
対して安定であることを見出し、この知見に基づき本発
明を完成するに到った。
【0004】
【課題を解決するための手段】かくして本発明によれ
ば、下記(1)〜(7)が提供される。 (1)ウレタン変性エポキシ樹脂(A)、ガラス転移温
度−30℃以下のアクリレート系重合体から成るコアと
ガラス転移温度70℃以上のアクリレート系重合体から
成るシェルとから構成されたコア/シェル型重合体に一
価または二価の金属カチオンを付加してイオン架橋させ
たイオン架橋系コア/シエル型粉末状重合体(B)およ
び常温硬化型エポキシ樹脂硬化剤(C)とを配合して成
る常温硬化型ウレタン変性エポキシ系接着剤組成物。 (2)ウレタン変性エポキシ樹脂(A)100重量部、
ガラス転移温度−30℃以下のアクリレート系重合体か
ら成るコアとガラス転移温度70℃以上のアクリレート
系重合体から成るシェルとから構成されたコア/シェル
型重合体に一価または二価の金属カチオンを付加してイ
オン架橋させたイオン架橋系コア/シエル型粉末状重合
体(B)10〜100重量部および常温硬化型エポキシ
樹脂硬化剤(C)10〜200重量部とを配合して成る
常温硬化型ウレタン変性エポキシ系接着剤組成物。 (3)ウレタン変性エポキシ樹脂(A)が、分子量30
0〜3000のポリエーテルポリオールまたはポリエス
テルポリオールと分子中にイソシアネート基を2個以上
有するポリイソシアネートとを反応させることにより得
られるウレタンプレポリマーと、ビスフエノールA型エ
ポキシ樹脂との反応によって得られるものである前記
(1)ないし(3)の常温硬化型ウレタン変性エポキシ
系接着剤組成物。 (4)イオン架橋系コア/シェル型粉末状重合体(B)
が、ガラス転移温度が−30℃以下のゴム状アクリレー
ト系重合体から成る重量平均粒子径0.1〜5μmであ
るコアと、ガラス転移温度70℃以上のガラス状アクリ
レート系重合体から成るシェルとから構成されるコア/
シェル型重合体に一価または二価の金属カチオンを付加
してイオン架橋させた、コアとシエルとの重量比が(1
/4)〜(10/1)の関係を満足するものである前記
(1)ないし(3)の常温硬化型ウレタン変性エポキシ
系接着剤組成物。 (5)イオン架橋系コア/シェル型粉末状重合体(B)
の平均粒径が0.5〜50μmである前記(1)ないし
(3)の常温硬化型ウレタン変性エポキシ系接着剤組成
物。 (6)イオン架橋系コア/シェル型粉末状重合体(B)
が、少なくとも2段階の連続した多段シード乳化重合法
により得られたコア/シェル型重合体を含有するラテッ
クスを直接噴霧乾燥することにより製造したものである
前記(1)ないし(3)の常温硬化型ウレタン変性エポ
キシ系接着剤組成物。 (7)イオン架橋系コア/シェル型粉末状重合体(B)
のコアが、炭素数2〜8のアルキル基を有するアクリレ
ート系単量体の重合体または該炭素数2〜8のアルキル
基を有するアクリレート系単量体およびこれと共重合可
能な他の単量体との共重合体であって必要に応じて架橋
性単量体を使用してなるものであり、該イオン架橋系コ
ア/シェル型粉末状重合体(B)のシエルが、炭素数1
〜4のアルキル基を有するアクリレート系単量体および
炭素数3〜8を有する不飽和カルボン酸系単量体との共
重合体または該炭素数1〜4のアルキル基を有するアク
リレート系単量体と該炭素数3〜8を有する不飽和カル
ボン酸系単量体およびこれらの単量体と共重合可能な他
の単量体との共重合体であって必要に応じて架橋性単量
体を使用してなるものである前記(1)ないし(3)の
常温硬化型ウレタン変性エポキシ系接着剤組成物。
【0005】本発明で使用するウレタン変性エポキシ樹
脂(A)は、ポリエーテルポリオールまたはポリエステ
ルポリオールとポリイソシアナートとを反応させること
によって得られるウレタンプレポリマーと、分子内に水
酸基を有するエポキシ樹脂とを、スズ(II)オクトエ
ート等の触媒の存在下加熱反応の後、さらにアルカノー
ル等を添加して余剰の遊離イソシアナート基を消失させ
ることによって得られる、分子内にウレタン結合を有す
る変性エポキシ樹脂である。なお、該ウレタン変性エポ
キシ樹脂には、実質的にポリウレタンと結合されていな
