JPH06266465A - 情報処理システムにおける時刻設定方法 - Google Patents

情報処理システムにおける時刻設定方法

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JPH06266465A
JPH06266465A JP5054210A JP5421093A JPH06266465A JP H06266465 A JPH06266465 A JP H06266465A JP 5054210 A JP5054210 A JP 5054210A JP 5421093 A JP5421093 A JP 5421093A JP H06266465 A JPH06266465 A JP H06266465A
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JP
Japan
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time
information processing
setting
information
information processor
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Pending
Application number
JP5054210A
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English (en)
Inventor
Kazuo Tanaka
和夫 田中
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】定期交換を必要とする時刻保持用電池を無く
し、かつ時刻設定に関する人手介入の煩わしさを無く
し、情報処理装置の時刻設定を自動的に行うことを可能
にする情報処理システムを提供すること。 【構成】情報処理装置内のマイクロプロセッサの働きに
より、情報処理装置の電源投入時に、自動的に情報処理
装置と保守センタとを電話回線で接続し、時刻の設定を
行う。その際に、情報処理装置と保守センタ間におい
て、時刻情報のコ−ルバック動作を行い、これにより電
話回線による通信遅延時間を求め、情報処理装置の時刻
を正確に設定するために役立てる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は情報処理システムの時刻
設定方法にかかり、特に情報処理装置の電源オン時等に
自動的に時刻設定を行う機能を有する情報処理システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術よる情報処理装置の時刻設定
は、保守員等が保守作業時に人手設定を行うか、または
特開平3−240858号公報に記載されているよう
に、調停装置から時刻情報を情報転送信号線に出力する
ことにより、情報処理装置に時刻設定を行っていた。
【0003】図3は従来技術の一例を示すブロック図で
あり、同図において、1は調停装置、2は情報転送信号
線、3は情報処理装置、4は情報処理装置3内の時刻設
定用キーボード、5は同じく情報処理装置3内の時刻情
報設定計時回路、6は時刻保持用電池である。
【0004】図3に示す従来例において、時刻情報は調
停装置1から情報転送信号線2を介して情報処理装置3
に送信され、該時刻情報が時刻情報設定計時回路5に設
定される。また、時刻設定用キ−ボ−ド4により、人手
により時刻情報設定計時回路5に時刻設定を行うことも
可能となっている。さらに、時刻情報設定計時回路5に
設定された時刻情報は、情報処理装置3の電源オフによ
り消失するのを防止するため、時刻保持用電池6によ
り、保持され、かつ計時されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、調停装置と時刻の設定を行う情報処理装置との間で
インタフェ−スを必要とし、例えば時刻の設定を行う情
報処理装置と調停装置とが何等かの理由(例えば、シス
テム構成が複数メ−カで行われインタフェ−スが異なる
場合等)で接続できない場合、どうしても人手介入によ
り時刻設定を行わなければならないという問題点があっ
た。
【0006】また、時刻情報を計時、保持するための時
刻保持用電池を情報処理装置に内蔵する必要があった。
しかし、時刻保持用電池は定期交換部品であり、電池寿
命毎に交換が必要であり、交換および時刻再設定の煩雑
さが発生していた。
【0007】本発明の目的は、定期交換を必要とする時
刻保持用電池を無くし、かつ時刻設定に関する人手介入
の煩わしさを無くし、情報処理装置の時刻設定を自動的
に行うことを可能にする情報処理システムを提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の情報処理システ
ムにおける時刻設定方法は、少なくとも時計機能を備え
た第1の装置と、時刻設定機能を備えた第2の装置と、
上記第1の装置と第2の装置の間で情報を送受する通信
線とから構成される情報処理システムに適用されるもの
であり、次の特徴を有している。
【0009】すなわち、第2の装置は第1の装置に対し
