JPH06270155A - 型内被覆用樹脂組成物 - Google Patents

型内被覆用樹脂組成物

Info

Publication number
JPH06270155A
JPH06270155A JP5063772A JP6377293A JPH06270155A JP H06270155 A JPH06270155 A JP H06270155A JP 5063772 A JP5063772 A JP 5063772A JP 6377293 A JP6377293 A JP 6377293A JP H06270155 A JPH06270155 A JP H06270155A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coupling agent
resin
molding
coating
color
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5063772A
Other languages
English (en)
Inventor
Natsuki Morishita
夏樹 森下
Toshimitsu Tsuji
敏充 辻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP5063772A priority Critical patent/JPH06270155A/ja
Publication of JPH06270155A publication Critical patent/JPH06270155A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 色むらがなく、均一な色調の被覆層を有する
被覆成形品を型内被覆成形法において得るための型内被
覆用樹脂組成物を提供する。 【構成】 成形型内において、熱硬化性成形材料よりな
る成形品基材表面に被覆層を形成する型内被覆成形法に
おいて被覆材料として用いられる型内被覆用樹脂組成物
であって、シラッカップリング剤、アルミニウム系カッ
プリング剤及びチタネート系カップリング剤のうち少な
くとも1種により表面処理された着色顔料を含有するこ
とを特徴とする型内被覆用樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、成形型内において熱硬
化性成形材料よりなる基材上に被覆層を形成する型内被
覆成形法において被覆材料として用いられる型内被覆用
樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、熱硬化性材料よりなる成形品が、
金属部品等の代替部材として工業部品等に幅広く用いら
れている。中でも、シート・モールディング・コンパウ
ンド(以下、SMCと略す)又はバルク・モールディン
グ・コンパウンド(以下、BMCと略す)が汎用されて
いる。
【0003】しかしながらSMC又はBMCを成形型内
で加熱・加圧により成形して得られた成形品では、表面
に、気孔、微小亀裂、ひけまたは起伏などの表面欠陥が
発生しがちであった。このような表面欠陥が存在してい
る場合、成形品に通常の方法による塗装を行っても、十
分な塗膜を形成することは難しい。
【0004】従って、上記のような表面欠陥を隠ぺいす
るための方法として、いわゆる型内被覆成形方法が提案
されている。例えば、特公平4−33252号には、圧
縮成形中に、成形圧力を越える注入圧で被覆材料(熱硬
化性樹脂組成物)を注入し、硬化させることにより、成
形品表面に被覆層を形成する方法が開示されている。
【0005】また、これらの成形方法に用いられる型内
被覆用組成物としては、例えば、特開平1−12631
6には、ウレタンアクリレート及びエポキシアクリレー
トを主成分とした型内被覆用組成物が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この様
な通常の型内被覆用組成物を用いて型内被覆成形法によ
り被覆された被膜では、部分的に色むらができたり、は
なはだしくは全面に色むらができたりするという欠点が
あった。
【0007】本発明の目的は、型内被覆成形方法におい
て色むらのない均一な色調の被覆層を有する成形品を製
造することを可能とする型内被覆用樹脂組成物を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の型内被覆用樹脂
組成物は、成形型内において熱硬化性成形材料よりなる
基材上に被覆層を形成する型内被覆成形法において被覆
材料として用いられる熱硬化性樹脂組成物であって、シ
ランカップリング剤、アルミニウム系カップリング剤及
びチタネート系カップリング剤のうちの少なくとも1種
により表面処理された着色顔料を含有することを特徴と
し、それによって上記課題が達成される。
【0009】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
型内被覆用樹脂組成物に用いる熱硬化性樹脂としては、
不飽和ポリエステル樹脂、エポキシアクリレート(ビニ
ルエステル)樹脂、ウレタンアクリレート樹脂などが用
いられる。これらの樹脂はそれぞれ単独で用いられても
良いし、複数種を混合して用いられても構わない。
【0010】上記不飽和ポリエステル樹脂は、公知慣用
の方法により、通常、有機ポリオールと脂肪族不飽和ポ
リカルボン酸と、さらに必要に応じて脂肪族飽和ポリカ
ルボン酸および/または芳香族ポリカルボン酸などから
