JPH06266945A - 自動販売機の商品収納棚 - Google Patents
自動販売機の商品収納棚Info
- Publication number
- JPH06266945A JPH06266945A JP5113593A JP5113593A JPH06266945A JP H06266945 A JPH06266945 A JP H06266945A JP 5113593 A JP5113593 A JP 5113593A JP 5113593 A JP5113593 A JP 5113593A JP H06266945 A JPH06266945 A JP H06266945A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- product
- storage
- opening
- product storage
- storage shelf
- Prior art date
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- Pending
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- Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
- Vending Machines For Individual Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】各種商品がそれぞれ収納される複数の収納部を
内部に形成しこの収納部それぞれの上端に開口しこの収
納部内に商品が投入される投入口の中の複数の投入口を
開口面を一外側面の側方に向けかつ互に隣接させ仕切部
材で仕切って上下に並列形成した商品収納棚を、収納部
内に収納可能な商品数量を減少させずに簡素かつ廉価に
構成し、収納部内への商品補充作業を迅速かつ容易にす
る。 【構成】商品4を排出する排出口14を下端に形成し
た、投入口41の開口面に垂直方向に蛇行しながら上下
に延在する複数の収納部36を、投入口41の開口面に
対し垂直方向に並列して内部に形成した商品収納棚37
に、投入口41の開口面側と反対側の端を回動自在に支
持した、この端からこの端と反対側の端に向かって登り
坂の傾斜面を上面が形成する平板状の仕切部材42を、
この仕切部材42の、投入口41の開口面側の端を上に
向け移動自在に商品収納棚37に支持する。
内部に形成しこの収納部それぞれの上端に開口しこの収
納部内に商品が投入される投入口の中の複数の投入口を
開口面を一外側面の側方に向けかつ互に隣接させ仕切部
材で仕切って上下に並列形成した商品収納棚を、収納部
内に収納可能な商品数量を減少させずに簡素かつ廉価に
構成し、収納部内への商品補充作業を迅速かつ容易にす
る。 【構成】商品4を排出する排出口14を下端に形成し
た、投入口41の開口面に垂直方向に蛇行しながら上下
に延在する複数の収納部36を、投入口41の開口面に
対し垂直方向に並列して内部に形成した商品収納棚37
に、投入口41の開口面側と反対側の端を回動自在に支
持した、この端からこの端と反対側の端に向かって登り
坂の傾斜面を上面が形成する平板状の仕切部材42を、
この仕切部材42の、投入口41の開口面側の端を上に
向け移動自在に商品収納棚37に支持する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、各種商品がそれぞれ
収納される複数の収納部が内部に形成されこの収納部そ
れぞれの上端に開口し商品がそれぞれ投入される投入口
の中の複数の納入口がこの投入口それぞれの開口面を一
外側面の側方に向けかつ互に隣接させ仕切部材で上下に
仕切って上下に並列形成された商品収納棚を備えた自動
販売機の商品収納棚に関する。
収納される複数の収納部が内部に形成されこの収納部そ
れぞれの上端に開口し商品がそれぞれ投入される投入口
の中の複数の納入口がこの投入口それぞれの開口面を一
外側面の側方に向けかつ互に隣接させ仕切部材で上下に
仕切って上下に並列形成された商品収納棚を備えた自動
販売機の商品収納棚に関する。
【0002】
【従来の技術】缶,瓶などに詰められた、外形形状が円
柱状の商品を販売する自動販売機では、より多種類の商
品を少しでも多く収納して販売したいという業界の要望
に応えるため、外周面を形成する機体内に、各種商品が
それぞれ収納される複数の収納部が内部に概して形成さ
れた商品収納棚が大抵複数設置されている。この商品収
納棚内部に形成された収納部の多くは、内部に収納した
商品をその自重で下方に搬送する、前後に並列形成され
た縦方向の通路,この通路の上下両端にそれぞれ開口し
商品が投入される投入口および,商品が排出される排出
口とで構成されている。また、それぞれの通路の上端に
開口する投入口の中の全て若しくは複数の投入口は、そ
の開口面を前面に向けかつ互に隣接させて平板状の仕切
部材で上下に仕切り並列形成されているとともに、それ
ぞれの通路も外形形状および、長さ,径などの外形寸法
の異なる多種類の商品が収納できるように形成されてい
る。これにより、通路毎に異なる商品をそれぞれ収納し
て、1台の自動販売機で多種類の商品を販売できるが、
この種の自動販売機の設置空間は一般的に限られてい
る。したがって、この限られた空間内に設置される機体
内の空間も限られており、この機体内の限られた空間内
に、より多種類の商品を少しでも多く収納できる商品収
納棚を設置する必要がある。それには、この商品収納棚
の収納部の各部の寸法を、収納部内に収納する商品の最
大外形寸法に合わせできるだけ小さく設定する必要があ
ると同時に、収納部内に商品を補充する際、投入口から
の商品の投入が容易であることが必要であるが、この種
の従来の自動販売機の商品収納棚を図2ないし図4に示
す。図2はこの発明の対象となる自動販売機の外観を示
す、前方斜右上から見た斜視図、図3は図2の内部構成
を示し、(A)がケースの前面開口を覆う扉および、ケ
ース内に区画形成された貯蔵室の前面開口を覆う貯蔵室
扉を開放した状態の、前方斜右上から見た斜視図、
(B)が部分縦断面右側面図で、(B)は図の左側が前
面側であり、図4は従来の自動販売機の商品収納棚の構
成を示し、(A)が前方斜右上から見た要部斜視図、
(B)が(A)の右側縦断面図で、(B)は図の左側が
前面側である。
柱状の商品を販売する自動販売機では、より多種類の商
品を少しでも多く収納して販売したいという業界の要望
に応えるため、外周面を形成する機体内に、各種商品が
