JPH06266940A - 自動販売機の商品搬出装置 - Google Patents

自動販売機の商品搬出装置

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Publication number
JPH06266940A
JPH06266940A JP5113493A JP5113493A JPH06266940A JP H06266940 A JPH06266940 A JP H06266940A JP 5113493 A JP5113493 A JP 5113493A JP 5113493 A JP5113493 A JP 5113493A JP H06266940 A JPH06266940 A JP H06266940A
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JP
Japan
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shooter
product
vending machine
outlet
storage
Prior art date
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Application number
JP5113493A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Abe
阿部  順一
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
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Publication of JPH06266940A publication Critical patent/JPH06266940A/ja
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】機体内に備えられた収納棚内からこの収納棚の
下端下面に開口する排出口を通して落下排出された商品
を、機体外側面の一面に開口し商品が取り出される取出
口内へ向かって下り坂の傾斜面を上面が形成する、収納
棚の下に配設されたシュータ上面に落下させこの上面を
自重で転動若しくは摺動降下させて取出口内に搬出する
商品搬出装置で、商品がシュータ上面に落下する際に受
ける衝撃を緩和する。 【構成】内部にそれぞれ収容した各種商品4を下方へ搬
送する、排出口10がそれぞれ下端に形成され上下に延
在する複数の通路11が取出口13の開口面に対し垂直
な方向に並列して内側に形成された収納棚8に、シュー
タ33の取出口13側端を上向きに付勢してこの取出口
13と反対側のシュータ33の端を鉛直面内で回動自在
に支持する。また、前面が開口するケース1と、このケ
ース1の前面開口を開閉自在に覆う扉2とで機体3を構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、外周面を形成する機
体内に設置され内部に収納された商品を下端下面に開口
する排出口を通して販売時一個ずつ落下排出する収納棚
内から販売時に排出口を通し落下排出された商品を、機
体の外側面の一面に開口し商品が取り出される取出口内
へ向かって下り坂の傾斜面を上面が形成する、収納棚の
下に配設されたシュータ上面を自重で転動若しくは摺動
降下させて取出口内に搬出する自動販売機の商品搬出装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】内部に収納された商品を下端下面に開口
する排出口を通して販売時一個ずつ落下排出する収納棚
を、外周面を形成する機体内に備えた自動販売機では、
機体の外側面の一面に開口し商品が取り出される取出口
が機体に一般的に形成されている。一方、この機体内
の、収納棚の下には、取出口内へ向かって下り坂の傾斜
面を上面が形成するシュータが概して機体内に固定され
ており、収納棚内から販売時に排出口を通し落下排出さ
れシュータ上に落下した商品は、シュータ上面を転動若
しくは摺動降下しながら取出口内へ向けて搬出される。
この取出口内へ搬出され商品が、シュータ上に落下する
際に受ける衝撃で、変形して外観を損われたり、缶,瓶
などで包装された商品である飲料に泡立ちが発生して
味,香りなどを損われたりして商品価値が下った商品で
