JPH0627112B2 - 6−置換アズレン誘導体スルホン酸塩,抗潰瘍剤及びその製造方法 - Google Patents
6−置換アズレン誘導体スルホン酸塩,抗潰瘍剤及びその製造方法Info
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- JPH0627112B2 JPH0627112B2 JP60019851A JP1985185A JPH0627112B2 JP H0627112 B2 JPH0627112 B2 JP H0627112B2 JP 60019851 A JP60019851 A JP 60019851A JP 1985185 A JP1985185 A JP 1985185A JP H0627112 B2 JPH0627112 B2 JP H0627112B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は,新規アズレン誘導体及びその製造方法,並び
にこの化合物の医薬用途への応用に関する。
にこの化合物の医薬用途への応用に関する。
従来技術及びその問題点 従来,グアヤアズレン−3−スルホン酸ソーダが,抗炎
症剤,抗潰瘍剤として用いられているが,化学的に不安
定であり,光,熱などにより安定で,より優れた抗ペプ
シン作用,抗潰瘍作用を示す物質が望まれている。
症剤,抗潰瘍剤として用いられているが,化学的に不安
定であり,光,熱などにより安定で,より優れた抗ペプ
シン作用,抗潰瘍作用を示す物質が望まれている。
本発明者等は,特願58-153187として一連のアズレン誘
導体及び該誘導体を有効成分とする抗潰瘍剤を開示して
いる。
導体及び該誘導体を有効成分とする抗潰瘍剤を開示して
いる。
解決手段 本発明は,このような事情の下になされたものであっ
て,その要旨は, 一般式: (式中Rは、C5〜7のアルキル基、フェニル基、フェ
ニル低級アルキル基、低級アルコキシ置換フェニル基、
又は、低級アルコキシ置換フェニル低級アルキル基を表
わす。但し、C5〜7のアルキル基中には、直鎖炭素数
が5〜7の範囲にあり、且つ、低級アルキル基を分岐鎖
として有するアルキル基も含まれる。以下同じ。) で示される6−置換アズレン誘導体−3−スルホン酸ソ
ーダ塩と、この化合物を有効成分とする抗潰瘍剤並びに
その製造方法にある。
て,その要旨は, 一般式: (式中Rは、C5〜7のアルキル基、フェニル基、フェ
ニル低級アルキル基、低級アルコキシ置換フェニル基、
又は、低級アルコキシ置換フェニル低級アルキル基を表
わす。但し、C5〜7のアルキル基中には、直鎖炭素数
が5〜7の範囲にあり、且つ、低級アルキル基を分岐鎖
として有するアルキル基も含まれる。以下同じ。) で示される6−置換アズレン誘導体−3−スルホン酸ソ
ーダ塩と、この化合物を有効成分とする抗潰瘍剤並びに
その製造方法にある。
尚、本願において、低級アルキル、低級アルコキシと
は、C1〜4のアルキル基、アルコキシ基を、夫々意味
する。
は、C1〜4のアルキル基、アルコキシ基を、夫々意味
する。
一般式(I)に属する化合物として、以下の化合物を例
示する。
示する。
(1) 1−ペンチル−6−イソプロピルアズレン−3−
スルホン酸ソーダ (2) 1−ヘキシル−6−イソプロピルアズレン−3−
スルホン酸ソーダ (3) 1−フェニル−6−イソプロピルアズレン−3−
スルホン酸ソーダ (4) 1−ベンジル−6−イソプロピルアズレン−3−
スルホン酸ソーダ (5) 1−(4−メトキシフェニル)−6−イソプロピ
ルアズレン−3−スルホン酸ソーダ 上記(1)〜(5)の化合物は、以後化合物(1)、・・・、化
合物(5)として引用される。
スルホン酸ソーダ (2) 1−ヘキシル−6−イソプロピルアズレン−3−
スルホン酸ソーダ (3) 1−フェニル−6−イソプロピルアズレン−3−
スルホン酸ソーダ (4) 1−ベンジル−6−イソプロピルアズレン−3−
スルホン酸ソーダ (5) 1−(4−メトキシフェニル)−6−イソプロピ
