JPH06266578A - 保守テスト実行制御装置 - Google Patents

保守テスト実行制御装置

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JPH06266578A
JPH06266578A JP5081482A JP8148293A JPH06266578A JP H06266578 A JPH06266578 A JP H06266578A JP 5081482 A JP5081482 A JP 5081482A JP 8148293 A JP8148293 A JP 8148293A JP H06266578 A JPH06266578 A JP H06266578A
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JP
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input
maintenance
test
maintenance test
control unit
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JP5081482A
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Inventor
Hisao Honda
久雄 本田
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入出力装置の保守テストプログラム開発を容
易にし、障害解析作業を迅速に行うことができるように
する。 【構成】 各入出力装置31〜35の保守テストプログ
ラムを入出力装置側にセットし、保守テスト実行部41
により実行させる。結果は情報メモリ42に格納され
る。主制御部3自体は保守テストプログラムを持たず、
保守テスト制御部21が、各入出力装置31〜35に対
し保守テストプログラムの実行を依頼する。保守テスト
の結果は、読出し制御部22が、情報メモリ42に格納
された情報を読み取ることによって表示される。従っ
て、内部操作部35等を操作し、容易に効率よく保守テ
スト結果が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば金融機関におけ
る自動取引装置のように、主制御部に対し何台かの入出
力装置が接続され、各入出力装置の保守テストを適当な
タイミングで実行させる場合に適する保守テスト実行制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】銀行等の金融機関には、入出金取引等を
自動的に無人で実行する自動取引装置が備え付けられて
いる。この装置には、キャッシュカードを読み取るため
のカードリーダプリンタや、通帳を読み取り、必要事項
を記入する通帳記帳機等、各種の入出力装置が組み込ま
れている。そして、これらの入出力装置は主制御部によ
って制御される。
【0003】図2に、このような従来の自動取引装置の
全体構成ブロック図を示す。この自動取引装置1は、上
位インタフェース2を介して図示しないホストコンピュ
ータ等と接続されている。自動取引装置1は、主制御部
3、通信制御部5、ランダム・アクセス・メモリ(RA
M)6、ハードディスク装置(HDD)7、計時機構8
及び入出力装置10を備えている。主制御部3は、装置
全体の動作を制御するためのプロセッサ等から構成され
る。通信制御部5は、入出力装置10と主制御部3との
間の通信を制御するための部分である。RAM6は読み
書き可能なメモリで、HDD7に格納されたデータやそ
の他プログラムの実行に必要なデータを一時的に格納す
るためのものである。計時機構8は、取引年月日等を知
るための時計を内蔵した部分で、そのデータは入出力装
置へ送られて、例えば通帳への印字等に使用される。
【0004】入出力装置10は、通信制御部5とシリア
ルインタフェースを介して接続されている。入出力装置
10としては、ここではカードリーダプリンタ11、通
帳記帳機12、入出金機13、顧客制御部14及び内部
操作部15が接続されている。カードリーダプリンタ1
1は、キャッシュカード等のリードライト制御や明細票
の印字制御等を行う部分である。通帳記帳機12は、通
帳の磁気ストライプをリードライトしたり、印字制御を
行うよう構成された部分である。入出金機13は紙幣等
の入金、出金制御を行う部分である。顧客制御部14は
暗証番号入力や金額入力、CRTへの表示等、顧客が操
作を行うための機構から構成された部分である。内部操
作部15は液晶ディスプレイやタッチパネル等から構成
され、保守員によって操作されるもので、ここには装置
の運用状態や保守情報等が表示される構成となってい
