JPH062704B2 - 4−置換−5−アルキリデン−2−シクロペンテノン類およびその製法 - Google Patents

4−置換−5−アルキリデン−2−シクロペンテノン類およびその製法

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JPH062704B2
JPH062704B2 JP59119828A JP11982884A JPH062704B2 JP H062704 B2 JPH062704 B2 JP H062704B2 JP 59119828 A JP59119828 A JP 59119828A JP 11982884 A JP11982884 A JP 11982884A JP H062704 B2 JPH062704 B2 JP H062704B2
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alkylidene
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潤造 野上
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

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  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Pyrane Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は4−置換−5−アルキリデン−2−シクロペン
テノン類およびその製法に関する。更に詳細には優れた
制ガン作用,抗ウイルス作用を有する新規な4−置換−
5−アルキリデン−2−シクロペンテノン類およびその
製法に関する。
<従来技術> プロスタグランジン類の中では、その骨格構造の中でシ
クロペンタン環に2重結合を有するプロスタグランジン
類が知られており、これらが強い制ガン活性を呈するこ
とが報告されている。例えばPGD2及びその脱水体PGJ2
は10-5〜10-6モル程度の濃度で白血病細胞(L1210)の増
殖を強く抑制することが知られている。(福島ら、特開
昭58-124718;若塚ら特開昭59-5155;59-1463参照)。
またPGA1や△7−PGA1類(福島ら、MternrtionMeetiry o
n Icosamoids and Cancer,Ile deBendor,France,Septem
ber 23〜25,1983参照)やPGA2類(福島,病態生理2(8),
811(1983);癌と化学療法10(9),1930(1983)参照)にも
同様の活性が認められ、これらはinvivoにおいて
も強い制ガン活性を示すことが知られている。また最近
これらの類縁体である4置換−5−アルキリデン−2−
シクロペンテノン類の中で海産プロスタグランジン類で
あるクラブロン,クラビリデノン類H.Kikuchiら,Tetra
hedron hett.,23,5171(1982),24,1549(1983);24,4433
(1983);M.Kobayashiら,Tetrahedron hett.,23,5331(1
982),Chem,Pharm Bull.,31,1440(1983)参照)にも同様
の活性を示す(福島ら,第42回日本療学会要旨集856
(1983)参照)ことが知られている。さらにPGJ2類似化合
物にも同様の活性(若塚ら,特開昭58-216155,59-5154
参照)が知られるようになつた。
<発明の目的> 本発明者らはかかる事実に注目し、天然物クラブロン,
クラビリデノンの類縁体として新規な4−置換−5−ア
ルキリデン−2−シクロペンテノン類を得るべく鋭意研
究し本発明に至つた。本発明の目的は従来の4−置換−
5−アルキリデン−2−シクロペンテノン類とは異なる
新規な構造の4−置換−5−アルキリデン−2−シクロ
ペンテノン類及びその製法を提供することにある。
<発明の構成及び効果> 本発明の4−置換−5−アルキリデン−2−シクロペン
テノン類は下記式〔I〕 〔式中Rはメチル基もしくはメトキシカルボニル基を
表わし、Rはペンチル基もしくはω−テトラヒドロピ
ラニルオキシブチル基を表わす。〕 で表わされる。