それぞれ収納される複数の収納部が内部に概して形成さ
れた商品収納棚が大抵複数設置されている。この商品収
納棚内部に形成された収納部の多くは、内部に収納した
商品をその自重で下方に搬送する、前後に並列形成され
た縦方向の通路,この通路の上下両端にそれぞれ開口し
商品が投入される投入口および,商品が排出される排出
口とで構成されている。また、それぞれの通路の上端に
開口する投入口の中の全て若しくは複数の投入口は、そ
の開口面を前面に向けかつ互に隣接させて平板状の仕切
部材で上下に仕切り並列形成されているとともに、それ
ぞれの通路も外形形状および、長さ,径などの外形寸法
の異なる多種類の商品が収納できるように形成されてい
る。これにより、通路毎に異なる商品をそれぞれ収納し
て、1台の自動販売機で多種類の商品を販売できるが、
この種の自動販売機の設置空間は一般的に限られてい
る。したがって、この限られた空間内に設置される機体
内の空間も限られており、この機体内の限られた空間内
に、より多種類の商品を少しでも多く収納できる商品収
納棚を設置する必要がある。それには、この商品収納棚
の収納部の各部の寸法を、収納部内に収納する商品の最
大外形寸法に合わせできるだけ小さく設定する必要があ
ると同時に、収納部内に商品を補充する際、投入口から
の商品の投入が容易であることが必要であるが、この種
の従来の自動販売機の商品収納棚を図2ないし図4に示
す。図2はこの発明の対象となる自動販売機の外観を示
す、前方斜右上から見た斜視図、図3は図2の内部構成
を示し、(A)がケースの前面開口を覆う扉および、ケ
ース内に区画形成された貯蔵室の前面開口を覆う貯蔵室
扉を開放した状態の、前方斜右上から見た斜視図、
(B)が部分縦断面右側面図で、(B)は図の左側が前
面側であり、図4は従来の自動販売機の商品収納棚の構
成を示し、(A)が前方斜右上から見た要部斜視図、
(B)が(A)の右側縦断面図で、(B)は図の左側が
前面側である。
【0003】図2ないし図4において、1は前面が開口
するケースであり、このケース1と、このケース1の前
面開口を開閉自在に覆う、このケース1に左端を回動自
在に支持された扉2とで自動販売機の外周面を形成する
機体3が構成されている。この機体3を構成するケース
1内には、缶、瓶などに詰められた、外形形状が円柱状
の商品4を貯蔵し前面が開口する貯蔵室5が断熱壁で区
画形成されている。この貯蔵室5内には、商品4を横向
きにし上下に配列して収納される収納部6が前後に並列
して複数形成された商品収納棚7が複数左右に並列設置
されている。この商品収納棚7内には、この商品収納棚
7の左右両側面をそれぞれ形成する平板状の左右一対の
棚側板8と、この左右一対の棚側板8を間隔を置いて連
結する、軸長方向が水平で棒状の連結体9を介し棚側板
8に上下両端が固定された、側縦断面が円弧状のセグメ
ント10とで区画形成され前後に蛇行しながら上下に延
在する通路11が前後に並列して複数形成されている。
この複数の通路11それぞれの上端に連ねて前面に開口
しこの通路11内に商品4がそれぞれ投入される投入口
12の全てが、その開口面を前面に向けかつ互に隣接さ
せ平板状の仕切部材13で上下に仕切って商品収納棚7
の上端部前面側に、後側の通路11の投入口12を上に
し上下に並列形成されている。この投入口12それぞれ
の開口面の上下の幅は、この投入口12から横向きにし
て投入される商品4の上下の最大寸法より十分に広くな
っており、仕切部材13は、その上面が後方に向かって
下り坂の傾斜面を形成するとともに、連結体9を介し棚
側板8に前後両端を固定されている。また通路11それ
ぞれの下端には、下端下面に開口する排出口14が形成
されており、この排出口14,通路11および投入口1
2で収納部6がそれぞれ構成されている。この収納部6
の通路11内に投入口12から投入して収納された商品
4は、その自重で下方に搬送され、それぞれの通路11
の下端部に配設された排出機構15で販売時に通路11
内の最下位の商品4から順に一個ずつそれぞれの排出口
14通して落下排出される。
するケースであり、このケース1と、このケース1の前
面開口を開閉自在に覆う、このケース1に左端を回動自
在に支持された扉2とで自動販売機の外周面を形成する
機体3が構成されている。この機体3を構成するケース
1内には、缶、瓶などに詰められた、外形形状が円柱状
の商品4を貯蔵し前面が開口する貯蔵室5が断熱壁で区
画形成されている。この貯蔵室5内には、商品4を横向
きにし上下に配列して収納される収納部6が前後に並列
して複数形成された商品収納棚7が複数左右に並列設置
されている。この商品収納棚7内には、この商品収納棚
7の左右両側面をそれぞれ形成する平板状の左右一対の
棚側板8と、この左右一対の棚側板8を間隔を置いて連
結する、軸長方向が水平で棒状の連結体9を介し棚側板
8に上下両端が固定された、側縦断面が円弧状のセグメ
ント10とで区画形成され前後に蛇行しながら上下に延
在する通路11が前後に並列して複数形成されている。
この複数の通路11それぞれの上端に連ねて前面に開口
しこの通路11内に商品4がそれぞれ投入される投入口
12の全てが、その開口面を前面に向けかつ互に隣接さ
せ平板状の仕切部材13で上下に仕切って商品収納棚7
の上端部前面側に、後側の通路11の投入口12を上に
し上下に並列形成されている。この投入口12それぞれ
の開口面の上下の幅は、この投入口12から横向きにし
て投入される商品4の上下の最大寸法より十分に広くな
っており、仕切部材13は、その上面が後方に向かって
下り坂の傾斜面を形成するとともに、連結体9を介し棚
側板8に前後両端を固定されている。また通路11それ
ぞれの下端には、下端下面に開口する排出口14が形成
されており、この排出口14,通路11および投入口1
2で収納部6がそれぞれ構成されている。この収納部6
の通路11内に投入口12から投入して収納された商品
4は、その自重で下方に搬送され、それぞれの通路11
の下端部に配設された排出機構15で販売時に通路11
内の最下位の商品4から順に一個ずつそれぞれの排出口
14通して落下排出される。
【0004】一方、扉2の下部には、この扉2の前後両
面に開口し商品4が取り出される取出口16が形成され
ており、この取出口16内に向かって前方に下り坂の傾
斜面を下端部上面が形成する、側縦断面がJの字形のシ
ュータ17が商品収納棚7の下の貯蔵室5内に固定され
ている。この貯蔵室5の前面開口は、この貯蔵室5に左
端を回動自在に支持された貯蔵室扉18で覆われてお
り、この貯蔵室扉18の下部には、取出口16内と貯蔵