ルアズレン−3−スルホン酸ソーダ 上記(1)〜(5)の化合物は、以後化合物(1)、・・・、化
合物(5)として引用される。
一般式(I)で示される本願化合物の製造は,6−置換
アズレンを合成するための中間体である4−置換−2−
トシルトロボロンを収率良く得る方法がなかったため,
実用上困難であったが,本願発明者は,4−置換−2−
トシルトロポロン(V)は,4−置換トロポロン(II)
を先ずヨード化して7−ヨード−4−置換トロボロン
(III)とした後,トシル化を行ない,7−ヨード−4
−置換−2−トシルトロポロン(IV)とし,この化合物
について脱ヨード化を行なうと,目的とする中間体化合
物(V)が収率よく得られることを見出した。即ち, このようにして得られた4−置換−2−トシルトロポロ
ン(V)をマロン酸ジエチルと、ソジウムメチラートの
存在下において反応させ,3−メトキシカルボニル−2
H−シクロヘプタ[b]フラン−2−オン(VI)とし、
この化合物と,R−CH2CHO(式中Rは前記に同
じ)より得られるエナミンとを,本願発明者の一人であ
る安並等の方法(chemistry Letters,1980,579)により反
応させて,1−メトキシカルボニル−3−置換−6−置
換アズレン(VII)とし,この化合物(VII)について脱
メトキシカルボニルを行ない,一般式(VIII)で示され
る6−置換−アズレン誘導体が得られる。即ち, RCH2CHOとアミンとの反応により得られるエナミ
ンは,分離することなくそのまま反応に用いることがで
きる。またRCH2CHOにおいて,Rが有する立体異
性構造は,そのまま保持されて反応生成物(VII)に移
行する。またこの反応において用いられるアミンは,通
常エナミンを作るときに用いられるアミンがそのまま使
用できる。1−メトキシ−カルボニル−3−置換−6−
置換アズレン(VII)の脱メトキシカルボニル反応は,1
00%りん酸を用いることにより行なわれる。このように
して得られた一般式(VIII)の化合物をスルホン化する
ことにより,一般式(I)で示される目的化合物が得ら
れる。スルホン化は無水酢酸中で,冷却下において濃硫
酸を加えることにより行なえるが、または無水硫酸・ピ
リジンコンプレックスを用いてもよい。得られたスルホ
ン化物は,水酸化ソーダ溶液またはソジウムエチラート
を用いてスルホン酸ソーダ化合物をすることができる。
得られたスルホン酸ソーダ塩は,アルコール類を用い,
再結晶して精製する。
アズレンを合成するための中間体である4−置換−2−
トシルトロボロンを収率良く得る方法がなかったため,
実用上困難であったが,本願発明者は,4−置換−2−
トシルトロポロン(V)は,4−置換トロポロン(II)
を先ずヨード化して7−ヨード−4−置換トロボロン
(III)とした後,トシル化を行ない,7−ヨード−4
−置換−2−トシルトロポロン(IV)とし,この化合物
について脱ヨード化を行なうと,目的とする中間体化合
物(V)が収率よく得られることを見出した。即ち, このようにして得られた4−置換−2−トシルトロポロ
ン(V)をマロン酸ジエチルと、ソジウムメチラートの
存在下において反応させ,3−メトキシカルボニル−2
H−シクロヘプタ[b]フラン−2−オン(VI)とし、
この化合物と,R−CH2CHO(式中Rは前記に同
じ)より得られるエナミンとを,本願発明者の一人であ
る安並等の方法(chemistry Letters,1980,579)により反
応させて,1−メトキシカルボニル−3−置換−6−置
換アズレン(VII)とし,この化合物(VII)について脱
メトキシカルボニルを行ない,一般式(VIII)で示され
る6−置換−アズレン誘導体が得られる。即ち, RCH2CHOとアミンとの反応により得られるエナミ
ンは,分離することなくそのまま反応に用いることがで
きる。またRCH2CHOにおいて,Rが有する立体異
性構造は,そのまま保持されて反応生成物(VII)に移
行する。またこの反応において用いられるアミンは,通