上記式〔I〕においてR1はメチル基もしくはメトキシ
カルボニル基を表わすが、これらの基以外の、炭素数2
〜10のアルキル基,エステル基,もしくはカルボキシ
ル基またはその塩であることもできることを参考として
示す。これらの基のうち、アルキル基として例えばエチ
ル,n−プロピル,n−ヘキシル,n−デシル等の直鎖
状または分岐状のものをあげることが出来る。エステル
基としてはエトキシカルボニル,n−プロピルオキシカ
ルボニル,n−ヘキシルオキシカルボニル,フエノキシ
カルボニル,アセトキシメチル,プロピオニルオキシメ
チル,ベンブイルオキシメチル等をあげることが出来
る。またカルボン酸塩としては1当量のカチオンの塩を
あげることが出来る。一当量のカチオンとしては、例え
ばNH4 +,テトラメチルアンモニウム,モノメチルアンモ
ニウム,ジメチルアンモニウム,トリメチルアンモニウ
ム,ペンジルアンモニウム,フエネチルアンモニウム,
モルホリニウムカチオン,モノエタノールアンモニウ
ム,ピペリジニウムカチオンなどのアンモニウムカチオ
ン;Na+,K+などのアルカリ金属カチオン;1/2Ca2+,1/2M
g2+,1/2Zn2+,1/3Al3+などの2価もしくは3価の金属カ
チオン等を挙げることができる。Rは上記のとおり、
ペンチル基もしくはω−テトラヒドロピラニルオキシブ
チル基を表わすが、それらの基以外の、炭素数1〜10
の置換もしくは非置換のアルキルであることもできるこ
とを参考として示す。炭素数1〜10の置換もしくは非
置換のアルキル基を表わす。
非置換の炭素数1〜10のアルキル基としては、例え
ば、メチル,エチル,n−プロピル,iso−プロピル,
n−ブチル,sec−ブチル,tert−ブチル,n−ヘキシ
ル,n−ヘプチル,n−オクチル,n−ノニルおよびn
−デシル等の直鎖状又は分岐状のものを挙げることがで
きる。
炭素数1〜10のアルキル基の置換基としては、シクロ
アルキル基、例えばシクロプロピル,シクロブチル,シ
クロペンチル,シクロヘキシル,アルケニル基例えばプ
ロペニル,イソブテニル,ブテニル,プレニル,等を挙
げることが出来る。また-COOR4(ここでR4は水素原
子,炭素数1〜10のアルキル基又は一当量のカチオン
を表わす。)水酸基,フエニル基,炭素数1〜6のアル
コキシ基,炭素数1〜7のアシルオキシ基,等を挙げる
ことが出来る。
かかる-COOR4のR4としては水素原子,炭素数1〜10の
アルキル基,一当量のカチオンをあげることができ、炭
素数1〜10のアルキル基としては上記したと同様のア
ルキル基,一当量のカチオンをあげることができる。
炭素数1〜6のアルコキシ基としては、例えばメトキ
シ,エトキン,n−プロボキシ,iso−プロボキシ,n
−プトキシ,クロロメトキシ,ジクロロメトキシ,トリ
フルオロメトキシ,α−エチルオキシエトキシ,メトキ
シメトキシ等を好ましいものとして挙げることができ
る。
炭素数1〜7のアシルオキシ基としては、例えばアセト
キシ,プロピオニルオキシ,n−プチリルオキシ,iso
−プチリルオキシ,n−バレリルオキシ,iso−バレリ
ルオキシ,iso−バレリルオキシ,カプロイルオキシ,
エナンチルオキシ又はベンゾイルオキシを挙げることが
できる。
本発明の4−置換−5−アルキリデン−2−シクロペン
テノン類の具体例としては例えば 1a)4−(2−オクテニル)−5−(6−メトキシカ
ルボニルヘキシリデン)−2−シクロペンテノン 1b)4−(2−オクテニル)−5−ヘプチリデン−2
−シクロペンテノン 1c)4−(7−テトラヒドロピラニルオキシ−2−ヘ
プテニル)−5−(6−メトキシカルボニルヘキシリデ
ン)−2−シクロペンテノン などを挙げることができる。また、本発明の参考例とし
てそれ以外の 1) 4−(2−オクテニル)−5−(6−カルボニルオ
キシヘキシリデン)−2−シクロペンテノン 2) 4−(2−ヘキゼニル)−5−(6−カルボニルオ
キシヘキシリデン)−2−シクロペンテノン 3) 4−(2−ブテニル)−5−(6−カルボニルオキ
シヘキシリデン)−2−シクロペンテノン 4) 4−(8−メチル−2−ノネニル)−5−(6−カ
ルボニルオキシヘキシリデン)−2−シクロペンテノン 5) 4−(7−メチル−2−オクテニル)−5−(6−
カルボニルオキシヘキシリデン)−2−シクロペンテノ