いエポキシ樹脂が含有されていてもよい。かかるウレタ
ン変性エポキシ樹脂は各種市販されている。
【0006】該ウレタン変性エポキシ樹脂の合成に使用
されるポリエーテルポリオールおよびポリエステルポリ
オールは、ポリウレタンの合成において使用されるもの
であって特に限定されないが、たとえば、ポリエーテル
ポリオールとしてはポリエチレンオキサイド、ポリプロ
ピレンオキサイド等のポリアルキレンオキサイドの開環
重合体;ポリエチレングリコール等のポリオキシアルキ
レングリコール等が挙げられる。また、ポリエステルポ
リオールとしてはエチレングリコール等のジオール化合
物とアジピン酸等の二塩基酸との反応物が挙げられる。
これらのポリエーテルポリオールおよびポリエステルポ
リオールの分子量は通常300〜3000のものが使用
される。
【0007】また、ウレタン変性エポキシ樹脂の合成に
使用されるポリイソシアネートは分子中にイソシアネー
ト基を2個以上有する化合物であって、通常ポリウレタ
ンの合成において使用されるものであって特に限定され
ないが、たとえば、トリレンジイソシアネート、ジフェ
ニルメタンジイソシアネート、ナフタレンジイソシアネ
ート等の芳香族ジイソシアネート化合物;ヘキサメチレ
ンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート
等の脂肪族ジイソシアネート化合物;2,4−ジイソシ
アネート−1−メチルシクロヘキサン、イソホロンジイ
ソシアネート、シクロヘキシルメタンジイソシアネー
ト、メチルシクロヘキサンジイソシアネート等の脂環式
ジイソシアネート等が挙げられる。
【0008】また、ウレタン変性エポキシ樹脂の合成に
使用されるアルカノールとしては、メチルアルコール、
エチルアルコール、プロピルアルコール、イソプロピル
アルコール、ブチルアルコール等を挙げることができ
る。
【0009】さらに、ウレタン変性エポキシ樹脂の合成
に使用される分子内に水酸基を有するエポキシ樹脂とし
てはビスフェノールA型エポキシ樹脂を挙げることがで
きる。
【0010】なお、本発明で使用するウレタン変性エポ
キシ樹脂には他のエポキシ樹脂を混合して用いることが
できる。他のエポキシ樹脂としては、ビスフェノールA
型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ノ
ボラック型エポキシ樹脂、グリシジルエステル型エポキ
シ樹脂、グリシジルアミン型エポキシ樹脂、環状脂肪族
エポキシ樹脂、ヒダントイン型エポキシ樹脂などが挙げ
られる。これらはウレタン変性エポキシ樹脂に対して同
量以内とすることが好ましい。
【0011】本発明で使用するイオン架橋系コア/シェ
ル型粉末状重合体(B)は、ガラス転移温度が−30℃
以下のゴム状アクリレート系重合体からなる重量平均粒
子径が0.1〜5μmのコア(以下、コア成分と記す)
と、ガラス転移温度が70℃以上のガラス状アクリレー
ト系重合体からなるシェル(以下、シェル成分と記す)
とから構成されるコア/シェル型重合体に一価または二
価の金属カチオンを付加してイオン架橋させた、平均粒
径0.5〜50μmのイオン架橋系コア/シェル型粉末
状重合体である。該イオン架橋系コア/シエル型粉末状
重合体のコア成分とシエル成分との重量比は(1/4)
〜(10/1)の関係を満足することが必要である。該
重量比が(1/4)未満ではエポキシ系接着剤の剥離強
度が低下するので好ましくない。また、(10/1)を
超える場合はコア/シェル型粉末状重合体がエポキシ樹
脂に溶解し、樹脂組成物の粘度が上昇するので好ましく
ない。
【0012】コア成分であるゴム状アクリレート系重合
体は、アクリレート系単量体の重合体または該アクリレ
ート系単量体およびこれと共重合可能な他の単量体との
共重合体であって、ガラス転移温度が−30℃以下のも
のである。なお、必要に応じて架橋性単量体を使用する
こともできる。該ガラス転移温度が−30℃を超える場
合は、剥離強度改良硬化が得られないので好ましくな
い。使用するアクリレート系単量体としては、炭素数2
〜8のアルキル基を有するアクリレート系単量体が好ま
