JPH0626761Y2 - 変速機用チエ−ン - Google Patents

変速機用チエ−ン

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JPH0626761Y2
JPH0626761Y2 JP1986071127U JP7112786U JPH0626761Y2 JP H0626761 Y2 JPH0626761 Y2 JP H0626761Y2 JP 1986071127 U JP1986071127 U JP 1986071127U JP 7112786 U JP7112786 U JP 7112786U JP H0626761 Y2 JPH0626761 Y2 JP H0626761Y2
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JP
Japan
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plate
chain
holding member
protrusion
sliding
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Application number
JP1986071127U
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JPS62183148U (ja
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章夫 鬼頭
正博 坂井
政則 阿部
正義 高野
清 鈴木
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は変速機用チェーンに関する。
〔従来の技術〕
従来の変速機用チェーンは、第13図斜視図に示すよう
に、第18図斜視図に示す複数の偏平六辺形状の央部開口
付きリンクプレート3を縦横に配列し、これを第17図に
示すように、横方向ピン5、5、・・・で連結するとゝ
もに、横方向の並列されたリンクプレート3の央部開口
に、第14図に示すように、それぞれ小判型断面の筒状保
持部材01を挿入し、保持部材01の央部開口に第19図
斜視図に示す摺動板02を複数枚積層して挿入するとゝ
もに、その両側の摺動板02、02と保持部材01との
間のすきまに摺動板押え04、04をそれぞれ挿入して
いる。
こゝで、摺動板を保持部材に挿入するに当つては、所要
枚数の摺動板を2ブロックに分け、保持部材01の央部
開口へ若干傾けて挿入したのち、摺動板押え04を片側
ずつすきまをあけて挿入し、また保持部材01のリンク
プレートに対する挿入に当つては、挿入後、第15図に示
す突起Aを折り曲げたのち、摺動板及び摺動板押えの挿
入を行つている。
しかしながら、このような構造及び組立要領では、下記
の理由で組立作業に多大の手間がかかる。
(1)第14に示すように、保持部材01の突起Aを折曲げ
ることにより、保持部材をリンクプレート3に固定しな
ければならない。
(2)第15図に示す保持部材01の孔Bに摺動板押え04
の突起Cを挿入するには、リンクプレートに対する保持
部材の挿入後、保持部材の央部開口内の狭溢なスペース
での作業を要し、摺動板押えを央部開口の両側に各1個
挿入したのち、摺動板の挿入までの間、必要な間隔を確
保しなければならない。
(3)保持部材の央部開口の内巾Fは摺動板の巾Gよりも
若干小さいので、摺動板は若干傾けて挿入しなければな
らず、そのために摺動板の所要枚数を一度に挿入するこ
とができない。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案はこのような事情に鑑みて提案されたもので、組
立作業を容易にし、コストを低減する変速機用チェーン
を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
そのために、本考案は、それぞれ縦横に配設され隣接す
る長手方向の両端が互いにオーバラップされる複数の央
部開口付きリンクプレートを横方向のピンを介して枢着
することによりチェーンを形成し、複数の摺動板を積層
するとゝもにこれを一対の摺動板押えにて挾持し保持部
材を介してこれを各リンクプレートの央部開口に貫挿支
持してなるチェーンにおいて、上記リンクプレートの央
部開口への挿入時に弾性的に変形して挿入を可能ならし
める抜け止め突起及び挿入位置を規制する突起とを有す
る板状保持部材と、積層摺動板を挾持した際前記板状保
持部材の側面に有する突起部と嵌合して前記積層摺動板