室5内とを連通しかつ軸長方向が左右に水平な回動軸1
9で上端を回動自在に支持された蓋20で覆われる連通
孔21が形成されている。
面に開口し商品4が取り出される取出口16が形成され
ており、この取出口16内に向かって前方に下り坂の傾
斜面を下端部上面が形成する、側縦断面がJの字形のシ
ュータ17が商品収納棚7の下の貯蔵室5内に固定され
ている。この貯蔵室5の前面開口は、この貯蔵室5に左
端を回動自在に支持された貯蔵室扉18で覆われてお
り、この貯蔵室扉18の下部には、取出口16内と貯蔵
室5内とを連通しかつ軸長方向が左右に水平な回動軸1
9で上端を回動自在に支持された蓋20で覆われる連通
孔21が形成されている。
【0005】なお、シュータ17の下の貯蔵室5内奥底
部には、この貯蔵室5内を冷却する冷凍機22の構成要
素である蒸発器23,貯蔵室5内を加熱する電気式のヒ
ータ24,このヒータ24および蒸発器23に貯蔵室5
内の空気を送風する送風機25が奥行側から前方に順に
配列設置されている。また、貯蔵室5の下のケース1内
底部には、冷凍機22の構成要素である圧縮機26、凝
縮器27、送風機28などが配設されいる。さらに、扉
2の上部には、商品4の、図示しない広告,上下2列に
して左右に並列された商品見本29などを内部に陳列展
示する展示室30が区画形成されている。この展示室3
0内の商品見本29と対にし展示室30前面から前端を
前方に突き出して商品4を選択する選択釦31が展示室
30に上下2列にして左右に並設されている。この展示
室30の下の、扉2の前面部には、前面に開口し紙幣が
投入される投入口32,前面に開口し硬貨が投入される
投入口33,この投入口33から投入した硬貨を返却操
作する返却レバー34,この返却レバー34が操作され
たとき返却する硬貨,払い戻す釣銭などを返却し前面に
開口する返却口35などが上側から下方に順に配設され
ている。
部には、この貯蔵室5内を冷却する冷凍機22の構成要
素である蒸発器23,貯蔵室5内を加熱する電気式のヒ
ータ24,このヒータ24および蒸発器23に貯蔵室5
内の空気を送風する送風機25が奥行側から前方に順に
配列設置されている。また、貯蔵室5の下のケース1内
底部には、冷凍機22の構成要素である圧縮機26、凝
縮器27、送風機28などが配設されいる。さらに、扉
2の上部には、商品4の、図示しない広告,上下2列に
して左右に並列された商品見本29などを内部に陳列展
示する展示室30が区画形成されている。この展示室3
0内の商品見本29と対にし展示室30前面から前端を
前方に突き出して商品4を選択する選択釦31が展示室
30に上下2列にして左右に並設されている。この展示
室30の下の、扉2の前面部には、前面に開口し紙幣が
投入される投入口32,前面に開口し硬貨が投入される
投入口33,この投入口33から投入した硬貨を返却操
作する返却レバー34,この返却レバー34が操作され
たとき返却する硬貨,払い戻す釣銭などを返却し前面に
開口する返却口35などが上側から下方に順に配設され
ている。
【0006】このように構成された商品収納棚7を備え
た自動販売機の販売動作は、投入口32,33から硬貨
および若しくは紙幣を投入後、選択釦31で商品4が選
択されると、販売指令信号により、選択された商品4を
収容する通路11内の最下位の商品4を排出機構15が
排出口14を通して落下排出する。この排出口14を通
し落下排出された商品4は、取出口16内へ向かって下
り坂の傾斜面を形成するシュータ17下端部上面に落下
し、この上面を自重で転動若しくは摺動降下してシュー
タ17上面を通過し、蓋20を押し開いて連通孔21を
通り抜け、取出口16内に搬出される。この取出口16
内に搬出された商品4は、取出口16の前面開口を通し
てお客さんにより取り出される。
た自動販売機の販売動作は、投入口32,33から硬貨
および若しくは紙幣を投入後、選択釦31で商品4が選
択されると、販売指令信号により、選択された商品4を
収容する通路11内の最下位の商品4を排出機構15が
排出口14を通して落下排出する。この排出口14を通
し落下排出された商品4は、取出口16内へ向かって下
り坂の傾斜面を形成するシュータ17下端部上面に落下
し、この上面を自重で転動若しくは摺動降下してシュー
タ17上面を通過し、蓋20を押し開いて連通孔21を
通り抜け、取出口16内に搬出される。この取出口16
内に搬出された商品4は、取出口16の前面開口を通し
てお客さんにより取り出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の自動販売機の商品収納棚は、前後に並列して複数
収納部6が商品収納棚7内に形成されており、収納部6
は通路11,投入口12および排出口14でそれぞれ構
成されている。また、収納部6の通路11それぞれの上
端に開口する投入口12の全てが、開口面を前面に向け
かつ互に隣接させ仕切部材13で上下に仕切って商品収
納棚7の上端部前面側に上下に並列形成されている。そ
して、投入口12それぞれの開口面の上下の幅は、この
投入口12から横向きにして投入される商品4の上下の
最大寸法より十分に広くなっており、仕切部材13は前
後両端を棚側板8に固定されている。それで、商品収納
棚7内の商品4が切れた際に、扉2および貯蔵室扉18
を開き通路11内に投入口12から投入して行われる、
収納部6内への商品4の補充作業は、投入口12それぞ
れの開口面の上下の幅が十分広いので、仕切部材13が
棚側板8に固定されていて、しかも投入する商品4が多
数であっても、迅速かつ容易である。そして、投入口1
2から投入された商品4は、仕切部材13上面を転動若
しくは摺動しながら通路11内に収容される。しかし、
機体3内の限られた空間内に設置される商品収納棚7の
内部空間が一定であるれば、投入口12それぞれの開口
面の上下の幅を十分広くした分だけ、通路11それぞれ
が占める空間は狭くなり、この通路11内に収容可能な
商品4の数量が少なくなるという問題がある。この問題
に対する対策として、仕切部材13の前端を棚側板8に
固定している連結体9を着脱自在にし、かつこの連結体
9を外したとき、仕切部材13の後端を棚側板8に固定
している連結体9を軸とし仕切部材13を回動可能に構
成する。すると、投入口12から商品4を投入する際、
この投入口12と、この投入口12に隣接する上側の投
入口12との間を仕切る仕切部材13を、この仕切部材
13の前端を棚側板8に固定する連結体9を外し仕切部
材13の後端を棚側板8に固定する連結体9を軸とし回
動することにより、投入口12それぞれの開口面の上下