しく、例えばエチルアクリレート、プロピルアクリレー
ト、n−ブチルアクリレート、シクロヘキシルアクリレ
ート、2−エチルヘキシルアクリレート、エチルメタク
リレート、ブチルメタクリレートなどが挙げられる。こ
れらは単独で用いてもよく、また、2種以上を組み合わ
せて用いてもよい。
【0013】該アクリレート系単量体と共重合可能な他
の単量体としては、例えばスチレン、ビニルトルエン、
α−メチルスチレンなどの芳香族ビニル系化合物;アク
リロニトリル、メタクリロニトリルなどのシアン化ビニ
ル系化合物;シアン化ビニリデン等のシアン化ビニリデ
ン化合物;2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒ
ドロキシエチルメタクリレート、3−ヒドロキシブチル
アクリレート、グリシジルメタクリレート、ブトキシエ
チルメタクリレート等のアクリレート系化合物;さら
に、2−ヒドロキシエチルフマレート、ヒドロキシブチ
ルビニルエーテル、モノブチルマレエートなどが挙げら
れる。これらは単独で用いてもよく、また、2種以上を
組み合わせて用いてもよい。
【0014】また、必要に応じて使用する架橋性単量体
としては、分子中に2個以上の反応性二重結合を有する
化合物が好ましく、例えばエチレングリコールジアクリ
レート、エチレングリコールジメタクリレート、ブチレ
ングリコールジアクリレート、ブチレングリコールジメ
タクリレート、トリメチロールプロパンジアクリレー
ト、トリメチロールプロパンジメタクリレート、トリメ
チロールプロパントリアクリレート、トリメチロールプ
ロパントリメタクリレート、ヘキサンジオールジアクリ
レート、ヘキサンジオールメタクリレート、オリゴエチ
レンジアクリレート、オリゴエチレンジメタクリレート
等のアルキレンアクリレート;ジビニルベンゼンなどの
芳香族ジビニル単量体;トリメリット酸トリアリル、ト
リアリルイソシアヌレートなどを用いることができる。
これらの架橋性単量体は単独で用いてもよく、また、2
種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0015】コア成分であるゴム状アクリレート系重合
体の各単量体の共重合量は通常、アクリレート系単量体
50〜100重量%、これと共重合可能な他の単量体5
0〜0重量%である。また、架橋性単量体を使用する場
合は、その使用量は単量体全重量に基づき、通常0.0
1〜5重量%、好ましくは0.1〜2重量%を使用す
る。
【0016】次に、シェル成分のガラス状メタアクリレ
ート系重合体は、アクリレート系単量体および不飽和カ
ルボン酸系単量体との共重合体、またはアクリレート系
単量体と不飽和カルボン酸系単量体およびこれらの単量
体と共重合可能な他の単量体との共重合体であって、ガ
ラス転移温度が70℃以上のものである。なお、必要に
応じて架橋性単量体を使用することもできる。該ガラス
転移温度が70℃未満ではウレタン変性エポキシ樹脂と
配合した場合の貯蔵安定性が不十分であり、また、該重
合体の粘着性が高くなるので、噴霧乾燥を行う際にノズ
ルの詰まりを引き起こすので好ましくない。
【0017】該シェル成分であるガラス状アクリレート
系重合体に使用するアクリレート系単量体は炭素数が1
〜4のアルキル基を有するものが好ましく、例えばエチ
ルアクリレート、n−ブチルアクリレート、メチルメタ
クリレート、ブチルメタクリレートなどが挙げられる。
これらは単独で用いてもよく、また、2種以上を組み合
わせて用いてもよい。中でもメチルメタクリレートが特
に好ましい。
【0018】不飽和カルボン酸系単量体は炭素数3〜8
を有するのラジカル重合性不飽和カルボン酸系単量体が
好ましく、例えばアクリル酸、メタクリル酸、エタクリ
ル酸、クロトン酸、ケイ皮酸などの不飽和モノカルボン
酸;、マレイン酸、イタコン酸、フマル酸、シトラコン
酸、クロロマレイン酸などの不飽和ジカルボン酸または
その無水物;マレイン酸モノメチル、マレイン酸モノエ
チル、マレイン酸モノブチル、フマル酸モノメチル、フ
マル酸モノエチル、イタコン酸モノメチル、イタコン酸