製造される。
【0011】他方、上記エポキシアクリレート(ビニル
エステル)樹脂は、これもまた公知慣用の方法により、
通常、エポキシ樹脂および(メタ)アクリル酸などの反
応性二重結合を持つモノカルボン酸とから製造されるも
のである。
【0012】上記ウレタンアクリレート樹脂としては、
従来公知慣用のものが用いられる。即ち、アルキレンジ
オール、アルキレンジオールエステル、アルキレンジオ
ールエーテル、ポリエーテルポリオールまたはポリエス
テルポリオールなどの有機ポリオールに有機ポリイソシ
アネートを反応させ、さらにヒドロキシアルキル(メ
タ)アクリレートを反応させて製造されるものが用いら
れる。
【0013】前記不飽和ポリエステル樹脂に用いられる
有機ポリオールとしては、ジオール、トリオール、テト
ロールおよびそれらの混合物が挙げられるが、主として
脂肪族ポリオールと芳香族ポリオールとに分けられ、こ
のうち脂肪族ポリオールとして代表的なものには、エチ
レングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレン
グリコール、ブチレングリコール、トリエチレングリコ
ール、ネオペンチルグリコール、ジブロムネオペンチル
グリコール、ヘキサメチレングリコール、トリメチレン
グリコール、トリメチロールプロパン、グリセリン、ペ
ンタエリスリットジアリルエーテル、水素化ビスフェノ
ールAなどがあり、また芳香族ポリオールとして代表的
なものとしてはビスフェノールAまたはビスフェノール
SあるいはこれらのビスフェノールAまたはビスフェノ
ールSにエチレンオキシド、プロピレンオキシドもしく
はブチレンオキシドのような脂肪族オキシラン化合物
を、一分子中に平均1〜20個の範囲で付加させて得ら
れるポリオキシアルキレンビスフェノールAまたはポリ
オキシアルキレンビスフェノールS等がある。
【0014】また、前記不飽和ポリエステル樹脂に用い
られる前記脂肪族不飽和カルボン酸としては(無水)マ
レイン酸、フマル酸、(無水)イタコン酸などが用いら
れ、前記脂肪族飽和カルボン酸としては、セバチン酸、
アジピン酸、(無水)コハク酸などが用いられ、前記芳
香族カルボン酸としては(無水)フタル酸、イソフタル
酸、テレフタル酸、メチルテトラヒドロ無水フタル酸、
エンドメチレンテトラヒドロ無水フタル酸などが用いら
れる。
【0015】また、前記エポキシアクリレート(ビニル
エステル)樹脂に用いられるエポキシ樹脂としては、こ
れもまた公知慣用の方法によりエピクロルヒドリンおよ
びビスフェノールAから製造されるビスフェノールA型
エポキシ樹脂、エピクロルヒドリンおよび臭素化ビスフ
ェノールAから製造される臭素化ビスフェノールA型エ
ポキシ樹脂、フェノールノボラックまたはオルトクレゾ
ールノボラックをグリシジルエーテル化して製造される
ノボラック型エポキシ樹脂、各種アミンとエピクロルヒ
ドリンを反応させて得られる、テトラグリシジルメタキ
シレンジアミン、テトラグリシジル1,3−ビスアミノ
メチルシクロヘキサン、テトラグリシジルジアミノジフ
ェニルメタン、トリグリシジル−p−アミノフェノー
ル、トリグリシジル−m−アミノフェノール、ジグリシ
ジルアニリン、ジグリシジルオルトトルイジンなどのグ
リシジルアミン化合物などが用いられる。
【0016】また、前記ウレタンアクリレート樹脂に用
いられるポリオールとしては、アルキレンジオールとし
て例えばエチレングリコール、プロピレングリコール、
ジエチレングリコール、ジイソプロピレングリコール、
ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、
ブタンジオールのヒドロキシアルキルエーテル等が、ポ
リエーテルポリオールとしてはポリオキシメチレン、ポ
リエチレンオキサイド、ポリプロピレンオキサイド等
が、ポリエステルポリオールとしては前述した様な有機
ポリオールおよびポリカルボン酸により製造された、両
末端に水酸基を持つポリエステルポリオールなどが用い
られる。
【0017】また、前記ウレタンアクリレート樹脂に用
いられるポリイソシアネートとしてはトリレンジイソシ
アネート、イソホロンジイソシアネート、ポリメチレン
ポリフェニルジイソシアネートなどが用いられる。
【0018】また、前記ウレタンアクリレート樹脂に用
いられるヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートとし
ては通常ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒド
ロキシプロピル(メタ)アクリレート、ヒドロキシブチ
ル(メタ)アクリレートなどが用いられ、ヒドロキシル
基は通常アルキル基のベータ位の炭素に結合している。
アルキル基は通常8個までの炭素原子を含むことができ
る。
【0019】本発明に用いられるシランカップリング剤
は、一般にRnSiX4-n の化学構造式を有し、同一分
子中に有機材料と親和性の高い置換基を持つ有機官能性
基Rと、無機材料と親和性の高い極性基Xを持っている
(nは1〜3の整数)。この為、シランカップリング剤
は無機顔料と各種樹脂、或いは有機顔料と各種無機充填
材との結合(親和性)を高める機能を有する。
【0020】具体例としては、γ−メタクリロキシプロ
ピルトリメトキシシラン、N−β−(N−ビニルベンジ
ルアミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシ
ラン塩酸塩、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリア
セトキシシランなどのビニルシランカップリング剤;γ
−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシ
ラン、γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルメチル
ジメトキシシランなどのアミノシランカップリング剤;
γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシランなどのエ
ポキシシランカップリング剤;γ−メルカプトプロピル
メチルジメトキシシランなどのメルカプトシランカップ
リング剤;γ−クロロプロピルトリメトキシシランなど
のクロロシランカップリング剤などが挙げられ、通常X
がアルコキシ基であるものが用いられる。
【0021】本発明に用いられるチタネート系カップリ
ング剤は、シランカップリング剤と同様の作用を発現し
得るもので、例えばイソプロピルトリオクタノイルチタ
ネート、イソプロピルイソステアロイルジアクリルチタ
ネートのような(メタ)アクリル酸誘導体;テトラ
(2,2−ジアリルオキシメチル−1−ブチル)ビス
(ジトリデシル)ホスファイトチタネートのようなアリ
ル基を持つもの;イソプロピルトリイソステアロイルチ
タネートなどの脂肪酸誘導体;イソプロピルトリス(ジ
オクチルパイロホスフェート)チタネート、ビス(ジオ
クチルパイロホスフェート)オキシアセテートチタネー
ト、ビス(ジオクチルパイロホスフェート)エチレンチ
タネートなどのリン酸誘導体、イソプロピルトリ(Nア
ミノエチル−アミノエチル)チタネート、テトラオクチ
ルビス(ジトリデシル)ホスファイトチタネートなどが
ある。
【0022】また、本発明に用いられるアルミニウム系
カップリング剤はシランカップリング剤と同様の作用を
発現し得るもので、例えばエチルアセトアセテートアル
ミニウムジイソプロピレート、ステアリルアセトアセテ
ートアルミニウムジイソプロピレートなどが用いられ
る。
【0023】上記シランカップリング剤、チタネート系
カップリング剤及びアルミニウム系カップリング剤は、
いずれも本発明に於てその効果を発現するものである
が、中でも、エチレン性2重結合を含むものは、熱硬化
性樹脂と共重合して樹脂と着色顔料とを強く結び付ける
効果を有するため、特にその効果が大きく好ましい。
【0024】また、本発明の型内被覆用樹脂組成物に用
いられる熱硬化性樹脂は、上述した熱硬化性樹脂に限定
されるものではなく、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、メ
ラミン樹脂等であってもよいが、特に上述した、不飽和
ポリエステル樹脂、エポキシアクリレート樹脂、ウレタ
ンアクリレート樹脂を用いた場合には、上記各カップリ
ング剤による表面処理効果が大きい。
【0025】上記エチレン性2重結合を有するシランカ
ップリング剤としては、γ−メタクリロキシプロピルト
リメトキシシラン、N−β−(N−ビニルベンジルアミ
ノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン塩
酸塩、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリアセトキ
シシランなどのビニルシランカップリング剤が挙げられ
る。
【0026】また、エチレン性2重結合を有するチタネ
ート系カップリング剤としては、イソプロピルトリオク
タノイルチタネート、イソプロピルイソステアロイルジ
アクリルチタネートのような(メタ)アクリル酸誘導
体、テトラ(2,2−ジアリルオキシメチル−1−ブチ
ル)ビス(ジトリデシル)ホスファイトチタネートのよ
うなアリル基を持つものが挙げられる。
【0027】また、エチレン性2重結合を有するアルミ
ニウム系カップリング剤としては、上述のエチルアセト
アセテートアルミニウムジイソプロピレート及びステア
リルアセトアセテートアルミニウムジイソプロピレート
等のアセトアルコキシアルミニウムジイソプロピレート
が挙げられる。
【0028】本発明に用いる着色顔料としては、従来公
知のものが用いられる。例えば、無機顔料として、酸化
チタン、モリブデンホワイト、リトポン、クロムイエロ
ー、カドミウムイエロー、イソインドリノン、チタンイ
エロー、ハンザイエロー、ストロンチウムクロメート、
モリブデートオレンジ、黄鉛、カドミウムレッド、酸化
鉄(ベンガラ)、赤色酸化鉛、ナフトールバイオレッ
ト、エメラルドグリーン、クロムグリーン、アルカリブ
ルー、コバルトブルー、ウルトラマリンブルー、ベルリ
ンブルー、銅アゾブラウン、カーボンブラック、酸化コ
バルト、鉄黒、チタンブラック等の各種公知慣用のもの
が用いられ、また、有機顔料としては、ベンジンイエロ
ー、アンスラキノンイエロー、ハンザイエロー、ジスア
ゾイエロー、ベンジンオレンジ、ペリノンオレンジ、レ
ーキレッド、トルイジンレッド、キナクリドンレッド、
キナクリドンマゼンダ、ナフトールバイオレット、ジオ
キサジンバイオレット、フタロシアニングリーン、フタ
ロシアニンブルー、アニリンブラック等の各種公知慣用
のものが用いられる。
【0029】従来、上記着色顔料の中でも、酸化チタ
ン、チタンイエロー、酸化鉄、チタンブラック、カーボ
ンブラック、キナクリドンレッド、フタロシアニンブル
ー等の着色顔料を用いた時に、特に、被覆成形時におけ
