JPH06266819A - 図形処理装置 - Google Patents

図形処理装置

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JPH06266819A
JPH06266819A JP5051149A JP5114993A JPH06266819A JP H06266819 A JPH06266819 A JP H06266819A JP 5051149 A JP5051149 A JP 5051149A JP 5114993 A JP5114993 A JP 5114993A JP H06266819 A JPH06266819 A JP H06266819A
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Takahiro Nagayama
貴啓 永山
Keisuke Kakimoto
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、指定される複数の閉領域を順次統合
して、その統合図形を表示していくよう処理する図形処
理装置に関し、この統合図形の生成処理を自動的に実現
できるようにすることを目的とする。 【構成】最小単位閉領域の持つ外郭線情報と、最小単位
閉領域の間の隣接線情報と、閉領域の統合形態とを管理
する構成を採り、かつ、管理データに従って、指定され
る統合対象図形の持つ最小単位閉領域を特定する特定手
段14と、管理データに従って、特定された最小単位閉
領域の間の隣接線情報を特定する特定手段15と、特定
された最小単位閉領域の持つ外郭線情報と特定された隣
接線情報とから、統合図形の外郭線情報を決定して表示
する決定手段16と、統合図形の外郭線情報が決定され
るときに、閉領域の統合形態の管理データを更新する更
新手段17とを備えるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、指定される複数の閉領
域を順次統合して、その統合図形を表示していくよう処
理する図形処理装置に関し、特に、この統合図形の生成
処理を自動的に実現できるようにする図形処理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】上下水道管等を市街地区にどのように配
設するかを設計する場合には、図形処理装置を用いて、
供給地区を想定しながら最適な供給形態を決定するため
のシミュレーションを実行していくことになる。
【0003】このような場合、図形処理装置は、指定さ
れる複数の閉領域を順次統合して、その統合図形を表示
していく機能を持つことが要求される。従来の図形処理
装置では、このような自動機能を持っておらず、オペレ
ータが、統合図形の外郭線をマウス等の入力手段を使っ
て入力していくことで図形の統合処理を実行していくと
いう構成を採っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来技術に従っていると、閉領域の統合処理を自動
化できないことから、統合図形を高速かつ正確に描画す
ることができないという問題点があった。
【0005】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、指定される複数の閉領域を順次統合して、そ
の統合図形を表示していく機能を自動的に実現できるよ
うにする新たな図形処理装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】図1に本発明の原理構成
を図示する。図中、1は本発明を具備する図形処理装置
であって、指定される複数の閉領域を順次統合して、そ
の統合図形の外郭線情報を求めるもの、2は図形処理装
置1の備える端末であって、図形処理装置1の求める統
合図形の外郭線情報を表示するもの、3は端末2の備え
るマウス等の入力手段であって、ユーザと対話すること
で統合対象となる閉領域を指定するものである。
【0007】図形処理装置1は、閉領域の統合処理を実
現するために、入出力制御手段10と、第1の管理手段
11と、第2の管理手段12と、第3の管理手段13
と、第1の特定手段14と、第2の特定手段15と、決