モノエチル、イタコン酸モノブチルなどの不飽和ジカル
ボン酸のモノエステルやその誘導体などが挙げられる。
これらは単独で用いてもよく、また、2種以上を組み合
わせて用いてもよい。中でもアクリル酸、メタクリル
酸、マレイン酸、無水マレイン酸およびフマル酸が好適
である。
【0019】さらに、これらの単量体と共重合可能な他
の単量体としては、前記コア成分で使用するものの中か
ら少なくとも1種以上を用いることができる。また、必
要に応じて使用する架橋性単量体としては、前記コア成
分で使用するものの中から少なくとも1種以上を選び用
いることができる。
【0020】シェル成分であるガラス状アクリレート系
重合体のアクリレート系単量体とこれと共重合可能な他
の単量体との共重合量は通常、アクリレート系単量体5
0〜100重量%、これと共重合可能な他の単量体50
〜0重量%である。また、不飽和カルボン酸単量体の使
用量は、アクリレート系単量体およびこれと共重合可能
な他の単量体との全重量に基づき0.01〜20重量
%、好ましくは0.05〜10重量%、さらに好ましく
は0.1〜5重量%である。不飽和カルボン酸系単量体
の使用量が0.01重量%未満では貯蔵安定性が低下す
るので好ましくない。また、20重量%を超えると剥離
強度が低下するので好ましくない。さらに、架橋性単量
体を使用する場合のその使用量は全単量体重量に基づ
き、通常0.01〜5重量%、好ましくは0.1〜2重
量%を使用する。
【0021】本発明で使用する一価または二価の金属カ
チオンは、例えばカリウム、ナトリウム、リチウム、セ
シウムなどの一価の金属イオン;カルシウム、亜鉛、ス
ズ、クロム、鉛などの二価の金属イオンを挙げることが
できる。中でも、周期律表I〜III族に属する金属が
好ましい。また、該金属カチオンの供給体としては、前
記金属イオンの酸化物;水酸化物;リン酸塩、炭酸塩、
硝酸塩、硫酸塩、塩化物、亜硝酸塩、亜硫酸塩等の無機
酸塩;オクチル酸、ステアリン酸、オレイン酸、プロピ
オン酸、酢酸、アジピン酸、酪酸、ナフテン酸、チオカ
ルボン酸等の有機酸塩;アセチルアセトン塩、エトキシ
ドおよびメトキシドなどのアルコラートなどを使用する
ことができる。なかでも無機酸塩または有機酸塩の場合
は、酸の解離定数pKaが4以上のものが望ましい。ま
た、特に一価の金属の水酸化物およびカルボン酸塩がイ
オン架橋の反応効率の点から好ましい。
【0022】該一価または二価の金属カチオンの使用量
は、所望の架橋度に応じて適宜選択され、通常シェル成
分であるガラス状メタアクリレート系重合体中のカルボ
キシル基量に対して0.1〜3モル比である。モル比が
0.1未満では貯蔵安定性が低下するので好ましくな
い。また、3を超えた場合は剥離強度が低下するので好
ましくない。なお、かかるイオン性架橋の存在は赤外吸
収スペクトルによるカルボキシレート基の吸収の測定、
金属イオンの定量および溶剤に対する膨潤度を測定する
ことにより分析することができる。また、イオン架橋の
解離性については示差熱分析で、密度については膨潤度
の測定によりそれぞれ確認することが可能である。
【0023】本発明で使用するイオン架橋系コア/シェ
ル型粉末状重合体(B)は、通常、少なくとも2段階の
連続した多段シード乳化重合法により得られたコア/シ
エル型重合体を一価または二価の金属カチオンを付加し
て製造する。すなわち、第1段目の重合において、炭素
数2〜8のアルキル基を有するアクリレート系単量体お
よび必要に応じて架橋性単量体ならびにこれらの単量体
と共重合可能な他の単量体を含有する単量体混合物を乳
化重合することによって、ガラス転移温度が−30℃以
下のゴム状メタアクリレート系重合体からなる重量平均
粒子径が0.1〜5μmのコアを含有するシードラテッ
クスを得る。続いて、第2段目の重合において、炭素数
が1〜4のアルキル基を有するアクリレート系単量体と
不飽和カルボン酸系単量体および必要に応じて架橋性単
量体ならびにこれらの単量体と共重合可能な他の単量体
とを含有する単量体混合物を、該コアにグラフト共重合
させてシェルを形成させ、コア/シェル型重合体を含有
するラテックスを得た後、該ラテックスに一価または二