常エナミンを作るときに用いられるアミンがそのまま使
用できる。1−メトキシ−カルボニル−3−置換−6−
置換アズレン(VII)の脱メトキシカルボニル反応は,1
00%りん酸を用いることにより行なわれる。このように
して得られた一般式(VIII)の化合物をスルホン化する
ことにより,一般式(I)で示される目的化合物が得ら
れる。スルホン化は無水酢酸中で,冷却下において濃硫
酸を加えることにより行なえるが、または無水硫酸・ピ
リジンコンプレックスを用いてもよい。得られたスルホ
ン化物は,水酸化ソーダ溶液またはソジウムエチラート
を用いてスルホン酸ソーダ化合物をすることができる。
得られたスルホン酸ソーダ塩は,アルコール類を用い,
再結晶して精製する。
このようにして得られる一般式(I)の化合物は,グア
ヤアズレン−3−スルホン酸ソーダと比較して,光,熱
に対して安定であり,また,優れた抗腫瘍作用及び抗ペ
プシン作用を発現することが見出された。本願化合物を
抗潰瘍剤として用いる場合,経口及び非経口のいずれに
ても投与でき,有効量は年齢,症状等により異なるが成
人一日当り5〜50mgの範囲で治療効果が期待できる。
ヤアズレン−3−スルホン酸ソーダと比較して,光,熱
に対して安定であり,また,優れた抗腫瘍作用及び抗ペ
プシン作用を発現することが見出された。本願化合物を
抗潰瘍剤として用いる場合,経口及び非経口のいずれに
ても投与でき,有効量は年齢,症状等により異なるが成
人一日当り5〜50mgの範囲で治療効果が期待できる。
以下に本願化合物の薬理試験例,及び製造実施例を掲げ
る。
る。
[薬理試験例I] (抗ペプシン作用) V.K.Thiemer等(Arznei-Forsh 22,6,1086(1972))の方法
により,血清アルブミン溶液(25mg/ml)0.20mlと0.1N
塩酸0.3ml及び被試験薬を,夫々0.125mg,0.25mg,0.5m
g,1mg,2mg/2mlずつ含む溶液2mlに,ペプシン(1:10,0
00和光純薬)100μg/0.5NHCl/mlの濃度のペプシン溶液
0.5mlを加え,35℃で30分間インキューベートした。そ
の後10%トリクロル酢酸2mlを加えて遠心分離し,残渣
を10%トリクロル酢酸3mlで洗い,Lowly液5mlを加
え,10分振とうした後,この液を50μ分取し,上記の
lowly液2mlを加えた。さらに水2mlとフェノール試薬
0.2mlを加え,30分放置後750nmの吸光度を測定した。別
に,牛血清アルブミン0.2mlにペプシン0.5ml,0.1NHCl
0.3ml及び水2mlを加え35℃で30分間インキューベート
したときの吸光度を抑制率0%とした。これよりID
50(mg/ml)を求めた。結果を表1に示す。但し上記
中,Lowly液は,2%硫酸銅:4%酒石酸ナトリウム:
0.2N NaOH-4%Na2CO3=1:1:100の混合溶液である。
により,血清アルブミン溶液(25mg/ml)0.20mlと0.1N
塩酸0.3ml及び被試験薬を,夫々0.125mg,0.25mg,0.5m
g,1mg,2mg/2mlずつ含む溶液2mlに,ペプシン(1:10,0
00和光純薬)100μg/0.5NHCl/mlの濃度のペプシン溶液
0.5mlを加え,35℃で30分間インキューベートした。そ
の後10%トリクロル酢酸2mlを加えて遠心分離し,残渣
を10%トリクロル酢酸3mlで洗い,Lowly液5mlを加
え,10分振とうした後,この液を50μ分取し,上記の
lowly液2mlを加えた。さらに水2mlとフェノール試薬
0.2mlを加え,30分放置後750nmの吸光度を測定した。別
に,牛血清アルブミン0.2mlにペプシン0.5ml,0.1NHCl
0.3ml及び水2mlを加え35℃で30分間インキューベート
したときの吸光度を抑制率0%とした。これよりID
50(mg/ml)を求めた。結果を表1に示す。但し上記
中,Lowly液は,2%硫酸銅:4%酒石酸ナトリウム:
0.2N NaOH-4%Na2CO3=1:1:100の混合溶液である。
