JPH06269104A - バンド方式で走行する軌道車の停止制御方法 - Google Patents

バンド方式で走行する軌道車の停止制御方法

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Publication number
JPH06269104A
JPH06269104A JP5077736A JP7773693A JPH06269104A JP H06269104 A JPH06269104 A JP H06269104A JP 5077736 A JP5077736 A JP 5077736A JP 7773693 A JP7773693 A JP 7773693A JP H06269104 A JPH06269104 A JP H06269104A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rail car
distance
stop position
traveling
running
Prior art date
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Pending
Application number
JP5077736A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Tabata
公一 田端
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority to JP5077736A priority Critical patent/JPH06269104A/ja
Publication of JPH06269104A publication Critical patent/JPH06269104A/ja
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  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 バンド方式で走行する軌道車を目標停止位置
に1回の寸動で正確に停止させる。 【構成】 軌道車を目標停止位置の手前に一旦停止させ
る。制動をかけながら加速運転をし、軌道車に定速に近
似された微速走行を行わせる。目標停止位置の直前に設
けた標点を検出した時点で最終制動をかける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バンド方式で無人走行
する軌道車を目標停止位置に短時間で高精度に停止させ
る停止制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】製鉄所等の構内専用軌道を走行する軌道
車の無人走行方式としてバンド方式がある。この方式で
は、段階状走行速度バンド(例えば高速、中速、低速の
各バンド)により軌道車が無人運転され、一定の微速走
行は不可能である。この方式で重要な点は、一定の微速
走行ができない軌道車を目標停止位置にいかに短時間で
正確に停止させるかということである。また、その停止
方法が既存設備を利用し、簡単に実施できることも重要
である。これらの要求に応えるために、特開平01−3
11805号公報および特開平03−103009号公
報には図5に示すような停止制御方法が開示されてい
る。そのプロセスは以下の通りである。
【0003】軌道車の車輪回転数から走行距離を積算す
る距離計の出力と、地上に設けられた標点を検出して走
行位置を基準位置にリセットする標点検出器の出力とに
よって、軌道車の走行位置を求め、その走行位置から目
標停止位置までの距離Aを求める。
【0004】軌道車が高速または中速バンドで走行して
いる場合には、その走行から停止操作を開始したときに
軌道車が停止するまでの距離Bを求め、その距離Bに前
記目標停止位置までの距離Aが一致するまで、その走行
を続ける。
【0005】前記距離Bに前記距離Aが一致した時点
で、慣性走行を開始して慣性走行により低速バンドまで
減速する(減速)。
【0006】軌道車が低速バンドで走行している場合に
は、その走行から停止操作を開始したときに軌道車が停
止するまでの距離Cを求め、その距離Cに前記目標停止
位置までの距離Aが一致するまで低速バンド走行を続け
る(制動開始位置検索)。
【0007】前記距離Cに前記距離Aが一致した時点
で、制動を開始して軌道車を目標停止位置の近傍に一旦
停止させる(一次制動)。
【0008】軌道車の一旦停止位置と目標停止位置との
差を求め、その差が所定値以下になるまで軌道車の寸動