価の金属カチオンの供給体を添加し、次いで、通常該ラ
テックスを直接噴霧乾燥することによって、平均粒径
0.5〜50μmのイオン架橋系コア/シェル型粉末状
重合体を製造する。
【0024】なお、該イオン架橋系コア/シェル型粉末
状重合体は、第1段目の乳化重合で得たシードラテック
スを部分凝集させたコアに第2段目のグラフト共重合を
行うことによってシェルを形成させた後金属カチオンを
付加させることによって得ることもできる。さらに、ラ
テックスを直接噴霧乾燥する代わりに塩折法や凍結法に
よりラテックス粒子を凝固分離し、脱水して調製したウ
ェットケーキを流動床などで乾燥して、凝集粒子状とし
て得ることもできる。
【0025】さらに、一価または二価の金属カチオンを
付加する方法として、例えば、コア/シェル型重合体
を適当な溶媒に溶かした溶液中に該金属カチオンの供給
体を添加する方法、あるいは、ウレタン変性エポキシ
樹脂とコア/シェル型重合体とを配合する過程で該金属
カチオンの供給体を添加する方法等を採用することもで
きる。
【0026】本発明で使用する常温硬化型エポキシ樹脂
硬化剤(C)は、常温(15〜40℃)においてエポキ
シ樹脂の硬化反応に使用され、通常10分ないし数時間
のポットライフを与え、数10分ないし10日前後の硬
化時間を要するエポキシ樹脂硬化剤であって特に限定さ
れないが、たとえば、エチレンジアミン、ジエチレント
リアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペ
ンタミン、ヘキサメチレンジアミン、ビス(アミノメチ
ル)シクロヘキサン、N−アミノエチルピペラジン、
3,9−ビス(3−アミノプロピル)2,4,8,10
−テトラオキサスピロ(5,5)ウンデカン、m−キシ
レンジアミン、各種ダイマー酸とジアミンの付加物より
成るポリアミドアミン等の脂肪族アミン化合物が挙げら
れる。
【0027】本発明の常温硬化型ウレタン変性エポキシ
系接着剤組成物は、ウレタン変性エポキシ樹脂(A)1
00重量部に対して、イオン架橋系コア/シェル型粉末
状重合体(B)10〜100重量部、好ましくは10〜
50重量部、常温硬化型エポキシ樹脂硬化剤(C)10
〜200重量部、好ましくは20〜100重量部を配合
してなるものである。イオン架橋系コア/シェル型粉末
状重合体(B)の量が10重量部未満では剥離強度改良
効果が十分に発揮されないので好ましくない。また、1
00重量部を超えると樹脂組成物の粘度が著しく高くな
るので好ましくない
【0028】さらに、本発明の組成物には、必要に応じ
て、炭酸カルシウム、タルク、クレー、アスベスト、マ
イカ、カーボンブラック、ケイ酸、ケイ酸塩、有機ベン
ナイト、アルミニウム粉、鉄粉、銅粉などの充填剤;各
種反応性稀釈剤;フタル酸ジブチル、リン酸トリクレジ
ル、キシレン樹脂などの非反応性稀釈剤;ベンガラ、酸
化クロム、カドミウムイエローなどの顔料;クロム酸金
属塩、縮合リン酸アルミニウム、ホウ酸バリウムなどの
防錆剤等を配合することができる。
【0029】本発明の常温硬化型ウレタン変性エポキシ
系接着剤組成物は、ウレタン変性エポキシ樹脂(A)お
よびイオン架橋系コア/シェル型粉末状重合体(B)か
らなる主剤組成物と常温硬化型エポキシ樹脂硬化剤
(C)からなる硬化剤組成物とをそれぞれ室温で均質に
混練することにより調製し、使用の直前に混合すること
によって使用される。なお、イオン架橋系コア/シェル
型粉末状重合体(B)の一部を硬化剤組成物の成分とし
て配合してもよい。またその他必要に応じて配合される
各種添加剤は、適宜主剤組成物または硬化剤組成物に配
合される。この際使用する混練機としては、ディスパ
ー、ニーダー、プラネタリーミキサー、三本ロール等が
挙げられる。
【0030】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的
に説明する。なお、実施例、比較例及び参考例中の部及
び%はとくに断りのないかぎり重量基準である。 参考例 10リッターオートクレーブを使用して、常法に従って
70℃で乳化重合により、表1に示す単量体混合物の共