[薬理試験例2] (抗潰瘍作用) 被験薬の抗潰瘍作用を,Shayの方法(Gastroenterology
26,906)にしたがってラットを48時間絶食させた後,
被験薬を十二指腸に投与し,胃幽門部と十二指腸を結紮
したのち,16時間後に生じた潰瘍を測定した。薬効は対
照群に対する%Inhibition,即ち, で求めた。結果を表に示す。
26,906)にしたがってラットを48時間絶食させた後,
被験薬を十二指腸に投与し,胃幽門部と十二指腸を結紮
したのち,16時間後に生じた潰瘍を測定した。薬効は対
照群に対する%Inhibition,即ち, で求めた。結果を表に示す。
[薬理試験例3] (粘膜保護作用) エタノール潰瘍 ラットを24時間絶食後,Robert等の方法(Gastroentero
logy 77,433443)にしたがい,無水エタノール1mlを
経口投与し,1時間後に胃を摘出し,腺胃部に生じた潰
瘍の長さを測定し,一匹当りの総和を潰瘍係数とした。
被試験は無水エタノール投与前30分に経口投与した。結
果を表3に示す。
logy 77,433443)にしたがい,無水エタノール1mlを
経口投与し,1時間後に胃を摘出し,腺胃部に生じた潰
瘍の長さを測定し,一匹当りの総和を潰瘍係数とした。
被試験は無水エタノール投与前30分に経口投与した。結
果を表3に示す。
[薬理試験例4] (急性毒性試験) 本願化合物の急性毒性検定のため、DDY系マウスを用
いて経口投与によって求めたLD50値を下表に示す。
いて経口投与によって求めたLD50値を下表に示す。
(参考例1) 4−イソプロピル−2−トシルトロポロンの製造 (1) 7−ヨード−4−イソプロピルトロポロン 4−イソプロピルトロポロン50gを無水炭酸カリ85gを含
む水230mlに懸濁させた溶液に,氷冷下でヨード77.3gと
KI83.3gをを水230mlに溶かした液を滴下する。4時間撹
拌した後,一夜放置し生じた7−ヨード−4−イソプロ
ピルトロポロンカリウム塩を濾取し,クロロホルムに懸
濁させ,6M硫酸を加え弱酸性とし,クロロホルム層は
水洗,脱水(無水硫酸ソーダ)後,クロロホルムを留去
して目的物74.6gを得る。
む水230mlに懸濁させた溶液に,氷冷下でヨード77.3gと
KI83.3gをを水230mlに溶かした液を滴下する。4時間撹
拌した後,一夜放置し生じた7−ヨード−4−イソプロ
ピルトロポロンカリウム塩を濾取し,クロロホルムに懸
濁させ,6M硫酸を加え弱酸性とし,クロロホルム層は
水洗,脱水(無水硫酸ソーダ)後,クロロホルムを留去
して目的物74.6gを得る。
(2) 7−ヨード−4−イソプロピル−2−トシルトロ
ポロン 7−ヨード−4−イソプロピルトロポロン87.0gを300ml
のピリジンに溶かし,氷冷下でP−トルエンスルホニル
クロライド68.6gを加える。6時間撹拌後,水1500mlに
あけ,生じた沈殿を濾取して目的物128.6gを得る。
ポロン 7−ヨード−4−イソプロピルトロポロン87.0gを300ml
のピリジンに溶かし,氷冷下でP−トルエンスルホニル
クロライド68.6gを加える。6時間撹拌後,水1500mlに
あけ,生じた沈殿を濾取して目的物128.6gを得る。
(3) 4−イソブロピル−2−トシルトロポロン 7−ヨード−4−イソプロピル−2−−トシルトロポロ
ン50gをメタノール700mlに懸濁させ,10%パラジウム−
カーボン1.8gと無水酢酸13.8gを加え,常法により接触
還元を行なった後,反応液を濾過し,濾液を濃縮して残
留物を水にあけ,固化した沈殿を濾取し目的物34.1gを
得る。
ン50gをメタノール700mlに懸濁させ,10%パラジウム−
カーボン1.8gと無水酢酸13.8gを加え,常法により接触
還元を行なった後,反応液を濾過し,濾液を濃縮して残
留物を水にあけ,固化した沈殿を濾取し目的物34.1gを
得る。
(参考例2) 1−メチル−6−イソプロピルアズレンの製造 (1) 3−メトキシカルボニル−6−イソプロピル−2