の幅を、この投入口12から商品4を投入するときだけ
十分広げることができる。しかし、このように構成した
場合は、商品収納棚7は構造が複雑になるとともに、高
価になるという問題がある。
従来の自動販売機の商品収納棚は、前後に並列して複数
収納部6が商品収納棚7内に形成されており、収納部6
は通路11,投入口12および排出口14でそれぞれ構
成されている。また、収納部6の通路11それぞれの上
端に開口する投入口12の全てが、開口面を前面に向け
かつ互に隣接させ仕切部材13で上下に仕切って商品収
納棚7の上端部前面側に上下に並列形成されている。そ
して、投入口12それぞれの開口面の上下の幅は、この
投入口12から横向きにして投入される商品4の上下の
最大寸法より十分に広くなっており、仕切部材13は前
後両端を棚側板8に固定されている。それで、商品収納
棚7内の商品4が切れた際に、扉2および貯蔵室扉18
を開き通路11内に投入口12から投入して行われる、
収納部6内への商品4の補充作業は、投入口12それぞ
れの開口面の上下の幅が十分広いので、仕切部材13が
棚側板8に固定されていて、しかも投入する商品4が多
数であっても、迅速かつ容易である。そして、投入口1
2から投入された商品4は、仕切部材13上面を転動若
しくは摺動しながら通路11内に収容される。しかし、
機体3内の限られた空間内に設置される商品収納棚7の
内部空間が一定であるれば、投入口12それぞれの開口
面の上下の幅を十分広くした分だけ、通路11それぞれ
が占める空間は狭くなり、この通路11内に収容可能な
商品4の数量が少なくなるという問題がある。この問題
に対する対策として、仕切部材13の前端を棚側板8に
固定している連結体9を着脱自在にし、かつこの連結体
9を外したとき、仕切部材13の後端を棚側板8に固定
している連結体9を軸とし仕切部材13を回動可能に構
成する。すると、投入口12から商品4を投入する際、
この投入口12と、この投入口12に隣接する上側の投
入口12との間を仕切る仕切部材13を、この仕切部材
13の前端を棚側板8に固定する連結体9を外し仕切部
材13の後端を棚側板8に固定する連結体9を軸とし回
動することにより、投入口12それぞれの開口面の上下
の幅を、この投入口12から商品4を投入するときだけ
十分広げることができる。しかし、このように構成した
場合は、商品収納棚7は構造が複雑になるとともに、高
価になるという問題がある。
【0008】この発明は、収納部内へ投入口から投入し
て商品を補充する補充作業を迅速かつ容易で、しかも収
納部内に収納可能な商品の数量が減少しない、構造が簡
単で廉価な自動販売機の商品収納棚を提供することを目
的とする。
て商品を補充する補充作業を迅速かつ容易で、しかも収
納部内に収納可能な商品の数量が減少しない、構造が簡
単で廉価な自動販売機の商品収納棚を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明によれば、各種商品がそれぞれ収納される
複数の収納部が内部に形成された商品収納棚を備え、前
記複数の収納部それぞれの上端に開口しこの収納部内に
前記商品が投入される投入口の中の複数の投入口がこの
投入口それぞれの開口面を前記商品収納棚の一外側面の
側方に向けかつ互に隣接させ仕切部材で上下に仕切って
前記商品収納棚に上下に並列形成された自動販売機の商
品商品収納棚において、前記仕切部材をこの仕切部材
の、前記開口面側の端を上に向け移動自在に前記商品収
納棚に支持するものとする。
に、この発明によれば、各種商品がそれぞれ収納される
複数の収納部が内部に形成された商品収納棚を備え、前
記複数の収納部それぞれの上端に開口しこの収納部内に
前記商品が投入される投入口の中の複数の投入口がこの
投入口それぞれの開口面を前記商品収納棚の一外側面の
側方に向けかつ互に隣接させ仕切部材で上下に仕切って
前記商品収納棚に上下に並列形成された自動販売機の商
品商品収納棚において、前記仕切部材をこの仕切部材
の、前記開口面側の端を上に向け移動自在に前記商品収
納棚に支持するものとする。
【0010】また、上記に加え、仕切部材が、この仕切
部材の、投入口の開口面側と反対側の端を商品収納棚に
回動自在に支持されかつ前記端からこの端と反対側の端
に向かって登り坂の傾斜面を上面が形成する平板状の仕
切部材であるものとする。さらに、上記に加え、商品収
納棚が、複数の収納部が投入口の開口面に対し垂直な方
向に並列して内部に形成された商品収納棚であるものと
する。
部材の、投入口の開口面側と反対側の端を商品収納棚に
回動自在に支持されかつ前記端からこの端と反対側の端
に向かって登り坂の傾斜面を上面が形成する平板状の仕
切部材であるものとする。さらに、上記に加え、商品収
納棚が、複数の収納部が投入口の開口面に対し垂直な方
向に並列して内部に形成された商品収納棚であるものと
する。
【0011】またさらに、上記に加え、収納部が、この
収納部内の商品を排出する排出口が下端に形成され投入
口の開口面に垂直な方向に蛇行しながら上下に延在する
収納部であるものとする。
収納部内の商品を排出する排出口が下端に形成され投入
口の開口面に垂直な方向に蛇行しながら上下に延在する
収納部であるものとする。
【0012】
【作用】この発明は、各種商品がそれぞれ収納される複
数の収納部が内部に形成された商品収納棚の前記複数の
収納部それぞれの上端に開口しこの収納部内に前記商品
が投入される投入口の中の、この投入口それぞれの開口
面を前記商品収納棚の一外側面の側方に向けかつ互に隣
接させて前記商品収納棚に上下に並列形成された複数の
投入口を上下に仕切る仕切部材をこの仕切部材の、前記
開口面側の端を上に向け移動自在に前記商品収納棚に支
持するものとしたので、投入口それぞれの開口面の上下
の幅がこの投入口から横向きにして投入される商品の上
下の最大寸法より十分に広くなくても、投入口から商品
を投入するときに、この投入口と、この投入口に隣接す
る上側の投入口との間を仕切る仕切部材の、投入口の開
口面側の端を上に向け移動することにより、投入口それ
ぞれの開口面の上下の幅を広げることができる。
数の収納部が内部に形成された商品収納棚の前記複数の
収納部それぞれの上端に開口しこの収納部内に前記商品
が投入される投入口の中の、この投入口それぞれの開口
面を前記商品収納棚の一外側面の側方に向けかつ互に隣
接させて前記商品収納棚に上下に並列形成された複数の
投入口を上下に仕切る仕切部材をこの仕切部材の、前記
開口面側の端を上に向け移動自在に前記商品収納棚に支
持するものとしたので、投入口それぞれの開口面の上下
の幅がこの投入口から横向きにして投入される商品の上