る色むらの発生が大きかったが、これらの着色顔料を用
いて型内被覆組成物を得ようとする場合でも、本発明の
型内被覆用樹脂組成物では色むらが発生し難いので特に
有効である。
【0030】本発明の型内被覆用樹脂組成物に用いる着
色顔料の量は、着色顔料の種類、外観として求める色調
及びその他の要求性能等によっても変わるが、全樹脂分
(熱硬化性樹脂、共重合性モノマー及び必要に応じて添
加される熱可塑性樹脂等の総量)100重量部に対して
1〜300重量部程度であり、より好適には5〜100
重量部である。着色顔料の配合量が多すぎると、組成物
の粘度が高くなり、型内における流動性が低下する。そ
の結果、成形品表面の目的とする部分の全面に被覆用樹
脂組成物を展延被覆することが難しくなりやすい。ま
た、着色顔料の配合量が少なすぎると被膜の隠ぺい力が
小さくなりやすく、成形材料を隠ぺいすることができな
くなりやすい。
【0031】上記シランカップリング剤、チタネート系
カップリング剤及び/又はアルミニウム系カップリング
剤による着色顔料の表面処理方法としては、従来公知の
任意の処理方法が用いられる。例えば、上記シランカッ
プリング剤、チタネート系カップリング剤及び/又はア
ルミニウム系カップリング剤の液体中に上記着色顔料を
浸漬させた後濾過、乾燥する方法、あるいは、上記シラ
ンカップリング剤、チタネート系カップリング剤及び/
又はアルミニウム系カップリング剤の1〜20%程度の
水溶液またはアルコール溶液中に30分〜5時間程度着
色顔料を浸漬した後濾過し、60〜120℃の温度で1
2時間〜3日間程度乾燥する方法などの任意の方法が用
いられる。
【0032】本発明の型内被覆用樹脂組成物に用いる上
記着色顔料は、1種類でも良く、あるいは複数種を混合
して用いても構わないが、要求に応じた様々な色調の被
覆層を得るには、複数種の着色顔料を混合して用いるこ
とが、より簡単に多様な色調を得ることができるので効
果的である。
【0033】上記のように、複数種の着色顔料を用いる
場合には、その分散状況に差が生じやすく、従って成形
品において色むら不良が起こり易い。この様な場合にお
いて本発明は特に有効であり、複数の着色顔料を用いた
場合でも、色むらのない成形品を得ることができる。
【0034】上述したように、複数種の着色顔料を用い
る場合には、もちろん、その全種類について表面処理を
行うのが好ましい。もっとも、諸事情により全種の着色
顔料の表面処理が行い難い場合には、一部の種類であっ
ても、表面処理を行えば、色むらの発生を抑制すること
ができる。特に、用いる複数種の着色顔料のうち、樹脂
との相性が最も悪く、かつ分散性の悪い着色顔料に上記
表面処理を行えば、処理操作を軽減しつつ、色むらを効
果的に抑制し得る。
【0035】また、本発明の型内被覆用樹脂組成物には
低収縮剤として、ポリ酢酸ビニル、ポリメチル(メタ)
アクリレート、ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル共重
合体、酢酸ビニルースチレン共重合体、ポリブタジエ
ン、飽和ポリエステル類、飽和ポリエーテル類などのよ
うな熱可塑性樹脂を必要に応じて適当量用いることがで
きる。
【0036】さらに本発明の熱硬化性樹脂組成物には、
目的及び用途に応じて、適当量の体質顔料即ち無機充填
剤を加えることができる。使用可能な無機充填剤として
は、以下のようなものがある。すなわち、グラファイ
ト、ダイヤモンドなどの元素鉱物、岩塩、カリ岩塩など
のハロゲン化鉱物、炭酸カルシウムなどの炭酸塩鉱物、
藍鉄鉱などのりん酸塩鉱物、カルノー石などのバナジン
酸塩鉱物、重晶石(硫酸バリウム)、石膏(硫酸カルシ
ウム)などの硫酸塩鉱物、ほう砂などのほう酸塩鉱物、
灰チタン石などのチタン酸塩鉱物、雲母、タルク(滑
石)、葉ろう石、カオリン、石英、長石などのけい酸塩
鉱物、酸化チタン、鋼玉(酸化アルミニウム)、水酸化
アルミニウムなどの金属(水)酸化物、(中空)ガラス
球などのガラス製品、などを中心とした天然または人工
の鉱物またはそれを処理、精製あるいは加工したもの、
およびそれらの混合物が用いられる。
【0037】また、上記充填剤の添加量としては、着色
顔料との和として、熱硬化性樹脂100重量部に対して
0〜300重量部添加されるのが好ましい。添加量が3
00部を越えると充填剤を樹脂および単量体の中に均一
に分散させることが困難になり、また粘度が高くなりす
ぎるため型内での流動が悪くなり、型内にて成形品表面
の目的とする部分の全面に展延被覆することが困難にな
る。
【0038】上記無機充填剤についても、上記シランカ
ップリング剤、チタネート系カップリング剤及び/又は
アルミニウム系カップリング剤によって表面処理を行っ
ても良いが、無機充填剤のみを表面処理しただけでは、
型内被覆成形時の色むらの発生を抑制する改良効果は少
ない。
【0039】また、本発明の型内被覆用樹脂組成物に
は、必要に応じて、スチレン、アルファメチルスチレ
ン、ジビニルベンゼン、ビニルトルエン、ジアリルフタ
レート、各種アクリレートモノマー、各種メタクリレー
トモノマーなどの共重合性単量体、ケトンパーオキサイ
ド類、ジアシルパーオキサイド類、ハイドロパーオキサ
イド類、ジアルキルパーオキサイド類、アルキルパーエ
ステル類、パーカーボネート類、パーオキシケタール類
などの公知の開始剤、ジメチルアニリン、ナフテン酸コ
バルトなどの公知の硬化促進剤、パラベンゾキノンなど
の重合禁止剤、乳化剤、ステアリン酸亜鉛等の金属石鹸
類、脂肪族燐酸塩、レシチンなどの離型剤などを用途、