ン 6) 4−(5−メチル−2−オクテニル)−5−(6−
カルボニルオキシヘキシリデン)−2−シクロペンテノ
ン 7) 4−(5−シクロヘキシル−2−ペンテニル)−5
−(6−カルボニルオキシヘキシリデン)−2−シクロ
ペンテノン 8) 4−(4−シクロペンチル−2−ヘプテニル)−5
−(6−カルボニルオキシヘキシリデン)−2−シクロ
ペンテノン 9) 4−(4−フエニル−2−ヘプテニル)−5−(6
−カルボニルオキシヘキシリデン)−2−シクロペンテ
ノン 10) 4−(6−メチル−2,5−ヘプタジエニル)−5−
(6−カルボニルキシヘキシリデン)−2−シクロペン
テノン 11) 4−(6,10−ジメチル−2,9−ウンデカジエニル)
−5−(6−カルボニルオキシヘキシリデン)−2−シ
クロペンテノン 12) 4−(5−エトキシ−2−ペンテニル)−5−
(6−カルボニルオキシヘキシリデン)−2−シクロペ
ンテノン 13) 4−(7−テトラヒドロピラニルオキシ−2−ヘ
プテニル)−5−ヘプチリデン−2−シクロペンテノン 15) 4−(7−テトラヒドロピラニルオキシ−2−ヘ
プテニル)−5−(6−カルボニルオキシヘキシリデ
ン)−2−シクロペンテノン 16) 4−(6−カルボニルオキシ−2−ヘキセニル)
−5−ヘプチリデン−2−シクロペンテノン 17) 4−(7−アセトキシ−2−ヘプテニル)−5−
ヘプチリデン−2−シクロペンテノン 18) 4−(7−ヒドロキシ−2−ヘプテニル)−5−
ヘプチリデン−2−シクロペンテノン 19) 4−(7−ベンゾイルオキシ−2−ヘプテニル)
−5−ヘプチリデン−2−シクロペンテノン 20) 4−(6−カルボニルオキシ−2−ヘキセニル)
−5−オクチリデン−2−シクロペンテノン 21) 4−(6−カルボニルオキシ−2−ヘキセニル)
−5−(7−メチルオクチリデン)−2−シクロペンテ
ノン 24) 化合物2)〜12)16)20)21)のメチルエステル 25) 化合物1)〜12)15)16)20)21)のエチルエスチル 26) 化合物1)〜12)15)16)20)21)のナトリウム塩 などが挙げられる。
本発明の4−置換−5−アルキリデン−2−シクロペン
テノン類は下記式〔II〕 [式中R11はメチル基もしくはメトキシカルボニル基を
表わしR2は上記定義に同じでありR3は水酸基の保護基
を表わす。] で表わされるスルホキシド類を出発原料にしてこれより
phSO基を還元的に脱離させ、下記式〔III〕 (式中R11,R2,R3は上記定義に同じ) で表わされるシクロペンタノン類とし、これを2種の脱
離反応に付し、下記式〔V〕または〔VI〕 (式中R11,R2,R3は上記定義に同じ) (式中R11,R2は上記定義に同じ) で表わされるそれぞれ3,4−ジ置換−5−アルキリデン
シクロペンタノン類または4−置換−5−(1−ヒドロ
キシアルキル)−2−シクロペンテノン類を経由して製
造される。
上記式〔II〕においてR11は炭素数1〜10のアルキル
基もしくはエステル基を表わし上記式〔I〕で挙げたも
のと同様のものが例示されR2も同様である。
上記式〔II〕〔III〕〔V〕において、R3は水酸基の保護
基を表わす。水酸基の保護基としてはトリ(C1〜C7)炭
化水素−シリル基又は水酸基の酸素原子と共にアセター
ル結合を形成する基等を挙げることができる。
トリ(C1〜C7)炭化水素シリル基としては、例えばトリ
メチルシリル,トリエチルシリル,t−プチルジメチル
シリル基の如きトリ(C1−C4)アルキルシリル,t−プ
チルジフエニルシリル基の如きジフエニル(C1−C4)キ
ルシリル又はトリペンジルシリル基等を好ましいものと
して挙げることができる。
水酸基の酸素原子と共にアセタール結合を形成する基と
しては、例えばメトキシメチル,1−エトキシエチル,
2−メトキシ−2−プロピル,2−エトキシ−2−プロ
ピル,(2−メトキシエトキシ)メチル,ベンジルオキ
シメチル,2−テトラヒドロピラニル,2−テトラヒド
ロフラニル又は6,6−ジメチル−3−オキサ−2−オキ
ソ−ピシクロ〔3,1,0〕ヘキス−4−イル基を挙げるこ
とができる。
出発原料〔II〕のスルホキシド類は下記の合成経路で容
易に製造される。
すなわち保護された4−ヒドロキシシクロペンテノンに
フエニルスルホキシドより発生させたカルバニオン(K.
