JPH06270776A - 雨滴除去ミラー - Google Patents
雨滴除去ミラーInfo
- Publication number
- JPH06270776A JPH06270776A JP5057589A JP5758993A JPH06270776A JP H06270776 A JPH06270776 A JP H06270776A JP 5057589 A JP5057589 A JP 5057589A JP 5758993 A JP5758993 A JP 5758993A JP H06270776 A JPH06270776 A JP H06270776A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mirror body
- reflecting face
- raindrop
- raindrops
- mirror
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 雨滴除去を効果的に実現できるドアミラー、
フェンダミラーを提供する。 【構成】 ミラー本体11の反射面15には吸水性ポリ
マから成る親水膜16が被覆され、ミラー本体11の反
射面15はヒータ12によって加熱可能に構成されてい
る。
フェンダミラーを提供する。 【構成】 ミラー本体11の反射面15には吸水性ポリ
マから成る親水膜16が被覆され、ミラー本体11の反
射面15はヒータ12によって加熱可能に構成されてい
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば自動車に用い
られるドアミラー等の反射面の雨滴を除去する雨滴除去
ミラーに関するものである。
られるドアミラー等の反射面の雨滴を除去する雨滴除去
ミラーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車に用いられるドアミラー
等は雨天走行時において雨水に晒されるため、その反射
面に雨滴が付着する。このように雨滴が付着すると、後
方視認性が悪化するため、従来から図5に示すような構
造の雨滴除去ミラーが用いられている。
等は雨天走行時において雨水に晒されるため、その反射
面に雨滴が付着する。このように雨滴が付着すると、後
方視認性が悪化するため、従来から図5に示すような構
造の雨滴除去ミラーが用いられている。
【0003】同図において、1はフェンダミラーを示
し、このフェンダミラー1はケーシング2とミラー本体
3とから構成されている。ミラー本体3にはミラー本体
3の裏面に電極4が、表面に正特性サーミスタ基板5が
バッテリ6により通電され、サーミスタ基板5によって
ミラー本体3の反射面を加熱するようになっている。
し、このフェンダミラー1はケーシング2とミラー本体
3とから構成されている。ミラー本体3にはミラー本体
3の裏面に電極4が、表面に正特性サーミスタ基板5が
バッテリ6により通電され、サーミスタ基板5によって
ミラー本体3の反射面を加熱するようになっている。
【0004】また、ミラー本体3の反射面には揆水性被
膜7がコーティングされている(この構造は実開昭58
−47530号公報に示されている)。
膜7がコーティングされている(この構造は実開昭58
−47530号公報に示されている)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の雨滴除去ミラーにおいては、揆水性被膜7が設けられ
ていることで、雨滴が付着し難くく、仮に雨滴が付着し
てもミラー本体3の反射面が加熱されているため雨滴が
蒸発する構成となってはいるが、一担ミラー本体3の反
射面に雨滴が付着すると、揆水性被膜7により雨滴がは
じいてしまい、その結果雨滴とミラー本体3の反射面と
の接触面積が少なくなって、熱伝達効率が低くなり、雨
滴が蒸発するのに多くの時間がかかり曇りがなかなかと
れないという問題がある。そのため、バッテリ6の電圧
を上げる等、発熱量を増加させる対策が必要となりコス
トアップにつながるという問題がある。
の雨滴除去ミラーにおいては、揆水性被膜7が設けられ
ていることで、雨滴が付着し難くく、仮に雨滴が付着し
てもミラー本体3の反射面が加熱されているため雨滴が
蒸発する構成となってはいるが、一担ミラー本体3の反
射面に雨滴が付着すると、揆水性被膜7により雨滴がは
じいてしまい、その結果雨滴とミラー本体3の反射面と
の接触面積が少なくなって、熱伝達効率が低くなり、雨
滴が蒸発するのに多くの時間がかかり曇りがなかなかと
れないという問題がある。そのため、バッテリ6の電圧
を上げる等、発熱量を増加させる対策が必要となりコス
トアップにつながるという問題がある。
【0006】そこで、この発明は、付着した雨滴を少な
い発熱量で迅速に除去することができる雨滴除去ミラー
を提供するものである。
い発熱量で迅速に除去することができる雨滴除去ミラー
を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】ミラー本体の反射面が発
熱体によって加熱可能に構成され、反射面に親水処理が
施されている。
熱体によって加熱可能に構成され、反射面に親水処理が
施されている。
【0008】
【作用】親水処理が施されたミラー本体の反射面に雨滴
が付着すると親水処理が施された反射面上で雨滴は広が
り、反射面に対する接触面積が増えるため、発熱体から
の熱は雨滴に対して効率良く伝達され、雨滴は速やかに
蒸発する。
が付着すると親水処理が施された反射面上で雨滴は広が
り、反射面に対する接触面積が増えるため、発熱体から
の熱は雨滴に対して効率良く伝達され、雨滴は速やかに
蒸発する。
【0009】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面と共に説明
する。
する。
【0010】図2に示すのはドアミラー8であって、図
示しないフロントサイドドアの側面に取り付けられてい
る。
示しないフロントサイドドアの側面に取り付けられてい
る。
【0011】ドアミラー8のケーシング9内には図1に
示すようにブラケット10によってミラー本体11が支
持されている。ミラー本体11の裏面には発熱体として
のヒータ12が取り付けられ、必要に応じスイッチ13
をONにしてバッテリ14によりミラー本体11の反射
面15を加熱することができるようになっている。
示すようにブラケット10によってミラー本体11が支
持されている。ミラー本体11の裏面には発熱体として
のヒータ12が取り付けられ、必要に応じスイッチ13
をONにしてバッテリ14によりミラー本体11の反射
面15を加熱することができるようになっている。
【0012】また、ミラー本体11の反射面15には吸
水性ポリマ等から成る親水膜16が被覆されている。
水性ポリマ等から成る親水膜16が被覆されている。