定手段16と、更新手段17とを備える。
【0008】この入出力制御手段10は、端末2との間
のインタフェース処理を実行する。第1の管理手段11
は、最小単位の閉領域の持つ外郭線情報を管理する。第
2の管理手段12は、最小単位の閉領域の間の隣接線情
報を管理する。第3の管理手段13は、閉領域の統合形
態を閉領域に割り付けられる区画割番号に従って管理す
る。
【0009】第1の特定手段14は、統合対象閉領域を
構成する最小単位の閉領域を特定する。第2の特定手段
15は、統合対象閉領域を構成する最小単位の閉領域の
間の隣接線情報を特定する。決定手段16は、統合図形
の外郭線情報を決定して端末2のディスプレイ画面に表
示する。更新手段17は、第3の管理手段13の管理デ
ータを更新する。
【0010】
【作用】本発明では、ユーザから入力手段3を介して統
合対象の閉領域が指定されると、第1の特定手段14
は、第3の管理手段13の管理データを参照すること
で、それらの統合対象閉領域を構成する最小単位閉領域
を特定し、この特定結果を受けて、第2の特定手段15
は、第2の管理手段12の管理データを参照すること
で、それらの最小単位閉領域の間の隣接線情報を特定す
る。
【0011】このようにして、統合対象閉領域を構成す
る最小単位閉領域の間の隣接線情報が特定されると、決
定手段16は、第1の管理手段11の管理データを参照
することで、第1の特定手段14の特定した最小単位閉
領域の持つ外郭線情報を特定して、この内から第2の特
定手段15の特定した隣接線情報の指す外郭線情報を取
り除いていくことで、統合図形の外郭線情報を決定して
端末2のディスプレイ画面に表示する。このとき、決定
手段16は、第1の特定手段14の特定した最小単位閉
領域の持つ外郭線情報に代えて、それまでの統合処理に
従って決定してある統合対象閉領域の持つ外郭線情報を
用いることがある。
【0012】そして、更新手段17は、決定手段16に
より統合図形の外郭線情報が決定されるときに、第3の
管理手段13の管理データを更新していくことで、第3
の管理手段13が閉領域の統合形態を管理していくよう
処理する。このとき、更新手段17は、第2の特定手段
15により全外郭線が隣接線となる最小単位閉領域が特
定されるときには、第3の管理手段13の管理データの
中からその最小単位閉領域を含む管理データを削除して
いくことで、統合図形の外郭線情報の決定処理の負荷を
低減する方法を採ることがある。
【0013】このように、本発明に従う図形処理装置1
を用いることで、指定される複数の閉領域を順次統合し
て、その統合図形を表示していく機能を自動的に実現で
きるようになるのである。
【0014】
【実施例】以下、実施例に従って本発明を詳細に説明す
る。図2に、本発明の図形処理装置1の持つプログラム
構成の一実施例を図示する。図中、図1で説明したもの
と同じものについては同一の記号で示してある。
【0015】図中、18は最小単位閉領域の座標情報の
入力処理を司る座標入力処理プログラム、19は最小単
位閉領域の間の隣接線情報の作成処理を司る隣接線情報
作成処理プログラム、20は閉領域の統合処理を司る閉
領域統合処理プログラム、21は最新の統合図形の持つ
外郭線情報を管理する第4の管理手段である。
【0016】図3に、座標入力処理プログラム18の実
行する処理フローの一実施例、図4及び図5に、隣接線
情報作成処理プログラム19の実行する処理フローの一
実施例を図示する。次に、これらの処理フローの処理に
ついて説明する。
【0017】座標入力処理プログラム18は、ユーザか
ら最小単位閉領域の座標情報の入力指示があると、図3
の処理フローに示すように、先ず最初に、ステップ1
で、ユーザからの座標値の入力待ち状態に入って、ユー
ザからの入力があると、続くステップ2で、その入力が
文字列であるのかを判断する。このステップ2で、文字
列以外の入力であると判断するときには、ステップ3に
進んで、入力されてきたものが座標値であるのか否かを
判断して、座標値であると判断するときには、ステップ
4に進み、入力されてきた座標値をスタックしてからス
テップ1に戻っていくよう処理する。
【0018】一方、ステップ2で、ユーザからの入力が
隣接線情報作成処理プログラム19の起動を指示する文
