JPH0626674Y2 - 透水面木及び目地棒 - Google Patents

透水面木及び目地棒

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JPH0626674Y2
JPH0626674Y2 JP11351989U JP11351989U JPH0626674Y2 JP H0626674 Y2 JPH0626674 Y2 JP H0626674Y2 JP 11351989 U JP11351989 U JP 11351989U JP 11351989 U JP11351989 U JP 11351989U JP H0626674 Y2 JPH0626674 Y2 JP H0626674Y2
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JP
Japan
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water
permeable
cloth
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concrete
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JP11351989U
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JPH0354543U (ja
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芳之 池谷
博尾 高田
健一 関根
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Shimizu Corp
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Shimizu Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、打設コンクリート中の余剰水分や気泡をコ
ンクリートの外部に導く透水面木及び目地棒に関する。
(従来の技術) 従来の面木及び目地棒は、木材或いは塩化ビニール等の
プラスチックからなり、使用に際しては第8図に示すよ
うに木製せき板P面のコンクリート天端位置に面木M
を、またコンクリートの水平打継面位置に目地棒Sを釘
Kにより取付けているものであった。
(考案が解決しよとする課題) 面木Mや目地棒SのコンクリートCに接する内側下面部
分Ca,Cbにコンクリート中の余剰水分や気泡が抜け
出ずにそのまま溜り、このために脱型後にこの下面部分
の表面に水泡跡や気泡跡が残る問題があった。
この考案の目的は、面木や目地棒の下面部付近のコンク
リート表面に水泡跡や気泡跡は残らないようにすること
にある。
(課題を解決するための手段) この考案における透水面木の特徴は、透水型枠6に取付
ける面木本体2に通孔4を開けてあって、打設コンクリ
ートに接する面に通水体9を張り、この通水体を透水ク
ロス10で被覆し、この透水クロスの端部を上記面木本
体の打設コンクリートに接しない面に定着してあるとこ
ろにある。
この考案における透水目地棒の特徴は、透水型枠に取付
ける目地棒本体12に通孔14を開けてあって、打設コ
ンクリートに接する目地棒本体の面に通水体19を張
り、この通水体を透水クロス20で被覆し、この透水ク
ロスの端部を上記目地棒本体の打設コンクリートに接し
ない面に定着してあるところにある。
(実施例) 以下この考案の実施例を説明する。
まず、第1図〜第3図を参照して透水面木1の一実施例
を説明する。面木本体2は、プラスチックにより断面三
角形状に形成され内部が中空部3となっている。面木本
体2の全面に厚み方向に中空部3に達する多数の通孔
4,…を開けてある。面木本体2の水平面2aを延長し
て取付け片5を水平に突設してある。取付け片5は、透
水型枠6の外周の縁枠6aに止め部材である釘7で固定
されている。面木本体2の打設コンクリート8に接する
傾斜面2bには、この傾斜面を被覆する通水体9を張っ
てある。通水体9として、通水性を備えたガラス繊維板
で構成したものを用いている。
また面木本体2の外周面及び通水体9の表面を透水クロ
ス10で被覆し、この透水クロスの端部を接着剤で面木
本体の打設コンクリートに接しない面である水平面2a
と垂直面2cに定着してある。ここで、使用する接着剤
は通気性、通水性を有するものであることが望ましい
が、そうでないものでも差しつかえない。
透水型枠6は、第1図及び第3図に示すように外周部に
縁枠6aを取付けてある格子状の通水パネル6bと、こ
のパネルの全前面(第1図左面)に張ってある通水体で
ある通水せき板6cと、この通水せき板の全表面に張っ
てある透水クロス6dとからなるものである。通水パネ
ル6bはガラス繊維補強の部材によって格子状にしか
も、その空隙6b1が縦長の長方形に形成されている。
縁枠6aは、通水パネル6bの外周部の保護をすると共
に透水クロス6dを定着固定するためのもので、ビス6
e及びナット6fなどの止め部材によって通水パネルに
固定されている。縁枠6aには、厚み方向に貫通した小
孔6a1を上下方向に間隔を置いて開けてある。
通水せき板6c及び透水クロス6dのそれぞれの材質は
面木1の通水体9及び透水クロス10と同一である。す
なわち、通水せき板6cは、所定の剛性、例えば3mm厚
のベニア板と同等以上の剛性に設定されている。このた
めに、背部に通水パネル6bの空隙部6b1があって
も、撓むことがない。
通水せき板6cの製法の一例を示すと、ガラス繊維は連
続繊維マットを1000〜2000g/m2の重量になる
ように積層し、その際に接着剤としてビニルエステル樹
脂を用いて、この樹脂を重量比で30〜50%塗付し、
厚さ5〜30/mmになるように押圧し、加熱雰囲気下又
は常温雰囲気下で硬化させてガラス繊維同士を接着状態
に絡めて固めたものである。接着剤の使用量は、通水せ
き板の必要な曲げ剛性と空隙量とに応じてその塗付量を
決める。
このようにして、板内外を縦横に連らなる空隙を有し、