H−シクロヘプタ[b]フラン−2−オン マロン酸ジメチル52.8gを400mlの無水メタノールに溶か
した後、,4−イソプロピル−2−トシルトロポロンを
加え,この溶液を-15℃に冷却して、金属ナトリウム9.2
gを無水メタノール400mlに溶かした液を40分かけて滴下
する。6時間-10℃で撹拌した後,4の水にあけ,生
じた沈殿を濾取し,目的物48.5gを得る。
H−シクロヘプタ[b]フラン−2−オン マロン酸ジメチル52.8gを400mlの無水メタノールに溶か
した後、,4−イソプロピル−2−トシルトロポロンを
加え,この溶液を-15℃に冷却して、金属ナトリウム9.2
gを無水メタノール400mlに溶かした液を40分かけて滴下
する。6時間-10℃で撹拌した後,4の水にあけ,生
じた沈殿を濾取し,目的物48.5gを得る。
(2) 1−メトキシカルボニル−3−メチル−6−イソ
プロピルアズレン (1)で得た3−メトキシカルボニル−6−イソプロピル
−2H−シクロヘプタ[b]フラン−2−オン7.23g,
プロピオンアルデヒド5.22gとモルホリン7.84gを無水エ
タノール中油浴上で4時間加熱還流を行なった後,減圧
濃縮を行ない,残留物をベンゼンに溶かし,水洗後脱水
を行なう。アルミナのカラムクロマトグラフィーを行な
い精製する。溶出液はベンゼンを用いる。
プロピルアズレン (1)で得た3−メトキシカルボニル−6−イソプロピル
−2H−シクロヘプタ[b]フラン−2−オン7.23g,
プロピオンアルデヒド5.22gとモルホリン7.84gを無水エ
タノール中油浴上で4時間加熱還流を行なった後,減圧
濃縮を行ない,残留物をベンゼンに溶かし,水洗後脱水
を行なう。アルミナのカラムクロマトグラフィーを行な
い精製する。溶出液はベンゼンを用いる。
(3) 1−メチル−6−イソプロピルアズレン (2)で得た1−メトキシカルボニル−3−メチル−6−
イソプロピルアズレン6.0gに100%りん酸60mlを加え,
水浴上90〜95℃で15分間加熱を行なう。冷後300mlの水
中にあけ,n−ヘキサンで抽出を行なう。n−ヘキサン
層を水洗し,無水硫酸ソーダで脱水後,シリカゲルのカ
ラムクロマトグタフィーを行なう。溶出液はベンゼンを
用いる。紫色の油状物3.7gを得る。
イソプロピルアズレン6.0gに100%りん酸60mlを加え,
水浴上90〜95℃で15分間加熱を行なう。冷後300mlの水
中にあけ,n−ヘキサンで抽出を行なう。n−ヘキサン
層を水洗し,無水硫酸ソーダで脱水後,シリカゲルのカ
ラムクロマトグタフィーを行なう。溶出液はベンゼンを
用いる。紫色の油状物3.7gを得る。
(参考例3) 1−メチル−6−イソプロピルアズレン−3−スルホン
酸ソーダ 前記参考例で得た,1−メチル−6−イソプロピルアズ
レン1.0gをベンゼン30mlに加え,ピリジン・硫酸コンプ
レックス1.3gを加え,水浴上6時間加熱還流を行なう。
一夜放置後生じた結晶を濾取し,n−ヘキサンで数回洗
った後,この結晶をメタノール15mlに溶かし,水酸化ソ
ーダ0.54gをメタノール10mlに溶かした液を加え,1時
間撹拌した後,セライトを用い濾過を行なう。濾液を濃
縮し,ブタノールに溶解して,ブタノール層を水洗,脱
水(無水硫酸ソーダ)した後,溶媒を留去する。残留物
をエタノールにより再結晶を行なう。目的物0.65gを得
る。
酸ソーダ 前記参考例で得た,1−メチル−6−イソプロピルアズ
レン1.0gをベンゼン30mlに加え,ピリジン・硫酸コンプ
レックス1.3gを加え,水浴上6時間加熱還流を行なう。
一夜放置後生じた結晶を濾取し,n−ヘキサンで数回洗
った後,この結晶をメタノール15mlに溶かし,水酸化ソ
ーダ0.54gをメタノール10mlに溶かした液を加え,1時
間撹拌した後,セライトを用い濾過を行なう。濾液を濃
縮し,ブタノールに溶解して,ブタノール層を水洗,脱
水(無水硫酸ソーダ)した後,溶媒を留去する。残留物
をエタノールにより再結晶を行なう。目的物0.65gを得
る。
融点 280℃以上 I.R.(KBr) 3420,2950,2850,1730,1620,1440,120