目的に応じて適当量加えることができる。
【0040】さらに、本発明の型内被覆用樹脂組成物と
組み合わされて用いられる熱硬化性成形材料として用い
る熱硬化性樹脂としては、不飽和ポリエステル樹脂、エ
ポキシアクリレート(ビニルエステル)樹脂、ウレタン
アクリレート樹脂などが挙げられ、必要に応じて各種充
填剤、補強材、添加剤等を加えることができ、従来公知
の方法により、SMCあるいはBMC等の形態を持つ熱
硬化性成形材料として用意される。
【0041】より具体的には、例えば、不飽和ポリエス
テル樹脂のスチレン溶液(スチレン濃度30〜60重量
%)70〜100重量部にポリスチレン樹脂等のスチレ
ン溶液(スチレン濃度約30〜60重量%)0〜30重
量部を加えて100重量部とし、これに、炭酸カルシウ
ム、水酸化アルミニウム、ガラス粉末等の充填剤100
〜300重量部、ターシャリーブチルパーオキソベンゾ
エート等の有機過酸化物0.5〜3重量部、酸化マグネ
シウム等の増粘剤0.5〜3重量部及びステアリン酸亜
鉛等の離型剤0.5〜5重量部程度を混練し、ガラス繊
維等の補強材10〜100重量部に含浸してSMCある
いはBMCの形態としたものが、好適に用いられる。
【0042】このようにして得られた型内被覆用樹脂組
成物及び熱硬化性成形材料は、従来公知の型内被覆成形
に用いることができる。
【0043】例えば130〜160℃に加熱された成形
金型内にSMCを入れて40〜120kg/cm2の圧
力で30秒〜5分間加圧成形した後、金型をわずかに開
いて型内被覆用樹脂組成物を注入し、次いで5〜120
kg/cm2、130〜160℃で30秒〜5分間再加
熱再加圧することにより、成形されたSMCの表面全体
に型内被覆用樹脂組成物を展延し、硬化させて被膜を形
成させるという方法がある。
【0044】また特公平4−33252に開示されてい
るように、SMCを130〜160℃、40〜120k
g/cm2 で数十秒〜数分間加圧成形した、後圧力を1
0〜30kg/cm2 に減圧した状態で高圧注入機を用
いて100〜300kg/cm2 の高圧で型内被覆用樹
脂組成物を型内に注入し、再び30〜100kg/cm
2 に増圧して型内被覆用樹脂組成物を展延硬化させると
いう方法もあり、これらの型内被覆方法に本発明の型内
被覆用樹脂組成物を用いれば、容易に色むらのない、均
一に着色された被覆層付き成形品を得ることができる。
【0045】
【作用】本発明においては、着色顔料に、シランカップ
リング剤、チタネート系カップリング剤及びアルミニウ
ム系カップリング剤の少なくとも1種によって表面処理
を行うことにより、組成物中の熱硬化性樹脂との親和性
が著しく高められる。そのため、型内被覆成形の際に、
型内で流動する際に大きなせん断応力を受けても、樹脂
中に安定して均一に分散されて存在し得る。従って、樹
脂中から分離して、不均一に分散した色むらを発生させ
ることが少ないので、均一に着色された、美観に優れた
被覆成形品を得ることができる。
【0046】
【実施例】以下、本発明の実施例を挙げることにより、
本発明を明らかにする。なお、以下において、部は、特
に断らない限り、重量部を意味する。
【0047】[型内被覆用樹脂組成物の製造]型内被覆
用樹脂組成物を調製するにあたって、以下の材料を用い
た。 1)不飽和ポリエステル樹脂液 イソフタル酸(和光純薬工業株式会社製)、無水マレイ
ン酸(和光純薬工業株式会社製)及びプロピレングリコ
ール(和光純薬工業株式会社製)より、公知慣用の方法
にて不飽和ポリエステル樹脂を合成し、スチレンに溶解
し不飽和ポリエステル樹脂液(以下、UPと略す、イソ
フタル酸と無水マレイン酸とプロピレングリコールのモ
ル比=6:4:10、平均分子量約2000、樹脂液中
のスチレン濃度約40重量%)を調製した
【0048】2)エポキシアクリレート樹脂液 ビスフェノールA型のエポキシ樹脂を公知慣用の方法に
よりメタクリル酸エステル化して、エポキシアクリレー
ト樹脂を得、スチレンに溶解し、エポキシアクリレート
樹脂液(以下、EAcと称す、平均分子量約600、樹
脂液中のスチレン濃度約40重量%)を調製した。
【0049】3)ウレタンアクリレート樹脂液 ポリプロピレングリコール(和光純薬工業株式会社製、
平均分子量約1000)、トリレンジイソシアネート
(和光純薬工業株式会社製)及び2−ヒドロキシエチル
メタクリレート(和光純薬工業株式会社製)を用い、公
知慣用の方法にてウレタンアクリレート樹脂を合成し、
スチレンに溶解し、ウレタンアクリレート樹脂液(以
下、UAcと略す、平均分子量約1600、樹脂液中の
スチレン濃度約40重量%)を調製した。
【0050】4)シランカップリング剤(γメタクリロ
キシプロピルトリメトキシシラン、東レダウコーニング
シリコーン社製、SZ6030)。
【0051】5)シランカップリング剤(γメルカプト
キシプロピルトリメトキシシラン、東レダウコーニング
シリコーン社製、SZ6062)。 6)チタネート系カップリング剤(イソプロピルジメタ
クリルイソステアロイルチタネート、味の素社製、プレ
ンアクトKR7)。
【0052】7)アルミニウム系カップリング剤(アル
キルアセトアセテートアルミニウムジイソプロピレー
ト、味の素社製、プレンアクトAL−M)。 8)キナクリドンレッド(大日製化社製クロモファイン
キナクリドンレッド、以下、QR−0と記す)。
【0053】9)フタロシアニングリーン(東洋インキ
社製リノールグリーンY101、以下、PG−0と記