ないことが望まれるが、この種の自動販売機の従来例を
図2および図3に示す。図2はこの発明の対象となる自
動販売機の構成を示し、(A)が外観を示す、前方斜右
上から見た斜視図、(B)がケースの前面開口を覆う扉
を開放した状態の(A)の内部構成を示す、前方斜右上
から見た斜視図であり、図3は従来の自動販売機の商品
搬出装置の構成を示し、(A)が右側縦断面、(B)が
(A)の収納棚の、前方斜右上から見た拡大斜視図で、
(A)は図の左側が前面側である。
【0003】図2および図3において、1は前面が開口
するケースであり、このケース1と、このケース1の前
面開口を覆う扉2とで自動販売機の外周面を形成する機
体3が構成されている。この機体3内であるケース1内
には、商品4が貯蔵される貯蔵室5が断熱壁6で区画形
成されており、貯蔵室5の前面開口は断熱性を持つ貯蔵
室扉7で覆われるとともに、貯蔵室5の内部には、商品
4が内部に収納される収納棚8が左右に並列して複数設
置されている。この収納棚8には、前面に開口し商品4
が投入される投入口9および、下面に開口し商品4が落
下排出される排出口10がそれぞれ上下両端に形成され
た、内部にそれぞれ収容した各種商品4を自重でそれぞ
れ下方に搬送し前後に蛇行しながら上下に延在する通路
11が前後に並列して複数形成されている。このそれぞ
れの通路11内の商品4を販売時に最下位の商品4から
順に一個ずつ排出口10をそれぞれ通し落下排出する排
出機構12が収納棚8の下端部にそれぞれ備えられてい
る。一方、扉2の下部には、この扉2の前後両面に開口
し商品4が取り出される取出口13が形成されており、
この取出口13内に向かって前方に下り坂の傾斜面を下
端部上面が形成する、側縦断面がJの字形のシュータ1
4が収納棚8の下の貯蔵室5内に固定されている。この
貯蔵室5の前面開口を覆う貯蔵室扉7下部には、取出口
13内と貯蔵室5内とを連通する、軸長方向が左右に水
平な回動軸15で上端を回動自在に支持された蓋16で
覆われる連通孔17が形成されている。この連通孔17
を通して、収納棚8内から排出口10を通し排出機構1
2で販売時に落下排出された商品4を取出口13内に搬
出する商品搬出装置18がシュータ14で構成されてい
る。
【0004】なお、このシュータ14の下の貯蔵室5内
奥底部には、この貯蔵室5内を冷却する冷凍機19の構
成要素である蒸発器20,貯蔵室5内を加熱する電気式
のヒータ21,このヒータ21および蒸発器20に貯蔵
室5内の空気を送風する送風機22が奥行側から前方に
順に配列設置されている。また、貯蔵室5の下のケース
1内底部には、冷凍機19の構成要素である圧縮機2
3、凝縮器24、送風機25などが配設されいる。
【0005】なお、扉2の上部には、販売商品4の、図
示しない広告,上下2列にして左右に並列された商品見
本26などを内部に陳列展示する展示室27が区画形成
されている。この展示室27内の商品見本26と対にし
展示室27前面から前端を前方に突き出して商品4を選
択する選択釦28が展示室27に上下2列にして左右に
並設されている。この展示室27の下の扉2の前面部に
は、前面に開口し紙幣が投入される投入口29,前面に
開口し硬貨が投入される投入口30,この投入口30か
ら投入した硬貨を返却操作する返却レバー31,この返
却レバー31が操作されたとき返却する硬貨,払い戻す
釣銭などを返却し前面に開口する返却口32などが上側
から下方に順に配設されている。
【0006】このように構成された商品搬出装置18を
備えた自動販売機の販売動作は、投入口29,30から
硬貨および若しくは紙幣を投入後、選択釦28で商品4
が選択されると、販売指令信号により、選択された商品
4を収容する通路11内の最下位の商品4を排出機構1
2が排出口10を通して落下排出する。この排出口10
を通し落下排出された商品4は、取出口13内へ向かっ
て下り坂の傾斜面を形成するシュータ14下端部上面に
落下しこの上面を自重で転動若しくは摺動降下してシュ
ータ14上面を通過し、蓋16を押し開いて連通孔17
を通り抜け、取出口13内に搬出される。この取出口1
3内に搬出された商品4は取出口13の前面開口を通し
てお客さんにより取り出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の自動販売機の商品搬出装置は、商品搬出装置18
を構成するシュータ14が貯蔵室5内に固定されてい