字列入力であると判断するときには、ステップ5に進ん
で、隣接線情報作成処理プログラム19に制御を渡し
て、この隣接線情報作成処理プログラム19による隣接
線情報の作成処理が終了するとステップ1に戻っていく
よう処理する。
【0019】このようにして、隣接線情報を作成しつつ
ユーザから入力されてくる座標値をスタックしていくと
きに、ステップ3で、入力されてきたものが座標値でな
いと判断するときには、ステップ6に進んで、入力され
てきたものが座標入力終了指示であるのか否かを判断し
て、座標入力終了指示でないと判断するときには、ステ
ップ7に進んで、エラーとして処理を中止する。
【0020】一方、ステップ6で、入力されてきたもの
が座標入力終了指示であると判断するときには、ステッ
プ8に進んで、スタックした座標値に対して時計回りの
チェックを行い、続くステップ9で、入力されてきた最
小単位閉領域の図形レコードを生成して第1の管理手段
11に登録してから、続くステップ10で、入力されて
きた最小単位閉領域を元に属性レコードを生成して第3
の管理手段13に登録して処理を終了する。ここで、ス
テップ8で行う時計回りのチェックは、具体的には、連
続する3点の座標値に着目し、その中間点を基準にして
両側の点との角度を求めて、その角度を評価することで
行う。そして、時計回りになっていないときには、ユー
ザに対して再入力を要求していくことになる。
【0021】この座標入力処理プログラム18により生
成される図形レコードは、最小単位閉領域の図形情報を
表示するものであって、図6(a)に示すように、最小
単位閉領域の図形識別番号と、その最小単位閉領域の座
標列とから構成されるものであり、例えば、図6(b)
に示す最小単位閉領域については、図6(c)に示すデ
ータを管理することになる。
【0022】そして、座標入力処理プログラム18によ
り生成されて第3の管理手段13に登録される属性レコ
ードは、第3の管理手段13に登録される属性レコード
の初期値となるものである。この第3の管理手段13に
登録される属性レコードは、閉領域の統合形態を表示す
るものであって、図7に示すように、統合図形の図形識
別番号と、その統合図形の統合元となった閉領域に割り
付けられる区画割番号(例えば、作成順や統合順に従い
通番で割り付けられる)の系列データとから構成される
ものであり、例えば、図8に示すように、ア、イ、ウ、
エ、オ、カ、キ、ク、ケ、コというレベル1の区画割番
号の閉領域がレベル2、レベル3、レベル4というよう
に統合されていく場合にあって、レベル3では、図9に
示す属性レコードが登録されることになる。ここで、レ
ベル3以降の統合処理では、エという最小単位閉領域は
統合図形の外郭線を構成しないことになるが、このよう
な統合図形の外郭線を構成しないことになる最小単位閉
領域を持つ属性レコードについては削除していくことが
可能である。
【0023】このようにして、座標入力処理プログラム
18は、第1の管理手段11に対して、最小単位閉領域
の持つ外郭線情報を登録していくよう処理するととも
に、第3の管理手段13に対して、閉領域の統合形態を
表示する属性レコードの初期値を登録していくよう処理
することになる。
【0024】次に、隣接線情報作成処理プログラム19
の実行する処理について説明する。隣接線情報作成処理
プログラム19は、座標入力処理プログラム18から呼
び出されると、図4の処理フローに示すように、先ず最
初に、ステップ1で、ユーザからの第1点目の座標値の
入力待ち状態に入って、ユーザからの入力があると、続
くステップ2で、入力されてきたものが座標値であるの
か否かを判断して、座標値でないと判断するときには、
ステップ3に進んで、エラーとして処理を中止する。
【0025】一方、ステップ2で、入力されてきたもの
が座標値であると判断するときには、ステップ4に進ん
で、入力されてきた座標値が隣接する閉領域の何番目の
点かを取得する。続いて、ステップ5で、入力されてき
た座標値から特定される隣接するであろう線分列を強調
表示し、続くステップ6で、ユーザからの第2点目の座
標値の入力待ち状態に入って、ユーザからの入力がある
と、続くステップ7で、入力されてきたものが座標値で
あるのか否かを判断して、座標値でないと判断するとき