下の最大寸法より十分に広くなくても、投入口から商品
を投入するときに、この投入口と、この投入口に隣接す
る上側の投入口との間を仕切る仕切部材の、投入口の開
口面側の端を上に向け移動することにより、投入口それ
ぞれの開口面の上下の幅を広げることができる。
【0013】また、上記に加え、仕切部材が、この仕切
部材の、投入口の開口面側と反対側の端を商品収納棚に
回動自在に支持されかつ前記端からこの端と反対側の端
に向かって登り坂の傾斜面を上面が形成する平板状の仕
切部材であるものとしたので、投入口それぞれの開口面
の上下の幅がこの投入口から横向きにして投入される商
品の上下の最大寸法より十分に広くなくても、投入口か
ら商品を投入するときに、この投入口と、この投入口に
隣接する上側の投入口との間を仕切る仕切部材の、投入
口の開口面側の端を上に向けて仕切部材を回動すること
により、投入口それぞれの開口面の上下の幅を広げるこ
とができ、仕切部材上面を転動若しくは摺動降下させて
それぞれの投入口から投入した商品をそれぞれの収納部
内に収納できる。
部材の、投入口の開口面側と反対側の端を商品収納棚に
回動自在に支持されかつ前記端からこの端と反対側の端
に向かって登り坂の傾斜面を上面が形成する平板状の仕
切部材であるものとしたので、投入口それぞれの開口面
の上下の幅がこの投入口から横向きにして投入される商
品の上下の最大寸法より十分に広くなくても、投入口か
ら商品を投入するときに、この投入口と、この投入口に
隣接する上側の投入口との間を仕切る仕切部材の、投入
口の開口面側の端を上に向けて仕切部材を回動すること
により、投入口それぞれの開口面の上下の幅を広げるこ
とができ、仕切部材上面を転動若しくは摺動降下させて
それぞれの投入口から投入した商品をそれぞれの収納部
内に収納できる。
【0014】さらに、上記に加え、商品収納棚が、複数
の収納部が投入口の開口面に対し垂直な方向に並列して
内部に形成された商品収納棚であるものとしたので、そ
れぞれの収納部の上端に開口する投入口を、商品収納棚
の一外側面から遠い収納部の投入口を上にし上から下に
順に、この投入口の開口面を前記一外側面の側方に向け
て上下に並列形成でき、これにより、それぞれの投入口
から投入した商品をそれぞれの収納部内に収納できる。
の収納部が投入口の開口面に対し垂直な方向に並列して
内部に形成された商品収納棚であるものとしたので、そ
れぞれの収納部の上端に開口する投入口を、商品収納棚
の一外側面から遠い収納部の投入口を上にし上から下に
順に、この投入口の開口面を前記一外側面の側方に向け
て上下に並列形成でき、これにより、それぞれの投入口
から投入した商品をそれぞれの収納部内に収納できる。
【0015】またさらに、上記に加え、収納部が、この
収納部内の商品を排出する排出口が下端に形成され投入
口の開口面に垂直な方向に蛇行しながら上下に延在する
収納部であるものとしたので、縦一列に配列して商品を
内部に収納する、高さが同じ収納部であれば、上下に真
っ直ぐな収納部より多くの商品を収納部内に収納できと
ともに、販売時に、収納部内の商品をこの収納部内の最
下位の商品から順に排出口を通して排出できる。
収納部内の商品を排出する排出口が下端に形成され投入
口の開口面に垂直な方向に蛇行しながら上下に延在する
収納部であるものとしたので、縦一列に配列して商品を
内部に収納する、高さが同じ収納部であれば、上下に真
っ直ぐな収納部より多くの商品を収納部内に収納できと
ともに、販売時に、収納部内の商品をこの収納部内の最
下位の商品から順に排出口を通して排出できる。
【0016】
【実施例】以下、この発明の実施例を図1ないし図3に
基づいて説明する。図1はこの発明の自動販売機の商品
収納棚の構成を示し、(A)が前方斜右上から見た要部
斜視図、(B)が(A)の右側縦断面図で、(B)は図
の左側が前面側であり、図2はこの発明の対象となる自
動販売機の外観を示す、前方斜右上から見た斜視図、図
3は図2の内部構成を示し、(A)がケースの前面開口
を覆う扉および、ケース内に区画形成された貯蔵室の前
面開口を覆う貯蔵室扉を開放した状態の、前方斜右上か
ら見た斜視図、(B)が部分縦断面右側面図で、(B)
は図の左側が前面側である。図4と共通あるいは同一の
部分は同一の符号で示す。
基づいて説明する。図1はこの発明の自動販売機の商品
収納棚の構成を示し、(A)が前方斜右上から見た要部
斜視図、(B)が(A)の右側縦断面図で、(B)は図
の左側が前面側であり、図2はこの発明の対象となる自
動販売機の外観を示す、前方斜右上から見た斜視図、図
3は図2の内部構成を示し、(A)がケースの前面開口
を覆う扉および、ケース内に区画形成された貯蔵室の前
面開口を覆う貯蔵室扉を開放した状態の、前方斜右上か
ら見た斜視図、(B)が部分縦断面右側面図で、(B)
は図の左側が前面側である。図4と共通あるいは同一の
部分は同一の符号で示す。
【0017】図1ないし図3において、1は前面が開口
するケースであり、このケース1と、このケース1の前
面開口を開閉自在に覆う扉2とで自動販売機の外周面を
形成する機体3を構成している。この機体3を構成する
ケース1内には、商品4を貯蔵し前面が開口する貯蔵室
5を断熱壁で区画形成しており、この貯蔵室5内には、
商品4を横向きにし上下に配列して収納する収納部36
を前後に並列して複数形成した商品収納棚37を複数左
右に並列設置している。この商品収納棚37内には、こ
の商品収納棚7の左右両側面をそれぞれ形成する平板状
の左右一対の棚側板38と、連結体9を介し棚側板38
に上下両端を固定した、側縦断面が円弧状のセグメント
39とで区画形成した、前後に蛇行しながら上下に延在
する通路40を前後に並列して複数形成している。この
通路40それぞれの上端に連ねてこの通路40内にそれ
ぞれ商品4が投入される投入口41の全てを、この投入
口41の開口面を前面に向けかつ互に隣接させ平板状の
仕切部材42で上下に仕切って商品収納棚37の上端部
前面側に、後側の通路40の投入口41を上にし上下に
並列形成している。このぞれぞれの投入口41を上下に
仕切る仕切部材42の後端を、左右両端をそれぞれ一対
の棚側板38に回動自在に支持した、軸長方向が左右に
水平な回動軸43を介し棚側板38に回動自在に支持し
ている。また、仕切部材42の前端を、左右一対の棚側
板38にそれぞれ形成した、回動軸43の軸心を中心と
する円弧に沿う円弧状の長孔44に左右両端をそれぞれ
挿通しこの長孔44内をこの長孔44に沿って上に向け
移動自在に棚側板38に支持した、横長棒状の移動体4