る。上記のような自動取引装置は、実際に顧客との取引
処理を実行する機能を持つほか、複雑な構成の入出力装
置を常に健全に保守管理するために、所定のタイミング
で保守テストが実行される構成となっている。
【0005】図3に、従来の装置の主制御部の処理フロ
ーチャートを示す。図2に示したような装置は、まず処
理が開始されると、ステップS1において電源が投入さ
れ、ステップS2において初期化コマンドが実行され
る。これによって、装置全体の状態が初期化される。そ
の後ステップS3において、装置は保守テストモードか
どうかが判断される。通常のモードの場合、ステップS
4において、装置が顧客待ち状態にセットされる。ここ
でステップS5において、顧客等により取引選択キーが
押し下げられると、ステップS6以下の取引が開始され
る。
【0006】例えば、支払キーが顧客によって押し下げ
られた場合、ステップS6において顧客のキャッシュカ
ードを吸引し、そのリードを行う。更に、ステップS7
において支払金額の読取りを行い、ステップS8におい
てホストコンピュータとの通信が実行される。その後、
ステップS9において現金が計数され、ステップS10
において明細票が印字される。ステップS11において
明細票がフィードされ、ステップS12においてカード
が返却される。その後ステップS13において明細票と
共に現金が放出され、支払取引が終了する。その後は、
再びステップS3において、顧客待ち状態か保守テスト
のモードかが判断される。
【0007】ここで、装置の保守テストを行う場合に
は、図2に示した内部操作部15に設けられた保守モー
ドスイッチを押し下げる。これによって、図3のステッ
プS3からステップS14に移り、今度はそのテスト項
目の入力が行われる。この図では、例えばカードリード
テストとその他のテストの場合を例示している。このよ
うなテストのためのプログラムは、図2に示した装置の
HDD7に格納されており、そのプログラムの実行に従
って、通信制御部5を介して実際の取引時に送受信され
るコマンドが、主制御部3と該当する入出力装置との間
でやり取りされる。例えば、図3に示すカードリードテ
ストが実行されると、ステップS15において、カード
吸入リードの処理が実行され、ステップS16におい
て、テストが終了したかどうかが判断され、テストが終
了するとステップS17に移り、カードの返却が行われ
る。また、その他のテストの場合には、ステップS18
において、それぞれ設定されたテストが実行される。
【0008】一方、上記のような従来の自動取引装置に
おいては、主制御部3の側だけでなく、各入出力装置1
1〜15の内部にも、それぞれ保守テストのために自己
診断を行うためのプログラム等が組み込まれている。図
4に、そのような従来の入出力装置の処理フローチャー
トを示す。まず、ステップS1において、電源が投入さ
れると、ステップS2において装置の保守テストモード
かどうかが判断される。保守テストモードでなければス
テップS3に移り、図2に示した主制御部3からコマン
ドを受信したかどうかが判断される。コマンドを受信し
た場合には、ステップS4において、そのコマンドの実
行が行われる。そして、そのレスポンスがステップS5
において、主制御部3に送り出される。一方、入出力装
置のテストを行う場合には、まずテスト番号が設定され
る。入出力装置には、それぞれ各種のテストプログラム
が用意されており、そのプログラムを選択するために、
このテスト番号を入力する。
【0010】図5に、入出力装置制御基板内のテスト用
スイッチ説明図を示す。図に示すように、各入出力装置
の制御基板19には、この図に示すようなテスト用スイ
ッチが取り付けられている。テストスイッチ16と表示
器17とが基板19の一部に固定されている。テストス
イッチ16は、テストモードスイッチ16−1とテスト
スタートスイッチ16−2とテスト番号スイッチ16−
3とから構成される。テスト番号スイッチ16−3は、
いわゆるテンキー等により構成される。テストモードス
イッチ16−1は、図4のステップS2において、保守
テストモードに装置の状態を切り換える場合に押され
る。表示器17は発光ダイオード等から成り、バージョ
ン番号等を表示する構成となっている。バージョン番号
は、例えば基板19の一部に設けられた図示しないメモ
リにより構成される、プログラムバージョン番号エリア
18に格納されている。
【0011】再び図4に戻って、ステップS6で、図5
に示したようなテストスイッチ16を操作し、テスト番
号を設定すると、ステップS7においてテストスタート
スイッチ16−2が押される。これによって、指定され
た番号の各種のテストが実行される(ステップS8)。
そして、その後ステップS9において、テスト結果を表
示器に表示する。なお、例えばステップS6において、
