JPH0626652A - 調理器の温度検出装置 - Google Patents

調理器の温度検出装置

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JPH0626652A
JPH0626652A JP16116092A JP16116092A JPH0626652A JP H0626652 A JPH0626652 A JP H0626652A JP 16116092 A JP16116092 A JP 16116092A JP 16116092 A JP16116092 A JP 16116092A JP H0626652 A JPH0626652 A JP H0626652A
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JP
Japan
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temperature
spring
temperature detecting
pan
spring member
Prior art date
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Pending
Application number
JP16116092A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Kodera
洋 小寺
Yuzuru Uchida
譲 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Harman Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
Harman Co Ltd
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Publication date
Application filed by Osaka Gas Co Ltd, Harman Co Ltd filed Critical Osaka Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鍋底の温度検出を正確に行える上に、部品点
数が少なくて低コストである。 【構成】 鍋底に接して鍋底の温度を検出する温度検出
部が、この温度検出部を上方へばね付勢するばね部材1
4の上端に取り付けられて、ばね部材14のみで支持さ
れており、熱が逃げてしまったり、他の外乱を温度検出
部が受けることが殆どない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガスコンロや電気コンロ
等の調理器における鍋底の温度を検出する温度検出装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガスコンロや電気コンロ等の調理器にお
いて、てんぷら油を入れた鍋を加熱する際に、てんぷら
油の引火温度以上の温度となってしまうことがないよう
にするために、鍋底の温度を検出する温度検出装置が設
けられたものがある。図9は従来の温度検出装置1を備
えたガスコンロ2を示しており、混合管20とバーナー
キャップ21とを備えて周縁に炎孔22が配設されてい
るガスコンロ2のバーナーキャップ21の中央に配設さ
れた温度検出装置1は、混合管20に取り付けられた固
定板15によって支持されたシャフト10と、このシャ
フト10に対して上下動自在となっているシリンダー1
1と、シリンダー11上端に設けられた集熱板12の下
面に取着されているサーミスタのような温度検出素子1
3と、シャフト10の上端と集熱板12の下面との間に
配設されて集熱板12及びシリンダー11を上方に付勢
しているコイルばねからなるばね14とで構成されてお
り、鍋3の底面にばね14による付勢で集熱板12を接
触させることで、鍋底の温度を温度検出素子13で検出
し、検出温度が所定値以上となれば、温度検出素子13
の出力を利用して、ガスコンロ2へのガスの供給路中に
配した弁(図示せず)を閉じたり、絞ったりすること
で、加熱を制御する。図中19は温度検出素子13から
引き出されたリード線である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このものでは、温度検
出素子13が取り付けられているとともに鍋3の底面に
接する集熱板12が、シリンダー11の上端に取り付け
られたものとなっているために、シリンダー11やシャ
フト10を通じて集熱板12の熱が逃げてしまったり、
あるいは調理器の高温部からの熱輻射や直接伝熱、ある
いは二次空気等の対流伝熱の影響をシリンダー11やシ
ャフト10を通じて集熱板12が受けてしまうものであ
り、このために鍋底の温度と集熱板12を介して温度検
出素子13が検出する温度との間の差が大きく、正確な
温度検出ができない上に、シリンダー11等の熱容量の
大きさが、集熱板12の鍋底温度に対する温度追従性を
悪くしており、さらに部品点数が多いために、コストが
高くなっている。
【0004】また、前述のようにシャフト10によって
シリンダー11が上下動自在に支持されているわけであ
るが、鍋3を水平方向に動かした時、図10に示すよう
に、シャフト10とシリンダー11との間にこじれが生
じて、シリンダー11が傾いてしまい、集熱板12が鍋
底3から外れて温度検出がさらに不正確になってしまう
ことがある。
【0005】本発明はこのような点に鑑み為されたもの
であり、その目的とするところは鍋底の温度検出を正確
に行える上に、部品点数が少なくて低コストである調理
器の温度検出装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、鍋底
に接して鍋底の温度を検出する温度検出部が、この温度
検出部を上方へばね付勢するばね部材の上端に取り付け
られて、ばね部材のみで支持されていることに特徴を有
している。
【0007】
【作用】本発明によれば、温度検出部がばね部材のみで
支持されていることから、熱が逃げてしまったり、他の
外乱を温度検出部が受けることが殆どなく、温度検出部
による温度検出を正確に行うことができる。
【0008】
【実施例】以下本発明を図示の調理器がガスコンロ2で
ある場合の実施例に基づいて詳述すると、図1に示すも
のにおいては、混合管20とバーナーキャップ21とを
備えて周縁に炎孔22が配設されているガスコンロ2の
バーナーキャップ21の中央に固定板16を配設して、
この固定板16にコイルばねからなるばね14の下端を
固定するとともに、ばね14の上端に、温度検出素子1
3を備えた集熱板12を取り付けてある。ばね14によ
って上方へと付勢された集熱板12は、鍋3の底面に接
して鍋底の温度を温度検出素子13に伝えるものであ
り、この時、集熱板12が受ける鍋底から受ける熱は、
その一部がばね14を通じて逃げるものの、その量はわ
ずかであり、また、ガスコンロ2の高温部からの熱輻射
や直接伝熱、あるいは二次空気等の対流伝熱も、ばね1
4がコイルばねであって、ばね線材が小断面積であると
ともに集熱板12までの熱伝達距離がコイル径と巻き数
の積という長いものとなっているために、温度検出素子
13に影響を与えることは殆どなく、温度検出素子13
は鍋底の温度を正確に検出することができる。
【0009】集熱板12としては、図5から明らかよう
に、鍋3の底面に接触する上面の面積よりも、側面や底
面の面積ができるだけ小さいものを用いることが好まし
い。集熱板12に対する熱輻射や対流伝熱の影響を小さ
くすることができるからである。ちなみに、この集熱板
12は図9に示すものに比して、半分以下の直径となっ
ている。図中12aはばね14の上端が連結される溝で
ある。
【0010】図2に他の実施例を示す。これはガスコン
ロ2におけるバーナーキャップ21の上面中央部に、ば
ね14の中程を保持してばね14が傾くのを防ぐ横揺れ
防止ガイド25を設けることで、集熱板12が鍋3の底
面に片当たりした状態で接するのを防いだものである。
また、ここでは上端よりも下部の径が大きくて集熱板1
2の保持をより安定した状態で行えるばね14で行って
いる。そして図3に示すものは、集熱板12に円錐状の
煮こぼれガイド18を取り付けて、煮こぼれがばね14
や横揺れ防止ガイド25に付着するのを防いで、煮こぼ
れがばね14の正常な上下動を妨げてしまうことがない
ようにしたものである。なお、煮こぼれガイド18の大
きさは、ばね14の直径や横揺れ防止ガイド25よりも
少し大きいだけのものでよく、従って煮こぼれガイド1
8が温度検出素子13による検出温度を不正確にするこ
とはない。
【0011】図4に示す実施例は、横揺れ防止ガイド2
5をばね14の下部が納まる筒体で形成したものを示し
ている。ばね14の上部は横揺れ防止ガイド25から突
出しているために、横揺れ防止ガイド25が検出温度に
影響を与えることは殆どない。図6に示すものでは、シ
ャフト10の上端に円錐状の渦巻きばねからなるばね1
4の下端を取り付けて、ばね14の上端に温度検出素子
13を備えた集熱板12を取り付けている。図7に示す
ように、ばね14の下端をバーナーキャップ22に取り
付けてもよい。ばね14として、異径コイルばね、殊に
図示例のように全体が異径となっている渦巻きばねを用
いた場合、ばね圧が小さくとも、図8に示すように、鍋
3を水平方向に動かした時にも、集熱板12の位置がず
れることはなく、このために集熱板12が鍋底に確実に
接触している状態を確実に得ることができる。また、ば
ね圧が小さくてすむために、鍋3が小さく且つ軽いもの
でも、ばね14が鍋3を押し上げて不安定としてしまう
ことがない。
【0012】
【発明の効果】以上のように本発明においては、温度検
出部がばね部材のみで支持されていることから、熱が逃
げてしまったり、他の外乱を温度検出が受けることが殆
どなく、温度検出部による温度検出を正確に行うことが
できるものであり、また部品点数が少なくてすむため
に、低コストで提供できるものである。
【0013】そして、ばね部材の上下方向の中央部を横
揺れ防止ガイドで保持したものでは、ばね部材が傾いて
温度検出部が鍋底に傾いた状態で接触することがなく、
正確な温度検出を行えるものであり、また温度検出部ま
たはばね部材の上端付近に煮こぼれガイドを設けたもの
では、煮こぼれがばねの上下動を妨げて温度検出部と鍋
底との接触を妨害することがなく、さらにばね部材が異
径のコイルばねである時には、ばね部材の線径を太く且
つ下部の巻き径を大きくすることができることから、温
度検出部の保持をより安定した状態で行えるとともに、
ばね圧が小さくても、鍋底と温度検出部との正常な接触
状態を得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の断面図である。
【図2】他の実施例の断面図である。
【図3】別の実施例の断面図である。
【図4】さらに他の実施例の断面図である。
【図5】集熱板の側面図である。
【図6】ばね部材の他例を示す断面図である。
【図7】同上の他の実施例を示す断面図である。
【図8】同上の鍋が水平移動した状態を示す断面図であ
る。
【図9】従来例の断面図である。
【図10】同上の鍋が水平移動した状態を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 温度検出装置 12 集熱板 13 温度検出素子 14 ばね