5を介して棚側板38に上に向け移動自在に支持してい
る。これにより、投入口41それぞれの開口面の上下の
幅を、この投入口41から横向きにして投入される商品
4の上下の最大寸法より僅かに広くなるようにするとと
もに、仕切部材42の上面が後方に向かって下り坂の傾
斜面を形成するように構成している。また、通路40そ
れぞれの下端には、下端下面に開口する排出口14を形
成しており、この排出口14,通路40および投入口4
1で収納部36をそれぞれ構成している。この収納部3
6の通路40内に、投入口41から投入して収納された
商品4は、その自重で下方に搬送され、それぞれの通路
40の下端部に配設した排出機構15で販売時に通路4
0内の最下位の商品4から順に一個ずつ排出口14をそ
れぞれ通して落下排出される。
するケースであり、このケース1と、このケース1の前
面開口を開閉自在に覆う扉2とで自動販売機の外周面を
形成する機体3を構成している。この機体3を構成する
ケース1内には、商品4を貯蔵し前面が開口する貯蔵室
5を断熱壁で区画形成しており、この貯蔵室5内には、
商品4を横向きにし上下に配列して収納する収納部36
を前後に並列して複数形成した商品収納棚37を複数左
右に並列設置している。この商品収納棚37内には、こ
の商品収納棚7の左右両側面をそれぞれ形成する平板状
の左右一対の棚側板38と、連結体9を介し棚側板38
に上下両端を固定した、側縦断面が円弧状のセグメント
39とで区画形成した、前後に蛇行しながら上下に延在
する通路40を前後に並列して複数形成している。この
通路40それぞれの上端に連ねてこの通路40内にそれ
ぞれ商品4が投入される投入口41の全てを、この投入
口41の開口面を前面に向けかつ互に隣接させ平板状の
仕切部材42で上下に仕切って商品収納棚37の上端部
前面側に、後側の通路40の投入口41を上にし上下に
並列形成している。このぞれぞれの投入口41を上下に
仕切る仕切部材42の後端を、左右両端をそれぞれ一対
の棚側板38に回動自在に支持した、軸長方向が左右に
水平な回動軸43を介し棚側板38に回動自在に支持し
ている。また、仕切部材42の前端を、左右一対の棚側
板38にそれぞれ形成した、回動軸43の軸心を中心と
する円弧に沿う円弧状の長孔44に左右両端をそれぞれ
挿通しこの長孔44内をこの長孔44に沿って上に向け
移動自在に棚側板38に支持した、横長棒状の移動体4
5を介して棚側板38に上に向け移動自在に支持してい
る。これにより、投入口41それぞれの開口面の上下の
幅を、この投入口41から横向きにして投入される商品
4の上下の最大寸法より僅かに広くなるようにするとと
もに、仕切部材42の上面が後方に向かって下り坂の傾
斜面を形成するように構成している。また、通路40そ
れぞれの下端には、下端下面に開口する排出口14を形
成しており、この排出口14,通路40および投入口4
1で収納部36をそれぞれ構成している。この収納部3
6の通路40内に、投入口41から投入して収納された
商品4は、その自重で下方に搬送され、それぞれの通路
40の下端部に配設した排出機構15で販売時に通路4
0内の最下位の商品4から順に一個ずつ排出口14をそ
れぞれ通して落下排出される。
【0018】一方、扉2の下部には、この扉2の前後両
面に開口し商品4が取り出される取出口16を形成して
おり、この取出口16内に向かって前方に下り坂の傾斜
面を下端部上面が形成するシュータ17を商品収納棚3
7の下の貯蔵室5内に固定している。この貯蔵室5の前
面開口を覆う貯蔵室扉18の下部には、取出口16内と
貯蔵室5内とを連通しかつ回動軸19で上端を回動自在
に支持した蓋20で覆った連通孔21を形成している。
面に開口し商品4が取り出される取出口16を形成して
おり、この取出口16内に向かって前方に下り坂の傾斜
面を下端部上面が形成するシュータ17を商品収納棚3
7の下の貯蔵室5内に固定している。この貯蔵室5の前
面開口を覆う貯蔵室扉18の下部には、取出口16内と
貯蔵室5内とを連通しかつ回動軸19で上端を回動自在
に支持した蓋20で覆った連通孔21を形成している。
【0019】なお、シュータ17の下の貯蔵室5内奥底
部には、冷凍機22の構成要素である蒸発器23,ヒー
タ24,送風機25を奥行側から前方に順に配列設置し
ており、その他の構成は前記した従来例と同一である。
前述の構成において、この発明の自動販売機の商品収納
棚の一つの実施例である商品収納棚37を備えた自動販
売機の販売動作ならびに、収納部36内へ商品4を補充
する補充作業の際の操作および、商品収納棚37各部の
機能につき以下説明する。
部には、冷凍機22の構成要素である蒸発器23,ヒー
タ24,送風機25を奥行側から前方に順に配列設置し
ており、その他の構成は前記した従来例と同一である。
前述の構成において、この発明の自動販売機の商品収納
棚の一つの実施例である商品収納棚37を備えた自動販
売機の販売動作ならびに、収納部36内へ商品4を補充
する補充作業の際の操作および、商品収納棚37各部の
機能につき以下説明する。
【0020】商品収納棚37を備えた自動販売機の販売
動作は、投入口32,33から硬貨および若しくは紙幣
を投入後、選択釦31で商品4が選択されると、販売指
令信号により、選択された商品4を収容する通路40内
の最下位の商品4を排出機構15が排出口14を通して
落下排出する。この排出口14を通し落下排出された商
品4は、取出口16内へ向かって下り坂の傾斜面を形成
するシュータ17下端部上面に落下し、この上面を自重
で転動若しくは摺動降下してシュータ17上面を通過
し、蓋20を押し開いて連通孔21を通り抜け、取出口
16内に搬出される。この取出口16内に搬出された商
品4は、取出口16の前面開口を通してお客さんにより
取り出される。
動作は、投入口32,33から硬貨および若しくは紙幣
を投入後、選択釦31で商品4が選択されると、販売指
令信号により、選択された商品4を収容する通路40内
の最下位の商品4を排出機構15が排出口14を通して
落下排出する。この排出口14を通し落下排出された商
品4は、取出口16内へ向かって下り坂の傾斜面を形成
するシュータ17下端部上面に落下し、この上面を自重
で転動若しくは摺動降下してシュータ17上面を通過
し、蓋20を押し開いて連通孔21を通り抜け、取出口
16内に搬出される。この取出口16内に搬出された商
品4は、取出口16の前面開口を通してお客さんにより
取り出される。
【0021】また、商品収納棚37内の商品4が切れた
際に、収納部36内へ商品4を補充する補充作業の際の
操作は、先ず、扉2および貯蔵室扉18を開く。次ぎ