を支持する凹所を有する一対の摺動板押えとを具えたこ
とを特徴とする。
〔作用〕
このような構成により、組立作業を容易にし、コストを
低減する変速機用チェーンを得ることができる。
〔実施例〕
本考案の一実施例を図面について説明すると、第1図は
その一実施例を示す部分側面図、第2図は第1図のII−
IIに沿つた横断面図、第3図、第4図はそれぞれ第2図
の保持部材を示す平面図及びIV−IV断面図、第5図、第
6図はそれぞれ第1図の摺動板、摺動板押えを示す正面
図である。
上図において、第13〜第20図と同一の記号はそれぞれ第
13〜20図と同一の部材を示し、1は先端の両角部に若干
のテーパーが付されたほヾ長方形の保持板で、その両側
面には長方形突起L、Lが設けられ、基端にはばね爪K
がカットされるとゝもに、突起Jが突設されている。
2は上端央部に比較的浅くかつ長い凹所Mが設けられ、
下端央部には比較的深く短い凹所Nが設けられ、両端が
同一の高さIをなす複数の積層摺動板、3は外形が偏平
六辺形をなし、央部に比較的大きい曲率半径の円弧状開
口が突設された複数の平行リンクプレート、4は長手方
向の両端にそれぞれ斜面が形成されたかまぼこ状の一対
の摺動板押えで、その上辺には凹所Qを有する。
このような構造において、保持板1はリンクプレート3
の開口に機械的に挿入されたときに、その位置を規制す
る突起Jが設けられ、挿入の妨げにならない方向で外方
に折れ曲がつたばね爪Kを有し、ばね爪Kの先端は挿入
後の抜け止めとして、リンクプレート3の側面に引つか
ゝり、突起Lは第6図に示した摺動板押え4の凹所Qと
協働して、摺動板押え4の抜け止めの作用をする。
摺動板2は、第5図に示すように、凹所Mが保持板1と
協働して摺動板2自身の抜け止めとなり、凹所Nはチェ
ーン全体の重量を軽減するために設けられたカットであ
る。
このようなチェーンの組立は下記の要領で行われる。
まず、リンクプレート3に挿入される摺動板2を所要枚
数積層し、その両側にそれぞれ摺動板押え4を当て、さ
らに、摺動板2の凹所Mと摺動板押え4の凹所Qにより
形成されるくぼみに保持板1を嵌めることにより、リン
クプレート3に挿入される内挿ブロックを形成する。
この内挿ブロックの組立作業は、チェーンリンクの外部
にて独立した作業として、機械化による自動組立てが可
能である。
次に、このようにして形成された内挿ブロックを、第2
図に示すように、リンクプレート3の央部開口に第3図
保持板1の矢印に示す挿入方向に突起Jがリンクプレー
ト3の外側面に当たるまで挿入すると、ばね爪Kが突起
Jと協働して、摺動板3に係合する。
この内挿ブロックの挿入作業も機械化による自動的挿入
が可能である。
このように本実施例によれば、従来、手作業により実施
していたチェーン組立作業を機械により自動化すること
ができ、又機械化せず従来の手作業によりチェーンを組
立てるとしても作業が容易となるので、作業能率が向上
するとゝもに作業者の疲労は軽減し、ひいてはチェーン
のコスト低減が可能となるという種々の秀れた効果を奏
しうるものである。
尚、上記した実施例の他に次のようにしても勿論可能で
ある。
(1)保持板1と摺動板2の位置関係を上下逆転させても
よい。
(2)保持板1の突起Jを省略して、ばね爪Kに抜け止め
機能を持たせてもよい。
(3)保持板1の突起Jは打出し突起をやめ、保持板の1
部を折曲げた突起J1〜J5を成形してもよい。(第7、
8、9、10、11図) (4)保持板1の突起Jの形状は角形に限定せず、突起部
の側面が組立時にリンクプレート3の外側面に当り、ス
トッパーの機能を有する突起物でありさえすればよい。
(5)保持板1の突起LはL1、L2等の折曲げ成形だけでな
く、せぎりなどによる打出し突起L3でもよい。(第7、
8、9図) (6)保持板1の突起Lの形状は長方形に限定せず、摺動
板押え4に成形される凹所形状に嵌り合う形状であれば
よい。摺動板押え4の凹所Qの形状も同様である。(第
12図のQ1) (7)保持板1の突起L及びJの個数は、1個に限定せず
複数個であってもよい。ばね爪Kの個数も同様である。
〔考案の効果〕
要するに本考案によれば、それぞれ縦横に配設され隣接
する長手方向の両端が互いにオーバラップされる複数の
央部開口付きリンクプレートを横方向のピンを介して枢
着することによりチェーンを形成し、複数の摺動板を積
層するとともにこれを一対の摺動板押えにて挾持し保持
部材を介してこれを各リンクプレートの央部開口に貫挿
固定してなるチェーンにおいて、上記リンクプレートの
央部開口への挿入時に弾性的に変形して挿入を可能なら
しめる抜け止め突起を有する板状保持部材と、積層摺動
板を挾持した際前記板状保持部材の突起に嵌合して前記
積層摺動板を支持する凹所を有する一対の摺動板押えと
を具えたことにより、組立作業を容易にし、コストを低
減する変速機用チェーンを得るから、本考案は産業上極
めて有益なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す部分側面図、第2図は
第1図のII−IIに沿つた横断面図、第3図、第4図はそ
れぞれ第2図の保持部材を示す平面図及びIV−IV断面
図、第5図、第6図はそれぞれ第1図の摺動板、摺動板
押えを示す正面図、第7図〜第12図は保持板、摺動板押
えの他の実施例を示す斜視図、第13図は公知の変速機用
チェーンを示す部分斜視図、第14図は第13図のXIV−XIV
に沿つた横断面図、第15図、第16図はそれぞれ第13図の
保持部材を示す平面図、側面図、第17図は第16図のリン
クを示す斜視図、第18図は第16図のリンクプレートを示
す斜視図、第19図、第20図はそれぞれ第13図の摺動板、
摺動板押えを示す斜視図である。 1……保持板、2……摺動板、3……リンクプレート、
4……摺動板押え、5……ピン、I……高さ、J……突
起、K……ばね爪、L……突起、M、N……凹所、Q…
…凹所。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 高野 正義 愛知県名古屋市中村区岩塚町字高道1番地 三菱重工業株式会社名古屋機器製作所内 (72)考案者 鈴木 清 愛知県名古屋市中村区岩塚町字高道1番地 三菱重工業株式会社名古屋機器製作所内 (56)参考文献 実公 昭52−49019(JP,Y2) 実公 昭59−6280(JP,Y2) 実公 昭37−26519(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれ縦横に配設され隣接する長手方向
    の両端が互いにオーバーラップされる複数の央部開口付
    きリンクプレートを横方向のピンを介して枢着すること
    によりチェーンを形成し,複数の摺動板を積層するとゝ
    もにこれを一対の摺動板押えにて挾持し保持部材を介し
    てこれを各リンクプレートの央部開口に貫挿支持してな
    るチェーンにおいて,上記リンクプレートの央部開口へ
    の挿入時に弾性的に変形して挿入を可能ならしめる抜け
    止め突起及び挿入位置を規制する突起とを有する板状保
    持部材と,積層摺動板を挾持した際前記板状保持部材の
    側面に有する突起部と嵌合して前記積層摺動板を支持す
    る凹所を有する一対の摺動板押えとを具えたことを特徴
    とする変速機用チェーン。
JP1986071127U 1986-05-12 1986-05-12 変速機用チエ−ン Expired - Lifetime JPH0626761Y2 (ja)

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JP1986071127U JPH0626761Y2 (ja) 1986-05-12 1986-05-12 変速機用チエ−ン

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JP1986071127U JPH0626761Y2 (ja) 1986-05-12 1986-05-12 変速機用チエ−ン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62183148U JPS62183148U (ja) 1987-11-20
JPH0626761Y2 true JPH0626761Y2 (ja) 1994-07-20

Family

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JP1986071127U Expired - Lifetime JPH0626761Y2 (ja) 1986-05-12 1986-05-12 変速機用チエ−ン

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5249019U (ja) * 1975-10-03 1977-04-07
JPS596280U (ja) * 1982-06-30 1984-01-14 東洋電機製造株式会社 表示装置

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JPS62183148U (ja) 1987-11-20

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