重合体であるコア含有するシードラテックスを重合し、
次いで表1に示す単量体混合物をオートクレーブに導入
して引き続き重合を実施してシエルを形成させ、各種の
コア/シェル型重合体を作成し、次いで、表1に示す金
属カチオン供給体の希薄水溶液を室温で添加し、イオン
架橋系コア/シェル型重合体のラテックスを得た。次い
で該ラテックスを直接噴霧乾燥し、イオン架橋系コア/
シェル型粉末状重合体を得た。
【0031】
【表1】
【0032】実施例1〜2、比較例1〜2 ウレタン変性エポキシ樹脂(アデカレジンEPU−1
1、旭電化工業社製)100部当り、参考例で得たイオ
ン架橋系コア/シェル型粉末状重合体(a)20部、さ
らに、表2に示す配合組成で、複素環状エーテルジアミ
ン系硬化剤(エポメートB001、油化シェルエポキシ
社製)またはポリアミドアミン系硬化剤(グッドマイド
G−740A、東都化成社製)と、白艶華U、アエロジ
ル200とを配合して常温硬化型ウレタン変性エポキシ
系接着剤組成物を調製し、その引張剪断強度およびT型
剥離強度を評価した。また、(a)を配合しない場合
と、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(エピコート82
8、油化シェルエポキシ社製)を配合した場合の接着物
性も同様に評価した。結果を表2に示す。 (1)引張剪断強度:JIS G−3141に規定され
る厚さ0.8mmの鋼板を用い、トルエンでその表面を
脱脂した後接着剤組成物を塗布し、同様の脱脂処理され
た鋼板に面積25mm×10mmで接するように重ね合
わせ、23℃で48時間放置して硬化せしめ、JIS
K−6850に準じ5mm/分の速度で引っ張り試験を
行なって測定した(単位:kg/cm2)。 (2)T型剥離強度:JIS G−3141に規定され
る厚さ0.8mmの脱脂処理された鋼板に接着剤組成物
を塗布し、面積25mm×150mmで接するように他
の鋼板と重ね合わせ、23℃で48時間放置して硬化せ
しめ、JIS−6854に準じ50mm/分の速度で引
っ張り試験を行なって測定した(単位:kg/25m
m)。
【0033】
【表2】
【0034】表2の結果から、本発明の常温硬化型ウレ
タン変性エポキシ系接着剤組成物は、引張剪断強度を損
なうことなく優れたT型剥離強度を示すことが分かる。
これに対し、イオン架橋系コア/シェル型粉末状重合体
を配合しない場合は引張専断強度およびT型剥離強度が
低く、また、イオン架橋系コア/シェル型粉末状重合体
を配合した場合でもビスフェノールA型エポキシ樹脂を
使用する場合には、優れたT型剥離強度を得ることがで
きない。
【0035】実施例3〜6、比較例3〜4 アデカレジンEPU−11 100部、参考例で得たイ
オン架橋系コア/シェル型粉末状重合体20部、エポメ
ートB001 50部、白艶華U 30部、アエロジル
200 8部を配合して常温硬化型ウレタン変性エポキ
シ系接着剤組成物を調製し、実施例1と同様にして接着
物性を評価した。また、アデカレジンEPU−11 1
00部、参考例で得たイオン架橋系コア/シェル型粉末
状重合体20部、エポメートB001 50部を配合し
てなる主剤組成物を調製し、40℃における初期および
14日間保存後の粘度を測定して貯蔵安定性を評価し
た。結果を表3に示す。 (1)粘度:B8H型ブルックフィールド粘度計を用
い、23℃においてNo.7ローターを使用し、5rp
mの条件で測定した。なお、比較例4は高粘度のため
2.5rpmで測定した(単位:ポイズ)。
【0036】
【表3】
【0037】表3の結果から、本発明の常温硬化型ウレ
タン変性エポキシ系接着剤組成物が優れた接着物性を示
し、また、貯蔵安定性に優れていることが分かる。これ
に対し、イオン架橋系コア/シェル型粉末状重合体を使
用しない場合は貯蔵中に実用に供しないほどに主剤組成
物の粘度が著しく上昇するのが分かる。
【0038】
【発明の効果】かくして本発明によれば常温硬化型で貯
蔵安定性および剥離強度に優れたウレタン変性エポキシ
系接着剤組成物が得られる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウレタン変性エポキシ樹脂(A)、ガラ
    ス転移温度−30℃以下のアクリレート系重合体から成
    るコアとガラス転移温度70℃以上のアクリレート系重
    合体から成るシェルとから構成されたコア/シェル型重
    合体に一価または二価の金属カチオンを付加してイオン
    架橋させたイオン架橋系コア/シエル型粉末状重合体
    (B)および常温硬化型エポキシ樹脂硬化剤(C)とを
    配合して成る常温硬化型ウレタン変性エポキシ系接着剤
    組成物。
  2. 【請求項2】 ウレタン変性エポキシ樹脂(A)100
    重量部、ガラス転移温度−30℃以下のアクリレート系
    重合体から成るコアとガラス転移温度70℃以上のアク
    リレート系重合体から成るシェルとから構成されたコア
    /シェル型重合体に一価または二価の金属カチオンを付
    加してイオン架橋させたイオン架橋系コア/シエル型粉
    末状重合体(B)10〜100重量部および常温硬化型
    エポキシ樹脂硬化剤(C)10〜200重量部とを配合
    して成る常温硬化型ウレタン変性エポキシ系接着剤組成
    物。
  3. 【請求項3】 ウレタン変性エポキシ樹脂(A)が、分
    子量300〜3000のポリエーテルポリオールまたは
    ポリエステルポリオールと分子中にイソシアネート基を
    2個以上有するポリイソシアネートとを反応させること
    により得られるウレタンプレポリマーと、ビスフエノー
    ルA型エポキシ樹脂との反応によって得られるものであ
    る請求項1ないし請求項3の常温硬化型ウレタン変性エ
    ポキシ系接着剤組成物。
  4. 【請求項4】 イオン架橋系コア/シェル型粉末状重合
    体(B)が、ガラス転移温度が−30℃以下のゴム状ア
    クリレート系重合体から成る重量平均粒子径0.1〜5
    μmであるコアと、ガラス転移温度70℃以上のガラス
    状アクリレート系重合体から成るシェルとから構成され
    るコア/シェル型重合体に一価または二価の金属カチオ
    ンを付加してイオン架橋させた、コアとシエルとの重量
    比が(1/4)〜(10/1)の関係を満足するもので
    ある請求項1ないし請求項3の常温硬化型ウレタン変性
    エポキシ系接着剤組成物。
  5. 【請求項5】 イオン架橋系コア/シェル型粉末状重合
    体(B)の平均粒径が0.5〜50μmである請求項1
    ないし請求項3の常温硬化型ウレタン変性エポキシ系接
    着剤組成物。
  6. 【請求項6】 イオン架橋系コア/シェル型粉末状重合
    体(B)が、少なくとも2段階の連続した多段シード乳
    化重合法により得られたコア/シェル型重合体を含有す
    るラテックスを直接噴霧乾燥することにより製造したも
    のである請求項1ないし請求項3の常温硬化型ウレタン
    変性エポキシ系接着剤組成物。
  7. 【請求項7】 イオン架橋系コア/シェル型粉末状重合
    体(B)のコアが、炭素数2〜8のアルキル基を有する
    アクリレート系単量体の重合体または該炭素数2〜8の
    アルキル基を有するアクリレート系単量体およびこれと
    共重合可能な他の単量体との共重合体であって必要に応
    じて架橋性単量体を使用してなるものであり、該イオン
    架橋系コア/シェル型粉末状重合体(B)のシエルが、
    炭素数1〜4のアルキル基を有するアクリレート系単量
    体および炭素数3〜8を有する不飽和カルボン酸系単量
    体との共重合体または該炭素数1〜4のアルキル基を有
    するアクリレート系単量体と該炭素数3〜8を有する不
    飽和カルボン酸系単量体およびこれらの単量体と共重合
    可能な他の単量体との共重合体であって必要に応じて架
    橋性単量体を使用してなるものである請求項1ないし請
    求項3の常温硬化型ウレタン変性エポキシ系接着剤組成
    物。
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