K.PivnitskyらJ.of General Chemistry(USSR)52,2651(1
982)参照)を共役付加させ、次にアルデヒド を加えると一挙にスルホキシド類〔II〕が製造される。
上記カルバニオンがフエニルスルフイニル基に関してγ
位の炭素で共役付加することは既に知られており(J.Nak
amiら,Bull.Chem.Soc gpn,55,3043(1982)参照),本発
明者らは、反応で生成するエルートをアルデヒドで捕従
して目的とする出発原料を一挙に得たものである。
上記式〔II〕のスルホキシド類によりフエニルスルフイ
ニル基を還元的脱離反応に付す際に用いられる還元剤と
しては例えばラネーニツケル,アルミニウムアマルガム
等があげられなかでもラネーニツケルが特に好ましい。
用いられる還元剤の量はスルホキシド類に対し2〜20
当量、特に好ましくは5〜10当量を用いる。反応溶媒
はテトラヒドロフラン,ジオキサン,ジメトキシエタ
ン,ジエチルエーテル等のエーテル類;メタノール,エ
タノール等のアルコール類;ジメチルスルホキシド,ジ
メチルホルムアミド,ヘキサメチルホスホリツクトリア
ミド,水等をそれら任意の組合わせで用いる。
反応温度は好ましくは0〜80℃、特に好ましくは10
〜50℃の範囲である。
反応時間は使用する原料化合物、還元剤,反応溶媒によ
つて異なるが通常10分〜10日間の範囲で行なわれ、
好ましくは20分〜5日間の範囲である。反応の後に、
目的化合物は、例えばシリカゲルカラムクロマトグラフ
イー,シリカゲル薄層クロマトグラフイー,フロリジル
カラムクロマトグラフイー,高速液体クロマトグラフイ
ーなどの手段により単離精製することができ、上記式
〔III〕で表わされるシクロペンタノン類として得るこ
とが出来る。
次に上記式〔III〕のシクロペンタノン類を脱離反応に
付す。方一の脱離反応は上記式〔III〕をメタンスルホ
ニル化し下記式〔IV〕 (式中R11,R2,R3は上記定義に同じ) で表わされるメシレート体を糸内で発生させ、これを塩
基で処理し上記式〔V〕の3,4−ジ置換−5−アルキリデ
ンシクロペンタノン類に導びかれる。用いられるメタン
スルホニルクロリドは原料である上記式〔III〕に対し
て0.5〜10当量、特に好ましくは2〜3当量を用い
る。ここで用いられる塩基性化合物としては、アミン類
が好ましく、かかるアミン類としては例えば、4,4−ジ
メチル−アミノピリジン,ピリジントリエチルアミン,
ジイソプロピルシクロヘキシルアミン,イソプロピルジ
メチルアミン,ジイソプロピルエチルアミンなどが挙げ
られ、なかでも特に4,4−ジメチルアミノピリジン,ピ
リジンが好ましい。この塩基性化合物は1〜10当量、
好ましくは4〜6当量の範囲で用いられる。
反応温度は0〜50℃で、好ましくは10〜40℃であ
り、原料化合物が消失するのを薄層クロマトグラフイー
等で追跡することにより反応の終点を確認することがで
きる。反応時間は通常は、0.5〜10時間である。反応
をスムーズに進行させるために溶媒を用いても良い。か
かる溶媒としては、例えば、ジクロロメタン,クロロホ
ルム,四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素;エーテル,
テトラヒドロフラン等のエーテル類;ベンゼン,トルエ
ン,ペンタン,ヘキサン,シクロヘキサン等の炭化水素
類が用いられ、好ましくはジクロロメタンが用いられ
る。反応生成物は反応混合物を通常の手段で、例えば抽
出,水洗,乾,クロマトグラフイー等で精製取すること
が出来る。
かくして上記式〔V〕が得られ、これは酸と処理するこ
とより第2の脱離反応に付される。この反応では上記式
〔V〕において3位の水酸基の保護基の除去と脱水反応
とをそのまま引き続き行なうことによつて達成される。
保護基の除去は、保護基が水酸基の酸素原子と共にアセ
タール結合を形成する基の場合には、例えば酢酸,p−
トルエンスルホン酸のピリジニウム塩又は陽イオン交換
樹脂等を触媒とし、例えば水,テトラヒドロフラン,エ
チルエーテル,ジオキサン,アセトン,アセトニトリル
等を反応溶媒とすることにより好適に実施される。反応
は通常−78℃〜+100℃の温度範囲で10分〜3日
間程度行なわれる。また、保護基がトリ(C1−C7)炭化
水素−シリル基の場合には、例えば酢酸の存在下に、上
記した如き反応溶媒中で同様の温度で同様の時間実施さ
れる。
かくして下記式(I-a) (式中R11,R2は上記定義に同じ) で表わされる目的の4−置換−5−アルキリデン−2−
シクロペンテノン体が得られる。
目的化合物中にエステル基がある場合、これを加水分解
に付すことができ、例えばリパーゼ等の酵素を用い、水
又は水を含む溶媒中で−10℃〜+60℃の温度範囲で
10分〜24時間程度行なわれる。
目的化合物の分子内にカルボキシル基を有する場合、次
いで必要により更に塩生成反応に付され相当するカルボ
ン酸塩を得ることができる。塩生成反応はそれ自体公知