通水性を備え、かつ所定の剛性を有する通水せき板6c
が製作される。
上記透水面木1によれば、面木本体2に接している部分
における打設コンクリート中の余剰水分は透水クロス1
0から通水体9を経て通孔4を通過して透水型枠6の通
水クロス6dを介して通水せき板6cに入り、その内部
を下方に流れ、排水量が多い場合にはその一部は通水パ
ネル6bの外周の縁枠6aの小孔6a1から排水され、
気泡やコンクリート硬化時に発生する水蒸気は透水面木
1から透水型枠6の上端部の縁枠6aの小孔6a1を経
て排出される。
通水体9の材質としては通水性を有するガラス繊維に限
定されず、不織布等の合成繊維や天然繊維であってもよ
い。
また透水型枠6への取付け手段として、第4図に示すよ
うに面木本体2の垂直面2cの延長上に取付け片5aを
突設して、この取付け片を釘7で透水型枠6の縁枠6a
に取付けてもよい。もちろん、上記のような取付け片
5、5aを設けることなく、例えば第5図に示す面木に
構成して、この面木の面木本体を釘により直接透水型枠
6に固着してもよい。
第5図示の例では、面木本体2を中実体にして、通孔4
を打設コンクリートに接する面2bから接しない面2
a,2cに向けて貫通してある。その他の構成は第1図
示の例と実質的に同一である。ただし、この場合におけ
る透水クロス10の面木本体2への張り付けする手段は
接着剤に限らず、釘付けであってもよい。またこの例の
場合、型枠への取付け方法は釘付けでもよい。
また上記各例において、面木本体2の水平面2aと垂直
面2cを被覆する透水クロス10には上記通孔4に連通
する孔を開けてもよく、この場合の孔の製法として、透
水クロス10に予め開けておいても、または透水クロス
を面木本体2に張り付けて一体にした後、通孔4と同時
に孔あけ加工してもよい。
次に、第2図及び第6図を参照して透水目地棒11を説
明する。
目地棒本体12は、プラスチックにより断面台形状に形
成され、内部を中空部13としてある。目地棒本体12
の全面には厚み方向に中空部13に達する多数の通孔1
4,…を開けてある。目地棒本体12の透水型枠6に面
している垂直面12cから取付け片15を水平に突設し
てある。取付け片15は、上下で突合っている透水型枠
6,6のうち下方の型枠の上端面に止め部材で固定され
ている。目地棒本体12のコンクリートに接する面とな
る内側(第6図右側)の垂直面12bと傾斜面12cl
とには、これらの面を被覆する通水体19を張ってあ
り、さらに目地棒本体の外周面及び通水体表面を透水ク
ロス20で被覆し、端部を接着剤で目地棒本体の打設コ
ンクリートに接しない面である外側の垂直面12cに張
り付けてある。目地棒11における通水体19及び透水
クロス20の構成は、上記第1図示の面木の通水体9及
び透水クロス10のそれと実質的に同一である。透水ク
ロス20に通孔14に連通する孔を開けておいてもよ
い。
透水目地棒11により、その周辺のコンクリート中の余
剰水分及び気泡は、通水体19、透水クロス20及び通
孔14を通じて、外部に排出される。このために目地が
きれいに仕上がる。
透水目地棒の他の例として、透水面木における第5図の
実施例と同様に、第7図に示すように目地棒本体12を
中実体にし、通孔14を打設コンクリートに接する面1
2bから接しない面12cに向けて貫通し、この目地棒
1を直接釘により透水型枠に固定してもよい。
透水面木や透水目地棒を取付ける透水型枠の構成は、上
記各実施例に限られず、厚み方向に多数の孔を開けた型
枠板の前面に通水性繊維シートを張った型枠等であって
もよい。
(考案の効果) この考案によれば、通孔を備えた面木本体又は目地棒本
体に通水体を取付け、透水クロスで被覆する構成である
から、面木又は目地棒に接している部分におけるコンク
リート中の余剰水分や気泡や水蒸気を効果的に抜くこと
ができて、水泡跡や気泡跡が発生することがなく、この
部分におけるコンクリート打設面がきれいに仕上がる。
【図面の簡単な説明】
第1図は透水面木の使用状態を示す拡大断面図、 第2図は壁の施工をするために透水型枠に透水面木及び
透水目地棒をセットした状態を示す断面図、 第3図は透水型枠の背面図、 第4図及び第5図は透水面木の実施例をそれぞれ示す拡
大断面図、 第6図は透水目地棒の一実施例を示す拡大断面図、 第7図は透水目地棒の他の実施例を示す拡大断面図、 第8図は従来例の使用状態を示す断面図である。 1……透水面木、2……透水面木本体、 4……通孔、6……透水型枠、 9……通水体、10……透水クロス、 11……透水目地棒、12……透水目地棒本体、 14……通孔、 19……通水体、20……透水クロス。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】透水型枠に取付ける面木本体に通孔を開け
    てあって、打設コンクリートに接する面に通水体を張
    り、この通水体を透水クロスで被覆し、この透水クロス
    の端部を上記面木本体の打設コンクリートに接しない面
    に定着してある ことを特徴とする面木。
  2. 【請求項2】透水型枠に取付ける目地棒本体に通孔を開
    けてあって、打設コンクリートに接する目地棒本体の面
    に通水体を張り、この通水体を透水クロスで被覆し、こ
    の透水クロスの端部を上記目地棒本体の打設コンクリー
    トに接しない面に定着してある ことを特徴とする透水目地棒。
JP11351989U 1989-09-29 1989-09-29 透水面木及び目地棒 Expired - Lifetime JPH0626674Y2 (ja)

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JP11351989U JPH0626674Y2 (ja) 1989-09-29 1989-09-29 透水面木及び目地棒

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JPH0354543U JPH0354543U (ja) 1991-05-27
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