には、ステップ8に進んで、エラーとして処理を中止す
る。
【0026】一方、ステップ7で、入力されてきたもの
が座標値であると判断するときには、ステップ9に進ん
で、入力されてきた第2点目の座標値が強調表示された
線分列上のものか否かを判断して、その線分上のもので
ないと判断するときにはステップ6に戻っていく。一
方、その線分上のものであると判断するときには、図5
の処理フローのステップ10に進んで、入力されてきた
第2点目の座標値が第1点目の座標値と一致するか否か
を判断して、一致すると判断するときにはステップ6に
戻り、一致しないと判断するときには、ステップ11に
進んで、その第2点目の座標値が隣接する閉領域の線分
列上に存在するか否かを判断して、存在しないと判断す
るときにはステップ6に戻っていく。
【0027】そして、ステップ11で、隣接する閉領域
の線分列上に存在する第2点目の座標値が入力されてく
ることを確認すると、ステップ12に進んで、その第2
点目の座標値が隣接する閉領域の何番目の点かを取得
し、続くステップ13で、入力中の閉領域を形成するこ
とになる隣接する線分列を生成してから、ステップ14
で、隣接線情報レコードを生成して第2の管理手段12
に登録して処理を終了する。
【0028】このようにして、隣接線情報作成処理プロ
グラム19は、ディスプレイ画面を介してユーザと対話
することで、既入力の最小単位閉領域に隣接する最小単
位閉領域の持つ隣接線分列の入力処理を実行していくと
ともに、その隣接線分列を表す隣接線情報レコードを第
2の管理手段12に登録していくことになる。
【0029】この隣接線情報作成処理プログラム19に
より生成される隣接線情報レコードは、2つの最小単位
閉領域の共有する隣接線を表示するものであって、図1
0(a)に示すように、隣接元の閉領域の持つ区画割番
号である隣接区画割番号と、この閉領域に隣接する閉領
域の持つ区画割番号である被隣接区画割番号と、時計回
りで定義される隣接線分列の隣接開始座標と、時計回り
で定義される隣接線分列の隣接終了座標とから構成され
るものであり、例えば、2つの最小単位閉領域が図10
(b)に示すような共有形態をとるときには、図10
(c)に示すデータを管理することになる。
【0030】このようにして、座標入力処理プログラム
18の実行処理に従って、第1の管理手段11に最小単
位閉領域の持つ外郭線情報が登録され、第3の管理手段
13に閉領域の統合形態を表示する属性レコードの初期
値が登録されるとともに、隣接線情報作成処理プログラ
ム19の実行処理に従って、第2の管理手段12に最小
単位閉領域の間の隣接線情報が登録されると、閉領域統
合処理プログラム20は、ユーザと対話することで、閉
領域の統合処理を実行することになる。なお、第3の管
理手段13に登録される属性レコードは、これから説明
する閉領域統合処理プログラム20の実行処理に従い、
図9に例示したように、座標入力処理プログラム18の
登録する初期値から更新されていくことになる。
【0031】閉領域統合処理プログラム20は、第1及
び第2の管理手段11,12の管理データを使って閉領
域の統合処理を実行することになる。図11及び図12
に、この閉領域統合処理プログラム20の実行する処理
フローの一実施例を図示する。次に、この処理フローに
ついて説明する。
【0032】閉領域統合処理プログラム20は、図11
の処理フローに示すように、先ず最初に、ステップ1
で、統合する閉領域を複数指示するために図形指示状態
に入って、ユーザからの入力があると、続くステップ2
で、その入力が統合対象の図形指示であるか否かを判断
する。このステップ2で、統合対象の図形指示であると
判断するときには、ステップ3に進んで、第3の管理手
段13に管理される属性レコードの内の図形指示のあっ
た図形に対応付けられる属性レコードを検索し、続くス
テップ4で、この検索した属性レコードの持つ最上位の
区画割番号、すなわち最新の統合レベルの区画割番号を
スタックしてからステップ1に戻っていくよう処理す
る。
【0033】一方、ステップ2で、ユーザからの入力が
図形指示でないと判断するときには、ステップ5に進ん
で、その入力が図形指示の終了指示であるか否かを判断
して、図形指示終了指示でないと判断するときには、ス