であり、カルボン酸とほぼ等量の水酸化ナトリウム,水
酸化カリウム,炭酸ナトリウムなどの塩基性化合物、あ
るいはアンモニア,トリメチルアミン,モノエタノール
アミン,モノホリンなどと通常の方法で中和反応せしめ
ることにより行なわれる。
かくして上記式〔I〕の4−置換−5−アルキリデン−
2−シクロペンテノン類が製造される。
また目的化合物〔I-a〕は別の方法でも製造される。す
なわち上記式〔III〕を最初に前述した第2の脱離反応
に付し上記式〔VI〕で表わされる4−置換−5−(1−
ヒドロキシアルキル)−2−シクロペンテノン類とし、
これを前述した第一の脱離反応に付し目的とする〔I-
a〕を得ることも可能である。この製造方法において初
めの第2の脱離反応において酸を用いて脱離させる方法
の他に塩基を用いる方法もある。用いられる塩基として
は1,5−ジアザビシクロ〔5,4,0〕ウンデレン−5(DBU)
1,5−ジアザビシクロ〔4,3,0〕1ネン−5(DBN)等の強
塩基が挙げられる。反応は強塩基を原料の〔III〕に対
して0.5〜2.0当量好ましくは0.8〜1.2当量用いて−10
℃〜40℃で、好ましくは−5℃〜+5℃で処理するこ
とにより達成され、中間体の〔VI〕を容易に得ることが
出来る。これは第一の脱離反応に付し目的とする〔I-
a〕に導くことが出来る。この際第一の脱離反応の代り
に中間体の〔VI〕を直接脱水して目的物〔I-a〕にする
ことも可能である。すなわち脱水剤としてはN,N′−ジ
シクロヘキシルカルボジイミド(DCC)が好ましく用いら
れ、原料に対して1〜6当量、好ましくは1〜3当量用
いて10°〜40℃で、不活性の乾燥溶媒中で処理して
行なわれる。またこの時反応助剤として塩化第1銅,臭
化第2銅を原料に対して1〜6当量、好ましくは1〜3
当量用いると反応はスムーズに進行する。
本発明の4−置換−5−アルキリデン−2−シクロペン
テノン類は、特にL1210白血病細胞に対して極めて低濃
度(IC500.4〜1μg/ml)で強力な抗ガン作用を示し、
制癌剤として極めて有用である。また抗ウイルス活性を
有する化合物としても期待される有用な化合物である。
また本発明で提供される4−置換−5−アルキリデン−
2−シクロペンテノンの製造法は医薬として有用な新規
化合物を提供するばかりでなく、既に知られている強い
制ガン活性を示す天然物クラブロン,クラビリデノンの
合成中間体を提供するものとして有用である。
実施例1 ル2mlに溶解し、これにラネーニツケル40mg(W−1
型)を加え、加熱還流した。反応をTLCで追跡し、終
了を確認した後、反応液を過した。液及び洗液を一
緒にして常法により処理し、粗生成物を得、これをシリ
カゲルカラムクロマトグラフイー(ACOEt:ヘキサン= 57%)を得た。
TLC(ACOEt:ヘキサン=1:4);Rf=0.65 IR(neat,cm-1);3500,1730 ′H-nmγ(CDCl3,δ,ppm);0.88〜0.90(9H+3H,ρ,t,J=7H
2),1.0〜2.80(24H),3.66(3H,ρ),3.81(1H,m),4.17(1H,
m),5.45(2H,m). mass(m/e);464(M+-18),407(M+-57-18). なおこのものは13C-nmγより126.66と134.27ppm及び12
6.28と132.92ppmに吸収を観測したことから14△につい
てE体とZ体との混合物であると判定した。
実施例2 ル10mlに溶解し、これにトリエチルアミン0.090ml(0.64
mmol)、次いでメタンスルホニルクロリド0.043ml(0.55m
mol)を室温にて滴下した。反応液を35分間撹拌後、水
を加えて反応を停させ、エーテルにて3回抽出した。抽
出液を常法により処理し、粗生成物258mgを得た。こ
のものをCH2Cl20.5mlに溶解し、室温にて4−ジメチル
アミピリジン169mg(1.38mmol)/CH2Cl21mlを加え、6
時間撹拌した。反応後酒石酸にて糸を弱酸性にし、水洗
2回、CH2Cl2抽出2回を行つた。抽出液を常法により処
理し、粗生成物を得、これをシリカゲルカラムクロマト
グラフイー(ACOEt:ヘキサン=1:20)で 得た。
TLC(ACOEt:ヘキサン=1:4);Rf=0.70 IR(neat,cm-1);1730,1645. ′H-nmγ(CDCl3,δ,ppm);0.8〜0.9(9H+3H,ρ,t),1.00
〜3.00(21H),3.67(3H,ρ),4.25(1H,m),5.43(2H,m),6.61
(1H,t,J=7H2). Mass(m/e);407(M+-57) このものは13C-nmγで126.73と133.01ppmと126.17と13
2.45ppmに吸収が観測されることから14△についてE体
とZ体との混合物と推定した。
実施例3 THF:水:=2:1:1 2mlに入れ70℃で7時間
撹拌した。混合物より酢酸,THFを減圧で溜去し、残