す)。 10)フタロシアニンブルー(東洋インキ社製シアニンブ
ルーAD−6、以下PB−0と記す)。
【0054】11)酸化鉄(戸田工業社製トダカラー10
0ED、以下、Fe−0と記す)。 12)チタンイエロー(大日精化社製イエロー9121、
以下、TY−0と記す)。 13)酸化チタン(デュポン社製タイピュア900、以
下、Ti−0と記す)。
【0055】14)炭酸カルシウム(日東粉化社製NS−
100)。 15)硬化剤(化薬アクゾ社製カヤブチルB、ターシャリ
ーパーオキソベンゾエート含有率98重量%)。
【0056】このうち、各着色顔料について以下の様に
表面処理を行った。上記シランカップリング剤(γメタ
クリロキシプロピルトリメトキシシラン)の5重量%水
溶液にキナクリドンレッド顔料を浸漬し、2時間放置し
た後、濾過し、80℃にて2日間乾燥して、表面処理さ
れた着色顔料(以下、QR−1と記す)を得た。以下、
同様にして、γメタクリロキシプロピルトリメトキシシ
ランによって表面処理された、フタロシアニングリーン
(以下、PG−1と記す)、フタロシアニンブルー(以
下、PB−1と記す)、酸化鉄(以下、Fe−1と記
す)、チタンイエロー(以下、TY−1と記す)、酸化
チタン(以下、Ti−1と記す)を得た。
【0057】上記シランカップリング剤(γメルカプト
キシプロピルトリメトキシシラン)の5重量%水溶液に
チタンイエロー顔料を浸漬し、2時間放置した後、濾過
し、80℃にて2日間乾燥して、表面処理された着色顔
料を得た(以下、TY−2と記す)。また、同様にし
て、γメルカプトキシプロピルトリメトキシシランによ
って表面処理された、酸化チタン(以下、Ti−2と記
す)を得た。
【0058】上記チタネート系カップリング剤の5%重
量水溶液にチタンイエロー顔料を浸清し、2時間放置し
た後、濾過し、80℃にて2日間乾燥して、表面処理さ
れた着色顔料を得た(以下、TY−3と記す)。また、
同様にして、チタネート系カップリング剤によって表面
処理された、酸化チタン(以下、Ti−3と記す)を得
た。
【0059】上記アルミニウム系カップリング剤の5重
量%水溶液にチタンイエロー顔料を浸清し、2時間放置
した後、濾過し、80℃にて2日間乾燥して、表面処理
された着色顔料を得た(以下、TY−4と記す)。ま
た、同様にして、アルミニウム系カップリング剤によっ
て表面処理された、酸化チタン(以下、Ti−4と記
す)を得た。
【0060】これらを、以下の表1,表2に従って評量
し(表1,表2中の数配合割合は重量部で示してあ
る。)、混合し、十分に攪拌して顔料を均一に分散した
後、室温にて1日放置し、実施例1〜15及び比較例1
〜7の型内被覆用樹脂組成物を得た。
【0061】[熱硬化性成形材料の準備]配合材料とし
ては、以下のものを用いた。 1.不飽和ポリエステル樹脂液(水添ビスフェノール系
の不飽和ポリエステル樹脂約60重量%をスチレンモノ
マー約40重量%に溶解したもの)70部 2.ポリスチレン系低収縮剤樹脂(ポリスチレン樹脂約
30重量%をスチレンモノマー約70重量%に溶解した
もの)30部
【0062】3.炭酸カルシウム粉末(NS−100:
日東粉化株式会社製)120部 4.硬化剤(化薬アクゾ社製カヤブチルB:)1部 5.増粘剤(酸化マグネシウム粉末、キョーワマグ15
0:協和化学工業株式会社製)1部 6.内部離型剤(ステアリン酸亜鉛:堺化学工業株式会
社製)3部
【0063】以上の材料を混合、充分に攪拌した後、S
MC含浸装置により 7.ガラス繊維(旭ファイバーグラス株式会社製のロー
ビング:ER4630LBD166Wを長さ25mmに切
断したもの)60部に含浸させ、SMCを得た。
【0064】[成形方法]上記のようにして得られたS
MC及び型内被覆用樹脂組成物を用い、以下の要領で成
形した。
【0065】図1及び図2に示す成形品を成形する金型
を作成した。なお、成形品1の4箇所の立ち上がり面の
角度はそれぞれA:85度、B:85度、C:87.5
度、D:75度である。上型を150℃、下型を140
℃に加熱して、上記SMCを約1.1Kgチャージし
(これは底面部約5mm、その他の部位3mmの厚みに
相当する)、100kg/cm2の圧力で100秒間加
圧成形した後、成形圧力を変えないまま、金型中央部に
取り付けた高圧注入機(モレル社製)により上記型内被
覆用樹脂組成物を100ml注入し、さらに120秒間
再加熱再加圧することにより、成形されたSMCからな
る基材の表面に型内被覆用樹脂組成物を展延し、硬化さ
せて被膜を形成させた。その後型を開いて脱型し、被覆
成形品を得た。
【0066】[結果]上記のようにして、得た実施例1
〜15及び比較例1〜7の被覆成形品の外観を目視によ
り観察した。経過を下記の表1,表2に示す。
【0067】なお、表1及び表2における外観の評価記
号は以下の通りの意味を示す。 ○:色むらなし、×:手すり部色むら発生、××:手す
り部及び立ち面部の双方に色むらが発生。
【0068】(実施例1〜15)表1、表2に示すよう
に、実施例1〜15では、色むらのない、均一に着色さ
れた被膜で全面が被覆された被覆体を得ることができ
た。
【0069】(比較例1)表2に示すように、得られた
被覆体は全面が被覆されたものであったが、手すり部に
おいて、黄色の濃淡のむらの様な色むらが発生してい
た。
【0070】(比較例2〜7)表2に示すように、得ら
れた被覆体は全面が被覆されたものであったが、立ち面
及び手すり部において、黄色っぽい部分と、白っぽい部
分に分かれた色むらが発生していた。
【0071】
【表1】