テップ6に進んで、エラーとして処理を終了する。一
方、図形指示終了指示であると判断するときには、ステ
ップ7に進んで、ステップ4でスタックした区画割番号
の重複をチェックし、続くステップ8で、スタックした
区画割番号を1つ取り出す。
【0034】続いて、ステップ9で、ステップ8で区画
割番号が取り出せたか否かを判断して、取り出せない場
合には、図形の統合処理を終了したことを意味するの
で、ステップ10に進んで、以下に説明する処理により
求まる統合図形の属性レコードを第3の管理手段13に
登録するとともに、以下に説明する処理により求まる統
合図形の外郭線情報を第4の管理手段21に登録し、更
に、その登録した外郭線情報を端末2のディスプレイ画
面に表示していくことで統合処理を終了する。
【0035】一方、ステップ9で、ステップ8で区画割
番号を取り出せたことを判断するときには、ステップ1
1に進んで、その取り出した区画割番号を管理する属性
レコードの持つ最下位の区画割番号、すなわち最小単位
閉領域の区画割番号を求めて、その区画割番号の指す最
小単位閉領域の持つ図形レコードを第1の管理手段11
から取り出す。例えば、図8に示した統合例で説明する
ならば、統合対象図形として、“アイウエオカ”という
区画割番号の図形と、“キクケコ”という区画割番号の
図形とが指定されるときには、ア、イ、ウ、エ、オ、
カ、キ、ク、ケ、コという区画割番号を求めるととも
に、これらの区画割番号の指す最小単位閉領域の図形レ
コードを取り出すのである。ここで、統合対象図形の外
郭線を構成しないエのような最小単位閉領域に関しては
属性レコードの管理を省略することが可能であるので、
このようなときには、それらの最小単位閉領域を除いた
区画割番号/図形レコードが求められることになる。
【0036】続いて、図12の処理フローのステップ1
2に進み、ステップ11で取り出した区画割番号を隣接
線情報レコードの「隣接区画割番号」として用いて、第
2の管理手段12の管理する隣接線情報レコードを検索
することで、この条件を充足する隣接線情報レコードで
あって、かつ統合対象図形に含まれる隣接線を示すレコ
ードを1レコード検索する。そして、続くステップ13
で、1レコード検索できたか否かを判断して、検索でき
たと判断するときには、ステップ14に進んで、検索し
た隣接線情報レコードから隣接開始座標/隣接終了座標
を得て、続くステップ15で、ステップ11で取り出し
た図形レコードの座標列に対して隣接開始座標から隣接
終了座標までを無効にしてから、ステップ12に戻って
いくよう処理する。
【0037】一方、ステップ13で、レコードを検索で
きないと判断するときには、ステップ16に進んで、今
度は、ステップ11で取り出した区画割番号を隣接線情
報レコードの「被隣接区画割番号」として用いて、第2
の管理手段12の管理する隣接線情報レコードを検索す
ることで、この条件を充足する隣接線情報レコードであ
って、かつ統合対象図形に含まれる隣接線を示すレコー
ドを1レコード検索する。そして、続くステップ17
で、1レコード検索できたか否かを判断して、検索でき
たと判断するときには、ステップ18に進んで、検索し
た隣接線情報レコードから隣接開始座標/隣接終了座標
を得て、続くステップ19で、ステップ11で取り出し
た図形レコードの座標列に対して隣接開始座標から隣接
終了座標までを無効にしてから、ステップ16に戻って
いくよう処理する。
【0038】一方、ステップ17で、レコードを検索で
きない状態に達することを判断するときには、ステップ
20に進んで、無効化されなかった座標の線分列を生成
し、続くステップ21で、その線分列に対して属性レコ
ードを生成してから、ステップ8に戻っていくよう処理
する。
【0039】このようにして、ステップ12ないしステ
ップ19の処理に従って、ステップ8で選択した統合対
象図形の持つ最小単位閉領域の間で共有される隣接線を
無効にしていって、ステップ4でスタックした全統合対
象図形に対してこの処理を繰り返し施していくことで、
統合図形の外郭線情報と属性レコードとが求められるこ
とになる。
【0040】このように、閉領域統合処理プログラム2
0は、この図11及び図12の処理フローを実行するこ
とで、統合対象図形が指定されるときに、この統合対象