バージョン表示テストを指定した場合には、ステップS
7においてテストスタートスイッチ16−2が押される
と、ステップS10に移り、図5に示したように、プロ
グラムバージョン番号エリア18からバージョン番号を
読み出し、表示器17に表示する。なお、上記のような
動作プログラムは、各入出力装置の所定のメモリに格納
されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の装置においては、次のような解決すべき課題が
あった。まず、従来の装置においては、図2に示す主制
御部3のHDD7に、各入出力装置11〜15の保守テ
ストを行うためのプログラムが格納される一方、各装置
11〜15にもそれぞれ保守テスト用のプログラムが格
納される。これらのプログラムは、いずれも別個に開発
作成される。しかしながら、これらの保守テスト項目に
は互いに重複する部分があり、重複した開発労力が払わ
れているという問題があった。また、主制御部3の側に
設けられた保守テストプログラムを実行して入出力装置
の保守テストを行う場合には、通信制御部5を介して、
コマンドレスポンスにより、そのテストが制御される。
しかしながら、入出力装置から障害発生の場合にエラー
コードを返送するといった機能は設けられておらず、保
守テストプログラム実行後、障害の解析に長時間を要す
るという問題があった。
【0013】一方、入出力装置側で個別に保守テストを
実行すれば、その結果を直接図5に示す表示器17によ
って見ることができるため、解析が容易な場合もある。
しかしながら、図5に示したように、入出力装置の制御
基板19にテストスイッチ16や表示器17等を取り付
けていることから、自動取引装置1から入出力装置、例
えばカードリーダプリンタ11を、操作できる位置まで
引き出して保守テストを開始しなければならない。ま
た、スイッチ自体も小型のため、操作性が良くないとい
った問題もあった。本発明は以上の点に着目してなされ
たもので、入出力装置の保守テストプログラム開発を容
易にし、障害解析作業を迅速に行うことができるように
した保守テスト実行制御装置を提供することを目的とす
るものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の保守テスト実行
制御装置は、主制御部と、この主制御部に接続された入
出力装置とから成り、前記入出力装置には、自己の装置
状態をテストするための保守テスト実行部と、そのテス
トの実行により得られた保守情報を格納する、不揮発性
の情報メモリとが設けられ、前記主制御部には、前記入
出力装置の保守テスト実行部を起動して制御する保守テ
スト制御部と、前記情報メモリに格納された保守情報を
読み出す読出し制御部が設けられていることを特徴とす
るものである。
【0015】
【作用】この装置は、各入出力装置の保守テストプログ
ラムを入出力装置側にセットし、保守テスト実行部によ
り実行させる。結果は、情報メモリに格納される。主制
御部自体は保守テストプログラムを持たず、保守テスト
制御部が各入出力装置に対し保守テストプログラムの実
行を依頼する。また、保守テストの結果は、読出し制御
部が情報メモリに格納された情報を読み取ることによっ
て容易に読み出される。従って、内部操作部等を操作
し、迅速に詳細な保守テスト結果が得られる。
【0016】
【実施例】以下、本発明を図の実施例を用いて詳細に説
明する。図1は、本発明の保守テスト実行制御装置ブロ
ック図である。本発明の装置は、主制御部によって何台
かの入出力装置を制御し、必要に応じて所定のタイミン
グで各入出力装置の保守テストを実行する場合に広く適
用される。ここでは、自動取引装置を例にとって、その
実施例を説明する。図の自動取引装置20は、図示しな
いホストコンピュータと上位インタフェース2を介して
接続されている。また、この自動取引装置20は、主制
御部3と、通信制御部5と、RAM6、HDD7及び計
時機構8を備えている。これらの部分は、図2を用いて
説明した従来装置と同様の部分である。
【0017】また、主制御部3には、通信制御部5とシ
リアルインタフェースを介して入出力装置30が接続さ
れている。入出力装置30は、カードリーダプリンタ3
1、通帳記帳機32、入出金機33、顧客制御部34、
内部操作部35等から構成される。なお、本発明におい
て、入出力装置というのは、図1に示す入出力装置30
として表された各装置31〜35のそれぞれをいうもの
とする。また、本発明においては、主制御部3に、保守
テスト制御部21と読出し制御部22とが設けられてい
る。また、各入出力装置31〜35には、それぞれ自己
の保守テストを実行するための保守テスト実行部41
と、その結果を格納するための情報メモリ42が設けら
れている。
【0018】図6に、本発明の装置の主制御部の処理フ