て通信線を介して時刻設定要求を送信する(第1のステ
ップ)。次に、第1の装置は上記時刻設定要求を受けた
とき、第1の装置に設けられた時計機構の指示する時刻
を通信線を介して第2の装置に送信する(第2のステッ
プ)。次に、第2の装置は上記時刻を受信し、一定時間
経過後に、受信した時刻を通信線を介して第1の装置に
返送する(第3のステップ)。次に、第1の装置は上記
返送された時刻を受信し、該返送された時刻と、該返送
された時刻を受信した時における上記時計機構の時刻
と、上記一定時間とに基づいて、通信線において時刻の
送信に要する時間を計算し、時計機構が示す現在の時刻
に該計算された時間を加算し、加算して得られた送信時
間を考慮した時刻を第2の装置に送信する(第4のステ
ップ)。次に、第2の装置が上記通信時間を考慮した時
刻を受信して、該通信時間を考慮した時刻を正式時間と
して時刻設定するものである(第5のステップ)。
【0010】
【作用】本発明によれば、第2の装置は第1の装置から
通信時間を考慮した正確な時刻情報を得て、時刻の自動
設定を正確に行うことができ、時刻設定に関する人手介
入の煩わしさを無くすことができる。しかも、第2の装
置の電源をオンする毎に、上記時刻自動設定機能を実行
すれば、従来技術で必要とされた定期交換を必要とする
時刻保持用電池を無くすことが可能になる。
【0011】
【実施例】以下、添付の図面により、本発明の実施例に
ついて説明する。図1は、本発明の一実施例を示すブロ
ック図である。図1において、10は情報処理装置、1
1は保守センタ、23は他の情報処理装置を示してい
る。情報処理装置10は、モデム14、マイクロプロセ
ッサ15、マイクロプログラム16、時刻情報設定計時
回路17、電源オン割込信号回路18、サブシステム内
の他の情報処理装置23と通信するための送受信回路1
9とを有して構成されている。また、保守センタ11は
モデム12と時刻設定回路24とを有して構成され、情
報処理装置10と公衆電話回線13を介して接続されて
いる。また、情報処理装置10とサブシステム内の他の
情報処理装置23はサブシステム間通信信号線22を介
して接続されている。なお、他の情報処理装置23は、
1つしか図示されていないが、通常、サブシステム間通
信信号線22により多数の情報処理装置が互いに接続さ
れている。
【0012】情報処理装置10内のマイクロプロセッサ
15は、情報処理装置10の電源オン時に、電源オン割
込信号回路18から出力される電源オン割込信号により
割込まれ、以下に説明する時刻設定動作をマイクロプロ
グラム16の制御のもとで実行する。
【0013】すなわち、マイクロプロセッサ15は、信
号線20とモデム14と公衆電話回線13を通して、保
守センタ11に対して時刻設定要求を送信する。ここ
で、保守センタ11の電話番号は、あらかじめ情報処理
装置10に登録されているものとする。保守センタ11
は上記時刻設定要求を受けて、時刻設定回路24から公
衆電話回線13を通して、情報処理装置10に対して時
刻情報Taを送信し、情報処理装置10は該時刻情報T
aを受信する。
【0014】しかし、情報処理装置10において受信さ
れた時刻情報Taは、公衆電話回線13での遅延時間T
dを含んでいるので、補正が必要となる。このため、受
信された時刻情報Taは、マイクロプロセッサ15にお
いて、あらかじめ決められた一定時間(例えば、マイク
ロプロセッサ15での一定処理時間)T1経過後、モデ
ム14より保守センタ11に返送(コ−ルバック)され
る。
【0015】保守センタ11内の時刻設定回路24は、
上記返送時、前記時刻設定要求に応じて保守センタ11
から情報処理装置10に送信された時刻情報Taを受信
する。しかし、時刻設定回路24が上記コールバックを
受けた時刻をTbとすると、Tbは最初の時刻情報(T
a)に、公衆電話回線13での遅延時間Tdの2倍(電
話回線による通信が2回介在するため)の時間(2×T
d)と、マイクロプロセッサ15での一定処理時間(T
1)とを加算した時刻になる。すなわち、
【0016】
【数1】
【0017】となる。
【0018】したがって、時刻設定回路24は次の数1
から、電話回線での遅延時間Tdを算出する。
【0019】
【数2】
【0020】次に、保守センタ11の時刻設定回路24
は、上記遅延時間Tdを見込み、情報処理装置10へ正
式時刻を通知する。これにより、情報処理装置10の時
刻情報設定計時回路17は正確に時刻設定を行う事が可
能となる。
【0021】次に、図2に示すシ−ケンスに基づいて、
上記実施例についてさらに詳細に説明する。なお、以下
の説明では、保守センタ11側と情報処理装置10側の
やり取りが10時00分00秒(10:00:00)か
ら開始されたものとして説明する。また、マイクロプロ
セッサ15における一定処理時間T1は1秒であるとす
る。また、公衆電話回線13での遅延時間Tdは2秒で
あるとする。
【0022】図2のステップS1は、保守センタ11が
時刻10時00分00秒において情報処理装置10より
公衆電話回線13を介して時刻設定要求を受けた状態を
示している。
【0023】ステップS2において、保守センタ11は
現在時刻10時00分01秒(Ta)を情報処理装置1