る。そして、シュータ14下端部上面と、それぞれの排
出口10との間の上下の間隔は、後側の排出口10より
前側の排出口10の方が広く大きくなっている。それ
で、販売時に排出口10を通し落下排出されシュータ1
4下端部上面に落下した際に商品4が受ける衝撃は、前
側の排出口10から落下排出された商品4の方が後側の
排出口10から落下排出された商品4より大きい。その
ため、前側の排出口10を通して落下排出された商品4
は、シュータ14下端部上面に落下した際の衝撃で、変
形したり、缶,瓶などで包装された商品である飲料が泡
立ったりして、外観,味,香りなどが損われて商品価値
が下るという問題がある。
【0008】この発明は、収納棚内から販売時に排出口
を通して落下排出されシュータ上に落下した際に商品が
受ける衝撃を緩和できる自動販売機の商品搬出装置を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明によれば、外周面を形成する機体内に、内
部に収納された商品を下端下面に開口する排出口を通し
て販売時一個ずつ落下排出する収納棚を備え、この収納
棚内から前記排出口を通して落下排出された前記商品
を、前記機体の外側面の一面に開口し商品が取り出され
る取出口内へ向かって下り坂の傾斜面を上面が形成す
る、前記収納棚の下に配設されたシュータの前記上面に
落下させこの上面を自重で転動若しくは摺動降下させて
前記取出口内に搬出する自動販売機の商品搬出装置にお
いて、前記シュータが、前記取出口側端を上向きに付勢
してこの取出口と反対側の端を鉛直面内で回動自在に前
記機体内に支持されたシュータであるものとする。
【0010】また、上記に加え、収納棚が、内部にそれ
ぞれ収容した各種商品を下方へ搬送する、排出口がそれ
ぞれ下端に形成され上下に延在する複数の通路が取出口
の開口面に対し垂直および若しくは平行な方向に並列し
て内側に形成された収納棚であるものとする。さらに、
上記に加え、シュータが、一つの収納棚若しくは、取出
口の開口面に対し垂直および若しくは平行な方向に並列
して機体内に設置された複数の収納棚に、前記シュータ
の、取出口と反対側の端が鉛直面内で回動自在に支持さ
れたシュータであるものとする。
【0011】またさらに、上記に加え、機体が、前面が
開口するケースと、このケースの前面開口を開閉自在に
覆う扉とで構成されるものとする。
【0012】
【作用】この発明は、外周面を形成する機体内に備え
た、内部に収納された商品を下端下面に開口する排出口
を通して販売時一個ずつ落下排出する収納棚内から前記
排出口を通して落下排出された前記商品が、前記機体の
外側面の一面に開口し前記商品が取り出される取出口内
へ向かって下り坂の傾斜面を形成する上面に落下しこの
上面を自重で転動若しくは摺動降下して前記取出口内に
搬出される、前記収納棚の下に配設されたシュータが、
前記取出口側端を上向きに付勢してこの取出口と反対側
の端を鉛直面内で回動自在に前記機体内に支持されたシ
ュータであるものとしたので、このシュータの取出口側
端を上向きに付勢する付勢力を調整することにより、排
出口を通して販売時に落下排出された商品がシュータ上
面に落下して載ったときは、商品に作用する重力でシュ
ータの取出口側端が下がってシュータ上面が取出口内へ
向かって下り坂の傾斜面を形成するようにでき、かつ商
品がシュータ上面に載っていないときには、シュータの
取出口側端が上がってシュータ上面が排出口の下面開口
に近接するようにでき、これにより、シュータ上に落下
した際に商品が受ける衝撃を緩和できる。
【0013】また、上記に加え、収納棚が、内部にそれ
ぞれ収容した各種商品を下方へ搬送する、排出口がそれ
ぞれ下端に形成され上下に延在する複数の通路が取出口
の開口面に対し垂直および若しくは平行な方向に並列し
て内側に形成された収納棚であるものとしたので、それ
ぞれの通路内に各種商品をそれぞれ収容して一つの収納
棚に多種類の商品を収納できとともに、それぞれの排出
口から落下排出される商品をシュータを介して取出口内
に搬出できる。
【0014】さらに、上記に加え、シュータが、一つの
収納棚若しくは、取出口の開口面に対し垂直および若し
くは平行な方向に並列して機体内に設置された複数の収
納棚に、前記シュータの、取出口と反対側の端が鉛直面
内で回動自在に支持されたシュータであるものとしたの
で、一つの若しくは複数の収納棚それぞれの排出口を通
して販売時にそれぞれ落下される商品を一つのシュータ
