JPH0626715Y2 - 回転式ドア構造 - Google Patents

回転式ドア構造

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JPH0626715Y2
JPH0626715Y2 JP1986111470U JP11147086U JPH0626715Y2 JP H0626715 Y2 JPH0626715 Y2 JP H0626715Y2 JP 1986111470 U JP1986111470 U JP 1986111470U JP 11147086 U JP11147086 U JP 11147086U JP H0626715 Y2 JPH0626715 Y2 JP H0626715Y2
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JP
Japan
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revolving door
fixed wall
peripheral surface
wall
sealing mechanism
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JP1986111470U
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JPS6319693U (ja
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克美 一橋
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Obayashi Corp
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Obayashi Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は回転式ドア構造に関するもので、より具体的に
は空気膜構造体等に用いられる気密性に優れた回転式ド
ア構造に関するものである。
《従来の技術》 従来の空気膜構造体等に用いられる気密ドア構造では内
外の圧力差を保持するために進出入方向に所定間隔離れ
た二重ドアとしている。そして、第1のドアが開放する
ときには第2のドアが閉鎖しており、逆に第2のドアが
開放するときには第1のドアが閉鎖するように構成さ
れ、このようにして常時一方のドアが閉鎖するようにな
っている。
ところで、このような二重ドア構造では、第1及び第2
のドアの動きを関連させる制御機構を要し、しかも気密
のためのシール部分が多く故障し易いと言った問題があ
る。
これに対し、高層ビル等において冷暖房熱の放出を防ぐ
ために回転ドアが多く用いられている。この回転ドアは
壁の開口部の両側に、この開口部を略直径とする断面円
弧状の固定壁を設け、この固定壁の内部に放射状に仕切
られかつ周縁部が開放した回転体を配置している。
《考案が解決しようとする問題点》 しかしながら、このような回転ドアでは、内外の圧力差
を保持するためのシール材が一般的にブラシ状となって
いるため、摩擦抵抗が大きく経年的に劣化しやすくメン
テナンスが煩雑となるばかりか回転ドアの回転駆動力を
大きく設定しなければならないと言う問題がある。ま
た、放射状の仕切部に通常は1人、救急の場合は2人程
度しか入ることができず、非常時における単位時間当り
の通過人数が少ないと言った問題もある。
本考案は上記のような問題点に鑑みてなされたもので、
その目的は構造簡単にして気密性に優れ、しかも単位時
間当りの通過人数を増加させることのできる回転式ドア
構造を提供するにある。
《問題点を解決するための手段》 上記の目的を達成するため、本考案の回転式ドア構造に
よれば、壁の開口部の両側に設けられ対向する二つの通
り抜け用開口を有して配置された水平断面が円弧状の固
定壁と、この固定壁の内周面に対し鉛直軸を中心として
回転可能で且つ前記二つの開口のうちいずれかの開口と
のみ整合可能な出入口を有する円筒状の回転ドアと、こ
の回転ドアの外周面と固定壁の内周面との間に介在され
両者を気密状にシールする第1のシール機構と、前記回
転ドアの上下端部と固定壁との間を気密状にシールする
第2のシール機構とを備えてなる回転式ドア構造におい
て、前記第1のシール機構は、前記回転ドアの外周面お
よび固定壁の内周面と接触して鉛直方向に延びる円筒状
の弾性ローラを、鉛直軸を中心として回転自在となるよ
うに前記固定壁に軸支してなり、前記第2のシール機構
は、前記固定壁の上下端部と回転ドアの上下端部とのい
ずれかには環状の水受けを設けるとともに、他方にはこ
の水受けに装填された封水内に所定の封水深を有して配
置された脚を設けてなることを特徴とする。
《実施例》 以下に本考案の好適な実施例について添附図面を参照に
して説明する。
第1図〜第5図は本考案の第1実施例に係る回転式ドア
構造を示し、このドア構造を空気膜構造体、即ち屋根を
空気膜で構成しその内部に加圧空気を送入してなる構造
体に適用する例について説明する。
本考案のドア構造体1は空気膜構造体の内外を仕切る壁
体2−2の所定位置に設けられるもので、このドア構造
体1を組付ける壁体部分は所定間隔分離して構築され、
この分離した壁体2−2の端面に水平断面が1/4円弧
状の固定壁3−3が対向する二つの通り抜け用開口を残
して取付けられている。この固定壁3−3の内側には、
その内周面に対し鉛直軸を中心として回転可能な回転筒
体(円筒体)4が配設され、この回転筒体4は円筒体の
1/4壁面に相当する部分を切り欠いた出入開口部(出
入口)5を有している。回転筒体4が回転することによ
り、固定壁3−3間の二つの開口のうちいずれかの開口