渣にNaHCO3水溶液を加えて中和後、酢酸エチルで抽出し
た。抽出液を常法により処理し粗生成物を得、このもの
をシリカゲルカラムクロマトグラフイー(酢酸エチル:
g(収率70%)を得た。
TLC(ACOEt:ヘキサン=1:4);Rf0.40 IR(neat,cm-1);1735,1700,1655. ′H-nmγ(CDCl3,δ,ppm);0.88(3H,t,J=7H2),1.00〜2.7
0(20H),3.45(1H,m),3.67(3H,ρ),5.2〜5.5(2H),6.31(1
H,dd),6.55(1H,t,J=7H2),7.53(1H,m) Mass(m/e):332(M+) このものは13C-nmγより△14の2重結合について125.11
と134.03ppm124.64と132.86ppmの吸収を示すことからそ
れぞれE体,Z体の混合物であると推定された。なお主
生成物よりさらに低極性Rf0.42の成分も少量(10%)単離
されたが、このものはIR,′H-nmγ,13C-nmγより△7
2重結合の異性体であり、主生成物がE体に対して、こ
のものはZ体であると推定された。
実施例4 mmol)のCH2Cl2溶液1mlに4−ジメチルアミノピリジン
55mg(0.45mmol)のCH2Cl2溶液1mlを室温にて加え、
6時間反応させた。反応液を酒石酸を加えて弱酸にし、
水を加え、CH2Cl2を用いて抽出した。抽出液を常法によ
り処理し、 TLC(ACOEt:ヘキサン=1:5);Rf=0.65 IR(neat,cm-1);1730,1545 nmγ(CDCl3,δ,ppm);0.05and0.06(each S,6H),0.84and
0.85(each S,9H),1.25(br)and1.6-2.7(m)(22H),2.90(m)
and3.36(m)(1H),4.15(m,1H),5.41(m,2H),6.72(dt,J=2an
d8Hz,1H) 実施例5 (0.052mmol)を酢酸:THF:水=2:1:1 1.5ml
に溶解し、70℃で7時間加熱撹拌した。反応液より溶
媒を減圧で溜去し、残渣にNaHCO3水溶液を加えて中和
し、酢酸エチルで抽出した。抽出液を常法により処理し
粗生成物を得、これをシリカゲルフロストグラフイー (ACOEt:ヘキサン=1:20)で精製し、目 TLC(ACOEt:ヘキサン=1:5):Rf0.45〜0.50 IR(neat,cm-1);1700,1650. nmγ(CDCl3,δ,ppm);0.88(br t,6H),1.27(br)and1.8-
2.5(m)(30H),3.5(m),3.96(d,J=7Hz),and3.5(m)(6H),5.1
5(dd,J=7and15Hz),5.40(m)and5.65(dt,J=6and15Hz)(2
H),6.30(dd,J=2and6Hz,1H),7.34(m,1H) 実施例6 方法1 THF,水の混合液(2:1:1)2mlを加え65℃に
加熱する。約7時間後酢酸,THFを除去し酢酸エチル
で抽出し、抽出液を重ソウ水,水で洗う。以下常法によ
つて得られる油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフ
イー(酢エチ 得られた。(54%) 方法2 テル10mlに溶かし、0℃に冷却する。この溶液にDBU
(0.024ml)を滴下し、1時間撹拌する。この反応液を酒
石酸水溶液で中和し、2回 30mg(81%)得られた。
IR(neat,cm-1),3500,1735,1700,1690 ′Hnmγ(CDCl3,δ,ppm);0.81(t,J=16Hz,3H),1,0-2.8(2
3H),3.58(s,3H),3.80(m,1H),5.37(m,2H),6.07(d,J=6Hz,
1H),7.58(dd,J=2and6Hz,1H) 実施例7 ン0.5mlに溶かした。これに塩化第一銅42mg(0.38mmo
l)を加えた。この混合物を撹拌しながら、これにDCC 20
0mg(0.96mmol)を乾燥ベンゼン0.5mlに溶かして加えた。
反応混合物を30℃で6時間撹拌したのち過し、液に
酢酸エチル10mlを加え、2回水洗した。常法によつて得
られた油状粗生成物をシリカゲルクロマトグラフイー酢
酸エチル:ヘキサン=1:10を られた。13 CNMRより△14E/Z=1/1の混合物と判定した。
実施例8 ール1mlに溶かし、これにラネーニツケル(W−1)約
100mgを加えエタノールを還流させた。TLCで原料
がなくなるのを確認し(約1時間)たのちシリカゲル
(ワコーゲルC-200)約2gを直径1.5cmのカラムに充填
したカラムを通し酢酸エチル10mlを用いて過した。
液を濃縮し再びシリカゲルカラムクロマトグラフイー,
酢酸エチル:ヘキサン=1:8を用い TLC酢酸エチル:ヘキサン=1:3,Rf0.46 IR(neat,cm-1);3500,1740 ′H-nmγ(CDCl3,δ,ppm);0.07,0.09(それぞれs,6H),0.