を介して取出口内に搬出できる。
【0015】またさらに、上記に加え、機体が、前面が
開口するケースと、このケースの前面開口を開閉自在に
覆う扉とで構成されるものとしたので、ケース内に設置
した収納棚の排出口を通して販売時に落下排出される商
品を、扉に形成した、前面に開口する取出口内に、ケー
ス内の収納棚の下に配設したシュータを介して搬出でき
るとともに、扉を開放して収納棚内に商品を補給でき
る。
【0016】
【実施例】以下、この発明の実施例を図1および図2に
基づいて説明する。図1はこの発明の一つの実施例の自
動販売機の商品搬出装置の構成を示し、(A)が右側縦
断面図、(B)が(A)の収納棚の、前方斜右上から見
た斜視図で、(A)は図の左側が前面側であり、図2は
この発明の対象となる自動販売機の構成を示し、(A)
が外観を示す、前方斜右上から見た斜視図、(B)がケ
ースの前面開口を覆う扉を開放した状態の(A)の内部
構成を示す、前方斜右上から見た斜視図である。図3と
共通あるいは同一の部分は同一符号で示す。
【0017】図1および図2において、1は前面が開口
するケースであり、このケース1と、このケース1の前
面開口を覆う扉2とで自動販売機の外周面を形成する機
体3を構成している。この機体3内であるケース1内に
は、商品4を貯蔵する貯蔵室5を断熱壁6で区画形成し
ており、貯蔵室5の前面開口を貯蔵室扉7で覆うととも
に、貯蔵室5の内部には、収納棚8を左右に並列して複
数設置している。この収納棚8には、投入口9および排
出口10をそれぞれ上下両端に形成した通路11を前後
に並列して複数形成している。このそれぞれの通路11
内の商品4を販売時に最下位の商品4から順に一個ずつ
排出口10をそれぞれ通し落下排出する排出機構12を
収納棚8の下端部にそれぞれ備えている。この下端部を
正面縦断面が偏平なU字形のシュータ33に嵌め込んで
おり、このシュータ33の後端を、この収納棚8の下端
部後端に固定した、軸長方向が左右に水平な回動軸34
を介して鉛直面内で回動自在に収納棚8に支持してい
る。この収納棚8およびシュータ33右側面下部前面側
は、軸長方向が左右に水平なピン35,36の左端を、
このピン35を上にしてそれぞれ固定しており、このピ
ン35を、シュータ33に右側端部前面側に形成した、
回動軸34の軸心を中心とする円弧に沿う扇形状縦長の
長孔37を通してシュータ33の右側面から右方に突き
出させている。このシュータ33の右側面から右方に突
き出したピン35とピン36とに引張りコイルばね38
の上下両端を支持しており、この引張りコイルばね38
でシュータ33の前端を上向きに付勢している。このシ
ュータ33の前端を上向きに付勢する付勢力を、上面が
排出口10に近接しほぼ水平になるシュータ33の回動
位置で、回動軸34より前方にある、シュータ33の重
心に作用する重力で回動軸34を軸とし前端を下向きに
シュータ33を回転しようとする力のモーメントとほぼ
釣り合うように調整している。これにより、シュータ3
3は、このシュータ33上面に商品4が載っている間
は、この商品4に作用する重力で、長孔37上縁にピン
35が当接するまで、右方から見て反時計方向に回動
し、その上面が前方に下り坂に傾斜しかつその前端が下
限位置になる下限回動端位置で停止する。また、シュー
タ33は、このシュータ33上面に商品4が載っていな
いときは、引張りコイルばね38の付勢力で、ピン35
が長孔37下縁に当接するまで、右方から見て時計方向
に回動し、その上面がほぼ水平になりかつその前端が上
限位置になる上限回動端位置で停止する。そのため、い
ずれかの排出口10を通して販売時に収納棚8内から落
下排出された商品4がシュータ33上に落下して載る
と、今まで前記上限回動端位置にあったシュータ33が
前記下限回動端位置に回動移動してシュータ33の上面
は、扉2の下部に形成した取出口13内に向かって前方
に下り坂の傾斜面を形成する。一方、この取出口13内
と貯蔵室5内とを連通する、回動軸15で上端を回動自
在に支持した蓋16で覆った連通孔17を貯蔵室扉7下
部に形成している。この貯蔵室扉7下部に形成した連通
孔17を通して、販売時に収納棚8内から排出口10を
通し排出機構12で落下排出された商品4を取出口13
内に搬出する商品搬出装置39をシュータ33,回動軸
34,ピン35,ピン36および引張りコイルばね38
で構成している。
【0018】なお、このシュータ33の下の貯蔵室5内