0,1040,890cm-1 M.S.(m/e) 184(M+-SO3Na)140(B.P.)N.M.R.(CD3OD)1.30
(6H,d,J=6.8,−イソプロピル),2.5(3H,S,CH3)3.
00(1H,Sept,J=6.8,イソプロピル),7.20(2H,d,
J=10,H-5.7),7.85(1H,S,H-2),8.25(1H,d,J=
10,H-8)8.95(1H,d,J=10,H-4) 実施例1〜実施例5(化合物1〜5の製造)は、参考例
(1)〜参考例(3)に準じた方法により行なわれる。即ち、
化合物1〜5の製造は、参考例1の(2)工程におい
て、原料化合物プロピオンアルデヒド(CHOCH2C
H3)の代わりに、−CHO−CH2−C5H11、−C
HOCH2−−C6H13、 −CHOCH2−CH を、夫々用いることにより合成される。
0,1040,890cm-1 M.S.(m/e) 184(M+-SO3Na)140(B.P.)N.M.R.(CD3OD)1.30
(6H,d,J=6.8,−イソプロピル),2.5(3H,S,CH3)3.
00(1H,Sept,J=6.8,イソプロピル),7.20(2H,d,
J=10,H-5.7),7.85(1H,S,H-2),8.25(1H,d,J=
10,H-8)8.95(1H,d,J=10,H-4) 実施例1〜実施例5(化合物1〜5の製造)は、参考例
(1)〜参考例(3)に準じた方法により行なわれる。即ち、
化合物1〜5の製造は、参考例1の(2)工程におい
て、原料化合物プロピオンアルデヒド(CHOCH2C
H3)の代わりに、−CHO−CH2−C5H11、−C
HOCH2−−C6H13、 −CHOCH2−CH を、夫々用いることにより合成される。
以下に物性値のみを掲げる。
[実施例1] 1−ペンチル−6−イソプロピルアズレン−3−スルホ
ン酸ソーダ(化合物1) 融点 184〜186℃,M.S.(m/e) 240(M+-SO3Na) [実施例2] 1−ヘキシル−6−イソプロピルアズレン−3−スルホ
ン酸ソーダ(化合物2) 融点 181〜183℃,M.S.(m/e) 253(M+-SO3Na) [実施例3] 1−フェニル−6−イソプロピルアズレン−3−スルホ
ン酸ソーダ(化合物3) 融点 223〜225℃、M.S.(m/e) 245(M+-SO3Na) [実施例4] 1−ベンジル−6−イソプロピルアズレン−3−スルホ
ン酸ソーダ(化合物4) 融点 140〜142、M.S.(m/e) 259(M+-SO3Na) [実施例5] 1−(4−メトキシフェニル)−6−イソプロピルアズ
レン−3−スルホン酸ソーダ(化合物5) 融点 218〜220℃、M.S.((m/e) 276(M+-SO3Na)
ン酸ソーダ(化合物1) 融点 184〜186℃,M.S.(m/e) 240(M+-SO3Na) [実施例2] 1−ヘキシル−6−イソプロピルアズレン−3−スルホ
ン酸ソーダ(化合物2) 融点 181〜183℃,M.S.(m/e) 253(M+-SO3Na) [実施例3] 1−フェニル−6−イソプロピルアズレン−3−スルホ
ン酸ソーダ(化合物3) 融点 223〜225℃、M.S.(m/e) 245(M+-SO3Na) [実施例4] 1−ベンジル−6−イソプロピルアズレン−3−スルホ
ン酸ソーダ(化合物4) 融点 140〜142、M.S.(m/e) 259(M+-SO3Na) [実施例5] 1−(4−メトキシフェニル)−6−イソプロピルアズ
レン−3−スルホン酸ソーダ(化合物5) 融点 218〜220℃、M.S.((m/e) 276(M+-SO3Na)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特公 平1−49259(JP,B2)
Claims (3)
- 【請求項1】一般式: (式中Rは、C5〜7のアルキル基、フェニル基、フェ
ニル低級アルキル基、低級アルコキシ置換フェニル基、
又は、低級アルコキシ置換フェニル低級アルキル基を表