に、商品4を補充しようとする収納部36を構成する通
路40の上端に開口する投入口41と、この投入口41
に隣接する上側の投入口41との間を仕切る仕切部材4
2の、投入口41の開口面側の端を上に向けて仕切部材
42を回動する。すると、投入口41から横向きにして
投入される商品4の上下の最大寸法より今まで僅かに広
かった、投入口41の開口面の上下の幅が十分に広が
り、この上下の幅が十分広くなった投入口41から商品
4を投入する。そして、この投入口41から投入された
商品4は、仕切部材42上面を転動若しくは摺動しなが
ら通路40内に補給され収容される。
際に、収納部36内へ商品4を補充する補充作業の際の
操作は、先ず、扉2および貯蔵室扉18を開く。次ぎ
に、商品4を補充しようとする収納部36を構成する通
路40の上端に開口する投入口41と、この投入口41
に隣接する上側の投入口41との間を仕切る仕切部材4
2の、投入口41の開口面側の端を上に向けて仕切部材
42を回動する。すると、投入口41から横向きにして
投入される商品4の上下の最大寸法より今まで僅かに広
かった、投入口41の開口面の上下の幅が十分に広が
り、この上下の幅が十分広くなった投入口41から商品
4を投入する。そして、この投入口41から投入された
商品4は、仕切部材42上面を転動若しくは摺動しなが
ら通路40内に補給され収容される。
【0022】したがって、投入口41から投入して収納
部36内に多数の商品4を補充する際でも、開口面の上
下の幅が十分に広くなって投入し易い投入口41から商
品4を投入して補充作業を迅速かつ容易に行うことがで
きる。また、投入口41それぞれの開口面の上下の幅
を、この投入口41から横向きにして投入される商品4
の上下の最大寸法より僅かに広くなるように常時はして
いるので、機体3内の限られた空間内に設置した商品収
納棚37の一定の内部空間内に投入口41それぞれが占
める空間は、前記した従来例の場合より少くなる。その
ため、投入口41それぞれが占める空間が少くなった分
だけ、通路40それぞれが占める空間は広がり、この通
路40内に収容可能な商品4の数量は、投入口41から
商品4を投入し易くしているにも拘らず減少しない。
部36内に多数の商品4を補充する際でも、開口面の上
下の幅が十分に広くなって投入し易い投入口41から商
品4を投入して補充作業を迅速かつ容易に行うことがで
きる。また、投入口41それぞれの開口面の上下の幅
を、この投入口41から横向きにして投入される商品4
の上下の最大寸法より僅かに広くなるように常時はして
いるので、機体3内の限られた空間内に設置した商品収
納棚37の一定の内部空間内に投入口41それぞれが占
める空間は、前記した従来例の場合より少くなる。その
ため、投入口41それぞれが占める空間が少くなった分
だけ、通路40それぞれが占める空間は広がり、この通
路40内に収容可能な商品4の数量は、投入口41から
商品4を投入し易くしているにも拘らず減少しない。
【0023】
【発明の効果】この発明によれば、各種商品がそれぞれ
収納される複数の収納部が内部に形成された商品収納棚
の前記複数の収納部それぞれの上端に開口しこの収納部
内に前記商品が投入される投入口の中の、この投入口そ
れぞれの開口面を前記商品収納棚の一外側面の側方に向
けかつ互に隣接させて前記商品収納棚に上下に並列形成
された複数の投入口を上下に仕切る仕切部材をこの仕切
部材の、前記開口面側の端を上に向け移動自在に前記商
品収納棚に支持するものとしたので、投入口から商品を
投入するときに、この投入口と、この投入口に隣接する
上側の投入口の間を仕切る仕切部材の、投入口の開口面
側の端を上に向け移動して投入口それぞれの開口面の上
下の幅を広げることができる。
収納される複数の収納部が内部に形成された商品収納棚
の前記複数の収納部それぞれの上端に開口しこの収納部
内に前記商品が投入される投入口の中の、この投入口そ
れぞれの開口面を前記商品収納棚の一外側面の側方に向
けかつ互に隣接させて前記商品収納棚に上下に並列形成
された複数の投入口を上下に仕切る仕切部材をこの仕切
部材の、前記開口面側の端を上に向け移動自在に前記商
品収納棚に支持するものとしたので、投入口から商品を
投入するときに、この投入口と、この投入口に隣接する
上側の投入口の間を仕切る仕切部材の、投入口の開口面
側の端を上に向け移動して投入口それぞれの開口面の上
下の幅を広げることができる。
【0024】また、上記に加え、仕切部材が、この仕切
部材の、投入口の開口面側と反対側の端を商品収納棚に
回動自在に支持されかつ前記端からこの端と反対側の端
に向かって登り坂の傾斜面を上面が形成する平板状の仕
切部材であるものとしたので、投入口から商品を投入す
るときに、この投入口と、この投入口に隣接する上側の
投入口の間を仕切る仕切部材の、投入口の開口面側の端
を上に向けて仕切部材を回動して投入口それぞれの開口
面の上下の幅を広げることができ、仕切部材上面を転動
若しくは摺動降下させてそれぞれの投入口から投入した
商品をそれぞれの収納部内に収納できる。
部材の、投入口の開口面側と反対側の端を商品収納棚に
回動自在に支持されかつ前記端からこの端と反対側の端
に向かって登り坂の傾斜面を上面が形成する平板状の仕
切部材であるものとしたので、投入口から商品を投入す
るときに、この投入口と、この投入口に隣接する上側の
投入口の間を仕切る仕切部材の、投入口の開口面側の端
を上に向けて仕切部材を回動して投入口それぞれの開口
面の上下の幅を広げることができ、仕切部材上面を転動
若しくは摺動降下させてそれぞれの投入口から投入した
商品をそれぞれの収納部内に収納できる。
【0025】さらに、上記に加え、商品収納棚が、複数
の収納部が投入口の開口面に対し垂直な方向に並列して
内部に形成された商品収納棚であるものとしたので、そ
れぞれの投入口から投入した商品をそれぞれの収納部内
に収納できる。またさらに、上記に加え、収納部が、こ
の収納部内の商品を排出する排出口が下端に形成され投
入口の開口面に垂直な方向に蛇行しながら上下に延在す
る収納部であるものとしたので、より多くの商品を収納
部内に収納できとともに、販売時に、収納部内の商品を
この収納部内の最下位の商品から順に排出口を通して排
出できる。
の収納部が投入口の開口面に対し垂直な方向に並列して
内部に形成された商品収納棚であるものとしたので、そ
れぞれの投入口から投入した商品をそれぞれの収納部内
に収納できる。またさらに、上記に加え、収納部が、こ
の収納部内の商品を排出する排出口が下端に形成され投
入口の開口面に垂直な方向に蛇行しながら上下に延在す