【0072】
【表2】
【0073】表1,表2中の配合物の詳細は以下の通り
である。 1)UP :不飽和ポリエステル樹脂液 2)EAc :エポキシアクリレート樹脂液 3)UAc :ウレタンアクリレート樹脂液
【0074】4)QR−1:キナクリドンレッド(γメ
タクリロキシプロピルトリメトキシシラン処理) 5)PG−1:フタロシアニングリーン(γメタクリロ
キシプロピルトリメトキシシラン処理)
【0075】6)PB−1:フタロシアニンブルー(γ
メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン処理) 7)Fe−1:酸化鉄(γメタクリロキシプロピルトリ
メトキシシラン処理)
【0076】8)TY−1:チタンイエロー(γメタク
リロキシプロピルトリメトキシシラン処理) 9)TY−2:チタンイエロー(γメルカプトキシプロ
ピルトリメトキシシラン処理)
【0077】10)TY−3:チタンイエロー(チタネー
ト系カップリング剤処理) 11)TY−4:チタンイエロー(アルミニウム系カップ
リング剤処理) 12)Ti−1:酸化チタン(γメタクリロキシプロピル
トリメトキシシラン処理)
【0078】13)Ti−2:酸化チタン(γメルカプト
キシプロピルトリメトキシシラン処理) 14)Ti−3:酸化チタン(チタネート系カップリング
剤処理) 15)Ti−4:酸化チタン(アルミニウム系カップリン
グ剤処理)
【0079】16)QR−0:キナクリドンレッド(無処
理) 17)PG−0:フタロシアニングリーン(無処理) 18)PB−0:フタロシアニンブルー(無処理)
【0080】19)Fe−0:酸化鉄(無処理) 20)TY−0:チタンイエロー(無処理) 21)Ti−0:酸化チタン(無処理)
【0081】
【発明の効果】本発明によれば、着色顔料がシランカッ
プリング剤、チタネート系カップリング剤及びアルミニ
ウム系カップリング剤の少なくとも1種によって表面処
理されているので、着色顔料の組成物中の熱硬化性樹脂
との親和性が著しく高められ、型内被覆成形において型
内にて流動する際に大きなせん断応力を受けても、着色
顔料が樹脂中に安定して均一に分散されて存在し得る。
従って、樹脂中から分離して、不均一な分散状態である
色むらの状態となることが少ないので、均一に着色され
た、色むらの非常に少ない被覆成形品を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例および比較例で成形した被覆形成品を示
す斜視図。
【図2】図1に示した被覆成形品の展開図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 7/12 PSJ 7211−4J // C09C 3/08 PBU 6904−4J 3/12 PCH 6904−4J

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形型内において熱硬化性成形材料より
    なる基材上に被覆層を形成する型内被覆成形法において
    被覆材料として用いられる熱硬化性樹脂組成物であっ
    て、シランカップリング剤、アルミニウム系カップリン
    グ剤及びチタネート系カップリング剤のうちの少なくと
    も1種により表面処理された着色顔料を含有することを
    特徴とする型内被覆用樹脂組成物。
JP5063772A 1993-03-23 1993-03-23 型内被覆用樹脂組成物 Pending JPH06270155A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5063772A JPH06270155A (ja) 1993-03-23 1993-03-23 型内被覆用樹脂組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5063772A JPH06270155A (ja) 1993-03-23 1993-03-23 型内被覆用樹脂組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06270155A true JPH06270155A (ja) 1994-09-27

Family

ID=13239001

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5063772A Pending JPH06270155A (ja) 1993-03-23 1993-03-23 型内被覆用樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06270155A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997038058A1 (de) * 1996-04-10 1997-10-16 Institut Für Neue Materialien Gem. Gmbh Verfahren zur herstellung agglomeratfreier nanoskaliger eisenoxidteilchen mit hydrolysebeständigem überzug
WO2000060026A1 (fr) * 1999-03-31 2000-10-12 Somar Corporation Materiau phosphorescent, composition contenant ce materiau, et procede d'absorption d'energie avec ce materiau