0へ送信する。
【0024】ステップS3は、公衆電話回線13での遅
延時間(Td=2秒)を経て、時刻10時00分01秒
(Ta)が情報処理装置10へ受信された状態を示す。
【0025】ステップS4において、情報処理装置10
のマイクロプロセッサ15は、一定処理時間T1(1
秒)を経過した後、保守センタ11へ受信時刻10時0
0分01秒(Ta)を返送する。
【0026】ステップS5において、保守センタ11は
公衆電話回線13での遅延時間(Td=2秒)を経て、
コールバックされた時刻情報10時00分01秒(T
a)を受信する。このときの受信時刻Tbは、10時0
0分06秒となる。
【0027】従って、数1より算出される公衆電話回線
13の遅延時間Tdは、Td=(06−01−1)/2
=2秒となる(この計算では、時分は省略)。
【0028】ステップS6において、保守センタ11か
ら情報処理装置10に正式時刻通知を行うとき、時刻設
定回路24は現在時刻10時00分07秒に上記計算さ
れた公衆電話回線13の遅延時間Td(2秒)をあらか
じめ加算して、10時00分09秒を通知する。
【0029】ステップS7において、情報処理装置10
が上記正式時刻(10時00分09秒)を受信すること
により、情報処理装置10の時刻情報設定計時回路17
に正確な時刻を設定することが可能となる。
【0030】以上の説明から明らかなように、上記実施
例は、情報処理装置10内に該情報処理装置の障害監
視、通報等のために内蔵されているモデム14等を介し
て、公衆電話回線13に接続を行い、保守センタ11と
通信する機能と、上記モデム14を制御するマイクロプ
ロセッサ15とマイクロプログラム16を利用し、自動
時刻設定を可能としたものである。
【0031】上記した時刻設定動作は、情報処理装置1
0の電源オン毎に自動的に行われる。このため、図3に
示した電源オフ時の時刻保持用電池6は不要となる。
【0032】また、情報処理装置10はサブシステム間
通信信号線22によって他の情報処理装置23と接続さ
れている。したがって、サブシステム内で最初に時刻設
定が行われた情報処理装置10をマスタ装置とし、従属
(スレ−ブ)関係にあるサブシステム内の他情報処理装
置23に対して、送受信回路19とサブシステム間通信
回線22を通して、マスタ対スレ−ブ間で上記と同様に
時刻の設定を行うことができる。この場合には、公衆電
話回線13は使用されない。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、定期交換を必要とする時刻保持用電池を無く
し、かつ時刻設定に関する人手介入の煩わしさを無く
し、情報処理装置の時刻設定を自動的に行うことを可能
にする情報処理システムを提供する事が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報処理システムの一実施例を示すブ
ロック図。
【図2】図1に示す実施例において、保守センタと情報
処理装置間の時刻設定処理のシ−ケンス例を示す図。
【図3】従来技術による情報処理システムの時刻設定の
一例を示すブロック図。
【符号の説明】
10…情報処理装置、11…保守センタ、12,14…
モデム、13…公衆電話回線、15…マイクロプロセッ
サ、16…マイクロプログラム、17…時刻情報設定計
時回路、18…電源オン割込信号回路、19…送受信回
路、22…サブシステム間通信信号線、23…他の情報
処理装置、24…時刻設定回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも時計機能を備えた第1の装置
    と、時刻設定機能を備えた第2の装置と、上記第1の装
    置と第2の装置の間で情報を送受する通信線とから構成
    される情報処理システムにおいて、 第2の装置は第1の装置に対して通信線を介して時刻設
    定要求を送信する第1のステップと、 第1の装置は上記時刻設定要求を受けたとき、第1の装
    置に設けられた時計機構の指示する時刻を通信線を介し
    て第2の装置に送信する第2のステップと、 第2の装置は上記時刻を受信し、一定時間経過後に、受
    信した時刻を通信線を介して第1の装置に返送する第3
    のステップと、 第1の装置は上記返送された時刻を受信し、該返送され
    た時刻と、該返送された時刻を受信した時における上記
    時計機構の時刻と、上記一定時間とに基づいて、通信線
    において時刻の送信に要する時間を計算し、時計機構が
    示す現在の時刻に該計算された時間を加算し、加算して
    得られた送信時間を考慮した時刻を第2の装置に送信す
    る第4のステップと、 第2の装置が上記通信時間を考慮した時刻を受信して、
    該通信時間を考慮した時刻を正式時間として時刻設定す
    る第5のステップとから構成されることを特徴とする情
    報処理システムの時刻設定方法。
JP5054210A 1993-03-15 1993-03-15 情報処理システムにおける時刻設定方法 Pending JPH06266465A (ja)

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