89(s,9H+3H),1,1-2.7(28H),3.2-4.0(7H),4.13(m,1H),4.
55(m,1H),5.44(m,2H) 実施例9 ーテル20mlに溶かした。これを0℃に冷却しDBU0.026
ml(約0.17mmol)を加え1時間撹拌した。それから酒石
酸水溶液で中和し、2回水洗した。水層は酢酸エチル10
mlを用いて抽出した。有機層を合わせて乾燥,濃縮した
のちシリカゲルクロマトグラフイー,酢酸エチル:ヘ 39mg(87%)。
TLC酢酸エチル:ヘキサン=2/3,Rf0.50 IR(neat,cm-1);3500,1700,1590 ′Hnmγ(CDCl3,δ,ppm);0.81(brt,J=6Hz,3H),1.0-2.2
(24H),2.62(m,1H),3.2-4.0(7H),4.49(m,1H),5.48(m,2
H),6.08(dd,J=1and6Hz,1H),7.58(dd,J=2and6Hz,1H) 実施例10 ゼン0.3mlに溶かし、これに塩化第一銅20mg(0.178mm
ol)を加えて撹拌した。この混合物中にDCC93mg
(0.446mmol)を乾燥ベンゼン0.5mlに溶かして滴下し
た。この反応混合物を30℃に保ち10時間撹拌したの
ち過し、液を2回水洗した。常法により得られる油
状粗生成物をシクカゲルクロマトグラフイー酢酸 mg(85%)を得た。
TLC酢酸エチル:ヘキサン=1:2,Rf0.61 IR(neat,cm-1);1705,1650 ′Hnmγ(CDCl3,δ,ppm);0.89(brt,J=6Hz,3H),1.0-2.7
(23H),3,2-4.0(5H),4.55(m,1H),5.42(m,2H),6.32(d,J=6
Hz,2H),6.57(t,J=8Hz,1H),7.51(dd,J=2and6Hz,1H 参考例1 ジイソプロピルアミン0.103ml(0.735mmol)のTHF溶液
3mlに−30〜−50℃でn−ブチルリチウム溶液(0.4
34ml=0.68mmol)を加え、これを−76℃に冷却し、化
合物1a160mg(0.68mmol)のTHF溶液0.5mlを滴下した。
15分間撹拌した後に4−t−ブチルジメチルシリルオキ
シシクロペント−2−エン−1−オン120mg(0.565mm
ol)のTHF溶液0.5mlをすばやく加えた。10分間撹拌
した後に6−メトキシカルボニルヘキサナール89mg
(0.565mmol)を反応液に加えた。30分間撹拌した後飽
和塩化アンモニウム水溶液2mlを加えた後反応液の温度
を室温にまで戻し、酒石酸水溶液で系を中和後した。反
応液にエーテルを加えて抽出し、水洗(3回)し、抽出
液も常法により処理し粗生成物を得た。このものとシリ
カゲルカラムクロマトグラフイー(ACOEt:ヘキサン=
1:3) を得た。
TLC(ACOEt:ヘキサン=1:1);Rf=0.35 IR(neat,cm-1);3450,1735 ′H-nmγ(CDCl3,δ,ppm);0.9(9H+3H,ρ,t,J=7Hz)1.0〜
2.9(24H),3.65(3H,ρ),3.72(1H,m),4.14(1H,m),6.52(1
H,t,J=7Hz),7.50(5H)13 C-nmγ(CDCl3,δ,ppm);145.49(C-13),132.39(C-14),
70.80(C-11),69.63(C-7),57.65(C-8),48.14(C-10),47.8
5(C-12). 参考例2 ジイソプロピルアミン0.174ml(1.24mmol)のTHF溶液
5mlに0℃でn−ブチルリチウム溶液(0.79ml≒1.24mmo
l)を加え、これを−76℃ THF溶液1mlを加えた。15分間撹拌した後に、4−
t−ブチルジメチルシリルオキシシクロペント−2−エ
ン−1−オン219mg(1.032mmol)のTHF溶液0.6mlを
すばやく加えた。10分間撹拌した後に、n−ヘプタナ
ール0.156ml(1.135mmol)を滴下した。20分間撹拌した
後、飽和塩化アンモニウム水溶液3mlを加え、反後液の
温度を室温まで戻し、酒石酸水溶液で中和し、酢酸エチ
ルを加えて抽出し、抽出液を3回水洗した。抽出液は常
法により処理し粗生成物を得た。このものをシリカゲル
クロマトグラフイー(ACOEt:ヘキサン=1:3)で た。
TLC(ACOE5:ヘキサン=1:1);Rf0.35,0.26,0.18
(ジアステレオ異性体混合体) IR(neat,cm-1);3440,1740 ′H-nmγ(CDCl3,δ,ppm);0.94,0.98(それぞれs,9H+3
H),0.1(m,6H),1.0-2.9(m,25H),3.0-4.6(m,8H)6.3-6.9
(m,1H),7.5(m,5H).