を繰り返す(最終制動位置検索)。
【0009】前記差が所定値以下になった時点で軌道車
を最終制動する(二次制動)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】この停止制御方法で
は、最終制動位置を検索するために寸動を繰り返す一旦
停止後の最終制動位置検索プロセスが、軌道車の停止時
間および停止位置精度を支配する。軌道車の寸動回数を
少なくし、且つ最終的な停止位置精度を高めるために、
特開平03−103009号公報に開示された停止制御
方法では、軌道車の停止位置から目標停止位置までの残
り距離から寸動時間を決定し、且つ、その寸動時間を実
際の寸動結果に基づいて補正しながら寸動を繰り返すよ
うにしている。
【0011】しかしながら、軌道車の走行位置検出で
は、誤差が避けられず、寸動時間の補正もこの誤差を含
んだ走行位置を基礎としている。そのために、寸動時間
を補正しても目標停止位置をオーバーランしたり目標停
止位置の手前に停止するという事態が多発し、停止位置
精度の低下や停止時間の延長を招いていた。
【0012】本発明の目的は、バンド方式で走行する軌
道車の位置検出誤差に影響されずに、その軌道車を目標
停止位置に1回の寸動で正確に停止させることができる
停止制御方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の停止制御方法
は、軌道車の車輪回転数から走行距離を積算する距離計
の出力と、地上に設けられた標点を検出して走行位置を
基準位置にリセットする標点検出器の出力とによって、
軌道車の走行位置を求め、その走行位置から目標停止位
置までの距離Aを求め、軌道車が低速を超えるバンドで
走行している場合には、その走行から停止操作を開始し
たときに軌道車が停止するまでの距離Bを求め、その距
離Bに前記目標停止位置までの距離Aが略一致した時点
で、慣性走行を開始して慣性走行により低速バンドまで
減速し、軌道車が低速バンドで走行している場合には、
その走行から停止操作を開始したときに軌道車が停止す
るまでの距離Cを求め、その距離Cに前記目標停止位置
までの距離Aが略一致した時点で、制動を開始して軌道
車を目標停止位置の近傍に一旦停止させ、一旦停止後
は、軌道車が一旦停止位置から目標停止位置まで走行し
た時点での走行速度が即時停止できる速度を超えないよ
うに軌道車を制動しながら加速する低加速度走行を行
い、目標停止位置の直前に設けられた標点を検出した時
点で軌道車を最終制動することを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明のバンド方式で走行する軌道車の停止制
御方法では、目標停止位置の近傍に一旦停止した後の、
最終制動位置を検索する間の走行が、定速に近似された
微速走行となり、如何なる位置にも即座に軌道車を停止
させることができる。また、その停止位置制御が地上の
標点を基準に行われ、走行位置を用いないので、走行位
置の検出誤差に影響されない。従って、軌道車を目標停
止位置に1回の寸動で正確に停止させることができる。
【0015】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。図1は本
発明方法における軌道車の走行パターンを示す距離−速
度線図、図2は本発明方法の工程を示すフローチャー
ト、図3は軌道車の制御系の全体構成を示す模式図、図
4はその制御系の主要部のブロック図である。
【0016】本発明方法は、特開平01−311805
号公報および特開平03−103009号公報に開示さ
れた従来方法とは、一次制動より後のプロセスが相違
し、一次制動までのプロセスは実質的に同一である。
【0017】軌道車1は、図3および図4に示すよう
に、その車輪11の回転数から走行距離を積算する距離
計12の出力と、地上に設けられた標点6を検出して積
算距離をリセットする標点検出器13によって現在走行
位置を検出する。
【0018】制御装置14においては、次の演算を行
う。まず、前述の現在走行位置から目標停止位置までの
距離Aを演算により求める。軌道車1が高速または中速
バンド走行から慣性走行に切り換わった時点から軌道車
1が停止するまでの距離Bを演算により求める。軌道車
1が低速バンド走行時に制動停止するまでの距離Cを軌
道車の速度及び荷重条件により演算で求める。荷重条件
とは、例えば牽引なし、牽引ありで空車、牽引ありで積
車の3パターンである。そして、制御装置14は運転装
置15に制御信号を送って軌道車1を次のように制御す
る。
【0019】減速 軌道車1が高速または中速バンドで走行している場合、
前記距離Aが前記距離Bに一致したときに慣性走行に切