と出入開口部5が整合したときは他方の開口が閉塞され
るよう構成されている。
この回転筒体4は円形天井板6及び円形底板7を有し、
円弧状固定壁3−3の内周面と回転筒体4の外周面との
間には両者の間を気密状にシールする第1のシール機構
として、例えば第3図に示すように、回転筒体4の外周
面及び固定壁3−3の内周面と接触して鉛直方向に延び
る円筒状の弾性ローラ、例えばゴムローラ8が、鉛直軸
を中心として回転自在となるように固定壁3−3に軸支
してなっている。
また、回転筒体4の上下端部と固定壁3−3との間は第
2のシール機構としての水封機構によって気密状にシー
ルされている。この水封機構を第4図を参照にして説明
すると、固定壁3−3の上端及び下端にはそれぞれ環状
の凹溝9,10が取付けられている。そして、この凹溝
9,10内には空気膜の内外圧力差により水頭が変化す
る水(封水)11が充填され、この凹溝9,10の水中
に回転筒体4の上端折曲部12或いは下端延出部(脚)
13が所定の封水深を有して挿入され、この水11を介
して回転筒体4の上下端部は固定壁3−3に対して水封
されている。この水封構造により膜内外の圧力差Hを調
整して回転筒体4と固定壁3−3との上下端からの膜内
圧力の外部漏れを防ぎ、膜内を気密に保持するとともに
回転筒体4の滑らかな水平回転運動を保証している。
また、回転筒体4の円形底板7の下方にはモータ14が
設けられ、このモータによって回転筒体4は所定角度滑
らかに回転せられるように連結されている。
次に、本考案に係る回転式ドア構造の機能動作を第5図
(A)〜(C)の横断面図で説明する。
本考案の回転式ドア構造1は高圧膜内15と低圧膜外1
6との境界に設置され、同図(A)の如く回転筒体4の
出入開口部5が膜内外の出口17aに向けられた状態で
位置付けされ、この出口17aを介して太い矢印の向き
に人が乗降される。一方、膜内外の入口17bは回転筒
体4で密閉されており、膜内高圧が入口17bから逃げ
ることがない。次に同図(B)の如く回転筒体4が人を
搭乗させてほぼ90°右回りに回転した状態では、回転
筒体4で出入口17a,17bは共に密閉される。そし
て回転筒体4の内部圧は膜内高圧と同圧にされている。
その後、同図(C)の如く回転筒体4は更に90°回転
し、出入開口部5は入口17bに向けられた状態で停止
し、この入口17bを介して人が乗降される。一方、出
口17aは回転筒体4で密閉されており、膜内高圧が出
口17aから逃げることはない。人の乗降後は再び回転
筒体4が180°回転し上述の動作を繰り返す。
第6図(A),(B)は本考案の更に第2,3実施例で
ある。尚、上述の実施例と同一のものは同一符号を記
す。
第2実施例の第1実施例と相違する点について説明する
と、空気膜構造体の内外の仕切壁はほぼ等角度で設けら
れた3個の断面円弧状の固定壁3a,3b,3cと、こ
のうち2個の固定壁3a,3bに固設された外壁2とか
らなる。この2個の固定壁3a,3bにより、高圧膜内
側15に1個の出口17aを形成し、また他の固定壁3
cにより低圧膜外16に2個の入口17b117b2を
形成している。その他の構成は第1実施例の場合と実質
的に同じである。そして、この第2実施例においては回
転筒体4の回転につれて順次入口17b1,17b2は
開状態となるようにされている。
第3実施例の第1,第2実施例と相違する点について説
明すると、空気膜構造体の内外の仕切壁1は異なる角度
で設けられた少なくとも1つは断面円弧の長さが異なる
3個の固定壁3a,3b,3cと、このうち2個の固定
壁3a,3bに固設された外壁2とからなる。長円弧状
の分離した2個の固定壁3a,3bによって高圧膜内側
15に1個の出口17aを形成し、他の短円弧長の固定
壁3cの両側に低圧膜外16に通じる2個の入口17b
1,17b2を形成している。出口17aの中心軸に対
して対向して上記1個の固定壁3cが位置付けされてい
る。その他の構成は第1,第2実施例の場合と実質的に
同じである。そしてこの第3実施例においては、回転筒
体4の回転につれて、出入開口部5a,5bと入口17
b1,17b2とが一致したとき始めて同時に入口17
b1,17b2は開状態になるようにされている。尚、
上述の第2,第3実施例とともに出入口17が同時に開
状態となり、膜内気密が洩れることはない。
上述の実施例は共により気密を高めるため、固定壁と回
転筒体との間に円筒状ゴムローラを数多く設けるように
してもよい。
《効果》 以上のように、本考案の回転式ドア構造によれば、回転
ドアの外周面および固定壁の内周面と接触して鉛直方向
に延びる円筒状の弾性ローラを、鉛直軸を中心として回
転自在となるように固定壁に軸支して回転ドアと固定壁
との間を気密状にシールすることに加え、シール材の設
置作業や交換作業が比較的困難な固定壁の上下端部と回
転ドアの上下端部との間を封水によって気密状にシール
したため、封水を補充するだけで容易に気密状態を保持
することができ、経年的に劣化しやすい摺接シール材を
介在させた場合に比べて、メンテナンスが容易であるば
かりでなく、回転時の摩擦が小さいから回転ドアの回転
駆動力を低減でき、しかも単位時間当りの通過人数が従
来より大幅に増加できる。
【図面の簡単な説明】
第1図,第2図はそれぞれ本考案の回転式ドア構造を示
す縦断面図及びその横断面図、第3図は本考案に用いら
れる第1のシール機構を示す斜視図、第4図は本校案に
用いられる第2のシール機構を示す縦断面図、第5図
(A)〜(C)はそれぞれ本考案の第1実施例に係るド
ア構造の機能動作を説明するための横断面図、第6図
(A),(B)はそれぞれ本考案の第2,第3実施例を
示す横断面図である。 1……ドア構造、2−2……壁体 3−3……固定壁、4……回転筒体 5……出入開口部、8……筒状ゴムローラ 9,10……環状の凹溝 17……出入口