奥底部には、冷凍機19の構成要素である蒸発器20,
ヒータ21,送風機22を奥行側から前方に順に配列設
置している。また、貯蔵室5の下のケース1内底部に
は、冷凍機19の構成要素である圧縮機23、凝縮器2
4、送風機25などを配設しており、その他の構成は前
記した従来例と同一である。
【0019】前述の構成において、この発明の自動販売
機の商品搬出装置を備えた自動販売機の販売動作ならび
に、商品搬出装置39各部の販売時の動作および機能に
つき以下説明する。この発明の自動販売機の商品搬出装
置の一つの実施例である商品搬出装置39をシュータ3
3,回動軸34,ピン35,ピン36および引張りコイ
ルばね38で構成している。そして、商品搬出装置39
を備えた自動販売機の販売動作は、投入口29,30か
ら硬貨および若しくは紙幣を投入後、選択釦28で商品
4が選択されると、販売指令信号により、この商品4を
収容する通路11内の最下位の商品4を排出機構12が
排出口10を通して落下排出する。この排出口10を通
し落下排出された商品4は、前記上限回動端位置にある
シュータ33の、排出口10に近接するほぼ水平な上面
に落下し、引張りコイルばね38の付勢力に抗してシュ
ータ33を前記下限回動端位置に回動移動しながら載
る。そして、この下限回動端位置で取出口13内に向か
って前方に下り坂の傾斜面を形成するシュータ33上面
を自重で転動若しくは摺動降下して通過し、蓋16を押
し開いて連通孔17を通り抜け、取出口13内に搬出さ
れる。この取出口13内に搬出された商品4は、取出口
13の前面開口を通してお客さんにより取り出されると
ともに、商品4が上面を通過すると同時に、シュータ3
3は引張りコイルばね38の付勢力で前記上限回動端位
置に復帰する。
【0020】したがって、販売時に排出口10を通し落
下排出された商品4は、前記上限回動端位置にあるシュ
ータ33の、排出口10に近接したほぼ水平な上面に、
シュータ33を前記下限回動端位置に回動移動しながら
載る。これにより、排出口10を通し落下排出され商品
4がシュータ33上面に達したときの、商品4の落下す
る運動のエネルギは、従来より小さくなるとともに、引
張りコイルばね38で吸収される。それで、販売時に排
出口10を通し落下排出されシュータ33上面に落下し
た商品4が受ける衝撃は、いずれの排出口10から落下
排出された商品4であっても、従来より大幅に軽減され
る。そのため、シュータ33上面に落下したときの衝撃
で、排出口10を通して落下排出された商品4が変形し
たり缶,瓶などで包装された商品である飲料が泡立った
りするのを防ぐことができる。
【0021】
【発明の効果】この発明によれば、外周面を形成する機
体内に備えた、内部に収納された商品を下端下面に開口
する排出口を通して販売時一個ずつ落下排出する収納棚
内から前記排出口を通して落下排出された前記商品が、
前記機体の外側面の一面に開口し前記商品が取り出され
る取出口内へ向かって下り坂の傾斜面を形成する上面に
落下しこの上面を自重で転動若しくは摺動降下して前記
取出口内に搬出される、前記収納棚の下に配設されたシ
ュータが、前記取出口側端を上向きに付勢してこの取出
口と反対側の端を鉛直面内で回動自在に前記機体内に支
持されたシュータであるものとしたので、収納棚の排出
口を通して販売時に落下排出された商品がシュータ上に
落下した際に受ける衝撃を緩和できる。
【0022】また、上記に加え、収納棚が、内部にそれ
ぞれ収容した各種商品を下方へ搬送する、排出口がそれ
ぞれ下端に形成され上下に延在する複数の通路が取出口
の開口面に対し垂直および若しくは平行な方向に並列し
て内側に形成された収納棚であるものとしたので、それ
ぞれの通路内に各種商品をそれぞれ収容して一つの収納
棚に多種類の商品を収納できとともに、それぞれの排出
口から落下排出される商品をシュータを介して取出口内
に搬出できる。
【0023】さらに、上記に加え、シュータが、一つの
収納棚若しくは、取出口の開口面に対し垂直および若し
くは平行な方向に並列して機体内に設置された複数の収
納棚に、前記シュータの、取出口と反対側の端が鉛直面
内で回動自在に支持されたシュータであるものとしたの
で、一つ若しくは複数の収納棚それぞれの排出口を通し
て販売時にそれぞれ落下される商品を一つのシュータを
介して取出口内に搬出できる。
【0024】またさらに、上記に加え、機体が、前面が
開口するケースと、このケースの前面開口を開閉自在に