ローチャートを示す。この装置は、このフローチャート
に示すように動作する。なお、図のステップS1からス
テップS13までの処理は、図3により説明した従来装
置の主制御部の動作と同様である。なお、ステップS3
において、保守テストモードかどうかが判断され、保守
テストモードの場合にはステップS14に移り、テスト
項目の入力が行われる。このようなテスト項目の入力
は、図1に示す内部操作部35を使用して行われる。
【0019】本発明の装置においては、主制御部3の側
には保守テスト実行のためのプログラムを用意しない。
即ち、保守テストを実行するための実際のプログラム
は、全て入出力装置30の各装置31〜35に設けられ
る。そして、主制御部3に設けられた保守テスト制御部
21が、各入出力装置31〜35の保守テスト実行部4
1を起動し制御する。また、主制御部3に設けられた読
出し制御部22は、各入出力装置31〜35の情報メモ
リ42に格納された保守情報の読出しを行う。
【0020】図6に示すステップS14以下は、このよ
うな動作を説明している。即ち、ステップS14におい
て、テスト項目が入力されると、例えばこの図に示すよ
うに、バージョンリードや保守情報リード、あるいは通
常のテストスタート動作等が選択されて実行される。バ
ージョンリードの場合には、ステップS15において、
各入出力装置の保守テスト実行プログラムのバージョン
が読み込まれる。これらの読み込み等は、通信制御部5
を介してコマンドレスポンスにより行われる。こうして
得られたプログラムのバージョンは、ステップS16に
おいて、内部操作部35に表示される。
【0021】図7には、主制御部の通信動作タイムチャ
ートを示す。図6に示すステップS1からステップS1
3までの通常の取引モード時の動作や、ステップS3に
おいて、保守テストモードに切り替わった場合の保守モ
ード時の動作は、この図7に示すようなタイミングで実
行される。即ち、例えば取引モード時においては、図7
の主制御部3とカードリーダプリンタ31との間でコマ
ンドのやり取りが行われ、必要に応じて入出金機33と
の間でコマンドのやり取りが行われる。これにより、カ
ードの読み込み、明細票のプリント、現金の放出等が制
御される。一方、図に示す保守モード時においては、主
制御部3は、各入出力装置、例えばこの図に示すカード
リーダプリンタ31、通帳記帳機32、入出金機33等
と順番に通信を行い、所定の処理を実行する。即ち、既
に説明した図6のステップS15において各入出力装置
のバージョンをリードするような場合には、このような
タイミングで各装置から必要な情報を受け入れる。
【0022】図8に、主制御部−入出力装置間のコマン
ド体系説明図を示す。本発明においては、この図に示す
ように、装置は、デバイス1コマンド、デバイス2コマ
ンド及びデバイス3コマンドを実行する構成とされてい
る。デバイス1コマンドには、カード吸入リード、カー
ド返却、カード取込、カードライト等のように、カード
リーダプリンタのカード処理についてのコマンドが用意
されている。また、デバイス2コマンドにおいては、明
細票印字、明細票フィード等の明細票取扱い用のコマン
ドが用意されている。一方、デバイス3コマンドにおい
ては、初期化コマンド、バージョンリードコマンド、保
守情報リードコマンド、テストスタートコマンド等が用
意されている。保守テストモードにおいては、このバー
ジョンリードコマンド、保守情報リードコマンド、テス
トスタートコマンド等が入出力装置に送信されて、一定
の処理が実行されることになる。
【0023】図9に、上記図6のステップS16におい
て、内部操作部へ表示されたバージョンリード結果の画
面を示す。図7に示した保守モード時のタイミングで、
各入出力装置からプログラムのバージョンを読み取る
と、この図に示すように、例えばカードプリンタについ
てはバージョンが1.0、ROMの交換日が90年6月
10日といったように表示される。これによって、保守
員は、内部操作部35の操作により各入出力装置のプロ
グラムバージョンを一覧することができる。
【0024】次に、図6のステップS14において、保
守情報リードの項目が指定された場合には、ステップS
17に移り、各入出力装置の保守情報がリードされる。
これは、各入出力装置が所定のタイミングで保守テスト
を実行した後、その結果を格納した情報メモリ42から
保守員が必要なデータを読むために実行される。この場
合には、図6のステップS18に示すように、情報メモ
リ42からHDD7に対し保守情報が転送されて書込み
が行われる。その後ステップS16において、保守員が
必要に応じて適宜繰り返し障害情報を内部操作部35の
画面に表示させる。これによって、障害の詳細な解析作
業が進められる。なお、保守情報をHDD7に格納する
のは、障害の解析が終了するまで、障害についての保守
情報を何度でも読み出せるようにするためである。
【0025】図10に、保守情報リード時の内部操作部
画面を示す。図に示すように、例えば「カードリーダプ
リンタ保守情報」というタイトルの後に、障害情報や装
置の状態等が表示される。障害情報の中には、保守テス
トを実行した際に得られた各種のエラーコードその他が
表示される。なお、このように適宜各入出力装置の情報
メモリ42から保守情報を読み取って表示するために、
情報メモリ42は、装置の電源が切断された場合にも、
その内容を保持できる不揮発性のメモリから構成される
ことが好ましい。
【0026】次に、図6のステップS14において、各
入出力装置のテストスタートを指示した場合には、ステ
ップS19において、指定された入出力装置へテスト起
動のコマンドが出力される。この制御は、図1に示す主
制御部3の保守テスト制御部21が行うことになる。
【0027】図11に、保守テスト実行開始時の内部操
作部画面を示す。まず、保守テストを開始する場合に
は、このような画面が内部操作部に表示される。保守員
は、この画面の表示項目を指定し、保守テストを実行す
る。なお、この画面には、先に説明したバージョンリー
ドのためのキー44、保守情報リードのためのキー45
が合わせて表示されており、その他各入出力装置を制御
するために、カードリーダプリンタを指定するキー4
6、通帳記帳器を指定するキー47、入出金機を指定す
るキー48等が表示されている。これらのキーは、いわ
ゆるディスプレイの上に透明の電極で形成されたタッチ
パネル等から構成される。
【0028】図12に、本発明の装置の入出力装置処理
フローチャートを示す。例えば、上記カードリーダプリ
ンタ31は、この図に示すような動作を実行する。ま
ず、ステップS1において電源が投入されると、ステッ
プS2においてROMの交換日がチェックされる。次に
ステップS3において、テストモードかどうかが判断さ
れる。テストモードでなければ、ステップS4におい
て、コマンドを受信したかどうかが判断される。コマン
ドを受信した場合には、ステップS5において、デバイ
ス3のコマンドかどうかが判断される。このデバイス3
のコマンドというのは、既に図8を用いて説明した保守
テスト制御部21から入出力装置に対するコマンドのう
ちの保守コマンドを含むものである。ステップS5にお
いて、その他のコマンドの場合には、装置の実際の取引
処理が実行される。従って、ステップS6に移り、コマ
ンドが実行され、ステップS7において必要なレスポン
スが主制御部3に向けて送出される。
【0029】一方、ステップS5において、デバイス3
コマンドと判断された場合には、初期化コマンドか、バ
ージョンリードか、保守情報リードか、テストスタート
かによって、それぞれ処理が分岐する。まず、初期化コ
マンドの場合、ステップS8において、入出力装置が初
期化される。そして、ステップS9において、主制御部
3に接続された計時機構8から日付データを読み取り、
日付エリアにセットする。これによって、装置の日付管
理のためのデータが確保される。また、ステップS5の
デバイス3コマンドにおいて、バージョンリードが指定
されると、ステップS10において、バージョン番号を
レスポンスにセットする。これによって、主制御部3に
対しその入出力装置のプログラムのバージョン番号が返
される。また、ステップS5で保守情報リードが指定さ
れると、ステップS11において、保守情報をレスポン
スにセットする。これは入出力装置に備えられた情報メ
モリ42の内容を読み取り、主制御部3に送信する動作
である。
【0000】一方、図12のステップS3において、テ
ストモードが指定されると、入出力装置独自のテストが
開始され、ステップS12に移り、テスト番号が設定さ
れる。このテスト番号は図5に示すテストスイッチ16
により入力する。そして、ステップS13において、テ
ストスタートの指示を待つ。テストスタートになると、
ステップS14に移り、指定された各種のテストが実行
される。なお、このテストが実行されると、その結果
は、図1に示す情報メモリ42に格納される。その後、
ステップS15において、デバイス3のコマンドかどう
かが判断される。このステップS15は、ステップS5
からデバイス3のコマンドとしてステップS14が実行
された場合には、ステップS7に移り、主制御部3に向
けレスポンスを送出して、その他の場合にはステップS
12に戻るように手順を定めるためのステップである。
【0030】以上のように、本発明の入出力装置は、主
制御部3の操作によってデバイス3コマンドが入力する
と、ステップS8、S10、S11、S14の各種の処
理を実行した上で、そのレスポンスを主制御部3に送り
返す。一方、入出力装置側では、ステップS3におい
て、独自にテストモードに入り、入出力装置独自のテス