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】壁の開口部の両側に設けられ対向する二つ
    の通り抜け用開口を有して配置された水平断面が円弧状
    の固定壁と、この固定壁の内周面に対し鉛直軸を中心と
    して回転可能で且つ前記二つの開口のうちいずれかの開
    口とのみ整合可能な出入口を有する円筒状の回転ドア
    と、この回転ドアの外周面と固定壁の内周面との間に介
    在され両者を気密状にシールする第1のシール機構と、
    前記回転ドアの上下端部と固定壁との間を気密状にシー
    ルする第2のシール機構とを備えてなる回転式ドア構造
    において、前記第1のシール機構は、前記回転ドアの外
    周面および固定壁の内周面と接触して鉛直方向に延びる
    円筒状の弾性ローラを、鉛直軸を中心として回転自在と
    なるように前記固定壁に軸支してなり、前記第2のシー
    ル機構は、前記固定壁の上下端部と回転ドアの上下端部
    とのいずれかには環状の水受けを設けるとともに、他方
    にはこの水受けに装填された封水内に所定の封水深を有
    して配置された脚を設けてなることを特徴とする回転式
    ドア構造。
JP1986111470U 1986-07-22 1986-07-22 回転式ドア構造 Expired - Lifetime JPH0626715Y2 (ja)

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JPS6319693U JPS6319693U (ja) 1988-02-09
JPH0626715Y2 true JPH0626715Y2 (ja) 1994-07-20

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101081016B1 (ko) 2009-04-17 2011-11-10 한국과학기술원 가압롤러를 이용한 여닫이문의 차음구조

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JP2562953B2 (ja) * 1988-09-02 1996-12-11 シルバー株式会社 燃焼器具用芯の耐熱部材

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