図形の持つ最小単位閉領域を特定して、これらの特定し
た最小単位閉領域の持つ外郭線の内の他の最小単位閉領
域と共有される隣接線を無効化していくことで、統合図
形の外郭線を求めて表示していくよう処理するのであ
る。例えば、図13に示すように、区画割番号“1”と
いう最小単位閉領域と、区画割番号“2”という最小単
位閉領域とが統合対象図形として指定されると、この2
つの最小単位閉領域の間で共有される隣接線を無効化し
ていくことで、統合結果となる統合図形の外郭線を求め
ていくことになる。
【0041】この閉領域統合処理プログラム20の実行
処理に従って、統合図形の表示が自動的に実現できるこ
とになる。図示実施例について説明したが、本発明はこ
れに限定されるものではない。例えば、実施例では、閉
領域統合処理プログラム20が、統合対象図形の持つ最
小単位閉領域の外郭線から共有隣接線を除去していくこ
とで統合図形の外郭線を求めていく構成を開示したが、
本発明はこれに限られるものではなく、前回の処理で求
めてある統合対象図形の外郭線を利用して、その外郭線
から共有される最小単位閉領域の隣接線を除去していく
ことで統合図形の外郭線を求めていく構成を採ることも
可能なのである。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
指定される複数の閉領域を順次統合して、その統合図形
を表示していく機能を自動的に実現できる図形処理装置
を提供できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明に係る図形処理装置のプログラム構成図
である。
【図3】座標入力処理プログラムの実行する処理フロー
の一実施例である。
【図4】隣接線情報作成処理プログラムの実行する処理
フローの一実施例である。
【図5】隣接線情報作成処理プログラムの実行する処理
フローの一実施例である。
【図6】図形レコードの説明図である。
【図7】属性レコードの説明図である。
【図8】閉領域の統合例の説明図である。
【図9】属性レコードの一例である。
【図10】隣接線情報の説明図である。
【図11】閉領域統合処理プログラムの実行する処理フ
ローの一実施例である。
【図12】閉領域統合処理プログラムの実行する処理フ
ローの一実施例である。
【図13】統合処理の説明図である。
【符号の説明】
1 図形処理装置 2 端末 3 入力手段 10 入出力制御手段 11 第1の管理手段 12 第2の管理手段 13 第3の管理手段 14 第1の特定手段 15 第2の特定手段 16 決定手段 17 更新手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指定される複数の閉領域を順次統合し
    て、その統合図形を表示していくよう処理する図形処理
    装置であって、 統合対象の閉領域が指定されるときに、該統合対象閉領
    域を構成する最小単位の閉領域を特定する第1の特定手
    段(14)と、 上記第1の特定手段(14)により最小単位の閉領域が特定
    されるときに、該最小単位閉領域の間の隣接線情報を特
    定する第2の特定手段(15)と、 上記第1の特定手段(14)の特定した最小単位閉領域の持
    つ外郭線情報と、上記第2の特定手段(15)の特定した隣
    接線情報とから、統合図形の外郭線情報を決定してディ
    スプレイ画面に表示する決定手段(16)とを備えること
    を、 特徴とする図形処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の図形処理装置において、 決定手段(16)は、第1の特定手段(14)の特定した最小単
    位閉領域の持つ外郭線情報に代えて、それまでの統合処
    理に従って決定してある統合対象閉領域の持つ外郭線情
    報を用いるよう処理することを、 特徴とする図形処理装置。
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JP2549493B2 (ja) 1996-10-30

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