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鍋底に接して鍋底の温度を検出する温度
    検出部が、この温度検出部を上方へばね付勢するばね部
    材の上端に取り付けられて、ばね部材のみで支持されて
    いることを特徴とする調理器の温度検出装置。
  2. 【請求項2】 ばね部材はその上下方向の中央部が横揺
    れ防止ガイドで保持されていることを特徴とする請求項
    1記載の調理器の温度検出装置。
  3. 【請求項3】 温度検出部またはばね部材の上端付近に
    煮こぼれガイドを備えていることを特徴とする請求項1
    記載の調理器の温度検出装置。
  4. 【請求項4】 ばね部材が異径コイルばねであることを
    特徴とする請求項1記載の調理器の温度検出装置。
JP16116092A 1992-06-19 1992-06-19 調理器の温度検出装置 Pending JPH0626652A (ja)

Priority Applications (1)

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JP16116092A JPH0626652A (ja) 1992-06-19 1992-06-19 調理器の温度検出装置

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JPH0626652A true JPH0626652A (ja) 1994-02-04

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JP16116092A Pending JPH0626652A (ja) 1992-06-19 1992-06-19 調理器の温度検出装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006214653A (ja) * 2005-02-03 2006-08-17 Osaka Gas Co Ltd コンロ
JP2015113995A (ja) * 2013-12-09 2015-06-22 株式会社ハーマン 調理機器用の温度検出装置
JP2016044843A (ja) * 2014-08-20 2016-04-04 リンナイ株式会社 温度検出装置

Cited By (4)

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JP2015113995A (ja) * 2013-12-09 2015-06-22 株式会社ハーマン 調理機器用の温度検出装置
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010724