わす。但し、C5〜7のアルキル基中には、直鎖炭素数
が5〜7の範囲にあり、且つ、低級アルキル基を分岐鎖
として有するアルキル基も含まれる。) で示される6−置換アズレン誘導体スルホン酸塩。 - 【請求項2】一般式: (式中Rは、C5〜7のアルキル基、フェニル基、フェ
ニル低級アルキル基、低級アルコキシ置換フェニル基、
又は、低級アルコキシ置換フェニル低級アルキル基を表
わす。但し、C5〜7のアルキル基中には、直鎖炭素数
が5〜7の範囲にあり、且つ、低級アルキル基を分岐鎖
として有するアルキル基も含まれる。) で示される6−置換アズレン誘導体スルホン酸塩を有効
成分とする抗潰瘍剤。 - 【請求項3】一般式: (式中Rは、C5〜7のアルキル基、フェニル基、フェ
ニル低級アルキル基、低級アルコキシ置換フェニル基、
又は、低級アルコキシ置換フェニル低級アルキル基を表
わす。但し、C5〜7のアルキル基中には、直鎖炭素数
が5〜7の範囲にあり、且つ、低級アルキル基を分岐鎖
として有するアルキル基も含まれる。 で示される6−置換アズレン誘導体をスルホン化した
後,ナトリウム塩とすることを特徴とする一般式: (但し、Rは前記に同じ。) で示される6−置換アズレン誘導体−3−スルホン酸ソ
ーダの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60019851A JPH0627112B2 (ja) | 1985-02-06 | 1985-02-06 | 6−置換アズレン誘導体スルホン酸塩,抗潰瘍剤及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60019851A JPH0627112B2 (ja) | 1985-02-06 | 1985-02-06 | 6−置換アズレン誘導体スルホン酸塩,抗潰瘍剤及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61180761A JPS61180761A (ja) | 1986-08-13 |
| JPH0627112B2 true JPH0627112B2 (ja) | 1994-04-13 |
Family
ID=12010748
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60019851A Expired - Lifetime JPH0627112B2 (ja) | 1985-02-06 | 1985-02-06 | 6−置換アズレン誘導体スルホン酸塩,抗潰瘍剤及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0627112B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0816082B2 (ja) * | 1986-11-07 | 1996-02-21 | 味の素株式会社 | 抗脂血剤 |
| JPH01238554A (ja) * | 1988-03-17 | 1989-09-22 | Ajinomoto Co Inc | 抗脂血剤 |
| CN114436909B (zh) * | 2022-01-26 | 2023-05-30 | 河南科技大学 | 一种磺酰基桧木醇类衍生物及其制备方法和应用 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0754849B2 (ja) * | 1987-08-19 | 1995-06-07 | 三菱電機株式会社 | 半導体装置 |
-
1985
- 1985-02-06 JP JP60019851A patent/JPH0627112B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61180761A (ja) | 1986-08-13 |
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