る収納部であるものとしたので、より多くの商品を収納
部内に収納できとともに、販売時に、収納部内の商品を
この収納部内の最下位の商品から順に排出口を通して排
出できる。
【0026】その結果、収納部内に商品を補充する補充
作業の際には、投入口から商品を投入するときに、投入
口の開口面の上下の幅を、投入口から投入される商品の
上下の最大寸法より十分広げて商品を投入し補充作業を
迅速かつ容易に行うことができるとともに、投入口から
商品が投入し易くなっているにも拘らず、収納部内に収
納可能な商品の数量が減少しない、構造が簡素で廉価な
商品収納棚を提供できるという効果が得られる。
作業の際には、投入口から商品を投入するときに、投入
口の開口面の上下の幅を、投入口から投入される商品の
上下の最大寸法より十分広げて商品を投入し補充作業を
迅速かつ容易に行うことができるとともに、投入口から
商品が投入し易くなっているにも拘らず、収納部内に収
納可能な商品の数量が減少しない、構造が簡素で廉価な
商品収納棚を提供できるという効果が得られる。
【図1】この発明の自動販売機の商品収納棚の構成を示
し、(A)が前方斜右上から見た要部斜視図、(B)が
(A)の右側縦断面図
し、(A)が前方斜右上から見た要部斜視図、(B)が
(A)の右側縦断面図
【図2】この発明の対象となる自動販売機の外観を示
す、前方斜右上から見た斜視図
す、前方斜右上から見た斜視図
【図3】図2の内部構成を示し、(A)がケースの前面
開口を覆う扉および、ケース内に区画形成された貯蔵室
の前面開口を覆う貯蔵室扉を開放した状態の、前方斜右
上から見た斜視図、(B)が部分縦断面右側面図
開口を覆う扉および、ケース内に区画形成された貯蔵室
の前面開口を覆う貯蔵室扉を開放した状態の、前方斜右
上から見た斜視図、(B)が部分縦断面右側面図
【図4】従来の自動販売機の商品収納棚の構成を示し、
(A)が前方斜右上から見た要部斜視図、(B)が
(A)の右側縦断面図
(A)が前方斜右上から見た要部斜視図、(B)が
(A)の右側縦断面図
1 ケース 2 扉 3 機体 4 商品 5 貯蔵室 6 収納部 7 商品収納棚 8 棚側板 9 連結体 10 セグメント 11 通路 12 投入口 13 仕切部材 14 排出口 15 排出機構 16 取出口 17 シュータ 18 貯蔵室扉 19 回動軸 20 蓋 21 連通孔 22 冷凍機 23 蒸発器 24 ヒータ 25 送風機 26 圧縮機 27 凝縮器 28 送風機 29 商品見本 30 展示室 31 選択釦 32 投入口 33 投入口 34 返却レバー 35 返却口 36 収納部 37 商品収納棚 38 棚側板 39 セグメント 40 通路 41 投入口 42 仕切部材 43 回動軸 44 長孔 45 移動体
Claims (4)
- 【請求項1】各種商品がそれぞれ収納される複数の収納
部が内部に形成された商品収納棚を備え、前記複数の収
納部それぞれの上端に開口しこの収納部内に前記商品が
投入される投入口の中の複数の投入口がこの投入口それ
ぞれの開口面を前記商品収納棚の一外側面の側方に向け
かつ互に隣接させ仕切部材で上下に仕切って前記商品収
納棚に上下に並列形成された自動販売機の商品商品収納
棚において、前記仕切部材をこの仕切部材の、前記開口
面側の端を上に向け移動自在に前記商品収納棚に支持し
たことを特徴とする自動販売機の商品収納棚。 - 【請求項2】請求項1記載の自動販売機の商品収納棚に
おいて、仕切部材が、この仕切部材の、投入口の開口面
側と反対側の端を商品収納棚に回動自在に支持されかつ
前記端からこの端と反対側の端に向かって登り坂の傾斜
面を上面が形成する平板状の仕切部材である自動販売機
の商品収納棚。 - 【請求項3】請求項1または請求項2記載の自動販売機
の商品収納棚において、商品収納棚が、複数の収納部が
投入口の開口面に対し垂直な方向に並列して内部に形成
された商品収納棚である自動販売機の商品搬出装置。 - 【請求項4】請求項3記載の自動販売機の商品収納棚に
おいて、収納部が、この収納部内の商品を排出する排出
口が下端に形成され投入口の開口面に垂直な方向に蛇行
しながら上下に延在する収納部である自動販売機の商品
搬出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5113593A JPH06266945A (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | 自動販売機の商品収納棚 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5113593A JPH06266945A (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | 自動販売機の商品収納棚 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06266945A true JPH06266945A (ja) | 1994-09-22 |
Family
ID=12878382
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5113593A Pending JPH06266945A (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | 自動販売機の商品収納棚 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06266945A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5540315A (en) * | 1993-11-30 | 1996-07-30 | Fuji Electric Co., Ltd. | Serpentine-type vending rack for a vending machine |
-
1993
- 1993-03-12 JP JP5113593A patent/JPH06266945A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5540315A (en) * | 1993-11-30 | 1996-07-30 | Fuji Electric Co., Ltd. | Serpentine-type vending rack for a vending machine |
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