US8771699B2 (en) 2008-01-09 2014-07-08 Magforce Ag Magnetic transducers
US9408912B2 (en) 2011-08-10 2016-08-09 Magforce Ag Agglomerating magnetic alkoxysilane-coated nanoparticles

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997038058A1 (de) * 1996-04-10 1997-10-16 Institut Für Neue Materialien Gem. Gmbh Verfahren zur herstellung agglomeratfreier nanoskaliger eisenoxidteilchen mit hydrolysebeständigem überzug
US6183658B1 (en) * 1996-04-10 2001-02-06 Institut Für Neue Materialien Gem. Gmbh Process for preparing agglomerate-free nanoscalar iron oxide particles with a hydrolysis resistant coating
WO2000060026A1 (fr) * 1999-03-31 2000-10-12 Somar Corporation Materiau phosphorescent, composition contenant ce materiau, et procede d'absorption d'energie avec ce materiau
US8771699B2 (en) 2008-01-09 2014-07-08 Magforce Ag Magnetic transducers
US9814677B2 (en) 2008-01-09 2017-11-14 Magforce Ag Magnetic transducers
US9408912B2 (en) 2011-08-10 2016-08-09 Magforce Ag Agglomerating magnetic alkoxysilane-coated nanoparticles
US9962442B2 (en) 2011-08-10 2018-05-08 Magforce Ag Agglomerating magnetic alkoxysilane-coated nanoparticles

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0607900B1 (en) Resin composition for artificial marble, bulk molding compound and sheet molding compound using the same, and process for preparing artificial marble using the same
EP0293905B1 (en) Gel coating resin composition and shaped article using the same
EP0537746A2 (en) Method for producing a plated molded product
JPH05140253A (ja) 増粘された硬化性成形材料およびその製造法
JP3718295B2 (ja) ビニルエステル樹脂組成物及び硬化物
JPH06270155A (ja) 型内被覆用樹脂組成物
JP3263164B2 (ja) 塗装性に優れた自動車外装部品の成形品用不飽和ポリエステル樹脂組成物及び成形材料、並びに塗装性に優れた自動車外装部品の成形品
JP2003301020A (ja) 硬化性樹脂組成物及び接着剤
JPS61243815A (ja) 揺変性を有する樹脂組成物
US4683266A (en) Compositions thickened through urethane reaction
JPH0570712A (ja) 型内被覆組成物
JPH06256721A (ja) 型内被覆成形用被覆樹脂組成物の製造方法
JPH06220145A (ja) 型内被覆樹脂組成物
JP2883991B2 (ja) 成形物の製造方法
JP3329411B2 (ja) 人造大理石用樹脂組成物、バルクモールディングコンパウンド、シートモールディングコンパウンドおよび人造大理石の製造法
JPH07233242A (ja) 型内被覆成形用被覆組成物
JPH07242797A (ja) 型内被覆成形用被覆組成物
JP3421952B2 (ja) 不飽和ポリエステル樹脂組成物及びそれを用いる成形品
JPH0710942A (ja) 型内被覆成形用熱硬化性樹脂組成物
JPH0586155A (ja) 型内被覆成形用樹脂組成物及び被覆成形品
JPH06279558A (ja) 型内被覆用樹脂組成物
JPS59155418A (ja) 樹脂組成物
JPS61101528A (ja) ゴム弾性を有する空乾性不飽和ポリエステルの製造法
WO2022189868A1 (en) Two-component adhesive composition
JPH0116247B2 (ja)