トを実行することもできる。この入出力装置独自のテス
トは従来装置と同様の手順で行われる。なお、その結果
は情報メモリ42に格納される。
【0031】図13は、保守テスト実行終了時の内部操
作部画面である。この図に示すように、保守テストが実
行されると、例えばカードリーダプリンタのテストであ
れば、カードリードのテスト結果51、カードライトの
テスト結果52、カード走行のテスト結果53等が表示
される。これによって、装置の状態等が保守員に確認さ
れる。
【0032】本発明は以上の実施例に限定されない。上
記テスト項目は、各入出力装置の特徴やその他の事情に
より自由に変更して差し支えない。また、そのレスポン
スの方法や内容等も自由に変更して差し支えない。更
に、本発明は、主制御部とこれに接続された入出力装置
を備えたものであれば、必ずしも自動取引装置に限られ
ることはなく、各種の保守テスト実行制御のために採用
することが可能である。
【0033】
【発明の効果】以上説明した本発明の保守テスト実行制
御装置は、入出力装置に自己の装置状態をテストするた
めの保守テスト実行部と、このテストの実行により得ら
れた保守情報を格納する不揮発性の情報メモリを設け、
主制御部側に設けた保守テスト制御部によって、上記保
守テスト実行部を起動制御するようにしたので、保守テ
ストプログラムを主制御部側と入出力装置側の両方に設
ける必要がない。即ち、入出力装置側に設けるだけで、
そのプログラムを実行し、必要な情報を主制御部側へ取
り入れることが可能となる。また、主制御部側におい
て、内部操作部を用いて上記のような保守テストプログ
ラムを実行させることができるので、操作性がよく、保
守員の負担を軽減し、保守テストの迅速化を図ることが
できる。従って、銀行等の自動取引装置に障害が発生し
た場合、その障害を検査し復旧させるための時間が短縮
され、銀行員にも、顧客に対しても便宜を図ることがで
きる。更に、工場出荷の際の試験時間の短縮も可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の保守テスト実行制御装置ブロック図で
ある。
【図2】従来の自動取引装置の全体構成ブロック図であ
る。
【図3】従来装置の主制御部の処理フローチャートであ
る。
【図4】従来の入出力装置の処理フローチャートであ
る。
【図5】入出力装置制御基板内のテストスイッチ説明図
である。
【図6】本発明の装置の主制御部の処理フローチャート
である。
【図7】主制御部の通信動作タイムチャートである。
【図8】主制御部−入出力装置間のコマンド体系説明図
である。
【図9】バージョンリード時の内部操作部画面である。
【図10】保守情報リード時の内部操作部画面である。
【図11】保守テスト実行開始時の内部操作画面であ
る。
【図12】本発明の装置の入出力装置処理フローチャー
トである。
【図13】保守テスト実行終了時の内部操作部画面であ
る。
【符号の説明】
3 主制御部 5 通信制御部 21 保守テスト制御部 22 読出し制御部 31〜35 入出力装置 41 保守テスト実行部 42 情報メモリ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主制御部と、この主制御部に接続された
    入出力装置とから成り、 前記入出力装置には、自己の装置状態をテストするため
    の保守テスト実行部と、そのテストの実行により得られ
    た保守情報を格納する、不揮発性の情報メモリとが設け
    られ、 前記主制御部には、前記入出力装置の保守テスト実行部
    を起動して制御する保守テスト制御部と、前記情報メモ
    リに格納された保守情報を読み出す読出し制御部が設け
    られていることを特徴とする保守テスト実行制御装置。
JP5081482A 1993-03-16 1993-03-16 保守テスト実行制御装置 Pending JPH06266578A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5081482A JPH06266578A (ja) 1993-03-16 1993-03-16 保守テスト実行制御装置

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JPH06266578A true JPH06266578A (ja) 1994-09-22

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JP5081482A Pending JPH06266578A (ja) 1993-03-16 1993-03-16 保守テスト実行制御装置

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