JPH06270976A - 即席麺の包装 - Google Patents

即席麺の包装

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JPH06270976A
JPH06270976A JP5851493A JP5851493A JPH06270976A JP H06270976 A JPH06270976 A JP H06270976A JP 5851493 A JP5851493 A JP 5851493A JP 5851493 A JP5851493 A JP 5851493A JP H06270976 A JPH06270976 A JP H06270976A
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JP
Japan
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noodle
bag body
bag
size
lump
Prior art date
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Pending
Application number
JP5851493A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Muraoka
慶二 村岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eesukotsuku Kk
Original Assignee
Eesukotsuku Kk
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Publication date
Application filed by Eesukotsuku Kk filed Critical Eesukotsuku Kk
Priority to JP5851493A priority Critical patent/JPH06270976A/ja
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  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 即席麺の包装において、所定形状に保形され
た麺塊に外部の衝撃を伝わりにくくすることによって、
麺塊から麺屑を出にくくすると同時に、麺塊の欠損や割
れを起こりにくくする。 【構成】 麺塊4と共に包装される粉末スープなどを収
容した袋体2に25℃で65〜90Vol%の空気を閉
じ込めると共に、その袋体2の大きさを麺塊4の大きさ
と略同一にする。 【効果】 袋体2に閉じ込めた空気により衝撃が吸収さ
れて麺塊4に伝わりにくくなり、麺屑の発生が抑制され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は即席麺の包装に関する。
【0002】
【従来の技術】所定形状に保形した麺塊を分包し、分包
した複数個の麺塊をトレーに収容して外装で包み込むよ
うにした即席麺の包装は知られている。そして、このよ
うに包装された即席麺は所要個数が箱詰めされてトラッ
クなどに積んで運搬され、店頭では箱から出して陳列棚
などに並べられることが多く、また、一般需要者は陳列
されている即席麺を手に取って買物籠に入れたり一旦手
に取った後で元の棚に返したりすることがある。したが
って、分包された上記麺塊には湯戻しして食用に供され
るまでの間に繰り返し衝撃が加えられることになる。
【0003】他方、麺塊は、製造技術上の点から麺密度
が粗になる箇所があり、しかも上記麺塊は生麺を油で揚
げて所定形状に保形したものであって麺自体が固くて脆
くなっている。そのため、特に麺塊における麺密度が粗
の箇所に衝撃が加えられると麺が簡単に折れてしまって
ボロボロと崩れることにより多くの麺屑の出ることがあ
る。また、衝撃によって麺塊が部分的に欠損したり半分
に割れたりすることもある。
【0004】ところで、上記したような即席麺の包装に
おいて、従来より知られているものは、トレーが薄手の
厚紙で作られていて、分包された麺塊がトレーの底紙の
上に載置して収容されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、即席麺
の包装に使われている薄手の厚紙はそれ自体に緩衝機能
がほとんどないため、分包に使われている包装紙によっ
て多少の緩衝作用が発揮されるとしても、麺塊に繰り返
し加えられる衝撃によって多くの麺屑が出たり麺塊の欠
損や割れを生じて商品価値が低下するおそれが多分にあ
る。また、需要者が購入するまではそれほど多くの麺屑
が出ていなくても、購入後の需要者による取扱中の衝撃
で多くの麺屑が生じたり欠損や割れを生じることがあ
り、麺屑が多い場合には湯戻ししても食用に供しにくく
なる。
【0006】本発明は以上の事情に鑑みてなされたもの
であり、麺塊と共にトレーに収容されることの多い粉末
スープを収容した袋体に着目し、その袋体の緩衝作用を
高め得るような工夫を講じることによって、他の緩衝部
材を使うようなコスト高を招かずに、麺塊から出る麺屑
をできるだけ少なく抑えると共に、麺塊の欠損や割れを
生じにくくすることの可能な即席麺の包装を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よる即席麺の包装は、所定形状に保形された麺塊と、少
なくとも粉末スープを収容した袋体とを収容した即席麺
の包装において、麺塊と袋体とが重ねられ、かつ袋体
は、麺塊における袋体との対向面の大きさと同一の大き
さか、それよりもやゝ小さい大きさか、またはそれより
も大きい大きさに形成されていると共に、その袋体に2
5℃で65〜90Vol%の空気が閉じ込められている
ものである。
【0008】請求項2に記載の発明による即席麺の包装
は、所定形状に保形された麺塊と、少なくとも粉末スー
プを収容した袋体とを収容した即席麺の包装において、
麺塊の上または下に袋体が配置され、かつ袋体は、麺塊
における袋体との対向面の大きさと同一の大きさか、そ
れよりもやゝ小さい大きさか、またはそれよりも大きい
大きさに形成されていると共に、その袋体に25℃で7
0〜90Vol%の空気が閉じ込められているものであ
る。
【0009】
【作用】請求項1および請求項2に記載した即席麺の包
装によると、袋体に閉じ込められている空気によって麺
塊の重なり箇所の全体に対して緩衝作用が発揮され、外
部から加わる衝撃が麺塊の重なり箇所の全体に伝わりに
くくなるので麺屑が生じにくくなる。調査したところに
よると、請求項1に記載した発明のように、袋体に25
℃で65〜90Vol%の空気が閉じ込められていると
麺屑の発生を抑制し得るだけの有効な緩衝作用が発揮さ
れると同時に、トラック輸送中などの高温時にも袋体が
空気圧で破裂したりするおそれが少なくなる。また、請
求項2に記載した発明のように、袋体に25℃で70〜
90Vol%の空気が閉じ込められていると、気温が2
5℃より高い状況下では勿論、気温が25℃より低い状
況下でも麺屑の発生を効果的に抑制し得るだけの有効な
緩衝作用が発揮されると同時に、トラック輸送中などの
高温時にも袋体が空気圧で破裂したりするおそれがなく
なることを確認している。
【0010】
【実施例】図1は本発明の実施例による即席麺の包装A
の使用状態を断面で表した説明図、図2は麺塊4を斜め
下方から見た斜視図、図3は麺塊4と共に包装される袋
体2の斜視図であり、上記包装Aは、トレー1と、粉末
スープやかやくなどを収容した袋体2とを有している。
【0011】トレー1は薄手の厚紙を用いて製作されて
おり、矩形の底板11と底板11の周囲から立ち上げら
れた側板12とを備えている。
【0012】図3のように袋体2は6つのものが連設さ
れており、ミシン目でなる引裂線21を引き裂くことに
よってそれぞれの袋体2を個々に分けることができるよ
うになっている。また、個々の袋体2の形状は偏平であ
って、袋体2の内部には上記した粉末スープやかやくと
共に所定量の空気が閉じ込められている。
【0013】図2に示した麺塊4は、生麺を油で揚げた
ものであり、その形状は円柱ないし円錐台形状であり、
多くのものでは表面41と裏面42とで麺密度が異なっ
ている。麺密度の違いは麺塊4を製造する過程で発生す
る。
【0014】3は外装であり、この外装3は薄い紙ある
いは薄い樹脂フィルムにより作られている。
【0015】麺塊4は包装紙5を用いて分包されてお
り、縦方向2列に3つずつ並べて合計6つの分包された
麺塊4…がトレー1に収容される。分包された麺塊4の
下に袋体2が配置されている。そして、分包された麺塊
4と袋体2とを収容したトレー1が外装3に収納され
る。包装紙5は、ポリエチレンテレフタレートフィルム
と、ポリエチレンフィルムと、アルミニウム箔と、ポリ
エチレンフィルムとをこの順に積層した4層構造の複合
フィルムによって作られており、それ自体が高い気密性
を有している。
【0016】このようにして麺塊4…が包装されている
と、空気を閉じ込めている袋体2が緩衝作用を発揮して
外部から加えられる衝撃を吸収し、その衝撃が麺塊4…
に伝わりにくくなる。このため、麺塊4の麺が外部から
加わった衝撃によってボロボロと折れて多くの麺屑を生
じるといったことが起こりにくく、また、麺塊の欠損や
割れも生じにくい。
【0017】ここで、袋体2に閉じ込められている空気
量が25℃で65Vol%よりも少ないと、緩衝作用が
発揮されにくくなって固くて脆い麺塊4の麺を折れにく
くするという所期の目的を達成しにくくなり、また、空
気量が25℃で90Vol%よりも多いと、袋体2が膨
らみ過ぎて残りの膨らみ代が少なくなり、気温が高い状
況下たとえば夏場やトラック輸送(50℃程度にまで昇
温する)中に空気圧で袋体2が破裂するおそれがあるこ
とを確認している。このため、袋体2に閉じ込められて
いる空気量は25℃で65〜90Vol%が適切であ
り、この範囲であると、緩衝作用が有効に発揮されて麺
塊4の麺が容易に折れず、また、夏場やトラック輸送中
に空気圧で袋体2が破裂するといった事態を生じにくい
ことを確認している。
【0018】また、袋体2に閉じ込められている空気量
が25℃で70Vol%よりも少ないと、気温の低い地
方や冬場においては袋体2が収縮して有効な緩衝作用が
発揮されなくなることもある。したがって、好ましい空
気量は70〜〜90Vol%である。
【0019】図4と図5は麺塊4と袋体2との好ましい
大きさの関係を説明するための図である。図5に示して
あるように、袋体2は周囲21の全部または一部(袋体
2の一辺を折り重ねている場合が相当する)が熱溶着に
よって気密に封止されており、熱溶着されていない有効
部分22に粉末スープやかやくと共に空気が閉じ込めら
れている。緩衝作用を発揮するのは有効部分22であ
り、この有効部分22の大きさは麺塊4の大きさよりも
小さくないことが望ましいのであるけれども、有効部分
22が麺塊4よりもすこし小さい場合にも有効な緩衝作
用が発揮されることが判っている。すなわち、袋体2は
その有効部分22の大きさが、麺塊4における袋体2と
の対向面(図4の場合は裏面42が袋体2との対向面に
相当する)の大きさと同一の大きさか、それよりもやゝ
小さい大きさか、またはそれよりも大きい大きさに形成
されている必要がある。実施例では、図4に示した麺塊
4の直径Dを60mm程度、袋体2における略方形の有
効部分22の一辺の長さLを60mm程度にして両者の
大きさを合わせてある。このように麺塊4と袋体2の有
効部分の大きさを合わせておけば、有効な緩衝作用が発
揮されることに加えてトレー11に分包された複数の麺
塊4を収容する場合にもそれらの麺塊4…や袋体2…の
納まり状態が良好になる。なお、袋体2の有効部分22
に分包された麺塊4を置く場合、麺塊4が袋体2の有効
部分22上で偏らない位置に置くことが望ましい。
【0020】この実施例では、6つの袋体2が図3のよ
うに連設されているけれども、袋体2は個々に分かれて
いても、あるいは縦に3つ連設したものであってもよ
い。また、この実施例では、袋体2をトレー1に分包し
て収容された麺塊4とトレー1の底面との間に介在して
ある。そのため、包装Aを作る工程で、トレー1をコン
ベアで搬送しながら袋体2や分包された麺塊4をトレー
1に収容させるという方法を採用しても袋体2がトレー
1の搬送中にトレー1から脱落するおそれがないという
利点がある。なお、トレー1に分包して収容した麺塊4
の上に袋体2を載置し、それを外装3で包むようにして
もよい。
【0021】さらに、この実施例においてはトレー1を
厚紙製としてあるけれども、トレー1をプラスチックで
作ってもよい。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、外部から加わる衝撃を
袋体に所定量閉じ込めた空気により吸収緩和させてその
衝撃を麺塊に伝わりにくくしたので、麺塊から出る麺屑
を少なく抑えることができるようになると共に、麺塊の
欠損や割れを生じにくくすることが可能になる。しか
も、新たに他の緩衝部材を使うわけではないからコスト
高にならない。したがって、本発明による即席麺の包装
は、麺屑や欠損ないし割れの発生に伴う即席麺の商品価
値の低下およびコスト高を防ぐ上でも、また、湯戻しし
たときに元の生麺の形をそのまま再現させる上でもきわ
めて有益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による即席麺の包装の使用状態
を断面で示す説明図である。
【図2】麺塊を斜め下方から見た斜視図である。
【図3】袋体の斜視図である。
【図4】麺塊と袋体との好ましい大きさの関係を説明す
るための側面図である。
【図5】麺塊と袋体との好ましい大きさの関係を説明す
るための平面図である。
【符号の説明】
A 即席麺の包装 1 トレー 2 袋体 4 麺塊

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定形状に保形された麺塊と、少なくと
    も粉末スープを収容した袋体とを収容した即席麺の包装
    において、麺塊の上または下に袋体が配置され、かつ袋
    体は、麺塊における袋体との対向面の大きさと同一の大
    きさか、それよりもやゝ小さい大きさか、またはそれよ
    りも大きい大きさに形成されていると共に、その袋体に
    25℃で65〜90Vol%の空気が閉じ込められてい
    ることを特徴とする即席麺の包装。
  2. 【請求項2】 所定形状に保形された麺塊と、少なくと
    も粉末スープを収容した袋体とを収容した即席麺の包装
    において、麺塊の上または下に袋体が配置され、かつ袋
    体は、麺塊における袋体との対向面の大きさと同一の大
    きさか、それよりもやゝ小さい大きさか、またはそれよ
    りも大きい大きさに形成されていると共に、その袋体に
    25℃で70〜90Vol%の空気が閉じ込められてい
    る即席麺の包装。
JP5851493A 1993-03-18 1993-03-18 即席麺の包装 Pending JPH06270976A (ja)

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JP5851493A JPH06270976A (ja) 1993-03-18 1993-03-18 即席麺の包装

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009207439A (ja) * 2008-03-05 2009-09-17 Nissei Co Ltd 容器入り即席麺の製造方法
JP2013203399A (ja) * 2012-03-27 2013-10-07 Nissin Foods Holdings Co Ltd 麺塊上の包装パック載置構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009207439A (ja) * 2008-03-05 2009-09-17 Nissei Co Ltd 容器入り即席麺の製造方法
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