覆う扉とで構成されるものとしたので、ケース内に設置
した収納棚の排出口を通して販売時に落下排出される商
品を、前面に開口し扉に形成した取出口内に、ケース内
の収納棚の下に配設したシュータを介して搬出できると
ともに、扉を開放して収納棚内に商品を補給できる。
【0025】その結果、機体内から販売時に取出口内に
搬出される商品が、シュータ上面に落下した際の衝撃
で、変形してしたり、缶,瓶などで包装された商品であ
る飲料が泡立ったりして商品価値が下るのを防止でき、
外観,味,香りのすぐれた商品を販売できるという効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一つの実施例の自動販売機の商品搬
出装置の構成を示し、(A)が右側縦断面図、(B)が
(A)の収納棚の、前方斜右上から見た斜視図
【図2】この発明の対象となる自動販売機の構成を示
し、(A)が外観を示す、前方斜右上から見た斜視図、
(B)がケースの前面開口を覆う扉を開放した状態の
(A)の内部構成を示す、前方斜右上から見た斜視図
【図3】従来の自動販売機の商品搬出装置の構成を示
し、(A)が右側縦断面図、(B)が(A)の収納棚
の、前方斜右上から見た拡大斜視図
【符号の説明】
1 ケース 2 扉 3 機体 4 商品 5 貯蔵室 6 断熱壁 7 貯蔵室扉 8 収納棚 9 投入口 10 排出口 11 通路 12 排出機構 13 取出口 14 シュータ 15 回動軸 16 蓋 17 連通孔 18 商品搬出装置 19 冷凍機 20 蒸発器 21 ヒータ 22 送風機 23 圧縮機 24 凝縮器 25 送風機 26 商品見本 27 展示室 28 選択釦 29 投入口 30 投入口 31 返却レバー 32 返却口 33 シュータ 34 回動軸 35 ピン 36 ピン 37 長孔 38 引張りコイルばね 39 商品搬出装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周面を形成する機体内に、内部に収納さ
    れた商品を下端下面に開口する排出口を通して販売時一
    個ずつ落下排出する収納棚を備え、この収納棚内から前
    記排出口を通して落下排出された前記商品を、前記機体
    の外側面の一面に開口し商品が取り出される取出口内へ
    向かって下り坂の傾斜面を上面が形成する、前記収納棚
    の下に配設されたシュータの前記上面に落下させこの上
    面を自重で転動若しくは摺動降下させて前記取出口内に
    搬出する自動販売機の商品搬出装置において、前記シュ
    ータが、前記取出口側端を上向きに付勢してこの取出口
    と反対側の端を鉛直面内で回動自在に前記機体内に支持
    されたシュータであることを特徴とする自動販売機の商
    品搬出装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の自動販売機の商品搬出装置
    において、収納棚が、内部にそれぞれ収容した各種商品
    を下方へ搬送する、排出口がそれぞれ下端に形成され上
    下に延在する複数の通路が取出口の開口面に対し垂直お
    よび若しくは平行な方向に並列して内側に形成された収
    納棚である自動販売機の商品搬出装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2記載の自動販売機
    の商品搬出装置において、シュータが、一つの収納棚若
    しくは、取出口の開口面に対し垂直および若しくは平行
    な方向に並列して機体内に設置された複数の収納棚に、
    前記シュータの、取出口と反対側の端が鉛直面内で回動
    自在に支持されたシュータである自動販売機の商品搬出
    装置。
  4. 【請求項4】請求項1ないし請求項3のいずれかに記載
    の自動販売機の商品搬出装置において、機体が、前面が
    開口するケースと、このケースの前面開口を開閉自在に
    覆う扉とで構成された自動販売機の商品搬出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109727373A (zh) * 2017-10-31 2019-05-07 昆山瑞琪信息科技有限公司 一种无人售货机售货滑道及售货机

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