り換えて低速バンドまで減速する。
【0020】制動開始位置検索 前記距離Aが前記距離Cに一致するまで低速バンド走行
を続ける。
【0021】一次制動 前記距離Aが前記距離Cに一致したときにブレーキ16
により制動をかけて目標停止位置の手前に一旦停止させ
る。
【0022】微速走行開始 軌道車1が一定検索距離Lを走行した時点での最終速度
Vが即時停止可能な最大速度を超えない速度となるよう
に、軌道車1を制動しながら加速する。バンド方式で走
行する軌道車1は一定の微速走行が不可能であるが、こ
の制動を伴う加速、即ち低加速度走行により、定速に近
似された微速走行が行われる。なお、前記一旦停止位置
の検索では、検索距離L内に目標停止位置が来るよう
に、一旦停止位置が決定される。
【0023】最終制動位置検索 目標停止位置の手前に設けられた標点6を検出するまで
微速走行を続ける。
【0024】二次制動 軌道車1が目標停止位置の直前に設けられ標点6を検出
すると、加速が停止されて最終制動がかけられる。標点
6を検出した時点では、軌道車1の速度は前記最終速度
Vを超えず、即時停止可能な速度であるため、軌道車1
は標点6の直後に即時停止する。また、この停止位置
は、軌道車1が求める現在走行位置と無関係に決定され
るので、現在走行位置の誤差の影響を受けない。従っ
て、軌道車1は1回の寸動で目標停止位置に正確に停止
する。
【0025】目標停止位置を検索する間に軌道車1が前
記最大速度Vを超えた場合には、その時点で軌道車1を
一旦停止させて大幅なオーバーランを防ぐ。
【0026】なお、現在走行位置から目標停止位置まで
の距離Aより停止位置を決めるに際して、距離Aの地点
に軌道車1を停止させることが困難な場合は、距離Aの
地点より手前に軌道車1を停止させるようにし、寸動を
繰り返しながら距離Aの地点に停止させるようにすれば
よい。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のバンド方式で走行する軌道車の停止制御方法は、目標
停止位置の近傍に一旦停止した後の最終制動位置検索期
間に、定速に近似された低加速度の微速走行を軌道車に
行わせ、しかも、地上の標点基準で最終制動開始のタイ
ミングを決定するので、一定の微速走行が不可能な軌道
車を目標停止位置に1回の寸動で高精度に停止させるこ
とができる。従って、停止位置精度が向上し、且つ停止
時間が短縮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法における軌道車の走行パターンを示
す距離−速度線図である。
【図2】本発明方法の工程を示すフローチャートであ
る。
【図3】軌道車の制御系の全体構成を示す模式図であ
る。
【図4】その制御系の主要部のブロック図である。
【図5】従来方法における軌道車の走行パターンを示す
距離−速度線図である。
【符号の説明】
1 軌道車 6 標点

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軌道車の車輪回転数から走行距離を積算
    する距離計の出力と、地上に設けられた標点を検出して
    走行位置を基準位置にリセットする標点検出器の出力と
    によって、軌道車の走行位置を求め、その走行位置から
    目標停止位置までの距離Aを求め、 軌道車が低速を超えるバンドで走行している場合には、
    その走行から停止操作を開始したときに軌道車が停止す
    るまでの距離Bを求め、その距離Bに前記目標停止位置
    までの距離Aが略一致した時点で、慣性走行を開始して
    慣性走行により低速バンドまで減速し、 軌道車が低速バンドで走行している場合には、その走行
    から停止操作を開始したときに軌道車が停止するまでの
    距離Cを求め、その距離Cに前記目標停止位置までの距
    離Aが略一致した時点で、制動を開始して軌道車を目標
    停止位置の近傍に一旦停止させ、 一旦停止後は、軌道車が一旦停止位置から目標停止位置
    まで走行した時点での走行速度が即時停止できる速度を
    超えないように軌道車を制動しながら加速する低加速度
    走行を行い、目標停止位置の直前に設けられた標点を検
    出した時点で軌道車を最終制動することを特徴とするバ
    ンド方式で走行する軌道車の停止制御方法。
JP5077736A 1993-03-10 1993-03-10 バンド方式で走行する軌道車の停止制御方法 Pending JPH06269104A (ja)

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