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/215 ADY 31/35

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記式〔I〕 [式中Rはメチル基もしくはメトキシカルボニル基を
    表わし、Rはペンチル基もしくはω−テトラヒドロピ
    ラニルオキシブチル基を表わす。] で表わされる4−置換−5−アルキリデン−2−シクロ
    ペンテノン類。
  2. 【請求項2】下記式〔II〕 [式中R11はメチル基もしくはメトキシカルボニル基を
    表わし、Rはペンチル基もしくはω−テトラヒドロピ
    ラニルオキシブチル基を表わし、Rは水酸基の保護基
    を表わす。] で表わされるスルホキシド類を、還元脱離反応に付し、
    下記式〔III〕 (式中R11,R,Rは上記定義に同じ) で表わされるシクロペンタノン類とし、これをメタンス
    ルホニル化し、下記式〔IV〕 (式中R11,R,Rは上記定義に同じ) で表わされるメシレート体とし、これを第1の脱離反応
    に付し、下記式〔V〕 (式中R11,R,Rは上記定義に同じ) で表わされる3,4−ジ置換−5−アルキリデンシクロ
    ペンタノン類とし、これを第2の脱離反応に付し、必要
    に応じて加水分解、塩生成反応に付すことを特徴とす
    る、下記式〔I〕 (式中Rはメチル基もしくはメトキシカルボニル基を
    表わし、Rは上記定義に同じ) で表わされる4−置換−5−アルキリデン−2−シクロ
    ペンテノン類の製法。
  3. 【請求項3】上記式〔III〕を第2の脱離反応に付し、
    下記式〔VI〕 (式中R11,Rは上記定義に同じ) で表わされる4,5−ジ置換シクロペンテノン類とし、
    これをメタンスルホニル化し、下記式〔VII〕 (式中R11,Rは上記定義に同じ) で表わされるメシレート体とした後、第1の脱離反応に
    付し、必要に応じて加水分解、塩生成反応に付すことを
    特徴とする、特許請求の範囲第2項記載の4−置換−5
    −アルキリデン−2−シクロペンテノン類の製法。
  4. 【請求項4】上記式〔VI〕を脱水することを特徴とす
    る、特許請求の範囲第2項記載の4−置換−5−アルキ
    リデン−2−シクロペンテノン類の製法。
  5. 【請求項5】還元脱離反応をラネーニッケルを用いて行
    なう、特許請求の範囲第2項記載の4−置換−5−アル
    キリデン−2−シクロペンテノン類の製法。
  6. 【請求項6】第1の脱離反応を塩基の存在下に行なう、
    特許請求の範囲第2項又は3項記載の4−置換−5−ア
    ルキリデン−2−シクロペンテノン類の製法。
  7. 【請求項7】第2の脱離反応を酸の存在下に行なう、特
    許請求の範囲第2項、3項、5項のうちいずれか1項記
    載の4−置換−5−アルキリデン−2−シクロペンテノ
    ン類の製法。
  8. 【請求項8】第2の脱離反応を塩基の存在下に行なう、
    特許請求の範囲第2項、3項、5項のうちいずれか1項
    記載の4−置換−5−アルキリデン−2−シクロペンテ
    ノン類の製法。
  9. 【請求項9】脱水反応を塩化第一銅とN,N′−ジシク
    ロヘキシルカルボジイミドの存在下に行なう、特許請求
    の範囲第4項記載の4−置換−5−アルキリデン−2−
    シクロペンテノン類の製法。
  10. 【請求項10】第1の脱離反応の塩基がアミン類、第2
    の脱離反応の酸が低級カルボン酸である特許請求の範囲
    第2項、3項、5項、6項、7項、8項のうちいずれか
    1項記載の4−置換−5−アルキリデン−2−シクロペ
    ンテノン類の製法。
  11. 【請求項11】第2の脱離反応の塩基が1,5−ジアザ
    ビシクロ〔5,4,0〕ウンデセン−5である、特許請
    求の範囲第8項記載の4−置換−5−アルキリデン−2
    −シクロペンテノン類の製法。
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