【0013】この親水膜16は次のような性質を有す
る。図3,4に示すように同一体積の水滴が反射面15
に付着した場合に、親水膜16を有しない反射面15上
では、図3に示すように水滴の外縁の接線角度が120
°となり水滴が盛り上がっているのに対し、親水膜16
を有している反射面15上では図4に示すように上記角
度が165°となり水滴は広い面積に広がり肉厚も薄く
なるものである。
る。図3,4に示すように同一体積の水滴が反射面15
に付着した場合に、親水膜16を有しない反射面15上
では、図3に示すように水滴の外縁の接線角度が120
°となり水滴が盛り上がっているのに対し、親水膜16
を有している反射面15上では図4に示すように上記角
度が165°となり水滴は広い面積に広がり肉厚も薄く
なるものである。
【0014】上記実施例構造によれば、雨天走行時等に
おいて、ミラー本体11の反射面15に雨滴17が付着
すると、ミラー本体11の反射面15の親水膜16上に
おいて雨滴17に広い面積に広がる。したがって、ヒー
タ12によってミラー本体11の反射面15が加熱され
ると、雨滴17は広い面積でヒータ12からの熱を多く
受け取ることができるため、雨滴17は効率良く加熱さ
れて短時間で蒸発し、速やかに反射面15は晴れる。
おいて、ミラー本体11の反射面15に雨滴17が付着
すると、ミラー本体11の反射面15の親水膜16上に
おいて雨滴17に広い面積に広がる。したがって、ヒー
タ12によってミラー本体11の反射面15が加熱され
ると、雨滴17は広い面積でヒータ12からの熱を多く
受け取ることができるため、雨滴17は効率良く加熱さ
れて短時間で蒸発し、速やかに反射面15は晴れる。
【0015】このようにして、ヒータ12と親水膜16
という簡単な構成によって雨滴除去を効率的に行うので
ある。
という簡単な構成によって雨滴除去を効率的に行うので
ある。
【0016】尚、この発明は上記実施例に限られるもの
ではなく、例えばフェンダミラーに適用しても良い。
ではなく、例えばフェンダミラーに適用しても良い。
【0017】
【発明の効果】以上説明してきたようにこの発明によれ
ば、ミラー本体の反射面に親水処理が処されていること
により、反射面に付着した雨滴は広い面積に広がる。し
たがって、この雨滴は発熱体から効率良く、かつ十分に
熱量を受けることができ、その結果短時間で蒸発し、迅
速に反射面を晴らすことができる。
ば、ミラー本体の反射面に親水処理が処されていること
により、反射面に付着した雨滴は広い面積に広がる。し
たがって、この雨滴は発熱体から効率良く、かつ十分に
熱量を受けることができ、その結果短時間で蒸発し、迅
速に反射面を晴らすことができる。
【0018】また、発熱体と親水膜という簡単な構成で
雨滴除去を可能としたため、例えば超音波雨滴除去方式
のように高価なものとならず、したがってコストダウン
を図ることができる。
雨滴除去を可能としたため、例えば超音波雨滴除去方式
のように高価なものとならず、したがってコストダウン
を図ることができる。
【図1】この発明の一実施例の図2のA−A線に沿う断
面図。
面図。
【図2】この発明の一実施例の正面図。
【図3】親水膜がない場合の反射面の断面図。
【図4】親水膜がある場合の反射面の断面図。
【図5】従来技術の断面説明図。
【符号の説明】 11…ミラー本体 12…ヒータ(発熱体) 15…反射面 16…親水膜
Claims (1)
- 【請求項1】 ミラー本体の反射面が発熱体によって加
熱可能に構成され、反射面に親水処理が施されているこ
とを特徴とする雨滴除去ミラー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5057589A JPH06270776A (ja) | 1993-03-18 | 1993-03-18 | 雨滴除去ミラー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5057589A JPH06270776A (ja) | 1993-03-18 | 1993-03-18 | 雨滴除去ミラー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06270776A true JPH06270776A (ja) | 1994-09-27 |
Family
ID=13060040
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5057589A Pending JPH06270776A (ja) | 1993-03-18 | 1993-03-18 | 雨滴除去ミラー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06270776A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0689962A3 (en) * | 1994-06-29 | 1997-01-15 | Murakami Kaimeido Kk | Vehicle mirror |
US6262413B1 (en) * | 1994-11-29 | 2001-07-17 | Sony Corporation | Composite optical device and its manufacturing method |
-
1993
- 1993-03-18 JP JP5057589A patent/JPH06270776A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0689962A3 (en) * | 1994-06-29 | 1997-01-15 | Murakami Kaimeido Kk | Vehicle mirror |
US6262413B1 (en) * | 1994-11-29 | 2001-07-17 | Sony Corporation | Composite optical device and its manufacturing method |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 12 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070809 |
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FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 13 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080809 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |