JPH0626737Y2 - 機器の作動範囲を限定できる保持機構 - Google Patents

機器の作動範囲を限定できる保持機構

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JPH0626737Y2
JPH0626737Y2 JP1989026607U JP2660789U JPH0626737Y2 JP H0626737 Y2 JPH0626737 Y2 JP H0626737Y2 JP 1989026607 U JP1989026607 U JP 1989026607U JP 2660789 U JP2660789 U JP 2660789U JP H0626737 Y2 JPH0626737 Y2 JP H0626737Y2
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ball
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Koito Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、支持すべき機器の前後及び左右方向への作動
範囲と回動範囲を三次元的に規制することができる保持
機構に関するものである。
〔従来の技術〕
従来より、機器を保持する部材、例えば航空機、車両等
の各種座席のセンターアームレスト又はサイドアームレ
スト内に格納装置したテレビ受像機等を保持する機構と
しては、第14図に示すような、上部に孔51を透設し
た半球状の球軸受52を有する筒状の支柱53に、球軸
54をその軸部55が揺動自在になるように上記孔51
内に軸部55側、から遊挿し、球軸54が球軸受52内
において前後及び左右方向へ自在に回動することによ
り、テレビ受像機の向きや姿勢を変更調節することがで
きる構造のものがあった。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、上記従来の保持機構では、球軸受52に対して
球軸54が軸方向回りに360度回動させることができ
ると共に、前後及び左右方向に自由に傾斜揺動させるこ
とができるが、テレビ受像機57等の機器を保持してい
る場合に、支柱53の球軸54の保持力が低下すると機
器を確実に保持することができなくなるという問題を有
していた。例えば、第15図に示すように、テレビ受像
機57を前後方向(矢印x方向)のみならず、左右(矢
印y方向)にも傾斜するため、テレビディスプレー部5
8が見づらくなるばかりでなく、第16図に示すよう
に、座席のアームレストなどに設置した2個のテレビ受
像機57,57の角部が、干渉(矢印X)して、使用上
の不都合を生ずるという問題を有していた。
また、テレビ受像機57などの機器を強固に保持するた
めに、球軸54の保持力を強めると、球軸受52に対す
る摩擦が増大して機器を所望の角度に変化させることが
困難になるという問題を併有していた。
本考案は、上記問題に鑑みて創案されたものであり、支
持すべき機器の使用目的に応じてその前後及び左右方向
への作動範囲及び回動範囲を規制することができる機器
の作動範囲を限定的できる保持機構を提供することを目
的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案に係る機器の作動範
囲を限定できる保持機構は、上部に前後及び一側方へ揺
動可能になるように軸側案内溝を略J字形状に透設した
半球状の球軸受を有する筒状の支柱に、軸部の一端に球
部を形成して成る球軸を上記支柱の下方から球軸受内に
遊挿して軸部を上記軸側案内溝上部に突出させると共
に、上記球軸の球部の円周方向に突出形成した2個のボ
スを、上記支柱内に球軸の軸方向を中心として約90度
の回動範囲を規制するように円弧状に刻設したボス側案
内溝に嵌合し、かつ支柱内下方から球軸受内に遊挿した
球軸の球部を上方へ押し上げる椀状の当接面を有するホ
ルダーを内装したことを要旨とするものである。
また、上記球軸の軸方向に、配線用の透孔を開設するこ
ともできる。
〔作用〕
而して、上記構成によれば、球軸をその軸部の軸回りに
所定範囲、例えば約90度の範囲において回動させるこ
とができ、その位置でボスの軸方向を回動中心として球
軸を前後方向へも回動させることができる。この三次元
的に動く球軸の作動範囲を、軸側案内溝とボス側案内溝
の形成範囲において確実に規制して、支持すべき機器の
三次元的な作用範囲を規定することができる。
また、球軸の軸方向に配線用の透孔を形成してあるの
で、機器からの配線を保持機構内に収めて、配線の安全
性を向上させると共に、外観上も好適なものとなる。
〔実施例〕
以下、本考案に係る機器の作動範囲を限定できる保持機
構の実施例を図面に従って説明する。
第1図乃至第8図は、第一の実施例を示すものであり、
1は、軸部2の一端に球部3を形成して成る球軸であ
る。該球軸1の軸部2側に、例えばテレビ受像機等の機
器を固着したり、壁面等の固定部側に固着したりするも
のである。球軸1の球部3の外周には、第2図及び第3
図に示すように、上記軸部2の円周方向に向けて2個の
ボス4,4を突出形成する。
第4図乃至第7図は、上記球軸の球部部分を保持する球
軸受を示すものであり、5は、球軸1の軸部2を遊挿す
るため、上部に軸側案内溝6を形成した半球状の球軸受
7を有する筒状の支柱である。この支柱5の球軸受7の
内壁には、球軸1の軸部2が該軸回りの回動範囲を所定
範囲、例えば約90度に規制すべく上記ボス4,4の移
動を許容するボス側案内溝8,8を約90度の円弧形状
で2箇所形成する。
第8図は、球軸と球軸受との嵌合状態を示すものであ
り、支柱5内には、球軸1を球軸受7の上方へ押し上げ
る、該球部3を下方からコイルバネ等の弾性部材9によ
り抑圧させる椀状の当接面を有するホルダー10を当接
させて内装してある。この椀状の当接面を有するホルダ
ー10が球軸1の球部3を面接触で当接しているため、
球軸1を確実に保持することができる。なお、球軸受7
は、例えば上下に分割、又は縦方向に分割して組み立て
るように構成することにより球軸1を嵌合させるように
成っている。
なお、支柱5の他端側は、アームレスト、車体壁、又は
車体の天井等の固定側に支持する。
次に、本考案に係る機器の作動範囲を限定できる保持機
構の作動状態を第9図乃至第11図に従って説明する。
球軸1は、その軸部2の軸回り(矢印A)に球部3のボ
ス4,4が上記ボス側案内溝8,8の範囲内において約
90度回動する。また、その位置で球軸1を停止させる
と共に、球部3に軸部2の円周方向に形成したボス4,
4の軸方向の中心線(矢印B)に球軸1を回動させるこ
とができる。また、球軸1の前後又は左右方向への傾斜
作動範囲は、軸受部7の先端部に透設した軸側案内溝6
によって、規制されるものであり、例えば、図示例の如
く略J字状に形成された軸側案内溝6に沿って球軸1の
球部3と共に、軸部2が傾動する。而して、軸部2の他
端に固着した機器を所定角度に確実に固定保持させるこ
とができる。
第12図は、本考案に係る機器の作動範囲を限定できる
保持機構を、支持すべき機器としてテレビ受像機に応用
した使用例を示すものである。
11は、アームレスト(図示していない)の前端部に形
成した凹部に出入自在に格納し得る液晶等の板状に形成
されたテレビ受像機である。該テレビ受像機11は、一
面側にテレビディスプレー部12を及び操作パネル部1
3等を設けて成るものである。該操作パネル部13は、
テレビ受像機11専用のスイッチ、ボリューム、チャン
ネル及びイヤホンジャック等を配置したものである。
このテレビ受像機11の下面に、上記球軸1を垂設し、
これを軸受部7,支柱5で掴持し、所望の方向にテレビ
受像機11を保持固定するものである。
第13図は、本考案に係る機器の作動範囲を限定できる
保持機構の第二の実施例を示すものであり、上記第一の
実施例と異なるところは、球軸1の軸部2方向に、機器
への配線挿通用の透孔14を開設したことである。この
透孔14に、機器、例えばテレビ受像機11の画像供給
装置及び電源用の配線15を挿通することにより、その
配線15を保持機構内に内装することができる。
〔考案の効果〕
本考案に係る機器の作動範囲を限定できる保持機構は、
以上のように構成したから、機器を球軸の軸部の軸回り
に所定範囲内で回動させることができ、その位置で停止
させると共に、機器を球軸のボスの軸方向を中心線にし
て前後方向に回動させることもできる。さらに、その作
動範囲を軸側案内溝によって確実に規制することによ
り、機器を所定角度に確実に固定させることができる。
また、機器の電源等の配線は球軸内の挿通孔に挿通して
あるので、配線が機器の動作の邪魔にならないと共に、
その配線が保持機構によって切断されるという事故がな
く外観上及び安全上優れた特徴を有するものであり、本
考案実施後の実用的効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案に係る機器の作動範囲を限定できる保持
機構の第一の実施例を示す分解斜視図、 第2図は球軸の要部拡大正面図、 第3図は同じく要部拡大側面図、 第4図は軸受部の要部拡大平面図、 第5図は同じく要部拡大正面図、 第6図は同じく要部拡大右側面図、 第7図は第5図VII−VII線断面図、 第8図は球軸と軸受部との嵌合状態を示す保持機構の縦
断面図、 第9図は球軸の作動方向を示す球軸の斜視図、 第10図は軸部の軸回り、前後方向への作動範囲を示す
軸受部の平面図、 第11図は軸部のボスの軸方向を中心線とする球軸の作
動範囲を示す保持機構の正面図、 第12図は保持機構をテレビ受像機に応用した実施例を
示す分解斜視図、 第13図は球軸に機器への配線挿通用の透孔を開設した
第二の実施例を示す保持機構の縦断面図、 第14図は従来の機器の保持機構を示す分解斜視図、 第15図は同じく機器の作動範囲を示すテレビ受像機の
斜視図、 第16図は同じくセンターアームレストに2個のテレビ
受像機を設置した状態を示す座席の平面図である。 1……球軸、2……軸部 3……球部、4……ボス 5……支柱、6……軸側案内溝 7……軸受部、8……ボス側案内溝 9……弾性部材、10……ホルダー 11……テレビ受像機、14……挿通孔

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部に前後及び一側方へ揺動可能になるよ
    うに軸側案内溝を略J字形状に透設した半球状の球軸受
    を有する筒状の支柱に、 軸部の一端に球部を形成して成る球軸を上記支柱の下方
    から球軸受内に遊挿して軸部を上記軸側案内溝上部に突
    出させると共に、 上記球軸の球部の円周方向に突出形成した2個のボス
    を、上記支柱内に球軸の軸方向を中心として約90度の
    回動範囲を規制するように円弧状に刻設したボス側案内
    溝に嵌合し、 かつ支柱内下方から球軸受内に遊挿した球軸の球部を上
    方へ押し上げる椀状の当接面を有するホルダーを内装し
    たことを特徴とする機器の作動範囲を限定できる保持機
    構。
  2. 【請求項2】上記球軸の軸方向に、配線用の透孔を開設
    したことを特徴とする請求項1の機器の作動範囲を限定
    できる保持機構。
JP1989026607U 1989-03-10 1989-03-10 機器の作動範囲を限定できる保持機構 Expired - Lifetime JPH0626737Y2 (ja)

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US07/599,914 US5195709A (en) 1989-03-10 1990-02-14 Television receiver supporting structure of arm rest
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